JPH10205557A - サスペンションのスプリングマウント方法及びその構造 - Google Patents
サスペンションのスプリングマウント方法及びその構造Info
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Abstract
プリング反力の偏荷重を低減可能なサスペンションスプ
リングのマウント方法及びその構造を提供することを課
題としている。 【解決手段】下端部をサイドロッドに取り付け略上下に
軸を向けたコイルスプリング11の上端部11aを、シ
ートラバー34を介してスプリングブラケット30に取
り付け、そのスプリングブラケット30を車体側部材に
取り付ける際に、上記コイルスプリング11上端の巻き
端部を、周方向における上記シートラバー34の剛性が
相対的に低い部分である車体前後方向前側に当接させ
る。
Description
からなるサスペンションスプリングをサスペンション部
材と車体側部材との間にマウントするサスペンションの
スプリングマウント方法及びその構造に関する。
リングであるコイルスプリングは、下端部をロアリンク
等のサスペンション部材に支持されれると共に、上端部
をスプリングブラケットを介して車体側部材に取り付け
られてマウントされる。
ば、図7及び図8に記載されるような構造となってい
る。即ち、スプリングブラケット60は、その中央部に
下方に突出したスプリングガイド部61を備えると共
に、その外周部には、環状のスプリング着座部62が形
成されている。さらに、上記スプリング着座部62の周
方向数カ所(図7では3か所)は、さらに側方に張り出
して車体取付け部63を形成し、その各車体取付け部6
3にボルト取付け穴63aが開設されて構成され、その
ボルト取付け穴63aを介して車体側部材に固定されて
いる。
上下に対向する車体側部材65の取付け面65aに沿っ
た形状となっている。さらに、そのスプリング着座部6
2下面には、その周方向に沿って環状にシートラバー6
4が加硫接着している。即ち、上記シートラバー64
は、上面がスプリング着座部62に接着していると共
に、下面が略水平な平面を構成し、その下面にコイルス
プリング66の上端部66aが当接して取り付けられて
いる。なお、上記図7中のシートラバー64は、周方向
に沿って12個の同一形状の突起部64aを有する。
端内周側にスプリングブラケット60のスプリングガイ
ド部61が略同軸に差し込まれた状態で、シートラバー
64の下面にコイルスプリング66の上端66aが押し
つけられる。
ンクルームを持った車両でのリヤサスペンションに上述
のようにコイルスプリング66をマウントする場合に
は、車体後部にトランクルームの空間を十分に確保する
ために、図9に示すように、車体側部材65の取付け面
65aの車体前後方向後側65bが車体後方に向かうに
つれて下方に向かうような斜面となっている場合があ
る。
に取付けられるスプリングブラケット60自体も、取付
けの関係から、車体前後方向後側が車体後方に向かうに
つれて下方に向かうような斜面に加工され、この結果、
そのスプリングブラケット60下面に取り付けられるシ
ートラバー64についても、周方向において、その斜面
に接着する部分(以下、斜面部分という)の厚さが相対
的に薄くなって剛性が大きくなる。
グ66の巻き端位置について規制をしていなかったた
め、上記斜面位置のシートラバー64部分にコイルスプ
リング66上端の巻き端位置が接触するように取り付け
られる場合があり、このような場合には、上記上端巻き
端位置部分のコイルスプリング66の高さ方向の密度が
高いにもかかわらず、シートラバー64の周方向におけ
る相対的に剛性の高い部分(容量の少なく部分)に当接
するために偏荷重が発生する。このようなことは、サス
ペンションによってスプリングマウントの性状にバラツ
キが生じるという問題がある。
する対策としては、上述のように巻き端位置を規制して
いないので、上記シートラバー64全体の容量,特に厚
さを十分にとる必要が生じるが、これは、シートラバー
64の上下方向の肉厚を厚くすることであり、車高等の
関係から車体側部材の高さを変更しないとすると、コイ
ルスプリング66上端取付け位置が低く設定されること
になる。このようなことは、マウントされるコイルスプ
