JP2002098491A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2002098491A
JP2002098491A JP2000290763A JP2000290763A JP2002098491A JP 2002098491 A JP2002098491 A JP 2002098491A JP 2000290763 A JP2000290763 A JP 2000290763A JP 2000290763 A JP2000290763 A JP 2000290763A JP 2002098491 A JP2002098491 A JP 2002098491A
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JP
Japan
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tube
tubes
inner fin
heat exchanger
curved portion
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JP2000290763A
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English (en)
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Akira Uchikawa
章 内川
Shinobu Suzuki
忍 鈴木
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 拡管作業時において、インナーフィンと両管
(第1、2チューブ)とを確実に密着させる。 【解決手段】 第2チューブ3にその一部を内方側に向
けて突出するように湾曲させた湾曲部31を形成する。
これにより、拡管作業時においては、第2チューブ3に
印加される拡管のための圧力(外力)を湾曲部31に集
中させることができるので、第2チューブ3を容易に拡
管変形することができる。したがって、拡管作業時にイ
ンナーフィン5と第1、2チューブ2、3とを確実に密
着させることができるので、インナーフィン5と第1、
2チューブ2、3とを確実にろう付け接合することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外筒管(第1チュ
ーブ)と内筒管(第2チューブ)とを有し、エンジンオ
イルやオートマチックトランスミッションフルード(A
TF)等(以下、単にオイルと呼ぶ。)を冷却するオイ
ルクーラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】外筒管と内筒管とを有するオイルクーラ
の構造は、例えば特実開昭58−52462号公報に記
載のように、オイルが流れる流路(隙間)を外筒管と内
筒管との間に形成するとともに、この流路内にインナー
フィンを配設したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インナーフ
ィンは、熱交換(冷却)効率の向上を図るべく、両管に
確実に密着させる必要性がある。このため、通常、流路
(隙間)にインナーフィンを挿入配設した後、ろう付け
前に、内筒管の内側から圧力を加えて内筒管を拡大させ
て(以下、この作業を拡管と呼ぶ。)、インナーフィン
を確実に両管に密着させている。
【0004】このため、拡管作業が不十分であると、イ
ンナーフィンを確実に両管に密着させることができず、
インナーフィンと両管とのろう付け不良を招いてしま
い、熱交換(冷却)効率の向上を図ることができない。
【0005】また、インナーフィンと両管とのろう付け
不良によりオイルクーラ(熱交換器)の耐久性及び耐圧
性の悪化を招くおそれがある。
【0006】本発明は、上記点に鑑み、拡管作業時にお
いて、インナーフィンと両管(第1、2チューブ)とを
確実に密着させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、管状の第1
チューブ(2)と、第1チューブ(2)内に配設され、
第1チューブ(2)の長手方向の平行な方向に延びる第
2チューブ(3)と、両チューブ(2、3)間に配設さ
れ、両チューブ(2、3)間を流通する流体と両チュー
ブ(2、3)との間の伝熱量を増大させる両チューブ
(2、3)にろう付けされたインナーフィン(5)とを
有し、第2チューブ(3)には、第2チューブ(3)の
一部をその内方側に向けて突出するように湾曲させた湾
曲部(31)が形成されていることを特徴とする。
【0008】これにより、拡管作業時においては、第2
チューブ(3)に印加される拡管のための圧力(外力)
を湾曲部(31)に集中させることができるので、第2
チューブ(3)を容易に拡管変形することができる。
【0009】したがって、拡管作業時にインナーフィン
(5)と第1、2チューブ(2、3)とを確実に密着さ
せることができるので、インナーフィン(5)と第1、
2チューブ(2、3)とを確実にろう付け接合すること
