JPH10206068A - 熱交換器用ブラケット - Google Patents
熱交換器用ブラケットInfo
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- JPH10206068A JPH10206068A JP9019712A JP1971297A JPH10206068A JP H10206068 A JPH10206068 A JP H10206068A JP 9019712 A JP9019712 A JP 9019712A JP 1971297 A JP1971297 A JP 1971297A JP H10206068 A JPH10206068 A JP H10206068A
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- Japan
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- heat exchanger
- bracket
- positioning pin
- joint surface
- brazing
- Prior art date
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/001—Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core
- F28F9/002—Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core with fastening means for other structures
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K11/00—Arrangement in connection with cooling of propulsion units
- B60K11/02—Arrangement in connection with cooling of propulsion units with liquid cooling
- B60K11/04—Arrangement or mounting of radiators, radiator shutters, or radiator blinds
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F2275/00—Fastening; Joining
- F28F2275/14—Fastening; Joining by using form fitting connection, e.g. with tongue and groove
- F28F2275/143—Fastening; Joining by using form fitting connection, e.g. with tongue and groove with pin and hole connections
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブラケットの熱交換器本体への接合面と他部
材への接合面との距離を小さくする。また、ブラケット
のろう付け信頼性を向上する。 【解決手段】 熱交換器本体への接合面と他部材への接
合面を有し、他部材への接合面に位置決め用ピンを突設
した熱交換器用ブラケットにおいて、前記熱交換器本体
への接合面に、位置決め用ピン取付部へ連通し熱交換器
本体側から該位置決め用ピン取付部にろう材を流入させ
ることが可能なろう材流入孔を開口したことを特徴とす
る熱交換器用ブラケット。
材への接合面との距離を小さくする。また、ブラケット
のろう付け信頼性を向上する。 【解決手段】 熱交換器本体への接合面と他部材への接
合面を有し、他部材への接合面に位置決め用ピンを突設
した熱交換器用ブラケットにおいて、前記熱交換器本体
への接合面に、位置決め用ピン取付部へ連通し熱交換器
本体側から該位置決め用ピン取付部にろう材を流入させ
ることが可能なろう材流入孔を開口したことを特徴とす
る熱交換器用ブラケット。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器本体を他
部材に取り付けるための熱交換器用ブラケットに関し、
とくに、設置スペースが限られている場合に好適な、た
とえば車両用熱交換器に好適な熱交換器用ブラケットの
構造に関する。
部材に取り付けるための熱交換器用ブラケットに関し、
とくに、設置スペースが限られている場合に好適な、た
とえば車両用熱交換器に好適な熱交換器用ブラケットの
