JPH10206855A - 液晶表示パネル用基板の製造方法 - Google Patents
液晶表示パネル用基板の製造方法Info
- Publication number
- JPH10206855A JPH10206855A JP1177497A JP1177497A JPH10206855A JP H10206855 A JPH10206855 A JP H10206855A JP 1177497 A JP1177497 A JP 1177497A JP 1177497 A JP1177497 A JP 1177497A JP H10206855 A JPH10206855 A JP H10206855A
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- Japan
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- insulating film
- substrate
- inorganic insulating
- liquid crystal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 有機配向膜を均一にラビング処理できる液晶
表示パネル用基板の製造方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 透明電極３を備えたガラス基板２におい
て、無機絶縁膜４の上に有機配向膜５を、無機絶縁膜４
に対して０．５ｍｍ〜１．０ｍｍ拡大して形成すること
により、均一にラビング処理を行うことができ、表示品
質の高い液晶表示パネルの製造に寄与できる。
表示パネル用基板の製造方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 透明電極３を備えたガラス基板２におい
て、無機絶縁膜４の上に有機配向膜５を、無機絶縁膜４
に対して０．５ｍｍ〜１．０ｍｍ拡大して形成すること
により、均一にラビング処理を行うことができ、表示品
質の高い液晶表示パネルの製造に寄与できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネル用
基板の製造方法に関するものである。
基板の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図５に示すように、液晶表示パネルに使
用される基板１は、ガラス基板２の上に成膜された透明
電極３の上に、無機絶縁膜４が形成され、その上に有機
配向膜５が形成される。その際、液晶表示パネルになっ
たときに表示領域となる部分に形成される無機絶縁膜４
と有機配向膜５は同一形状であり、同一面積である。
用される基板１は、ガラス基板２の上に成膜された透明
電極３の上に、無機絶縁膜４が形成され、その上に有機
配向膜５が形成される。その際、液晶表示パネルになっ
たときに表示領域となる部分に形成される無機絶縁膜４
と有機配向膜５は同一形状であり、同一面積である。
【０００３】このように無機絶縁膜４と有機配向膜５が
形成された基板１は、図４に示すように矢印Ａ方向に回
転駆動されているラビングローラ６の下方を矢印Ｂ方向
に搬送し、有機配向膜５がラビングローラ６のラビング
バフ７によって擦られラビング処理されている。
形成された基板１は、図４に示すように矢印Ａ方向に回
転駆動されているラビングローラ６の下方を矢印Ｂ方向
に搬送し、有機配向膜５がラビングローラ６のラビング
バフ７によって擦られラビング処理されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図５に示した
従来の基板１をラビング処理した場合には、図４に示す
ように有機配向膜５の角部にラビングバフ７による傷Ｃ
が付く問題があり、この基板１を使用した液晶パネルは
前記の傷Ｃの部分で液晶の方向が不安定になり、表示の
品質が低下する問題がある。
従来の基板１をラビング処理した場合には、図４に示す
ように有機配向膜５の角部にラビングバフ７による傷Ｃ
が付く問題があり、この基板１を使用した液晶パネルは
前記の傷Ｃの部分で液晶の方向が不安定になり、表示の
品質が低下する問題がある。
【０００５】本発明は、ラビング処理によっても従来の
ような傷Ｃが有機配向膜５に発生しない液晶表示パネル
用基板の製造方法を提供することを目的とする。
ような傷Ｃが有機配向膜５に発生しない液晶表示パネル
用基板の製造方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示パネル
