JPH10205117A - 吊り足場用クランプ装置 - Google Patents

吊り足場用クランプ装置

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JPH10205117A
JPH10205117A JP1081997A JP1081997A JPH10205117A JP H10205117 A JPH10205117 A JP H10205117A JP 1081997 A JP1081997 A JP 1081997A JP 1081997 A JP1081997 A JP 1081997A JP H10205117 A JPH10205117 A JP H10205117A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊り足場の取り付け作業や取り外し作業を短
時間で迅速に行うようにする。 【解決手段】吊り足場に取り付けられたねじ棒42には
係合金具43が摺動自在に装着され、このねじ棒42の
先端部側には雌ねじ部材としてのナット52がねじ結合
されている。係合金具43に揺動自在に取り付けられた
揺動アーム48の先端には、揺動アーム48がクランプ
位置となったときにナット52に対向するストッパ51
が設けられている。揺動アーム48を退避させた状態で
は係合金具43を構築物とのオーバーラップ寸法よりも
長いストロークでねじ棒42に沿って摺動し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築工事を行う際に
使用する吊り足場を構築物に取り付けるための吊り足場
用クランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄骨構造物や鉄骨鉄筋コンクリート構造
物を建築する場合には、鉄骨の組立工事における鉄骨材
のボルト締め作業、溶接作業および鉄筋の組立作業など
の建築作業に際して、構築物に吊り足場を取り付けるよ
うにしており、この吊り足場において、作業者が前述し
た種々の建築作業を行うようにしている。
【0003】このような作業を行うための吊り足場とし
ては、たとえば、実公昭64−7154号公報、実開平
3−3714号公報、実開平3−63652号公報およ
び実開平3−123044号公報に示されるようなもの
がある。多くの吊り足場は、構築物に固定される固定枠
を有し、この固定枠の下端部には足場板が設けられ、固
定枠の上方には通常複数本の手摺り枠が設けられてお
り、足場板の上には固定枠と手摺りとにより囲まれた安
全な作業空間が形成されるようになっている。
【0004】構築物に対する吊り足場の取り付けは、前
記それぞれの公報に示されるように、支柱の上端部に揺
動自在に取り付けられるねじ棒と、このねじ棒に対して
軸方向に摺動自在に装着される爪金具つまり係合金具
と、ねじ棒にねじ結合される蝶ナットとを有するクラン
プ装置によって行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】構築物に対して吊り足
場を取り付ける際には、I型鋼からなる鉄骨梁の一方側
部に支柱を配置した状態でねじ棒を鉄骨梁の上面にか
け、蝶ナットを回転させることによって爪金具を鉄骨梁
の他方側部に接近移動させるようにしている。爪金具を
鉄骨梁に係合させた状態のもとで、爪金具が鉄骨梁に確
実に係合状態を保持するように、爪金具と鉄骨梁とがオ
ーバーラップする寸法を充分に確保するようにしてい
る。
【0006】したがって、吊り足場を鉄骨梁に取り付け
る場合、および吊り足場を鉄骨梁から取り外す場合に
は、いずれも、蝶ナットを回転させて爪金具をねじ棒に
沿って移動させるストロークもオーバーラップ寸法に対
応して長くなる。爪金具と鉄骨梁とのオーバーラップ寸
法は、安全性の観点により、たとえば、100mm程度
あるいはこれ以上に設定されている。このため、吊り足
場の取り付けおよび取り外しに際しては、蝶ナットをこ
のような長いオーバーラップ寸法に遊び寸法を加えた長
さ分だけ回転させて移動しなければならず、その作業に
時間がかかり、作業性が良くない。
【0007】本発明の目的は、吊り足場の構築物に対す
る取付け作業および取外し作業を迅速に行い得るように
することにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0010】すなわち、本発明の吊り足場用クランプ装
置は、吊り足場に取り付けられたねじ棒に軸方向に摺動
自在に係合金具が装着され、この係合金具を構築物に係
合して前記吊り足場との間で構築物を挟み付けるように
し、ねじ棒の先端部側にねじ結合された雌ねじ部材と係
合金具との間にストッパあるいは締結力伝達部材を介在
させるようにしている。吊り足場を構築物に吊り下げる
ために係合金具を構築物にクランプするには、ナットの
締付け力を揺動アームあるいは締結力伝達部材をクラン
プ位置としてこれを介して係合金具に伝達する。そし
て、係合を解く場合には、雌ねじ部材と係合金具との間
から揺動アームや締結力伝達部材を退避位置に設定す
る。
【0011】本発明にあっては、吊り足場を構築物に対
して取り付けたり、取り外したりする際には、ねじ棒に
対して僅かなストロークだけ雌ねじ部材を回転させれば
良く、その作業を短時間で迅速に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1は構築物の鉄骨梁10に取り付けられ
た吊り足場11を示す概略斜視図であり、この吊り足場
11は2本の支柱12,13を有し、それぞれ支柱1
2,13は横断面がコの字形状となった鋼やアルミニウ
ムなどの金属製の型材により形成されている。これらの
支柱12,13の間には、それぞれ断面四角形の金属製
の中空棒材からなる2本の横桟14,15が固定されて
おり、これらの支柱12,13と横桟14,15とによ
り固定枠16が形成されている。
【0014】固定枠16の下端部には、四辺形の足場枠
17がヒンジ部に設けられたヒンジピン18を中心に回
動自在に取り付けられており、足場枠17には足場板1
9が設けられている。
【0015】吊り足場11が使用される際には、図1に
示されるように、足場枠17は水平状態となり、不使用
時には垂直方向に回動して折り畳まれる。足場枠17を
水平状態に保持するために、支柱12,13の上端部に
は、それぞれヒンジピン21を中心に回動自在に吊り支
柱22,23が取り付けられている。それぞれの吊り支
柱22,23は、横断面がコの字形状となり支柱12,
13と同様の金属からなる型材により形成されており、
内部に形成された溝が相互に対向している。足場枠17
の先端部両側には、ローラ24が回転自在に取り付けら
れ、それぞれのローラ24は吊り支柱22,23の溝内
に入り込んでおり、足場枠17を図1に示すように水平
状態とした場合にローラ24に当接する図示しないスト
ッパが吊り支柱22,23の下端部に固着されている。
足場枠17をヒンジピン18を中心に矢印で示す方向に
回動させると、ローラ24は吊り支柱22,23の溝に
沿って転動することになり、足場枠17を固定枠16に
対して平行となる位置まで折り畳むことができる。
【0016】足場枠17の上方には、相互に所定の間隔
を隔てて、2つの手摺り枠25,26が配置されてい
る。それぞれの手摺り枠25,26は帯状の金属部材を
コの字形状に折り曲げて形成されており、それぞれの端
部においてヒンジピン27,28により支柱12,13
に対して回動自在に取り付けられている。
【0017】それぞれの手摺り枠25,26と足場枠1
7とには、2本の手摺り支柱29が、図示しないヒンジ
部材により連結されている。したがって、2本の手摺り
枠25,26の一方、あるいは足場枠17を操作してこ
れを水平状態から垂直状態に回動させると、これらは一
体となって回動することになり、同様に、垂直状態から
水平状態に回動させる際にも一体となって回動すること
になる。
【0018】このように折り畳み式となった吊り足場1
1を鉄骨梁10に取り付けるために、固定枠16の上端
部には、2つのクランプ装置30がそれぞれ止め金具3
1により揺動自在に取り付けられている。
【0019】図2は図1に示されたクランプ装置30と
止め金具31を示す拡大斜視図であり、止め金具31は
湾曲部31aとねじ止め部31bとを有し、板材を折り
曲げることにより形成されている。ねじ止め部31bに
は止め金具31を支柱12,13にねじ部材を用いて締
結する際に、ねじ部材が貫通する取付孔32が形成され
ている。湾曲部31aには水平方向の水平スリット33
aが形成され、この水平スリット33aに連通させて湾
曲部31aの正面部には垂直方向の垂直スリット33b
