JPH10205564A - 車両のサスペンション装置 - Google Patents

車両のサスペンション装置

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JPH10205564A
JPH10205564A JP976097A JP976097A JPH10205564A JP H10205564 A JPH10205564 A JP H10205564A JP 976097 A JP976097 A JP 976097A JP 976097 A JP976097 A JP 976097A JP H10205564 A JPH10205564 A JP H10205564A
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JP
Japan
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magnet
cylinder
piston rod
case
side magnet
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JP976097A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Suzuki
善昭 鈴木
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁石同士の磁力を利用したサスペンション装
置の品質および耐久性を向上させる。 【解決手段】 エアばね装置は、上端部をピストンロッ
ド13に固定するとともに車体BDにアッパサポート2
6を介して支持されてなる上部ケース23と、下端部を
アウタシリンダ11の外周上に固定してなる下部ケース
24と、上部ケース23と下部ケース24とを連結して
内部に空気室R4を形成するダイヤフラムからなる連結
ケース25とからなる。上部ケース23の下部内周面上
には上部磁石42と下部磁石43を収納するケース41
が固定される。下部ケース24の上端部には円筒状の支
持部材35が立設固定されて、同部材35の外周面上に
磁石42,43に対向させて磁石36を固定する。磁石
42,43と磁石36による反発力により、車体BDの
ロアアームLAに対する上下動を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁石同士の磁力を
利用してばね上部材のばね下部材に対する上下運動を規
制する車両のサスペンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のサスペンション装置は、
例えば特開平5−44758号公報に示されているよう
に、ダンパ装置を構成するアウタシリンダとインナシリ
ンダとの間にコイルを配置するとともに、同ダンパ装置
を構成するインナシリンダ内のピストンの外周面および
アウタシリンダの外周面上に永久磁石を前記コイルに対
向させて配置し、コイルに対する通電を制御することに
より、車高を調整したり、ばね下部材のばね上部材に対
する上下振動に対して減衰力を付与するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置にあっては、アウタシリンダの内部すなわち作
動液中に磁石およびコイルが配置されているので、作動
液中の摩擦粉が磁石に付着して磁石の外周面とインナシ
リンダの内周面とが摩耗したり、作動液の温度上昇によ
り電磁力の特性に変化が生じたりする。また、アウタシ
リンダの外部にも磁石が配置されているとともにこの外
部は外気にされされているので、外部からの鉄粉、その
他の粉が前記磁石に付着して、磁石の内周面とアウタシ
リンダの外周面とが摩耗する。さらに、インナシリンダ
およびアウタシリンダには磁力線が通過するので、両シ
リンダを非磁性材料で構成する必要があるとともにある
程度の強度も必要となるので、両シリンダの材料コスト
が高くなる。
【0004】そこで、本発明は上記問題に対処するため
になされもので、低コストで高品質なサスペンション装
置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するために、請求項1に記載の発明においては、エアば
ね装置のケースの内部にあってかつ作動液を封入したシ
リンダの外部に、シリンダおよびピストンロッドの軸芯
を中心軸とする相異なる半径の円周面上にシリンダと一
体的に変位するシリンダ側磁石とピストンロッドと一体
的に変位するピストンロッド側磁石とを相対向して配設
したことにある。
【0006】このサスペンション装置によれば、シリン
ダ側磁石もピストンロッド側磁石もシリンダの外部であ
って外部と遮断された空気中に配置されているので、上
記従来の装置における作動液中に配設された問題点も、
外気にさらされている問題点も解消されて、品質および
