JP3318096B2 - 伝熱管の製造方法 - Google Patents

伝熱管の製造方法

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JP3318096B2 JP02660594A JP2660594A JP3318096B2 JP 3318096 B2 JP3318096 B2 JP 3318096B2 JP 02660594 A JP02660594 A JP 02660594A JP 2660594 A JP2660594 A JP 2660594A JP 3318096 B2 JP3318096 B2 JP 3318096B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機等のフィン
ドチューブ熱交換器に用いられる伝熱管の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機等の例えば室内機に用
いられているフィンドチューブ熱交換器は、図20に部
分正面図及び図21に部分縦断面図を示す第1の従来例
のように、熱交換器1は伝熱管に銅製の円形管2を用
い、複数の円形管2が多数配列したアルミニウム製のフ
ィン3に固着されるようにして貫通している。
【0003】そして複数の円形管2は、それらの端部に
U字状のパイプ4が取着されて連通し、冷媒の所定の流
路を構成している。また熱交換器1を構成するにあたっ
ては、円形管2をフィン3の挿入孔に挿入した後に拡管
加工することによって、円形管2とフィン3を密着させ
るようにしている。
【0004】そしてこのような熱交換器1では、配列さ
れたフィン3同志の間隙に空気を流通させ、内部に冷媒
通路を有する円形管2が流通する空気に対し交差するよ
うに配置して熱交換を行う。このため熱交換器1を熱交
換量をそのままにして小形にしたり、熱交換量をより大
きなものとするには、円形管2の配列間隔を小さくし流
通する空気と接触し熱交換する面を増すようにしなけれ
ばならない。
【0005】しかしながら、円形管2の配列間隔を小さ
くした場合には通風抵抗が増加してしまい、送風機を大
きなものにしなければならなかったり、騒音が増加して
しまったり等する。
【0006】一方、小形にしても伝熱管の配列間隔が小
さくならず、通風抵抗が増加しないような熱交換器とし
て、図22に正面図及び図23に部分縦断面図を示す第
2の従来例がある。
【0007】この第2の従来例の熱交換器5は、伝熱管
にアルミニウム製の偏平円形管6を用い、複数の偏平円
形管6が多数配列したアルミニウム製のフィン7を貫通
すると共に、偏平円形管6の長径が空気の流通する方向
と平行となるような状態でフィン7に固着されている。
また複数の偏平円形管6は、それらの端部がヘッダ8
a,8bに連通するよう取着され、冷媒の所定の流路を
構成している。なお、9,10は冷媒の入口パイプ及び
出口パイプである。
【0008】そして、熱交換器5を構成するにあたって
は、偏平円形管6をろう材やフラックスなどが予め貼付
されているブレージングシートを用いたフィン7の挿入
孔に挿入した後、炉中ろう付けによって偏平円形管6と
フィン7とを固着している。さらに偏平円形管6とフィ
ン7とが固着されたものに対し、その表面に露結水を円
滑に流すための親水性処理が施される。
【0009】また伝熱管の偏平円形管6は、図23及び
図24にそれぞれ加工前、加工後の断面図を示すよう
に、加工前は円形であった素管6aをロール成形装置等
によって偏平になるよう加工して得ている。
【0010】しかしこのようなものでは、熱交換器5で
の偏平円形管6の配列間隔を小さくしなくてもよく、通
風抵抗は増加しないものの偏平円形管6がアルミニウム
製であるのでコストが高く、また偏平円形管6とフィン
7との固着が炉中ろう付けとなるために炉中ろう付け用
の炉、親水性処理を行うためのディッピング親水性処理
設備などを必要とし、加工設備費用が多額のものとなっ
てしまう。
【0011】さらに偏平円形管6は、管壁が均一な円弧
によって形成されるものではなく長径方向の中間部が平
面部分となるので、この平面部分に交差する方向の力が
加わった場合には変形し易く、強度が低いものとなって
いた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように伝熱管が
銅製の円形管では、熱交換器を小形にした場合に伝熱管
の配列間隔が小さくなって通風抵抗が増加してしまい、