用基板の製造方法は、基板の上に形成された無機絶縁膜
の上に、無機絶縁膜の段差部分を覆うように有機配向膜
を形成し、その後に有機配向膜をラビングすることを特
徴とする。
用基板の製造方法は、基板の上に形成された無機絶縁膜
の上に、無機絶縁膜の段差部分を覆うように有機配向膜
を形成し、その後に有機配向膜をラビングすることを特
徴とする。
【０００７】この本発明によると、傷付きなくラビング
を安定して施すことができ、表示品質の高い液晶表示パ
ネルの製造に寄与できる。
を安定して施すことができ、表示品質の高い液晶表示パ
ネルの製造に寄与できる。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の液晶表示パネル用基板の
製造方法は、透明電極を備えた基板上に無機絶縁膜およ
び有機配向膜を成膜した液晶表示パネル用基板を製造す
るに際し、透明電極を備えた基板上に無機絶縁膜を形成
し、無機絶縁膜の上に、この無機絶縁膜の形成面積より
拡大した有機配向膜を形成し、前記の有機配向膜をラビ
ングすることを特徴とする。
製造方法は、透明電極を備えた基板上に無機絶縁膜およ
び有機配向膜を成膜した液晶表示パネル用基板を製造す
るに際し、透明電極を備えた基板上に無機絶縁膜を形成
し、無機絶縁膜の上に、この無機絶縁膜の形成面積より
拡大した有機配向膜を形成し、前記の有機配向膜をラビ
ングすることを特徴とする。
【０００９】この構成によると、配向膜の積層に起因す
る段差の角部を無くすることができ、有機配向膜をラビ
ングする工程において均一にラビングされる。好ましく
は、有機配向膜の形成を、無機絶縁膜の端辺に対して
０．５ｍｍ〜１．０ｍｍ拡大する。また、無機絶縁膜お
よび有機絶縁膜を液晶表示パネルの表示領域となる部分
に形成する。
る段差の角部を無くすることができ、有機配向膜をラビ
ングする工程において均一にラビングされる。好ましく
は、有機配向膜の形成を、無機絶縁膜の端辺に対して
０．５ｍｍ〜１．０ｍｍ拡大する。また、無機絶縁膜お
よび有機絶縁膜を液晶表示パネルの表示領域となる部分
に形成する。
【００１０】また、無機絶縁膜の上に、この無機絶縁膜
の形成面積より拡大した有機配向膜を形成しする場合に
は、無機絶縁膜の周囲の内の少なくともラビングローラ
とラビング処理前の基板との相対移動方向の始端と終端
は、有機配向膜が無機絶縁膜の端面を覆うように形成す
る。
の形成面積より拡大した有機配向膜を形成しする場合に
は、無機絶縁膜の周囲の内の少なくともラビングローラ
とラビング処理前の基板との相対移動方向の始端と終端
は、有機配向膜が無機絶縁膜の端面を覆うように形成す
る。
【００１１】以下、本発明の液晶表示パネル用基板の製
造方法を図１〜図３に示す具体的な実施の形態に基づい
て説明する。 （実施の形態１）図１と図２は（実施の形態１）を示
す。
造方法を図１〜図３に示す具体的な実施の形態に基づい
て説明する。 （実施の形態１）図１と図２は（実施の形態１）を示
す。
【００１２】図２はラビング処理を受ける液晶表示パネ
ル用基板１を示す。ガラス基板２の上には 2000 〜 300
0 Åの膜厚の透明電極３が成膜されており、この透明電
極３の上には、液晶表示パネルの表示領域となる部分に
無機絶縁膜４が 1000 Åの膜厚で形成されている。さら
に、無機絶縁膜４の上には有機配向膜５が 600〜 1000
Åの膜厚で形成されている。
ル用基板１を示す。ガラス基板２の上には 2000 〜 300
0 Åの膜厚の透明電極３が成膜されており、この透明電
極３の上には、液晶表示パネルの表示領域となる部分に
無機絶縁膜４が 1000 Åの膜厚で形成されている。さら
に、無機絶縁膜４の上には有機配向膜５が 600〜 1000
Åの膜厚で形成されている。
【００１３】なお、ここで有機配向膜５を形成する時に
は、無機絶縁膜４に対して有機配向膜５の形成面積を拡
大し、有機配向膜５で無機絶縁膜４をマスキングする。
このとき、無機絶縁膜４の周囲の４つの端辺より拡大さ
れており、その拡大長さＷは、０．５ｍｍ〜１．０ｍｍ
とすることにより表示領域の範囲に収めることができ
る。
は、無機絶縁膜４に対して有機配向膜５の形成面積を拡
大し、有機配向膜５で無機絶縁膜４をマスキングする。
このとき、無機絶縁膜４の周囲の４つの端辺より拡大さ
れており、その拡大長さＷは、０．５ｍｍ〜１．０ｍｍ
とすることにより表示領域の範囲に収めることができ
る。
【００１４】このように、無機絶縁膜４の周囲の４つの