耐久性が共に良好となる。また、シリンダ内を必要な磁
力線が通過することもないので、シリンダを鉄などの低
コストな材料で製造できる。さらに、エアばね装置内の
空気は通常エアフィルタ、乾燥器などの装置を経た空気
であり、シリンダ側磁石およびピストンロッド側磁石が
配置される環境条件も良好であるので、耐久性も向上す
る。
【0007】そして、シリンダ側磁石とピストンロッド
側磁石とを相対向して配設しているので、シリンダ側磁
石とピストンロッド側磁石の磁化方向をバウンド方向に
互いに異なるように配置した場合は、当該車両がバウン
ドしてピストンロッドがシリンダに対して相対的にスト
ロークした場合、シリンダ側磁石とピストンロッド側磁
石とが互いに反発し合い、バウンド方向のストロークを
抑える方向に反発力が生じるため、バウンドストッパ当
たりを防止することが可能になったり、あるいはバウン
ドストッパ当たりが生じてもその衝撃力を和らげること
が可能になる。
【0008】また、シリンダ側磁石とピストンロッド側
磁石の磁化方向をリバウンド方向に互いに異なるように
配置した場合は、当該車両がリバウンドしてピストンロ
ッドがシリンダに対して相対的にストロークした場合、
シリンダ側磁石とピストンロッド側磁石とが互いに反発
し合い、リバウンド方向のストロークを抑える方向に反
発力が生じるため、リバウンドストッパ当たりを防止す
ることが可能になったり、あるいはリバウンドストッパ
当たりが生じてもその衝撃力を和らげることが可能にな
る。
【0009】さらに、前記ケースを、円筒状に形成され
て上端部をピストンロッドの外周面に固定するとともに
ばね上部材に弾性的に支持させてなる上部ケースと、円
筒状に形成されて下端部をシリンダの外周面に固定した
下部ケースと、変形し易い材料でシート状に構成され上
部ケースと下部ケースとを連結する連結ケースとで構成
し、前記磁石のうちの一方を上部ケースに固定するとと
もに、他方を下部ケースに固定したことにある。
【0010】これによれば、シリンダのばね上部材に対
する傾きが変化しても、同シリンダと共にピストンロッ
ドも傾き、上部ケースはピストンロッドと連動するとと
もに下部ケースはシリンダに連動して一体的に傾くの
で、上部ケースおよび下部ケースにそれぞれ固定された
磁石の距離が常に一定に保たれて、磁石により発生され
る磁力の特性が常に一定に保たれる。
【0011】請求項2に記載の発明においては、シリン
ダ側磁石あるいはピストンロッド側磁石のどちらか一方
を上部磁石と下部磁石に分割し、上部磁石および下部磁
石をシリンダ側磁石あるいはピストンロッド側磁石のど
ちらか他方の上部および下部に位置するようにそれぞれ
配置するとともに、上部磁石および下部磁石とシリンダ
側磁石あるいはピストンロッド側磁石のどちらか他方と
が互いに反発し合う方向にこれらの各磁石を磁化したこ
とにある。
【0012】このように、上部磁石および下部磁石とシ
リンダ側磁石あるいはピストンロッド側磁石のどちらか
他方とが互いに反発し合う方向にこれらの各磁石を磁化
すれば、当該車両がバウンドしたりあるいはリバウンド
してピストンロッドがシリンダに対して相対的にストロ
ークした場合、シリンダ側磁石とピストンロッド側磁石
とが互いに反発し合い、バウンド方向あるいはリバウン
ド方向の両方向に対してストロークを抑える方向に反発
力が生じるため、バウンドストッパ当たりあるいはリバ
ウンドストッパ当たりの両方を防止することが可能にな
ったり、バウンドストッパ当たりあるいはリバウンドス
トッパ当たりを生じてもその衝撃力を和らげることが可
能になる。
【0013】請求項3に記載の発明においては、上部磁
石および下部磁石の磁化方向をシリンダおよびピストン
ロッドの半径方向にしたことにある。このように上部磁
石および下部磁石の磁化方向をシリンダおよびピストン
ロッドの半径方向にすれば、ピストンロッドがシリンダ
に対して相対的にストロークすると、上部磁石および下
部磁石とシリンダ側磁石あるいはピストンロッド側磁石
のどちらか他方とが常に互いに反発し合うようになるの
で、バウンド方向あるいはリバウンド方向の両方向に対
してストロークを常に抑える方向に反発力が生じるた
め、バウンドストッパ当たりあるいはリバウンドストッ
パ当たりの両方を常に防止することが可能になったり、
バウンドストッパ当たりあるいはリバウンドストッパ当
たりを生じてもその衝撃力を常に和らげることが可能に
なる。
【0014】請求項4に記載の発明においては、シリン
ダおよびピストンロッドの半径方向に磁化した上部磁石
および下部磁石をサスペンションストローク方向に複数
個に分割し、かつ複数個の磁石の磁力をサスペンション
ストローク方向の中心側より外方あるいは内方に向かう
に伴って段階的に強くなるように磁化したことにある。
【0015】このようにサスペンションストローク方向
の中心側より外方あるいは内方に向かうに伴って複数個
の磁石の磁力を段階的に強くなるように磁化すると、小
