JPH10204278A - 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物およびその成形品 - Google Patents

芳香族ポリカーボネート樹脂組成物およびその成形品

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JPH10204278A
JPH10204278A JP9010372A JP1037297A JPH10204278A JP H10204278 A JPH10204278 A JP H10204278A JP 9010372 A JP9010372 A JP 9010372A JP 1037297 A JP1037297 A JP 1037297A JP H10204278 A JPH10204278 A JP H10204278A
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JP
Japan
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polycarbonate resin
aromatic polycarbonate
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resin composition
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JP9010372A
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English (en)
Inventor
Hisanaga Shimizu
久永 清水
Koji Ishihata
浩司 石畑
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Chemicals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、機械的強度、耐熱性および成形加
工性に優れ、かつウエルド強度が良好な芳香族ポリカー
ボネート樹脂組成物およびそれからの成形品を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 (A)芳香族ポリカーボネート樹脂、
(B)ジエン系ゴム成分にシアン化ビニル化合物成分お
よび芳香族ビニル化合物成分をグラフトした熱可塑性グ
ラフト共重合体および(C)精製安定化ロジンエステル
の特定割合よりなる芳香族ポリカーボネート樹脂組成物
およびそれからの成形品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香族ポリカーボ
ネート樹脂組成物およびそれからの成形品に関する。さ
らに詳しくは優れた機械的強度、耐熱性および成形加工
性を有し、かつウエルド強度の良好な芳香族ポリカーボ
ネート樹脂組成物およびそれからの成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、芳香族ポリカーボネート樹脂
は、耐衝撃性、耐熱性、寸法安定性等に優れたエンジニ
アリングプラスチックとして各種工業分野において幅広
く使用されている。また、芳香族ポリカーボネート樹脂
にABS系樹脂を配合した組成物は、従来より知られて
おり、ポリカーボネート樹脂に比較してコストパフォー
マンスに優れ、かつ成形加工性、衝撃強度の厚み依存性
に優れることから、種々の用途に使用されている。
【0003】しかしながら、上記組成物はウエルド強度
が十分でないという問題点がある。例えば、成形方法と
して一般的な射出成形を用いた場合に、成形品の形状お
よび大きさによっては多点ゲートが必要となり、成形品
には必ず異方向に流れる樹脂が交差する箇所、いわゆる
“ウエルド部”が生じるが、上記樹脂組成物ではこのウ
エルド部の強度(ウエルド強度)が十分でなく、成形品
の用途によっては問題となる場合がある。
【0004】ウエルド強度改良についての提案として
は、例えば、特開昭58−219256号公報では、ポ
リカーボネート樹脂とゴム変性されたスチレン・無水マ
レイン酸共重合樹脂とからなるポリマーアロイに対しウ
エルド強度の改良法としてエポキシ樹脂またはフェノキ