が形成されている。さらに、湾曲部31aの下端部には
底板34が固定されている。
【0020】クランプ装置30は止め金具31の湾曲部
31a内に配置されてヒンジ部材として機能する円筒部
材41を有し、この円筒部材41にはこれに対して直角
方向に延びるねじ棒42が固着されている。したがっ
て、ねじ棒42は水平スリット33aに沿って水平方向
に回動するとともに、垂直スリット33bに沿って垂直
方向にも回動することになる。
【0021】このねじ棒42には係合金具43が軸方向
に摺動自在に装着されており、この係合金具43は、ね
じ棒42の外径よりもやや大きな内径を有し、ねじ棒4
2が貫通する円筒形状のスリーブ44と、このスリーブ
44にその軸方向に延びて固着された係合爪部材45と
を備えている。係合爪部材45には切り欠き部46が形
成されており、この切り欠き部46には、吊り足場11
を鉄骨梁10に取り付ける際に、その鉄骨梁10が入り
込むようになっている。
【0022】スリーブ44には、係合爪部材45に対し
て円周方向に180度の位相をずらして支持片47が固
着されており、この支持片47には2本の揺動アーム4
8がピン49により揺動自在に設けられている。揺動ア
ーム48の先端には板材をU字形状に折り曲げて形成さ
れたストッパ51が固着されており、このストッパ51
は、揺動アーム48が図1に示すようにクランプ位置に
まで揺動すると、ねじ棒42を跨ぐ状態となる。
【0023】ねじ棒42には、雌ねじ部材としてのナッ
ト52がねじ結合されており、このナット52にはこれ
を回転させる際に作業者により操作される棒状のハンド
ル53が固着されている。このナット52がねじ棒42
から抜け落ちるのを防止するために、ねじ棒42の先端
部には止めピン54がねじ棒42を貫通して固着されて
いる。
【0024】このようなクランプ装置30を組み立てる
には、基端部で円筒部材41が溶接されたねじ棒42
を、止め金具31の湾曲部31aの内側から水平スリッ
ト33aに挿入する。次いで、ストッパ51が溶接され
た揺動アーム48を有する係合金具43を、そのスリー
ブ44の部分でねじ棒42に嵌合させるとともに、ナッ
ト52をねじ棒42にねじ結合させる。さらに、ねじ棒
42の先端部に止めピン54を固着する。このようにし
て、クランプ装置30の組立が完了し、止め金具31に
よりクランプ装置30は吊り足場11の支柱12,13
に合計2つ取り付けられることになる。
【0025】このクランプ装置30を有する吊り足場1
1を鉄骨梁10にクランプする手順について、図4を参
照しつつ説明する。
【0026】まず、図4(A)において二点鎖線で示す
ように、揺動アーム48を開いてストッパ51をナット
52の上方に退避させ、さらに係合金具43をナット5
2の近傍にまで移動させた状態で、止め金具31の湾曲
部31aを鉄骨梁10の一方の側部10aに載置し、ね
じ棒42を鉄骨梁10の上にほぼ平行に位置させる。こ
のときには、二点鎖線で示すように、係合金具43は鉄
骨梁10から離れて位置するとともに、係合金具43の
切り欠き部46は鉄骨梁10の他方の側部10bに対向
することになる。
【0027】この状態のもとで、係合金具43を図4
(A)に実線で示す位置まで図において右側に移動させ
る。これにより、係合金具43の係合爪部材45が鉄骨
梁10に接触することになるとともに、係合爪部材45
と鉄骨梁10は、寸法Sの長さだけオーバーラップする
ことになる。
【0028】次いで、揺動アーム48を図4(B)に示
すように、クランプ位置まで揺動させると、揺動アーム
48の先端のストッパ51はねじ棒42を跨ぐとともに
ナット52に隙間S0 の間隔を隔てて対向する位置とな
る。
【0029】この状態でハンドル53を操作してナット
52を回転させることにより、ナット52を隙間S0
ストロークだけ移動させれば、図4(C)に示すよう
に、ナット52はストッパ51に締め付けられる。これ
により、係合金具43と止め金具31との間で、ねじ棒
42を介して吊り足場11は鉄骨梁10に対してクラン
プされることになる。
【0030】図4(A)に示すように、ねじ棒42を鉄
骨梁10の上に配置する際には、鉄骨梁10と係合爪部
材45との間には遊び寸法S1 があるので、係合爪部材
45と鉄骨梁10との干渉に注意を払うことなく、その
作業を容易に行うことができる。鉄骨梁10とナット5