端辺より拡大して有機配向膜５を形成することによっ
て、無機絶縁膜４の周囲の４つの端面の全てが有機配向
膜５で覆われ、有機配向膜５の上面と側面との接続個所
が９０°ではなくて曲面Ｒに形成される。
端辺より拡大して有機配向膜５を形成することによっ
て、無機絶縁膜４の周囲の４つの端面の全てが有機配向
膜５で覆われ、有機配向膜５の上面と側面との接続個所
が９０°ではなくて曲面Ｒに形成される。
【００１５】このように作成されたラビング処理前の基
板１を、図１に示すように矢印Ｂ方向に移動させてラビ
ングローラ６によるラビング処理を実施すると、有機配
向膜５の上面と側面との接続個所が曲面Ｒに形成されて
いるため、ラビングバフ７による傷Ｃもなく、ラビング
が均一に行われ良好なラビング処理を施せた。この基板
１を使用した液晶パネルは液晶の方向が安定しており、
表示の品質が良好であった。
板１を、図１に示すように矢印Ｂ方向に移動させてラビ
ングローラ６によるラビング処理を実施すると、有機配
向膜５の上面と側面との接続個所が曲面Ｒに形成されて
いるため、ラビングバフ７による傷Ｃもなく、ラビング
が均一に行われ良好なラビング処理を施せた。この基板
１を使用した液晶パネルは液晶の方向が安定しており、
表示の品質が良好であった。
【００１６】（実施の形態２）（実施の形態１）では無
機絶縁膜４の周囲の４つの端面の全てが有機配向膜５で
覆われ、有機配向膜５の上面と側面との接続個所が全て
曲面Ｒに形成されていたが、この（実施の形態２）では
図３に示すように、無機絶縁膜４の周囲の内の少なくと
もラビング処理前の基板１の移動方向Ｂの始端Ｓと終端
Ｅは、有機配向膜５が無機絶縁膜４の端面を覆うように
形成して有機配向膜５の上面と側面との接続個所が曲面
Ｒに形成されており、無機絶縁膜４の両側面８ａ，８ｂ
は有機配向膜５で覆われることなく露出している。始端
Ｓと終端Ｅの有機配向膜５の拡大長さＷは、０．５ｍｍ
〜１．０ｍｍとすることにより表示領域の範囲に収める
ことができる。
機絶縁膜４の周囲の４つの端面の全てが有機配向膜５で
覆われ、有機配向膜５の上面と側面との接続個所が全て
曲面Ｒに形成されていたが、この（実施の形態２）では
図３に示すように、無機絶縁膜４の周囲の内の少なくと
もラビング処理前の基板１の移動方向Ｂの始端Ｓと終端
Ｅは、有機配向膜５が無機絶縁膜４の端面を覆うように
形成して有機配向膜５の上面と側面との接続個所が曲面
Ｒに形成されており、無機絶縁膜４の両側面８ａ，８ｂ
は有機配向膜５で覆われることなく露出している。始端
Ｓと終端Ｅの有機配向膜５の拡大長さＷは、０．５ｍｍ
〜１．０ｍｍとすることにより表示領域の範囲に収める
ことができる。
【００１７】このように作成されたラビング処理前の基
板１を、図１と同様にラビング処理を実施すると、ラビ
ングバフ７による傷Ｃもなく、良好なラビング処理を施
せた。この基板１を使用した液晶パネルは液晶の方向が
安定しており、表示の品質が良好であった。
板１を、図１と同様にラビング処理を実施すると、ラビ
ングバフ７による傷Ｃもなく、良好なラビング処理を施
せた。この基板１を使用した液晶パネルは液晶の方向が
安定しており、表示の品質が良好であった。
【００１８】上記の各実施の形態では、ラビングローラ
６に対して基板１を矢印Ｂ方向に移送してラビング処理
を実施したが、基板１に対してラビングローラ６を移送
してラビング処理する場合にも同様に実施可能であり、
無機絶縁膜４の周囲の全部、または無機絶縁膜４の周囲
の内の少なくともラビングローラとラビング処理前の基
板との相対移動方向の始端と終端にだけ、有機配向膜５
を無機絶縁膜４の端面を覆うように形成することによっ
て同様の効果を期待できる。
６に対して基板１を矢印Ｂ方向に移送してラビング処理
を実施したが、基板１に対してラビングローラ６を移送
してラビング処理する場合にも同様に実施可能であり、
無機絶縁膜４の周囲の全部、または無機絶縁膜４の周囲
の内の少なくともラビングローラとラビング処理前の基
板との相対移動方向の始端と終端にだけ、有機配向膜５
を無機絶縁膜４の端面を覆うように形成することによっ
て同様の効果を期待できる。
【００１９】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、透明電極
を備えた基板上に無機絶縁膜および有機配向膜を成膜し
た液晶表示パネル用基板を製造するに際し、透明電極を
備えた基板上に無機絶縁膜を形成し、無機絶縁膜の上
に、この無機絶縁膜の形成面積より拡大した有機配向膜
を形成して配向膜の積層に起因する段差の角部を無く
