JPH0557385A - 熱交換器の製造方法 - Google Patents

熱交換器の製造方法

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JPH0557385A
JPH0557385A JP3050292A JP3050292A JPH0557385A JP H0557385 A JPH0557385 A JP H0557385A JP 3050292 A JP3050292 A JP 3050292A JP 3050292 A JP3050292 A JP 3050292A JP H0557385 A JPH0557385 A JP H0557385A
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JP
Japan
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end plate
tank
tubes
tube
heat exchanger
Prior art date
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Pending
Application number
JP3050292A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenobu Fukumi
重信 福見
Ken Yamamoto
山本  憲
Shigeo Ito
茂雄 伊藤
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取り付け具113をタンク空間107aに取
り付ける際のスポット溶接等で、タンク空間107a部
にろう付け不良が生じるのを防止する。 【構成】 チューブ101,フィン103,タンク部材
107,端板105および取り付け具113を仮組みし
た後、炉中で一体ろう付けもしくははんだ付けする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は熱交換器の製造方法に関
するもので、例えば自動車用空調装置に用いる凝縮器、
あるいは自動車用ラジエータとして用いることが可能で
ある。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば特開昭58−33092号
公報に示される熱交換器が知られており、その熱交換器
を図4に示す。 【0003】この熱交換器は、被熱交換流体の通路とな
るチューブ501と、熱交換効率を向上させるためのフ
ィン503とを積層し、炉中においてこのチューブ50
1とフィン503とを一体ろう付けあるいははんだ付け
により接合している。またこの複数本のチューブ501
の両端部には、端板505が配されており、この端板5
05によってチューブ501の位置が固定されている。
そして、このチューブ501の両端開口部には、タンク
部材507が端板に接合され、端板505とタンク部材
507とによりタンク空間が形成される。 【0004】この端板505とタンク部材507との接
合はろう付けあるいははんだ付けにより行われており、
この端板505とタンク部材507との接合を行うた
め、炉内にこの熱交換器を移行させる際には、タンク部
材507を図示しない治具により保持するか、あるいは
リベットなどにより端板505との相対的な位置決めを
行っている。 【0005】さらに従来の熱交換器では、タンク空間と
チューブおよびフィンとがろう付けもしくははんだ付け
により一体結合されたのちに取り付け具がスポット溶接
等によりタンク部材507に取り付けられていた。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】熱交換器を自動車用空
調装置に用いられる凝縮器、あるいは自動車用ラジエー
タとして用いる場合には、熱交換器を自動車車体側に取
り付け固定しなければならず、そのためには取り付け具
が不可避である。しかしながら、本発明者らの検討によ
れば、従来の熱交換器の製造方法では、この取り付け具
をタンク空間,チューブおよびフィンの一体組み付けを
行ったのちに改めて固定するようにしていたため、組み
付けコースが多く取り付け具の接合が困難なばかりでな
く、熱交換器の品質上にも影響を及ぼすことが認められ
た。 【0007】これは、取り付け具が一旦ろう付けもしく
ははんだ付けされたタンク空間に別途スポット溶接され
ると、そのスポット溶接の際の熱の影響がタンク部材5
07と端板505との間のろう付け箇所にまでおよび、
ひいてはそのろう付け部にろう付け不良を生じやすくな
るからである。 【0008】特に、熱交換器が自動車空調装置用の凝縮
