JPH10204076A - ペリレン−3、4−ジカルボン酸無水物の製造方法 - Google Patents

ペリレン−3、4−ジカルボン酸無水物の製造方法

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JPH10204076A
JPH10204076A JP10005226A JP522698A JPH10204076A JP H10204076 A JPH10204076 A JP H10204076A JP 10005226 A JP10005226 A JP 10005226A JP 522698 A JP522698 A JP 522698A JP H10204076 A JPH10204076 A JP H10204076A
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perylene
alkyl
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dicarboximide
hydrogen
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JP10005226A
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Leonhard Feiler
フェイラー レオンハート
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BASF Schweiz AG
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Ciba Spezialitaetenchemie Holding AG
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    • C09B5/62Cyclic imides or amidines of peri-dicarboxylic acids of the anthracene, benzanthrene, or perylene series
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/54Preparation of carboxylic acid anhydrides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D311/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings
    • C07D311/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
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Abstract

(57)【要約】 下記の一般式I 【化7】 のペリレン−3、4−ジカルボン酸無水物の製造方法に
おいて、下記式II 【化8】 のペリレン−3、4−ジカルボキシイミドを(a)第一
工程において塩基で処理し、(b)第二工程において、
上記により生成された陰イオンをアルキル化剤R7−Xと
反応させて対応するカルボキシイミドを生成させ(ここ
において、Xはハロゲンであり、そしてR7は置換されて
いないか、またはフェニル置換C1-C20アルキルであ
る)そして(c)第三工程において、そのアルキル化カ
ルボキシイミドを最初に塩基で処理し、そして、塩基で
処理した後、反応混合物を酸性化することによって式I
のペリレン−3、4−ジカルボン酸無水物を得ることを
特徴とする方法を提供する。さらに、新規なペリレン−
3、4−ジカルボン酸無水物、新規なN−アルキルペリ
レン−3、4−ジカルボン酸イミド、および本発明の方
法によって製造された化合物の利用可能性を開示してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は下記の一般式Iのペリレン−3、
4−ジカルボン酸無水物を製造するための改良された方
法に関する。
【化3】 式中、R1、R2、R3およびR4は、互いに独立的に水素、ハ
ロゲン、C3-C14アルキル、C1-C20シクロアルキル、
1-C20アルコキシ、フェニル,フェニルオキシまたは
フェニルチオ(ここにおいて、それぞれのフェニルは、
ハロゲン、C1-C20アルキル、C3-C14シクロアルキル
および/またはC1-C20アルコキシによってモノ置換ま
たは多置換されることができる);−NR5 2 または−O
R5(ここにおいて、R5は水素またはC1-C20アルキルで
ある)をであるか、または6、7−位置または1、12
−位置におけるペアR1/R2およびR3/R4の1つは、−O
−、−S−、S=O、SO2 または−NR6の架橋原子ま
たは架橋原子群を有する架橋である(ここにおいて、R6
は水素、C1-C20アルキルまたはC3-C14シクロアルキ
ルである)。
【0002】ペリレン−3、4−ジカルボン酸無水物の
製造方法は公知である。特に、Mol. Cryst. Liqu. Crys
t., 158b (1988) の337頁とそれに続く頁は、ペリレ
ン−3、4:9,10−テトラカルボン酸ビス無水物
を、気相脱カルボキシル化によって、ペリレン−3、4
−ジカルボン酸無水物に変換する方法を記載している。
しかしながら、この方法は低収率(およそ5%)である
ために、実用的に重要でない。
【0003】ペリレン−3、4−ジカルボン酸無水物製
造のための別の使用可能な出発物質は、技術的に容易に
入手可能なペリレン−3、4−ジカルボキシイミドであ
る。しかしながら、ペリレン−3、4−ジカルボキシイ
ミドの塩基による直接ケン化は、不可能である。なぜな
らば、カルボキシイミドの窒素が脱プロトン化され、そ
してアルカリのような塩基に対して不活性なイミド陰イ
オンが得られるからである。
【0004】しかし、Bull. Chem. Soc. Jpn. 52 (197
9) の1723頁とそれに続く頁に記載された方法によ
って、濃硫酸を使用してケン化を実施することは可能で
ある。ペリレン−3、4−ジカルボキシイミから出発し
て、これを濃硫酸中において約250℃に加熱すると、
スルホン化されたペリレン−3、4−ジカルボン酸無水
物が得られる。しかしながら、この論文の筆者は、その
中間生成物を単離したのではなく、さらにそれをアミン
