JP2003218572A - 屋外装置の放熱方法および装置 - Google Patents

屋外装置の放熱方法および装置

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JP2003218572A
JP2003218572A JP2002018489A JP2002018489A JP2003218572A JP 2003218572 A JP2003218572 A JP 2003218572A JP 2002018489 A JP2002018489 A JP 2002018489A JP 2002018489 A JP2002018489 A JP 2002018489A JP 2003218572 A JP2003218572 A JP 2003218572A
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heat
fan
heat exchanger
outside
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Kazuhisa Yoshizawa
一寿 吉沢
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却効率の向上と騒音の低下を図る。 【解決手段】 密閉型の屋外筐体1の内部に発生した熱
を熱交換器7で外部に排出する屋外装置の放熱装置にお
いて、熱交換器7の内気循環用ファン16と外気循環用
ファン17の各々の風量を計測し、外気循環風量≦内気
循環風量となるように制御する制御手段を備える。内気
循環用ファン16が発生する第1の風量をマスターと
し、前記第1の風量にもとづいて外気循環用ファン17
が発生する第2の風量をスレーブさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は屋外装置の放熱方法
および装置、特に、冷却効率がよく騒音の少ない屋外装
置の放熱方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の屋外装置の放熱方法および装置に
ついて図面を参照して詳細に説明する。
【0003】図6(a),(b)は第1の従来例を示す
正面断面図および側面図である。(例えば、実開昭64
−002491号公報参照)。熱交換器102は放熱フ
ィン104によって2つの室105,106に分割さ
れ、一方の室105にはその下部に通風窓107が設け
られ、かつその上部には外気通風用ファン108が取付
けられている。
【0004】また、他方の室106にはその下部に内気
ファン109が取付けられ、かつその上部には通風窓1
10が設けられている。
【0005】熱交換器103は放熱フィン111によっ
て2つの室112,113に分割され、一方の室112
にはその下部に通風窓114が設けられ、かつその上部
には外気通風用ファン115が取付けられている。
【0006】また、他方の室113にはその下部に内気
ファン116が取付けられ、かつその上部には通風窓1
17が設けられている。
【0007】119は密閉型筐体101の内部に収納さ
れた電子機器で、たとえばプリント板が実装されたフリ
ント板収納シェルフが多段に積層されて構成されてい
る。
【0008】しかして熱交換器102においては、室1
05内では、冷たい外気が通風窓107を介して吸引さ
れて矢印に沿って通流して外気通風用ファン108によ
り排出される。
【0009】また、室106内では、電子機器119の
放熱によって暖められた内気が通風窓110を介して吸
引されて矢印に沿って通流してファン109により排出
される。放熱フィン104を介して冷たい外気と暖かい
内気との熱交換が行なわれて、内気が冷却される。
【0010】熱交換器103においても、同様の熱交換
が行われる。このようにして、密閉型筐体101の内気
を外気によって冷却することができる。
【0011】ところで、密閉型制御盤は大型のもので
は、例えば高さが3mに達するものがあり、このような
大型機器では制御盤の天井側と底部側とでは20〜30
℃の温度差が生じることがある。
【0012】このような温度差を解消して密閉型筐体1
01内がほぼ均一温度となるようにするためには、熱交
換器102,103を大型化すればよい。つまり、ファ
ン108,109,115,116を大容量化すればよ