ストローク時には上部磁石および下部磁石とシリンダ側
磁石あるいはピストンロッド側磁石のどちらか他方との
反発力が小さいため、サスペンションのストロークに影
響を及ぼすことが少なくなって乗り心地の悪化を防止で
きるようになるとともに、大ストローク時には上部磁石
および下部磁石とシリンダ側磁石あるいはピストンロッ
ド側磁石のどちらか他方との反発力が大きいため、スト
ロークを抑える方向に反発力が作用するようになって、
バウンドストッパ当たりあるいはリバウンドストッパ当
たりによる乗り心地の悪化を防止できるようになるとと
もに当該車両のあおりを抑えることが可能となる。
【0016】請求項5に記載の発明においては、シリン
ダ側磁石を円周面上の少なくとも2箇所に円弧状に配置
するとともに、ピストンロッド側磁石をシリンダ側磁石
と上下方向に相対向しない円周面上に円弧状に配置した
ことにある。このようにシリンダ側磁石とピストンロッ
ド側磁石とを配置すると、サスペンションへの入力によ
ってシリンダとピストンロッドとが相対的にねじられる
方向に力を受けたとしても、その力に抗する方向に反発
力が作用するため、ねじれを抑えることができるように
なるとともに、連結ケースに余計な負荷が懸かることが
防止できるようになり、連結ケースの耐久性が向上する
ようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は本実施形態の車両のサスペンシ
ョン装置の全体構成を部分破断図により示しており、こ
のサスペンション装置は、ばね上部材としての車体BD
とばね下部材としてのロアアームLAとの間に配設され
たダンパ装置と、同ダンパ装置の外周上に設けたエアば
ね装置とを備えている。
【0018】ダンパ装置は、同軸的に配置したアウタシ
リンダ11およびインナシリンダ12と、両シリンダ1
1,12に軸方向に進退可能に組み付けたピストンロッ
ド13とを備えている。アウタシリンダ11は、その下
端にてロアアームLAに図示しないブッシュを介して組
み付けられている。インナシリンダ12は、その上端に
て環状の支持プレート14を介してアウタシリンダ11
の上部内周面上に液密的に支持されており、その下端に
てアウタシリンダ11の下部内周面上に図示しない支持
部材を介して支持されている。ピストンロッド13はア
ウタシリンダ11から上方に延出されており、その上端
にて、ネジ15,15により車体BDに固定したアッパ
サポート16を介して車体BDに組み付けられている。
アッパサポート16は、ゴム等の弾性材料を内蔵してお
り、ピストンロッド13の車体BDに対する傾きの若干
の変化を許容する。
【0019】インナシリンダ12内は、ピストンロッド
13の外周面に固定されてインナシリンダ12の内周面
上を液密的に軸方向に摺動するメインピストン17によ
り上室R1と下室R2とに区画されている。上下室R
1,R2内は作動液(作動油)で満たされており、下室
R2はアウタシリンダ11とインナシリンダ12との間
に形成された環状室R3にインナシリンダ12の下端に
て連通している。環状室R3には気体も封入されてお
り、同室R3はピストンロッド13の進退に伴うインナ
シリンダ12の上下室R1,R2内における作動液の体
積変化を吸収するようになっている。
【0020】メインピストン17には上下室R1,R2
を連通させてなる固定オリフィス(図示しない)が設け
られており、同オリフィスはピストンロッド13の上下
動に伴い減衰力を発生する。メインピストン17の下方
であってピストンロッド13の外周面には、サブピスト
ン18がインナシリンダ12の内周面との間に多少のク
リアランスを設けて固定されている。サブピストン18
内には、上下室R1,R2を連通させてなる可変オリフ
ィス(図示しない)が設けられており、同可変オリフィ
スの開度がピストンロッド13の上端に設けた減衰力切
換え用のアクチュエータ21により切り換えられるよう
になっている。
【0021】なお、可変オリフィスの開度を調整するた
めの弁部材(図示しない)は、ピストンロッド13内に
設けた連結機構を介してアクチュエータ21により駆動
される。メインピストン17の上方であってピストンロ
ッド13の外周上には、リバウンドストッパ22が組み
付けられており、同ストッパ22は車体BDのリバウン
ドに伴うピストンロッド13の上方への変位を支持プレ
ート14との当接により弾性的に規制するようになって
いる。
【0022】エアばね装置は、円筒状の上部ケース23
および下部ケース24と、両ケース23,24を気密的
に連結する連結ケース25とを備え、これらのケース2
3〜25によりアウタシリンダ11およびピストンロッ
ド13の外周上に空気室R4を形成している。この空気
室R4には、電気的に制御される吸気および排気装置
(図示しない)が接続され、同室R4内の空気量が調整
されるようになっている。
【0023】上部ケース23は可撓性を有する樹脂で成
