JPH10203922A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JPH10203922A JPH10203922A JP9025930A JP2593097A JPH10203922A JP H10203922 A JPH10203922 A JP H10203922A JP 9025930 A JP9025930 A JP 9025930A JP 2593097 A JP2593097 A JP 2593097A JP H10203922 A JPH10203922 A JP H10203922A
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Abstract
する化粧料である。本発明で用いられる鎖陽は、Cynomo
rium coccineum L.またはCynomorium songaricumRupr.
であり、市販品を利用できる。本発明の化粧料は、クリ
ーム、ローション、乳液、パックなどの基礎化粧料、フ
ァンデーション、リップスティックなどのメイクアップ
化粧料、浴用剤、石鹸などの剤型を採用することができ
る。
Description
ことを特徴とする化粧料に関する。
質や活性酸素が考えられており、酸化防止剤としてビタ
ミンEなどが、そして、活性酸素消去剤としてオウゴン
エキスなどが皮膚の老化防止を目的として使われてき
た。
に見られる皮膚の色素沈着は、皮膚内に存在するメラニ
ン色素生成細胞が、メラニン色素を過剰に生成すること
が原因とされている。この色素沈着の治療には、従来よ
りハイドロキノンなどを外用する処置が行われてきた。
止を目的として使われるビタミンEやオウゴンエキスの
効果は満足できるものではない。
作用としてアレルギー性接触皮膚炎が起こるため、日本
では使用が制約されており、製剤上も不安定である。
究を重ねた結果、鎖陽抽出物が優れた抗酸化と活性酸素
消去作用を有するとともに美白作用をも合わせ持つこと
を見い出し、さらに、安全性においても優れていること
から本発明を完成するに至った。
出物を含有することを特徴とする化粧料である。本発明
で用いられる鎖陽は、主に朝鮮、中国などに自生してい
るオシャグジタケ科の寄生植物で、例えば、Cynomorium
songaricum Rupr.やCynomorium coccineum L.などが挙
げられる。これらの植物は市販品を購入するなど、容易
に入手することができる。
料を水、エタノール、メタノール、1,3-ブチレングリコ
ール、プロピレングリコールなどの水溶性溶媒の単独あ
るいは混合液で抽出して得ることができる。抽出は、常
温でも加熱してもよい。クロロフィルや油溶性成分など
が含まれる場合はクロロホルムやヘキサン等による分配
抽出で除去してもよい。また、凍結乾燥などにより溶媒
を除去した乾固物を用いてもよいし、溶媒を含む状態で
もよい。
0001〜10重量%、好ましくは、0.01〜1.0重量%配合する
ことができる。0.0001%以下の濃度では充分な効果が得
られず、10重量%以上の濃度では効果の増強が認められ
ず不経済である。本発明の化粧料には鎖陽抽出物の効果
を損なわない範囲内で、化粧料や医薬などに使用される
油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール
類、エステル類、界面活性剤などの原料を配合すること
ができる。本発明の化粧料は、クリーム、ローション、
乳液、パックなどの基礎化粧料、ファンデーション、リ
ップスティックなどのメイクアップ化粧料、浴用剤、石
鹸などの剤型を採用することができる。
げるが、本発明はこれに限定されるものではない。実施
例に示す配合量の部とは重量部を示す。
た後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥して鎖陽熱
水抽出物を得た。
常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固
して、鎖陽エタノール抽出物を得た。
出物 鎖陽30gに、1000mlの1,3-ブチレングリコールと精製水
との混合液(1:1)を加え、常温で10日間抽出した
後、濾過し、鎖陽1,3-ブチレングリコール抽出物を得
た。
物 鎖陽60gに、600mlのプロピレングリコールを加え、70℃
で3時間抽出した後、濾過して鎖陽プロピレングリコー
ル抽出物を得た。
溶解し、混合し濾過して製品とする。
たものを従来の化粧水とした。
れ70〜75℃に加熱溶解した後、油相成分1〜7に水相成分
8〜12を加えて乳化し、冷却途上で成分13を加えて混合
し、30℃まで冷却して製品とする。
れ70〜75℃に加熱溶解した後、油相成分1〜6に水相成分
7〜10を加えて乳化し、冷却途上で成分11を加えて混合
し、30℃まで冷却して製品とする。
精製水に置き換えたものを従来の乳液とした。
させる。これに成分9および14を溶解し水相とする。成
分1〜8を加熱溶解し、80℃に保ち油相とする。よく混合
し粉砕機に通し粉砕した成分16〜18を水相に加え、ホモ
ミキサーで攪拌し75℃に保つ。この水相に油相をかきま
ぜながら加え、冷却し、45℃で成分19を加え、攪拌しな
がら冷却し製品とする。
活性酸素消去およびチロシナーゼ活性阻害作用を有す
る。また、その抽出物を含有することを特徴とする化粧
料は老化防止と美白作用を併せ持ち、さらに高い安全性
を有するものである。次に、本発明の効果を詳細に説明
するため、実験例を挙げる。
抑制作用を測定した。比較用として、従来より化粧料で
酸化防止剤として用いられているビタミンEを同様に試
験した。尚、試料は実施例1〜4で得られた抽出物を用
いた。
%(v/v)エタノール水溶液2mlとを加え密封、 60℃で18
時間加熱処理して試験液とし、ロダン鉄法によって測定
した。すなわち、各試験液0.1mlに75%(v/v)エタノー
ル水溶液5ml、30%チオシアン酸アンモニウム水溶液0.1
mlおよび0.02M塩化第一鉄塩酸溶液0.1mlを加え、3分間
放置後、波長 500nmにおける吸光度を測定した。一方、
ブランクとして前記試料を添加しない試験液を用い同様
に操作し吸光度を測定した。各試料の酸化抑制率は下記
