JPH10202970A - シート供給手段を有するサーマルプリンター - Google Patents

シート供給手段を有するサーマルプリンター

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JPH10202970A
JPH10202970A JP34435497A JP34435497A JPH10202970A JP H10202970 A JPH10202970 A JP H10202970A JP 34435497 A JP34435497 A JP 34435497A JP 34435497 A JP34435497 A JP 34435497A JP H10202970 A JPH10202970 A JP H10202970A
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JP
Japan
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sheet
thermal
printing
drum
thermal head
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JP34435497A
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English (en)
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Ray Paul
ポール・レイ
Werbee Daniel
ダニエル・ヴェルビー
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Agfa Gevaert NV
Original Assignee
Agfa Gevaert NV
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 印刷を開始する前に、サーマルヘッドと印刷
ドラムの間でシートの前端の縦方向の位置の優れた制御
を与えるサーマルプリンター。 【解決手段】 サーマルヘッド16がシートの前端をか
かるヘッド16とドラム15の間の間隙を通って自由に
通過させることができる印刷ドラム15から離れた静止
位置、及びそれが印刷のためにシートをかかるドラム1
5上に推進する操作位置を有する場合において、シート
38が印刷の開始時にとるべき位置を越えて間隙を通っ
てシート38の前端を移動するためのシート前進モー
ド、及びシートがシートの縦方向の位置合せのためのシ
ート後縁停止手段44と接触するために後方へ移動する
シート後進モードを有するシート供給手段13を含み、
それによって間隙における正確な印刷開始位置をシート
前端で得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は像、特に医療診断目
的のための透明支持体上の像を製造するために感熱シー
トを線に従って加熱するためのサーマルヘッドを有する
サーマルプリンターに関する。
【0002】
【従来の技術】サーマルイメージング又はサーモグラフ
ィは像が像に従って変調された熱エネルギーの使用によ
って生じる記録方法である。
【0003】サーモグラフィには二つの方法が知られて
いる: 1. 化学的又は物理的方法によって色又は光学濃度を変
化する物質を含有する記録材料の像に従った加熱による
可視像パターンの直接熱形成。 2. 可視像パターンが像に従って加熱された供与体材料
から受容体材料中への着色種の転写によって形成される
熱染料転写印刷。
【0004】“直接熱(ダイレクトサーマル)”イメー
ジング法の概括は“Imaging systems” Kurt I. Jaco
bson-Ralph E. Jacobson 著、The Focal Press −Lo
ndonand NewYork(1976)、Chapter VII、見出し
“7.1 Thermography”に与えられている。
【0005】一般的なサーマルプリンターはヘッドとド
ラムの間を通過する感熱材料にしっかりと線に従って接
触するためにドラムの方へスプリングでそらされている
細長いサーマルヘッドと回転可能なドラムを含んでい
る。
【0006】サーマルヘッドは多数の加熱素子及びこれ
らの素子のための対応するドライバー及びシフト抵抗体
を含んでいる。シートの像に従った加熱は線ずつを基準
にして行われ、加熱抵抗体がドラムの軸に平行に伸びて
ビーズ状に並んで互いに幾何学的に並置されている。こ
れらの抵抗体のそれぞれは加熱パルスによって電圧を印
加することができ、そのエネルギーは対応する画素の要
求濃度に従って制御される。
【0007】ヘッドを横切る不均一性(across-the-hea
d unevenness )を補正することが一般的な習慣であ
