JPH10203094A - 自動車ボディ部への加飾方法 - Google Patents

自動車ボディ部への加飾方法

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JPH10203094A
JPH10203094A JP2845697A JP2845697A JPH10203094A JP H10203094 A JPH10203094 A JP H10203094A JP 2845697 A JP2845697 A JP 2845697A JP 2845697 A JP2845697 A JP 2845697A JP H10203094 A JPH10203094 A JP H10203094A
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JP
Japan
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layer
decorating
cover coat
automobile body
transfer material
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JP2845697A
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Inventor
Keiji Kishi
圭司 岸
Tetsuo Miyatani
哲夫 宮谷
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Nissha Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】3次曲面上への加飾を可能にし、かつ、鮮明な
画像を安価に精度よく加飾可能な自動車ボディ部への加
飾方法を提供する。 【解決手段】下地塗装された自動車ボディ部8に、基体
シート2上に少なくとも水溶性樹脂層3と図柄層4とが
形成されたスライド転写材1を用いて図柄層4を転写
し、その上からオーバーコート層9を塗装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のボディ
部に絵柄を装飾する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のボディ部へ加飾する方法
としては、図柄を設けたフィルムに粘着剤を塗布したス
テッカーを貼り付ける方法や、ボディ部へインキ噴射ノ
ズルを平面的に移動させて所望の絵柄を形成するインク
ジェット法があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の自動車
ボディ部への加飾方法には、以下の問題点があった。
【0004】ステッカーを貼り付ける方法では、ステッ
カーは通常フィルムを支持体としているため、ステッカ
ーを貼り付ける時に、自動車ボディ部の三次曲面上では
しわが発生しやすく、貼り付け場所に制約があった。ま
た、ステッカーの端部から剥がれやすいなどの問題があ
った。
【0005】インクジェット法では、一回当たりの絵付
け時間が多くかかったり、インクジェット装置の設備が
大掛かりになったり、画像が鮮明ではないなどの問題点
があった。
【0006】したがって、この発明は、上記のような問
題点を解消し、3次曲面上への加飾を可能にし、かつ、
鮮明な画像を安価に精度よく加飾可能な自動車ボディ部
への加飾方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の自動車ボディ
部への加飾方法は、以上の目的を達成するために、つぎ
のように構成した。
【0008】つまり、この発明の自動車ボディ部への加
飾方法は、下地塗装された自動車ボディ部に、基体シー
ト上に少なくとも水溶性樹脂層と図柄層とが形成された
スライド転写材を用いて図柄層を転写し、その上からオ
ーバーコート層を塗装するように構成した。
【0009】また、上記の発明において、スライド転写
材が、基体シート上に少なくとも水溶性樹脂層と図柄層
とカバーコート層とが形成されたものであるように構成
してもよい。
【0010】また、上記の発明において、スライド転写
材が、基体シート上に少なくとも水溶性樹脂層と接着層
と図柄層とカバーコート層とが形成されたものであるよ
うに構成してもよい。
【0011】また、上記の発明において、スライド転写
法によって絵柄を加飾する際に、下地塗装面に微細な凹
凸を設けることによって、下地塗装面と図柄層との密着
性を向上させるように構成してもよい。
【0012】また、上記の発明において、スライド転写
材の図柄層および接着層の少なくとも1層が紫外線硬化
性樹脂からなり、カバーコート層が紫外線吸収剤を含有
するように構成してもよい。
