JPH10206046A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH10206046A
JPH10206046A JP2840597A JP2840597A JPH10206046A JP H10206046 A JPH10206046 A JP H10206046A JP 2840597 A JP2840597 A JP 2840597A JP 2840597 A JP2840597 A JP 2840597A JP H10206046 A JPH10206046 A JP H10206046A
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JP
Japan
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fin
outside air
heat exchanger
air passage
air
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JP2840597A
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English (en)
Inventor
Hironobu Sonoda
広信 園田
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚さを増加することなく対流伝熱性能の向上
が図れ、薄型で小型化が可能な熱交換器を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 ケ−シング21内で吸入用ファン5とフ
ィン6を通路中に配置し、高温空気を吸入する高温空気
通路7と、吸入ファン10とフィン11を通路中に配置
し、外気を吸入する外気通路12とを仕切り、高温空気
と外気を熱交換させる熱交換器は、高温空気通路7中の
フィン基板61面がケ−シング21の外気側となり、外
気通路12中のフィン基板111面がケ−シング21の
高温空気側となり、二つのフィン基板を間隔をおいて隣
り合わせにならないようにケ−シング21内の対角線の
位置に配設し、二つのフィン基板61、111面に接合
された伝導板31を二つのフィン基板の間で熱的に接続
したので、熱交換器の厚さを増加することなく対流伝熱
性能を向上させ、小形・薄形化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉型電子機器筐
体内の熱を密閉性を保持したままで外気に放出する熱交
換器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、工作機械用NC装置やロボット制
御用コントローラ等に使用される産業用電子機器の小形
化が著しく、これらの電子機器は密閉筐体に収納され、
発熱密度の大きい電子機器には熱交換器が必須となって
いる。したがって、熱交換器そのものが小さくならない
と電子機器そのものの小形化は難しい。従来、密閉型の
電子機器筐体の熱交換器としては、電子機器筐体内部に
発生した熱で温度が上がった高温空気を取り入れる高温
空気通路と、外気を取り入れる外気通路とを備え、高温
空気通路と外気通路とを仕切って構成する平板状の仕切
板に複数枚の金属フィンを所定の間隔で配設したものが
提案されており、または平板状の仕切板に金属針を所定
の植え込み密度でその両面に突出するように植え込んで
なる熱交換器も提案されている(例えば、実公平5ー3
3038号公報)。電子機器筐体用の熱交換器の側断面
図を図6に示す。ロボット制御用コントローラに用いら
れる熱交換器の一例で、筐体の横方向長さ(以下、厚さ
と呼ぶ)が500mmのものに対して、熱交換器の厚さ
は85mmで長さ比で約1/6程度となっている。図に
おいて、1は発熱を伴う電子機器(図示せず)が収納さ
れる筐体で、2は本実施例に係る熱交換器である。3は
仕切り板で、熱交換器2の内部を中央で高温空気にさら
される部分と外気にさらされる部分の二つの通路に分け
るものである。4は高温空気吸入口、5は高温空気通路
中に設けた吸入用ファン、6は高温空気通路中に設けた
フィン、7は高温空気通路、8は高温空気排出口であ
る。また、9は外気吸入口、10は外気通路中に設けた
吸入用ファン、11は外気通路中に設けたフィン、12
は外気通路、13は外気排出口、AH は高温空気、AC