る。補正法の例はEP−A 0627319に記載され
ている。この方法によれば、それはダイレクトサーマル
及びサーマルトランスファー印刷法に適用可能であり、
試験プリントを生成する。濃度値はこの試験プリントで
測定され、所望値からの測定濃度値の偏差を使用して各
加熱素子についての一連の補正値を計算する。
【0008】試験プリントにまずプリントヘッドの各加
熱素子の電気抵抗を測定し、次いで時間平均と同じ電力
が加熱素子のそれぞれに変換されるように素子を駆動す
ることによって生成される。
【0009】各印刷操作中及び濃度補正ファクターの測
定においての両方の未補正制御データの代わりに“電力
補正制御データ(power-compensated control dat
a)”の使用によって、印刷結果の均一性が改良されて
いる。
【0010】熱染料転写では、シート(即ち像受容シー
ト)は回転可能なドラムに付着され、染料供与体シート
又はウエブはサーマルヘッドを通り過ぎて回転している
シートとの摩擦接触によって運搬される。
【0011】直接熱像形成では、単一の感熱シートがサ
ーマルヘッドとドラムの間に運搬され、像がシートに直
接生成される。シートはドラムに付着しないが、ドラム
とシートの後側の摩擦接触によってヘッドとドラムの間
に前進される。
【0012】本発明はかかる直接熱像形成に関する。
【0013】直接熱像形成における困難性は印刷前の、
印刷ドラムとサーマルヘッドの間の感熱シートの正確な
位置である。
【0014】熱染料転写印刷では像受容シートは印刷ド
ラム上でクランプされ、印刷前にサーマルヘッドはクラ
ンプがヘッドの下を通過し印刷ドラムがシート前端がサ
ーマルヘッドをちょうど越える正確な角度位置をとるこ
とができるようにドラムから持ち上げられる。換言すれ
ば、ドラムの角度位置の注意深い制御はシート前端の正
確な開始位置を自動的に伴う。
【0015】逆に、直接熱像形成では、シート前端はヘ
ッドがドラムの方に促されて印刷を開始する前にヘッド
とドラムの間を自由に通過される。印刷前のシート前端
の正確な位置は極めて重要である。なぜならばいったん
ヘッドが近づくと、ドラムに対するシート位置はもはや
変えることができないからである。シートの印刷されて
いない前端のサイズは印刷ポジ型従来像において重要で
あるが、それは医療診断目的のための透明支持体上の像
の如き透明支持体上の印刷ネガ型像において、さらに一
層重要である。医療診断の例はエコー図、CTスキャン
及びNMR像であり、それらは全て全体背景が実質的に
黒で、像ディテールがより低い光学濃度を有するネガ型
像である。かかる用途における像受容シートの支持体は
ポリエチレンテレフタレート又は同種材料であり、それ
らの縁はしばしばそれらとスライド接触するいかなる表
面に対しても鋭利かつ破壊的である。その理由のため印
刷されるべきシートの幅はサーマルヘッドの長さより小
さくてもよいが、横方向のシート縁は印刷されず、ヘッ
ドはシートの前縁が通過した後だけシートと接触し、シ
ートの後縁が到達する前に退かれる。さらに、シートは
サーマルヘッドがその印刷位置をとる前に適切に横方向
に整列される。この全ての結果がかかるように乱されな
いシート上の像を取り囲む、印刷されていない透明な周
囲枠である。なぜならばその幅はほんの5mmのオーダ
ーの大きさに過ぎないからである。しかしながら、外観
上の理由のため、この周囲枠は均一な幅を有することが
重要であり、従って印刷装置が印刷前の縦及び横方向の
シートの位置の極めて正確な制御を与えることは明らか
である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は印刷を
開始する前に、サーマルヘッドと印刷ドラムの間でシー
トの前端の縦方向の位置の優れた制御を与える、感熱シ
ートに像を生成するためのサーマルプリンターを提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、感熱シ
ートに対して横切る、細長い印刷領域に一致する感熱シ
ートを像に従って加熱するためのサーマルヘッド、及び
かかるサーマルヘッドを印刷ドラムの方へ推進しながら
サーマルヘッドを通り過ぎてかかるシートを運搬するた
めの回転可能な駆動された印刷ドラムを有するサーマル
プリンターであって、前記サーマルヘッドがシートの前
端をかかるヘッドとドラムの間の間隙を通って自由に通
過させることができる印刷ドラムから離れた静止位置、
及びそれが印刷のためにシートをかかるドラム上に推進
する操作位置を有する場合において、前記プリンターが
シートが印刷の開始時にとるべき位置を越えて前記間隙
を通ってシートの前端を移動するためのシート前進モー
ド、及びシートがシートの縦方向の位置合せのためのシ
ート後縁停止手段と接触するために後方へ移動するシー
ト後進モードを有するシート供給手段を含み、それによ