リング66の長さが短くなって、該コイルスプリング6
6に密着余裕がなくなったり、スプリングの巻き数を少
なく設定する必要があるという問題がある。
なされたもので、簡易な手段で、シートラバーに掛かる
コイルスプリング反力の偏荷重を低減可能なサスペンシ
ョンスプリングのマウント方法及びその構造を提供する
ことを課題としている。
に、本発明のうち請求項1に記載のサスペンションのス
プリングマウント方法は、下端部をサスペンション部材
に取り付け略上下に軸を向けたコイルスプリングの上端
部を、シートラバーを介してスプリングブラケットに取
り付け、そのスプリングブラケットを車体側部材に取り
付けるサスペンションのスプリングマウント方法におい
て、上記コイルスプリング上端の巻き端部を、周方向に
おける上記シートラバーの剛性が相対的に低い部分に当
接させることを特徴とするものである。
ンションのスプリングマウント構造は、下端部をサスペ
ンション部材に取り付け略上下に軸を向けたコイルスプ
リングの上端部を、シートラバーを介してスプリングブ
ラケットに取り付け、そのスプリングブラケットを車体
側部材に取り付けるサスペンションのスプリングマウン
ト構造において、上記コイルスプリング上端の巻き端部
が接触する部分の上記シートラバーの剛性を相対的に低
く設定したことを特徴とするものである。
に記載の構成に対して、上記コイルスプリング上端の巻
き端部が接触する部分の上記シートラバーを相対的に厚
くしたことを特徴とするものである。
又は請求項3に記載の構成に対し、上記スプリングブラ
ケットを取り付ける車体側部材のブラケット取付け面の
一部に下方に向かう斜面がある車体でのサスペンション
のスプリングマウント構造において、コイルスプリング
上端の巻き端部を、上記ブラケット取付け面の斜面と上
下で対向しない位置の上記シートラバー部分に接触させ
ることを特徴とするものである。
に記載の構成に対し、トランクルームを持った車両での
リアサスペンションのスプリングの取付けに適用するこ
とを特徴とするものである。
〜請求項5のいずれかに記載の構成に対し、上記コイル
スプリング下端部を取り付けるサスペンション部材に、
上記コイルスプリング下端の巻き端位置の周方向へのず
れを拘束する回転規制手段を設けたことを特徴とするも
のである。
用すると、周方向におけるコイルスプリングのスプリン
グ線材の密度が相対的に高い部分が、シートラバーの相
対的に剛性の低い部分に取り付けられることで、コイル
スプリングからシートラバーさらには車体側部材に入力
されるコイルスプリング反力の周方向における偏荷重が
低減するという効果がある。これによって、例えば、コ
イルスプリングの線接触などが低減する。
ると、シートラバー周方向の肉厚を変えるという簡単な
手段で、上記効果を得ることができるという効果があ
る。また、請求項4に記載の発明を採用すると、車体側
部材の取付け面の形状に合わせて肉厚の薄い部分にコイ
ルスプリング上端の巻き端位置が配置されないことで、
当該コイルスプリング上端の巻き端位置が相対的に厚肉
で剛性の低い部分に配置されて、上記効果を得る。この
結果、スプリングブラケット等の構造を変更することな
く、効果を得ることができるという効果がある。
と、トランクルームに所定の空間を大きく確保して、車
体側取付け部の一部に斜面が形成されても、スプリング
反力の偏荷重を低減できるという効果がある。
と、上記コイルスプリング下端の巻き端位置の周方向へ
のずれが拘束されることで、シートラバーに当接するコ
イルスプリング上端の巻き端位置が周方向にずれること
が回避されて、コイルスプリング取付け後であっても、
確実にスプリング反力の偏荷重の増加を防止できるとい
う効果がある。
を参照しつつ説明する。本実施の形態では、ダブルウィ
ッシュボーン式の左後輪用のサスペンション装置を例に
挙げて説明する。
装置を示す平面図、図2は車両後方からみた図である。
即ち、車輪1を回転自在に支持するアクスル2(車輪支
持部材)の下部後側には、サイドロッド3の車輪側端部
3aが上下揺動可能状態に連結され、そのサイドロッド
3は、略車幅方向に延在配置されて車体側端部3bがサ
スペンションメンバ等の車体側部材4に上下揺動可能に
連結される。また、アクスル2の下部前側には、ロアリ
ンク5の車輪側端部5aが上下揺動可能状態に連結さ