は外気である。なお、高温空気通路7、外気通路12中
に設けたフィン6、11はそれぞれ図示しないフィン基
板に固着されたものである。このような構成において、
高温空気通路7中に設けたフィン6と、外気通路12中
に設けたフィン11とは仕切り板3を挟んで対向して構
造上接続されている。また、ファン5、ファン10はそ
れぞれ高温空気AH 、外気AC とを通路中の一方から他
方へ強制的に対向させて流通させるような位置に配置し
てあり、高温空気吸入口4から吸入用ファン5に吸入さ
れ高温空気排出口8側へ吐出される高温空気Ah 、外気
吸入口9から吸入用ファン10に吸入され外気排出口1
3側へ吐出される外気AC はフィン6と、フィン11と
の間で熱交換を行うようにしてある。次に動作について
説明する。筐体1内の発熱で温度が上昇して高温となっ
た筐体内の高温空気AH は熱交換器2に取り付けられて
いる吸入用ファン5によって熱交換器2の中に誘導され
る。高温空気AH は熱交換器2の中で通風方向を直角に
曲げられて高温空気通路7中をフィン6に向かってフィ
ンの基板に平行な流れとして通過する。この際、空気と
フィン表面との対流伝熱現象によって高温空気AH から
フィン6へ熱が伝えられる。高温空気AH はフィン6に
熱を渡したことによって温度が低下し、熱交換器2から
筐体1の中へ排出される。フィン6とフィン11とは仕
切り板3によって構造上接続されているため、フィン6
に伝わった熱は伝導によってフィン11に伝えられる。
一方、熱交換器2の外気側では吸入用ファン10によっ
て熱交換器2の中へ外気Ac が誘導され、通風方向を直
角に曲げられた後、外気通路12中をフィン11に向か
ってフィンの基板に平行な流れとして通過する。この
際、空気とフィン表面との対流伝熱現象によってフィン
11から外気Ac へ熱が伝えられ、外気Ac は熱交換器
2から排出される。したがって、熱交換器2は仕切り板
3によって高温空気AH 側と外気Ac 側とが仕切って構
成されているため、熱交換器2がこのように作動するこ
とによって筐体1の密閉性を保ったまま筐体1の内部の
熱を効率よく外部へ排出することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、熱交換器の
性能を評価する指標としては熱交換器の交換熱量を高温
側と低温側の温度差で除算した熱コンダクタンスで表さ
れるが、小型化のためには単位体積当たりの熱コンダク
タンスが大きい方が好ましいことが知られている。とこ
ろが、従来技術のような構成にするとフィン6とフィン
11とを近接して配置しなければならないため、次のよ
うな問題点があった。 (1) フィンの高さ、あるいはファン2台分の厚さと通風
空間の厚さなどが積算されて高温側および外気側の通風
路体積が大きくなるため、熱交換器の厚さが厚くなり小
型化ができない。 (2) 吸入用ファン5や吸入用ファン10から吐出した高
温空気AH および外気Ac が仕切り板3に垂直に衝突し
た後、吐出方向を変換しそれぞれのフィン6、11の基
板に平行に流れて排出口8および13から排出されるた
め対流伝熱性能の向上が望めない。このような構成で仕
切り板3とフィン6、11の位置を変えずに、吸入用フ
ァン5や吸入用ファン10をファンからの吐出風がフィ
ン6、11の基板に直接衝突するような配置にすると対
流伝熱性能は向上するが、逆に熱交換器の厚さが厚くな
り小型化ができない。そこで、本発明は厚さを増加する
ことなく対流伝熱性能を向上させて単位体積当たりの熱
コンダクタンスを増加させ、従来よりも小型・薄型にな
る熱交換器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成にしたものである。 (1) 密閉型の電子機器筐体の内部に発生した熱で温度が
上昇した高温空気をケ−シング内に吸入する高温空気吸
入口から高温空気排出口へ通じる高温空気通路と、前記
ケ−シング内に外気を吸入する外気吸入口から外気排出
口へ通じる外気通路と、前記高温空気通路と前記外気通
路とを二つに仕切る仕切り手段と、前記仕切り手段を挟
み前記高温空気通路中と前記外気通路中とにそれぞれ配
設された空気を導入する吸入用ファンと前記吸入用ファ
ンにより導入された空気がその部材に吹きつけられ伝達
により受熱・放熱するフィンとを備え、前記高温空気通
路中のフィンと前記外気通路中のフィンのそれぞれに高