って前記間隙における正確な印刷開始位置をシート前端
で得ることを特徴とするサーマルプリンターが提供され
る。
【0018】記載された位置決定法の成功はシートサイ
ズの精度にかかっていることは明らかである。実際、シ
ート後縁は縦方向のシート位置のための基準として使用
され、それはシートの前端の位置を決定するシート長さ
である。写真シートの一般的な許容量(tolerances)は
この点に関して全く困難性が存在しないようなものであ
る。
【0019】本発明によるプリンターのサーマルヘッド
及び印刷ドラムはシートが上方に向いた進路に従ってそ
れらの間の間隙を通って自由に通過できるような方法で
配置されることが好適である。これはシートが前記間隙
を通って意図したところを越えた位置に進み、次いでシ
ートの後縁が上記停止手段に係わるまで単に重力の影響
下で後進できる利点を有する。このような配置は操作に
おいて簡単かつ信頼できるものである。しかしながら、
シート供給手段はシートを後方に駆動することによって
重力の影響を補うために配置することもできる。
【0020】本発明によるサーマルプリンターの好適な
例は以下の通りである。
【0021】プリンターは前記停止手段によってシート
の縦方向の調整前又は後にシートの横方向の位置を調整
するための手段を含む。
【0022】プリンターは垂直に傾斜した位置で供給さ
れるべきシートの積み重ねを保持するためのホルダー、
かかる位置で保持されたシートの積み重ねから上部シー
トを毎回分け与えるための、及びかかるシートの前端を
印刷ドラムと開放されたサーマルヘッドの間の間隙を通
って供給するためのディスペンサー手段を含む。垂直に
傾斜した位置のシートの供給積み重ねの占有場所は装置
の縮小した足跡(reduced foot print)に導く。
【0023】シート停止手段は個々のシートサイズによ
って前記ホルダー上に異なる高さで装着されるように配
置することができる。
【0024】本発明によるサーマルプリンターは199
6年11月28日に(これと同日に)出願された我々の
ヨーロッパ特許出願 No.96203361に開示された
改良と結合して使用されるのに特に適している。この出
願は印刷ドラムと印刷受容シートの角接触領域を増加す
るための一つ又は複数の加圧ローラーを有するサーマル
プリンターに関する。
【0025】本発明は添付の図面を参照した例によって
以下記載されるだろう:図1は本発明によるサーマルプ
リンターの一例の概略図である。図2はシートの供給源
からのシートの除去の開始を示す図1のプリンターの拡
大図である。図3はサーマルヘッドと印刷ドラムの間の
間隙において意図した位置を越えて前進されているシー
トを示す拡大図ある。図4は基準停止手段とシートの後
縁の接触によって停止されるまで後方に移動されている
シートを示す拡大図である。図5は操作位置をとる加圧
ローラーとサーマルヘッドを示す拡大図である。図6は
装填位置の図1のプリンターのマガジンを示したもので
ある。図7は印刷シートのパックを装填した図6のマガ
ジンを示したものである。図8は図7のシートパックの
開放を示したものである。図9はシートの積み重ねから
の包装の除去を示したものである。図10はシートの積
み重ねを一緒に保持するストラップの除去を示したもの
である。図11は装填されたマガジンを示したものであ
る。図12はマガジンからの保護箔の除去を示したもの
である。
【0026】図1は本発明によるサーマルプリンターの
一例の一般的なレイアウトを示したものである。
【0027】装置は内側に傾斜した位置で印刷されるべ
きシートの積み重ね12を保持するためのマガジン1
1、積み重ねからシートを1枚ずつ取り除き、それらを
上方に供給するためのディスペンサーローラー13,駆
動された印刷ドラム15,サーマルヘッド16,加圧ロ
ーラー17,シート駆動ローラー19を有するガイド,
脱カールローラー20,出口トレー21、及び画像取得
及び処理を制御するための制御手段22を含むハウジン
グ10内に装着されている。サーマルヘッド16は印刷
ドラム軸と厳密に平行に伸びる軸25の周囲で旋回可能
な硬質フレーム24上に装着されている。フレーム24
はその自由端で回転可能なカム27に支えられて動く従
動ローラー26を持っている。引張スプリング28は印
刷ドラムの方向にフレームを促す。
【0028】加圧ローラー17はフレーム29における
自由回転のために装着され(拡大した図2も参照)、そ
れは印刷ドラムに同じく平行に伸びる軸30の周囲で旋
回可能である。フレーム29はその自由端でカム32に
支えられて動く従動ローラー31を持っている。引張ス
プリング34はフレーム29がローラー17を印刷ドラ
ムの方に促すようにさせる。カム27及び32の両方は
モーターによって回転可能な共通の軸上で、示されたよ
うな角度関係(angular relationship )で装着されて
いる。