シ樹脂の使用が提案されている。しかしながら、エポキ
シ樹脂またはフェノキシ樹脂を配合することによりウエ
ルド強度はある程度改善されるものの十分ではなく、ま
た耐衝撃性および流動性が低下するという問題がある。
【0005】芳香族ポリカーボネート樹脂とABS系樹
脂からなる樹脂組成物の特徴を保持しながらウエルド強
度が改善された組成物は得られていないのが現状であ
り、機械的強度、成形加工性および耐熱性を低下させる
ことなく、ウエルド強度が改善された芳香族ポリカーボ
ネート樹脂とABS系樹脂とからなる樹脂組成物が求め
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、機械
的強度、耐熱性および成形加工性に優れ、かつウエルド
強度が良好な芳香族ポリカーボネート樹脂組成物および
それからの成形品を提供することである。本発明者ら
は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、
(A)芳香族ポリカーボネート樹脂、(B)ジエン系ゴ
ム成分にシアン化ビニル化合物成分および芳香族ビニル
化合物成分をグラフトした熱可塑性グラフト共重合体お
よび(C)精製安定化ロジンエステルの特定割合よりな
る樹脂組成物が上記目的を達成することを見いだし、本
発明に到達した。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、(A)芳香族ポリカーボネート樹脂(a成分)、
(B)ジエン系ゴム成分にシアン化ビニル化合物成分お
よび芳香族ビニル化合物成分をグラフトした熱可塑性グ
ラフト共重合体(b成分)および(C)精製安定化ロジ
ンエステル(c成分)からなる樹脂組成物であって、a
成分とb成分との割合が重量比で95:5〜40:60
の範囲であり、かつa成分とb成分との合計量100重
量部に対して、c成分が0.5〜40重量部である芳香
族ポリカーボネート樹脂組成物およびそれからの成形品
が提供される。
【0008】本発明において、a成分として使用される
芳香族ポリカーボネート樹脂は、二価フェノールとカー
ボネート前駆体を反応させて得られる芳香族ポリカーボ
ネート樹脂である。ここで使用する二価フェノールの代
表的な例としては2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン(通称ビスフェノールA)、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロムフ
ェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3
−メチルフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)サルファイド、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホン等が挙げられる。好ましい二価フェノール
は、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)アルカン
系、特にビスフェノールAである。カーボネート前駆体
としては、カルボニルハライド、カーボネートエステル
またはハロホルメート等が使用され、具体的にはホスゲ
ン、ジフェニルカーボネート、二価フェノールのジハロ
ホルメート等が挙げられる。上記二価フェノールとカー
ボネート前駆体を反応させてポリカーボネート樹脂を製
造するに当っては、必要に応じて触媒、分子量調節剤、
酸化防止剤等を用いてもよく、前記二価フェノールを単
独でまたは二種以上を併用してもよい。また、三官能以
上の多官能性芳香族化合物を共重合した分岐ポリカーボ
ネート樹脂であっても、二種以上のポリカーボネート樹
脂の混合物であってもよい。
【0009】ポリカーボネート樹脂の分子量は、特に制
限する必要はないが、あまりに低いと強度が十分でな
く、あまりに高いと溶融粘度が高くなり成形し難くなる
ので、粘度平均分子量で表して、通常10,000〜6
0,000、好ましくは15,000〜30,000であ
る。ここでいう粘度平均分子量(M)とは、塩化メチレ
ン100mlにポリカーボネート樹脂0.7gを20℃
で溶解した溶液から求めた比粘度(ηsp)を次式に挿入
して求めたものである。
