JPH06129791A - 熱交換器とそのブラケットの固定方法 - Google Patents
熱交換器とそのブラケットの固定方法Info
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- JPH06129791A JPH06129791A JP4277022A JP27702292A JPH06129791A JP H06129791 A JPH06129791 A JP H06129791A JP 4277022 A JP4277022 A JP 4277022A JP 27702292 A JP27702292 A JP 27702292A JP H06129791 A JPH06129791 A JP H06129791A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/001—Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core
- F28F9/002—Casings in the form of plate-like arrangements; Frames enclosing a heat exchange core with fastening means for other structures
-
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- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F21/00—Constructions of heat-exchange apparatus characterised by the selection of particular materials
- F28F21/06—Constructions of heat-exchange apparatus characterised by the selection of particular materials of plastics material
- F28F21/067—Details
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 固定が容易で且つ軽量化を図ることができる
熱交換器のブラケットとそれを用いた熱交換器と，ブラ
ケットの固定方法を提供する。 【構成】 熱交換器のブラケットは，少なくとも内側面
に設けられた第１の樹脂膜を有する金属又は第１の樹脂
からなる。また，熱交換器は，熱交換器本体と前記熱交
換器本体に設けられるブラケットとを備え，前記熱交換
器本体と前記ブラケットとの間に設けられた第２の樹脂
層とを備えている。この第２の樹脂層は，前記第１の樹
脂と化学的に結合している。更に，熱交換器にブラケッ
トを固定するには，熱交換器本体に金属又は樹脂からな
るブラケットを装着し，前記熱交換器本体と，前記ブラ
ケット間に硬化性流体を流し込み，硬化させ，ブラケッ
トと流し込んだ流体とを化学的に結合させる。一方，熱
交換器本体にブラケット用鋳型の装着して，前記ブラケ
ット用鋳型内に硬化性流体を流し込み，硬化させ，ブラ
ケットを形成しても良い。
熱交換器のブラケットとそれを用いた熱交換器と，ブラ
ケットの固定方法を提供する。 【構成】 熱交換器のブラケットは，少なくとも内側面
に設けられた第１の樹脂膜を有する金属又は第１の樹脂
からなる。また，熱交換器は，熱交換器本体と前記熱交
換器本体に設けられるブラケットとを備え，前記熱交換
器本体と前記ブラケットとの間に設けられた第２の樹脂
層とを備えている。この第２の樹脂層は，前記第１の樹
脂と化学的に結合している。更に，熱交換器にブラケッ
トを固定するには，熱交換器本体に金属又は樹脂からな
るブラケットを装着し，前記熱交換器本体と，前記ブラ
ケット間に硬化性流体を流し込み，硬化させ，ブラケッ
トと流し込んだ流体とを化学的に結合させる。一方，熱
交換器本体にブラケット用鋳型の装着して，前記ブラケ
ット用鋳型内に硬化性流体を流し込み，硬化させ，ブラ
ケットを形成しても良い。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，自動車用空調装置に用
