JP2002267390A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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祐介 飯野
Toru Yamaguchi
徹 山口
Shigeru Okada
茂 岡田
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    • F28F9/02Header boxes; End plates
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/001Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core
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    • F28F2220/00Closure means, e.g. end caps on header boxes or plugs on conduits
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラケットを廃止し、部品点数、組み付け工
数を低減しつつ、確実かつ容易に固定することのできる
熱交換器を提供する。 【解決手段】 一対のヘッダパイプと、該ヘッダパイプ
を互いに連通する複数のチューブと、該チューブ間に配
設されたコルゲートフィンとを有する熱交換器におい
て、前記ヘッダパイプの端部に、熱交換器が取り付けら
れる熱交換器取付側の凹部に嵌着可能な縮径部を形成し
たことを特徴とする熱交換器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば車両用空
調装置の蒸発器等として車両等に取り付けられる熱交換
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、チューブとフィンとが交互に
積層されたマルチフロータイプの熱交換器としては、図
9に示すようなものが知られている。図9において、7
0は熱交換器を示しており、熱交換器70は一対のヘッ
ダパイプ71、72を有している。ヘッダパイプ71と
ヘッダパイプ72はチューブ73により互いに連通され
ている。また、各チューブ73の間にはコルゲートフィ
ン74が配設されている。
【0003】ヘッダパイプ71、72の端部は、図10
に示すようにキャップ75により閉塞されている。ま
た、ヘッダパイプ71、72の端部にはキャップ75と
は別体のブラケットが接合されている。ブラケット76
には凸部77が形成されており、該凸部77を熱交換器
取付側(たとえば、車両側)の凹部に嵌着することによ
り熱交換器70が所定の位置に固定されるようになって
いる。
【0004】しかし、上記のような熱交換器70におい
ては、該熱交換器70を固定するためのブラケット76
は別部材として構成されていたため、部品点数、取り付
け工数の低減が困難であり、低コスト化の要請に対応で
きないおそれがある。
【0005】このため、たとえば特開平11−8337
7号公報においては、図11に示すようにヘッダパイプ
71(ヘッダパイプ72)の端部を圧潰接合し偏平部7
9を形成し、該偏平部79にボルト等の挿通孔80を設
けることにより熱交換器を固定するような提案もなされ
ている。該提案においては、偏平部79がブラケットと
しての機能を発揮するので、部品点数や取り付け工数を
低減できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案のような熱交換器においては、偏平部79はヘッダパ
イプの端部に圧力を加えて押し潰すことにより形成され
ているため、偏平部79に反りやねじれが生じ易い。こ
のため熱交換器の車両等への取り付け作業性がかえって
低下するおそれがある。
【0007】本発明の課題は、ヘッダパイプにブラケッ
トを一体に形成することにより、部品点数、取り付け工
数を低減しコストダウンを達成することのできる熱交換
器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の熱交換器は、一対のヘッダパイプと、該ヘ
ッダパイプを互いに連通する複数のチューブと、該チュ
ーブ間に配設されたコルゲートフィンとを有する熱交換
器において、前記ヘッダパイプの端部に、熱交換器が取
り付けられる熱交換器取付側の凹部に嵌着可能な縮径部
を形成したことを特徴とするものからなる。
【0009】上記縮径部は、たとえばプレス加工、スウ
ェージング加工、スピニング加工等により簡単に加工す
ることができる。また、縮径部の端部はたとえばキャッ
プ等により簡単に閉塞することができるので、ヘッダパ
イプの端部の気密性を容易に確保することができる。
【0010】上記のような熱交換器においては、ヘッダ
パイプの端部に、熱交換器取付側の凹部に嵌着可能な縮
径部が一体に形成されているので、熱交換器と別体に構
成されたブラケットを用いることなく、縮径部を熱交換
器取付側の凹部に嵌着するだけで熱交換器を所定の位置
に固定することができる。したがって、部品点数の低減
や熱交換器へのブラケットの取り付け工程の省略が可能
になるのでコストダウンを達成できる。また、上記縮径
部はたとえばプレス加工等により簡単にしかも精度よく
加工できるので、熱交換器の取り付け作業を容易化する
ことができる。
【0011】また、上記縮径部の端部は、たとえばキャ
ップ等により気密性を保持して閉塞することができる。
また、縮径部の端部にプレス加工等を施し、該縮径部の
端部を変形等して気密に閉塞することもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の熱交換器の望ま
しい実施の形態について、図面を参照して説明する。図
1および図2は、本発明の第1実施態様に係る熱交換器
を示している。図において、1は熱交換器を示してい
る。熱交換器1は、一対のヘッダパイプ2、3を有して
いる。ヘッダパイプ2、3は複数のチューブ4により互