【0010】 ηsp/C=[η]+0.45×[η]2C [η]=1.23×10-40.83 (但し、[η]は極限粘度、Cはポリマー濃度で0.
7)
【0011】ポリカーボネート樹脂を製造する基本的な
手段を簡単に説明する。カーボネート前駆物質としてホ
スゲンを用いる溶液法では、通常酸結合剤および有機溶
媒の存在下に反応を行う。酸結合剤としては、例えば水
酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のアルカリ金属の水
酸化物またはピリジン等のアミン化合物が用いられる。
有機溶媒として、例えば塩化メチレン、クロロベンゼン
等のハロゲン化炭化水素が用いられる。また、反応促進
のために、例えば第三級アミンや第四級アンモニウム塩
等の触媒を用いることができ、分子量調節剤として、例
えばフェノールやp−tert−ブチルフェノールのよ
うなアルキル置換フェノール等の末端停止剤を用いるこ
とが望ましい。反応温度は、通常0〜40℃、反応時間
は数分〜5時間、反応中のpHは10以上に保つのが好
ましい。
【0012】カーボネート前駆物質として、炭酸ジエス
テルを用いるエステル交換反応(溶融法)では、不活性
ガスの存在下に所定割合の二価フェノールを炭酸ジエス
テルと加熱しながら攪拌し、生成するアルコールまたは
フェノール類を留出させる方法により行う。反応温度
は、生成するアルコールまたはフェノール類の沸点等に
より異なるが、通常120〜300℃の範囲である。反
応は、その初期から減圧にして生成するアルコールまた
はフェノール類を留出させながら反応を完結させる。ま
た、反応を促進するために、通常エステル交換反応に用
いられる触媒を用いることができる。このエステル交換
反応に用いられる炭酸ジエステルとしては、例えばジフ
ェニルカーボネート、ジナフチルカーボネート、ジメチ
ルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジブチルカー
ボネート等が挙げられる。これらのうち、特にジフェニ
ルカーボネートが好ましい。
【0013】本発明においてb成分として、ジエン系ゴ
ム成分にシアン化ビニル化合物成分および芳香族ビニル
化合物成分をグラフトした熱可塑性グラフト共重合体が
使用される。ジエン系ゴム成分としては、例えば、ポリ
ブタジエン、ポリイソプレンおよびスチレン−ブタジエ
ン共重合体などが挙げられ、なかでもポリブタジエンが
好ましく使用される。これらのジエン系ゴム成分にグラ
フトされるシアン化ビニル化合物成分としては、例え
ば、アクリロニトリル、メタアクリロニトリルおよびク
ロロアクリロニトリルなどが挙げられ、なかでもアクリ
ロニトリルが好ましく用いられる。また、ジエン系ゴム
成分にグラフトされる芳香族ビニル化合物成分として
は、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチ
ルスチレン、アルコキシスチレンおよびハロゲン化スチ
レンなどが挙げられ、なかでもスチレンが好ましく用い
られる。
【0014】さらに、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸ブチル、アクリル酸オクチル、メタク
リル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸オクチル、無水マレイン酸およびN置
換マレイミドなどを使用することができる。これらの熱
可塑性グラフト共重合体の中で、ABS樹脂が好ましく
用いられる。
【0015】これらの熱可塑性グラフト共重合体は塊状
重合、溶液重合、懸濁重合、乳化重合のいずれの重合法
で製造してもよく、グラフトの方式としては一段グラフ
トでも多段グラフトでもよい。また、かかる製造方法に
より得られた熱可塑性グラフト共重合体に、該芳香族ビ
ニル化合物成分と該シアン化ビニル化合物成分とを別途
共重合して得られるビニル化合物重合体をブレンドした
ものも好ましく使用できる。さらに熱可塑性グラフト共
重合体は1種のみならず2種以上を混合して使用するこ
とができる。
【0016】本発明においてc成分として使用される精
製安定化ロジンエステルは、精製安定化ロジンとアルコ
ール化合物またはエポキシ化合物とからなるエステル化
合物であり、その色調ガードナーの値が2以下のものが
好ましい。