またアルミニウム製の偏平円形管では、通風抵抗を小さ
くすることができるもののコストが高くなり、同時に偏
平なるが故に強度が低く、さらに熱交換器を構成する際
に多額の加工設備が必要となる加工し難いものとなって
いた。このような状況に鑑みて本発明はなされたもの
で、その目的とするところは熱交換器を小形化するのに
好適であると共に安価で高強度の伝熱管を得ることがで
きる加工容易な伝熱管の製造方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の伝熱管の製造方
法は、銅または銅合金製帯状平板部材を、該平板部材の
一側端部が片面中央部に当接するように曲げ成形して該
一側端部を溶着するとともに、他側端部が他面中央部に
当接するように曲げ成形して該他側端部を溶着し長手方
向に略眼鏡状の断面形状が形成されるようにし、さらに
外形を所定形状となるように成形して長手方向に2つの
媒体通路が形成されるようにしたことを特徴とするもの
であり、さらに、平板部材には、媒体通路の内面となる
部位に予め凹凸部が形成されていることを特徴とするも
のである。請求項1記載の伝熱管の製造方法。
【0014】
【作用】上記のように構成された伝熱管の製造方法は、
銅または銅合金製帯状平板部材をその一側端部が片面中
央部に、他側端部が他面中央部にそれぞれ当接するよう
に曲げ成形して各端部を溶着し、断面形状が略眼鏡状と
なるようにした後に外形を所定形状となるように成形し
て2つの媒体通路が形成されるようにしている。これに
より伝熱管は2つの媒体通路が形成されるよう内部を仕
切る構造となっているので強度が高いものとなり、特に
断面形状を通風抵抗が増大しないよう偏平にして小形熱
交換器に適用した場合でも高い強度を保持させることが
できる。また加工方法も平板部材から連続的に速い加工
スピードで容易に加工することができ、安価なものとす
ることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0016】先ず、第1の実施例を図1乃至図8を参照
して説明する。図1は熱交換器の正面図であり、図2は
熱交換器の部分縦断面図であり、図3乃至図8は伝熱管
の各加工工程の断面図である。
【0017】図1及び図2において、11は熱交換器で
あり、これは伝熱管に銅製の偏平円形管12を用いて、
複数の偏平円形管12を多数配列したアルミニウム製の
フィン13を貫通すると共に、偏平円形管12の長径が
空気の流通する方向Xと平行となるような状態でフィン
13に固着されている。なお、偏平円形管12は断面外
形形状が同径の半円と直線部分によってなるものであ
り、フィン13は露結水を円滑に流すための親水性処理
が表面に予め施されている。
【0018】また偏平円形管12は、管軸方向に延在す
る仕切板14によってその内部が偏平円の長径を二分す
るように仕切られており、これにより断面形状が略眼鏡
状となった内部には、管軸方向の2つの平行な冷媒通路
15,16が設けられる。そして偏平円形管12をフィ
ン13に固着するに際しては、複数の偏平円形管12を
多数配列したフィン13の長円形の挿入孔17に挿入
し、その後に偏平円形管12を拡管加工することによっ
て、偏平円形管12の外面をフィン13の挿入孔17内
面に密着させて固着する。
【0019】さらに、複数の偏平円形管12はそれぞれ
の端部が、仕切板18によって内部が3つの部分に仕切
られたヘッダ19と、2つの部分に仕切られたヘッダ2
0の対応する部分に連通するようにろう付け等の接合手
段によってに取着されている。またヘッダ19には、仕
切板18によって仕切られた両端部分に連通するように
それぞれ冷媒の入口パイプ21及び出口パイプ22が取
着されている。
【0020】これによって入口パイプ21からヘッダ1
9の第1の部分、この部分に取着された偏平円形管12
の冷媒通路15,16、ヘッダ20の第1の部分、この
部分に取着された偏平円形管12の冷媒通路15,1
6、ヘッダ19の第2の部分、この部分に取着された偏
平円形管12の冷媒通路15,16、ヘッダ20の第2
の部分、この部分に取着された偏平円形管12の冷媒通
路15,16、ヘッダ19の第3の部分から出口パイプ
22に至る冷媒の流路が構成される。
【0021】そして、上記のように構成された熱交換器
11で熱交換を行う時には、入口パイプ21から各偏平
円形管12の冷媒通路15,16を通り出口パイプ22
に至る流路に冷媒を流しながらX方向に空気を流通さ
