JP2002006322A - 液晶表示装置のラビング方法および液晶表示装置ならびにラビング装置 - Google Patents

液晶表示装置のラビング方法および液晶表示装置ならびにラビング装置

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JP2002006322A
JP2002006322A JP2000186216A JP2000186216A JP2002006322A JP 2002006322 A JP2002006322 A JP 2002006322A JP 2000186216 A JP2000186216 A JP 2000186216A JP 2000186216 A JP2000186216 A JP 2000186216A JP 2002006322 A JP2002006322 A JP 2002006322A
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JP2000186216A
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Satoru Shinsenji
哲 秦泉寺
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示品位の優れた液晶表示装置およびその製
造方法ならびに配向膜を均一にラビングすることができ
るラビング装置を提供する。 【解決手段】 本発明のラビング方法は、配向膜が基板
上に配置された表示電極の両端を除いて全体を覆うよう
に配置されて基板と共にステージに置かれ、基板のラビ
ングローラに対する相対移動方向に対してラビングロー
ラが斜めに配置される斜めラビング方式によって基板の
上に形成された配向膜をラビングする方法であって、基
板の相対移動方向に対してラビングローラの軸が直交す
る位置からのラビングローラのずらし角θ(|θ|<90
°)が時計回りを正方向としてθ>0であるときに、基
板の相対移動方向に対して左側の配向膜の辺近傍のラビ
ング強度が低下するようにラビングを行う一方、θ<0
であるときに、基板の相対移動方向に対して右側の配向
膜の辺近傍のラビング強度が低下するようにラビングを
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置のラ
ビング方法および液晶表示装置ならびにラビング装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】画面サイズおよび画素数に関して液晶表
示装置とCRTとを比較するとCRTが有利であるが、
装置の重量および体積に関しては液晶表示装置がCRT
よりもはるかに有利である。従って液晶表示装置は、携
帯性に優れた製品分野に位置することができた。現在ノ
ート型パソコンやワープロに用いられる液晶表示装置
は、画面サイズ10〜12インチサイズ程度で640×
480ドット、または600×800ドットの画素数を
有する。このような液晶表示装置は優れた表示を行うこ
とができる。
【0003】近年、液晶表示装置の大画面化および高精
細化に伴い、表示の均一化が要求されている。表示の均
一性は、液晶分子の並び方の指標となる配向の均一性
と、液晶層を挟持する基板間のギャップの均一性とによ
り決定される。現在、液晶分子の配向を制御する方法と
してラビング方法が主流となっている。ラビング方法
は、高分子膜を塗布した基板面を、レーヨンなどの布が
巻きつけられたラビングローラで擦る方法である。
【0004】ラビング角度調整によるラビング装置の形
態には、図8(a)に示される斜めラビング方式(ラビ
ングローラ角度可変方式)および図8(b)に示される
直交ラビング方式(基板角度可変方式)がある。本明細
書において、「斜めラビング方式」とは、ステージ52
に支持された基板2のラビングローラ30に対する相対
移動方向Xに対して、ラビングローラ30が斜めに配置
されてラビングが行われる方式、すなわち、ラビング方
向Rに対して基板2を斜めに移動させながらラビングを
行う方式を意味する。これに対して「直交ラビング方
式」とは、基板2とラビングローラ30との相対移動方
向Xに対して、ラビングローラ30が直角に配置されて
ラビングが行われる方式、すなわち、ラビング方向Rと
平行な方向に基板2を移動させながらラビングを行う方
式をいう。図8(a)に示される斜めラビング方式によ
ると、ラビングローラ30の基板接触面全域でラビング