【0017】かかる精製安定化ロジンとは、未精製のロ
ジンを精製処理してなるものであり、具体的には、蒸
留、再結晶または抽出等の操作を行い、不鹸化物や夾雑
物を除いたものを意味する。このように、未精製ロジン
を精製処理することにより、精製安定化ロジンを得るこ
とができるが、かかる精製処理の前あるいは後に不均化
反応、水素化反応または脱水素化反応を行うことがで
き、精製安定化ロジンの色調が向上するため、好ましく
採用される。
【0018】具体的には、未精製ロジンを不均化反応
し、次いで精製処理し、その後、水素化反応する方法
(特開昭64−85265号公報)、未精製ロジンを不
均化反応し、次に精製処理し、その後、脱水素化反応す
る方法(特開平5−271622号公報)、未精製ロジ
ンを精製処理後、水素化反応し、次に脱水素化反応する
方法または未精製ロジンを水素化反応し、次いで精製処
理し、その後、脱水素化反応する方法(特開平6−32
9991号公報)等が挙げられる。
【0019】このようにして得られた精製安定化ロジン
とアルコール化合物またはエポキシ化合物とをエステル
化反応することにより、精製安定化ロジンエステルを得
ることができる。
【0020】精製安定化ロジンとアルコール化合物との
反応により、精製安定化ロジンエステルを得る方法とし
て、具体的には、原料の未精製ロジンをそのままあるい
は不均化反応させた後に精製処理し、次にエステル化反
応させ、その後水素化反応する方法(特開昭63−18
6783号公報)、未精製ロジンを不均化反応し、次に
精製処理を行い、その後エステル化反応を行い、さらに
脱水素化反応する方法(特開平5−171112号公
報)、未精製ロジンを水素化反応し、次に精製処理を行
い、その後エステル化反応および脱水素化反応を行う方
法(特開平7−11194号公報)等が挙げられる。ま
た、得られた精製安定化ロジンエステルに、色調向上の
ために、トリフェニルホスファイト、ジフェニルイソデ
シルホスファイト、フェニルジイソデシルホスファイ
ト、トリスノニルフェニルホスファイト、トリスジノニ
ルフェニルホスファイト等のホスファイト化合物を配合
することも好ましく採用される(特開平3−27767
5号公報、特開平5−279631号公報参照)。
【0021】前記ロジンエステルの原料として使用され
る前記アルコール化合物としては、特に限定はなく各種
公知の多価アルコールが使用できる。例えば、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジ
オール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、ペンタンジオール、3−
メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、オクタンジオール、1,4−ブタンジオール、
ジプロピレングリコール等の飽和および不飽和の各種公
知の2価アルコール、ビスフェノールAに酸化エチレン
または酸化プロピレンを付加して得られた2価アルコー
ル;グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン等の3価アルコール;ペンタエリスリトー
ル、ジグリセリン等の4価アルコール;ジペンタエリス
リトール等の6価アルコール;エチレングリコールやグ
リセリン等の脂肪族多価アルコールを開始剤とした酸化
エチレン、酸化プロピレン、テトラヒドロフラン等の重
合体や共重合体等のポリエーテルポリオール類等が例示
できる。これらアルコール化合物は単独でまたは2種以
上を組み合わせて使用できる。これらアルコール化合物
のうち芳香環を有するものは、得られるロジンエステル
自体の加熱安定性が良好で色調悪化が極めて少ないため
特に好ましく、さらには該ロジンエステルを含有する芳
香族ポリカーボネート樹脂組成物の機械的性質や耐熱性
の点でも特に好ましい。
【0022】前記ロジンエステルの原料として使用され
る前記エポキシ化合物としては、特に限定されず各種公
知のモノエポキシ化合物や多価エポキシ化合物等が使用
できる。モノエポキシ化合物としては、例えばn−ブチ
ルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジル
エーテル等のアルキルグリシジルエーテル;フェニルグ
リシジルエーテル等のアリールグリシジルエーテル;バ