いられる熱交換器とその製造方法に関する。
いられる熱交換器とその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来，自動車用空調装置に用いられる熱
交換器として，図３で示すような熱交換器本体５０を含
むものが用いられている。図示のように，熱交換器本体
５０は，両側に離間して設けられたヘッダーパイプ１
２，１２´と，このヘッダーパイプ１２，１２´の端部
を封じるキャップ１５，１５´と，このヘッダーパイプ
１２，１２´間を連絡するように平行に設けられた複数
の偏平管１０，１０と，偏平管１０，１０の両側に設け
られたサイドプレート１４，１４´と，偏平管１０の間
に蛇行しながら接触し，ヘッダーパイプ１２，１２´間
を連絡するコルゲートフィン１１を備えている。
交換器として，図３で示すような熱交換器本体５０を含
むものが用いられている。図示のように，熱交換器本体
５０は，両側に離間して設けられたヘッダーパイプ１
２，１２´と，このヘッダーパイプ１２，１２´の端部
を封じるキャップ１５，１５´と，このヘッダーパイプ
１２，１２´間を連絡するように平行に設けられた複数
の偏平管１０，１０と，偏平管１０，１０の両側に設け
られたサイドプレート１４，１４´と，偏平管１０の間
に蛇行しながら接触し，ヘッダーパイプ１２，１２´間
を連絡するコルゲートフィン１１を備えている。
【０００３】このような構成の熱交換器本体５０に，自
動車の内部に固定するために金属製のブラケットが取り
付けられている。このブラケットは，熱交換器本体５０
にろう付け，ボルト締，又はリベット止めによって固定
されている。
動車の内部に固定するために金属製のブラケットが取り
付けられている。このブラケットは，熱交換器本体５０
にろう付け，ボルト締，又はリベット止めによって固定
されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら，ブラケ
ットは，熱交換器本体の偏平管のある場所には，チュー
ブを傷付けるために直接固定できないなど，ブラケット
の固定範囲が限定されていた。また，熱交換器本体に，
ろう付や捩子で固定するように強度を増すために，ブラ
ケット自体が肉厚でなければならず，その分だけ重量が
増し，熱交換器の軽量化が困難であった。
ットは，熱交換器本体の偏平管のある場所には，チュー
ブを傷付けるために直接固定できないなど，ブラケット
の固定範囲が限定されていた。また，熱交換器本体に，
ろう付や捩子で固定するように強度を増すために，ブラ
ケット自体が肉厚でなければならず，その分だけ重量が
増し，熱交換器の軽量化が困難であった。
【０００５】そこで，本発明の技術的課題は，固定が容
易で且つ軽量化を図ることができる熱交換器のブラケッ
トの固定方法を提供することにある。
易で且つ軽量化を図ることができる熱交換器のブラケッ
トの固定方法を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明によれば，熱交換
器本体と前記熱交換器本体に取り付けられるブラケット
とを備えた熱交換器において，前記ブラケットは金属製
であり，少なくとも前記熱交換器本体に対向する面に一
体的に付着した樹脂膜を有し，さらに，前記熱交換器本
体と前記ブラケットとの間には，前記熱交換器本体と結
合し，かつ前記樹脂膜と化学的に結合している樹脂層を
有していることを特徴とする熱交換器が得られる。
器本体と前記熱交換器本体に取り付けられるブラケット
とを備えた熱交換器において，前記ブラケットは金属製
であり，少なくとも前記熱交換器本体に対向する面に一
体的に付着した樹脂膜を有し，さらに，前記熱交換器本
体と前記ブラケットとの間には，前記熱交換器本体と結
合し，かつ前記樹脂膜と化学的に結合している樹脂層を
有していることを特徴とする熱交換器が得られる。
【０００７】本発明によれば，熱交換器本体と前記熱交
換器本体に設けられるブラケットとを備えた熱交換器に
おいて，前記ブラケットは，樹脂製であり，さらに，前
記熱交換器本体と前記ブラケットとの間には，前記熱交
換器本体に機械的に結合し，かつ前記ブラケットと化学
的に結合している樹脂層を有していることを特徴とする