ができる。
【0010】また、インナーフィン(5)と第1、2チ
ューブ(2、3)とを確実にろう付け接合することがで
きるので、熱交換器の耐久性及び耐圧性を向上させるこ
とができる。
【0011】なお、湾曲部(31)は、請求項2に記載
の発明のごとく、第2チューブ(3)のうち長径方向の
端部に形成することが望ましい。
【0012】また、請求項3に記載の発明のごとく、第
2チューブ(3)のうち短径方向の端部に湾曲部(3
1)を形成してもよい。
【0013】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
本発明に係る熱交換器をエンジン(図示せず)内を潤滑
させるエンジンオイルやオートマチックトランスミッシ
ョンフルード(ATF)等(以下、単にオイルと呼
ぶ。)を冷却するオイルクーラに適用した例である。
【0015】なお、本実施形態に係るオイルクーラ1
は、図1(a)に示すように、その長手方向をエンジン
冷却水を冷却するラジエータ100のタンク101の長
手方向に一致された状態でタンク101内に配設されて
いる。
【0016】図2は、本実施形態に係るオイルクーラ1
の長手方向と直交する方向の断面(横方向の断面)を示
しており、2は偏平形状に形成された第1チューブ(外
筒管)であり、この第1チューブ2の内部には、長手方
向を第1チューブ2に一致させた第2チューブ(内筒
管)3が配設されている。
【0017】また、第1チューブ2は、アルミニウム製
の板状材料をプレス加工にて所定形状に成形した第1プ
レート21及び第2プレート22から構成されており、
両プレート21、22を接合する接合部(第1接合部)
2aは、第1チューブ2の長手方向に延びている。
【0018】そして、第2プレート22の接合部2aの
うち第2プレート22の幅方向(第1チューブ2の長径
方向)端部には、第1プレート21側に突出するカシメ
突起(カシメ部)22aが紙面左右側(図2では、紙面
右側のみ図示)が形成されており、このかしめ突起22
aを第1プレート21側に折り曲げて塑性変形させる
(カシメる)ことにより、両プレート21、22をカシ
メ固定している。
【0019】一方、第2チューブ3は、押し出し加工も
しくは引き抜き加工にて形成された継ぎ目(接合部)の
無いシームレス管であり、この第2チューブ3の長径方
向両端側には、押し出し加工もしくは引き抜き加工と同
時に、その一部を内方側に向けて突出するように湾曲さ
せた湾曲部31が形成されている。
【0020】また、両チューブ21、22間には、オイ
ル(流体)が流れる流路4が形成されており、この流路
4内には、両チューブ21、22に接触するように、周
知のオフセット型のインナーフィン5が配設されてオイ
ルと両チューブ3、3との間の伝熱量を増大させるてい
る。なお、エンジン冷却水は、第1チューブ2の外側及
び第2チューブ3の内側を流通し、オイルとエンジン冷
却水とは、両チューブ2、3を介して熱交換される。
【0021】また、両チューブ2、3(流路4)の長手
方向端部は、図3に示すように、第1チューブ2の長手
方向端部を第2チューブ3側に向けて縮小させるように
塑性変形させて(カシメて)第2チューブ3の外壁に接
合させることにより閉塞されている。
【0022】そして、図1(b)に示すように、第1チ
ューブ2の長手方向一端側にエンジン(図示せず)から
導かれたオイルを流量内に流入させる流入口6が設けら
れ、他端側に冷却されたオイルをエンジンに向けて流出
する流出口7が設けられている。
【0023】なお、第1チューブ2(両プレート21、
22)及び第2チューブ3の壁面には、アルミニウム
(両チューブ2、3の材料)より融点の低いろう材が被
覆されており、このろう材により両プレート21、22
の接合部2a、及び両チューブ2、3とインナーフィン
5とが、第2チューブ3に対して拡管作業を施した後、
ろう付けにて接合されている。
【0024】次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0025】本実施形態によれば、第2チューブ3に
は、その一部を内方側に向けて突出するように湾曲させ
た湾曲部31が形成されているので、拡管作業時におい
ては、第2チューブ3に印加される拡管のための圧力
(外力)を湾曲部31に集中させることができる。
【0026】したがって、第2チューブ3を容易に拡管
変形することができるので、拡管作業時にインナーフィ
ン5と第1、2チューブ2、3とを確実に密着させるこ
とができる。延いては、インナーフィン5と第1、2チ
ューブ2、3とを確実にろう付け接合することができ
る。
【0027】なお、拡管作業時には、湾曲部31の曲率
が小さくなる(突出寸法が大きくなる)ように第2チュ
ーブ3が変形するので、ろう付け完了後(完成品)にお
いては、拡管作業前に比べて湾曲部31(の曲率)が小
さくなる。
【0028】また、インナーフィン5と第1、2チュー
ブ2、3とを確実にろう付け接合することができるの
で、オイルクーラ1の耐久性及び耐圧性を向上させるこ
とができる。
【0029】(第2実施形態)第1実施形態では、湾曲