ーサティック酸グリシジルエステル、前記ロジン類のグ
リシジルエステル等のモノカルボン酸グリシジルエステ
ル;スチレンオキサイド、シクロへキセンオキサイド等
が挙げられる。
【0023】ジエポキシ化合物としては、例えばエチレ
ングリコールジグリシジルエーテル、ジエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、トリエチレングリコールジ
グリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシ
ジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエー
テル、ジプロピレングリコールジグリシジルエーテル、
トリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリ
プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ブタンジ
オールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコール
ジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグ
リシジルエーテル等の非環状脂肪族ジグリシジルエーテ
ル;2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
ジグリシジルエーテル、ビスフェノールA系高分子量エ
ポキシ樹脂、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタンジ
グリシジルエーテル、1,1−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)エタンジグリシジルエーテル、2,2−ビス
(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパンジグリシジ
ルエーテル、3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’
−ジヒドロキシビフェニルジグリシジルエーテル、2,
2−ビス(4−(β−ヒドロキシプロポキシ)フェニ
ル)プロパンジグリシジルエーテル、レゾルシノールジ
グリシジルエーテル等の芳香族または環状脂肪族ジグリ
シジルエーテル、無水フタル酸ジグリシジルエステル、
ヘキサヒドロ無水フタル酸ジグリシジルエステル等の芳
香族または環状脂肪族ジグリシジルエステル;3,4−
エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシク
ロヘキサンカルボキシレート、ビニルシクロへキセンジ
オキサイド等の環状脂肪族環状オキシラン等のジエポキ
シ化合物が挙げられる。
【0024】トリエポキシ化合物としては、例えばトリ
メチロールエタントリグリシジルエーテル、トリメチロ
ールプロパントリグリシジルエーテル、グリセリントリ
グリシジルエーテル、トリスヒドロキシエチルイソシア
ヌレートトリグリシジルエーテル、トリヒドロキシビフ
ェニルトリグリシジルエーテル、トリメリット酸トリグ
リシジルエステル等が挙げられる。またテトラエポキシ
化合物としては、例えば1,1,2,2−テトラ(4−ヒ
ドロキシフェニル)エタンテトラグリシジルエーテル、
ビスレゾルシノールテトラグリシジルエーテル等が挙げ
られる。その他のポリエポキシ化合物としては、ソルビ
トールポリグリシジルエーテル、フェノールノボラック
型樹脂のポリグリシジルエーテル等が挙げられる。これ
らエポキシ化合物は単独でまたは2種以上を組み合わせ
て使用できる。これらエポキシ化合物のうち芳香環を有
するものは、得られるロジンエステル自体の加熱安定性
が良好で色調悪化が極めて少ないため特に好ましく、さ
らには該ロジンエステルを含有する芳香族ポリカーボネ
ート樹脂組成物の機械的性質や耐熱性の点でも特に好ま
しい。
【0025】上記アルコール化合物またはエポキシ化合
物と前記精製安定化ロジンとの反応は、特に制限されず
公知の反応条件を採用して容易に行うことができる。例
えば、アルコール化合物と精製安定化ロジンとの反応
は、通常、アルコール化合物の水酸基と該ロジンのカル
ボキシル基の当量比[−OH(eq)/−COOH(e