【0013】また、上記の発明において、カバーコート
層が転写位置合わせ用のダミー柄層を有するように構成
してもよい。
【0014】また、上記の発明において、自動車ボディ
の非加飾部に、転写位置合わせ用の凸状物を固着させ、
スライド転写材のカバーコート層に穴をあけ、凸状物に
カバーコート層の穴を嵌合させることにより、転写位置
合わせを行うように構成してもよい。
【0015】また、上記の発明において、位置合わせ用
の凸状物が磁力により自動車ボディ部に固定されるよう
に構成してもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】図面を参照しながらこの発明の実
施の形態について詳しく説明する。
【0017】図1は、この発明の自動車ボディ部への加
飾方法に用いるスライド転写材の一実施例を示す断面図
である。図2〜8は、この発明の自動車ボディ部への加
飾方法の転写工程の一実施例を示す断面図である。図9
は、この発明の自動車ボディ部への加飾方法に用いるス
ライド転写材の一実施例を示す断面図である。図10
は、この発明の自動車ボディ部への加飾方法に用いるス
ライド転写材の一実施例を示す平面図である。図11〜
14は、この発明の自動車ボディ部への加飾方法の転写
工程の一実施例を示す断面図である。図中、1はスライ
ド転写材、2は基体シート、3は水溶性樹脂層、4は図
柄層、5はカバーコート層、6は接着層、7はダミー柄
層、8は自動車ボディ部、9はオーバーコート層、10
は凸状物、11は水槽、12は水または温水である。
【0018】この発明の自動車ボディ部8への加飾方法
は、下地塗装された自動車ボディ部8に、基体シート2
上に少なくとも水溶性樹脂層3と図柄層4とが形成され
たスライド転写材1を用いて図柄層4を転写し、その上
からオーバーコート層9を塗装するものである。
【0019】まず、下地塗装した自動車ボディ部8へス
ライド転写材1を用いて絵柄を加飾し、その上からオー
バーコート層9を塗装する。
【0020】スライド転写材1は、基体シート2上に水
溶性樹脂層3をコーティングし、さらにその上に接着層
6、図柄層4、カバーコート層5を順次設けたものであ
る(図1参照)。
【0021】基体シート2としては、紙、不織布、連続
気泡構造を有する発泡シート、微細な孔を有するフィル
ムなどを、枚葉または長尺の形態で用いる。基体シート
2としては、透水性を有し、印刷面の裏面を通して印刷
面の水溶性樹脂層3を溶解することができることが必要
である。また、図柄層4を印刷する際に、見当合わせが
可能な寸法安定性を有し、かつ、印刷が行える程度の表
面平滑性を有するものが好ましい。
【0022】水溶性樹脂層3は、基体シート2の片面に
全面的に形成されるものである。水溶性樹脂層3として
は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リアクリルアミド、ポリビニルメチルエーテル、デキス
トリンなどを用いるとよい。水溶性樹脂層3を形成する
には、水溶性樹脂を、水やアルコールなどに溶解したイ
ンキを用いて、グラビアコート法、リバースコート法、
ダイコート法などのコート法や、グラビア印刷法、スク
リーン印刷法などの印刷法により、基体シート2に対し
て全面的または部分的に形成するとよい。
【0023】接着層6は、自動車ボディ部8に図柄層4
などを接着する層である。接着層6としては、自動車ボ
ディ部8表面の樹脂に適した樹脂を適宜使用する。たと
えば、自動車ボディ部8表面の樹脂がアクリル系樹脂の
場合はアクリル系樹脂を用いるとよい。また、自動車ボ
ディ部8表面の樹脂がウレタン系樹脂の場合はウレタン
系樹脂、エポキシ系樹脂、アルキッド系樹脂などを用い
るとよい。また、自動車ボディ部8表面の樹脂がポリフ
ェニレンオキシド・ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネ
ート系樹脂、スチレン共重合体系樹脂、ポリスチレン系
ブレンド樹脂の場合は、これらの樹脂と親和性のあるア
クリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂
などを使用すればよい。さらに、自動車ボディ部8表面
の樹脂がポリプロピレン樹脂の場合は、塩素化ポリオレ
フィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体樹
脂、環化ゴム、クマロンインデン樹脂が使用可能であ
る。接着層6の形成方法としては、グラビアコート法、
ロールコート法、コンマコート法などのコート法、グラ
ビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。接
着層6の乾燥膜厚は、0.5〜10μmとするのが一般
的である。さらに、接着層6には、図柄層4と自動車ボ
ディ部8との密着性を高めるために、エポキシ系樹脂、