形されており、その上面にてアッパサポート26および
支持プレート27を介して車体BDに支持されるととも
に、支持プレート27を介してピストンロッド13の上
端部外周面上に気密的に固定されている。アッパサポー
ト26は、ゴム等の弾性材料を内蔵しており、上部ケー
ス23の車体BDに対する傾きの多少の変化を許容す
る。支持プレート27の下面には、ゴム製のバウンドス
トッパ28が組み付けられており、同ストッパ28はア
ウタシリンダ11の上面に固着した環状のストッパプレ
ート31との当接により車体BDのバウンドを弾性的に
規制する。
【0024】下部ケース24も樹脂により成形されてお
り、その下部内周面上にて、アウタシリンダ11の外周
面上に溶接固定した円筒部材32の外周面上に気密的に
固定されている。連結ケース25は弾性に富むゴムを主
体としたダイヤフラムにより構成されており、その上端
部にてかしめリング33により上部ケース23の下端部
外周面上に気密的に固着されているとともに、その下端
部にてかしめリング34により下部ケース24の上部外
周面上に気密的に固着されている。
【0025】下部ケース24の上端面には非磁性材料で
成形した円筒状の支持部材35が立設固定されており、
同部材35の外周面上には環状のシリンダ側磁石(永久
磁石)36が固定されている。この環状のシリンダ側磁
石36は支持部材35が下部ケース24に固定されてい
るため、シリンダ11,12がシリンダロッド13に対
して相対的に変位すると、シリンダ11,12と一体的
に変位することとなる。 シリンダ側磁石36の下端面
は一方の磁極(例えばS極)に、シリンダ側磁石36の
上端面は他方の磁極(例えばN極)に磁化されている。
支持部材35の上端部内周面上には環状のリブ38が固
定されており、同リブ38はその内周面上にてストッパ
プレート31の外周面上に当接しており、支持部材35
がアウタシリンダ11の上端部外周面上に隔離して支持
されるようにしている。また、リブ38の周方向の適宜
複数箇所には上下に連通する穴38aが設けられてお
り、ストッパプレート31の上下の部屋を連通させてい
る。
【0026】このシリンダ側磁石36の外周面上の同磁
石36に対向する位置には、ピストンロッド13と一体
的に変位する樹脂で成形した円筒状のケーシング41が
設けられており、このケーシング41の内周面上には環
状のピストンロッド側磁石(永久磁石)42,43が設
けられている。このピストンロッド側磁石(永久磁石)
42,43は、ケーシング41の上部に設けられる環状
の上部磁石42と、ケーシング41の下部に設けられる
環状の下部磁石(永久磁石)43とで構成され、上部磁
石42はシリンダ側磁石36の上端部より上方に設けら
れ、下部磁石43はシリンダ側磁石36の下端部より下
方に設けられている。
【0027】そして、上部磁石42のシリンダ11,1
2およびピストンロッド13の半径方向外側は一方の磁
極(例えばS極)に、半径方向内側は他方の磁極(例え
ばN極)に磁化されている。また、下部磁石43のシリ
ンダ11,12およびピストンロッド13の半径方向外
側は他方の磁極(例えばN極)に、半径方向内側は一方
の磁極(例えばS極)に磁化されている。したがって、
シリンダ側磁石36の上端面と上部磁石42とは互いに
反発し合う方向に磁力が働き、シリンダ側磁石36の下
端面と下部磁石43とも互いに反発し合う方向に磁力が
働くこととなる。
【0028】ケーシング41の内周面上にはフッ素樹脂
等の滑り易い樹脂を塗布したコーティング層41aが設
けられ、同層41aは下部ケース24および支持部材3
5の各上端部外周面に同一樹脂を塗布したコーティング
層45,46との協働により、コーティング層41aと
コーティング層45,46が接触しても摩擦力が小さく
なるようにしてある。
【0029】このように構成したケーシング41、上部
磁石42および下部磁石43からなるピストンロッド側
磁石アセンブリは、上記連結ケース25の上部ケース2
3へのかしめリング33によるかしめ時に、円筒状に形
成したゴムシート48を介して上部ケース23の内周面
上に固定される。この場合、ピストンロッド側磁石アセ
ンブリは、上部ケース23およびケーシング41が多少
クリープしても、ゴムシート48の弾力性により堅固か
つ耐久性良好に上部ケーシング23の内周面上に固定さ
れる。
【0030】次に、上記のように構成したサスペンショ
ン装置を制御するための電気制御装置について説明す
る。図2はこの電気制御装置の全体をブロック図により
示している。この電気制御装置は、車高センサ52、横
加速度センサ53および車速センサ54を備えている。
車高センサ52は、車体BDとロアアームLAとの間に
設けられてロアアームLAに対する車体BDの高さを車
高HTとして検出して、同車高HTを表す検出信号を出
力する。横加速度センサ53は車体BDに組み付けられ
て車体BDの横方向の加速度を横加速度Gyとして検出