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】熱交換器本体を他部材に取り付けるため
のブラケットの構造として、たとえば図8に示すような
ものが知られている。図8において、101は熱交換器
本体、102は一方のヘッダパイプを示しており、ヘッ
ダパイプ102にブラケット103がろう付け等により
接合されている。ブラケット103は、ブラケット本体
103aと、他部材、たとえば車両のフレームやメンバ
ーあるいはクッションゴムとの位置決め用ピン103b
からなり、位置決め用ピン103bがブラケット本体1
03aに溶接やろう付けによって固定されている。ブラ
ケット本体103aは、板のプレス加工や、押出加工に
よって成形されている。
のブラケットの構造として、たとえば図8に示すような
ものが知られている。図8において、101は熱交換器
本体、102は一方のヘッダパイプを示しており、ヘッ
ダパイプ102にブラケット103がろう付け等により
接合されている。ブラケット103は、ブラケット本体
103aと、他部材、たとえば車両のフレームやメンバ
ーあるいはクッションゴムとの位置決め用ピン103b
からなり、位置決め用ピン103bがブラケット本体1
03aに溶接やろう付けによって固定されている。ブラ
ケット本体103aは、板のプレス加工や、押出加工に
よって成形されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な構造のブラケットにおいては、位置決め用ピン103
bをブラケット本体103aに設けた孔104に嵌め込
んだ後、溶接やろう付けによって固定する構造となって
いるため、ブラケット本体103aのヘッダパイプ10
2への接合面105と他部材への接合面106との間の
寸法aを、ある程度大きく採らざるを得ないこととなっ
ていた。また、ブラケット本体103aをプレス加工す
る場合には、ヘッダパイプ102への接合湾曲部を加工
する面からも、上記寸法aをある程度大きく採らざるを
得ないこととなっていた。
な構造のブラケットにおいては、位置決め用ピン103
bをブラケット本体103aに設けた孔104に嵌め込
んだ後、溶接やろう付けによって固定する構造となって
いるため、ブラケット本体103aのヘッダパイプ10
2への接合面105と他部材への接合面106との間の
寸法aを、ある程度大きく採らざるを得ないこととなっ
ていた。また、ブラケット本体103aをプレス加工す
る場合には、ヘッダパイプ102への接合湾曲部を加工
する面からも、上記寸法aをある程度大きく採らざるを
得ないこととなっていた。
【0004】熱交換器の設置スペースが限られている場
合、たとえば車両用熱交換器においては、熱交換器のコ
ア部の面積をできるだけ大きくし、熱交換性能上スペー
ス効率を極力向上させることが望ましいが、上述の如く
接合面105、106間の寸法aの縮小に限界がある
と、スペース効率向上にも限界が生じることとなってい
た。
合、たとえば車両用熱交換器においては、熱交換器のコ
ア部の面積をできるだけ大きくし、熱交換性能上スペー
ス効率を極力向上させることが望ましいが、上述の如く
接合面105、106間の寸法aの縮小に限界がある
と、スペース効率向上にも限界が生じることとなってい
た。
【0005】そこで本発明の課題は、熱交換器本体への
接合面と他部材への接合面との距離(寸法)を小さくし
て、限られたスペース内でも熱交換器のコア部の面積を
拡大できるようにし、かつ、位置決め用ピン固定のため
のろう付けの信頼性を向上できるようにすることにあ
る。
接合面と他部材への接合面との距離(寸法)を小さくし
て、限られたスペース内でも熱交換器のコア部の面積を
拡大できるようにし、かつ、位置決め用ピン固定のため
のろう付けの信頼性を向上できるようにすることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の熱交換器用ブラケットは、熱交換器本体へ
の接合面と他部材への接合面を有し、他部材への接合面
に位置決め用ピンを突設した熱交換器用ブラケットにお
いて、前記熱交換器本体への接合面に、位置決め用ピン
取付部へ連通し熱交換器本体側から該位置決め用ピン取
付部にろう材を流入させることが可能なろう材流入孔を
開口したことを特徴とするものからなる。
に、本発明の熱交換器用ブラケットは、熱交換器本体へ
の接合面と他部材への接合面を有し、他部材への接合面
に位置決め用ピンを突設した熱交換器用ブラケットにお
いて、前記熱交換器本体への接合面に、位置決め用ピン
取付部へ連通し熱交換器本体側から該位置決め用ピン取
付部にろう材を流入させることが可能なろう材流入孔を
開口したことを特徴とするものからなる。
【0007】上記位置決め用ピン取付部には、外部に露
出するろう付け確認部が設けられていることが好まし