器として用いられた場合には、内部に高圧の冷媒が流れ
ることとなるので、端板505とチューブ501,端板
505とタンク部材507との間のろう付けは十分な接
合強度を有することが要求される。本発明者らの検討に
よれば、特に熱交換器を自動車空調装置用の凝縮器とし
て用いた場合には、取り付け具をタンク空間に後からス
ポット溶接することは実用上不具合が大きいことが確か
められた。 【0009】本発明は、この発明者らの検討結果に基づ
いてなされたもので、取り付け具のタンク空間への取り
付けを簡便に行うことを目的とする。特に、取り付け具
の取り付けによりタンク空間やチューブのろう付けもし
くははんだ付け不良を生じさせないようにすることを目
的とする。 【0010】 【構成】上記目的を達成するため、本発明では、まずチ
ューブとフィンとを複数個積層し、その後チューブの端
部を端板に挿入し、かつ端板をタンク部材で覆いタンク
空間を形成する。そして取り付け具をこのタンク空間に
仮止めする。その状態で取り付け具をタンク空間および
チューブとフィンを一体的に炉内に搬入し、各部材間を
接合する。 【0011】 【作用】上記方法により製造するため、取り付け具はタ
ンク空間に対して炉内の加熱により溶融結合することと
なる。すなわち、ろう付け等にて取り付け具がタンク空
間に確実に取り付けられる。 【0012】 【発明の効果】このため、本発明の製造方法によれば、
取り付け具が溶融固定される時の熱の加わる加わり状態
は、取り付け具のみに集中的に加わるのではなく、炉内
の高温雰囲気がタンク空間やチューブ,フィンとともに
加わることとなる。そのため、局部的な熱の偏在によ
り、密閉空間のシール性を損なわれるようなことはな
い。 【0013】特に、空調装置の凝縮器のように、内部に
高圧の流体を収納する熱交換器を製造するに際しては、
本発明による取り付け具の取り付け方法が、シール性を
確保する上でも有効である。 【0014】 【実施例】次に本発明を自動車用空調装置の凝縮器の製
造方法として用いて場合の実施例について説明する。 【0015】図2は凝縮器が組み付けられた状態を示す
斜視図である。複数本並設されたアルミニウム合金製の
押出しチューブ101の間には、アルミニウム合金製条
材を波状に折り曲げて成形されたフィン103が接合配
置されている。チューブ101の両端には、その両端部
を固定するためのアルミニウム合金製端板105が配さ
れている。そして、この端板105には同じくアルミニ
ウム合金製のタンク部材107が接合されており、この
タンク部材107と端板105とによりチューブ101
の両端部と連通するタンク空間を形成している。タンク
部材107にはこのタンク部材107内に冷媒を導入す
るための入口パイプ109が接合され、また各チューブ
101を通ってタンク部材107内に流入してきた冷媒
を外部に導出するための出口パイプ111が接合されて
いる。 【0016】図1はこのタンク部材107と端板10
5、及びチューブ101のそれぞれの接合状態を示す部
分断面図である。チューブ101はその断面が偏平状を
なす偏平チューブであり、内部に軸方向に沿って伸びる
複数の穴101aを有する多穴チューブとして押し出し
成形されている。このチューブ101の開口端部側には
端板105が配されている。この端板105はチューブ
101の端部が挿入される挿入穴105aが形成されて
いる。この挿入穴105aにチューブ101の端部が図
示しないガイド装置により挿入されることにより、チュ
ーブ101の端部の位置が固定される。 【0017】この端板105はその外周縁部にて図1中
上方に向かって屈曲する側壁部201が形成されてい
る。そして、この側壁部201にはその一部を切欠くこ
とによって爪部203が形成されている。この爪部20
3は、長方形状をなしており、チューブ101の中心側
に向かって所定量折り曲げられている。 【0018】チューブ101の開口端側にはタンク部材
107が配されている。このタンク部材107は図2か
らも分かるように長方形状をなす受け皿形状をなしてお
り、端板105と共にチューブ101の内部と連通する
タンク空間107aを形成している。そして、このタン
ク部材107の開口端部はやや外方に向かって折り曲げ
られており、この折り曲げ部は上述の爪部203と係合
可能な爪受部205を構成している。 【0019】上述の爪部203は図1に示すような状態
では爪受部205と係合した状態となっているが、この
爪部203は図1中において外方向に屈曲可能な弾性力
を有するものとなっている。 【0020】また、タンク空間107aを形成する部材
のうち、本例では端板105の側壁部201に、凝縮器
を車体などに取り付けるための取り付け具113が配さ
