JPH10204498A - 漂白活性化剤及び漂白洗浄剤組成物 - Google Patents
漂白活性化剤及び漂白洗浄剤組成物Info
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- JPH10204498A JPH10204498A JP625897A JP625897A JPH10204498A JP H10204498 A JPH10204498 A JP H10204498A JP 625897 A JP625897 A JP 625897A JP 625897 A JP625897 A JP 625897A JP H10204498 A JPH10204498 A JP H10204498A
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Abstract
を有する漂白活性化剤及びそれを含有する漂白洗浄剤組
成物の提供。 【解決手段】 炭素−炭素二重結合の隣接位に少なくと
も一つの電子吸引性基、例えば式 -COR1, -COOR1, -CON
HR1, -CN, -SOR1 又は-SO2R1(ここでR1は水素原子、炭
素数1〜20のアルキル基又はアルケニル基、あるいは置
換基を有していてもよい炭素数6〜20のアリール基又は
複素環基を示す。)で表される基等を有する化合物から
なる漂白活性化剤、及びこの漂白活性化剤と、過酸化水
素又は水溶液中で過酸化水素を発生する過酸化物とを含
有する漂白洗浄剤組成物。
Description
白洗浄剤組成物に関するものである。詳しくは、低温に
おいても優れた漂白活性化効果を有する漂白活性化剤及
びそれを含有する漂白洗浄剤組成物に関するものであ
る。
漂白が必要とされる汚れとしては紅茶汚れのような親水
性汚れと、下着の黄ばみなどの疎水性汚れに大別され
る。このような汚れを漂白する漂白剤としては塩素系漂
白剤や酸素系漂白剤が用いられている。しかし、塩素系
漂白剤は使用できる繊維に限界があり、また色、柄物に
は使用できず、さらに独特の臭いを有していることか
ら、これらの欠点のない酸素系漂白剤が最近著しく普及
している。
の面から、過炭酸ナトリウム、過ほう酸ナトリウムが粉
末漂白剤として使用されており、また過酸化水素が液体
漂白剤として使用されている。しかしながら、これらの
酸素系漂白剤は塩素系漂白剤に比べ漂白力が弱く、十分
な漂白効果を発現するためには60℃以上の高温が必要で
ある。また漂白力を更に向上させるために各種の漂白活
性化剤が併用されており、例えば、テトラアセチルエチ
レンジアミン、グルコースペンタアセテート、トリアセ
チルグリセロール、ノナノイルオキシベンゼンスルホン
酸ナトリウムなどが代表的な漂白活性化剤として使用さ
れている。しかし、これらの漂白活性化剤を用いても低
温における漂白活性化効果は十分とはいえず、漂白活性
化効果を発現させるためには多量に配合させなければな
らないなどの欠点があり、より少量で漂白活性化効果を
発現する漂白活性化剤が望まれていた。
少量で優れた漂白活性化効果を有する漂白活性化剤及び
それを含有する漂白洗浄剤組成物を提供することにあ
る。
解決した高い漂白力を有する漂白活性化剤、及びそれを
含有する漂白洗浄剤組成物を得るべく鋭意検討した結
果、特定の置換基を持つ二重結合を有する化合物が漂白
活性化剤として優れた漂白性能を有することを見出し、
さらにこの漂白活性化剤を配合した漂白洗浄剤組成物が
優れた漂白性能を有することを見出し、本発明を完成す
るに到った。
隣接位に少なくとも一つの電子吸引性基を有する化合物
からなる漂白活性化剤(ここで電子吸引性基とはTaft C
onstant(σ* ) 値が 1.0以上の置換基をいう)を提供す
るものである。また、本発明は、(a)過酸化水素又は
水溶液中で過酸化水素を発生する過酸化物、及び(b)
炭素−炭素二重結合の隣接位に少なくとも一つの電子吸
引性基を有する化合物からなる上記漂白活性化剤を含有
することを特徴とする漂白洗浄剤組成物を提供するもの
である。
* ) 値とは「ラングス ハンドブック オブ ケミスト
リー(Lange's Handbook of Chemistry)」第13版, セク
ション(Section) 3,P3−135 、テーブル(Table)3
−12に示されている数値を意味する。
に説明する。
合の隣接位に少なくとも一つ、漂白効果により優れ合成
が容易であることから好ましくは一つ又は二つ、更に好
ましくは二つの電子吸引性基を有する化合物である。
Taft Constant(σ* ) が 1.0以上のものであれば特に限