q)]が0.8〜2.0程度となるよう仕込んだ後、不活
性気流下に150℃〜280℃程度に加熱し、生成水を
系外に留去しながら公知のエステル化触媒の存在下また
は不存在下にエステル化すれば良い。また、エポキシ化
合物と該精製安定化ロジンとの反応の具体例としては、
通常ポリエポキシ化合物中の1個のエポキシ基を水酸基
2個に相当するとして、OH(水酸基およびエポキシ基
に由来する水酸基の合計)/COOH比を0.8〜22
の範囲内で精製安定化ロジンとポリエポキシ化合物を所
定量仕込み、エポキシ開環触媒の存在下または不存在下
に、通常、窒素気流下において、反応温度120〜20
0℃程度で開環付加反応させる。OH(エポキシ基に由
来する水酸基)/COOH比が2より小さい場合にはエ
ポキシ基が完全に開環したと思われる段階で、さらに反
応温度を230〜260℃に上げて、水酸基(エポキシ
基の開環によって生じた水酸基を含む)と精製安定化ロ
ジンをエステル化反応させ、酸価5以下、好ましくは3
以下となるまでエステル化反応を続行すれば良い。上記
反応は溶剤の存在下または不存在下に行うことができ
る。該溶媒としては、ベンゼン、キシレン、トルエン等
の芳香族炭化水素等が挙げられる。なお、エステル化工
程においては必要により、例えば各種公知の有機燐系化
合物等の安定剤やエステル化促進剤等を添加できること
はもとよりである。
【0026】上述した(A)芳香族ポリカーボネート樹
脂(a成分)、(B)ジエン系ゴム成分にシアン化ビニ
ル化合物成分および芳香族ビニル化合物成分をグラフト
した熱可塑性グラフト共重合体(b成分)および(C)
精製安定化ロジンエステル(c成分)からなる芳香族ポ
リカーボネート樹脂組成物の配合割合は、a成分とb成
分との割合が重量比で95:5〜40:60であり、9
0:10〜50:50の範囲が好ましい。b成分の割合
が、5重量%未満では十分な流動性が得られず、60重
量%を越えると機械的強度および耐熱性が低下するため
好ましくない。
【0027】また、c成分の配合量は、a成分とb成分
の合計量100重量部に対して、0.5〜40重量部で
あり、1〜30重量部が好ましい。c成分の割合が、
0.5重量部未満では成形品の十分なウエルド強度が得
られず、40重量部を越えるとポリカーボネート樹脂組
成物の機械的強度(特に衝撃強度)や耐熱性が低下する
ため好ましくない。
【0028】さらに、本発明の芳香族ポリカーボネート
樹脂組成物の剛性や寸法精度を向上させるために、必要
に応じて種々の充填剤、例えば、ガラス繊維、カーボン
繊維、炭化ケイ素繊維、黄銅繊維、ステンレス繊維、チ
タン酸カリウムウイスカー、ほう酸アルミニウムウイス
カー、酸化チタンウイスカー等の無機系繊維状充填剤、
芳香族ポリアミド繊維等の有機系繊維状充填剤、シリ
カ、炭酸カルシウム、タルク、マイカ、ワラストナイ
ト、カオリン、ガラスフレーク、ガラスビーズ、ガラス
パウダー、二硫化モリブデン、アルミペースト等の板
状、フレーク状、粉末状の無機系充填剤およびアクリル
ビーズ、シリコンビーズ等の粉末状の有機系充填剤等を
配合することができる。その中でも、無機充填剤が好ま
しく使用され、特にガラス繊維、カーボン繊維、チタン
酸カリウムウイスカー、ほう酸アルミニウムウイスカ
ー、ガラスフレーク、タルク、マイカおよびワラストナ
イトが好ましく使用される。これらの充填剤は、単独で
使用しても併用してもよく、所望の成形品の機械的強
度、反り、成形収縮率、線膨張係数の異方性等の特性に
合わせて適宜選択される。
【0029】さらに、上述の充填剤は、上記芳香族ポリ
カーボネート樹脂組成物との密着性、分散性および熱安
定性を向上させる目的で、シランカップリング剤、チタ
ネート系カップリング剤あるいはジメチルシロキサン、
メチル水素シロキサン等のシリコンオイルで表面処理が
施されたものが好ましく使用される。かかる充填剤の配
合量は、上述のa成分とb成分の合計量100重量部に
対して、5〜60重量部が好ましく、10〜55重量部
がより好ましい。
【0030】また、本発明の芳香族ポリカーボネート組
成物には、本発明の目的を損なわない範囲で、難燃剤
(例えば、臭素化ビスフェノール、臭素化ポリスチレ
ン、臭素化ポリカーボネート、トリフェニルホスフェー
ト、ホスホン酸アミド、赤リン酸等)、難燃助剤(例え