と反応させて、窒素原子において置換されたペリレン−
3、4−ジカルボキシイミドスルホン酸に導き、これを
次に脱スルホン化して、窒素原子において置換された対
応するペリレン−3、4−ジカルボキシイミドを得てい
る。反応が激しい条件下(濃H2 SO4 、250℃)に
おいて行われる手のこんだ方法であるということの外
に、この方法はペリレン−3、4−ジカルボキシイミド
の収率がさほど高くないという欠点がある。
【0005】別の方法として、ドイツ国特許第A−43
38784号明細書から、ペリレン−3、4:9,10
−テトラカルボン酸ビス無水物から出発して、第一工程
においてN−(2、5−ジ−tert−ブチルフェニ
ル)ペリレン−3、4−ジカルボキシイミドを製造し、
精製後、それをアルカリで処理して、ペリレン−3、4
−ジカルボン酸無水物に変換する方法が知られている。
この方法は、N−(2、5−ジ−tert−ブチルフェ
ニル)ペリレン−3、4−ジカルボキシイミドをクロマ
トグラフィーによって精製しなければならいこと、およ
び最終生成物が、ペリレン−3、4:9,10−テトラ
カルボン酸ビス無水物を基準にして、わずか37%の全
収率で得られるにすぎないという欠点がある。
【0006】国際特許、WO96/22331号明細書
には、ペリレン−3、4−ジカルボン酸イミドと、その
製造法とが開示されている。その方法は、溶剤としての
第三窒素塩基化合物、ならびに触媒としての遷移金属の
存在下において、ペリレン−3、4:9,10−テトラ
カルボン酸を第一アミンと反応させるものである。
【0007】したがって、本発明の目的は、上記の欠点
を有しない改良されたペリレン−3、4−ジカルボン酸
無水物の製造方法を提供することである。特に、ペリレ
ン−3、4−ジカルボキシイミドおよび/またはその誘
導体から出発して、技術的に簡単な方法で高収率をもっ
て、ペリレン−3、4−ジカルボン酸無水物を製造でき
る方法を提供することである。さらに加えて、遷移金属
触媒を使用することなく、ペリレン−3、4−ジカルボ
ン酸イミドを高収率で製造できる方法を提供することで
ある。
【0008】しかして、下記の一般式I
【化4】 [式中、R1、R2、R3およびR4は互いに独立的に水素、ハ
ロゲン、C3-C14アルキル、C1-C20シクロアルキル、
1-C20アルコキシ、フェニル,フェニルオキシまたは
フェニルチオ(ここにおいて、それぞれのフェニルは、
ハロゲン、C1-C20アルキル、C3-C14シクロアルキル
および/またはC1-C20アルコキシによってモノ置換ま
たは多置換されることができる);−NR5 2 または−O
R5(ここにおいて、R5は水素またはC1-C20アルキルで
ある)であるか、または6、7−位置または1、12−
位置におけるペアR1/R2およびR3/R4の1つは、−O
−、−S−、S=O、SO2 または−NR6の架橋原子ま
たは架橋原子群を有する架橋である(ここにおいて、R6
は水素、C1-C20アルキルまたはC3-C14シクロアルキ
ルである)]のペリレン−3、4−ジカルボン酸無水物
の製造方法において、下記式II
【化5】 のペリレン−3、4−ジカルボキシイミドを(a)第一
工程において塩基で処理し、(b)第二工程において、
上記により生成された陰イオンを、アルキル化剤R7−X
(ここにおいて、Xはハロゲンであり、そしてR7は置換
されていないか、またはフェニル置換C1-C20アルキル
である)と反応させて対応するカルボキシイミドを生成
させ、そして(c)第三工程において、そのアルキル化
カルボキシイミドを最初に塩基で処理し、そして、塩基
で処理した後、反応混合物を酸性化することによって式
Iのペリレン−3、4−ジカルボン酸無水物を得ること
を特徴とする新規な方法が見い出された。
【0009】また、新規なペリレン−3、4−ジカルボ
ン酸無水物、新規なN−アルキル−ペリレン−3、4−
ジカルボン酸イミド、および本発明の方法によって製造
される化合物の利用可能性も同時に見い出された。
【0010】第一工程(a)における、塩基による式II
のカルボキシイミドの処理は、通常0乃至250℃の温
度範囲、好ましくは室温、かつ、所望の場合には、溶剤
の存在下において実施される。
【0011】通常、適当な塩基は、アルカリ金属および
アルカリ土類金属のアルコラートまたは水酸化物であ
る。この場合、イミド窒素に存在する水素原子も除去さ
れうるような塩基を選択するのが好都合である。この場
合には、カルボキシイミド陰イオンが得られる。たとえ
ば、アルコラートは、C1-C4 アルカノールのアルカリ
金属塩であり、典型的にはナトリウムメチラート、カリ
ウムメチラート、ナトリウムエチラートまたはカリウム
エチラートである。適当なアルカリ金属水酸化物または
アルカリ土類金属水酸化物の例は、水酸化ナトリウムお
よび水酸化カリウムである。ナトリウムメチラートまた
は水酸化カリウムが特に好ましい。通常、塩基対式IIの
ジカルボキシイミドのモル比は1:1乃至0.01:1
の範囲から選択され、好ましくは0.33:1乃至0.
5:1の範囲である。
【0012】水酸化カリウムのごとき水酸化物が使用さ
れる場合には、適当な溶剤は非プロトン極性溶剤、たと
えばジメチルスルホキシド(DMSO)またN−メチル
ピロリドン(NMP)であり、アルコラートが使用され
る場合には、適当な溶剤は対応するアルコールである。
すなわち、ナトリウムメチラートが使用される場合に
は、好ましくはメタノールである。現在まで判明してい
るところでは、溶剤の使用量は臨界的ではなく、たとえ
ば100:1乃至0.1:1(溶剤:ジカルボキシイミ
ドII、重量ベース)の範囲において選択されうる。溶剤
は、反応終了後に留去するのが好ましい。しかし、溶剤
が反応混合物中に残っていてもよい。
【0013】反応時間は、一般に主として反応温度に依
存し、通常は0.5乃至10時間の範囲において選択さ
れる。
【0014】特にドイツ国特許(DE−C)第4864
91号によれば、出発物質として使用される式IIのジカ
ルボキシイミドII(R1乃至R4=水素)は、通常、ペリレ
ン−3、4:9,10テトラカルボン酸ビス無水物から
得られるペリレン−3、4−ジカルボン酸無水物−9、
10−ジカルボキシイミドとカセイカリとの反応によっ
て工業的に得られる。置換ジカルボキシイミドは、ドイ
ツ国特許(DE−A)第4338784号明細書に記載
されている方法に準じて、製造することができる。ニト
ロ誘導体は、ジクロロメタン中において四酸化二窒素で
ニトロ化するか、または無水酢酸中において硝酸銅でニ