布が均一接触するために、布の磨耗が均一になり安定し
た状態を長持ちさせることができるという利点がある。
これに対して図8(b)に示される直交ラビング方式で
は、ラビングローラ30の基板接触面の中央と両端では
ラビング布の磨耗度が異なり、ラビング状態の不均一に
つながり、ラビング布の交換頻度が多くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、斜めラ
ビング方式によるラビング処理を行った配向膜を液晶表
示装置に使用すると、配向膜の特定の辺近傍(端部領
域)でしきい値電圧が高くなり、高精細での中間調表示
においてムラとなって表示されるという課題があった。
【0006】以下に従来の斜めラビング方式によるラビ
ング方法について、図9および図10を参照して説明す
る。図9は従来のラビング装置60を示す平面図であ
り、図10は図9のE−E’ 線の端面図である。
【0007】図9および図10に示されるように、IT
O(インジウム錫酸化物)からなる表示電極4の上にポ
リイミドなどからなる配向膜56が形成されたガラス基
板2を、ラビング装置60のステージ52上に配置す
る。基板2の移動方向Xに対して斜めに配置されたラビ
ングローラ30を、ラビングローラ30の基板接触面側
における回転方向が例えば相対移動方向Xと同じになる
ように(図9の矢印Y方向)回転させながら配向膜56
を擦ってラビングを行う。上述のように斜めラビングを
行うと、配向膜56の辺55近傍部でしきい値電圧が高
くなり、高精細での中間調表示においてムラとなって表
示される。
【0008】一方、ラビングローラ30を図9のラビン
グローラ30αのように配置して上記と同様にラビング
を行うと、配向膜56の辺57近傍部でしきい値電圧が
高くなり、高精細での中間調表示においてムラとなって
表示される。
【0009】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、表示品位の優れた液晶表示装
置のラビング方法および液晶表示装置ならびにラビング
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】従来の斜めラビング方式
によるラビングを行った場合に、配向膜の特定の辺近傍
においてしきい値電圧が上昇し、表示むらが発生するの
は、配向膜面内において上記特定の辺近傍のラビング強
度が部分的に高いことが原因であると考えられる。な
お、本明細書において、「しきい値電圧」とは、液晶表
示装置の電圧−透過率特性における相対透過率が例えば
50%の時の電圧を意味する。しきい値電圧が液晶表示
装置の基板面内で均一であれば、均一でむらのない表示
を行うことができる。一般にラビング強度を高くすると
しきい値電圧が上昇し、ラビング強度を低くするとしき
い値電圧が低下する。
【0011】従って、本発明の液晶表示装置のラビング
方法は、一対の配向膜によって液晶層を挟持してなる液
晶表示装置の前記配向膜をラビングするにあたり、前記
配向膜は基板上に配置された表示電極の両端を除いて全
体を覆うように配置されて前記基板と共にステージに置
かれ、前記基板のラビングローラに対する相対移動方向
に対して前記ラビングローラが斜めに配置される斜めラ
ビング方式によって前記基板の上に形成された前記配向
膜をラビングする方法であって、前記基板の相対移動方
向に対して前記ラビングローラの軸が直交する位置から
の前記ラビングローラのずらし角θ(|θ|<90°)が
時計回りを正方向として、θ>0であるときに、前記基
板の相対移動方向に対して左側の前記配向膜の辺近傍の
ラビング強度が低下するようにラビングを行う一方、θ
<0であるときに、前記基板の相対移動方向に対して右
側の前記配向膜の辺近傍のラビング強度が低下するよう
にラビングを行うことを特徴とする。このような本発明
の液晶表示装置のラビング方法によると、従来の斜めラ
ビング方式によるラビングを行った場合に、ラビング強
度が部分的に強いためにしきい値電圧が高くなり、表示
むらが生じていた配向膜の特定の返近傍において、ラビ
ング強度を弱めることができる。従って配向膜の面内に
おいて実質的に均一なラビング強度でラビングすること
ができるので、配向膜の面内において同等のしきい値電
圧を得ることができる。よって、均一で表示むらのない
高い表示品位を有する液晶表示装置を容易に製造するこ
とができる。
【0012】配向膜の特定の辺近傍のラビング強度が低