定されないが、例えば 式 -COR1, -COOR1, -CONHR1, -CN, -SOR1, -SO2R1, -OR1又
は -Z (ここでR1は水素原子、炭素数1〜20のアルキル基又は
アルケニル基、あるいは置換基を有していてもよい炭素
数6〜20のアリール基又は複素環基を示し、Z はハロゲ
ン原子を示す。)で表される基が挙げられる。
は、アセチル基、ベンゾイル基等、式 -COOR1 で表され
る基としては、メトキシカルボニル基、エトキシカルボ
ニル基、フェノキシカルボニル基等、式 -CONHR1で表さ
れる基としては、ホルムアミド基、N−メチルホルムア
ミド基、N−フェニルホルムアミド基等、式 -SOR1で表
される基としては、メチルスルホン基、フェニルスルホ
ン基等、式 -SO2R1 で表される基としては、メチルスル
ホキシド基、フェニルスルホキシド基等、式-OR1で表さ
れる基としてはメトキシ基、エトキシ基等、式-Zで表さ
れる基としては塩素原子、フッ素原子等が挙げられる。
R1, -COOR1, -CONHR1, -CN, -SOR1又は-SO2R1(ここでR
1は前記の意味を示す)で表される基が好ましく、-CO
R5, -COOR5, -CN, -SOR5 又は-SO2R5(ここでR5は炭素
数1〜8のアルキル基又はフェニル基を示す。)で表さ
れる基が特に好ましく、更にアセチル基、ベンゾイル
基、シアノ基が特に好ましい。
は、下記一般式(A)で表される化合物である。
20のアルキル基又はアルケニル基、あるいは置換基を有
していてもよい炭素数6〜20のアリール基、炭素数3〜
8のシクロアルキル基又は複素環基を示し、X 及びY は
同一又は異なって、水素原子又は電子吸引性基を示す。
但し、X 及びY は同時に水素原子ではない。また、R2と
R3、R2とX 、R3とX 又は XとY は一緒になって置換基を
有していてもよい炭素数3〜8のシクロアルキル基又は
複素環基を形成していてもよい。〕 一般式(A)において、R2及びR3で示される炭素数1〜
20のアルキル基又はアルケニル基としては、メチル基、
エチル基、プロピル基、ヘキシル基、オクチル基、ラウ
リル基、ステアリル基、オレイル基等が挙げられる。ま
た炭素数6〜20のアリール基としては、フェニル基、ナ
フチル基等が、炭素数3〜8のシクロアルキル基として
は、シクロプロピル基、シクロヘキシル基等が、複素環
基としては、イミダゾリン基、フラン基等が挙げられ、
これらの置換基としては、 -CN,-COOH, -COOR4, -OR4
(式中、R4は炭素数1〜3のアルキル基を示す。)等が
挙げられる。
水素原子、フェニル基あるいは置換フェニル基が好まし
く、特にR2として水素原子、R3としてフェニル基あるい
は置換基として -CN, -COOH 又は-OR4(ここでR4は前記
の意味を示す)を有するフェニル基が好ましい。
例としては、以下に示す化合物が挙げられるが、本発明
はこれらの化合物に限定されるものではない。
す。) 一般式(A)で表される化合物は、Organic Synthesis,
Vol.31, p.56 に記載されている方法、即ち、安息香
酸、酢酸等の酸及びピペリジン等のアミンを触媒に用い
てアルデヒド化合物と活性メチレンを有する化合物をKn
oevenagel 反応により縮合させることにより合成するこ
とができる。
として過酸化水素又は水溶液中で過酸化水素を発生する
過酸化物、(b)成分として上記で詳述したような炭素
−炭素二重結合の隣接位に少なくとも一つの電子吸引性
基を有する化合物からなる漂白活性化剤を含有する。
で過酸化水素を発生する過酸化物としては、具体的には
過炭酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム・過酸化
水素付加物、ピロリン酸ナトリウム・過酸化水素付加
物、尿素・過酸化水素付加物、過ほう酸ナトリウム一水
和物、過ほう酸ナトリウム四水和物、過酸化ナトリウ
ム、過酸化カルシウム等が例示される。この中で過炭酸
ナトリウム、過ほう酸ナトリウム一水和物、過ほう酸ナ
トリウム四水和物が特に好ましい。
の含有量は1〜99重量%が好ましく、10〜95重量%が更
に好ましい。また、本発明の漂白洗浄剤組成物中の
(b)成分の含有量は0.0001〜50重量%が好ましく、
0.001〜20重量%が更に好ましい。
として界面活性剤を含有することができる。(c)成分
の界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、非イオン
界面活性剤等が挙げられる。
キルベンゼンスルホン酸塩、アルキル又はアルケニルエ
ーテル硫酸塩、アルキル又はアルケニル硫酸塩、α−オ
レフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、α−ス
ルホ高級脂肪酸塩、α−スルホ高級脂肪酸アルキルエス
テル塩、α−スルホ高級脂肪酸グリコールエステル塩、
飽和又は不飽和脂肪酸塩、アルキル又はアルケニルエー
テルカルボン酸塩、アミノ酸型界面活性剤、N−アシル
アミノ酸型界面活性剤、アルキル又はアルケニルリン酸
エステル又はその塩等が挙げられ、これらのうち好まし
いものは、炭素数10から18のアルキル基を有するアルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、炭素数10から18のアルキル基
を有するアルキル硫酸塩であり、対イオンとしては、ナ
トリウム、カリウム、アンモニウムが好ましく、特にナ
トリウム、カリウムが好ましい。
ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテ
ル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、
高級脂肪酸アルカノールアミド又はそのアルキレンオキ
シド付加物、蔗糖脂肪酸エステル、アルキルグリコシ
ド、脂肪酸グリセリンモノエステル、アルキルアミンオ
キシド等が挙げられる。
の含有量は50重量%以下が好ましく、 0.5〜40重量%が
特に好ましい。
として金属イオン封鎖剤を含有することができる。金属
イオン封鎖剤としては、例えばオルトリン酸塩、ピロリ
ン酸塩、トリポリリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、フィ
チン酸塩等のリン酸塩、エタン−1,1−ジホスホン
酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1
−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸及びその誘導体、
エタン−1,1,2−ヒドロキシトリホスホン酸、エタ
ン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メ
タンヒドロキシホスホン酸等のホスホン酸の塩、2−ホ
スホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、1−ホス
ホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、α−メチル
ホスホノコハク酸等のホスホノカルボン酸の塩、アスパ
ラギン酸、グルタミン酸、グリシン等のアミノ酸の塩、
ニトリロ三酢酸塩、イミノ二酢酸塩、エチレンジアミン
四酢酸塩、ジエチレントリアミン五酢酸塩、グリコール
エーテルジアミン四酢酸塩、ヒドロキシエチルイミノ二
酢酸塩、トリエチレンテトラミン六酢酸塩、ジエンコル
酸塩等のアミノポリ酢酸塩、ポリアクリル酸、ポリフマ
ル酸、ポリマレイン酸、ポリ−α−ヒドロキシアクリル
酸、ポリアセタールカルボン酸又はこれらの塩などの高
分子電解質、ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カル
ボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石
酸、シュウ酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン
酸、カルボキシメチルコハク酸、カルボキシメチル酒石
酸などの有機酸塩(この場合、塩としてはアルカリ金属
塩が好適である)、ゼオライト、アルミノケイ酸塩等が
挙げられるが、これらに限定されるものではない。
の含有量は30重量%以下が好ましく、 0.1〜20重量%が
特に好ましい。
のほかに通常漂白洗浄剤組成物に添加される成分を添加
することができる。例えば、従来用いられている過酸化
水素との反応によりエステル結合、アミド結合が開裂し
有機過酸を生成する漂白活性化剤を添加することができ
る。かかる漂白活性化剤としては、N,N,N’,N’
−テトラアセチルエチレンジアミン、ペンタアセチルグ
ルコース、テトラアセチルキシロース、1,3−ジアセ
チル−5,5−ジメチルヒダントイン、アセチルオキシ
ベンゼンスルホン酸ナトリウム、ノナノイルオキシベン
ゼンスルホン酸ナトリウム、テトラアセチルグリコール
ウリル等が挙げられる。
酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、塩化マグネシウ
ム、ケイフッ化マグネシウム、酸化マグネシウムなどの
マグネシウム塩及びケイ酸ソーダのようなケイ酸塩類を
用いることができる。さらに必要に応じてカルボキシメ
チルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリエチレン
グリコールのような再汚染防止剤、プロテアーゼ、リパ
ーゼ、アミラーゼ、セルラーゼなどの酵素、蛍光増白
剤、染料、顔料、香料などを添加することができる。ま
た、本発明の漂白洗浄剤組成物は従来公知の衣料用洗剤
と混合して使用することもできる。
剤、洗濯用漂白剤、硬質表面洗剤、自動皿洗い機用洗
剤、入れ歯洗浄剤などの家庭用の洗浄剤組成物として用
いることができる。また、本発明の漂白洗浄剤組成物は
毛髪洗浄剤として用いることもできる。さらに本発明の
漂白洗浄剤組成物は木材パルプの漂白のような工業用途
にも使用できる。
の方法で脂肪酸やポリエチレングリコール等を用いて一
般的な押出造粒、転動造粒等の方法で製剤化してもよ
く、例えば、 100μmから1000μm程度の粒径を持つ粉
末状洗浄剤として用いるのが望ましい。
細に説明するが、本発明はこれらの例に制限されるもの
ではない。なお、例中の%は特記しない限り重量基準で
ある。
ーを取り付けた1000ml4つ口フラスコにベンズアルデヒ
ド106.12g(1.0mol)、アセチルアセトン110.13g(1.1mo
l)、ピペリジン4ml、氷酢酸12ml、トルエン 250mlを添
加し、攪拌下、4時間加熱還流し脱水を行った。反応混
合物を室温まで冷却した後、5%塩酸200ml で2回、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液 200mlで2回洗浄した。硫
酸マグネシウムを添加し、一晩静置した。硫酸マグネシ
ウムを濾過した後、トルエンを留去した。得られた粗生
成物を減圧蒸留により精製し、淡黄色液体として71.5g
の下記式(1)で表される3−ベンザル−2,4−ペン
タンジオン(以下、化合物(1)と略記)を得た。
5(s,3H), 2.32(s,3H) IR(neat, cm-1) ;1712, 1660, 1618, 1576, 1496, 1
450, 1424, 1386, 1356, 1312, 1290,1248, 1212, 117
6, 1004, 972, 760, 692, 550 製造例2 温度計、冷却管の付属した脱水管、メカニカルスターラ
ーを取り付けた 500ml4つ口フラスコにテレフタルアル
デヒド酸50.0g(0.33mol) 、アセチルアセトン31.7g
(0.316mol)、ピペリジン1.5ml 、氷酢酸3ml、トルエン
180mlを加え、攪拌下、9時間加熱還流した。冷却後、
不溶物を濾取した。得られた結晶をエタノールから晶析
し、淡褐色の結晶として34.0gの下記式(2)で表され
る3−(4−カルボキシベンザル)−2,4−ペンタン
ジオン(以下、化合物(2)と略記)を得た。
7.99(d,1H,J=6.4Hz), 7.75(s,1H), 7.55(d,2H,J=6.4H
z),2.46(s,3H), 2.25(s,3H) IR(KBr, cm-1);2976, 2832, 2680, 2564, 1712, 169
2, 1660, 1622, 1608, 1564, 1428,1386, 1366, 1326,
1296, 1236, 1214, 1178, 1120, 1008, 940, 906,768,
546 製造例3 p−シアノベンズアルデヒド78.7g、アセチルアセトン
60.1gを原料に用い、製造例1と同様の操作を行い、30
gの下記式(3)で表される3−(4−シアノベンザ
ル)−2,4−ペンタンジオン(以下、化合物(3)と
略記)を得た。
9(s,1H), 2.22(s,3H), 2.39(s,3H) IR(KBr, cm-1) ;3052, 2230, 1704, 1656, 1620, 14
19, 1389, 1359, 1317, 1293, 1239,1215, 1170, 1119,
1041, 1008, 972, 906, 837, 822, 672, 624, 558,54
6, 510, 477 製造例4 テレフタルアルデヒド酸75.1g、3−オキソブタン酸エ
チル65.1gを原料に用い製造例2と同様の操作を行い、
淡黄色結晶の58gの下記式(4)で表される2−(4−
カルボキシベンザル)−3−オキソブタン酸エチル(以
下、化合物(4)と略記)を得た。
12(d,1H), 7.62,7.72(s,1H), 7.55,7.50(d,2H),4.34(q,
2H), 2.38,2.47(3H), 1.28,1.37(t,3H) IR(KBr, cm-1) ;2992, 2908, 2660, 2554, 1722, 16
