JPH10205404A - 蓄圧式燃料噴射装置 - Google Patents

蓄圧式燃料噴射装置

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JPH10205404A
JPH10205404A JP2611397A JP2611397A JPH10205404A JP H10205404 A JPH10205404 A JP H10205404A JP 2611397 A JP2611397 A JP 2611397A JP 2611397 A JP2611397 A JP 2611397A JP H10205404 A JPH10205404 A JP H10205404A
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祥博 都筑
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ドレン燃料がアーマチャを直撃することを防
止し、制御室とドレン通路間を開閉する弁部材の閉弁応
答性を向上させるとともに、弁部材のバウンスを低減し
て、閉弁特性を向上させる。 【解決手段】 一体に設けたコマンドピストン4の後端
面に面して形成した制御室5内の圧力によって閉弁する
ニードル弁を持つ燃料噴射装置において、制御室5に高
圧燃料を導入するインオリフィス51と、ドレン通路6
2に連通するアウトオリフィス52を形成し、ソレノイ
ド8によって吸引駆動されるアーマチャ9と一体に設け
た弁部材7にてドレン通路62とアウトオリフィス52
間を開閉させる。ドレン通路62をアーマチャ室91の
外周部に配置し、アウトオリフィス52をアーマチャ室
91を経由せずにドレン通路62に接続する連通路61
を設け、さらに、アーマチャ室91とドレン通路62を
連通する連通路64にはしぼり65を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の各気筒
へ燃料を噴射するために使用される蓄圧式燃料噴射装置
に関し、特に燃料の噴射を制御する電磁弁の構成に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジン等の内燃機関に燃料
を噴射するシステムの1つとして、蓄圧式燃料噴射装置
が用いられている。蓄圧式燃料噴射装置は、エンジンの
各気筒に装着される燃料噴射弁に共通の蓄圧配管(コモ
ンレール)を備え、高圧ポンプによって蓄圧配管内の燃
料圧力を一定に保持しつつ、燃料噴射弁により所定のタ
イミングで燃料を各気筒に噴射している。
【0003】この種の蓄圧式燃料噴射装置としては、例
えば欧州特許第0484804B1号に開示されるもの
があり、燃料噴射孔を開閉するニードル弁の背圧を電磁
弁で制御することにより燃料の噴射を制御している。こ
の装置では、ニードル弁と一体に上下動するロッドの背
面に高圧燃料が供給される制御室を設けて、該制御室内
に蓄圧される燃料の圧力により上記ニードル弁を下方に
付勢し、燃料噴射孔を閉鎖している。上記制御室とドレ
ン通路との間には、これを開閉するための弁部材が配設
してあり、該弁部材はソレノイドによって吸引駆動され
るアーマチャと一体に設けられている。しかして、上記
ソレノイドに通電すると上記制御室とドレン通路とが連
通して、上記制御室内が低圧になり、上記ニードル弁が
上方に移動して燃料噴射孔が開き、燃料が噴射される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
燃料噴射装置では、ドレン通路が、上記電磁弁の中央部
を貫通するように設けられ、上記制御室から流出するド
レン燃料は、上記制御室直上のアーマチャ室、スプリン
グ室を経て、上記電磁弁の上端面より外部へ導出され
る。しかしながら、この構成は、上記ドレン通路が電磁
弁の上端面に開口することから外部ドレンとの接続が容
易である等の利点があるが、一方で、ドレン燃料が、上
記制御室下流のアーマチャ室内に収容されるアーマチャ
を直撃するという問題がある。このようなドレン燃料の
流れは、通電停止時の上記アーマチャの移動方向に対し
大きな抵抗となり、上記アーマチャと一体の上記弁部材
の閉弁応答性を低下させるおそれがあった。
【0005】さらに、ドレン燃料の流入が比較的狭いア