して、同横加速度Gyを表す検出信号を出力する。車速
センサ54は車速Vを検出して、同車速Vを表す検出信
号を出力する。
【0031】これらの各センサ52〜54はそれぞれマ
イクロコンピュータ55に接続されている。マイクロコ
ンピュータ55は後述するプログラムを実行することに
よりサスペンション装置を制御して、車高および減衰力
を制御する。このマイクロコンピュータ55には、車高
制御用の駆動回路56および減衰力切り換え用の駆動回
路57がそれぞれ接続されている。駆動回路56は、空
気室R4に対する空気の給排を制御するための吸気およ
び排気装置(図示しない)内に設けられた車高制御用の
アクチュエータ60を駆動制御する。駆動回路57は、
減衰力切り換え用のアクチュエータ21を駆動制御す
る。
【0032】次に、上記のように構成したサスペンショ
ン装置の動作を、車高調整および減衰力切り換えの順に
説明する。車高調整は、図示しない車高調整プログラム
の実行により行われる。マイクロコンピュータ55は、
前記車高調整プログラムの実行を所定の短時間毎に実行
し、車高センサ52から入力した車高HTが予め決めら
れた基準車高より高いか低いかを判定して、同判定結果
に基づいて駆動回路56を介して車高制御用のアクチュ
エータ60を制御する。検出車高HTが基準車高より高
ければ、車高制御用のアクチュエータ60はエアばね装
置の空気室R4内の空気を排出する。この排気によって
空気室R4内の空気圧は低下し、上部ケース23および
ピストンロッド13が下降して車体BDも下降する。一
方、検出車高HTが基準車高より低ければ、車高制御用
のアクチュエータ60はエアばね装置の空気室R4内に
空気を供給する。この給気によって空気室R4内の空気
圧は上昇し、上部ケース23およびピストンロッド13
が上昇して車体BDも上昇する。その結果、車体BDの
ロアアームLAに対する高さは常にほぼ一定に保たれ
る。
【0033】一方、路面から車体BDに外力が付与され
ても、前記空気室R4に空気を満たしたエアばね装置
は、前記付与された外力を吸収して車体BDへの衝撃を
和らげるので、車両の乗り心地が良好となる。
【0034】次に、減衰力の切り換え制御について説明
すると、この制御は図3のステップ100〜120から
なる減衰力切り換えプログラムの実行により行われる。
マイクロコンピュータ55は、このプログラムを所定の
短時間毎に繰り返し実行し、ステップ100における開
始後、ステップ102にて車速センサ54および横加速
度センサ53から車速Vおよび横加速度Gyを表す各検
出信号をそれぞれ入力し、ステップ104〜118の処
理により同コンピュータ55に内蔵したV−Gyマップ
を参照して、前記車速Vおよび横加速度Gyに応じて減
衰力切り換えのアクチュエータ21を駆動制御する。V
−Gyマップは、図4に示すように、車速Vが増加する
に従って横加速度Gyが減少する2つの特性カーブL
1,L2を表すデータを記憶したものである。
【0035】車速Vおよび横加速度Gyによって決まる
座標点が図4の特性カーブL1の上側領域になると、マ
イクロコンピュータ55は、ステップ104〜108の
処理により、ダンパ装置がソフト状態にある(第1フラ
グFLG1が”0”である)ことを条件に、駆動回路5
6を介してアクチュエータ21をハード側に切り換え制
御する。アクチュエータ21は、サブピストン18内の
弁部材を駆動して可変オリフィスの開度を小さく設定し
て、ダンパ装置をハード状態に切り換える。このダンパ
装置のハード状態は、車速Vおよび横加速度Gyによっ
て決まる座標点が図4の特性カーブL2の下側領域にな
るまで維持される。車速Vおよび横加速度Gyによって
決まる座標点が図4の特性カーブL2の下側領域になる
と、マイクロコンピュータ55は、ステップ112〜1
18の処理により、ダンパ装置がハード状態にある(第
1フラグFLG1が”1”である)ことを条件に、駆動
回路56を介してアクチュエータ21をソフト側に切り
換え制御する。アクチュエータ21は、サブピストン1
8内の弁部材を駆動して可変オリフィスの開度を大きく
設定して、ダンパ装置をソフト状態に切り換える。この
ダンパ装置のソフト状態は、車速Vおよび横加速度Gy
によって決まる座標点が図4の特性カーブL1の上側領
域になるまで維持される。
【0036】上記のような減衰力の切り換え制御によ
り、ダンパ装置の減衰力が車両の走行状態に応じてソフ
ト又はハードに選択的に切り換えられる。したがって、
路面からの入力、車体BDの姿勢変化により、車体BD
が上下に振動しても、この振動はダンパ装置の減衰力に
より車両の走行状態に応じて抑制される。具体的に、車
速Vおよび横加速度Gyが小さいときには、減衰力は小
さく保たれるので、車両の乗り心地が重視される。一
方、車速V又は横加速度Gyが大きいときには、減衰力
は大きく保たれるので、急旋回時などの車両の姿勢変化
が抑制されて、車両の操安性が良好になる。