トロ化することによって得られる。対応するアミノ化合
物は、そのニトロ化合物の還元によって製造することが
でき、それらアミノ化合物は誘導体化することができ
る。たとえば、臭素化誘導体は、上記ドイツ国特許第
(DE−A)4338784号明細書記載の方法に準じ
て、直接臭素化によって製造することができる。対応す
るアルコキシおよびフェノキシ誘導体は、通常は、それ
らから求核置換によって得ることができる。アルキル誘
導体は、Leonhard Feiler, Dissertation 1995, Univer
sity of Munich, 記載の方法に準じて、アルキルリチウ
ム化合物を使用する直接アルキル化によって得ることが
できる。
【0015】本発明の第二反応工程(b)においては、
式IIのペリレン−3、4−ジカルボキシイミドの陰イオ
ンが、アルキル化剤R7−Xと反応させられる。Xはハロ
ゲン、たとえば塩素、臭素またはヨウ素であり、好まし
くは臭素またはヨウ素である。R7は置換されていない
か、またはフェニル置換されたC1-C20アルキルであ
る。C1-C20アルキルの例はメチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イ
ソブチル、tert−ブチル、n−アミル、tert−
アミル、ヘキシル、オクチル、2−エチルヘキシル、ノ
ニル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシ
ル、オクタデシル、ノナデシルまたはエイコシルであ
り、好ましくはC1 −C6-アルキル、たとえばメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、s
ec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ア
ミル、tert−アミル、ヘキシルである。フェニル基
によって置換されたアルキルが使用される場合には、フ
ェニルによってモノ置換されたC1-C4 アルキルを選択
するのが好ましい。たとえば、ベンジル、フェニルエチ
ル、フェニルプロピルまたはフェニルブチルであり、特
に好ましいのはベンジルである。
【0016】特に好ましいアルキル化剤は、硫酸ジメチ
ル、臭化C1 −C6-アルキルまたはヨウ化C1 −C6-ア
ルキル、たとえば臭化メチル、ヨウ化メチル、臭化エチ
ル、ヨウ化エチルおよび塩化ベンジルである。ジカルボ
キシイミドII対アルキル化剤のモル比は、通常1:1乃
至1:10の範囲、好ましくは1:1乃至1:4の範囲
から選択される。
【0017】所望の場合には、アルキル化反応を溶剤
中、好ましくはN−メチルピロリドンまたはジメチルス
ルホキシドのごとき不活性非プロトン極性溶剤中におい
て実施することができる。通常、使用される溶剤の量は
臨界的ではなく、一般に250:1乃至0.1:1(最
初に使用されるジカルボキシイミドIIの量に対する溶剤
の量)の範囲である。
【0018】通常、反応温度は0乃至150℃、好まし
くは20乃至130℃の範囲内において選択される。特
に、塩化ベンジルや硫酸ジメチルのごとき非脱離アルキ
ル化剤を使用する場合には、比較的高い温度を選択する
のが好ましい。これに対して、臭化オクチルのごとき高
級アルキル化剤、およびヨウ化メチルおよび臭化エチル
のごとき低沸点アルキル化剤の場合には、比較的低い反
応温度を選択するのが好ましい。通常、反応時間は、主
として選択された反応温度および反応体の反応性に依存
する。通常は、0.3乃至18時間の範囲内において選
択される。
【0019】本発明の好ましい実施態様においては、ア
ルキル化完了後、溶剤は未反応アルキル化剤と一緒に留
去される。このように分離され、そして所望の場合に
は、精製された溶剤はリサイクルすることができる。
【0020】本発明の第三反応工程(c)においては、
第二工程(b)において得られたN−アルキルペリレン
−3、4−ジカルボキシイミドが、最初に、塩基で処理
され、そのあと反応混合物を酸性化することによって、
所望のペリレン−3、4−ジカルボン酸無水物が得られ
る。
【0021】工程(c)において使用される塩基は、好
ましくは8個より多くない炭素原子を有する第一、第二
または第三アルコール中のアルカリ金属水酸化物または
アルカリ土類金属水酸化物である。
【0022】アルカリ金属水酸化物またはアルカリ土類
金属水酸化物の例は、水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カル
シウムである。水酸化カリウムが特に好ましい。N−ア
ルキルジカルボキシイミドと塩基とのモル比は、好まし
くは1:2乃至1:25,より好ましくは1:15乃至
1:20の範囲から選ばれる。
【0023】溶剤の例には、次のものがある:第一C1-
8 アルカノールたとえばメタノール、エタノール、n
−プロパノール、n−ブタノール、i−ブタノール、n
−ペンタノール、n−ヘキサノール、n−ヘプタノール
およびn−オクタノール;第二C3-C8 アルカノールた
とえばi−プロパノール、sec−ブタノール、i−ペ
ンタノール、i−ヘキサノール、i−ヘプタノール、i
−オクタノール;第三C4-C8 アルカノールたとえばt
ert−ブタノール、tert−アミルアルコール、t
ert−ヘキサノール、tert−ヘプタノールおよび
tert−オクタノール。通常、溶剤の量はN−アルキ
ルジカルボキシイミドの1g当り25乃至250ml好ま
しくは70乃至100mlの範囲において選択される。通
常、溶剤は反応の終わりに蒸留によって除去される。所
望の場合には、この溶剤を精製してリサイクルすること
ができる。
【0024】通常、反応温度は20乃至250℃、好ま
しくは30乃至100℃の範囲において選択される。通
常、反応時間は、選択された反応温度および反応体の反
応性に依存し、そして通常は0.5乃至10時間の範囲
である。
【0025】本発明の特に好ましい実施態様において
は、tert−ブタノール中水酸化カリウムを使用して
ケン化が実施される。
【0026】本発明によれば、ペリレン−3、4−ジカ
ルボン酸ジ−塩は、酸性化によって、対応するペリレン
−3、4−ジカルボン酸無水物に変換される。酸性化の
ためには、中和のために通常使用されている適当な酸、
たとえば鉱酸または有機酸がすべて使用できる。たとえ
ば、硫酸、塩酸、硝酸、リン酸および酢酸などが使用で
きる。一般に、酸の使用量はその酸の濃度および酸強度
に依存し、そして通常は中和の終わりに反応混合物が
6.5乃至7.5の範囲のpHを有するように選択され