いに連通されており、各チューブ4の間にはコルゲート
フィン5が配設されている。また、最外層のコルゲート
フィン5にはサイドプレート6、7が接合されている。
なお、ヘッダパイプ2には、熱交換器1の内部に熱交換
媒体を導入するための熱交換媒体導入管(図示略)が接
続されている。一方、ヘッダパイプ3には、熱交換器1
の外部に熱交換媒体を導出するための熱交換媒体導出管
(図示略)が接続されている。
【0013】ヘッダパイプ2、3の端部には、縮径部8
が形成されている。縮径部8は、ヘッダパイプ2、3の
端部を縮径して構成されている。そして、縮径部8を熱
交換器取付側(たとえば車両側)の凹部(図示略)に嵌
着することにより熱交換器1が所定の位置に固定される
ようになっている。縮径部8の端部は、蓋材9により気
密に閉塞されている。本実施態様においては、蓋材9は
縮径部8の端部に被せられているが、たとえば図3に示
すように、縮径部8の端部に蓋材10を挿入して縮径部
8の端部を気密に閉塞することもできる。
【0014】本実施態様においては、ヘッダパイプ2、
3の端部に、熱交換器取付側の凹部に嵌着可能な円柱状
の縮径部8が一体に形成されているので、縮径部8を熱
交換器取付側の凹部に嵌着するだけで熱交換器1を指定
の位置に固定できる。したがって、ブラケットを廃止し
つつ、熱交換器1を容易に固定することができるので、
部品点数や取り付け工数を低減できコストダウンを達成
することができる。また、上記のような円柱状の縮径部
8は、たとえばプレス加工等により簡単に形成すること
ができるとともに、従来の熱交換器(図11)の偏平部
のように反りやねじれが生ずるおそれも少ない。このた
め熱交換器1の取り付け作業性をさらに向上することが
できる。
【0015】図4および図5は、本発明の第2実施態様
に係る熱交換器を示している。なお、上記第1実施態様
と同一の部材には同一の番号を付し、その説明を省略す
ることとする。本実施態様においては、ヘッダパイプ
2、3の端部の縮径部8は、該縮径部8の端部を変形す
ることにより閉塞されている。つまり、図5に示すよう
にヘッダパイプ2、3を形成するための直管11(図5
(a))の端部を縮径して縮径部8を形成し(図5
(b))、さらに、縮径部8の端部の周縁を内側に向け
て変形させて変形部12を形成することにより縮径部8
の端部が閉塞されるようになっている。
【0016】本実施態様においても、ヘッダパイプ2、
3の端部に縮径部8を一体に形成でき、該縮径部8の端
部を閉塞することができるので、部品点数の低減や取り
付け工数を低減することができる。なお、本実施態様に
おいては、蓋材を用いずに縮径部8を閉塞することがで
きるので、さらに部品点数を低減でき一層のコストダウ
ンを図ることができる。
【0017】図6ないし図8は、本発明の第3実施態様
に係る熱交換器を示している。なお、上記第1、第2実
施態様と同一の部材には同一の番号を付し、その説明を
省略することとする。本実施態様においては、ヘッダパ
イプ2、3の端部の縮径部8は、該縮径部8を押し潰す
ようにして気密に閉塞されている。これは、たとえば、
スピニング加工により形成することができる。つまり、
図7に示すようにヘッダパイプ2、3を形成するための
直管11(図7(a))の端部をローラ13を回転させ
ながら押圧することにより(図8)縮径部8及びその内
側に絞り部14を同時に形成することで、該縮径部8の
端部が気密に閉塞されるようになっている(図7
(b))。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱交換器
によるときは、ブラケットを廃止しつつ、熱交換器を所
定の位置に確実に、しかも容易に固定することができる
ので、部品点数を低減しつつ、取り付け工数を低減する
ことができコストダウンを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施態様に係る熱交換器の正面図
である。
【図2】図1の熱交換器のヘッダパイプの縮径部の閉塞
状態を示す拡大断面図である。
【図3】図2とは別の態様でヘッダパイプの縮径部を閉
塞した状態を示す拡大断面図である。
【図4】本発明の第2実施態様に係る熱交換器の部分拡
大正面図である。
【図5】図4の熱交換器のヘッダパイプの製造工程を示
す工程図である。
【図6】本発明の第3実施態様に係る熱交換器の部分拡
大正面図である。
【図7】図6の熱交換器のヘッダパイプの製造工程を示
す工程図である。
【図8】図6の熱交換器のヘッダパイプの端部を閉塞す
る際の縮径部とローラとの位置関係を示す平面図であ
る。
【図9】従来の熱交換器の正面図である。
【図10】図9の熱交換器のA部の拡大図である。
【図11】図9とは別の従来の熱交換器の部分斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 熱交換器 2、3 ヘッダパイプ 4 チューブ 5 コルゲートフィン 6、7 サイドプレート 8 縮径部 9、10 蓋材 11 直管 12 変形部 13 ローラ 14 絞り部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のヘッダパイプと、該ヘッダパイプ
    を互いに連通する複数のチューブと、該チューブ間に配
    設されたコルゲートフィンとを有する熱交換器におい
    て、前記ヘッダパイプの端部に、熱交換器が取り付けら
    れる熱交換器取付側の凹部に嵌着可能な縮径部を形成し
    たことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記縮径部の端部が蓋材により閉塞され
    ている、請求項1の熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記縮径部の端部が、該縮径部の端部に
    変形加工および/または絞り加工を施すことにより閉塞
    されている、請求項1の熱交換器。
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