下するようにラビングを行うためには、例えば、前記ず
らし角θが、θ>0であるときに、前記基板の相対移動
方向に対して左側の前記配向膜の辺近傍直下の前記基板
を凹状に変形しながらラビングを行う一方、θ<0であ
るときに、前記基板の相対移動方向に対して右側の前記
配向膜の辺近傍直下の前記基板を凹状に変形しながらラ
ビングを行うことが好ましい。
【0013】基板を凹状に変形しながらラビングを行う
ためには、例えば、ラビング中に前記基板を吸着して支
持するステージの表面に凹部を設けることにより、前記
基板を凹状に変形しながらラビングを行うことが好まし
い。
【0014】本発明の液晶表示装置は、一対の基板と、
前記一対の基板に挟持された液晶層と、前記一対の基板
の前記液晶層側に設けられ前記液晶層に電圧を印加する
ための一対の電極と、前記一対の電極上に形成されて前
記液晶層の液晶分子を配向させる一対の配向膜とを有
し、前記配向膜が、ラビング方向に対して前記基板を斜
めに移動させながらラビングを行う斜めラビング方式に
よってラビングされた液晶表示装置であって、前記液晶
分子を前記ラビング方向に束縛する配向規制力が前記配
向膜の面内で実質的に均一であることを特徴とする。従
って、液晶分子をラビング方向に束縛する配向規制力が
配向膜の面内で実質的に均一であるので、均一で表示む
らのない優れた表示品位の液晶表示装置を提供すること
ができる。
【0015】本発明のラビング装置は、配向膜を表面に
有する基板を吸着して支持するステージと、前記ステー
ジ上に設置されたラビングローラと、前記ステージを前
記ラビングローラに対して相対的に移動させるための搬
送機構とを有し、前記ステージの相対移動方向に対して
前記ラビングローラが斜めに配置される斜めラビング方
式のラビング装置であって、前記ステージが、前記相対
移動方向と平行な前記配向膜のいずれか一方の辺であっ
て、前記配向膜の外から内向きにラビングされる前記配
向膜の前記相対移動方向と平行な辺近傍のラビング強度
を低下させるように、前記ステージがその相対移動方向
に伸びることを特徴とする。このようなラビング装置に
よると、従来の斜めラビング方式のラビング装置を用い
て配向膜のラビングを行った場合に、ラビング強度が部
分的に強いためにしきい値電圧が高くなり、表示むらが
生じていた配向膜の特定の辺近傍において、ラビング強
度を弱めることができる。従って配向膜面内にわたって
実質的に均一なラビング強度でラビングすることができ
るラビング装置を提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜図4、図6および図7を参
照しながら本発明の液晶表示装置のラビング方法および
ラビング装置を説明する。図1、図2および図6は本発
明のラビング装置120を示す平面図である。図2は特
に図1のニップ幅30Kを説明するための図である。図
3は図1のA−A’線の端面図、図4は図1のB−B’
線の端面図であり、図7は図6のC−C’線の端面図で
ある。
【0017】図1、図3、図6および図7に示されるよ
うに、本発明の斜めラビング方式のラビング装置120
は、配向膜6を表面に有する基板2を吸着して支持する
ステージ32と、ステージ32上に設置されたラビング
ローラ30と、ステージ32をラビングローラ30に対
して相対的に移動させるための搬送機構(不図示)とを
有する。ラビングローラ30は例えば図4に示されるよ
うに、回転ローラ34の表面にラビング布38が両面テ
ープ36によって貼り付けられて形成されている。
【0018】配向膜6は、図1および図6に示されるよ
うに基板2上に配置された表示電極4の両端を除いて全
体を覆うように配置されて基板2と共にステージ32に
置かれる。基板2のラビングローラ30に対する相対移
動方向Xに対して斜めに配置されたラビングローラ30
を回転させながら基板2上の配向膜6を擦り、ラビング
を行う。
【0019】本発明では特に、基板2の相対移動方向X
と平行な配向膜6の辺のいずれか一方の辺であって、配
向膜6の外から内向き(図2および図6のZ方向)にラ
ビングされる配向膜6の相対移動方向Xと平行な辺近傍
のラビング強度が低下するようにラビングを行うことに
特徴を有する。
【0020】具体的には図1、図2および図3に示され
るように、基板2の相対移動方向Xに対してラビングロ
ーラ30の軸30Aが直交する位置30Rからのラビン
グローラのずらし角θ(|θ|<90°、時計回りを正方
向とする)がθ>0である場合には、基板2の相対移動