る。
【0027】中和後、目的の式Iの無水物は、常用方
法、たとえば濾過または溶剤の蒸留除去によって単離さ
れる。得られた粗生成物は水で、所望の場合には40乃
至98℃の温度の水(湯水)で洗い、その後、好ましく
は減圧下(たとえば、水噴流ポンプまたは他の常用真空
ポンプを使用して形成した減圧下)において乾燥するこ
とによって精製される。
【0028】本発明の好ましい実施態様においては、得
られた式Iのペリレン−3、4−無水物は、水性媒質中
において弱塩基を用いて処理される。通常、これにより
対応するペリレン−3、4−ジカルボン酸ジ−塩が生成
し、これは溶解する。ペリレン−3、4−ジカルボキシ
イミドおよび/またはN−アルキルペリレン−3、4−
ジカルボキシイミドのごとき不溶成分は、常法たとえば
濾過または遠心分離によって分離することができ、そし
て、所望の場合には、出発物質として使用することがで
きる。
【0029】不溶成分を分離後、溶解したジ−塩を、中
庸弱酸または強酸、たとえば前記に例示したような酸の
1つによって酸性化する。このあと、たとえば濾過とそ
れに続く乾燥によって、分離することによって、通常良
好な純度で本発明によるペリレン−3、4−ジカルボン
酸無水物が得られる。
【0030】この場合の適当な弱塩基は、アルカリ金属
炭酸塩、たとえば炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウムで
あり、好ましいのは炭酸カリウムである。好ましくは、
粗生成物はアルカリ金属炭酸塩水溶液中において、目的
生成物が溶解するまで沸騰加熱し、そして好ましくは濾
過によって分離し、この濾過残留物を、濾液が無色にな
るまで、40乃至98℃の湯水で洗う。
【0031】このようにして得られたペリレン−3、4
−ジカルボン酸無水物は、通常は化学反応のために十分
な純度を有する。より高い純度は、たとえばトルエンの
ごとき芳香族炭化水素を使用した抽出的再結晶によって
達成することができる。
【0032】本発明は、さらに本発明の方法の最初の2
つの工程(a)と(b)によって得られる下記の式III
の中間生成物にも関する。
【化6】 (式中、R1乃至R7は上記に定義した通りである)。ただ
し、下記に該当する化合物は除外する:R1乃至R4が同時
に水素である化合物;R2が−NH2 または−OH、R1
よびR3またはR4が水素であり、かつR7がメチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、ヘキシルおよびオクチルである
化合物;ならびにR2とR4とが臭素、R1とR3とが水素、そ
してR7がジイソプロピルフェニルである化合物。さらに
また、本発明は、式中のR1乃至R4が同時には水素ではな
い、本発明の方法によって得られる式Iのペリレン−
3、4−ジカルボン酸無水物にも関する。
【0033】式Iおよび式III の新規なペリレン誘導体
は、それ自体公知の方法で、一般的に着色剤として、特
に顔料および染料として使用するのに適当であり、好ま
しくは下記に記載する用途に使用される: (a)重合体のマス着色(mass colouring)のため。この
場合、重合体は塩化ビニル、酢酸セルロース、ポリカー
ボネート、ポリアミド、ポリウレタン、ポリイミド、ポ
リベンゾイミダゾール、メラミン樹脂、シリコーン、ポ
リエステル、ポリエーテル、ポリスチレン、ポリメチル
アクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ酢
酸ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリブタジェン、ポ
リクロロブタジェンまたはポリイソプレン、または上記
モノマーの共重合体でありうる; (b)バット染料または媒染染料として。たとえば天然
材料および、特に、紙、木材、ストロー、レザー、ハイ
ドの染色のため、あるいは天然繊維材料たとえば木綿、
ウール、シルク、ジュート、サイザル、ヘンプ、亜麻ま
たは動物の毛(たとえば馬の毛)、およびこれらの加工
繊維材料たとえばビスコース繊維、硝化シルクまたは銅
アンモニアレーヨン(レーヨン)の染色のための使用。
媒染のための好ましい塩はアルミニウム塩、クロム塩お
よび鉄塩である; (c)塗料、塗料系、特に自動車用ラッカー、コーティ
ング組成物,紙着色料、印刷用カラー、インクの製造の
ため、特にインク−ジェットプリンターに使用するた
め、好ましくは蛍光インクとして均質溶液に使用する。
さらにはペインティング(painting)およびライティング
(writing) の目的のため、および電子写真、たとえば乾
式複写システム(ゼロックス法)およびレーザープリン
ターに使用する; (d)証券マーキングのため、たとえば小切手、銀行
券、紙幣、クーポン、証券書類、身分証明、およびその
他の特殊な誤認し得ないカラーインプレッションが必要
とされる用途に使用; (e)特殊な色を創出するために、顔料および染料のご
とき着色剤に添加される添加物としての使用。特に明度
(luminous)のある色が好ましい場合に使用; (f)蛍光による、物体の機械的認識のためのマーキン
グ用として使用。分類、たとえばプラスチックのリサイ
クルのための分類のための物品の機械的認識のために好
ましくは使用される。さらにまた、アルファベットの印
字またはバーコードにも好ましく使用できる; (g)光の周波数を変換するため。たとえば短波長光を
長波長光に変換するため、あるいは非線形光学機器にお
いてレーザー光の周波数を二倍または三倍にするための
使用; (h)多種多様な表示、警告およびマーキングのための
受動ディスプレイエレメントの製造のための使用。たと
えば、受動ディスプレイエレメント、掲示および交通信
号たとえば交通信号ライトの製造のために使用される; (i)超伝導有機材料のための出発物質として使用(π
−π相互作用、媒介電荷非局在化を結果する、たとえば
ヨウ素の添加を通じて); (j)ソリッドステートの蛍光マーキングのための使
用; (k)装飾および美術の目的のための使用; (l)トレーサーとしての使用。たとえばバイオ化学、
医学、工学および自然科学の分野において、本新規着色
剤が基質に共有結合されうる、または第二原子価を通じ
て、たとえば水素結合または疎水性相互作用(吸着)を
通じて結合しうる場合にトレーサーとして使用できる; (m)高感度検知法における蛍光染料として(C. Auben
t, J. Fuenfschilling,1. Zschokke-Graenacher and H.