【0037】ここで、荒れた路面等を当該車両が走行し
た場合、路面からサスペンション装置への入力が大きく
なり、当該車両がバウンドしたりあるいはリバウンドし
てピストンロッド13が各シリンダ11,12に対して
相対的にストロークした場合、シリンダ側磁石36の上
部の磁化方向と上部磁石42の磁化方向が互いに反発す
る方向となっており、また、シリンダ側磁石36の下部
の磁化方向と下部磁石43の磁化方向が互いに反発する
方向となっているので、シリンダ側磁石36とピストン
ロッド側磁石42,43とが互いに反発し合い、バウン
ド方向あるいはリバウンド方向の両方向に対してストロ
ークを抑える方向に反発力が生じるため、バウンドスト
ッパ28当たりあるいはリバウンドストッパ22当たり
の両方の衝撃力を和らげることが可能になる。
【0038】そして、上部磁石42のシリンダ11,1
2およびピストンロッド13の半径方向外側は一方の磁
極(例えばS極)に、半径方向内側は他方の磁極(例え
ばN極)に磁化されている。また、下部磁石43のシリ
ンダ11,12およびピストンロッド13の半径方向外
側は他方の磁極(例えばN極)に、半径方向内側は一方
の磁極(例えばS極)に磁化されている。一方、シリン
ダ側磁石36の下端面は一方の磁極(例えばS極)に、
シリンダ側磁石36の上端面は他方の磁極(例えばN
極)に磁化されている。したがって、シリンダ側磁石3
6の上端面と上部磁石42とは互いに反発し合う方向に
磁力が働き、シリンダ側磁石36の下端面と下部磁石4
3も互いに反発し合う方向に磁力が働くこととなる。
【0039】そのため、ピストンロッド13が各シリン
ダ11,12に対して相対的にストロークすると、上部
磁石42および下部磁石43とシリンダ側磁石36とが
常に互いに反発し合うようになるので、バウンド方向あ
るいはリバウンド方向の両方向に対してストロークを常
に抑える方向に反発力が生じ、バウンドストッパ28当
たりあるいはリバウンドストッパ22当たりの両方の衝
撃力を常に和らげることが可能になる。
【0040】上記説明からも理解できるとおり、上記実
施形態によれば、シリンダ側磁石36もピストンロッド
側の上部磁石42および下部磁石43もアウタシリンダ
12の外部であって、外部と遮断されたエアばね装置の
ケース23〜25内の空気中に配置されているので、各
磁石36,42,43が作動液および外界のごみ、粉な
どの影響を受けることもなく保護され、同サスペンショ
ン装置が高品質かつ耐久性良好となる。また、アウタシ
リンダ11およびインナシリンダ12内を必要な磁力線
が通過することもないので、両シリンダ11,12を鉄
などの低コストな材料で製造できる。さらに、エアばね
装置内の空気は通常エアフィルタ、乾燥器などの装置を
経た空気であり、各磁石36,42,43が配置される
環境条件も良好であるので、各磁石36,42,43の
特性が常に良好に保たれるとともに、耐久性も向上す
る。
【0041】また、アウタシリンダ11の車体BDに対
する傾きが変化しても、上部ケース23は支持プレート
27を介してピストンロッド13に固定されるととも
に、アッパサポート26により車体BDに弾性的に支持
されているので、アウタシリンダ11と共に傾きが変化
するピストンロッド13と共に、上部ケース23も連動
して傾く。また、下部ケース24は、円筒部材32とリ
ブ38およびストッパプレート31との上下2点でアウ
タシリンダ11の外周上に支持されているので、下部ケ
ース24もアウタシリンダ11と共に傾く。したがっ
て、上部ケース23および下部ケース24も一体的に傾
き、上部ケース23および下部ケース24にそれぞれ固
定されたピストンロッド側の上部磁石42および下部磁
石43とシリンダ側磁石36との距離が常に一定に保た
れて、各磁石36,42,43より発生される磁力の特
性が常に一定に保たれる。
【0042】次に、上記実施形態のサスペンション装置
の一部を変形した変形例について図面を用いて説明す
る。図5は第1変形例に係るサスペンション装置の中央
部分を拡大して示している。本第1変形例においては、
図5に示すように、上部磁石42をストローク中心A−
A(図6参照)より上方に向けて複数の磁石42a〜4
2dに分割して、それぞれ樹脂製のスペーサ44を介し
てピストンロッド13の延設方向を軸方向として等間隔
に配置するとともに、下部磁石43もストローク中心A
−A(図6参照)より下方に向けて複数の磁石43a〜
43dに分割して、それぞれ樹脂製のスペーサ44を介
してピストンロッド13の延設方向を軸方向として等間
隔に配置している。
【0043】そして、上部磁石42の各磁石42a〜4
2dの磁力の強さは、図6に示すように、ストローク中
心A−A(図6参照)側の磁石42aより上方になる従
い強くなるように磁化されており、磁石42aの磁力の
強さ<磁石42bの磁力の強さ<磁石42cの磁力の強
さ<磁石42dの磁力の強さという関係になるように設