い。また、位置決め用ピンは、ろう付け前にかしめ、溶
接等により仮固定しておくこともできる。
出するろう付け確認部が設けられていることが好まし
い。また、位置決め用ピンは、ろう付け前にかしめ、溶
接等により仮固定しておくこともできる。
【0008】位置決め用ピンは、たとえば、ブラケット
本体に設けられた取付孔に挿入される。該位置決め用ピ
ンに、位置決め用ピンの前記取付孔への挿入長さを規制
する係止部を形成しておく、あるいは、取付孔側に、位
置決め用ピンの取付孔への挿入長さを規制する係止部を
形成しておくことにより、位置決め用ピンの挿入長さを
所定長さに規制でき、他部材への接合面から所定長さだ
け正確に突出させることができる。
本体に設けられた取付孔に挿入される。該位置決め用ピ
ンに、位置決め用ピンの前記取付孔への挿入長さを規制
する係止部を形成しておく、あるいは、取付孔側に、位
置決め用ピンの取付孔への挿入長さを規制する係止部を
形成しておくことにより、位置決め用ピンの挿入長さを
所定長さに規制でき、他部材への接合面から所定長さだ
け正確に突出させることができる。
【0009】ブラケットの熱交換器本体への取付部位は
とくに限定しないが、たとえば、ブラケットの熱交換器
本体への接合面がヘッダパイプへの接合面である態様を
挙げることができる。熱交換器のタイプとしてもとくに
限定しないが、たとえば、マルチフロータイプの熱交換
器が挙げられる。
とくに限定しないが、たとえば、ブラケットの熱交換器
本体への接合面がヘッダパイプへの接合面である態様を
挙げることができる。熱交換器のタイプとしてもとくに
限定しないが、たとえば、マルチフロータイプの熱交換
器が挙げられる。
【0010】このような本発明に係る熱交換器用ブラケ
ットにおいては、ブラケットの熱交換器本体への接合面
にろう材流入孔が開口されているので、熱交換器本体
(たとえばヘッダパイプ)側からろう材が容易に位置決
め用ピン取付部に流入し、熱交換器本体部のろう付けと
同時に位置決め用ピンのろう付けを行うことができる。
とくに、熱交換器本体側をろう材被覆材で構成しておけ
ば、ろう材は自然に位置決め用ピン取付部まで流入す
る。したがって、位置決め用ピン固定のための溶接やろ
う付けのための操作スペースが不要となるので、ブラケ
ットの熱交換器本体への接合面と他部材への接合面との
間の距離を大幅に短縮することが可能になり、ブラケッ
ト自身の小型化、ひいては、熱交換器のコア部面積の拡
大をはかることができる。
ットにおいては、ブラケットの熱交換器本体への接合面
にろう材流入孔が開口されているので、熱交換器本体
(たとえばヘッダパイプ)側からろう材が容易に位置決
め用ピン取付部に流入し、熱交換器本体部のろう付けと
同時に位置決め用ピンのろう付けを行うことができる。
とくに、熱交換器本体側をろう材被覆材で構成しておけ
ば、ろう材は自然に位置決め用ピン取付部まで流入す
る。したがって、位置決め用ピン固定のための溶接やろ
う付けのための操作スペースが不要となるので、ブラケ
ットの熱交換器本体への接合面と他部材への接合面との
間の距離を大幅に短縮することが可能になり、ブラケッ
ト自身の小型化、ひいては、熱交換器のコア部面積の拡
大をはかることができる。
【0011】また、ろう付け確認部を設けておけば、位
置決め用ピンのろう付け状態を外部から容易に目視確認
できるので、ろう付けの信頼性が大幅に向上する。
置決め用ピンのろう付け状態を外部から容易に目視確認
できるので、ろう付けの信頼性が大幅に向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態について、図面を参照して説明する。図1ないし図
5は、本発明の一実施態様に係る熱交換器用ブラケット
を示している。図1、図2において、1は、熱交換器本
体2を他部材(図示略)へ取り付けるための熱交換器用
ブラケットを示している。熱交換器本体2は、一対のヘ
ッダパイプ3(図は片方のヘッダパイプを示している)
と、ヘッダパイプ3間に平行に配列された複数のチュー
ブ4と、チューブ4間に設けられたコルゲートフィン5
とを有するマルチフロータイプの熱交換器に構成されて
いる。この熱交換器本体2のヘッダパイプ3にブラケッ
ト1がろう付けにより接合されている。ヘッダパイプ3
は、ろう材被覆材、たとえばろう材被覆アルミニウム合
金から構成され、このろう材を利用して後述の如くブラ
ケット1がヘッダパイプ3に接合される。
形態について、図面を参照して説明する。図1ないし図
5は、本発明の一実施態様に係る熱交換器用ブラケット
を示している。図1、図2において、1は、熱交換器本
体2を他部材(図示略)へ取り付けるための熱交換器用
ブラケットを示している。熱交換器本体2は、一対のヘ
ッダパイプ3(図は片方のヘッダパイプを示している)
と、ヘッダパイプ3間に平行に配列された複数のチュー