Langhals, Z. Analyt. Chem. 1985, 320, 361参照)。
特にシンチレーターにおける蛍光染料として使用; (n)光学集光システム、蛍光ソーラー集光器における
染料または蛍光染料として使用(H.Langhals, Nachr. C
hem. Tech. Lab. 1980, 28, 716 参照)。蛍光活性化デ
ィスプレイにおける染料または蛍光染料として(W.Greu
bel and G. Baur.Elektronik 1977, 26, 6 参照)使
用。プラスチック製造のための光誘導重合のために使用
される冷光源に使用。また、材料試験、たとえば半導体
回路製造における材料試験のため、集積半導体コンポー
ネントのマイクロ構造分析のために使用。光伝導体、写
真プロセス、ディスプレイ、イルミネーションまたは画
像変換システムなど電子、イオンまたはUV照射によっ
て励起が起こされるもの、たとえば、蛍光ディスプレ
イ、ブラウン管または蛍光灯などに使用。また、たとえ
ばエピタキシーの形で、単独または他の半導体と組み合
わせた染料含有集積半導体回路の一部として使用する。
化学ルミネセンスシステムたとえば化学ルミネセンスフ
ラッシュライトに使用。蛍光免疫検定または他の蛍光検
知法における染料または蛍光染料として使用。信号塗料
として、好ましくは書き物、図面または他のグラフィッ
ク創作物の視覚的強調の筆入れをするため、あるいはサ
インや他の物品に特別な視覚的色彩印象を得るべきため
にマークするために使用。ダイレーザー、好ましくはレ
ーザービームを発生するための蛍光染料として使用。光
学記録媒体として、さらにはQ−スイッチとして使用す
る; (o)レオロジー改良剤として、またELOXAL法に
よる金属染色のための染料成分として使用。
【0034】前記した従来技術の方法に比較して、本発
明の方法の利点は技術的に簡単であること(ワンポット
プロセス)およびペリレン−3、4−ジカルボキシイミ
ドの収率が非常に良いことである。さらに、手の込んだ
精製操作が回避される。加えて、本発明によって製造で
きる式IおよびIII のペリレン誘導体は、優れた耐光堅
牢性を有する染料または顔料であり、場合によっては、
黄色から緑色までのすべての光スペクトルをほとんどカ
バーする強い蛍光を固相において有する染料または顔料
である。
【0035】本新規な式Iの無水物は、たとえば第一ア
ミンと反応させることによって誘導体に導くことができ
るので、大規模な工業的生産のために興味あるものでも
あり、得られる化合物の物性を広く変えることが可能で
ある。
【0036】実施例 ドイツ国特許(DE−C)第486491号明細書に記
載された指示にほぼ従って、ペリレン−3、4−ジカル
ボキシイミドの製造を実施した。すなわち、ペリレン−
3、4−ジカルボキシイミド−9、10−ジカルボン酸
無水物3.00g(7.67ミリモル)を12%カセイ
カリ液30mlに懸濁し、そしてこの混合物をオートクレ
ーブの中において240乃至250℃に18時間加熱す
る。冷却後、この混合物を濃塩酸で中和する。生じた赤
褐色沈殿を吸引して集め、蒸留水でくり返し洗い、その
あと120℃の乾燥炉内において乾燥する。得られたペ
リレン−3、4−ジカルボキシイミドは、さらに精製す
ることなく、反応のために使用することができる。 収量:2.22g(90%)。
【0037】実施例1 ペリレン−3、4−ジカルボキシイミドの1.60g
(5.2ミリモル)を無水メタノールの50ml中に懸濁
し、次にナトリウムメチラートの0.56g(14.7
ミリモル)を添加し、この混合物を、水分を遮断して、
室温において2時間撹拌する。回転蒸発器にかけてメタ
ノールを留去した後、溶剤としてのN−メチルピロリド
ンの60mlおよびヨウ化メチルの2.28g(16.0
ミリモル)を添加し、この懸濁物を室温において2時間
撹拌する。反応完了後、N−メチルピロリドンと過剰の
ヨウ化メチルとを減圧蒸留によって除去する。次に、赤
褐色残留物をtert−ブタノールの150ml中に懸濁
し、KOHのペレット6.0g(107ミリモル)を加
えて、3時間沸騰させる。混合物の色が、赤褐色から黄
褐色に変わる。反応完了後、tert−ブタノールを留
去し、残留物を水中に懸濁し、濃塩酸でゆっくりと酸性
化する。得られた褐色沈殿を凝集させるため、混合物を
しばらく沸騰させる。沈殿を吸引捕集し、湯水で洗う。
残留物を、2規定の炭酸カリウム溶液と共に沸騰させ、
そのあと濾液が無色となるまで湯水で洗う。残留物は未
反応ペリレン−3、4−ジカルボキシイミドと少量のN
−メチル−ペリレン−3、4−ジカルボキシイミドとか
らなる。これは出発物質としてリサイクルすることがで
きる。濾液を塩酸で酸性化し、濾過して、褐色味を帯び
た赤色のペリレン−3、4−ジカルボン酸無水物1.2
0g(75%)を得る。 IR(KBr): ν=1780cm-1(w),1750(m, C=O)、1725(m,
C=O) 1589(s), 1568(m),1339(m) , 1280(s), 1130(m),
1020(m), 1002(m) , 860(w), 843(m), 812(s),767(s),
740(m) 。
【0038】実施例2 ペリレン−3、4−ジカルボキシイミドの1.60g
(5.2ミリモル)を無水メタノールの50ml中に懸濁
し、次にナトリウムメチラートの0.56g(14.7
ミリモル)を添加し、この混合物を、水分を遮断して室
温において、2時間撹拌する。回転蒸発器にかけてメタ
ノールを留去した後、溶剤としてのN−メチルピロリド
ンの60mlおよび塩化ベンジルの2.04g(16.1
ミリモル)を添加し、この懸濁物を50℃において12
時間撹拌する。反応完了後、N−メチルピロリドンと過
剰の塩化ベンジルとを減圧蒸留によって除去する。赤褐
色残留物をtert−ブタノールの150ml中に懸濁
し、KOHのペレット6.0g(107ミリモル)を加
え、3時間沸騰させると、混合物の色が赤褐色から黄褐
色に変わる。反応完了後、tert−ブタノールを留去
し、残留物を水中に懸濁し、濃塩酸でゆっくりと酸性化
する。得られた褐色沈殿を凝集させるため、混合物をし
ばらく沸騰させる。沈殿を吸引捕集し、湯水で洗う。残