せ、偏平円形管12の長径方向に長くなっている外表面
や多数配列したフィン13を介して冷媒と空気の間での
熱交換が行われる。このとき1つの偏平円形管12では
冷媒が2つの冷媒通路15及び冷媒通路16を平行流と
して流れる。
【0022】一方、上述の熱交換器11の伝熱管として
用いられている偏平円形管12は、以下のような製造方
法によって製造される。すなわち、第3図に示す第1の
工程において、銅製の帯状平板部材の管加工素材23を
用意する。この管加工素材23には、図4に示すように
中心線Cを境界として長手方向の片側24の片面25と
他側26の他面27に、長手方向に平行な小溝によって
形成された凹凸部28が設けられている。
【0023】次に、第5図に示す第2の工程において、
管加工素材23をロール成形機等によってその両側端部
29,30の第1段の曲げ加工を略均等に行う。曲げ加
工は凹凸部28が内側となるよう両側端部29,30を
それぞれ対応する異なる面25,27側に行い、長手方
向の断面形状が部分円弧となるように曲げる。
【0024】続いて、第6図に示す第3の工程におい
て、第1段の曲げ加工を行った管加工素材23を同じく
ロール成形機等により、両側端部29,30をさらに曲
げ込むように第2段の曲げ加工を行う。
【0025】第7図に示す第4の工程において、さらに
第2段の曲げ加工を行ったものを同じくロール成形機等
により、両側端部29,30の端縁が管加工素材23の
中央部31の両面25,27にそれぞれ当接するように
曲げ加工を行う。これにより長手方向の断面形状が略眼
鏡状となる。そして両側端部29,30の端縁を当接し
ている中央部31の両面25,27にシーム溶接等の連
続的な接合32によって液密に固着する。
【0026】第8図に示す第5の工程において、前工程
までで断面形状が略眼鏡状となるように加工されたもの
を、またさらに外形形状等を所定のものとするようロー
ル成形機等にかけ、フィン13の挿入孔17に挿通する
外形を有し、内部に仕切板14によって仕切られた平行
な冷媒通路15,16を備えた偏平円形管12とする。
【0027】以上のように構成された本実施例によれ
ば、偏平円形管12は内部に偏平円の長径を二分して管
軸方向に延在する仕切板14を有するものであるから、
仕切板14が長径方向中間部の平面部分の強度部材とな
り、この平面部分に交差する方向の力が加わった場合に
おいても変形し難く強度の高いものとなる。ちなみに略
同じ外形の偏平円形管では、内部に強度部材として1つ
の仕切板が有るものの強度が無いものの約2倍となる。
【0028】また偏平円形管12は管加工素材23とし
て銅材料を用いているため従来のアルミニウム製のもの
よりも安価なものとなる。さらに管加工素材23の偏平
円形管12とした時に内面となる面には、予め小溝でな
る凹凸部28を設けられているので、この凹凸部28が
偏平円形管12としたときに伝熱面を増大するものとな
って効率的な熱交換を行うことができる。
【0029】また、このように仕切板14を有する偏平
円形管12も、帯状の管加工素材23をロール成形機等
によりほぼ連続的に平板状態から断面形状が略眼鏡状と
なるまで成形し、成形後に液密なシーム溶接等の連続的
な接合32を行うことで得られ、管加工素材23から冷
媒通路15,16を備えた偏平円形管12までを一貫し
た工程として製造することができる。このため、このよ
うな断面形状を有する管を得るために従来実施されてい
た「押し出し成形」や「連続鋳造法」、「2本の管を中
央で接合する接合方式」等よりも加工スピードも速く、
且つコスト的にも安価となり、容易な加工によって製造
することができることとなる。
【0030】また、小形の熱交換器を構成する際にも偏
平円形管12を用いることで通風抵抗を小さいものとす
ることができる。さらに銅製の偏平円形管12を拡管加
工によってアルミニウム製のフィン13に固着させるの
でろう付け等の高温度での処理がなく、このため予め親
水性処理をフィン13に施しておくことができ、炉中ろ
う付け用の炉や親水性処理を行うためのディッピング親
水性処理設備などが不要で加工設備費用も少額ですむこ
とになる。
【0031】次に、上述の第1の実施例に示された熱交
換器の伝熱管として用いられる略同断面形状の偏平円形
管の製造方法について、その第2の実施例を図9乃至図
14を参照して説明する。図9乃至図14は伝熱管の各
加工工程の断面図である。
【0032】第9図に示す第1の工程において、銅製の