ーマチャ室内の内圧を上昇させ、大きな圧力脈動を生じ
させるため、上記弁部材がバウンスし、閉弁特性が低下
する不具合がある。このため、微小調量精度の低下、お
よび多重噴射時の制御性の低下をまねき、噴射性能を低
下させるという問題が生じていた。
【0006】しかして、本発明の目的は、ドレン通路が
電磁弁の上端面に開口する構成の燃料噴射装置におい
て、ドレン燃料がアーマチャが直撃することを防止し、
制御室とドレン通路との間を開閉する弁部材の閉弁応答
性を向上させるとともに、上記弁部材のバウンスを低減
して閉弁特性を改善し、噴射性能を向上させることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1の構成に
おいて、蓄圧式燃料噴射装置は、先端に燃料噴射孔を設
けた中空ハウジング内を摺動して該燃料噴射孔を開閉す
るニードル弁と、上記ニードル弁と一体に上記ハウジン
グ内を摺動するコマンドピストンを有し、該コマンドピ
ストンの後端面に面して形成した制御室内部に充填され
る高圧燃料の圧力によって上記ニードル弁を閉弁方向に
付勢している。上記ハウジング内には、該制御室内に高
圧燃料を導入する導入路と、上記制御室を上記ハウジン
グ後端面で開口して高圧燃料を外部に導出するドレン通
路に連通する導出路が形成され、上記ハウジングの後端
部内に収容されるソレノイドの上記制御室側端面に対向
してアーマチャが配設してある。上記ソレノイドに通電
すると、該アーマチャおよびこれと一体に設けた弁部材
が吸引駆動され、該弁部材が、上記ソレノイドへの通電
時に上記ドレン通路と上記導出路との間を開放して上記
制御室内の圧力を低下させる。
【0008】上記ドレン通路は、上記アーマチャが収容
されるアーマチャ室の外周部に配置してあり、さらに上
記導出路を該アーマチャ室を経由せずに上記ドレン通路
に接続する連通路が設けてある。また、上記アーマチャ
室と上記ドレン通路とを連通する通路を設け、その少な
くとも一部を上記ドレン通路より小径としてある。
【0009】上記構成において、上記制御室からのドレ
ン燃料は、上記連通路より上記アーマチャ室の外周部を
迂回してハウジング後端面に至る。また、上記ドレン通
路から上記アーマチャ室への通路は、その少なくとも一
部を上記ドレン通路より小径としたので、ドレン燃料
は、そのほとんどが大径の上記ドレン通路を流れ、アー
マチャを直撃することがない。従って、上記アーマチャ
の作動がドレン燃料の流れの影響を受けることを防止
し、上記弁部材の閉弁応答性を大きく向上させることが
できる。
【0010】また、上記アーマチャの作動を安定化する
には上記アーマチャ室内が油密であるのがよいが、上記
構成では、上記通路の小径部を介して、上記アーマチャ
室内を油密にするのに必要なごく小量の燃料を導入する
ことができる。よって、上記アーマチャの作動を安定化
させて、上記弁部材のバウンスを防止し、閉弁特性、調
量精度を大幅に向上させて、噴射性能の優れた燃料噴射
装置を実現できる。
【0011】請求項2の構成では、上記通路を、上記ア
ーマチャ室と上記ドレン通路とを連通する連通路とその
途中に形成されるしぼりで構成する。このしぼり径を適
宜調整することで上記制御室内へ導入される燃料の流量
を調整し、所望の閉弁特性を得ることができる。
【0012】請求項3の構成では、上記導出路の流路断
面積を上記導入路の流路断面積より大きくする。これに
より、上記弁部材の開弁時、上記制御室からのドレン燃
料をより流路断面積の大きい上記導出路へ速やかに導出
し、上記ドレン通路を経て排出することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図3は内燃機関の蓄圧式燃料噴射
装置の全体構成を示す図である。図中、燃料タンクT内
の燃料は低圧ポンプP1にて高圧ポンプP2に供給さ
れ、高圧に加圧されてコモンレール(高圧蓄圧配管)R
に送出される。コモンレールRは、コモンレール圧力を
検出する圧力センサSを備え、エンジン制御コンピュー
タECUは、この圧力センサSからの信号が、アクセル
開度、エンジン回転数などのエンジン運転条件を基に決
定される圧力となるように、高圧ポンプP2を制御す
る。
【0014】コモンレールRには、エンジンEの各気筒
にそれぞれ対応して設けられた複数の燃料噴射弁Iが接