の式より算出した。尚、式中のAは各試料を添加した場
合の吸光度を、Bはブランクの吸光度を意味する。 酸化抑制率(%)=(1−A/B)×100
の表から鎖陽抽出物は、ビタミンEより優れた抗酸化作
用を有していることが認められた。
定した。比較用として、オウゴン熱水抽出物を同様に試
験した。オウゴン熱水抽出物は、乾燥オウゴン10gに30
0mlの水を加え、 90℃で3時間抽出した後、その抽出液
を濾過し、濃縮後凍結乾燥して得た。尚、試料は実施例
1〜4で得られた抽出物を用いた。
中野監修:活性酸素、医歯薬出版、PP33〜183、1988)
を用い測定し評価した。すなわち、0.1mg/mlヒドロキシ
アミン-O-スルフォン酸、0.1mMキサンチン、 0.009U/ml
キサンチンオキシダーゼ、1mMヒドロキシルアミンおよ
び各濃度の前記試料溶液を含む水溶液1.0mlを37℃で30
分間反応させ亜硝酸を生じさせる。 この水溶液1.0mlに
亜硝酸の発色剤(20μM N-1-ナフチルエチレンジアミン
と2mMスルファニル酸とを含む 16.7%酢酸溶液)2.0ml
を加え、1時間室温放置した後、波長550nmにおける吸
光度を測定した。一方、ブランクとして前記試料を添加
しないで同様に操作し吸光度を測定した。各試料のスー
パーオキシド消去率は下記の式より算出した。尚、式中
のAは各試料を添加した場合の吸光度を、Bはブランク
の吸光度を意味する。 スーパーオキシド消去率(%)=(1−A/B)×10
0
から実施例1〜4で得た鎖陽抽出物は、オウゴン熱水抽
出物より優れたスーパーオキシド消去作用を有してい
た。 以下余白
白作用) メラニンの生成に関与するチロシナーゼに対する阻害作
用を測定した。尚、試料は実施例1〜4で得られた抽出
物を用いた。
mg/ml)1mlと、マックスベイン氏の緩衝液(pH 6.8)
1mlとを加えて、 37℃で10分間放置した後、この溶液
に3000U/mlのチロシナーゼ水溶液0.1mlを加えてよく混
和し、 37℃で12分間放置後、475nmにおける吸光度を測
定した。一方、ブランクとして前記試料の代りに精製水
を用いて同様に操作して吸光度を測定した。各試料のチ
ロシナーゼ活性阻害率は下記の式より算出した。尚、式
中のAは各試料を添加した場合の吸光度を、Bはブラン
クの吸光度を意味する。 チロシナーゼ活性阻害率(%)=(1−A/B)×10
0
れらの表から実施例1〜4で得た鎖陽の抽出物は、優れ
たチロシナーゼ活性阻害作用を有していることが認めら
れた。
化粧水および比較例2の従来の乳液を用いて、各々女性
30人(30〜45才)を対象に1ヶ月間の使用試験を
行った。使用後、肌の張りとしわの改善および肌のし
み、そばかす、透明感およびくすみの改善に関するアン
ケート調査により老化防止および美白作用を判定した。
その結果、鎖陽抽出物を含有することを特徴とする化粧
料は優れた老化防止および美白作用を示した(表6〜表
9)。尚、試験期間中皮膚トラブルは一人もなく、安全
性においても問題なかった。 以下余白
実施例9のファンデーションおよび実施例10の浴用剤
についても使用試験を行ったところ、優れた老化防止お
よび美白作用を示し、さらに、安全性においても問題な
かった。
Claims (4)
- 【請求項1】 鎖陽抽出物を含有することを特徴とす
る化粧料。 - 【請求項2】 鎖陽抽出物を含有することを特徴とす
る抗酸化剤。 - 【請求項3】 鎖陽抽出物を含有することを特徴とす
る活性酸素消去剤。 - 【請求項4】 鎖陽抽出物を含有することを特徴とす
るチロシナーゼ活性阻害剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02593097A JP3199309B2 (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02593097A JP3199309B2 (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10203922A true JPH10203922A (ja) | 1998-08-04 |
JP3199309B2 JP3199309B2 (ja) | 2001-08-20 |
Family
ID=12179505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02593097A Expired - Fee Related JP3199309B2 (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3199309B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104027285A (zh) * | 2014-07-07 | 2014-09-10 | 广州丹奇日用化工厂有限公司 | 美白化妆品组合物及其制备方法 |
JP2015124186A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 日本メナード化粧品株式会社 | 皮脂合成促進剤 |
CN108272841A (zh) * | 2018-04-26 | 2018-07-13 | 李璇 | 一种锁阳精片的制备方法 |
CN109431869A (zh) * | 2018-12-22 | 2019-03-08 | 南京益唯森生物科技有限公司 | 一种锁阳按摩精油及其制备方法 |
-
1997
- 1997-01-24 JP JP02593097A patent/JP3199309B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108272841A (zh) * | 2018-04-26 | 2018-07-13 | 李璇 | 一种锁阳精片的制备方法 |
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---|---|
JP3199309B2 (ja) | 2001-08-20 |
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