温空気と外気を流すようにして熱交換させる熱交換器に
おいて、前記高温空気通路中のフィンの基板面が前記ケ
−シングの外気側となり、前記外気通路中のフィンの基
板面が前記ケ−シングの高温空気側となり、前記二つの
フィン基板が間隔をおいて隣り合わせにならないように
前記ケ−シング内の対角線の位置に配設されるととも
に、前記仕切り手段は前記二つのフィン基板面に接合さ
れ、かつ、前記二つのフィン基板の間で熱的に接続され
る金属製の伝導板としたものである。 (2) 請求項1記載の熱交換器において、前記伝導板を前
記二つのフィン基板面に平行した前記高温空気通路の軸
と前記外気通路の軸との間隔が最小となるような位置に
配設してあるものである。 (3) 請求項1または2に記載の熱交換器において、前記
伝導板を平板状のヒートパイプにしたものである。 (4) 請求項1から3までの何れか1項に記載の熱交換器
において、前記伝導板は前記二つのフィン基板の間にお
いて湾曲させたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す熱交
換器の分解斜視図、図2は図1の組立状態を示す側断面
図である。図3は本発明と従来例との冷却風向による伝
熱性能の違いを比較する説明図である。従来例と同じ構
成要素については同一符号を付して説明を省略し、従来
例と異なる点について説明する。21は熱交換器2のケ
−シングで下部側面に高温空気吸入口4、底面に高温空
気排出口8を備える。22はケ−シング21用の蓋で、
上部側面に外気吸入口9、中央に外気排出口13を備え
る。31は伝導板でアルミニウムあるいは銅といった熱
伝導性の高い金属でできており、高温空気側と外気側と
の仕切りも兼ねている。また、フィン6、フィン11に
はそれぞれフィン基板61、111が固着されたもので
ある従来例と異なるのは次のような点である。 (1) 高温空気通路7中のフィン基板61の面がケ−シン
グ21の外気側となり、外気通路12中のフィン基板1
11の面が前記ケ−シングの高温空気側となり、二つの
フィン基板61、111が間隔をおいて隣り合わせにな
らないようにケ−シング21内の対角線の位置に配置し
てあり、二つのフィン基板61、111の面は金属製の
伝導板31とが接合され、かつ、二つのフィン基板6
1、111のの間で二つのフィン基板61、111面に
平行した高温空気通路7と外気通路12の軸の間隔が最
小となるように熱的に接続したものであって、伝導板3
1の中央には湾曲部31aを有している。すなわち、高
温空気側および外気側のフィン6、11とファン5、1
0の厚さに相当する距離だけそれぞれのフィンとの接合
面が離れて平行になるだけの曲率を持っている点であ
る。 (2) 図2の熱交換器の側断面図から明らかなように高温
空気側、外気側ともファン5および10はその吐出風が
それぞれのフィン6および11に固着されたフィン基板
61、111に直接垂直に吹き付けるように対向した位
置に配置されている点である。このような構成におい
て、高温空気側フィン6と外気側フィン11との間に湾
曲部31aを有する伝導板31を設置することで、伝導
板31の伝導熱抵抗は高温空気AH から外気Ac までの
伝熱経路の熱抵抗を大きくしており、ある試算では伝熱
性能が約20%低下する。しかしながら、本発明では高
温空気側ファン5や外気側ファン10から吐出した高温
空気AH および外気Ac がそれぞれのフィン基板61、
111に垂直にぶつかった後、フィン基板61、111
に平行に流れてそれぞれの排出口8および13から排出
されるようにした通風方式を採用しているため、図3に
示すように従来の平行流に比べて約25%も対流伝熱性
能が向上する。さらに、後述するフィン基板にぶつかっ
た冷却風をフィンの両側に排出する通風方式にすると対
流伝熱性能は約50%も向上する。したがって、伝導板
31を挿入したことによる熱交換器としての冷却性能の
低下はこの対流伝熱の性能向上によって相殺され、前者
は従来どうりの冷却性能を得られ、後者は従来以上の冷
却性能を得ることができる。一方、この伝導板31を挿
入したことによって、図2に示すように熱交換器2の厚
さは吸入用ファン5、10とフィン6、11と伝導板3
1の厚さによって決まることになる。通常冷却フィンの
厚さは20〜30mmに採るので、熱交換器の厚さはほ
ぼ40〜50mmとなる。これは、従来型の熱交換器の
50〜60%の厚さであり、非常に薄いものになる。次