定されている。また、下部磁石43の各磁石43a〜4
3dの磁力の強さは、図6に示すように、ストローク中
心A−A(図6参照)側の磁石42aより下方になる従
い強くなるように磁化されており、磁石43aの磁力の
強さ<磁石43bの磁力の強さ<磁石43cの磁力の強
さ<磁石43dの磁力強さの関係になるように設定され
ている。
【0044】なお、上部磁石42の各磁石42a〜42
dの磁化方向は、上述した実施形態と同様に、ピストン
ロッド13の半径方向外側が一方の磁極(例えばS極)
となるように磁化するとともに、半径方向内側は他方の
磁極(例えばN極)になるように磁化されている。一
方、下部磁石43の各磁石43a〜43dの磁化方向も
上述した実施形態と同様に、ピストンロッド13の半径
方向外側が他方の磁極(例えばN極)となるように磁化
するとともに、半径方向内側は一方の磁極(例えばS
極)になるように磁化されている。
【0045】また、スペーサ44の内周面上にはフッ素
樹脂等の滑り易い樹脂を塗布したコーティング層44a
が設けられ、同層44aは下部ケース24および支持部
材35の各上端部外周面に同一樹脂を塗布したコーティ
ング層45,46との協働により、コーティング層44
aとコーティング層45,46が接触しても摩擦力が小
さくなるようにしてある。
【0046】この第1変形例においては、上部磁石42
の各磁石42a〜42dの磁力の強さを、磁石42aの
磁力の強さ<磁石42bの磁力の強さ<磁石42cの磁
力の強さ<磁石42dの磁力の強さの関係になるように
設定されており、また、下部磁石43の各磁石43a〜
43dの磁力の強さを、磁石43aの磁力の強さ<磁石
43bの磁力の強さ<磁石43cの磁力の強さ<磁石4
3dの磁力の強さの関係になるように設定されている。
【0047】そのため、小ストローク時にはピストンロ
ッド側の上部磁石42の各磁石42a,42bおよび下
部磁石43の各磁石43a,43bとシリンダ側磁石3
6との反発力が小さいため、サスペンションのストロー
クに影響を及ぼすことが少なくなって乗り心地の悪化を
防止できるようになる。また、大ストローク時には上部
磁石42の各磁石42c,42dおよび下部磁石43の
各磁石43c,43dとシリンダ側磁石36との反発力
が大きいため、ストロークを抑える方向に反発力が作用
するようになって、バウンドストッパ当たりあるいはリ
バウンドストッパ当たりによる乗り心地の悪化を防止で
きるようになるとともに当該車両のあおりを抑えること
が可能となる。なお、本変形例においては上部磁石42
および下部磁石43を4個に分割する例について説明し
たが、分割個数はいくつであってもよい。
【0048】図7は第2変形例に係るサスペンション装
置の中央部分の断面を示す図である。本第2変形例にお
いては、図7に示すように、環状のシリンダ側磁石36
を4分割して得られた分割片36a,36bの2つをピ
ストンロッド13を中心軸とする円周面上の2箇所に相
対向して円弧状に配置する。一方、環状のピストンロッ
ド側磁石42および43も4分割してそれぞれ得られた
分割片42a,42bおよび43a,43bのそれぞれ
2つをピストンロッド13を中心軸とする円周面上の2
箇所にシリンダ側磁石の分割片36a,36bと上下方
向に相対向しない円周面上に円弧状に配置している。
【0049】このように各分割片36a,36bおよび
42a,42b(43a,43b)を配置すると、サス
ペンションへ入力される外力によってシリンダ11,1
2とピストンロッド13とが相対的にねじられる方向に
力を受けたとしても、その力に抗する方向に反発力が作
用するため、ねじれを抑えることができるようになると
ともに、連結ケース25に余計な負荷が懸かることが防
止できるようになり、連結ケース25の耐久性が向上す
るようになる。
【0050】なお、上記実施形態およびその各変形例に
おいては、ピストンロッド側磁石として上部磁石42と
下部磁石43の2つを配置する例について説明したが、
上部磁石42あるいは下部磁石43の一方のみを配置す
るようにしてもよい。この場合、当該車両がバウンドし
た方向あるいはリバウンドした方向のみに反発力が生じ
るため、バウンドストッパ当たりあるいはリバウンドス
トッパ当たりのみを防止することが可能になる。
【0051】また、上記実施形態およびその変形例にお
いては、上部ケース23側にゴムシート48を介してピ
ストンロッド側磁石アセンブリを固定するとともに下部
ケース24に固定した支持部材35にシリンダ側磁石3
6を固定するようにしたが、上部ケース23側に磁石3
6を固定するとともに下部ケース24に磁石アセンブリ
41〜43を固定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るサスペンション装
置の全体を示す部分破断図である。
【図2】 図1のサスペンション装置を制御する電気制
御装置の全体ブロック図である。