帯状平板部材の管加工素材33を用意する。この管加工
素材33には、図示しないが片方の面34に長手方向に
平行な小溝によって形成された凹凸部が設けられてい
る。
【0033】次に、第10図に示す第2の工程におい
て、管加工素材33をロール成形機等によってその両側
端部35,36の第1段の曲げ加工を略均等に行う。曲
げ加工は両側端部35,36をそれぞれ凹凸部が設けら
れている面34が内側となるように行い、長手方向の断
面形状が部分円弧となるように曲げる。
【0034】続いて、第11図に示す第3の工程におい
て、第1段の曲げ加工を行った管加工素材33を同じく
ロール成形機等により、両側端部35,36をさらに曲
げ込むように第2段の曲げ加工を行う。
【0035】第12図に示す第4の工程において、さら
に第2段の曲げ加工を行ったものを同じくロール成形機
等により、両側端部35,36の端縁が管加工素材33
の中央部37の片方の面34にそれぞれ当接するよう曲
げ加工を行う。これにより両側端部35,36の他方の
面38同志が当接して長手方向の断面形状が略眼鏡状と
なる。そして両側端部35,36の端縁を当接している
片方の面34の中央部37にシーム溶接等の連続的な接
合39によって液密に固着する。
【0036】第13図に示す第5の工程において、前工
程で当接した両側端部35,36の他方の面38の部位
をシーム溶接等による連続的な接合40によって固着す
る。第14図に示す第6の工程において、前工程までで
断面形状が略眼鏡状となるように加工されたものを、ま
たさらに外形形状等を所定のものとするようロール成形
機等にかけ、図示しないフィンの挿入孔に挿通する外形
を有し、内部に仕切板14aによって仕切られた平行な
冷媒通路15a,16aを備えた偏平円形管12aとす
る。
【0037】以上のように構成された本実施例によれ
ば、第1の実施例と同様の作用・効果が得られる。
【0038】次に、上述の第1の実施例に示された熱交
換器の伝熱管として用いられる略同断面形状を有する偏
平円形管の製造方法について、その第3の実施例を図1
5乃至図19を参照して説明する。図15乃至図19は
伝熱管の各加工工程の断面図である。
【0039】第15図に示す第1の工程において、銅製
の帯状平板部材の管加工素材41を用意する。この管加
工素材41には、図示しないが片方の面42の全面と一
方の側端部43の他方の面44とに、長手方向に平行な
小溝によって形成された凹凸部が設けられている。
【0040】次に、第16図に示す第2の工程におい
て、管加工素材41をロール成形機等によって一方の側
端部43の第1段の曲げ加工を行う。曲げ加工は側端部
43を、全面に凹凸部が設けられている片方の面42が
内側となるように行い、長手方向の断面形状が側端部4
3側に直線部分を持った部分円弧となるように曲げる。
続いて、第17図に示す第3の工程において、第1段の
曲げ加工を行った管加工素材41を同じくロール成形機
等により、側端部43をさらに曲げ込み断面形状が略円
形となるように第2段の曲げ加工を行う。この曲げ加工
では側端部43の端縁が管加工素材41の略中央部45
の片方の面42に当接するよう曲げる。そして側端部4
3の端縁を当接している略中央部45の片方の面42に
シーム溶接等の連続的な接合46によって液密に固着す
る。
【0041】第18図に示す第4の工程において、曲げ
加工を行わなかった他方の側端部47を同じくロール成
形機等により曲げ加工し、断面形状が略円形となるよう
に曲げ加工された側端部43の他方の面44に側端部4
7の端縁が当接するようにする。そして側端部47の端
縁を当接している側端部43の他方の面44にシーム溶
接等の連続的な接合48によって液密に固着する。これ
により管加工素材41は加工されて長手方向の断面形状
が略眼鏡状となる。
【0042】第19図に示す第5の工程において、前工
程までで断面形状が略眼鏡状となるように加工されたも
のを、またさらに外形形状等を所定のものとするようロ
ール成形機等にかけ、図示しないフィンの挿入孔に挿通
する外形を有し、内部に仕切板14bによって仕切られ
た平行な冷媒通路15b,16bを備えた偏平円形管1
2bとする。
【0043】以上のように構成された本実施例によれ
ば、第1の実施例と同様の作用・効果が得られる。
【0044】なお、上記の各実施例で偏平円形管の内面
となる管加工素材の面に予め設ける凹凸部の小溝は、管
加工素材の長手方向に平行なものに限るものではなく、