留物を2規定の炭酸カリウム溶液と共に沸騰させ、その
あと濾液が無色となるまで湯水で洗う。残留物は、未反
応ペリレン−3、4−ジカルボキシイミドと少量のN−
ベンジル−ペリレン−3、4−ジカルボキシイミドとか
らなる。これは出発物質として再使用することができ
る。濾液を塩酸で酸性化し、濾過して、褐赤色のペリレ
ン−3、4−ジカルボン酸無水物の1.12g(70
%)を得る。 IR(KBr): ν=1780cm-1(w), 1750(m, C=O), 1725
(m, C=O), 1589(s), 1568(m), 1339(m),1280(s), 1130
(m), 1020(m), 1002(m), 860(w), 843(m), 812(s),767
(s), 740(m) 。
【0039】実施例3 ペリレン−3、4−ジカルボキシイミドの0.40g
(1.25ミリモル)を無水メタノールの25ml中に懸
濁し、次にナトリウムメチラートの0.17g(1.9
ミリモル)を添加し、この混合物を、水分を遮断して室
温において、半時間撹拌する。溶剤を留去した後、無水
N−メチルピロリドンの20mlと1−ブロモオクタンの
0.54g(2.81ミリモル)とを添加する。この混
合物を、室温において23時間撹拌する。反応完了後、
N−メチルピロリドンと過剰の1−ブロモオクタンとを
減圧蒸留によって除去する。次に、赤褐色残留物をte
rt−ブタノールの60ml中に懸濁し、KOHのペレッ
ト1.5g(22.8ミリモル)を加え、3時間沸騰さ
せると混合物の色が赤褐色から黄褐色に変わる。反応完
了後、tert−ブタノールを留去し、残留物を水中に
懸濁して濃塩酸でゆっくりと酸性化する。得られた褐色
沈殿を凝集させるため、混合物をしばらく沸騰させる。
沈殿を吸引捕集して湯水で洗う。残留物を2規定の炭酸
カリウム溶液と共に沸騰させ、そのあと濾液が無色とな
るまで湯水で洗う。残留物は、未反応ペリレン−3、4
−ジカルボキシイミドと少量のN−オクチルペリレン−
ペリレン−3、4−ジカルボキシイミドとからなる。こ
れは出発物質として再使用することができる。濾液を塩
酸で酸性化して濾過すると、褐赤色のペリレン−3、4
−ジカルボン酸無水物260mg(65%)を得る。(残
留物を出発物質としてレサイクルすると、収率をさらに
向上させることができる)。 IR(KBr): ν=1783cm-1(w),1753(m, C=O), 1728(m,
C=O), 1592(s),1570(m), 1501(w), 1405(w), 1372(w),
1342(m),1285(s), 1231(w), 1132(m), 1021(m),1000
(m), 860(w), 840(m), 815(s), 770(s), 740(m) 。 C22103 (322.3) 計算値 C 81.98 H 3.12 測定値 C 81.69 H 3.24
【0040】実施例4 ペリレン−3、4−ジカルボキシイミドの0.40g
(1.3ミリモル)を無水メタノールの25ml中に懸濁
し、次にナトリウムメチラートの0.19g(3.5ミ
リモル)を添加し、この混合物を、水分を遮断して室温
において、2時間撹拌する。回転蒸発器にかけてメタノ
ールを留去した後、溶剤としてのN−メチルピロリドン
の20mlおよび1−ブロモテトラデカンの1.13g
(4.03ミリモル)とを添加する。この懸濁物を室温
において24時間撹拌する。反応完了後、N−メチルピ
ロリドンと過剰の1−ブロモ−テトラデカンとを真空蒸
留によって除去する。赤褐色残留物をtert−ブタノ
ールの60ml中に懸濁し、KOHのペレット1.5g
(22.8ミリモル)を加え、3時間沸騰させると、混
合物の色が赤褐色から黄褐色に変わる。反応完了後、t
ert−ブタノールを留去し、残留物を水中に懸濁し、
濃塩酸で酸性化する。得られた褐色沈殿を凝集させるた
め、混合物をしばらく沸騰させる。沈殿を吸引捕集して
湯水で洗う。残留物を2規定の炭酸カリウム溶液と共に
沸騰させ、そのあと濾液が無色となるまで湯水で洗う。
残留物は、未反応ペリレン−3、4−ジカルボキシイミ
ドと少量のN−テトラデシル−ペリレン−3、4−ジカ
ルボキシイミドとからなる。これは出発物質としてリサ
イクルすることができる。濾液を塩酸で酸性化し、濾過
すると、褐赤色のペリレン−3、4−ジカルボン酸無水
物240mg(60%)を得る。 IR(KBr): ν=1780cm-1(w), 1750(m, C=O), 1725
(m, C=O), 1589(s), 1568(m), 1339(m),1280(s), 1130
(m), 1020(m), 1002(m), 860(w), 843(m), 812(s),767
(s), 740(m) 。
【0041】実施例5 ペリレン−3、4−ジカルボキシイミドの1.29g
(4ミリモル)とナトリウムメチラート0.56g(1
4.7ミリモル)とをエタノールの50ml中に懸濁し、
この混合物を、室温において、5時間撹拌する。減圧下
において、溶剤を蒸発除去した後、N−メチルピロリド
ンの50mlとヨウ化メチルの1.01mlとを添加し、こ
の混合物を、室温において2時間撹拌する。このあと、
溶剤を減圧下において留去し、そして残留物を硫酸(2
0%)100mlで洗い、吸引して集め、減圧下130℃
において乾燥する。赤色のN−メチルペリレン−3、4
−ジカルボキシイミドの1.17g(87%)を得る。 IR(KBr): ν=1692cm-1(s),1657(s), 1592(s),1570
(s), 1361(s), 1283(m),810(s), 748(m) 。 C23132 N(335.36) 計算値 C 82.37 H 3.91 N 4.18 測定値 C 81.71 H 4.01 N 3.98 この生成物にKOHのペレット6.0gとtert−ブ
チルアルコールの100mlとを加え、5時間還流加熱す
る。室温に冷却後、リン酸(30%)100mlを添加
し、この混合物を15分間加熱する。沈殿を吸引捕集
し、湯水で洗い、2規定の炭酸カリウム溶液200mlと
共に30分間沸騰させる。熱時の溶液を吸引濾過して未
溶解成分から分離し、そして濾液が無色となるまで湯水
で洗う。熱時の濾液に酢酸(50%)100mlを加え、