【0029】前記サーマルプリンターの操作は図1〜図
5を参照すると以下の通りである。
【0030】ディスペンサーローラー13はシート積み
重ね12から上部シート38を取り除くように制御され
る。第一例では、このシートはマガジンの上壁に対して
その前縁を接することによってその前端で曲げられる
(図2参照)。ローラー13の継続した回転はシート前
縁がマガジンの縁上にジャンプする瞬間までシートのゆ
がみのサイズを大きくさせ、その後シートは線状の通路
に従ってさらに分け与えられる。シートはその前端が図
3に示されたような印刷ドラム15とサーマルヘッド1
6の間の位置をとるまで上方に供給される。
【0031】シート38はこの例ではポリエチレンテレ
フタレート支持体上に被覆された感熱層を有する感熱シ
ートである。全てのシートの感熱層は図1〜図5の図面
において下方に面する。還元剤と熱作用関係にあるベヘ
ン酸銀に基づく医療像形成のために好適なサーモグラフ
ィック材料は我々の特許出願EP−A 066987
5,EP−A 0669876及びEP−A 0726
852に開示されている。
【0032】次に、ディスペンサーローラー13の駆動
は停止され、ローラーはシート積み重ね12から除去さ
れ、シート積み重ねと印刷ドラムの間の中間位置をとる
ローラー対41,41′はシートの後縁が停止手段44
に接するまで図3の位置をとるシートを後方に動かすよ
うに閉じられ駆動される(図4参照)。重力そのものに
よってシートはローラー13がシートから持ち上げられ
たときに下方に動くようにしてもよいが、次のシートへ
の静電引力及び/又は機械部分との摩擦が除去したシー
トの移動性を減少してもよく、それゆえ41,41′の
如きシート駆動ローラーによってこの後方への動きに対
する制御を改良することが望ましいことを理解するべき
である。
【0033】ローラー41,41′の駆動運動量は適切
なスリップクラッチ手段で制限されてもよく、かくして
シートはその動きが停止手段44とシート後縁の接触に
よって停止されるときに過大に曲げられることがなくな
る。あるいは前記ローラーはそれらの駆動を適切に時間
調節すること(timing )によって駆動されてもよく、
かくしてこれはシートがシート停止手段に接触するとき
に停止される。
【0034】シートは現在前印刷を開始できる位置をと
っている。
【0035】プリントヘッドは閉じられ、図5を参照す
るとそれは破線でプリントヘッドの印刷位置を示してい
る(カムの対応する位置は示されていない)。印刷はこ
のときから開始するが、印刷品質はシートのスピードの
不十分な制御のための不満足なものかもしれない。実
際、サーマルヘッドの偏り下でシートと印刷ドラムの間
の摩擦接触は小さい面積だけに限定されている。それゆ
え、ドラムの周囲のシートの包囲角度を増加することが
望ましく、これはカム機構の適切なわずかの更なる回転
によって図1に示された静止位置から図5に破線で示さ
れた操作位置に移動される加圧ローラー17によって本
例に従った装置において行われる(印刷シートの供給及
び位置決めの操作を理解することは要求されていないの
で、カムの対応する位置はいずれも示されていない)。
我々はカムについての更なる詳細のため我々の前記ヨー
ロッパ特許出願 No.96203361に言及する。
【0036】シートが印刷されるとき、それはガイドプ
レート18の間の通路40に沿って脱カールローラー2
0(それはシートの前側の像に従った加熱によってシー
トに導入されるカール応力を補正するためにシートの後
側と接触する加熱ローラーである)まで運搬される。我
々はカールを減らすためにシートの後側の均一な加熱を
開示する、我々の特許出願EP−A 0679519に
言及する。
【0037】この関連においてシート駆動を乱すような
影響が全くないように保つことが有益であることを知る
ことは重要である。脱カールローラーの駆動及び機械加
工は原則として印刷ドラムのそれらより精度に劣り、そ
れゆえローラー20のシート駆動をドラム15のそれで
妨げないようにすることが望ましい。それゆえ15と2
0の間のシート通路の長さは装置内で印刷される最大シ
ートの長さより長く、前記両ローラー間のシート輸送は
図1に示されたような開放位置をとる駆動された加圧ロ
ーラー19によって行うことができ、シート上の最後の
画像線が印刷されるときに閉じられ、それによってシー
ト後縁が印刷配列39を越えて通過する前に印刷ドラム
からシート駆動を受け継ぐ。
【0038】シート供給ローラー13及び41は詳細に
は以下のように操作する。ローラーはピボット46及び
47のそれぞれの周囲で旋回可能なアーム43及び45
の対の間に装着される(図2参照)。駆動されたギア4
8及び49はピボット上に装着され、シート供給ローラ
ー上で対応するギア50及び51に係わる。これらのロ
ーラーの駆動軸は固定軸とスリップクラッチを介して結
合される。