熱交換器が得られる。
換器本体に設けられるブラケットとを備えた熱交換器に
おいて，前記ブラケットは，樹脂製であり，さらに，前
記熱交換器本体と前記ブラケットとの間には，前記熱交
換器本体に機械的に結合し，かつ前記ブラケットと化学
的に結合している樹脂層を有していることを特徴とする
熱交換器が得られる。
【０００８】本発明によれば，熱交換器本体に樹脂から
なるブラケットを装着し，前記熱交換器本体と，前記ブ
ラケット間に硬化性流体を流し込み，前記硬化性流体を
前記ブラケットとの化学的結合及び前記熱交換器本体と
の機械的結合を伴って硬化させ，前記ブラケットを前記
熱交換器本体に固定することを特徴とする熱交換器のブ
ラケットの固定方法が得られる。
なるブラケットを装着し，前記熱交換器本体と，前記ブ
ラケット間に硬化性流体を流し込み，前記硬化性流体を
前記ブラケットとの化学的結合及び前記熱交換器本体と
の機械的結合を伴って硬化させ，前記ブラケットを前記
熱交換器本体に固定することを特徴とする熱交換器のブ
ラケットの固定方法が得られる。
【０００９】本発明によれば，表面に樹脂膜を一体に付
着せしめたブラケットを熱交換器本体に装着し，前記熱
交換器本体と，前記ブラケット間に硬化性流体を流し込
み，前記硬化性流体を前記ブラケットの樹脂膜との化学
的結合及び前記熱交換器本体との機械的結合を伴って硬
化させ，前記ブラケットを前記熱交換器本体に固定する
ことを特徴とする熱交換器のブラケットの固定方法が得
られる。
着せしめたブラケットを熱交換器本体に装着し，前記熱
交換器本体と，前記ブラケット間に硬化性流体を流し込
み，前記硬化性流体を前記ブラケットの樹脂膜との化学
的結合及び前記熱交換器本体との機械的結合を伴って硬
化させ，前記ブラケットを前記熱交換器本体に固定する
ことを特徴とする熱交換器のブラケットの固定方法が得
られる。
【００１０】本発明によれば，前記したいずれかの熱交
換器のブラケットの固定方法において，前記硬化性流体
は，重合性の高分子化合物又は前記第１の樹脂モノマー
を含むものであることを特徴とする熱交換器のブラケッ
トの固定方法が得られる。
換器のブラケットの固定方法において，前記硬化性流体
は，重合性の高分子化合物又は前記第１の樹脂モノマー
を含むものであることを特徴とする熱交換器のブラケッ
トの固定方法が得られる。
【００１１】尚，本発明において，化学的結合とは，イ
オン結合，共有結合，分子間結合等を総称して呼ぶ。
オン結合，共有結合，分子間結合等を総称して呼ぶ。
【００１２】
【作用】本発明においては，熱交換器本体に樹脂製また
は金属の表面に高分子の塗膜を施したブラケットを装着
し，熱交換器本体と，このブラケットとの間に硬化性流
体を流し込み，このブラケットを流し込んだ流体とを化
学的及び機械的結合を伴って熱交換器本体に固定する。
は金属の表面に高分子の塗膜を施したブラケットを装着
し，熱交換器本体と，このブラケットとの間に硬化性流
体を流し込み，このブラケットを流し込んだ流体とを化
学的及び機械的結合を伴って熱交換器本体に固定する。
【００１３】この硬化性流体は，重合性の高分子化合物
又は樹脂とは限らず，１種類以上の単量体や媒体をブラ
ケットと熱交換器間に流し込み，重合させ，高分子化さ
せたものであれば良い。
又は樹脂とは限らず，１種類以上の単量体や媒体をブラ
ケットと熱交換器間に流し込み，重合させ，高分子化さ
せたものであれば良い。
【００１４】
【実施例】以下，本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【００１５】（第１実施例）図１は本発明の第１実施例
に係る熱交換器のブラケットの固定方法を示す断面図で
ある。図１において，熱交換器の角部の断面が示されて
いる。この熱交換器の熱交換器本体５０は，図３で示し
た従来のものと同様に，ヘッダーパイプ１２，キャップ
１５，偏平管１０，サイドプレート１４，及びコルゲー
トフィン１１を備えた構成を有している。この熱交換器
本体５０の一角部に，樹脂又は金属製のブラケット１が
装着されている。このブラケット１は，断面Ｌ字形状
で，この外側（図では下側）に凸部２を有し，この凸部
２に車両に取り付けるための取り付け穴３が形成されて