ブ4と、チューブ4間に設けられたコルゲートフィン5
とを有するマルチフロータイプの熱交換器に構成されて
いる。この熱交換器本体2のヘッダパイプ3にブラケッ
ト1がろう付けにより接合されている。ヘッダパイプ3
は、ろう材被覆材、たとえばろう材被覆アルミニウム合
金から構成され、このろう材を利用して後述の如くブラ
ケット1がヘッダパイプ3に接合される。
【0013】ブラケット1は、ブラケット本体11と、
他部材に対する位置決め用ピン12とからなる。ブラケ
ット本体11は、円弧面からなるヘッダパイプ3への接
合面13と、他部材、たとえば車両のフレームやメンバ
ーあるいはクッションゴムへの接合面14とを有してお
り、接合面13を形成するヘッダパイプ側部分11aと
接合面14を形成する他部材側部分11bとが略くの字
状に折れ曲がった一体成形品に構成されている。位置決
め用ピン12は、本実施態様では、単なる円柱形状のピ
ンに形成されており、ブラケット本体11に設けられた
ピン取付孔15に所定長挿入され、残りの部分が接合面
14から外部に突出している。ブラケット本体11およ
び位置決め用ピン12は、たとえばアルミニウムあるい
はアルミニウム合金からなり、これらブラケット本体1
1および位置決め用ピン12は、押出成形によって成形
できる。
他部材に対する位置決め用ピン12とからなる。ブラケ
ット本体11は、円弧面からなるヘッダパイプ3への接
合面13と、他部材、たとえば車両のフレームやメンバ
ーあるいはクッションゴムへの接合面14とを有してお
り、接合面13を形成するヘッダパイプ側部分11aと
接合面14を形成する他部材側部分11bとが略くの字
状に折れ曲がった一体成形品に構成されている。位置決
め用ピン12は、本実施態様では、単なる円柱形状のピ
ンに形成されており、ブラケット本体11に設けられた
ピン取付孔15に所定長挿入され、残りの部分が接合面
14から外部に突出している。ブラケット本体11およ
び位置決め用ピン12は、たとえばアルミニウムあるい
はアルミニウム合金からなり、これらブラケット本体1
1および位置決め用ピン12は、押出成形によって成形
できる。
【0014】図3にも示すように、ブラケット本体11
のヘッダパイプ(熱交換器本体2)への接合面13に
は、位置決め用ピン取付部、すなわちピン取付孔15に
連通し、熱交換器本体側から位置決め用ピン取付部にろ
う材を流入させることが可能なろう材流入孔16が開口
されている。このろう材流入孔16は、たとえば、接合
面14側からピン取付孔15を孔開け加工する際、プレ
ス加工もしくはドリルやエンドミルによる削り加工先端
を接合面13まで押し込み、孔を貫通させるだけで容易
に形成できる。
のヘッダパイプ(熱交換器本体2)への接合面13に
は、位置決め用ピン取付部、すなわちピン取付孔15に
連通し、熱交換器本体側から位置決め用ピン取付部にろ
う材を流入させることが可能なろう材流入孔16が開口
されている。このろう材流入孔16は、たとえば、接合
面14側からピン取付孔15を孔開け加工する際、プレ
ス加工もしくはドリルやエンドミルによる削り加工先端
を接合面13まで押し込み、孔を貫通させるだけで容易
に形成できる。
【0015】また、本実施態様では、ピン取付孔15
は、くの字状に折れ曲がったブラケット本体11の中央
部で外部に部分的に開口している。したがって、ピン取
付孔15に挿入された位置決め用ピン12の側面の一部
が、外部に露出している。この露出部は、位置決め用ピ
ン12のろう付け状態を外部から視認できるろう付け確
認部17を構成している。
は、くの字状に折れ曲がったブラケット本体11の中央
部で外部に部分的に開口している。したがって、ピン取
付孔15に挿入された位置決め用ピン12の側面の一部
が、外部に露出している。この露出部は、位置決め用ピ
ン12のろう付け状態を外部から視認できるろう付け確
認部17を構成している。
【0016】図4および図5は、図3におけるブラケッ
ト1のA矢視図とB矢視図をそれぞれ示している。上記
実施態様では、位置決め用ピン12のピン取付孔15へ
の挿入長の規制は、位置決め用ピン12の先端をヘッダ
パイプ3の外面に当てることによって行うようになって
いるが、図4に示すように、ろう付け確認部17におけ
るピン露出部の適当な位置18において、かしめあるい
は溶接等により仮固定することもできる。このように仮
固定すれば、位置決め用ピン12の挿入長を実質的に自
由に設定可能となる。
ト1のA矢視図とB矢視図をそれぞれ示している。上記
実施態様では、位置決め用ピン12のピン取付孔15へ
の挿入長の規制は、位置決め用ピン12の先端をヘッダ
パイプ3の外面に当てることによって行うようになって
いるが、図4に示すように、ろう付け確認部17におけ
るピン露出部の適当な位置18において、かしめあるい