れ、そのロアリンク5は、略車幅方向に延在配置されて
車体側端部5bが車体側部材4に上下揺動可能に連結さ
れている。
らなるアッパリンク6の先端部がボールジョイント7を
介して揺動可能に連結されている。そのアッパリンク6
の後端部側の二つの取付け点はそれぞれブッシュ8を介
して車体側部材4に連結されている。そのアッパリンク
6の車体側の揺動軸L1は、車体中心線に対して所定の
傾きをもって配置されている。このように揺動軸L1に
傾きを持たせることで、バウンドした際に、アッパリン
ク6は、アクスル2上部を車両前後方向前方に引き込
み、当該アクスル2をワインドダウンさせて、アンチリ
フトを稼ぐように設定されている。
ングアーム10の一端部10aが上下揺動可能に連結さ
れている。このトレーリングアーム10は、車両前後方
向前方に斜めに延びて他端部10bが車体側部材4に上
下揺動可能に連結されている。即ち、このトレーリング
アーム10は、中立位置からバウンド及びリバウンドす
るとアクスル2を車両前後方向前方に引き込むように働
く。
ンリンク構造では、アクスル2,つまり車輪1は、中立
位置からバウンドした時もリバウンドした時も、車体前
後方向前方にのみ変位すると共に、少なくともバウンド
した際にアクスル2上部が車両前後方向前方に引き込ま
れるように回動するように調整されている。
し、本実施の形態では、ホイールセンタと略一致してい
る。また、上記アクスル2の上部には、ショックアブソ
ーバ9の下端部9aが連結されている。ショックアブソ
ーバ9は、軸を略上下に向けて配置され、その上端部9
dがマウントラバーを介して車体側部材4に連結されて
いる。なお、図2中、9bが、中立位置でのアクスル2
と連結しているショックアブソーバ9下部の位置を示し
ていて、9aがバウンド時の位置を、9cがリバウンド
時の位置をそれぞれ示している。
ンロッドを介してアッパリンク6に接続されている。ま
た、13はドライブシャフトであって、その車輪側取付
け部は、等速ジョイントを介して揺動可能に車輪1のハ
ブ20に接続され、また、車体側取付け部は、等速ジョ
イントを介して揺動可能でデフ21に接続されている。
コイルスプリング取付け用の凹部3aが形成され、その
凹部3aにサスペンションスプリングであるコイルスプ
リング11下端部が上側から嵌め込まれることで、コイ
ルスプリング11の下端部がサスペンション部材である
サイドロッド3に支持される。
手段を構成するバネ抑え用の突起部43が設けられ、当
該突起部43にコイルスプリング11下端の巻き端位置
が当接することで、当該下端の巻き端位置が規制され
る。上記突起部43の位置、つまり、下端巻き端部の規
制位置は、上端巻き端位置が車体前後方向前側に、少な
くとも当該上端巻き端位置が斜面と上下方向で対向しな
い位置となるように設定する。
3に限定されず、下端巻き端を誘導するような周方向に
向かう螺旋状の傾斜面を形成し、当該下端巻き端を傾斜
面の終端部の段部にぶつけて規制するなど、下端の巻き
端位置が規制されるようであれば、他の構成を採用して
もよい。
を上下に向けて延在し、その上端部がスプリングブラケ
ットを介して車体側部材4に取り付けられている。本実
施形態のスプリングブラケット30は、平面図である図
3、車体後方からみた断面図である図4、及び車体側方
からみた断面図である図5に示されるような構成となっ
ている。
部に配置されるスプリングガイド部31、そのスプリン
グガイド部31の外周に位置するスプリング着座部3
2、及び該スプリングガイド部31の上方に位置する車
体取付け部33を備える。
小径となる円錐台状の筒部材から構成され、コイルスプ
リング11の上端部11a内に対し略同軸に挿入可能と
なっている。
リングガイド部31の上端部に連続して当該スプリング
ガイド部31の外周側に環状に配置された板部材から構
成され、その下面に、シートラバー34が加硫接着され
ていると共に、その上面及び外側面にも弾性体であるマ
ウントラバー35が加硫接着している。
シートラバー34の着座部34aとスプリングガイド部
31との間には、シートラバー34の内周側にスリット
50、外周側にスリット51が設けられており、コイル
スプリング11の荷重成分を逃がすことでシートラバー
34の耐久性を向上させる。なお、着座部34aとシー