いる。また，このブラケット１の内側には，熱交換器本
体５０のキャップ１５を含む輪郭形状に相似の収容部５
が形成されている。
に係る熱交換器のブラケットの固定方法を示す断面図で
ある。図１において，熱交換器の角部の断面が示されて
いる。この熱交換器の熱交換器本体５０は，図３で示し
た従来のものと同様に，ヘッダーパイプ１２，キャップ
１５，偏平管１０，サイドプレート１４，及びコルゲー
トフィン１１を備えた構成を有している。この熱交換器
本体５０の一角部に，樹脂又は金属製のブラケット１が
装着されている。このブラケット１は，断面Ｌ字形状
で，この外側（図では下側）に凸部２を有し，この凸部
２に車両に取り付けるための取り付け穴３が形成されて
いる。また，このブラケット１の内側には，熱交換器本
体５０のキャップ１５を含む輪郭形状に相似の収容部５
が形成されている。
【００１６】ブラケット１が金属製の場合においては，
熱交換器本体５０の一角部を収容する収容部５の表面
に，通常の高分子樹脂からなる塗膜４が形成されてい
る。ブラケット１は，内側表面に樹脂塗膜を施すことに
よって，塗膜４と重合していない硬化性流動体（樹脂）
６とを反応させる。
熱交換器本体５０の一角部を収容する収容部５の表面
に，通常の高分子樹脂からなる塗膜４が形成されてい
る。ブラケット１は，内側表面に樹脂塗膜を施すことに
よって，塗膜４と重合していない硬化性流動体（樹脂）
６とを反応させる。
【００１７】このような構成の熱交換器のブラケット１
を熱交換器本体５０に固定する際には，熱交換器本体５
０にブラケット１を装着して，収容部５内に，硬化性流
動体を充填する。この硬化性流動体は，フェノール樹
脂，ユリア樹脂，不飽和ポリエステル樹脂，ジアリルフ
タレート樹脂，エポキシ樹脂等が例示できるが，本発明
の第１実施例では，エポキシ樹脂を用いている。また，
ブラッケット１の塗膜４も上記硬化性流動体と同様のエ
ポキシ樹脂を用いている。このエポキシ樹脂は，ビスフ
ェノールＡとエピクロルヒドリンとの混合物であり，混
合の後から，熱等を加えることによって重合物が生成し
はじめ，時間が経過するにつれて粘度が次第に大きくな
っていき，最終的に硬化する。この混合後の状態から硬
化直前までの状態が，上記硬化性流動体に相当する。ま
た，この硬化性流動体に添加される硬化剤としては，ア
ミンの他，アミンダクト，ポリアミドレジン，ポリサル
ファイド，イソシアネート等が含有される。これらは，
可撓性付与剤でもある。ここで，このようなエポキシ樹
脂は，次の化１式で示すように反応して硬化する。
を熱交換器本体５０に固定する際には，熱交換器本体５
０にブラケット１を装着して，収容部５内に，硬化性流
動体を充填する。この硬化性流動体は，フェノール樹
脂，ユリア樹脂，不飽和ポリエステル樹脂，ジアリルフ
タレート樹脂，エポキシ樹脂等が例示できるが，本発明
の第１実施例では，エポキシ樹脂を用いている。また，
ブラッケット１の塗膜４も上記硬化性流動体と同様のエ
ポキシ樹脂を用いている。このエポキシ樹脂は，ビスフ
ェノールＡとエピクロルヒドリンとの混合物であり，混
合の後から，熱等を加えることによって重合物が生成し
はじめ，時間が経過するにつれて粘度が次第に大きくな
っていき，最終的に硬化する。この混合後の状態から硬
化直前までの状態が，上記硬化性流動体に相当する。ま
た，この硬化性流動体に添加される硬化剤としては，ア
ミンの他，アミンダクト，ポリアミドレジン，ポリサル
ファイド，イソシアネート等が含有される。これらは，
可撓性付与剤でもある。ここで，このようなエポキシ樹
脂は，次の化１式で示すように反応して硬化する。
【００１８】
【化１】
【００１９】尚，化学式１中において，Ｒは点線で囲ま
れた部分（エポキシ重合体）を示し，Ｒ´は，アミンの
-(-ＣＨ2 -)m - 基を示している。
れた部分（エポキシ重合体）を示し，Ｒ´は，アミンの
-(-ＣＨ2 -)m - 基を示している。
【００２０】硬化した後は，ブラケット１が，上記硬化
性流動体６の硬化物であるエポキシ樹脂層を介して，熱
交換器本体５０に密着して機械的結合がなされる。
性流動体６の硬化物であるエポキシ樹脂層を介して，熱
交換器本体５０に密着して機械的結合がなされる。
【００２１】一方，ブラケット１が，樹脂製の場合に