方向Xに対して左側の配向膜6の辺6L近傍直下の基板
2に凹部1が形成されるように、基板2を吸着して支持
するステージ32に、ステージ32の相対移動方向Xに
伸びる凹部31を設ける。このようにして、ラビングロ
ーラのずらし角θがθ>0である場合には、基板2の相
対移動方向Xに対して左側の配向膜6の辺6L近傍のラ
ビング強度が低下するようにラビングを行う。
【0021】また図6および図7に示されるように、基
板2の相対移動方向Xに対して上記ラビングローラのず
らし角θがθ<0である場合には、基板2の相対移動方
向Xに対して右側の配向膜6の辺6R近傍直下の基板2
に凹部3が形成されるように、ステージ32にステージ
32の相対移動方向Xに伸びる凹部33を設ける。この
ようにして、ラビングローラのずらし角θがθ<0であ
る場合には、基板2の相対移動方向Xに対して右側の配
向膜6の辺6R近傍のラビング強度が低下するようにラ
ビングを行う。
【0022】上述の本発明のラビング方法によると、従
来の斜めラビング方法を行った場合に部分的にラビング
強度が上昇していた配向膜の特定の辺近傍において、ラ
ビング強度を低下させることができるので、配向膜6面
内にわたって実質的に均一な強度でラビングすることが
できる。従って配向膜全体にわたって同等のしきい値電
圧を得ることができ、均一でむらのない高い表示品位を
有する液晶表示装置を提供することができる。
【0023】なお本発明において、配向膜の特定の辺近
傍のラビング強度を低下させる方法は上記の方法に限定
されることはない。例えばラビング装置のステージ32
端部を反らせて、配向膜の上記特定の辺近傍のラビング
強度を低下させてもよい。
【0024】以下に上述の本発明のラビング方法によっ
て配向膜が均一な強度でラビングされる理由について説
明する。
【0025】図2に示されるように、回転するラビング
ローラ30の表面に設けられたラビング布38の毛先は
配向膜6を有する基板2に対してある一定の幅(以下
「ニップ幅」と称する)30Kで接し、このニップ幅3
0Kを基板2が移動することで配向膜6のラビング処理
が行われる。基板2の相対移動方向Xと平行な配向膜6
の辺のいずれか一方の辺であって、配向膜6の外から内
向きにラビングされる配向膜6の上記相対移動方向Xと
平行な辺近傍、すなわち配向膜6の辺6L(図1および
図2参照)近傍および配向膜6の辺6R(図6参照)近
傍は、ニップ幅30Kにおいてラビングローラ30の領
域30Gと領域30Hとによって擦られる。ラビングロ
ーラ30の回転に伴ってラビングローラ30の領域30
Hは配向膜6を連続的に擦るが、領域30Gは配向膜6
と表示電極4との両方を交互に擦る。
【0026】上記配向膜6の特定の辺(図1および図2
の配向膜6の辺6Lおよび図6の配向膜6の辺6R)近
傍は基板2の移動に伴って、ラビングローラ30の領域
30Hで擦られた後に、表示電極4と配向膜6とを交互
に擦る領域30Gで擦られるので、最終的に得られる上
記配向膜6の特定の辺近傍にはラビングローラ30の領
域30Gによって擦られたラビング状態が残る。ラビン
グローラ30の領域30Hは、配向膜6を擦ったときに
生じる塵埃をラビング布38に付着したまま連続的に配
向膜6を擦るが、領域30Gは表示電極4を擦るときに
上記塵埃がラビング布38から落ちた状態で配向膜6を
擦る。塵埃が落ちたラビング布38で配向膜6が擦られ
ると、塵埃が付着したラビング布で擦られるよりもラビ
ング強度が上昇してしまう。上記配向膜6の特定の辺近
傍には、ラビングローラ30の領域30Gによってラビ
ングされた状態が最終的に残るので、従来の斜めラビン
グ方法によると、上記配向膜6の特定の辺近傍における
ラビング強度が他の部分よりも高くなってしまう。
【0027】一方、配向膜の上記特定の辺にそれぞれ対
向し、配向膜6の内から外向きにラビングされる配向膜
6の辺近傍、すなわち、図2の配向膜6の辺6Lに対向
する辺近傍および図4の配向膜6の辺6Rに対向する辺
近傍は、ラビングローラ30の領域30Hと領域30I
とによって擦られる。ラビングローラ30の回転に伴っ
てラビングローラ30の領域30Iは上述したように配
向膜6を連続的に擦るが、領域30Hは配向膜6と電極
端子4との両方を連続的に擦る。上記辺近傍は、基板1
0の移動に伴ってラビングローラ30の領域30Iで擦
られた後に、配向膜を連続的に擦る領域30Hで擦られ
る。従って、配向膜の上記辺近傍にはラビングローラ3
0の領域30Hによってラビングされた状態が最終的に