トラバー34の径方向端面との間の距離が大きい場合に
は、図4の図中左側シートラバーの外周側のようにスリ
ット51を設けなくてもよい。
ンクルームの空間を十分に確保するために、車体側部材
のスプリングブラケット取付け面45は、車体後方に向
けて下向きとなる斜面となっているために、上記車体側
方からみた図5に示すように、本実施形態のスプリング
着座部32の上面も車体後方側が当該車体後方に向けて
下向きの斜面を形成するように加工されている。この結
果、スプリングブラケット30下面に接着するシートラ
バー34についても、上記斜面位置と上下に対向する部
分のシートラバー34の肉厚が相対的に薄く設計されて
いる。
図3及び図5に示すように、回転規制手段を構成する弾
性体からなる二つの突起部36が側方に張り出してい
る。この二つの突起部36はゴム材より構成されること
で接触時の異音発生が防止される。
内周面間を結ぶようにして、板部材が横架されて車体取
付け部33が設けられている。その車体取付け部33に
は、スプリングブラケット30の平面視略中央位置に取
付け穴33aが開設されている。
に、ピン37が取り付けられている。このピン37は頭
部側37aを上記車体取付け部33の取付け穴33aに
固定して上方、つまり車体側部材に向けて突出してい
て、その先端部には、掛止部38が設けられている。
7の先端部37bに軸支され図示しないバネによって他
端側38bが側方且つ外径方向に広がるように付勢され
ている。
を構成する車体ブラケットである。この車体ブラケット
39は、その内周面が上記スプリングブラケット30外
周を嵌合可能な形状に加工された板部材である。そし
て、この車体ブラケット39内にスプリングブラケット
30が下側から嵌め込まれることで、当該スプリングブ
ラケット30は、マウントラバー35を介して車体側部
材である車体ブラケット39に当接し、且つ、車体に対
して位置決めされる。
11上端の巻き端位置を車体前後方向前側に配置した状
態で下端部が取付けられることで、シートラバー34に
おける相対的に肉厚の部分に上記上端部巻き端位置が当
接している。
には取付け穴39aが開設し、その取付け穴39aを上
記ピン37が貫通していると共に上記掛止部38の他端
部38bが当該車体ブラケット39の上面に当接して、
当該ピン37が当該取付け穴39aから抜けないように
なっている。
グブラケット30が当該ピン37を介して接合されて取
り付けられている。また、上記車体ブラケット39の内
周面には、上記スプリングブラケット30に設けた二つ
の突起部36間に係合可能に、内方に突起した車体側突
起部40を有し(図3参照)、その車体側突起部40が
上記二つの突起部36間に係合するように嵌め込まれる
ことで、車体側部材に対してスプリングブラケット30
の上記ピン37周りの回動、つまり周方向への回動変位
が規制されている。
部32よりも内周側位置で車体側部材4の一部である車
体ブラケット39にスプリングブラケット30を接合す
る構造であるので、従来のようなスプリング着座部32
の外周に車体取付け用の張出部が不要となって、アッパ
マウント構造に要する空間を小さく設計することができ
る。
ブラケット30を嵌合するための車体ブラケット39を
設けると共に取付け穴33aを一つ開口するだけである
ので、車体側部材の取付け面の一部が斜面等となってい
ても、マウントのための構造が簡素化して加工が容易に
なると共に、コイルスプリング11の上端部11aをマ
ウントするために占有する空間を小さく設計することが
可能となる。
ングのマウントの作用や効果等について説明する。上記
のようなスプリングマウント構造では、周方向における
一番コイルスプリング11の線材の密度が高くなる上端
の巻き端位置が、相対的に肉厚が薄い、つまり相対的に
剛性の高い、斜面部分に接着したシートラバー34部分
に積極的に当接させない。このため、コイルスプリング
11からシートラバー34に入力される偏荷重が低減さ
れる。
重があると、例えばコイルスプリング11の上下方向途
中位置が横に変位して,所謂胴曲がりという現象が生じ
るおそれがあり、この胴曲がりがあるとコイルスプリン
グ11が線間接触して異音を発生することとなるが、こ
のようなことが防止される。
11上端の巻き端位置を決めるという簡単な手段で実施