は，予めエポキシ樹脂や，フェノール樹脂などで成形し
ておき，そのブラケット１と重合していない上記硬化性
流動体６と反応させて，ブラケットを熱交換器本体に固
定する。この場合，ブラケット１の内側表面に樹脂塗膜
を施さなくても，ブラケット１と熱交換器本体５０との
間に上記硬化性流動体を流し込んで，重合させ，この硬
化性流動体６の硬化物である樹脂層を介してブラケット
１を熱交換器本体５０に機械的に結合させて固定するこ
とができる。
は，予めエポキシ樹脂や，フェノール樹脂などで成形し
ておき，そのブラケット１と重合していない上記硬化性
流動体６と反応させて，ブラケットを熱交換器本体に固
定する。この場合，ブラケット１の内側表面に樹脂塗膜
を施さなくても，ブラケット１と熱交換器本体５０との
間に上記硬化性流動体を流し込んで，重合させ，この硬
化性流動体６の硬化物である樹脂層を介してブラケット
１を熱交換器本体５０に機械的に結合させて固定するこ
とができる。
【００２２】（第２実施例）図２は本発明の第２実施例
に係る熱交換器のブラケットの固定方法を示す断面図で
ある。図２で示すように，熱交換器本体５０の一角部
に，熱交換器本体５０に対応する形状の収容部２１を有
するブラケット用鋳型２０を装着する。熱交換器本体５
０は図３で示す従来の熱交換器本体５０と同様の構成を
有する。この熱交換器本体５０の収容部２１の部分２２
には，熱交換器本体５０のヘッダーパイプ１２が，部分
２３には，サイドプレート１４及び一番端のコルゲート
フィンが装着される。このブラケット用鋳型２０は，金
属からなり，対称形の図示しないひとつのブラケットと
ともに，熱交換器本体５０の一角部を挟み込んで，実施
例１で示した硬化性流動体を流し込んで，この硬化性流
動体を重合させて，熱交換器本体の一角部をモールドし
た状態のブラケットを形成する。
に係る熱交換器のブラケットの固定方法を示す断面図で
ある。図２で示すように，熱交換器本体５０の一角部
に，熱交換器本体５０に対応する形状の収容部２１を有
するブラケット用鋳型２０を装着する。熱交換器本体５
０は図３で示す従来の熱交換器本体５０と同様の構成を
有する。この熱交換器本体５０の収容部２１の部分２２
には，熱交換器本体５０のヘッダーパイプ１２が，部分
２３には，サイドプレート１４及び一番端のコルゲート
フィンが装着される。このブラケット用鋳型２０は，金
属からなり，対称形の図示しないひとつのブラケットと
ともに，熱交換器本体５０の一角部を挟み込んで，実施
例１で示した硬化性流動体を流し込んで，この硬化性流
動体を重合させて，熱交換器本体の一角部をモールドし
た状態のブラケットを形成する。
【００２３】尚，本発明の第２実施例においては，ブラ
ケット用鋳型２０を取り外して，モールド樹脂のみから
なるブラケットとしたが，ブラケット用鋳型２０を軽量
の金属片で形成し，取り外さずにそのままブラケットと
しても良い。
ケット用鋳型２０を取り外して，モールド樹脂のみから
なるブラケットとしたが，ブラケット用鋳型２０を軽量
の金属片で形成し，取り外さずにそのままブラケットと
しても良い。
【００２４】
【発明の効果】以上，説明したように，本発明によれ
ば，熱交換器本体を各部をろう付けすることによって組
立てた後でも，任意の場所，例えば，チューブのある場
所，フィンのある場所等にもブラケットを固定でき，ま
た，ろう付けを用いないので，熱交換器のろう付部の熱
による離脱，溶解等から保護することができる熱交換器
のブラケットの固定方法を提供することができる。
ば，熱交換器本体を各部をろう付けすることによって組
立てた後でも，任意の場所，例えば，チューブのある場
所，フィンのある場所等にもブラケットを固定でき，ま
た，ろう付けを用いないので，熱交換器のろう付部の熱
による離脱，溶解等から保護することができる熱交換器
のブラケットの固定方法を提供することができる。
【００２５】また，本発明によれば，ボルト締め等の機
械的固定を用いていないので，熱交換器本体，例えば，
偏平チューブの固定の際の不用意な力による変形や破損
等を防止することができる熱交換器のブラケットの固定
方法を提供することができる。
械的固定を用いていないので，熱交換器本体，例えば，
偏平チューブの固定の際の不用意な力による変形や破損