褐色残留物を吸引して集め、生成した褐色のペリレン−
3、4−ジカルン酸無水物を130℃において減圧乾燥
する。 収量:褐色粉末0.73g(56%)。 IR(KBr): ν=1750cm-1(s), 1726(s), 1591(s), 15
69(s),1340(s),1283(s),1131(m), 1021(m), 810(m), 7
42(m)。 C22103 (322.32) 計算値 C 81.98 H 3.13 測定値 C 80.71 H 3.39
【0042】実施例6 ペリレン−3、4−ジカルボキシイミドの1.29g
(4ミリモル)とカリウム−tert−ブチラートの
1.35g(12ミリモル)とをエタノールの100ml
中に懸濁し、この混合物を2時間還流加熱する。減圧下
において、溶剤を留去した後、N−メチルピロリドンの
100mlを添加し、この混合物を95℃に加熱する。続
いて、塩化ベンジルの1.82ml(16ミリモル)を添
加し、この混合物を、激しく撹拌しながら、120℃に
30分間加熱する。減圧蒸留によって溶剤を除去し、そ
して残留物にKOHペレットの6.0gとtert−ア
ミルアルコールの100mlとを加え、3時間還流加熱す
る。室温に冷却後、酢酸(50%)100mlを添加し、
沈殿の濾過を容易にするために、この混合物を1時間加
熱する。沈殿を吸引捕集し、水で洗い、次に2規定の炭
酸カリウム溶液100mlと共に30分間沸騰させる。熱
時の溶液を吸引濾過して未溶解成分から分離し、そして
濾液が無色となるまで湯水で洗う。熱時の濾液に酢酸
(50%)100mlを加え、褐色沈殿を吸引して集め、
そして生成した褐色のペリレン−3、4−ジカルン酸無
水物を130℃において減圧乾燥する。 収量:0.47g(37%)。 IR(KBr): ν=1752cm-1(s), 1725(s), 1591(s), 15
69(s),1341(s),1283(s),1131(m), 1020(m), 810(m), 74
1(m) 。 C22103 (322.32) 計算値 C 81.98 H 3.13 測定値 C 81.22 H 3.42
【0043】実施例7 ペリレン−3、4−ジカルボキシイミドの1.29g
(4ミリモル)とカリウム−tert−ブチラートの
1.35g(12ミリモル)とをエタノールの100ml
中に懸濁し、この混合物を1時間還流加熱する。減圧下
において、蒸発させて溶剤を留去した後、N−メチルピ
ロリドンの100mlを添加し、この混合物を95℃に加
熱する。続いて、塩化ベンジルの1.82ml(16ミリ
モル)を添加し、この混合物を、激しく撹拌しながら、
120℃に50分間加熱する。減圧蒸留によって溶剤を
除去し、そして残留物にKOHのペレット5.1gとt
ert−ブチルアルコールの100mlとを加え、2時間
30分間還流加熱する。室温に冷却後、硫酸(30%)
50mlと水50mlとを添加し、沈殿の濾過を容易にする
ために、この混合物を1時間加熱する。沈殿を吸引捕集
し、水で洗い、次に2規定の炭酸カリウム溶液100ml
と共に1時間30分間沸騰させる。熱時の溶液を吸引濾
過して未溶解成分から分離し、そして濾液が無色となる
まで湯水で洗う。熱時の濾液に酢酸(50%)100ml
を加え、褐色沈殿を吸引して集め、そして生成した褐色
のペリレン−3、4−ジカルン酸無水物を130℃にお
いて減圧乾燥する。 収量:0.31g(24%)。 IR(KBr): ν=1750cm-1(s), 1722(s), 1591(s), 15
69(s),1341(s),1283(s),1131(m), 1019(m), 810(m), 74
1(m) 。
【0044】実施例8 ペリレン−3、4−ジカルボキシイミドの1.29g
(4ミリモル)とカリウム−tert−ブチラートの
1.80g(16ミリモル)とをtert−アミルアル
コールの100ml中に懸濁し、この混合物を30分間還
流加熱する。続いて、塩化ベンジルの2.30ml(20
ミリモル)を添加し、そしてこの混合物を7時間還流加
熱する。減圧蒸留によって、溶剤を除去した後、残留物
にリン酸(30%)を加え、そして吸引により捕集す
る。この残留物にKOHのペレット8.0gとtert
−アミルアルコールの100mlとを加え、4時間30分
間還流加熱する。室温に冷却後、硫酸(30%)100
mlを添加する。減圧下溶剤を留去し、沈殿を吸引して集
め、水で洗い、次に2規定の炭酸カリウム溶液100ml
と共に45分間沸騰させる。溶液を吸引濾過して未溶解
成分から分離し、そして濾液が無色となるまで湯水で洗
う。硫酸(30%)50mlを加えた後、沈殿した残留物
を吸引して集め、そして130℃において減圧乾燥す
る。 収量:0.14g(11%)。 IR(KBr): ν=1755cm-1(s), 1725(s), 1591(s), 15
69(s),1341(s),1284(s),1141(m), 1284(m), 1019(m), 8
10(m), 741(m)。
【0045】実施例9 ペリレン−3、4−ジカルボキシイミドの1.29g
(4ミリモル)とカリウム−tert−ブチラートの
0.90g(8ミリモル)とを2−メトキシエタノール
の100ml中に懸濁し、この混合物を70℃において1
時間撹拌する。減圧蒸留によって溶剤を除去した後、N
−メチルピロリドンの120mlと硫酸ジメチルの0.9
5ml(10ミリモル)とを加え、この混合物を70℃に
おいて4時間30分撹拌する。減圧蒸留によって溶剤を
除去し、そして残留物にKOHのペレット8.0gとt
ert−ブチルアルコールの100mlとを加え、14時
間還流加熱する。室温に冷却後、リン酸(30%)10
0mlを添加する。減圧下において、溶剤を留去し、沈殿
を吸引して集め、水で洗い、次に2規定の炭酸カリウム
溶液200mlと共に30分間沸騰させる。溶液を吸引濾
過して未溶解成分から分離し、そしてリン酸(30%)
150mlを溶液に加える。この混合物を15分間加熱し
た後、沈殿した残留物を吸引して集め、そして130℃
において減圧乾燥する。 収量:0.29g(22%)。 IR(KBr): ν=1750cm-1(s), 1724(s), 1591(s), 15
69(s),1341(s),1283(s),1131(m), 1019(m), 997(m), 81