続され、エンジン制御コンピュータECUによって噴射
制御されている。燃料噴射弁Iからは余剰の燃料がドレ
ンDを介して燃料タンクTに戻される。
【0015】次に、図2により燃料噴射弁Iの詳細につ
いて説明する。図において、噴射弁Iは、略円筒状のハ
ウジング1と、その下端にディスタンスピース11を介
してリテーニングナット12で締付け固定されたノズル
ボディ2を有し、上記ハウジング1の上端には詳細を後
述する噴射制御用電磁弁BのバルブハウジングB1が固
定されている。
【0016】上記ノズルボディ2は先端を燃料噴射孔2
1とする筒状体で、筒内には該燃料噴射孔21を開閉す
るためのニードル弁3が摺動自在に嵌装されている。ニ
ードル弁3の上端部は、上記ハウジング1内に収容され
るコマンドピストン4とスプリングホルダ41を介して
連結しており、スプリングホルダ41の外周にはノズル
スプリング42が配設されて上記ニードル弁3を下方に
付勢している。上記コマンドピストン4の上方には、高
圧燃料が導入される制御室5が形成されており、該制御
室5内の高圧燃料の圧力によって、コマンドピストン4
およびこれと一体の上記ニードル弁3が下方に移動し、
ノズルボディ2先端の上記燃料噴射孔21を閉鎖するよ
うになしてある。
【0017】上記ノズルボディ2内には、上記ニードル
弁3の外周に油溜まり31が設けられ、図3に示したコ
モンレールRからの高圧燃料が、上記ハウジング1の上
端部側壁に設けたインレット13からバーフィルタ1
4、燃料通路15を経て常時供給されている。上記ニー
ドル弁3の開閉は、上記電磁弁Bによって制御され、こ
の電磁弁Bに通電することにより上記ニードル弁3が上
方へ移動すると、上記燃料噴射孔21が開いて高圧燃料
が噴射される。
【0018】図1は上記電磁弁Bの拡大図で、該電磁弁
Bは上記ハウジング1の上端開口に固定される筒状ハウ
ジングB1と、その下半部内に保持されるバルブボディ
6を有している。図2に示した上記インレット13から
導入される高圧燃料は、同時に、燃料通路16を経て上
記電磁弁B内へ導入され、バルブボディ6内に設けた導
入路たるインオリフィス51を経て、上記制御室5へ導
入される。上記制御室5の上方には導出路たるアウトオ
リフィス52が設けられ、その上端開口は弁部材7にて
閉鎖されている。
【0019】上記弁部材7は、ソレノイド8の下方に対
向して配したアーマチャ9の下端面より突出するロッド
71と、該ロッド71の下端部に形成した半球状の凹部
内に保持されるボール72からなり、ボール72は上記
アウトオリフィス52の上部開口縁に突出形成した環状
のシート部73に着座している。上記アーマチャ9はア
ーマチャ室91内に収容され、スプリングホルダ81に
保持されるバルブスプリング82により下方に付勢され
ている。上記アーマチャ9の外周にはスペーサ92が配
され、このスペーサ92の高さによって上記弁部材7の
リフト量が調整される。
【0020】上記弁部材7の下端部外周には、ドレン室
61が設けられ、上記ソレノイド8に通電することによ
りアーマチャ9が上方に吸引駆動されると、上記ボール
72が離座して、上記アウトオリフィス52より高圧燃
料が上記ドレン室61に流出する。ここで、上記アウト
オリフィス52は、流路断面積が上記インオリフィス5
1より大きくなるようにし、上記制御室5内の燃料が上
記アウトオリフィス52よりドレン通路62への連通路
となる環状のドレン室61へ速やかに流れるようにして
ある。
【0021】上記ドレン室61上方の上記電磁弁B外周
部には、上記バルブボディ6および上記ハウジングB1
の内周壁に沿うように環状のドレン通路62が形成さ
れ、その下端が上記ドレン室61上端面に開口してい
る。上記ドレン通路62は、上記ハウジングB1の上端
開口を閉鎖する筒状部材B2に設けた連通路63を介し
て外部のドレンD(図3参照)と連通する。
【0022】上記アーマチャ室91は、上記ドレン通路
62と連通路64にて連通しており、該連通路64の上
記ドレン通路62側の端部には、しぼり65が形成して
ある。しかして、上記ドレン室61から流出する燃料の
一部は該しぼり65および連通路64を介してアーマチ
ャ室91内に流入可能である。ここで、しぼり65の径
は、アーマチャ室91内を油密にするに必要なわずかな