メラミン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹
脂、ポリウレタン系樹脂などの熱硬化性樹脂、紫外線硬
化性樹脂、常温硬化性樹脂を用い、転写後に硬化させて
密着性を向上させるのが好ましい。
【0024】図柄層4は、接着層6の上に、通常は印刷
層として形成する。印刷層の材質としては、ポリビニル
系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アク
リル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニルアセター
ル系樹脂、ポリエステルウレタン系樹脂、セルロースエ
ステル系樹脂、アルキド樹脂、エポキシ系樹脂、メラミ
ン系樹脂などの樹脂を単一または混合してバインダーと
し、適切な色の顔料または染料を着色剤として含有する
着色インキを用いるとよい。印刷層の形成方法として
は、オフセット印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印
刷法などの通常の印刷法などを用いるとよい。特に、多
色刷りや階調表現を行うには、オフセット印刷法やグラ
ビア印刷法が適している。厚膜印刷により耐候性を求め
る場合は、スクリーン印刷が適している。また、単色の
場合には、グラビアコート法、ロールコート法、コンマ
コート法などのコート法を採用することもできる。印刷
層は、表現したい図柄に応じて、全面的に設ける場合や
部分的に設ける場合もある。
【0025】カバーコート層5は、少なくとも図柄層4
全体を覆うものであり、転写時に図柄層4が崩れたり傷
ついたりするのを防ぐために必要に応じて設ける層であ
る。カバーコート層5としては、図柄層4に用いる樹脂
と同様のものを用いればよいが、カバーコート層5は転
写後に図柄層4と接着層6と下地塗装面から剥離する必
要があるため、これらの層と密着しない樹脂を選定する
必要がある。スライド転写材1の長期保存安定性を高め
るために、カバーコート層5に紫外線吸収剤を添加して
もよい。すなわち、接着層6や、図柄層4に紫外線硬化
性樹脂を用いる場合、印刷から転写加工までの間に樹脂
が外光により硬化する可能性があるが、カバーコート層
5に紫外線吸収剤を添加することによって、紫外線によ
る硬化促進を抑えることができる。紫外線吸収剤として
は、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾー
ル系紫外線吸収剤またはこれらを分子中に共重合してな
るポリマーなどがある。カバーコート層5は、図柄層4
や接着層6が転写時にしわが入ったり、絵柄が伸びたり
するのを防ぐために設けるので、図柄層4と接着層6の
膜厚が充分にあり、作業上問題がなければ、カバーコー
ト層5を設ける必要はない。
【0026】さらに転写時に位置合わせを容易に行うた
め、位置合わせ用のダミー柄をカバーコート層5の上に
設けてもよい(図9〜10参照)。位置合わせ用のダミ
ー柄は、塗装面とは異なる色で着色するとよい。位置合
わせ用のダミー柄を設ける場合は、カバーコート層5は
必ず必要となる。
【0027】なお、上記のスライド転写材1の層構成
は、スライド転写材1の一例であり、このほかの層構成
であってもよい。たとえば、図柄層4が接着層6の機能
を兼ね備えている場合には、接着層6を省略することが
できる。
【0028】スライド転写材1を利用して装飾体を得る
には、次のようにするとよい。
【0029】まず、スライド転写材1に水または温水1
2を付与し、水溶性樹脂層3を溶解する(図2参照)。
スライド転写材1を水または温水12中に浸漬してもよ
いし、シャワーなどによりスライド転写材1に水または
温水12をかけてもよい。水または温水12を付与する
条件としては、水溶性樹脂の溶解により図柄層4が基体
シート2上でスライド可能な状態であり、かつ、図柄層
4が基体シート2から離脱しないことが必要であり、通
常、常温〜40℃の温度で10秒〜2分程度付与する。
【0030】このようにして水溶性樹脂層3が溶解した
後(図3参照)、図柄層4およびカバーコート層5を基
体シート2上でスライドし(図4参照)、転写位置合わ
せして自動車ボディ部8へ移す(図5参照)。基体シー
ト2は不要となる(図6参照)。また、図柄層4のゆが
みやしわを取るため、刷毛やゴムベラを用い、図柄層4
をスキージングするとよい。さらに、スキージングによ
り、自動車ボディ部8と転写層との間に入った気泡や水
分を除去すると、美麗かつ耐久性に優れた加飾が可能に
なる。
【0031】自動車ボディ部8には、下地塗装を施す。
また、下地塗装と接着層6との密着性を上げるために、
自動車ボディ部8の下地塗装面の表面に微細な凹凸をつ
けるとよい。凹凸をつけることによって、接着面積が増
えるため全体の密着性が向上する。
【0032】次に、カバーコート層5を剥離する(図7