0(m), 741(m) 。 C22103 (322.32) 計算値 C 81.98 H 3.13 測定値 C 80.34 H 3.38

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式I 【化1】 [式中、R1、R2、R3およびR4は互いに独立的に水素、ハ
    ロゲン、C1-C20アルキル、C3-C14シクロアルキル、
    1-C20アルコキシ、フェニル,フェニルオキシまたは
    フェニルチオ(ここにおいて、それぞれのフェニルは、
    ハロゲン、C1-C20アルキル、C3-C14シクロアルキル
    および/またはC1-C20アルコキシによってモノ置換ま
    たは多置換されることができる);−NR5 2 または−O
    R5(ここにおいて、R5は水素またはC1-C20アルキルで
    ある)であるか、または6、7−位置または1、12−
    位置におけるペアR1/R2およびR3/R4の1つは、−O
    −、−S−、S=O、SO2 または−NR6の架橋原子ま
    たは架橋原子群を有する架橋である(ここにおいて、R6
    は水素、C1-C20アルキルまたはC3-C14シクロアルキ
    ルである)]のペリレン−3、4−ジカルボン酸無水物
    の製造方法において、下記式II 【化2】 のペリレン−3、4−ジカルボキシイミドを(a)第一
    工程において塩基で処理し、(b)第二工程において、
    上記により生成された陰イオンを、アルキル化剤R
    X(ここにおいて、Xはハロゲンであり、そしてR7は置
    換されていないか、またはフェニル置換C1-C20アルキ
    ルである)と反応させて対応するカルボキシイミドを生
    成させ、そして(c)第三工程において、そのアルキル
    化カルボキシイミドを最初に塩基で処理し、そして、塩
    基で処理した後、反応混合物を酸性化することによって
    式Iのペリレン−3、4−ジカルボン酸無水物を得るこ
    とを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 第一工程(a)において使用される塩基
    が、C1-C4 アルカノールのアルカリ金属塩またはアル
    カリ金属水酸化物またはアルカリ土類金属水酸化物であ
    る請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 アルキル化剤が硫酸ジメチル、臭化C1-
    6 アルキル、ヨウ化C1-C6 アルキルまたは塩化ベン
    ジルである請求項1または2のいずれかに記載の方法。
  4. 【請求項4】 工程(a)乃至(c)の各反応を、溶剤
    中において実施する請求項1乃至3のいずれか1項に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    方法によって得られる式Iのペリレン−3、4−ジカル
    ボン酸無水物、ただしR1乃至R4は同時には水素ではない
    ことを条件とする。
  6. 【請求項6】 工程(c)を除いた、請求項1乃至4の
    いずれか1項に記載の方法によって得られる式III のN
    −アルキルペリレン−3、4−ジカルボキシイミド、た
    だし下記を条件とする: (a)R1乃至R4は同時に水素ではあり得ない,(b)R2
    が−NH2 または−OHである場合、R1、R3およびR4
    水素ではなく、かつR7はメチル、エチル、プロピル、ブ
    チル、ヘキシル、オクチルではない、(c)R2とR4とが
    臭素である場合、R1とR3とは水素ではなく、かつR7はジ
    イソプロピルフェニルではない。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の、または、請求項1乃至
    4のいずれか1項に記載の方法によって製造された式I
    のペリレン−3、4−ジカルボン酸無水物、および請求
    項6記載の式III のN−アルキルペリレン−3、4−ジ
    カルボキシイミドを下記の用途に使用する方法:重合体
    のマス着色のための着色剤として、バット染料または媒
    染染料として、塗料、塗料系、特に自動車用ラッカー、
    コーティング組成物の製造のため、紙着色料、印刷イン
    ク、インク、特にインク−ジェットプリンター用のイン
    クの製造のため、ペインティング(painting)およびライ
    ティング(writing) のため、電子写真、たとえば乾式複
    写システム(ゼロックス法)およびレーザープリンター
    に使用するため、証券マーキングのため、特殊な色をつ
    くるために顔料および染料のごとき着色剤に添加される
    添加物として、蛍光により物を機械認識するために物を
    マーキングするため、光の周波数を変換するため、多種
    多様な表示、警告およびマーキングの目的のための受動
    ディスプレイエレメントの製造のため、超伝導有機材料
    のための出発物質として、ソリッドステートに蛍光でマ
    ーキングするため、装飾および美術用として、トレーサ
    ーとして、高感度検知法における蛍光染料として、光学
    的集光系、蛍光ソーラー集光器、蛍光活性化ディスプレ
    イ、プラスチック製造のための光誘導重合のために使用
    される冷光源、材料試験用、光伝導体、写真プロセス、
    ディスプレイ、照明または画像変換システムの染料また
    は蛍光染料として、単独または他の半導体と組み合わせ
    た染料含有集積半導体回路の一部として、化学ルミネセ
    ンスシステム、蛍光免疫検定または他の蛍光検知法にお
    ける染料または蛍光染料として、信号塗料として、ダイ
    レーザーの染料または蛍光染料として、光学記録媒体と
    して、レオロジー改良剤として、および、ELOXAL
    法による金属染色のための染料成分として。
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