等を防止することができる熱交換器のブラケットの固定
方法を提供することができる。
【００２６】更に，本発明によれば，熱交換器本体の一
角部をモールドし，ブラケットと熱交換器本体との接触
を，樹脂層又は高分子化合物の有する絶縁性で遮断でき
るので，耐食性に優れた熱交換器およびブラケットの固
定方法を提供することができる。
角部をモールドし，ブラケットと熱交換器本体との接触
を，樹脂層又は高分子化合物の有する絶縁性で遮断でき
るので，耐食性に優れた熱交換器およびブラケットの固
定方法を提供することができる。
【図１】本発明の第１実施例に係る熱交換器のブラケッ
トの固定方法を示す断面図である。
トの固定方法を示す断面図である。
【図２】本発明の第２実施例に係る熱交換器のブラケッ
トの固定方法を示す斜視図である。
トの固定方法を示す斜視図である。
【図３】従来例に係る熱交換器本体を示す図である。
１ ブラケット ２ 凸部 ３ 固定穴 ４ 塗膜 ５ 収容部 １０ 偏平チューブ １１ コルゲートフィン １２，１２´ ヘッダーパイプ １５，１５´ キャップ ２０ ブラケット ２１ 収容部 ５０ 熱交換器本体
Claims (5)
- 【請求項１】 熱交換器本体と前記熱交換器本体に取り
付けられるブラケットとを備えた熱交換器において，前
記ブラケットは金属製であり，少なくとも前記熱交換器
本体に対向する面に一体的に付着した樹脂膜を有し，さ
らに，前記熱交換器本体と前記ブラケットとの間には，
前記熱交換器本体と結合し，かつ前記樹脂膜と化学的に
結合している樹脂層を有していることを特徴とする熱交
換器。 - 【請求項２】 熱交換器本体と前記熱交換器本体に設け
られるブラケットとを備えた熱交換器において，前記ブ
ラケットは，樹脂製であり，さらに，前記熱交換器本体
と前記ブラケットとの間には，前記熱交換器本体に機械
的に結合し，かつ前記ブラケットと化学的に結合してい
る樹脂層を有していることを特徴とする熱交換器。 - 【請求項３】 熱交換器本体に樹脂からなるブラケット
を装着し，前記熱交換器本体と，前記ブラケット間に硬
化性流体を流し込み，前記硬化性流体を前記ブラケット
との化学的結合及び前記熱交換器本体との機械的結合を
伴って硬化させ，前記ブラケットを前記熱交換器本体に
固定することを特徴とする熱交換器のブラケットの固定
方法。 - 【請求項４】 表面に樹脂膜を一体に付着せしめたブラ
ケットを熱交換器本体に装着し，前記熱交換器本体と，
前記ブラケット間に硬化性流体を流し込み，前記硬化性
流体を前記ブラケットの樹脂膜との化学的結合及び前記
熱交換器本体との機械的結合を伴って硬化させ，前記ブ
ラケットを前記熱交換器本体に固定することを特徴とす
る熱交換器のブラケットの固定方法。 - 【請求項５】 請求項３又は４記載の熱交換器のブラケ
ットの固定方法において，前記硬化性流体は，重合性の
高分子化合物又は前記樹脂のモノマーを含むものである
ことを特徴とする熱交換器のブラケットの固定方法。
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|---|---|---|---|
| JP4277022A JPH06129791A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 熱交換器とそのブラケットの固定方法 |
| US08/133,930 US5348079A (en) | 1992-10-15 | 1993-10-12 | Heat exchanger and method for fixing a bracket thereto |
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| JP4277022A JPH06129791A (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 熱交換器とそのブラケットの固定方法 |
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Legal Events
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