参照)。
【0033】最後に、熱処理を行って、スライド転写の
工程が完了する(図8参照)。また、熱処理は、カバー
コート層5の剥離の前に行ってもよい。なお、熱処理と
しては、自動車ボディ部8と転写層との間に水分が残ら
ないようにするため、通常、50℃5分以上の乾燥が必要
である。もし、残存水分が多いと、後工程での加熱や製
品使用時の加熱により、残存水分が膨張し、加飾部の意
匠性や耐久性を損なう恐れがある。
【0034】スライド転写が完了した後、図柄層4上に
オーバーコート層9を塗装する。オーバーコート層9と
しては、自動車ボディ部8および図柄層4の双方に密着
性の高い材料を適宜選択して用いればよい。たとえば、
エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、メ
ラミン系樹脂、フッ素系樹脂などを用いることができ
る。また、オーバーコート層9は、図柄層4の耐光性を
補うために、紫外線吸収剤などを含有するように構成し
てもよい。オーバーコート層9を形成するには、一般的
なスプレー塗装法を用いるとよい。
【0035】このようにして、自動車ボディ部8への加
飾をすることができる。
【0036】また、スライド転写を行う際、自動車ボデ
ィ部8とスライド転写材1の図柄との転写位置合わせを
行うことが必要である。そのため、ダミー柄を用いる方
法が考えられる。すなわち、転写位置合わせ用に、事前
に自動車ボディ部8の非加飾部に設けたマークと転写材
のカバーコート層5上に設けたダミー柄とが一致するよ
うに重ね合わせることにより、精度の高い転写位置合わ
せを行うことができる。また、自動車ボディ部8のデザ
インラインと転写材のカバーコート層5上に設けたダミ
ー柄とを重ね合わせることによっても、転写位置合わせ
を行うことができる。なお、転写後にカバーコート層5
は除去するので、自動車ボディ部8にダミー柄が残るこ
とはない。
【0037】また、位置合わせのために、凸状物10を
自動車ボディ部8に固定する方法が考えられる。すなわ
ち、自動車ボディ部8の非加飾部に凸状物10を固着さ
せる。また、スライド転写材1には、カバーコート層5
に凸状物10に対応する形状の穴をあけておき、凸状物
10にカバーコート層5の穴をはめ込むことにより精度
の高い転写位置合わせを行うことができる。凸状物10
は、2個以上固着させると、より正確な位置合わせが可
能である。凸状物10は、転写後に自動車ボディ部8か
ら取り除く必要があるため、着脱が容易なものが好まし
い。たとえば、磁石や粘着ゴムなどを利用して自動車ボ
ディ部8に固定することができる。カバーコート層5の
穴は、カバーコート層5を形成する際に印刷パターンと
してあらかじめ設けてもよく、印刷後に打ち抜きなどの
方法で設けてもよい。
【0038】
【実施例】自動車ボディ部に使用する鋼板に、任意の色
に着色されたポリウレタン樹脂を下地塗装した。
【0039】スライド転写材は、100μmの原紙を基体
シートとし、水溶性樹脂層としてポリビニルアルコール
をコーティングし、次いでエポキシ樹脂をバインダーと
する着色インキを用い、スクリーン印刷法により図柄層
を形成した。さらに、その上にカバーコート層として透
明のアクリル樹脂をスクリーン印刷によって30μmの厚
みで設けた。
【0040】鋼板上に、上記のスライド転写材によって
図柄層およびカバーコート層を転写した。転写した後、
転写層を鋼板と密着させるために、80℃30分の熱処理を
施した。
【0041】このようにして、絵付けされた自動車ボデ
ィ部に対して、ウレタン系樹脂によりオーバーコート層
を塗装した。その後、塗装皮膜を硬化させるために80℃
40分の熱処理を施した。
【0042】このようにして得られた自動車ボディ部の
絵柄は、鮮明で、端部に盛り上がりがなく、端部から剥
がれることのない密着性の高い図柄を設けることができ
た。また、図柄層とカバーコート層に柔軟性があるた
め、三次元曲面でもしわが発生することなく図柄を設け
ることができた。
【0043】
【発明の効果】この発明は、前記した構成からなるの
で、次のような効果を有する。
【0044】この発明の自動車ボディ部への加飾方法
は、下地塗装された自動車ボディ部に、基体シート上に
少なくとも水溶性樹脂層と図柄層とが形成されたスライ
ド転写材を用いて図柄層を転写し、その上からオーバー
コート層を塗装するので、3次曲面への精度の高い加飾
を行うことができる。
【0045】また、この発明によって加飾された自動車
ボディ部への加飾物は、鮮明で、盛り上がりが無いので
端部から剥がれることがなかった。また、絵柄を加飾す
る際、大掛かりな設備を設置する必要がなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動車ボディ部への加飾方法に用い
るスライド転写材の一実施例を示す断面図である。