部31を第2チューブ3の長径方向両端側の円弧部分に
形成したが、本実施形態は、図4に示すように、湾曲部
31を第2チューブ3の短径方向両端側の平面部分に形
成したものである。
【0030】(第3実施形態)本実施形態は、図5に示
すように、湾曲部31を第2チューブ3の長径方向両端
側の円弧部分及び短径方向両端側の平面部分に形成した
ものである。
【0031】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、二枚のプレート21、22により第1チューブ2を
構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
図6に示すように、一枚のプレートを折り曲げて、その
反対側をカシメた後、ろう付け接合して第1チューブ2
を構成してもよい。
【0032】また、第1チューブ2を押し出し加工又は
引き抜き加工にて一体形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施形態に係るオイルク
ーラをラジエータのタンク内に配設した状態を示す斜視
図であり。(b)はオイルクーラの斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るオイルクーラの断
面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るオイルクーラの長
手方向端部における断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るオイルクーラの断
面図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係るオイルクーラの断
面図である。
【図6】本発明のその他実施形態に係るオイルクーラの
断面図である。
【符号の説明】 1…オイルクーラ、2…第1チューブ、3…第2チュー
ブ、5…インナーフィン、31…湾曲部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F28F 1/32 F28F 1/32 C Fターム(参考) 3G013 DA02 DA15 3L065 AA06 FA08 FA17 3L103 AA01 AA37 BB39 CC02 CC08 CC09 CC22 DD08 DD22 DD34 DD38

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状の第1チューブ(2)と、 前記第1チューブ(2)内に配設され、前記第1チュー
    ブ(2)の長手方向の平行な方向に延びる第2チューブ
    (3)と、 前記両チューブ(2、3)間に配設され、前記両チュー
    ブ(2、3)間を流通する流体と前記両チューブ(2、
    3)との間の伝熱量を増大させる、前記両チューブ
    (2、3)にろう付けされたインナーフィン(5)とを
    有し、 前記第2チューブ(3)には、前記第2チューブ(3)
    の一部をその内方側に向けて突出するように湾曲させた
    湾曲部(31)が形成されていることを特徴とする熱交
    換器。
  2. 【請求項2】 前記両チューブ(2、3)は扁平状に形
    成されており、 さらに、前記湾曲部(31)は、前記第2チューブ
    (3)のうち長径方向の端部に形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記両チューブ(2、3)は扁平状に形
    成されており、 さらに、前記湾曲部(31)は、前記第2チューブ
    (3)のうち短径方向の端部に形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の熱交換器。
JP2000290763A 2000-09-25 2000-09-25 熱交換器 Withdrawn JP2002098491A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010071583A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Mitsubishi Electric Corp 熱交換器及びこれを備えた給湯器
JP2011007486A (ja) * 2009-06-02 2011-01-13 Valeo Systemes Thermiques 熱交換ユニットと熱交換器及びその製造方法
CN102192673A (zh) * 2010-03-16 2011-09-21 乐金电子(天津)电器有限公司 扁管换热器结构及其装配方法
CN102338587A (zh) * 2010-07-16 2012-02-01 乐金电子(天津)电器有限公司 换热器结构及其装配工艺
JP2012097920A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Mitsubishi Electric Corp 熱交換器

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