い。
【0013】しかしながら、密閉型筐体101の全体的
な大きさは、その取付スペースにより規定されるため
に、熱交換器102,103を大型化することは、その
分だけ密閉型筐体101の内部スペースが使えなくな
り、その結果電子機器119の収納に支障を来す。
【0014】そこで、密閉型筐体101の内部の天井に
撹拌用ファン120を取付けることにより、密閉型筐体
101の内部の天井付近の空気が撹拌され、その結果筐
体内部の空気全体が対流・撹拌されるようになり、よっ
て筐体内部の空気全体を熱交換器102,103にて効
率よく冷却することができる。
【0015】熱交換器はロボット制御コントローラに用
いられる一例では、筐体の横方向長さ(厚さ)が500
mmのものに対して、熱交換器の厚さは85mmで、長
さ比で約1/6程度となっている。一般的に、熱交換器
の性能を評価する指標としては熱交換器の交換熱量を高
温側と低温側の温度差で除算した熱コンダクタンスが使
用されるが、小型化のためには単位体積当たりの熱コン
ダクタンスが大きいほうがよい。ところが、第1の従来
技術では、受熱フィンと放熱フィンとを近接して配置し
なければならないため、次の問題点があった。 (1)フィンの高さ、あるいはファン2台分の厚さと通
風空間の厚さなどが積算されて内気側および外気側の通
風路体積が大きくなるため、熱交換器の横方向の厚さが
厚くなり小型化できない。 (2)内気ファンから吐出した高温の内気や外気ファン
から吐出した外気が熱伝導板に垂直に衝突した後、吐出
方向を変換しそれぞれのフィンの基板に平行に流れて排
出口から排出されるため通風抵抗が大きく、十分な風量
がとれない。このような構成で熱伝導板とフィンの位置
を変えずに内気ファンや外気ファンをファンからの吐出
風がフィンの基板に直接衝突するような配置にすると風
量が少なくても対流伝熱性能が向上するが、熱交換器の
横方向の厚さが厚くなり小型化できない。 (3)また、内気と受熱フィンおよび放熱フィンと外気
との熱の授受は対流熱伝達によって行われるが、通常対
流熱伝達率は数十W/m ℃程度であり、このレベル
では伝熱性能が低い。伝熱性能を向上させるためには内
気ファンや外気ファンを大型のものにして、風速を大き
くすることや受熱フィンや放熱フィンの高さや表面積を
大きくする必要があるが、これでは小型化は困難とな
る。
【0016】図7(a)〜(c)は第2の従来例を示す
全体構成図、部分断面図および部分斜視図である。(例
えば、特開2001−168564号公報参照)図7
(a)において、201は電子機器を含む筐体、202
は熱交換器、203は熱交換器202の受熱部、204
は同じく放熱部、209は冷却されるべき電子機器であ
る。また、AH は内気であり、AC は外気である。図7
(b)において、熱交換器202は、内気AH を吸入し
熱を吸収する受熱部203と、外気AC を吸入し熱を放
出する放熱部204とを、側断面からみて垂直方向に平
行に設置している。また、内気ファン232は、図7
(c)に示すように、内気AHを直線的に流すため、円
筒体の形状を有しており、かつ、その軸方向に沿って複
数のブレードBを配列すると共に、軸方向回りに回転す
るリニアフローファンで構成されている。そして、この
多数のブレードBから成る円筒形状のファンブレード内
に回転用のモータMを設置している。また、内気通路2
35は、その長手方向が内気ファン232の軸方向と直
交するように設け、内気吸入口231と内気排出口23
6を内気通路235の同一直線上に開口させるととも
に、内気ファン232の軸方向の全幅に渡り、内気吸入
口231から内気排出口236に向かって内気AH を図
7(b)中矢印P1で示すように直線的に流すようにし
ている。つまり、直接、受熱フィン233に内気AH を
衝突させる構成である。次に、図7(b)を用いて動作
について説明する。電子機器の筐体201に電源(図示
せず)が入り作動し始めると、熱交換器202の内気フ
ァン232と外気ファン242が作動する。内気AH は
内気吸入口231から吸入され受熱部203の内気フィ
ン233を通過し、外気AC は外気吸入口241から吸
入され放熱部204の放熱フィン243を通過し、外気
排出口246から大気に排出される。このとき、内気フ
ァン232では、ファンの軸方向の全幅にわたって風が
吸入、排出されるため、内気AH を直線的に流すほか、
受熱フィン233の全幅で一様に熱の授受が行われて熱