【図2】この発明の自動車ボディ部への加飾方法の転写
工程の一実施例を示す断面図である。
【図3】この発明の自動車ボディ部への加飾方法の転写
工程の一実施例を示す断面図である。
【図4】この発明の自動車ボディ部への加飾方法の転写
工程の一実施例を示す断面図である。
【図5】この発明の自動車ボディ部への加飾方法の転写
工程の一実施例を示す断面図である。
【図6】この発明の自動車ボディ部への加飾方法の転写
工程の一実施例を示す断面図である。
【図7】この発明の自動車ボディ部への加飾方法の転写
工程の一実施例を示す断面図である。
【図8】この発明の自動車ボディ部への加飾方法の転写
工程の一実施例を示す断面図である。
【図9】この発明の自動車ボディ部への加飾方法に用い
るスライド転写材の一実施例を示す断面図である。
【図10】この発明の自動車ボディ部への加飾方法に用
いるスライド転写材の一実施例を示す平面図である。
【図11】この発明の自動車ボディ部への加飾方法の転
写工程の一実施例を示す断面図である。
【図12】この発明の自動車ボディ部への加飾方法の転
写工程の一実施例を示す断面図である。
【図13】この発明の自動車ボディ部への加飾方法の転
写工程の一実施例を示す断面図である。
【図14】この発明の自動車ボディ部への加飾方法の転
写工程の一実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 スライド転写材 2 基体シート 3 水溶性樹脂層 4 図柄層 5 カバーコート層 6 接着層 7 ダミー柄層 8 自動車ボディ部 9 オーバーコート層 10 凸状物 11 水槽 12 水または温水

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地塗装された自動車ボディ部に、基体
    シート上に少なくとも水溶性樹脂層と図柄層とが形成さ
    れたスライド転写材を用いて図柄層を転写し、その上か
    らオーバーコート層を塗装することを特徴とする自動車
    ボディ部への加飾方法。
  2. 【請求項2】 スライド転写材が、基体シート上に少な
    くとも水溶性樹脂層と図柄層とカバーコート層とが形成
    されたものである請求項1に記載の自動車ボディ部への
    加飾方法。
  3. 【請求項3】 スライド転写材が、基体シート上に少な
    くとも水溶性樹脂層と接着層と図柄層とカバーコート層
    とが形成されたものである請求項1に記載の自動車ボデ
    ィ部への加飾方法。
  4. 【請求項4】 スライド転写法によって絵柄を加飾する
    際に、下地塗装面に微細な凹凸を設けることによって、
    下地塗装面と図柄層との密着性を向上させた請求項1〜
    3のいずれかに記載の自動車ボディ部への加飾方法。
  5. 【請求項5】 スライド転写材の図柄層および接着層の
    少なくとも1層が紫外線硬化性樹脂からなり、カバーコ
    ート層が紫外線吸収剤を含有する請求項3または4のい
    ずれかに記載の自動車ボディ部への加飾方法。
  6. 【請求項6】 カバーコート層が転写位置合わせ用のダ
    ミー柄層を有する請求項3〜5のいずれかに記載の自動
    車ボディ部への加飾方法。
  7. 【請求項7】 自動車ボディの非加飾部に、転写位置合
    わせ用の凸状物を固着させ、スライド転写材のカバーコ
    ート層に穴をあけ、凸状物にカバーコート層の穴を嵌合
    させることにより、転写位置合わせを行う請求項3〜6
    のいずれかに記載の自動車ボディ部への加飾方法。
  8. 【請求項8】 位置合わせ用の凸状物が磁力により自動
    車ボディ部に固定されるものである請求項7記載の自動
    車ボディ部への加飾方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002018149A1 (en) * 2000-08-28 2002-03-07 Jukka Pekonen Method for manufacturing a coloured cover for a cellular telephone or similar and a colour image blank for use in the method
JP2014065862A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Dainippon Toryo Co Ltd 活性エネルギー線硬化型インクジェットインク組成物、レンズ状粒子の形成方法及び複合材料
JP2019214171A (ja) * 2018-06-13 2019-12-19 川崎重工業株式会社 水転写シート、塗装製品及び水転写シートの製造方法

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