残るので、ラビング強度が部分的に上昇することはな
い。
【0028】以上の理由により、従来の斜めラビング方
式でラビングすれば、基板10の相対移動方向Xと平行
な配向膜のいずれか一方の辺であって、配向膜の外から
内向き(図2および図6のZ方向)にラビングされる配
向膜の相対移動方向Xと平行な辺近傍におけるラビング
強度が他の部分よりも高くなってしまうと考えられる。
本発明によると、配向膜6の上記特定の辺近傍における
ラビング強度を低下させることができるので、配向膜面
内を実質的に均一なラビング強度でラビングすることが
できる。
【0029】なお図1、図2、図3、図6および図7に
示されるように、配向膜の特定の辺近傍におけるラビン
グ強度を低下させるために、ステージ32および基板2
に設けられた相対移動方向Xに伸びる凹部の幅W’は、
配向膜6と表示電極4とを連続的に擦るラビングローラ
30の領域30Gの幅Wと同程度とする。幅Wは、基板
2の相対移動方向Xに対してラビングローラ30の軸3
0Aが直交する位置30Rからのラビングローラ30の
ずらし角θと、配向膜6を有する基板2に対するラビン
グ布38の押し込み量とによって決まり、幅Wは下記の
式(1)で表される。W = tanθ×2√{(φ/2+
1+d22−(φ/2+d1+d2−Δd)2}・・・
(1)ただし、ラビングローラ30のロール径をφ、両
面テープ36の厚みをd1、ラビング布38の厚みを
2、ラビング布38の押し込み量をΔdとする。
【0030】図5を参照しながら本発明の液晶表示装置
100の製造方法の一例を簡単に説明する。図5(a)
〜(d)は本発明の液晶表示装置100の製造方法を示
す図である。なお下記の説明は単純マトリクス駆動方式
のSTN型液晶表示装置に関するが、本発明はこれに限
定されることはなく、例えばアクティブマトリクス型の
液晶表示装置にも適用できる。
【0031】図5(a)に示されるように、洗浄された
基板2の上に例えばITO膜を形成し、露光、現像およ
びエッチング工程を含むフォトリソグラフィー法などに
よって表示電極4を形成する。次に図5(b)に示され
るように、例えばポリイミドからなる配向膜6を塗布
し、図5(c)に示されるように斜めラビング方式によ
ってラビングを行い、信号電極基板22を作製する。上
述と同様の製造方法を用いて、表示電極14および配向
膜16を有する走査電極基板24を適宜作製し、図5
(d)のように、信号電極基板22と走査電極基板24
との間に液晶層8を挟持して液晶表示装置100を完成
する。
【0032】以下、実施例を用いて本発明のラビング方
法をさらに具体的に説明する。
【0033】(実施例1)図1〜図4を参照して実施例
1によるラビング方法を説明する。本実施例1において
は、最終的に得られる液晶表示装置100(図5(d)
参照)に含まれる液晶層8の液晶分子10のツイスト角
度を例えば右ねじれの250°とするために、ラビング
装置120において、基板2のラビングローラ30に対
する相対移動方向Xに対してラビングローラ30の軸3
0Aが直交する位置30Rからのラビングローラ30の
ずらし角θ(|θ|<90°)を+35°(時計回りを正
方向とする)に設定する。このようにラビングローラ3
0を基板2に対して配置し、基板2の相対移動方向Xに
対して左側の配向膜6の辺6L近傍のラビング強度が低
下するようにラビングを行う。
【0034】本実施例1のラビング装置120のステー
ジ32は、図1に示されるように、基板2の相対移動方
向Xに対して左側の配向膜6の辺6L近傍のラビング強
度が低下するようにステージ32の相対移動方向Xに伸
びる凹部31を有する。ステージ32に設けられた凹部
31により、凹部31直上の基板部分が凹状に変形し、
基板2に凹部1が形成される。基板2の凹部1により、
基板2上に設けられた配向膜6の辺6L近傍が凹状に変
形する。このように基板2上の配向膜6を変形させなが
らラビングを行うことによって、ステージ32の相対移
動方向Xに対して左側の配向膜6の辺6L近傍のラビン
グ強度を低下させることができる。なお、ラビングロー
ラ30の領域30Gの幅Wおよびステージ32が有する
凹部31の幅W’ をそれぞれ10.2mm(= tan3
5×2√{(130/2+1.8+0.05)2−(1
30/2+1.8+0.05−0.4)2})および
8.4mm(=sin35×2√{(130/2+1.8
+0.05)2−(130/2+1.8+0.05−
0.4)2})とした。また、凹部31の深さを約0.