【0039】好適なモーターによって駆動されたギア4
8の時計回りの回転はギア50の軸上のスリップクラッ
チが第1例ではローラーの回転に対抗するので同様に時
計回りにアーム43をスイングさせる。ローラー13が
シートと接触するとき、アーム43の更なる動きが排除
され、かくしてローラー13が回転しはじめ(スリップ
クラッチがかかる回転を可能にする)、それに対応して
反時計回りにシートを進める。ギア48の反時計回りの
回転はアーム43をシートから引っ込ませる。同じ操作
の原理は丸ごと固定して装着されているローラー41、
ローラー41′のシート後進モードのために重要であ
る。
【0040】シート停止手段44は脚52及び53を有
するレバーであり、マガジンの一部を作るブラケット
(図示せず)に装着されたピボット54の周囲で自由に
旋回可能である。脚52は重力によって積み重ね12の
上部シート上で静止し、上部シートが除去されるとき次
のシートと係わる。
【0041】脚52はマガジンの上壁56の対応する開
口を通して自由に伸びている。
【0042】マガジン11の集成体は図6及び図7を参
照すると以下の通りである。
【0043】マガジンは二つの区画(即ち外側のもの6
1と63で外側のものに旋回可能に接続されている内側
のもの62)から構成されている。外側の区画61はヒ
ンジ65で装置に旋回可能に取り付けられ、かつその開
閉のための取手67を有する蓋64内に装着されてい
る。
【0044】シート停止手段44は重力の影響下で反時
計回りにスイングされ、マガジンの壁56に対してその
脚53で静止する。
【0045】マガジンの内側の区画62は装置の固定位
置を持つガススプリング68を通してその後側で接続さ
れ、マガジンの開放位置のときに垂直に近い位置をと
る。前記区画62は底71にスプリング70によって接
続されたシート加圧プレート69を有する。
【0046】シート装填は図7〜図10を参照して記載
される。装填されるべきシートパックは様々な技術に従
って包装されてもよいが、例として記載されているもの
は実際はかなり便利なものであることが証明されてお
り、オペレーターによって不適切な操作の危険がほとん
ど存在しない。
【0047】シート包装についての詳細は1996年1
1月28日に(これと同日に)提出された我々のヨーロ
ッパ特許出願 No.96203360に開示されている。
【0048】シールテープ又は保証ラベル76によって
閉じられ、パック上で折り返された開放前部分75及び
閉じられた尾部分74を有する湿密スリーブ状包装材料
73に包装されたシート積み重ね77を含むシートパッ
ク72は図7に太い矢印によって示されているようにマ
ガジンの開放区画61にスライドされる。
【0049】オペレーターはシールテープ76を除去し
(図8参照)、次いでその尾部分74によってシート積
み重ねから包装材料73を取り上げる(図9参照)。シ
ートの積み重ね77はそれらの包装材料が除去されると
きのシートの相互の動き又は除去された包装材料内の1
以上のシートの残留を防止する包囲されたバンド又はス
トラップ78によって一緒に保持されている。このスト
ラップは分離され、次に除去される(図10参照)。
【0050】我々は保護箔又はボード79によって指紋
及び指圧に対して、シートの積み重ねの上部シートを、
より少ない程度で下にあるものを保護することが望まし
いことがわかった。記載されているストラップは装填中
のシートの相互の動きをさらに排除するためにかかるボ
ードに除去可能に取り付けられてもよい。前記保護ボー
ド(例えば約1.0mmの厚さを有するポリプロピレン
などのシート)は積み重ね上に残っている。
【0051】マガジンは図11に示されたように装填さ
れ、蓋64は図1に示されたような位置でそれをスイン
グすることによって閉じられる。区画61が垂直に近い
位置に達するとき、保護ボード79は圧力プレート69
と接触するようになる。さらに蓋の閉鎖によってシート
がまずスプリング70を圧縮し、次にマガジン区画62
を内側にスイングし、それによって図1の操作分配位置
(operative dispensing position )が得られるまで
ガススプリング68を圧縮する。この位置では積み重ね
の上部シートはマガジンの対応するリップによる後縁及
び前縁の係わりだけで取り出され、かくしてディスペン
シングローラー13によるシートの係合いは前記のよう
に積み重ねからのシートの除去を起こさせる。
【0052】前記の装置はより小さなシートサイズに容
易に調整することができる。かかる調整は図6に破線で
示された80の如きブラケットを含んでもよく、それは
マガジンの異なる高さに装着でき、それはシートのため
に利用される高さを減らす。
【0053】シート停止手段44は応じて調整する必要
があり、これは異なる高さでかかる停止手段の装着のた
めの壁56を配置することによって行ってもよい。