2との間は、遊び寸法S1 と係合金具43の長さ寸法S
2 との合計の距離だけ離れている。この長さ寸法S2
オーバーラップ寸法Sを含む長さとなっており、オーバ
ーラップ寸法Sは係合爪部材45が鉄骨梁10に確実に
係合されるように、充分な長さとすることが必要とな
る。
【0031】したがって、揺動アーム48およびストッ
パ51が係合金具43に設けられていない場合には、ナ
ット52を回転させて、遊び寸法S1 とオーバーラップ
寸法Sとを合計した距離だけ回転移動させなければなら
ないが、図示するクランプ装置30を用いると、僅かな
距離S0 だけナット52を回転させて移動させることに
よって吊り足場11を鉄骨梁10にクランプすることが
できる。
【0032】試作したクランプ装置30にあっては、オ
ーバーラップ寸法Sが100mm以上となっており、こ
れに遊び寸法S1 が加わっていても、隙間S0 は10m
m程度で充分であり、ナット52を回転させてクランプ
するために要する時間は、従来よりも大幅に減少するこ
とになった。ナット52を回転させる際には、ナット5
2に設けられた長い寸法のハンドル53を操作すること
になり、蝶ナットを回転させる場合に比して、その回転
操作を容易に行うことができる。なお、揺動アーム48
を1本の部材によって形成するようにしても良い。
【0033】図5および図6は本発明の他の実施の形態
であるクランプ装置30を示す図であり、これらの図に
おいて、前述したクランプ装置30と共通する部材には
同一の符号が付されている。
【0034】このタイプのクランプ装置30にあって
は、雌ねじ部材であるナット52と係合金具43との間
には、締結力伝達部材56が装着されるようになってい
る。この締結力伝達部材56は、図6に示すように、断
面U字形状となり、ねじ棒42のうちナット52と係合
金具43との間に配置されてクランプ位置となる締付け
部57を有しており、この締付け部57には保持部58
が一体となっている。
【0035】この保持部58は締め付け部57の端部に
一体となってその両側から延びて形成されており、保持
部58の先端部には連結プレート59により相互に連結
されている。このように、保持部58が連結プレート5
9により連結されていることから、締結力伝達部材56
がねじ棒42から落下することが防止される。また、保
持部58は締付け部57の長さS3 よりも短い寸法S4
に設定されており、図示する場合には、保持部58の寸
法S4 は締付け部57の長さから係合金具43のオーバ
ーラップ寸法Sの長さを引いた値よりも短い寸法に設定
されている。また、保持部58にはガイドロッド60が
固定されている。
【0036】したがって、このクランプ装置30を用い
て吊り足場11を鉄骨梁10に締結するには、図6に示
すように、締結力伝達部材56の締付け部57をねじ棒
42から離した状態の退避位置とする。このときには、
前記実施の形態と同様に、係合金具43を長いストーク
にわたりねじ棒42に沿って摺動させることができるこ
とになる。係合金具43を鉄骨梁10に係合させると、
図5に示すように、締付け部57をねじ棒42に配置し
て締結力伝達部材56をクランプ位置とすることができ
る。この状態でナット52を僅かなストロークだけ回転
移動させることによって、クランプ装置30をクランプ
状態として、吊り足場11を鉄骨梁10にクランプつま
り締結することができる。
【0037】図示する場合には、保持部58を締付け部
57の図における右側端部に一体的に設けているが、左
側端部に設けるようにしても良く、中央部分に設けるよ
うにしても良い。また、連結プレート59を断面半円形
状としても良い。
【0038】また、それぞれの実施の形態において、雌
ねじ部材としてはナット52に代えて筒状のものを使用
するようにしても良い。
【0039】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記の
形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0040】たとえば、図示する吊り足場は折り畳み式
となっているが、折り畳み式となっていない吊り足場の
取り付けのためにも、本発明の吊り足場用クランプ装置
を使用することができる。ねじ棒42をその基端部で吊
り足場11に取り付ける方式としては、図示する円筒部