し、前記の有機配向膜をラビングするので、ラビングが
均一に行われ、表示品質の高い液晶表示パネルが得られ
る。
を備えた基板上に無機絶縁膜および有機配向膜を成膜し
た液晶表示パネル用基板を製造するに際し、透明電極を
備えた基板上に無機絶縁膜を形成し、無機絶縁膜の上
に、この無機絶縁膜の形成面積より拡大した有機配向膜
を形成して配向膜の積層に起因する段差の角部を無く
し、前記の有機配向膜をラビングするので、ラビングが
均一に行われ、表示品質の高い液晶表示パネルが得られ
る。
【図１】（実施の形態１）の液晶表示パネル用基板のラ
ビング処理中の斜視図
ビング処理中の斜視図
【図２】同実施の形態の液晶表示パネル用基板の断面図
【図３】（実施の形態１）の液晶表示パネル用基板のラ
ビング処理中の平面図
ビング処理中の平面図
【図４】従来の液晶表示パネル用基板のラビング処理中
の斜視図
の斜視図
【図５】従来の液晶表示パネル用基板の断面図
１ 基板 ２ ガラス基板 ３ 透明電極 ４ 無機絶縁膜 ５ 有機配向膜 ６ ラビングローラ Ｒ 曲面
Claims (4)
- 【請求項１】透明電極を備えた基板上に無機絶縁膜およ
び有機配向膜を成膜した液晶表示パネル用基板を製造す
るに際し、 透明電極を備えた基板上に無機絶縁膜を形成し、 無機絶縁膜の上に、この無機絶縁膜の形成面積より拡大
した有機配向膜を形成して配向膜の積層に起因する段差
の角部を無くし、 前記の有機配向膜をラビングする液晶表示パネル用基板
の製造方法。 - 【請求項２】 有機配向膜の形成を、無機絶縁膜の端辺
に対して０．５ｍｍ〜１．０ｍｍ拡大した請求項１に記
載の液晶表示パネル用基板の製造方法。 - 【請求項３】 無機絶縁膜および有機絶縁膜を液晶表示
パネルの表示領域となる部分に形成する請求項１記載の
液晶表示パネル用基板の製造方法。 - 【請求項４】 無機絶縁膜の上に、この無機絶縁膜の形
成面積より拡大した有機配向膜を形成しする場合には、
無機絶縁膜の周囲の内の少なくともラビングローラとラ
ビング処理前の基板との相対移動方向の始端と終端は、
有機配向膜が無機絶縁膜の端面を覆うように形成する請
求項１記載の液晶表示パネル用基板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1177497A JPH10206855A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 液晶表示パネル用基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1177497A JPH10206855A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 液晶表示パネル用基板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10206855A true JPH10206855A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=11787320
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1177497A Pending JPH10206855A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 液晶表示パネル用基板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10206855A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015072360A1 (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | 日本電気硝子株式会社 | ガラスフィルム積層体および液晶パネルの製造方法 |
-
1997
- 1997-01-27 JP JP1177497A patent/JPH10206855A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015072360A1 (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | 日本電気硝子株式会社 | ガラスフィルム積層体および液晶パネルの製造方法 |
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