ば、三酸化アンチモン、アンチモン酸ナトリウム等)、
核剤(例えば、ステアリン酸ナトリウム、エチレン−ア
クリル酸ナトリウム等)、安定剤(例えば、リン酸エス
テル、亜リン酸エステル等)、酸化防止剤(例えばヒン
ダードフェノール系化合物等)、光安定剤、着色剤、発
泡剤、滑剤、離型剤、帯電防止剤等を配合してもよい。
また例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリアミド、アクリル樹脂、全芳香族ポリ
エステル等の熱可塑性樹脂や弾性体を配合してもよい。
【0031】本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂組成
物を製造する方法としては、任意の方法が採用される。
例えば上記a成分〜c成分および適宜その他の添加剤を
同時にまたは任意の順序で、例えばV型ブレンダー、リ
ボンミキサーまたはタンブラー等に投入し均一に混合し
た後、一軸または二軸等の通常の押出機等で脱気しなが
ら溶融混練し冷却後ペレット状に切断する方法等が適宜
用いられる。かくして得られた組成物は、射出成形、押
出成形、圧縮成形または回転成形等の任意の方法で容易
に成形することができる。
【0032】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに説明す
る。なお、実施例中の部は重量部であり、各特性値の測
定は下記(a)〜(e)の方法により求めた。 (a)試験片および見本板の作成:射出成形機[住友重
機械工業(株)製SG−150U]によりシリンダー温
度300℃、金型温度100℃でウエルド強度、衝撃強
度、荷重たわみ温度測定用試験片および見本板を成形し
た。ウエルド強度、衝撃強度および荷重たわみ温度測定
用試験片は成形後23℃、50%RHの条件下で48時
間放置した後測定に供した。 (b)ウエルド強度(kgf/cm2):上記(a)の
方法により、射出成形する際に、金型の引張り試験片の
両端部にゲート(ゲート間距離169mm)を配置し、
2つのゲートより溶融樹脂を射出して得られたウエルド
部を有する厚さ3.2mm、幅13mmのASTM t
ypeIの引張り試験片を用いて、ASTM D638
に従い引張り強度の測定を行った。また、金型の引張り
試験片の一端部にゲートを配置し、同様の条件でこのゲ
ートより溶融樹脂を射出して得られたウエルド部の無い
引張り試験片を作成し、同様の方法で引張強度の測定を
行い、ウエルド強度の保持率を下記式により算出した。
【0033】
【数1】
【0034】(c)衝撃強度(kgf・cm/cm):
ASTM D256に従い、厚さ3.2mm試験片のア
イゾット・ノッチ付き衝撃強度を測定した。 (d)荷重たわみ温度(℃):JIS K7207に従
い、荷重18.5kgf/cm2で測定した。 (e)成形加工性(流動性):シリンダー温度260
℃、射出圧力1,000kgf/cm2で、アルキメデス
型スパイラルフロー(厚さ1mm)により流動長の測定
を行った。
【0035】製造例1(精製安定化ロジンエステルの調
製) (1)不均化反応 酸価172.5、軟化点75℃、色調ガードナー6の未
精製中国産のガムロジン1000部に触媒として5%パ
ラジウムカーボン(含水率50%)0.3部を加え、窒
素シールド下、280℃で4時間攪拌して不均化反応を
行い、酸価157.3、軟化点77℃、色調ガードナー
8の不均化ロジンを得た。
【0036】(2)精製 上記不均化ロジンを窒素シール下に3mmHgの減圧下
で蒸留し、酸価178.3、軟化点85℃、色調ガード
ナー4の一般恒数を有する表1に示す主留を精製安定化
不均化ロジンとした。
【0037】
【表1】
【0038】(3)エステル化反応 上記精製安定化不均化ロジン500部をフラスコに仕込
み、窒素シール下に180℃に昇温し、溶融撹拌下に2
00℃でグリセリン60部を加えた後、280℃まで昇
温し、同温度でエステル化を行い、酸価2.5、軟化点
99℃、色調ガードナー5の精製安定化不均化ロジンエ
ステルを得た。
【0039】(4)水素化反応 上記精製安定化不均化ロジンエステル200部と5%パ
ラジウムカーボン(含水率50%)0.4部を振とう式
オートクレーブに仕込み、系内の酸素を除去した後、系
内を水素にて100kg/cm2に加圧し260℃まで
昇温し、同温度で3時間、水素化反応を行い、酸価2.