【0054】シート積み重ねのシートの全てが印刷され
た後、保護箔79はマガジン11内に残る。マガジンが
開かれた後(図12参照)、この箔は次のシートパック
を装填できる前に太い矢印によって示されているように
取り除かれなければならない。
【0055】本発明によるプリンターはシートの積み重
ねから取られたシートの横方向の位置決めのための機構
も含む。この明細書の導入は均一な幅の縁が印刷像の外
観のために重要であり、結果としてシートの正確な横方
向の位置が同様に重要であることがわかるだろう。
【0056】本発明は以下のものを開示する: − 感熱シートに対して横切る、細長い印刷領域に一致
する感熱シート38を像に従って加熱するためのサーマ
ルヘッド16、及びかかるサーマルヘッドを印刷ドラム
の方へ推進しながらサーマルヘッドを通り過ぎてかかる
シートを運搬するための回転可能な駆動された印刷ドラ
ム15を有するサーマルプリンター10であって、前記
サーマルヘッドがシートの前端をかかるヘッドとドラム
の間の間隙を通って自由に通過させることができる印刷
ドラムから離れた静止位置、及びそれが印刷のためにシ
ートをかかるドラム上に推進する操作位置を有する場合
において、前記プリンターがシートが印刷の開始時にと
るべき位置を越えて前記間隙を通ってシート38の前端
を移動するためのシート前進モード、及びシートがシー
トの縦方向の位置合せのためのシート後縁停止手段44
と接触するために後方へ移動するシート後進モードを有
するシート供給手段13を含み、それによって前記間隙
における正確な印刷開始位置をシート前端で得ることを
特徴とするサーマルプリンター; − 前記印刷ドラム15及び前記サーマルヘッド16
が、前記静止位置における前記間隙を通って自由に通過
するシートがほぼ上方向に従うような方法で配置されて
いるサーマルプリンター; − 前記シート供給手段13がシート前進モードにおい
て前記シートと摩擦接触し、シート後進モードにおいて
シートから離れ、それによってシートが前記停止手段上
に戻るサーマルプリンター; − 前記シート供給手段が前記プリンター内に保持され
た供給シート12の積み重ねからシートを分配するよう
にも操作されるサーマルプリンター; − シートの後進動作中に重力の影響を補足するために
追加のシート駆動手段41,41′を含むサーマルプリ
ンター; − 前記停止手段44の位置が異なるシートサイズに合
うように調整可能であるサーマルプリンター; − 前記停止手段44が前記シートの積み重ねの上部シ
ート上に静止するサーマルプリンター; − 傾斜した位置でシートの積み重ねを保持するための
プリンターの内側に傾斜されたマガジン11、及びかか
る位置で保持されたシートの積み重ねから上部シートを
毎回分配するためのディスペンサー手段13を含むサー
マルプリンター; − 前記マガジン11が新しいシートを装填するために
外側に傾斜された位置をとるように外側にスイングでき
るように水平軸65の周囲の旋回のために装着されてい
るサーマルプリンター; − 前記マガジンが互いに旋回可能に接続された二つの
区画61,62から構成されるサーマルプリンターであ
って、前記マガジンが前記内側に傾斜された位置から両
区画が垂直に近い位置である中間位置に、次に最も内部
の区画62が垂直に近い位置を保つが最も外部の区画6
1が装填されるために前記外側に傾斜した位置にスイン
グする前記装填位置にスイング可能であるサーマルプリ
ンター; − 前記停止手段によるシートの縦方向の調整後にシー
トの横方向の位置を調整するための手段を含むサーマル
プリンター。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるサーマルプリンターの一例の概略
図である。
【図2】シートの供給源からのシートの除去の開始を示
す図1のプリンターの拡大図である。
【図3】サーマルヘッドと印刷ドラムの間の間隙におい
て意図した位置を越えて前進されているシートを示す拡
大図ある。
【図4】基準停止手段とシートの後縁の接触によって停
止されるまで後方に移動されているシートを示す拡大図
である。
【図5】操作位置をとる加圧ローラーとサーマルヘッド
を示す拡大図である。
【図6】装填位置の図1のプリンターのマガジンを示し
たものである。
【図7】印刷シートのパックを装填した図6のマガジン
を示したものである。
【図8】図7のシートパックの開放を示したものであ
る。
【図9】シートの積み重ねからの包装の除去を示したも
のである。
【図10】シートの積み重ねを一緒に保持するストラッ
プの除去を示したものである。
【図11】装填されたマガジンを示したものである。
【図12】マガジンからの保護箔の除去を示したもので
ある。
【符号の説明】