材41をヒンジ部材として使用することなく、球体を使
用するようにしても良い。
【0041】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0042】(1).クランプ装置の係合金具と構築物とが
オーバーラップする長さを充分に確保することができ
る。
【0043】(2).長いオーバーラップ寸法を有していて
も、係合金具を構築物に対して締め付ける際における雌
ねじ部材の回転移動距離を大幅に短縮することができ、
吊り足場の取り付け作業を迅速に行うことができる。
【0044】(3).これにより、吊り足場の据え付け作業
や取り外し作業を迅速に行うことができるので、建築に
要する工期を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】構築物に取り付けられた吊り足場の概略構造を
示す斜視図である。
【図2】揺動アームが閉じた状態における図1に示され
たクランプ装置を示す拡大斜視図である。
【図3】揺動アームが閉じた状態における図1に示され
たクランプ装置を示す拡大斜視図である。
【図4】(A)〜(C)はそれぞれクランプ装置を用い
て構築物に吊り足場を締結する手順を示す工程図であ
る。
【図5】他のタイプのクランプ装置における締結状態を
示す拡大斜視図である。
【図6】図5に示すクランプ装置における締結解除状態
を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
10 鉄骨梁 11 吊り足場 12,13 支柱 14,15 横桟 16 固定枠 17 足場枠 18 ヒンジピン 19 足場板 21 ヒンジピン 22,23 吊り支柱 24 ローラ 25,26 手摺り枠 27,28 ヒンジピン 30 クランプ装置 31 止め金具 41 円筒部材 42 ねじ棒 43 係合金具 44 スリーブ 45 係合爪部材 46 切り欠き部 47 支持片 48 揺動アーム 49 ピン 51 ストッパ 52 ナット(雌ねじ部材) 53 ハンドル 56 締結力伝達部材 57 締付け部 58 保持部 59 連結プレート 60 ガイドロッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊り足場を構築物に締結する吊り足場用
    クランプ装置であって、 基端部が前記吊り足場に取り付けられたねじ棒に軸方向
    に摺動自在に装着されるとともに、前記構築物に係合し
    て前記吊り足場との間で前記構築物を挟み付ける係合金
    具と、 前記ねじ棒の先端部側にねじ結合された雌ねじ部材と、 前記係合金具に揺動自在に取り付けられた揺動アームの
    先端に設けられ、前記揺動アームがクランプ位置となっ
    たときに前記雌ねじ部材に対向するストッパとを有し、 前記揺動アームを退避させた状態では前記係合金具を前
    記構築物とのオーバーラップ寸法よりも長いストローク
    で前記ねじ棒に沿って摺動し得るようにしたことを特徴
    とする吊り足場用クランプ装置。
  2. 【請求項2】 吊り足場を構築物に締結する吊り足場用
    クランプ装置であって、 基端部が前記吊り足場に取り付けられたねじ棒に軸方向
    に摺動自在に装着されるとともに、前記構築物に係合し
    て前記吊り足場との間で前記構築物を挟み付ける係合金
    具と、 前記ねじ棒の先端部側にねじ結合された雌ねじ部材と、 前記ねじ棒のうち前記雌ねじ部材と前記係合金具との間
    に配置される断面U字形状の締付け部と、この締付け部
    に一体となるとともに前記締付け部よりも短く設定され
    た保持部とを備えた締結力伝達部材とを有し、 前記締付け部を前記ねじ棒に配置させたクランプ位置か
    ら外したときに前記係合金具を前記構築物とのオーバー
    ラップ寸法よりも長いストロークで前記ねじ棒に沿って
    摺動させ得るようにしたことを特徴とする吊り足場用ク
    ランプ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の吊り足場用クラ
    ンプ装置であって、前記雌ねじ部材にこれを回転させる
    ハンドルを設けたことを特徴とする吊り足場用クランプ
    装置。
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