8、軟化点99℃、色調ガードナー1以下(ハーゼンカ
ラー150)の精製安定化ロジンエステル(RE−1)
を得た。
【0040】製造例2(精製安定化ロジンエステルの調
製) 製造例1(2)で得られた精製安定化不均化ロジン50
0部、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド2モル
付加物(水酸基価=318)336部をフラスコに仕込
み、窒素シール下250℃にてエステル化を行い、酸価
2.0、軟化点90℃、色調ガードナー5の精製安定化
不均化ロジンエステルを得た。該精製安定化不均化ロジ
ンエステルを製造例1(4)と同様の反応条件にて水素
化反応を行い、酸価2.5、軟化点88℃、色調ガード
ナー1以下(ハーゼンカラー100)の精製安定化ロジ
ンエステル(RE−2)を得た。
【0041】製造例3(精製安定化ロジンエステルの調
製) (1)水素化反応 製造例1(1)に記載の未精製中国産のガムロジン10
00部と、水素化触媒として5%パラジウムカーボン
(含水率50%)2部を、振とう式オートクレーブに仕
込み、系内の酸素を除去した後、系内を水素にて100
kg/cm2に加圧し、撹拌下に260℃まで昇温し、
同温度で3時間、水素化反応を行い、酸価167.2、
軟化点74℃、色調ガードナー5の未精製水素化ロジン
を得た。
【0042】(2)精製 上記の未精製水素化ロジンを窒素シール下に3mmHg
の減圧下で蒸留し、酸価175.2、軟化点83℃、色
調ガードナー2の一般恒数を有する表2に示す主留を精
製安定化水素化ロジンとした。
【0043】
【表2】
【0044】(3)脱水素化反応 上記精製安定化水素化ロジン200部と脱水素化触媒と
して5%パラジウムカーボン(含水率50%)0.1部
を振とう式オートクレーブに仕込み、窒素置換して系内
の酸素を除去した後、系内を250℃まで昇温し、同温
度で3時間、脱水素化反応を行い、酸化172.6、軟
化点84℃、色調ガードナー1以下(ハーゼンカラー8
0)の精製安定化ロジンを得た。
【0045】(4)エステル化反応 上記精製安定化ロジン200部、高分子量ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂(エポキシ当量は935.3)59
2.2部およびトリフェニルホスフィン0.19部をフラ
スコに仕込み、窒素シール下160℃にてエステル化を
行い、酸価0.6、軟化点114℃、色調ガードナー1
以下(ハーゼンカラー225)の精製安定化ロジンエス
テル(RE−3)を得た。
【0046】実施例1〜7および比較例1〜7 表3記載の量の各成分およびa成分とb成分との合計1
00重量部に対して、0.05重量部のリン系安定剤
(トリメチルホスフェート;大八化学工業(株)製 T
MP)をブレンダーにより混合した後、ベント式二軸押
出機[日本製鋼所(株)製 TEX30XSST]によ
りシリンダー温度250℃で脱気しながら溶融混練し、
ペレット化した。得られたペレットを100℃の熱風循
環式乾燥機により5時間乾燥した後、試験片および見本
板を作成した。評価結果を表3に示した。なお、表3記
載の各成分を示す記号は以下のものである。
【0047】(A)芳香族ポリカーボネート樹脂(a成
分) PC;ビスフェノールA型ポリカーボネート樹脂[帝人
化成(株)製 パンライトL−1225、粘度平均分子
量22,500] (B)熱可塑性グラフト共重合体(b成分) ABS;ABS樹脂[三井東圧化学(株)製 ABS樹
脂 サンタックUT−61]
【0048】他成分 ガラス繊維[日東紡績(株)製 3PE−455、繊
維径13μm、集束剤:ウレタン樹脂] タルク[林化成(株)製 HST−0.8 平均粒径
2.8μm] EP0;ビスフェノールA型エポキシ樹脂[東都化成
(株)製 エポトートYD−7020] PHE;ビスフェノールA型フェノキシ樹脂[東都化
成(株)製 フェノトートYP−50]
【0049】
【表3】
【0050】
【発明の効果】本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂組
成物は、機械的強度および耐熱性を低下させることな
く、ウエルド強度を改善することができる。この樹脂組
成物は、成形加工性や成形品の外観にも優れ、カメラ、
OA機器、家電製品等の外装材、シャーシ材料および自
動車部品等として最適であり、その奏する工業的効果は
格別なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C08L 51/04 69:00 67:08)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)芳香族ポリカーボネート樹脂(a
    成分)、(B)ジエン系ゴム成分にシアン化ビニル化合
    物成分および芳香族ビニル化合物成分をグラフトした熱
    可塑性グラフト共重合体(b成分)および(C)精製安
    定化ロジンエステル(c成分)からなる樹脂組成物であ
    って、a成分とb成分との割合が重量比で95:5〜4
    0:60の範囲であり、かつa成分とb成分との合計量
    100重量部に対して、c成分が0.5〜40重量部で
    ある芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の芳香族ポリカーボネート
    樹脂組成物から形成される成形品。
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