交換性能が向上する。また、受熱フィン233と放熱フ
ィン243に波形状に多数曲折して成るコルゲートフィ
ンを使用することによって、内気と外気に対する伝熱面
が1枚のフィンで兼用できるため、熱交換器の小型・軽
量化が図れる。同じ寸法であれば、効率アップが図れ
る。
【0017】図8は第3の従来例を示す断面図である。
(例えば、実開平04−120295号公報参照)。
【0018】この例では、閉鎖構造体301の内部を冷
却するヒートパイプ式熱交換器302において、ヒート
パイプ303が1列または2列の列数からなり、かつヒ
ートパイプ303の吸熱端と放熱端が、吸熱用ファン3
07と放熱用ファン308にそれぞれ隣接して位置する
薄板・縦長型のヒートパイプ303であるので、伝熱面
積が大きくなり、またヒートパイプの伝熱面上を流れる
空気の圧力損失が小さくなり、冷却効果を向上できる。
【0019】上記の熱交換器の冷却能力は、密閉筐体の
形状が大きくなるに従ってその壁面からの吸熱分(外気
温度>筐体内部温度のとき)が多くなるため、容量を大
きくする必要がある。熱交換器の冷却能力を高めると、
それの形状、重量、製作コスト、運転コストともに負担
が大きくなってしまうという問題がある。
【0020】また、密閉筐体の壁外面を断熱すれば上述
の吸熱分は小さくなるが、外気温度が低くなったとき、
壁面からの排熱が行なわれなくなる。このため、筐体内
部の発熱装置の発熱分を全て排出できる熱交換器が必要
となるとともに、断熱材のコストおよび運転コストや筐
体の大きさの問題も生じてしまう。
【0021】図9は第4の従来例を示す断面図である。
(例えば、実開平01−174994号公報参照)。
【0022】筐体411において、発熱装置412から
の発熱はファン413a,413bにより強制的に矢印
のように熱風となって筐体411の壁面に吹付けられ
る。熱風が筐体411の壁面に吹付けられると、壁面の
温度が外気温度Taより高くなる。このため壁面からは
積極的に矢印のように排熱が起こる。なお、外気温度T
aが高くなってきたときでも、壁面からの吸熱がない
か、または大きくならないように熱交換器414の冷却
能力は上記吸熱がないようにするだけを容量、すなわ
ち、必要最小限の容量ですむ。
【0023】なお、熱交換器をヒートポンプなどで構成
すると、外気温度や内部温度に影響されずに、ほぼ一定
の熱量を排熱できる。
【0024】特開平09−181471号公報には、熱
交換効率に優れた密閉筐体構造として、本体の外周全体
を熱交換器として利用する技術が示され、また、特開平
06−216553号公報には、外部空気の導入口近傍
に温度センサを設け、冷却ファンの回転速度がこの温度
センサが検出した温度に比例するように制御する技術が
記載されている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の屋外装
置の放熱方法および装置は、装置を構成する各機能を複
数のカ−ドに分割し、サブラックに実装することにより
構成されている。各カ−ドは、電子回路を複数のプリン
トイタに搭載するとともに電気・電子部品を搭載してい
る。尚、カ−ドを放熱するためのファンを搭載した冷却
ユニットも併せて実装されている。屋外に無線装置を設
置する場合、無線装置を屋外用密閉筐体に実装するた
め、無線装置に実装した各カ−ドの電気・電子部品より
発生する熱による密閉筐体内の温度上昇を低減するとと
もに、熱より各カ−ドに搭載されている電気・電子部品
を保護するためにエアコンや熱交換器が密閉筐体にとり
つけられ冷却されていた。そのため6カ−ドに搭載され
ている電気・電子部品より発生する熱を如何に放熱させ
るかが、装置信頼度を向上させるポイントであった。ま
た、昨今においては、装置設置環境における環境(低騒
音化、低消費電力化)への配慮も重要なポイントになっ
ている。従来においては、エアコン使用では、高消費電
力及び高ランニングコストであり、熱交換器では、空気
循環効率の配慮漏れで強力なFANを搭載し冷却してい
るために装置設置環境(特に騒音)に対して配慮がされ
ていなかった。
【0026】
【課題を解決するための手段】第1の発明の屋外装置の
放熱方法は、密閉型で筐体内部に発生した熱を熱交換器
で外部に排出する屋外装置の放熱方法において、前記熱
交換器の内気循環用ファンと外気循環用ファンの各々の
風量を算定し、外気循環風量≦内気循環風量となるよう