は溶接等により仮固定することもできる。このように仮
固定すれば、位置決め用ピン12の挿入長を実質的に自
由に設定可能となる。
【0017】上記のように構成された熱交換器用ブラケ
ットにおいては、ブラケット本体11のヘッダパイプ3
への接合面13にろう材流入孔16が開口され、このろ
う材流入孔16はピン取付孔15へと連通しているの
で、熱交換器本体2とブラケット1とを仮組み状態で炉
内で一体ろう付けする際、ヘッダパイプ3のろう材が接
合面13からろう材流入孔16を通してピン取付孔15
へと自然に流入し、流入したろう材によって位置決め用
ピン12がブラケット本体11にろう付けされる。した
がって、事前に位置決め用ピン12をブラケット本体1
1にろう付けしておく必要がなくなり、工程が簡素化さ
れて製造コストを低減できる。
ットにおいては、ブラケット本体11のヘッダパイプ3
への接合面13にろう材流入孔16が開口され、このろ
う材流入孔16はピン取付孔15へと連通しているの
で、熱交換器本体2とブラケット1とを仮組み状態で炉
内で一体ろう付けする際、ヘッダパイプ3のろう材が接
合面13からろう材流入孔16を通してピン取付孔15
へと自然に流入し、流入したろう材によって位置決め用
ピン12がブラケット本体11にろう付けされる。した
がって、事前に位置決め用ピン12をブラケット本体1
1にろう付けしておく必要がなくなり、工程が簡素化さ
れて製造コストを低減できる。
【0018】そして、事前の位置決め用ピン接合のため
の操作スペースをみておく必要がなくなるから、ブラケ
ット本体11を大幅に小型化でき、接合面13と接合面
14との間の距離、つまり図2における寸法aを大幅に
小さくすることができる。この寸法aの縮小は、熱交換
器の設置スペースが限られている場合には、熱交換器の
コア部の面積拡大につながる。
の操作スペースをみておく必要がなくなるから、ブラケ
ット本体11を大幅に小型化でき、接合面13と接合面
14との間の距離、つまり図2における寸法aを大幅に
小さくすることができる。この寸法aの縮小は、熱交換
器の設置スペースが限られている場合には、熱交換器の
コア部の面積拡大につながる。
【0019】また、とくにブラケット本体11を押出加
工によって容易に成形できることから、ヘッダパイプ3
への接合面部をプレス加工する場合のような加工スペー
スもみておく必要がなくなり、この面からも上記寸法a
の縮小が可能となる。
工によって容易に成形できることから、ヘッダパイプ3
への接合面部をプレス加工する場合のような加工スペー
スもみておく必要がなくなり、この面からも上記寸法a
の縮小が可能となる。
【0020】寸法aの縮小は、熱交換器設置スペースの
縮小、あるいは限られた設置スペース内での熱交換器の
コア部面積の拡大につながるので、とくに本発明は、車
両用熱交換器に好適なものとなる。
縮小、あるいは限られた設置スペース内での熱交換器の
コア部面積の拡大につながるので、とくに本発明は、車
両用熱交換器に好適なものとなる。
【0021】さらに、上記実施態様においては、ろう付
け確認部17が設けられているので、外部から位置決め
用ピン12のろう付け状態を容易に視認でき、ろう付け
の信頼性を大幅に向上することができる。
け確認部17が設けられているので、外部から位置決め
用ピン12のろう付け状態を容易に視認でき、ろう付け
の信頼性を大幅に向上することができる。
【0022】図6および図7は、各種変形例を示してい
る。図6に示す例では、位置決め用ピン21に環状膨出
部からなる係止部22を設けるか(図6(イ))、位置
決め用ピン23に段付部からなる係止部24を設け(図
6(ロ))、係止部22、24をブラケット本体11の
接合面14に当接係止させて位置決め用ピン21、23
のピン取付孔への挿入長を規制できるようになってい
る。
る。図6に示す例では、位置決め用ピン21に環状膨出
部からなる係止部22を設けるか(図6(イ))、位置
決め用ピン23に段付部からなる係止部24を設け(図
6(ロ))、係止部22、24をブラケット本体11の
接合面14に当接係止させて位置決め用ピン21、23
のピン取付孔への挿入長を規制できるようになってい
る。
【0023】図7に示す例では、ブラケット本体31の
ピン取付孔32内に段付部からなる係止部33を形成
し、位置決め用ピン34の先端を係止部33に係止させ
てピン挿入長を規制できるようになっている。
ピン取付孔32内に段付部からなる係止部33を形成
し、位置決め用ピン34の先端を係止部33に係止させ
てピン挿入長を規制できるようになっている。
【0024】このようなピン挿入長規制構造を設けれ
ば、単に位置決め用ピンを挿入するだけで、その挿入
長、ひいては接合面14からのピン突出長が、正確に所
定長に設定されることになる。
ば、単に位置決め用ピンを挿入するだけで、その挿入