10 ハウジング 11 マガジン 12 積み重ね 13 ディスペンサーローラー 15 印刷ドラム 16 サーマルヘッド 17 加圧ローラー 18 ガイド 19 駆動ローラー 20 脱カールローラー 21 出口トレー 24 フレーム 25 軸 26 従動ローラー 27 カム 28 スプリング 29 フレーム 30 軸 31 従動ローラー 32 カム 34 スプリング 35 軸 38 シート 40 シート通路 41,41′ 供給ローラー 43 アーム 44 停止手段 45 アーム 46,47 ピボット 48,49,50,51 ギア 52,53 脚 54 ピボット 56 壁 61,62 マガジン区画 63 ヒンジ 64 蓋 65 ヒンジ 67 取手 68 ガススプリング 69 加圧ローラー 70 スプリング 71 底 72 シートパック 73 包装材料 74 尾部分 75 前部分 76 シール 77 パック 78 ストラップ 79 保護箔 80 ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・ヴェルビー ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱シートに対して横切る、細長い印刷
    領域に一致する感熱シート(38)を像に従って加熱す
    るためのサーマルヘッド(16)、及びかかるサーマル
    ヘッドを印刷ドラムの方へ推進しながらサーマルヘッド
    を通り過ぎてかかるシートを運搬するための回転可能な
    駆動された印刷ドラム(15)を有するサーマルプリン
    ター(10)であって、前記サーマルヘッドがシートの
    前端をかかるヘッドとドラムの間の間隙を通って自由に
    通過させることができる印刷ドラムから離れた静止位
    置、及びそれが印刷のためにシートをかかるドラム上に
    推進する操作位置を有する場合において、前記プリンタ
    ーがシートが印刷の開始時にとるべき位置を越えて前記
    間隙を通ってシート(38)の前端を移動するためのシ
    ート前進モード、及びシートがシートの縦方向の位置合
    せ(alignment )のためのシート後縁停止手段(44)
    と接触するために後方へ移動するシート後進モードを有
    するシート供給手段(13)を含み、それによって前記
    間隙における正確な印刷開始位置をシート前端で得るこ
    とを特徴とするサーマルプリンター。
JP34435497A 1996-11-28 1997-11-27 シート供給手段を有するサーマルプリンター Pending JPH10202970A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
EP96203359 1996-11-28
DE96203359.3 1996-11-28

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10202970A true JPH10202970A (ja) 1998-08-04

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ID=8224634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34435497A Pending JPH10202970A (ja) 1996-11-28 1997-11-27 シート供給手段を有するサーマルプリンター

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JP (1) JPH10202970A (ja)
DE (1) DE69704259T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7466330B2 (en) 2005-06-17 2008-12-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Print head assembly and image forming apparatus having the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7466330B2 (en) 2005-06-17 2008-12-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Print head assembly and image forming apparatus having the same

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DE69704259D1 (de) 2001-04-19
DE69704259T2 (de) 2001-09-06

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