95, 1632, 1611, 1569, 1425, 1383,1368, 1290, 1251,
1224, 1200, 1115, 1047, 1014, 975, 924, 855,771,
549 製造例5 テレフタルアルデヒド酸75.1g、シアノ酢酸エチル56.6
gを原料に用い製造例2と同様にして、白色結晶の54g
の下記式(5)で表される4−カルボキシベンザルシア
ノ酢酸エチル(以下、化合物(5)と略記)を得た。
30(s,1H), 7.99(d,2H), 7.96(s,4H), 4.18(q,2H),1.16
(t,3H) IR(KBr, cm-1) ;2998, 2872, 2674, 2548, 1731, 16
98, 1614, 1566, 1482, 1428, 1368,1278, 1203, 1119,
1086, 1008, 933, 891, 852, 768, 690, 543 製造例6 テレフタルアルデヒド酸75.1g、マロン酸ジエチル80.1
gを原料に用い、製造例2と同様にして、白色結晶の54
gの下記式(6)で表される4−カルボキシベンザルマ
ロン酸ジエチル(以下、化合物(6)と略記)を得た。
13(d,2H), 7.79(s,1H), 7.57(d,2H), 4.35(q,4H),1.30
(t,3H), 1.38(t,3H) IR(KBr, cm-1) ;2986, 2902, 2680, 2548, 1725, 16
92, 1632, 1611, 1566, 1476, 1425,1398, 1383, 1368,
1290, 1254, 1221, 1200, 1119, 1095, 1065, 1017,95
4, 903, 858, 771, 717, 693, 545 製造例7 p−シアノベンズアルデヒド45.9g、1,3−ジフェニ
ル−1,3−プロパンジオン78.5gを原料にして製造例
2と同様の操作を行い、58.2gの下記式(7)で表され
る2−(4−シアノベンザル)−1,3−ジフェニル−
1,3−プロパンジオン(以下、化合物(7)と略記)
を得た。
8(m,11H) IR(KBr, cm-1) ;3070, 2230, 1674, 1644, 1599, 14
49, 1413, 1368, 1317, 1257, 1230,1176, 1101, 1020,
978, 927, 873, 831, 752, 687, 552 製造例8 テレフタルアルデヒド酸30.0g、1,3−ジフェニル−
1,3−プロパンジオン44.9gを原料にして製造例2と
同様の操作を行い、38.2gの下記式(8)で表される2
−(4−カルボキシベンザル)−1,3−ジフェニル−
1,3−プロパンジオン(以下、化合物(8)と略記)
を得た。
H), 7.35〜7.65(m,9H) IR(KBr, cm-1) ;3430, 3064, 3028, 2686, 2565, 16
92, 1656, 1599, 1581, 1566, 1449,1431, 1371, 1320,
1296, 1209, 1179, 1101, 981, 927, 882, 855, 807,7
68, 729, 693, 540 製造例9 4−メトキシベンズアルデヒド68.1g、マロノニトリル
33.0gを原料に用い、ベンゼンを溶媒にして製造例2と
同様の操作を行い、28gの下記式(9)で表される(4
−メトキシベンザル)マロノニトリル(以下、化合物
(9)と略記)を得た。
2(s,1H), 7.03(d,2H), 3.89(s,3H) IR(KBr, cm-1) ;2548, 2248, 1614, 1566, 1482, 14
30, 1368, 1278, 1203, 1119, 1086,1008, 891, 852, 7
68, 543 製造例10 4−メトキシベンズアルデヒド68.1g、シアノ酢酸エチ
ル56.6gを原料として用い製造例2と同様の操作を行
い、32gの下記式 (10) で表される4−メトキシベンザ
ルシアノ酢酸エチル(以下、化合物(10)と略記)を得
た。
2(s,1H), 6.89(d,2H), 4.30(q,2H), 3.91(s,3H),1.39
(t,3H) IR(KBr, cm-1) ;2552, 2248, 1731, 1698, 1630, 15
66, 1482, 1428, 1368, 1278, 1203,1119, 1086, 1112,
933, 891, 852, 768, 690, 543 製造例11 テレフタルアルデヒド酸33.7g、アセト酢酸オクチル4
8.1gを原料として用い製造例2と同様の操作を行い、3
5gの淡黄色粉末である下記式(11) で表される2−