【図3】 図2のマイクロコンピュータにて実行される
減衰力切り換えプログラムのフローチャートである。
【図4】 V−Gyマップにおける車速Vと横加速度Gy
の関係を示すグラフである。
【図5】 第1変形例のサスペンション装置の中央部分
を示す拡大図である。
【図6】 図5のピストンロッド側磁石の磁化の強さを
示す図である。
【図7】 第2変形例のサスペンション装置の中央部分
を示す断面図である。
【符号の説明】
11…アウタシリンダ、12…インナシリンダ、13…
ピストンロッド、17…メインピストン、18…サブピ
ストン、21…アクチュエータ、23…上部ケース、2
4…下部ケース、25…連結ケース、36…シリンダ側
磁石、41…ケーシング、42…ピストンロッド側上部
磁石、43…ピストンロッド側下部磁石、44,45,
46…コーティング層、48…ゴムシート、55…マイ
クロコンピュータ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動液を封入したシリンダと同シリンダ
    の上端面から進退可能に突出させたピストンロッドとを
    有するとともに、同シリンダの下端をばね下部材に組み
    付けかつピストンロッドの上端をばね上部材に組み付け
    てなり、ばね上部材のばね下部材に対する上下動により
    減衰力を発生するダンパ装置と、 前記シリンダおよび前記ピストンロッドの外周面上に設
    けられて下端が同シリンダの外周面に支持されるととも
    に上端が前記ばね上部材に支持された可撓性を有するケ
    ースを有してなり、前記ケース内に封入した気体により
    ばね上部材のばね下部材に対する上下動に対してばね作
    用を付与するエアばね装置とを備えた車両のサスペンシ
    ョン装置において、 前記ケースを、円筒状に形成されて上端部を前記ピスト
    ンロッドの外周面に固定するとともに前記ばね上部材に
    弾性的に支持させてなる上部ケースと、円筒状に形成さ
    れて下端部を前記シリンダの外周面に固定した下部ケー
    スと、変形し易い材料で構成され前記上部ケースと前記
    下部ケースとを連結する連結ケースとで構成し、 前記ケースの内部にあってかつ前記シリンダの外部に、
    前記シリンダおよび前記ピストンロッドの軸芯を中心軸
    とする相異なる半径の円周面上に前記シリンダと一体的
    に変位するシリンダ側磁石と前記ピストンロッドと一体
    的に変位するピストンロッド側磁石とを相対向して配設
    したことを特徴とする車両のサスペンション装置。
  2. 【請求項2】 前記シリンダ側磁石あるいは前記ピスト
    ンロッド側磁石のどちらか一方を上部磁石と下部磁石に
    分割し、同上部磁石および同下部磁石を前記シリンダ側
    磁石あるいは前記ピストンロッド側磁石のどちらか他方
    の上部および下部に位置するようにそれぞれ配置すると
    ともに、 前記上部磁石および前記下部磁石と前記シリンダ側磁石
    あるいは前記ピストンロッド側磁石のどちらか他方とが
    互いに反発し合う方向にこれらの各磁石を磁化したこと
    を特徴とする請求項1に記載の車両のサスペンション装
    置。
  3. 【請求項3】 前記上部磁石および前記下部磁石の磁化
    方向は前記シリンダおよび前記ピストンロッドの半径方
    向であることを特徴とする請求項2に記載の車両のサス
    ペンション装置。
  4. 【請求項4】 前記シリンダおよび前記ピストンロッド
    の半径方向に磁化した前記上部磁石および前記下部磁石
    をサスペンションストローク方向に複数個に分割し、か
    つ同複数個の磁石の磁力をサスペンションストローク方
    向の中心側より外方あるいは内方に向かうに伴って段階
    的に強くなるように磁化したことを特徴とする請求項3
    に記載の車両のサスペンション装置。
  5. 【請求項5】 前記シリンダ側磁石を前記円周面上の少
    なくとも2箇所に円弧状に配置するとともに、前記ピス
    トンロッド側磁石を前記シリンダ側磁石と上下方向に相
    対向しない円周面上に円弧状に配置したことを特徴とす
    る請求項1から請求項4のいずれかに記載の車両のサス
    ペンション装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8165749B2 (en) 2005-03-31 2012-04-24 Honda Motor Co., Ltd Control system for adjustable damping force damper

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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