長手方向に対し交差するように設けて管状に成形したと
きに螺旋状の溝が形成されるものであってもよく、その
他、所定性能が得られる形状を容易に選定し実現でき
る。
【0045】なおまた、上記の各偏平円形管は断面外形
形状が2つの同径半円と直線部分とでなる偏平円である
が、楕円や2つの異径半円と直線部分とでなる偏平円、
2つの同径半円あるいは異径半円と曲線部分とでなる偏
平円等であってもよい。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、熱交換器を小形化するのに好適であると共に安
価で高い強度の伝熱管を容易に得ることができる等の効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る熱交換器の正面図
である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る熱交換器の部分縦
断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の第1の工程の断面図で
ある。
【図4】図3における部分断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例の第2の工程の断面図で
ある。
【図6】本発明の第1の実施例の第3の工程の断面図で
ある。
【図7】本発明の第1の実施例の第4の工程の断面図で
ある。
【図8】本発明の第1の実施例の第5の工程の断面図で
ある。
【図9】本発明の第2の実施例の第1の工程の断面図で
ある。
【図10】本発明の第2の実施例の第2の工程の断面図
である。
【図11】本発明の第2の実施例の第3の工程の断面図
である。
【図12】本発明の第2の実施例の第4の工程の断面図
である。
【図13】本発明の第2の実施例の第5の工程の断面図
である。
【図14】本発明の第2の実施例の第6の工程の断面図
である。
【図15】本発明の第3の実施例の第1の工程の断面図
である。
【図16】本発明の第3の実施例の第2の工程の断面図
である。
【図17】本発明の第3の実施例の第3の工程の断面図
である。
【図18】本発明の第3の実施例の第4の工程の断面図
である。
【図19】本発明の第3の実施例の第5の工程の断面図
である。
【図20】第1の従来例に係る熱交換器の部分正面図で
ある。
【図21】第1の従来例に係る熱交換器の部分縦断面図
である。
【図22】第2の従来例に係る熱交換器の正面図であ
る。
【図23】第2の従来例に係る熱交換器の部分縦断面図
である。
【図24】第2の従来例での偏平円形管の加工方法を説
明するために示す加工前の縦断面図である。
【図25】第2の従来例での偏平円形管の加工方法を説
明するために示す加工後の縦断面図である。
【符号の説明】
23…管加工素材 29,30…側端部 31…中央部 32…接合
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−242432(JP,A) 特開 平2−75414(JP,A) 特開 昭57−105690(JP,A) 特開 昭50−88650(JP,A) 特開 平4−184096(JP,A) 実開 平1−94782(JP,U) 実開 昭63−148075(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28F 1/02 F25B 39/00 B21D 53/02 B21C 37/08 F28F 1/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅または銅合金製帯状平板部材を、該平
    板部材の一側端部が片面中央部に当接するように曲げ成
    形して該一側端部を溶着するとともに、他側端部が他面
    中央部に当接するように曲げ成形して該他側端部を溶着
    し長手方向に略眼鏡状の断面形状が形成されるように
    し、さらに外形を所定形状となるように成形して長手方
    向に2つの媒体通路が形成されるようにしたことを特徴
    とする伝熱管の製造方法。
  2. 【請求項2】 平板部材には、媒体通路の内面となる部
    位に予め凹凸部が形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の伝熱管の製造方法。
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