(4−カルボキシベンザル)−3−オキソブタン酸オク
チル(以下、化合物(11)と略記)を得た。
09(d,2H), 7.49,7.51(d,2H), 7.63,7.70(s,1H),4.21(t,
2H), 2.37,2.45(s,3H), 1.50〜1.85(m,2H), 1.16〜1.50
(m,12H),0.80〜1.18(m,3H) IR(KBr, cm-1) ;3400, 2926, 2860, 2680, 2548, 17
25, 1704, 1632, 1608, 1569, 1515,1470, 1428, 1371,
1290, 1260, 1197, 1116, 1035, 1014, 978, 942,852,
819, 777, 765, 720, 693, 663, 642, 546, 474 実施例1〜16及び比較例1〜4 pHを10に調整した炭酸緩衝液 500mlにビリルビン(和
光純薬製)12mgを溶解させ、約4×10-5Mの溶液を調製
した。この溶液 100gを取り、35℃の温浴中で攪拌しな
がら、表1〜3に示す漂白活性化剤を表1〜3に示す量
添加し、次いで35%過酸化水素が 0.2%になるように加
えた。30分後の吸光度を測定し、次式により漂白率を算
出した。結果を表1〜3に示す。
(11) は上記合成例で得られた化合物、化合物 (12) は
ベンザルアセトフェノン(東京化成化学工業株式会社製
試薬)、化合物(13) はベンザルアセトン(和光純薬工
業株式会社製試薬)、化合物(14) はフェニルビニルス
ルホン(東京化成化学工業株式会社製試薬)、化合物
(15) はフェニル−トランス−スチリルスルホン(アル
ドリッチ社製試薬)、化合物(16)は3−ペンテン−2−
オン(アルドリッチ社製試薬)を用いた。
記方法により汚染布の洗浄評価実験を行った。結果を表
4に示す。
製の試薬)0.03gを100cc のクロロホルムに溶解し、こ
の溶液0.06ccを8cm×8cmの木綿布に均一になるように
滴下し、乾燥後 420nmで反射率を測定し、下記に示した
洗浄方法で洗浄した。洗浄後、反射率を測定し、下記式
によって洗浄漂白率を求めた。
交換水 500ccを入れ、表4に示す漂白洗浄剤組成物を入
れ、1分間に100rpmで攪拌後、汚染布5枚を入れ、30分
浸漬を行った。なお、漂白洗浄剤組成物の濃度は5g/
5リットルとした。
Claims (7)
- 【請求項1】 炭素−炭素二重結合の隣接位に少なくと
も一つの電子吸引性基を有する化合物からなる漂白活性
化剤(ここで電子吸引性基とはTaft Constant(σ* ) 値
が 1.0以上の置換基をいう)。 - 【請求項2】 電子吸引性基が、式 -COR1, -COOR1, -CONHR1, -CN, -SOR1又は-SO2R1 (ここでR1は水素原子、炭素数1〜20のアルキル基又は
アルケニル基、あるいは置換基を有していてもよい炭素
数6〜20のアリール基又は複素環基を示す。)で表され
る基である請求項1記載の漂白活性化剤。 - 【請求項3】 下記の一般式(A)で表される化合物か
らなる請求項1又は2記載の漂白活性化剤。 【化1】 〔式中、R2及びR3は水素原子、炭素数1〜20のアルキル
基又はアルケニル基、あるいは置換基を有していてもよ
い炭素数6〜20のアリール基、炭素数3〜8のシクロア
ルキル基又は複素環基を示し、X 及びY は同一又は異な
って、水素原子又は電子吸引性基を示す。但し、X 及び
Y は同時に水素原子ではない。また、R2とR3、R2とX 、
R3とX 又は XとY は一緒になって置換基を有していても
よい炭素数3〜8のシクロアルキル基又は複素環基を形
成していてもよい。〕 - 【請求項4】 一般式(A)において、R2が水素原子、
R3がフェニル基、あるいは置換基として -CN, -COOH 又
は-OR4(ここでR4は炭素数1〜3のアルキル基を示す)
を有するフェニル基、X 及びY が同一又は異なって、-C
OR5, -COOR5,-CN, -SOR5 又は-SO2R5(ここでR5は炭素
数1〜8のアルキル基又はフェニル基を示す。)である
請求項3記載の漂白活性化剤。 - 【請求項5】 (a)過酸化水素又は水溶液中で過酸化
水素を発生する過酸化物、及び(b)請求項1〜4のい
ずれか一項に記載の漂白活性化剤を含有することを特徴
とする漂白洗浄剤組成物。 - 【請求項6】 更に(c)成分として界面活性剤を含有
する請求項5記載の漂白洗浄剤組成物。 - 【請求項7】 更に(d)成分として金属イオン封鎖剤
を含有する請求項5又は6記載の漂白洗浄剤組成物。
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