され、さらに、当該コイルスプリング11上端部を取り
付けるためのスプリングブラケット30の構造にはなん
ら変更を加えないので、マウントするコイルスプリング
30のマウント時の長さを短く設定されることも回避さ
れる。
き端位置を規制しているので、マウント後であってサス
ペンション使用中にも、コイルスプリング30上端の巻
き端位置が周方向にずれることが確実に防止される。
ムを持った車両におけるリヤサスペンションでのコイル
スプリングのマウントを例にして説明しているが、他の
車両やフロントサスペンションのコイルスプリングのマ
ウントであっても適用可能である。この場合にも、他の
部品との関係で車体側部材のスプリングブラケット取付
け面のうち相対的に低くなっている部分を避けてコイル
スプリングの上端の巻き端位置を配することで実現可能
である。
スプリング取付け面に斜面がある場合を例に説明した
が、当該スプリング取付け面が平坦な場合には、例え
ば、セパレータ部材等を当該スプリング取付け面とスプ
リングブラケット上面との間に介挿してスプリングブラ
ケット内に取り付けられるシートラバーの周方向の高さ
を変えることでシートラバーの周方向の剛性を変化さ
せ、相対的に剛性が低い部分にコイルスプリング上端の
巻き端位置が当接するように設定すればよい。
えることでシートラバーの周方向の剛性を変化させるよ
うにしてもよい。また、上記実施形態では、コイルスプ
リング11の下端部を回転規制手段で規制する例で説明
しているが、これに限定されない。但し、規制しない場
合には、サスペンションの使用中にコイルスプリング1
1上端部の位置が周方向に変位するおそれがある。
ンション装置を示す平面図である。
を示す車両後方からみた図である。
トを示す平面図である。
トを示す車体後方からみた図である。
トを示す車体側方からみた図である。
トと車体ブラケットとの接合を示す車体側方からみた図
である。
る。
る。
である。
Claims (6)
- 【請求項1】 下端部をサスペンション部材に取り付け
略上下に軸を向けたコイルスプリングの上端部を、シー
トラバーを介してスプリングブラケットに取り付け、そ
のスプリングブラケットを車体側部材に取り付けるサス
ペンションのスプリングマウント方法において、 上記コイルスプリング上端の巻き端部を、周方向におけ
る上記シートラバーの剛性が相対的に低い部分に当接さ
せることを特徴とするサスペンションのスプリングマウ
ント方法。 - 【請求項2】 下端部をサスペンション部材に取り付け
略上下に軸を向けたコイルスプリングの上端部を、シー
トラバーを介してスプリングブラケットに取り付け、そ
のスプリングブラケットを車体側部材に取り付けるサス
ペンションのスプリングマウント構造において、 上記コイルスプリング上端の巻き端部が接触する部分の
上記シートラバーの剛性を相対的に低く設定したことを
特徴とするサスペンションのスプリングマウント構造。 - 【請求項3】 上記コイルスプリング上端の巻き端部が
接触する部分の上記シートラバーを相対的に厚くしたこ
とを特徴とする請求項2に記載のサスペンションのスプ
リングマウント構造。 - 【請求項4】 上記スプリングブラケットを取り付ける
車体側部材のブラケット取付け面の一部に下方に向かう
斜面がある車体でのサスペンションのスプリングマウン
ト構造において、 コイルスプリング上端の巻き端部を、上記ブラケット取
付け面の斜面と上下で対向しない位置の上記シートラバ
ー部分に接触させることを特徴とする請求項2又は請求
項3に記載のサスペンションのスプリングマウント構
造。 - 【請求項5】 トランクルームを持った車両でのリアサ
スペンションのスプリングの取付けに適用することを特
徴とする請求項4に記載のサスペンションのスプリング
マウント構造。 - 【請求項6】 上記コイルスプリング下端部を取り付け
るサスペンション部材に、上記コイルスプリング下端の
巻き端位置の周方向へのずれを拘束する回転規制手段を
設けたことを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか
に記載のサスペンションのスプリングマウント構造。
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