長、ひいては接合面14からのピン突出長が、正確に所
定長に設定されることになる。
【0025】なお、上記実施態様においては、ブラケッ
トをヘッダパイプに接合する場合について説明したが、
ヘッダパイプ以外の部位にブラケットを接合する場合に
も本発明の適用は可能である。また、熱交換器のタイプ
も、マルチフロータイプに限らず、あらゆるタイプの熱
交換器への適用が可能である。
トをヘッダパイプに接合する場合について説明したが、
ヘッダパイプ以外の部位にブラケットを接合する場合に
も本発明の適用は可能である。また、熱交換器のタイプ
も、マルチフロータイプに限らず、あらゆるタイプの熱
交換器への適用が可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱交換器
用ブラケットによれば、ブラケットの熱交換器本体への
接合面と他部材への接合面との距離を大幅に小さくする
ことができ、熱交換器の設置スペースの縮小や限られた
設置スペース内での熱交換器のコア部面積の拡大をはか
ることができる。
用ブラケットによれば、ブラケットの熱交換器本体への
接合面と他部材への接合面との距離を大幅に小さくする
ことができ、熱交換器の設置スペースの縮小や限られた
設置スペース内での熱交換器のコア部面積の拡大をはか
ることができる。
【0027】また、とくにろう付け確認部を設けておく
ことにより、位置決め用ピンのろう付け状態を容易に視
認することができ、ろう付けの信頼性を向上することも
できる。
ことにより、位置決め用ピンのろう付け状態を容易に視
認することができ、ろう付けの信頼性を向上することも
できる。
【0028】さらに、位置決め用ピンを事前に溶接やろ
う付けによって固定しておく必要がなくなり、熱交換器
本体部と一緒に炉内で一体ろう付けすることが可能とな
るので、製造コストを大幅に低減することも可能とな
る。
う付けによって固定しておく必要がなくなり、熱交換器
本体部と一緒に炉内で一体ろう付けすることが可能とな
るので、製造コストを大幅に低減することも可能とな
る。
【図1】本発明の一実施態様に係る熱交換器用ブラケッ
トを接合した熱交換器の部分斜視図である。
トを接合した熱交換器の部分斜視図である。
【図2】図1の装置の平面図である。
【図3】図1のブラケットの拡大透視斜視図である。
【図4】図3のブラケットのA矢視図である。
【図5】図3のブラケットのB矢視図である。
【図6】係止部付位置決め用ピンの斜視図である。
【図7】係止部付ピン取付孔を有するブラケットの正面
図である。
図である。
【図8】従来のブラケット部の平面図である。
1 熱交換器用ブラケット 2 熱交換器本体 3 ヘッダパイプ 4 チューブ 5 コルゲートフィン 11 ブラケット本体 12 位置決め用ピン 13 ヘッダパイプへの接合面 14 他部材への接合面 15 ピン取付孔 16 ろう材流入孔 17 ろう付け確認部 18 かしめ部または溶接部 21、23 位置決め用ピン 22、24 係止部 31 ブラケット本体 32 ピン取付孔 33 係止部 34 位置決め用ピン a 接合面間距離
Claims (7)
- 【請求項1】 熱交換器本体への接合面と他部材への接
合面を有し、他部材への接合面に位置決め用ピンを突設
した熱交換器用ブラケットにおいて、前記熱交換器本体
への接合面に、位置決め用ピン取付部へ連通し熱交換器
本体側から該位置決め用ピン取付部にろう材を流入させ
ることが可能なろう材流入孔を開口したことを特徴とす
る熱交換器用ブラケット。 - 【請求項2】 前記位置決め用ピン取付部に、外部に露
出するろう付け確認部が設けられている、請求項1の熱
交換器用ブラケット。 - 【請求項3】 前記位置決め用ピンがろう付け前にかし
め、溶接等により仮固定されている、請求項1または2
の熱交換器用ブラケット。 - 【請求項4】 前記位置決め用ピンがブラケット本体に
設けられた取付孔に挿入されており、該位置決め用ピン
に、位置決め用ピンの前記取付孔への挿入長さを規制す
る係止部が形成されている、請求項1ないし3のいずれ
かに記載の熱交換器用ブラケット。 - 【請求項5】 前記位置決め用ピンがブラケット本体に
設けられた取付孔に挿入されており、該取付孔に、前記
位置決め用ピンの取付孔への挿入長さを規制する係止部
が形成されている、請求項1ないし3のいずれかに記載
の熱交換器用ブラケット。 - 【請求項6】 熱交換器本体への接合面がヘッダパイプ
への接合面である、請求項1ないし5のいずれかに記載
の熱交換器用ブラケット。 - 【請求項7】 熱交換器がマルチフロータイプの熱交換
器である、請求項1ないし6のいずれかに記載の熱交換
器用ブラケット。
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