1mmとした。
【0035】ラビングローラ30は、ラビングローラ3
0の基板接触面側における回転方向が相対移動方向Xと
同じになるように(図2および図4のY方向)回転させ
る。ラビングローラ30の回転数を900rpm、基板
2のラビングローラ30に対する相対移動速度を40m
m/secとし、ラビング布38の毛先の基板2表面に
対する押込み量を0.40mmとする。ラビングローラ
30は図4に示されるように、回転ローラ34の表面に
レーヨン製のラビング布38(吉川加工製:YA20
R)が両面テープ36によって貼り付けられて形成され
ている。
【0036】上述したようにラビングを行った配向膜を
使用した液晶表示装置100の表示品位を確認したとこ
ろ、しきい値電圧が配向膜6面内にわたってほぼ同等で
あり、表示むらのない優れた表示品位を有することが分
かった。
【0037】(実施例2)図6および図7を参照して実
施例2によるラビング方法を説明する。本実施例2は、
液晶分子10のツイスト角度を左ねじれの250°とす
るためにラビングローラ30のずらし角θを−35°に
設定し、基板2の相対移動方向Xに対して右側の配向膜
6の辺6R近傍のラビング強度が低下するようにラビン
グを行うことにおいて上述の実施例1と異なる。実施例
1と実質的に同様の機能を有する部材は同じ参照符号で
示し、その詳細な説明は省略する。
【0038】本実施例2のラビング装置120において
は図6および図7に示されるように、基板2の相対移動
方向Xに対して右側の配向膜6の辺6R近傍のラビング
強度が低下するように、ラビング中に基板2を吸着して
支持するステージ32が、ステージ32の相対移動方向
Xに伸びる凹部33を有する。ステージ32に設けられ
た凹部33により凹部33直上の基板部分が凹状に変形
し、基板2に凹部3が形成される。基板2の凹部3によ
り基板2上に設けられた配向膜6の辺6R近傍が凹状に
変形する。このように基板2上の配向膜6を変形させな
がらラビングを行うことによって、ステージ32の相対
移動方向Xに対して右側の配向膜6の辺6R近傍のラビ
ング強度を低下させることができる。なお、ラビングロ
ーラ30の領域30Gの幅Wおよびステージ32が有す
る凹部33の幅W’ をそれぞれ10.2mmおよび
8.4mmとした。また、凹部33の深さを約0.1m
mとした。
【0039】本実施例2においても実施例1と同様に、
ラビングローラ30の回転方向、回転数、基板2の相対
移動速度、およびラビング布38の毛先の基板2表面に
対する押込み量を設定した。
【0040】上述したようにラビングを行った配向膜を
使用した液晶表示装置100の表示品位を確認したとこ
ろ上述の実施例1と同様に、しきい値電圧が配向膜6面
内にわたってほぼ同等であり、表示むらのない優れた表
示品位を有することが分かった。
【0041】
【発明の効果】上述のように本発明によると、均一で表
示品位の優れた液晶表示装置およびそのラビング方法を
提供することができる。また、配向膜を均一にラビング
することができるラビング装置を提供することができ
る。本発明の液晶表示装置は、映像表示機器、パーソナ
ルコンピュータやワードプロセッサなどのOA機器、産
業分野のハンディ端末機器、および携帯型情報通信機器
などに好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のラビング装置を示す平面図である。
【図2】 本発明のラビング装置を示す平面図である。
【図3】 図1のA−A’線の端面図である。
【図4】 図1のB−B’線の端面図である。
【図5】 (a)〜(d)は本発明の液晶表示装置の製
造方法を示す図である。
【図6】 本発明のラビング装置を示す平面図である。
【図7】 図6のC−C’線の端面図である。
【図8】 (a)は斜めラビング方式を示す図であり、
(b)は直交ラビング方式を示す図である。
【図9】 従来のラビング装置を示す平面図である。
【図10】 図9のE−E’線の端面図である。
【符号の説明】