に動作について説明する。筐体(図示せず)内の発熱で
温度が上昇して高温となった高温空気AH は熱交換器2
に取り付けられている吸入用ファン5によって高温空気
吸入口4から吸い込まれ、フィン6を具えるフィン基板
61に向かって垂直に衝突した後、直角に風向を曲げら
れて高温空気通路7中をフィン基板6に平行な流れとし
て通過する。この際、空気とフィン6表面との対流伝熱
現象によって高温空気AH からフィン6へ熱が伝えられ
る。高温空気AH はフィン6に熱を渡したことによって
温度が低下し、高温空気排出口8から筐体の中へ排出さ
れる。フィン6とフィン11とは伝導板31によって熱
的に接合されているため、フィン6に伝わった熱は伝導
板31を介して伝導によってフィン11に伝えられる。
一方、熱交換器2の外気側では吸入用ファン10によっ
て外気吸入口9から吸い込まれ、フィン11を具えるフ
ィン基板111に向かって垂直に衝突した後、直角に風
向を曲げられて外気通路12中をフィン基板111に平
行な流れとして通過する。この際、空気とフィン11表
面との対流伝熱現象によってフィン11から外気Ac
熱が伝えられる。フィン11は外気AC に熱を渡したこ
とによって温度が低下する。このような伝熱径路によっ
て筐体の熱は外気へ排出される。したがって、熱交換器
2は伝導板31によって高温空気AH 側と外気Ac 側と
が仕切って構成されているため、熱交換器2がこのよう
に動作することによって筐体1の密閉性を保ったまま筐
体1の内部の熱を効率よく外部へ排出することができ
る。次に第1のその他の実施例について説明する。図4
に示すようにフィン6およびフィン11に衝突した筐体
内の高温空気AH や外気Ac をフィンの両側に排出する
構造にすると図3に示したようにさらにフィンと空気間
の伝熱性能が上がるのでそれぞれのフィンを小さくする
ことが可能になり、熱交換器の厚さを薄くし小型化でき
る。動作については図2に示した実施例と同様なので省
略する。また、上記に述べたように伝導板31は高温空
気通路7と外気通路12とを仕切る仕切り手段を兼ねて
いるものであるが、伝導板31とは別に他の部材から成
る仕切り板を設けるようにしても構わない。さらに、伝
導板31の中央部を湾曲部31aとしたが、直線状に傾
斜した形状にしても構わない。図5に本発明の第2の実
施例を示す。これは、第1の実施例の伝導板31を可と
う性のある平板状のヒートパイプ32にしたものであ
る。なお、32aはヒートパイプ32の湾曲部である。
ヒートパイプを使用すればフィン6とフィン11との間
の伝導による熱抵抗をほぼゼロにすることができるため
フィン6と外気側11の通風方式の改善による熱抵抗の
低下分がそのまま熱交換器としての性能向上となるの
で、より薄い熱交換器を得ることができる。また、動作
については図2、図4に示した実施例と同様なので省略
する。したがって、このような熱交換器を使用した電子
機器筐体は小型になり、低コスト化が図れる。また、電
子機器筐体の中の狭い場所でも使用することができる、
さらに、電子機器筐体を設計する際に新たな冷却構造を
考えなくてもよく熱設計が簡単になるという効果もあ
る。
【0006】上記手段により、フィン6とフィン11と
の間の熱伝導を伝導板31で行うようにしたので両フィ
ンの相対的な位置関係の制約が無くなるため、効果的な
空間利用を優先した構造設計ができるようになる。伝導
板31を挿入することで伝導経路が長くなり高温空気と
外気間の熱抵抗が増加するが、フィンの対流伝熱におい
てフィン基板に冷却風を垂直に吹き付ける方式を採るこ
とでフィンと空気間の対流伝熱特性が向上するため、伝
導板31による性能低下をカバーすることができ、総体
的な熱交換器の性能は維持できる。さらに、この伝導板
31を可とう性のある平板状のヒートパイプ32にする
ことによって、伝導経路が長くなることによる熱抵抗の
増加を抑えることができるので熱交換器の性能向上が図
られる。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によればファ
ンとフィンとを通路中に配置し、高温空気をケ−シング
内に吸入する高温空気通路と、ファンとフィンとを通路
中に配置し、外気をケ−シング内に吸入する外気通路と
を二つに仕切る仕切り手段を具える高温空気と外気を流
して熱交換させる熱交換器は、高温空気通路中のフィン
の基板面がケ−シングの外気側となり、外気通路中のフ
ィンの基板面がケ−シングの高温空気側となり、二つの