れている。 【0021】次にこの凝縮器を組み立てる手順について
説明する。まずチューブ101とフィン103とを交互
に複数個積層させる。そして、その状態でガイド装置に
よりチューブ101の端部を端板105の挿入穴105
aにそれぞれ挿入させる。そして、タンク部材107を
図1中上方より端板105の側壁部201の間に挿入
し、爪部203を押し広げながら端板105の底面まで
押し込む。これにより、爪部203と爪受部205とが
係合し、タンク部材107と端板105との仮組付が完
了する。そして、その後、タンク空間107aを構成す
る部材に取り付け具113を配する。本例では端板10
5の側面に取り付け具113をアーク溶接にて仮付けす
る。このようにして、チューブ101,フィン103,
端板105,タンク部材107、取り付け具113の仮
組付が終了したら、この仮組付体を一体にして図示しな
い搬送装置で炉中内に移行せしめる。 【0022】上述した各構成部材はアルミニウム合金か
ら形成されており、各構成部材の外表面にはろう材が被
覆されている。従って、この仮組付体を炉中内にて加熱
すれば、そのろう材が溶融し、これによって各構成部材
のろう付けが完了する。 【0023】尚、各構成部材を銅合金で形成することも
勿論可能であり、この場合にははんだを用いて炉中内で
一体はんだ付けがなされるのである。この場合におい
て、本例ではタンク部材107と端板105とは爪部2
03及び爪受部205が互いに係合することによってそ
の位置が固定されているので、治具あるいはリベットな
どの手段により、両者を中締め位置決め固定するという
特別な作業は必要ではない。 【0024】図3は本発明で製造される熱交換器の他の
実施例を示す部分断面図である。図1で示した上述の例
では、端板105の側壁部201に爪部203を形成
し、タンク部材107の開口端部に爪受部205を形成
していた。この図3に示す実施例では、タンク部材10
7の開口端を図3中上方に向けて折り曲げ、これにより
爪部203を形成している。そして、端板105の側壁
部201には、その側壁部201を外方に向けて導出さ
せることにより、爪部203と係合可能な爪受部205
を形成している。このように爪部203をタンク部材1
07に形成し、また爪受部205を端板105に形成す
ることによってもこの両者は互いに特別な治具を用いる
ことなく嵌着接合することが可能である。 【0025】なお、この図3に示す例において、他の構
成及び作動については上述の実施例と同様であり、また
同一の構成部品については同一の番号が付してある。な
お、この凝縮器自身の作動、すなわち冷媒を凝縮させる
という作動については従来周知の凝縮器と同様であるの
でその説明を省略する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施例を示す部分断面図。 【図2】実施例を示す斜視図。 【図3】他の実施例を示す部分断面図。 【図4】従来例を示す断面図。 【符号の説明】 101 チューブ 103 フィン 105 端板 107 タンク部材 201 側壁部 203 爪部 205 爪受部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)被熱交換流体が内部を通過し、両端に開口部を有
    する複数本のチューブと、 このチューブと熱的結合し、チューブ内を流れる被熱交
    換流体の熱交換を促進するフィンと、 前記チューブの開口端が挿入される挿入孔を有し、前記
    チューブの端部を固定するための端板と、前記チューブ
    の開口端部を覆うようにしてこの端板と密接配置される
    タンク部材とで形成されるタンク空間と、 このタンク空間の外壁に固定され、熱交換器を自動車の
    車体側に固定する取り付け具とを備える熱交換器の製造
    方法であって、 前記チューブと前記フィンとを交互に複数個積層させ、 その後チューブの端部を端板に挿入し、 その後前記タンク部材を前記端板に仮止め固定し、 かつ前記取り付け具を仮止めし、 その後前記チューブ,前記フィン,前記端板,前記タン
    ク部材、および前記取り付け具を一体にして炉中に搬入
    し、加熱により前記チューブ,前記フィン,前記端板,
    前記タンク部材、および前記取り付け具間を溶融固定す
    ることを特徴とする熱交換器の製造方法。 (2)前記チューブ,前記フィン,前記端板,前記タン
    ク部材、および前記取り付け具はろう付け固定されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の熱交換器の製造方法。
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