流量が確保できる程度の大きさがあればよく、例えばド
レン通路62の径が2〜3mmの時、0.5mm程度とす
る。これにより、しぼり65を介して必要な少量の燃料
のみをアーマチャ室91に導入し、かつアーマチャ室9
1内部の圧力が外部圧力の影響を受けないようにするこ
とができる。
【0023】次に上記構成の燃料噴射装置の作動につい
て説明する。上記ソレノイド8に通電することにより、
上記スプリング82に抗して上記アーマチャ9が上方へ
吸引駆動されると、上記ロッド71およびボール72が
上方へ移動して上記シート部73から離座する。これに
伴い上記制御室5内の燃料が上記アウトオリフィス52
より流出し、上記ドレン室61より上記ドレン通路62
を経て、上記連通路63より外部へ導出される。
【0024】これにより上記制御室5内の圧力が低下し
て、上記コマンドピストン4を下方に付勢している力が
弱まり、上記ニードル弁3の受圧部に作用する高圧燃料
がこれを上方へ押し上げる力が勝ると、上記ニードル弁
3が上方に移動して燃料噴射孔21から燃料が噴射され
る。一定時間開弁し、所望量の燃料が噴射された後、上
記ソレノイド8への通電を停止すると、ソレノイド8に
よって吸引されていた上記アーマチャ9がバルブスプリ
ング82により下方に押し下げられ、上記弁部材7のボ
ール72がシート部73に着座して、上記ドレン室61
と上記アウトオリフィス52の間を遮断する。
【0025】続いて、上記インオリフィス51から高圧
燃料が導入されることにより、上記制御室5内の圧力が
上昇すると、上記コマンドピストン4が再度下方へ押し
下げられ、上記ニードル弁3が上記燃料噴射孔21を閉
鎖して、噴射が停止する。
【0026】以上、上記構成によれば、上記ドレン通路
62を上記アーマチャ室91の外周に配置するととも
に、上記アーマチャ室91と上記ドレン通路62とをし
ぼり65を有する上記連通路64を介して連通させたの
で、ドレン室61から流出する燃料が直接アーマチャ室
91へ流入してアーマチャ9を直撃することがない。よ
って、上記ソレノイド8への通電を停止した時に、上記
アーマチャ9の作動がドレン燃料の流れの影響を受ける
ことがなく、作動が安定して、上記弁部材7の閉弁応答
性が向上する。
【0027】また、上記アーマチャ室91の内部が油密
になっていないと、上記弁部材7の作動時に、逆に、よ
り大きなバウンスが生じるおそれがあるが、本発明で
は、上記アーマチャ室91と上記ドレン通路62とをし
ぼり65を有する連通路64を介して連通させたので、
上記ドレン通路62を流通する燃料の一部をアーマチャ
室91へ導入可能である。この時、上記アーマチャ室9
1内部のエアはアーマチャ室91上部にある上記スプリ
ングホルダ81と上記ソレノイド8とで形成される微小
間隙を介して上方の連通路63へ排出される。ここで
は、スプリングホルダ81とソレノイド8の間の間隙を
利用したが、上記アーマチャ室91上部と上記連通路6
3を連通する通路を設けその途中にしぼりを設けて排出
するような構成としてもよい。
【0028】図4(a)は、制御室から導出されるドレ
ン燃料が直接アーマチャ室へ流入する従来構造の燃料噴
射装置において、制御室の導出路とドレン通路の間を開
閉する弁部材のバルブリフトの挙動を示す図である。図
に示されるように、従来構成では弁部材の閉弁時にアー
マチャを燃料が直撃し、弁部材の閉弁方向に対して大き
な抵抗となって、閉弁の速度(バルブリフトの下降側の
傾き)が遅くなる。さらにアーマチャ室に生じる大きな
圧力脈動により、アーマチャが振動することから、弁部
材の着座後に大きなバウンスが生じている。これは、ア
ーマチャの振動によってシート部からのドレン燃料の流
出量が変化することにより、コモンレール圧の変化が噴
射量を変えようと噴射パルス幅が変わるために起こり、
バウンスの大きさがさまざまに変化するため、2−Q特
性(噴射パルス幅に対する噴射量の特性)を低下させ、
調量精度を悪化させることになる。
【0029】一方、図4(b)は、上記図1〜3に示し
た本発明の燃料噴射装置において、同一の制御パルスに
対する弁部材7のバルブリフトの挙動を示す図である。
図に明らかなように、本発明の構造では、ドレン燃料が
上記アーマチャ9を直撃しないため、上記弁部材7の閉
弁の速度が速くなっていることがわかる。また、上記ア