1 凹部 2 基板 3 凹部 4 表示電極 6 配向膜 6L 配向膜の辺 6R 配向膜の辺 8 液晶層 10 液晶分子 22 信号電極基板 24 走査電極基板 30 ラビングローラ 30A ラビングローラの軸 30R 直交位置 30G 領域 30H 領域 30I 領域 30K ニップ幅 31 凹部 32 ステージ 34 回転ローラ 36 両面テープ 38 ラビング布 52 ステージ 55 配向膜の辺 56 配向膜 57 配向膜の辺 60 ラビング装置 100 液晶表示装置 120 ラビング装置 W 幅 W’ 幅 X 基板のラビングローラに対する相対移動方向 Y ラビングローラの回転方向

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の配向膜によって液晶層を挟持して
    なる液晶表示装置の前記配向膜をラビングするにあた
    り、前記配向膜は基板上に配置された表示電極の両端を
    除いて全体を覆うように配置されて前記基板と共にステ
    ージに置かれ、前記基板のラビングローラに対する相対
    移動方向に対して前記ラビングローラが斜めに配置され
    る斜めラビング方式によって前記基板の上に形成された
    前記配向膜をラビングする方法であって、 前記基板の相対移動方向に対して前記ラビングローラの
    軸が直交する位置からの前記ラビングローラのずらし角
    θ(|θ|<90°)が時計回りを正方向として、 θ>0であるときに、前記基板の相対移動方向に対して
    左側の前記配向膜の辺近傍のラビング強度が低下するよ
    うにラビングを行う一方、 θ<0であるときに、前記基板の相対移動方向に対して
    右側の前記配向膜の辺近傍のラビング強度が低下するよ
    うにラビングを行う液晶表示装置のラビング方法。
  2. 【請求項2】 前記ずらし角θが、 θ>0であるときに、前記基板の相対移動方向に対して
    左側の前記配向膜の辺近傍直下の前記基板を凹状に変形
    しながらラビングを行う一方、 θ<0であるときに、前記基板の相対移動方向に対して
    右側の前記配向膜の辺近傍直下の前記基板を凹状に変形
    しながらラビングを行う請求項1に記載の液晶表示装置
    のラビング方法。
  3. 【請求項3】 ラビング中に前記基板を吸着して支持す
    るステージの表面に凹部を設けることにより、前記基板
    を凹状に変形しながらラビングを行う請求項2に記載の
    液晶表示装置のラビング方法。
  4. 【請求項4】 一対の基板と、前記一対の基板に挟持さ
    れた液晶層と、前記一対の基板の前記液晶層側に設けら
    れ前記液晶層に電圧を印加するための一対の電極と、前
    記一対の電極上に形成されて前記液晶層の液晶分子を配
    向させる一対の配向膜とを有し、前記配向膜が、ラビン
    グ方向に対して前記基板を斜めに移動させながらラビン
    グを行う斜めラビング方式によってラビングされた液晶
    表示装置であって、 前記液晶分子を前記ラビング方向に束縛する配向規制力
    が前記配向膜の面内で実質的に均一である液晶表示装
    置。
  5. 【請求項5】 配向膜を表面に有する基板を吸着して支
    持するステージと、前記ステージ上に設置されたラビン
    グローラと、前記ステージを前記ラビングローラに対し
    て相対的に移動させるための搬送機構とを有し、前記ス
    テージの相対移動方向に対して前記ラビングローラが斜
    めに配置される斜めラビング方式のラビング装置であっ
    て、 前記ステージが、前記相対移動方向と平行な前記配向膜
    のいずれか一方の辺であって、前記配向膜の外から内向
    きにラビングされる前記配向膜の前記相対移動方向と平
    行な辺近傍のラビング強度を低下させるように、前記ス
    テージがその相対移動方向に伸びる凹部を有するラビン
    グ装置。
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