に制御する。
【0027】第2の発明の屋外装置の放熱方法は、第1
の発明において、前記内気循環用ファンが筐体内部の温
度を感知し、感知結果にもとづいてファンの回転数を制
御する。
【0028】第3の発明の屋外装置の放熱方法は、第1
の発明において、前記外気循環用ファンが筐体外部の温
度を感知し、感知結果にもとづいてファンの回転数を制
御する。
【0029】第4の発明の屋外装置の放熱方法は、第1
の発明において、前記内気循環用ファンが発生する第1
の風量をマスターとし、前記第1の風量にもとづいて前
記外気循環用ファンが発生する第2の風量をスレーブさ
せる。
【0030】第5の発明の屋外装置の放熱装置は、密閉
型で筐体内部に発生した熱を熱交換器で外部に排出する
屋外装置の放熱装置において、前記熱交換器の内気循環
用ファンと外気循環用ファンの各々の風量を計測し、外
気循環風量≦内気循環風量となるように制御する制御手
段を備える。
【0031】第6の発明の屋外装置の放熱装置は、第5
の発明において、前記熱交換器としてヒートパイプを用
いる。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0033】図1は本発明の一実施形態を示す全体斜視
図、図2は屋外装置扉開時を示す斜視図、図3は無線装
置を構成するシェルフの一例を示す斜視図、図4はカ−
ドの一例示す斜視図、図5は屋外装置のエア−フロ−を
示す断面図である。
【0034】本発明は、無線装置3のプリントイタ13
上に電子回路を構成し、電気・電子部品14を搭載した
複数のカ−ド6と、各カ−ド6を冷却するためのファン
18が実装された冷却ユニット5の各々を複数のシェル
フ4に実装するとともに、積み上げ構成し最上段シェル
フ4上部に空気流案内用ダクト12を設け、空気循環路
を底面より吸気し、上面に設けたダクト12より排気す
る空気循環路を構成した無線装置3と、密閉筐体19扉
2の裏側へ取付られ各々吸気部に、外気循環用の外気吸
気用ファン17と内気循環用の内気吸気用ファン16を
具備し、外気吸気用ファン17にて吸気した外気と内気
吸気用ファン16にて吸気した内気を熱交換する熱交換
部15を具備する熱交換器7を有する密閉構造の筐体1
9とで構成され、筐体内空気循環経路は、無線装置3上
部排気−熱交換器7吸入−熱交換−冷気排気−無線装置
3底面吸気−無線装置3内挿通−無線装置3上部排気と
し、密閉筐体外気循環経路は、外気−熱交換器7吸入−
熱交換−外へ排気となる。無線装置3より排気される風
量を熱交換器7にて吸入される風量と等しいか、また
は、少なくする(無線装置側排気風量≦熱交換器側吸気
風量)風量調節手段を有する。
【0035】次に動作について説明する。無線装置3に
実装される複数のカ−ド6のプリントイタ13上に搭載
された電気・電子部品14より発生する熱は、冷却ユニ
ット5に実装されているファン18にて冷却されるが、
冷却風は各カ−ド6間を挿通し上部の排気ダクト開口部
12より排気される。無線装置3上部より排気された暖
められた空気は、熱交換器7内気吸気口8より吸気され
熱交換部15にて外部吸入冷気と熱交換され、熱交換さ
れ冷気となった筐体内部空気流は熱交換器7内気排気口
9より排出される。排出された冷気は、無線装置3底面
より無線装置3内冷却ユニット5内ファン18にて吸気
され各カ−ド6間を挿通し、カ−ド6のプリントイタ1
3上に搭載された電気・電子部品14より発生する熱を
奪い冷却し、暖気となり無線装置3上部12ダクトより
排出される。一方、外気は、熱交換器7外気吸入口11
より吸気され、熱交換部15にて筐体内暖気と熱交換し
外気排気口10より密閉筐体19外に排出される。無線
装置3上部ダクト12より排出される暖気排気風量8′
と熱交換器7内気吸気口8より吸気する吸気風量とを等
しいか、または、少なくする(無線装置側排気風量≦熱
交換器側吸気風量)ことにより筐体内空気循環が効率よ
く行われる。
【0036】無線装置3の空気循環路は、底面より吸気
9″し、上面ダクト開口部12より排気8′する。無線
装置3取り付けは、無線装置排気口部3を熱交換器7吸
気口8に合わせて取り付ける。熱交換器7は、密閉筐体
19扉2の内側へ取付け、密閉筐体内19の空気を撹拌
するため上部に内気吸気口8があり、同一面下部に内気
排気口9がある。尚、内気吸気口8には密閉筐体19内
の空気をより効率良く吸気するための内気吸気用ファン
