JP3199309B2 - 化粧料 - Google Patents
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Description
ことを特徴とする抗酸化、活性酸素消去及びチロシナー
ゼ活性阻害剤に関する。
質や活性酸素が考えられており、酸化防止剤としてビタ
ミンEなどが、そして、活性酸素消去剤としてオウゴン
エキスなどが皮膚の老化防止を目的として使われてき
た。
に見られる皮膚の色素沈着は、皮膚内に存在するメラニ
ン色素生成細胞が、メラニン色素を過剰に生成すること
が原因とされている。この色素沈着の治療には、従来よ
りハイドロキノンなどを外用する処置が行われてきた。
止を目的として使われるビタミンEやオウゴンエキスの
効果は満足できるものではない。
作用としてアレルギー性接触皮膚炎が起こるため、日本
では使用が制約されており、製剤上も不安定である。
究を重ねた結果、鎖陽抽出物が優れた抗酸化と活性酸素
消去作用を有するとともに美白作用をも合わせ持つこと
を見い出し、さらに、安全性においても優れていること
から本発明を完成するに至った。
出物を含有することを特徴とする抗酸化、活性酸素消去
及びチロシナーゼ活性阻害剤である。本発明で用いられ
る鎖陽は、主に朝鮮、中国などに自生しているオシャグ
ジタケ科の寄生植物で、例えば、Cynomorium songaricu
m Rupr.やCynomorium coccineum L.などが挙げられる。
これらの植物は市販品を購入するなど、容易に入手する
ことができる。
料を水、エタノール、メタノール、1,3-ブチレングリコ
ール、プロピレングリコールなどの水溶性溶媒の単独あ
るいは混合液で抽出して得ることができる。抽出は、常
温でも加熱してもよい。クロロフィルや油溶性成分など
が含まれる場合はクロロホルムやヘキサン等による分配
抽出で除去してもよい。また、凍結乾燥などにより溶媒
を除去した乾固物を用いてもよいし、溶媒を含む状態で
もよい。
ナーゼ活性阻害剤には鎖陽抽出物の効果を損なわない範
囲内で、化粧料や医薬品などに使用される油脂類、ロウ
類、炭化水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル
類、界面活性剤などの原料を配合することができる。
げるが、本発明はこれに限定されるものではない。実施
例に示す配合量の部とは重量部を示す。
た後、濾過し、その濾液を濃縮し、凍結乾燥して鎖陽熱
水抽出物を得た。
常温で7日間抽出した後、濾過し、その濾液を濃縮乾固
して、鎖陽エタノール抽出物を得た。
出物 鎖陽30gに、1000mlの1,3-ブチレングリコールと精製水
との混合液(1:1)を加え、常温で10日間抽出した
後、濾過し、鎖陽1,3-ブチレングリコール抽出物を得
た。
物 鎖陽60gに、600mlのプロピレングリコールを加え、70℃
で3時間抽出した後、濾過して鎖陽プロピレングリコー
ル抽出物を得た。
活性酸素消去及びチロシナーゼ活性阻害作用を有する。
次に、本発明の効果を詳細に説明するため、実験例を挙
げる。
抑制作用を測定した。比較用として、従来より化粧料で
酸化防止剤として用いられているビタミンEを同様に試
験した。尚、試料は実施例1〜4で得られた抽出物を用
いた。
%(v/v)エタノール水溶液2mlとを加え密封、 60℃で18
時間加熱処理して試験液とし、ロダン鉄法によって測定
した。すなわち、各試験液0.1mlに75%(v/v)エタノー
ル水溶液5ml、30%チオシアン酸アンモニウム水溶液0.1
mlおよび0.02M塩化第一鉄塩酸溶液0.1mlを加え、3分間
放置後、波長 500nmにおける吸光度を測定した。一方、
ブランクとして前記試料を添加しない試験液を用い同様
に操作し吸光度を測定した。各試料の酸化抑制率は下記
の式より算出した。尚、式中のAは各試料を添加した場
合の吸光度を、Bはブランクの吸光度を意味する。 酸化抑制率(%)=(1−A/B)×100
の表から鎖陽抽出物は、ビタミンEより優れた抗酸化作
用を有していることが認められた。
定した。比較用として、オウゴン熱水抽出物を同様に試
験した。オウゴン熱水抽出物は、乾燥オウゴン10gに30
0mlの水を加え、 90℃で3時間抽出した後、その抽出液
を濾過し、濃縮後凍結乾燥して得た。尚、試料は実施例
1〜4で得られた抽出物を用いた。
中野監修:活性酸素、医歯薬出版、PP33〜183、1988)
を用い測定し評価した。すなわち、0.1mg/mlヒドロキシ
アミン-O-スルフォン酸、0.1mMキサンチン、 0.009U/ml
キサンチンオキシダーゼ、1mMヒドロキシルアミンおよ
び各濃度の前記試料溶液を含む水溶液1.0mlを37℃で30
分間反応させ亜硝酸を生じさせる。 この水溶液1.0mlに
亜硝酸の発色剤(20μM N-1-ナフチルエチレンジアミン
と2mMスルファニル酸とを含む 16.7%酢酸溶液)2.0ml
を加え、1時間室温放置した後、波長550nmにおける吸
光度を測定した。一方、ブランクとして前記試料を添加
しないで同様に操作し吸光度を測定した。各試料のスー
パーオキシド消去率は下記の式より算出した。尚、式中
のAは各試料を添加した場合の吸光度を、Bはブランク
の吸光度を意味する。 スーパーオキシド消去率(%)=(1−A/B)×10
0
から実施例1〜4で得た鎖陽抽出物は、オウゴン熱水抽
出物より優れたスーパーオキシド消去作用を有してい
た。 以下余白
白作用) メラニンの生成に関与するチロシナーゼに対する阻害作
用を測定した。尚、試料は実施例1〜4で得られた抽出
物を用いた。
mg/ml)1mlと、マックスベイン氏の緩衝液(pH 6.8)
1mlとを加えて、 37℃で10分間放置した後、この溶液
に3000U/mlのチロシナーゼ水溶液0.1mlを加えてよく混
和し、 37℃で12分間放置後、475nmにおける吸光度を測
定した。一方、ブランクとして前記試料の代りに精製水
を用いて同様に操作して吸光度を測定した。各試料のチ
ロシナーゼ活性阻害率は下記の式より算出した。尚、式
中のAは各試料を添加した場合の吸光度を、Bはブラン
クの吸光度を意味する。 チロシナーゼ活性阻害率(%)=(1−A/B)×10
0
れらの表から実施例1〜4で得た鎖陽の抽出物は、優れ
たチロシナーゼ活性阻害作用を有していることが認めら
れた。
Claims (3)
- 【請求項1】 鎖陽抽出物を含有することを特徴とする
抗酸化剤。 - 【請求項2】 鎖陽抽出物を含有することを特徴とする
活性酸素消去剤。 - 【請求項3】 鎖陽抽出物を含有することを特徴とする
チロシナーゼ活性阻害剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02593097A JP3199309B2 (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP02593097A JP3199309B2 (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10203922A JPH10203922A (ja) | 1998-08-04 |
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Family Applications (1)
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JP02593097A Expired - Fee Related JP3199309B2 (ja) | 1997-01-24 | 1997-01-24 | 化粧料 |
Country Status (1)
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1997
- 1997-01-24 JP JP02593097A patent/JP3199309B2/ja not_active Expired - Fee Related
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