フィン基板が間隔をおいて隣り合わせにならないように
ケ−シング内の対角線の位置に配設されるとともに、仕
切り手段を二つのフィン基板面に接合され、かつ、二つ
のフィン基板の間で熱的に接続される金属製の伝導板と
し、また、伝導板を二つのフィン基板面に平行した高温
空気通路の軸と外気通路の軸との間隔が最小となるよう
に配設することで、熱交換器の性能を維持したままそれ
ぞれのフィンの相対位置を自由に変えられるようにな
り、熱交換器の厚さを増加することなく対流伝熱性能を
向上させて単位体積当たりの熱コンダクタンスを増加さ
せることができる。これにより熱交換器の小形化・薄形
化、さらに、小形化に伴う低コスト化が図れるという効
果がある。また、それぞれのフィン間を熱的につなぐ伝
導体として平板状のヒートパイプを使うことにより、さ
らに熱交換器の小形化・薄形化が可能になる。したがっ
て、この熱交換器は設置場所を選定する際の自由度が高
く、これを使用すると電子機器の小型化や熱設計の簡素
化が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す熱交換器の分解斜
視図である。
【図2】図1の熱交換器の側断面図である
【図3】本発明と従来例との冷却風向による伝熱性能の
差を比較した説明図である。
【図4】第1のその他の実施例を示す熱交換器の側断面
図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す熱交換器の側断面
図である。
【図6】従来の熱交換器を示す側断面図である。
【符号の説明】
1:筐体 2:熱交換器 21:ケ−シング 22:蓋 3::仕切り板 31:伝導板 31a:湾曲部 32:ヒートパイプ 32a:湾曲部 4:高温空気吸入口 5:吸入用ファン 6:フィン 61:フィン基板 7:高温空気通路 8:高温空気排出口 9:外気吸入口 10:吸入用ファン 11:フィン 111:フィン基板 12:外気通路 13:外気排出口 AH :高温空気 Ac :外気

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉型の電子機器筐体の内部に発生した
    熱で温度が上昇した高温空気をケ−シング内に吸入する
    高温空気吸入口から高温空気排出口へ通じる高温空気通
    路と、前記ケ−シング内に外気を吸入する外気吸入口か
    ら外気排出口へ通じる外気通路と、前記高温空気通路と
    前記外気通路とを二つに仕切る仕切り手段と、前記仕切
    り手段を挟み前記高温空気通路中と前記外気通路中とに
    それぞれ配設された空気を導入する吸入用ファンと前記
    吸入用ファンにより導入された空気がその部材に吹きつ
    けられ伝達により受熱・放熱するフィンとを備え、前記
    高温空気通路中のフィンと前記外気通路中のフィンのそ
    れぞれに高温空気と外気を流すようにして熱交換させる
    熱交換器において、 前記高温空気通路中のフィンの基板面が前記ケ−シング
    の外気側となり、前記外気通路中のフィンの基板面が前
    記ケ−シングの高温空気側となり、前記二つのフィン基
    板が間隔をおいて隣り合わせにならないように前記ケ−
    シング内の対角線の位置に配設されるとともに、前記仕
    切り手段は前記二つのフィン基板面に接合され、かつ、
    前記二つのフィン基板の間で熱的に接続される金属製の
    伝導板としたことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記伝導板を前記二つのフィン基板面に
    平行した前記高温空気通路の軸と前記外気通路の軸との
    間隔が最小となるような位置に配設してあることを特徴
    とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記伝導板を平板状のヒートパイプとし
    たことを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換
    器。
  4. 【請求項4】 前記伝導板は前記二つのフィン基板の間
    において湾曲させたものであることを特徴とする請求項
    1から3までの何れか1項に記載の熱交換器。
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