16が取り付けられている。一方、熱交換器7反対側は
密閉筐体19の外部となり、外部下部より外気を吸気す
る外気吸気口11があり、上部より排気するための外気
排気口10がある。外部側外気吸気口部11には、内気
吸気口8と同様に外気吸気用ファン17が取り付けてあ
る。また、密閉筐体17内部側で吸気した空気流8″と
外部側で吸気した空気流11″にて熱交換する熱交換部
15が具備されている。熱交換器7空気循環路は内部側
は上部より吸気8″し、熱交換部15で外部吸気空気流
11″と熱交換し、下部内気排気口9より排出され、一
方反対面に位置する密閉筐体17外部側は下部外気吸気
口11より吸気し、熱交換部15にて内部空気流8″と
熱交換され上部の外気排気口10より排気される構成と
なっている。無線装置6に実装されている複数のカ−ド
6に搭載された電気・電子部品14よりの発熱は、冷却
ユニット5に搭載されているファン18による空気流に
より冷却され、暖められた空気流はシェルフ4上部に設
けられているダクト12により熱交換器7内気吸気口8
に設けられている内気吸気用ファン16により吸気され
熱交換部15に送り込まれる。熱交換部15では、密閉
筐体19外部側下部外気吸気口11に設けられた外気吸
気用ファン17により外気を吸気し熱交換部15に送ら
れ筐体内の暖められた空気と筐体外の冷たい空気により
熱交換がされる。熱交換された冷たい空気流は内気排気
口9より排出される。排出された冷風は無線装置6の冷
却ユニット5に搭載されているファン18にてシェルフ
4底面より吸気され各カ−ド6間を挿通し、ダクト12
より排気される。一方、外部より吸気した冷風は熱交換
部15にて熱交換され暖気となり外気排気口10より排
出される。以上記述したとおり密閉筐体19内空気循環
経路は、無線装置上部排気6−熱交換器7吸入−熱交換
−冷気排気−無線装置底面吸気6−無線装置内挿通6−
無線装置上部排気6となり、密閉筐体19外気循環経路
は、外気吸入−熱交換−外へ排気となる。無線装置3よ
り排気される風量を熱交換器7にて吸入される風量と等
しいか、または、少なくすること(無線装置側排気風量
≦熱交換器側吸気風量)で空気循環の効率を向上させる
ことができる。尚、外気吸気用ファン17は内気吸気用
ファン16と同等である。
【0037】図において、無線装置3の機能を分割し、
プリントイタ13上に電子回路を構成するとともに電気
・電子部品14を搭載した複数のカ−ド6と各カ−ド6
を冷却するための冷却ユニット5と、各カ−ド6を複数
のシェルフ4に実装し最上段シェルフ4に排気用ダクト
12を取り付けられ構成される無線装置3と、密閉筐体
19の扉2の内側に取付られ、筐体内面側上部に内気吸
気口8と内気吸気用ファン16を、下部に内気排気口9
を有し、筐体外面側下部に外気吸気口11と外気吸気用
ファン17を有し、筐体内部空気流9′、9″、8′、
8″と筐体外部空気流11′、10′にて熱交換をする
熱交換部15を具備する熱交換器7と、密閉筐体19で
屋外用装置1を構成し、無線装置3より発生する暖気
8′を熱交換器上部7で吸気8″し、熱交換部15にて
熱交換し下部内気排気口9より冷風として排出すること
で筐体内空気循環経路を構成し、一方、外気吸気口11
より冷気11′を吸気し、熱交換部15にて無線装置3
より発生する暖気8′と熱交換し、熱交換された暖気を
上部外気排気口10にて排気する筐体外部空気循環経路
を構成する冷却方式において、無線装置3より排気され
る暖気風量8′を熱交換器7にて吸入される風量8″と
等しいか、または、少なくしたこと(無線装置側排気風
量≦熱交換器側吸気風量)が特徴である。
【0038】発明の他の実施例について述べる。無線装
置3に使用される冷却ユニット5に、温度を感知してフ
ァン18′の回転を制御する温度コントロ−ラ−を有す
るファン18′を実装し、熱交換器7にも同様に、温度
を感知してファン16′、17′の回転を制御する温度
コントロ−ラ−を有するファン16′、17′を実装す
るとともに各々の温度コントロ−ラ−にて感知する温度
を常に無線装置より排気される風量が熱交換器より吸入
される風量と同等か少なくなるように(無線装置側排気
風量≦熱交換器側吸気風量)温度コントロ−ラ−の温度
を設定する。
【0039】少なくとも無線装置3に使用される冷却ユ
ニット5または、熱交換器7に使用されるファン1
6′、17′のどちらかに温度を感知してファンの回転
を制御する温度コントロ−ラ−を有するファン16′、