ーマチャ室91内部の圧力も、上記しぼり65を介して
上記ドレン通路62と連通していることで、ほとんど外
部の影響を受けず、圧力脈動が生じないので、バウンス
もほとんど生じていない。
【0030】以上のように、本発明によれば、噴射制御
用電磁弁Bの閉弁応答性を向上するとともに、閉弁特性
を大幅に向上でき、調量精度を向上して、高精度な噴射
量制御が可能となる。
【0031】なお、上記実施の形態では、上記アーマチ
ャ室91と上記ドレン通路62とを、上記連通路94お
よびしぼり65にて連通させたが、上記ドレン通路62
より小径の一定径の通路で連通させてもよい。また、し
ぼり65の位置は上記連通路94の途中に形成してもよ
い。このように、アーマチャ室91への通路の少なくと
も一部がドレン通路62より小径であれば同様の効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す燃料噴射装置
の電磁弁構成を示す断面図である。
【図2】第1の実施の形態における燃料噴射装置の主要
部の断面図である。
【図3】第1の実施の形態における燃料噴射装置の全体
構成概略図である。
【図4】(a)は本発明の燃料噴射装置におけるバルブ
リフトの挙動を示す図、(b)は従来の燃料噴射装置に
おけるバルブリフトの挙動を示す図である。
【符号の説明】 B 電磁弁 B1 筒状ハウジング(ハウジング) I 燃料噴射弁 1 筒状ハウジング(ハウジング) 2 ノズルボディ(ハウジング) 21 燃料噴射孔 3 ニードル弁 31 燃料溜まり 4 コマンドピストン 5 制御室 51 インオリフィス(導入路) 52 アウトオリフィス(導出路) 6 バルブボディ 61 ドレン室(連通路) 62 ドレン通路 63 連通路 64 連通路(通路) 65 しぼり(通路) 7 弁部材 71 ロッド 72 ボール 73 シート部 8 ソレノイド 81 スプリングホルダ 82 バルブスプリング 9 アーマチャ 91 アーマチャ室 92 スペーサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02M 61/16 F02M 61/16 X

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に燃料噴射孔を設けた中空ハウジン
    グ内を摺動して該燃料噴射孔を開閉するニードル弁と、
    上記ニードル弁と一体に上記ハウジング内を摺動するコ
    マンドピストンと、該コマンドピストンの後端面に面し
    て形成され内部に充填される高圧燃料の圧力によって上
    記ニードル弁を閉弁方向に付勢する制御室と、該制御室
    内に高圧燃料を導入する導入路と、上記制御室を上記ハ
    ウジング後端面で開口して高圧燃料を外部に導出するド
    レン通路に連通する導出路と、上記ハウジングの後端部
    内に収容されるソレノイドと、該ソレノイドの上記制御
    室側端面に対向し上記ソレノイドによって吸引駆動され
    るアーマチャと、該アーマチャと一体に設けられ上記ソ
    レノイドへの通電時に上記ドレン通路と上記導出路との
    間を開放して上記制御室内の圧力を低下させる弁部材と
    を具備する蓄圧式燃料噴射装置において、上記ドレン通
    路を上記アーマチャが収容されるアーマチャ室の外周部
    に配置し、上記導出路を該アーマチャ室を経由せずに上
    記ドレン通路に接続する連通路を設けるとともに、上記
    アーマチャ室と上記ドレン通路とを連通する通路を設
    け、その少なくとも一部を上記ドレン通路より小径とし
    たことを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 上記通路が、上記アーマチャ室と上記ド
    レン通路を連通する連通路とその途中に形成されるしぼ
    りからなる請求項1記載の蓄圧式燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】 上記導出路の流路断面積を上記導入路の
    流路断面積より大きくした請求項1または2のいずれか
    記載の蓄圧式燃料噴射装置。
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