17′を使用し、無線装置3より排気される風量が熱交
換器7より吸入される風量と同等か少なくなるように
(無線装置側排気風量≦熱交換器側吸気風量)温度コン
トロ−ラ−の温度を設定する。
【0040】ヒ−トパイプ型熱交換器を使用し、無線装
置3より排気される風量が熱交換器より吸入される風量
と同等か少なくなるように(無線装置側排気風量≦熱交
換器側吸気風量)設定する。
【0041】
【発明の効果】本発明の屋外装置の放熱方法および装置
の第一の効果は、放熱性の向上である。その理由は、無
線装置より排気される風量が、常に熱交換器にて吸入さ
れる風量より等しいか少なく設定されているために密閉
筐体内の空気循環の効率が向上することにより熱溜まり
箇所などをなくし放熱性の向上が図れるからである。
【0042】第二の効果は、設置環境に対する騒音防止
である。その理由は、各々に温度コントロ−ラ−を設置
し、屋外温度及び筐体内温度を監視し、ファン回転数を
制御するためにファンによる騒音を抑制することができ
設置環境に対する騒音防止を図ることができるからであ
る。
【0043】第三の効果は、装置信頼性の向上である。
その理由は、密閉筐体内の空気循環の効率が向上するこ
とにより、筐体内温度上昇を抑制するばかりでなく各カ
−ドに搭載されている電気・電子部品の温度規格に対し
て保護することができるため装置としての信頼性の向上
が図れるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体斜視図である。
【図2】屋外装置扉開時を示す斜視図である。
【図3】無線装置を構成するシェルフの一例を示す斜視
図である。
【図4】カ−ドの一例示す斜視図である。
【図5】屋外装置のエア−フロ−を示す断面図
【図6】(a),(b)は第1の従来例を示す正断面図
および側断面図である。
【図7】(a)〜(c)は第2を従来例を示す側断面
図、部分拡大断面図および部分斜視図である。
【図8】第3の従来例を示す断面図である。
【図9】第4の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 屋外装置 2 扉 3 無線装置 4 シェルフ 5 冷却ユニット 6 カ−ド 7 熱交換器 8 内気吸気口 8′ 暖気排気 8″ 内気吸気(暖気) 9 内気排気口 9′ 内気排気(冷気) 9″ 筐体内部冷気吸気 10 外気排気口 10′ 外気排気(暖気) 11 外気排気口 11′ 外気吸気(冷気) 12 ダクト 13 プリントイタ 14 電気・電子部品 15 熱交換部 16 内気吸気用ファン 16′ 内気吸気用ファン 17 外部吸気ファン 17′ 外部吸気ファン 18 ファン 19 密閉筐体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉型で筐体内部に発生した熱を熱交換
    器で外部に排出する屋外装置の放熱方法において、前記
    熱交換器の内気循環用ファンと外気循環用ファンの各々
    の風量を算定し、外気循環風量≦内気循環風量となるよ
    うに制御することを特徴とする屋外装置の放熱方法。
  2. 【請求項2】 前記内気循環用ファンが筐体内部の温度
    を感知し、感知結果にもとづいてファンの回転数を制御
    する請求項1記載の屋外装置の放熱方法。
  3. 【請求項3】 前記外気循環用ファンが筐体外部の温度
    を感知し、感知結果にもとづいてファンの回転数を制御
    する請求項1記載の屋外装置の放熱方法。
  4. 【請求項4】 前記内気循環用ファンが発生する第1の
    風量をマスターとし、前記第1の風量にもとづいて前記
    外気循環用ファンが発生する第2の風量をスレーブさせ
    る請求項1記載の屋外装置の放熱方法。
  5. 【請求項5】 密閉型で筐体内部に発生した熱を熱交換
    器で外部に排出する屋外装置の放熱装置において、前記
    熱交換器の内気循環用ファンと外気循環用ファンの各々
    の風量を計測し、外気循環風量≦内気循環風量となるよ
    うに制御する制御手段を備えることを特徴とする屋外装
    置の放熱装置。
  6. 【請求項6】 前記熱交換器としてヒートパイプを用い
    た請求項5記載の屋外装置の放熱装置。
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