JPH1020286A - 調光素子、調光素子製造方法および反射型カラー表示装置 - Google Patents

調光素子、調光素子製造方法および反射型カラー表示装置

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JPH1020286A
JPH1020286A JP19000396A JP19000396A JPH1020286A JP H1020286 A JPH1020286 A JP H1020286A JP 19000396 A JP19000396 A JP 19000396A JP 19000396 A JP19000396 A JP 19000396A JP H1020286 A JPH1020286 A JP H1020286A
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JP
Japan
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liquid crystal
cell
light
direction perpendicular
light control
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Application number
JP19000396A
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English (en)
Inventor
Taketo Hikiji
丈人 曳地
Shigeru Yamamoto
滋 山本
Naoki Hiji
直樹 氷治
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射スペクトル幅が広くなるとともに、反射
率が高くなって、表示素子として用いた場合、十分な明
度、彩度および階調表現が得られる調光素子、およびそ
の製造方法を提供する 【解決手段】 電極12,14間に、正の誘電率異方性
を有するネマティック液晶、カイラル剤、光重合性液晶
化合物および光反応開始剤の混合物を注入し、電圧を印
加した状態で、両面から同位相の可干渉光を照射する。
これによって、(A)に示すように、液晶分子22がセ
ル10に垂直な方向に一様に配列された液晶ポリマー層
21が周期的に形成され、その液晶ポリマー層21の層
間に、ネマティック液晶の液晶分子24がセル10に垂
直な方向を軸として螺旋状に配列された、カイラル剤と
ネマティック液晶との混合層23が形成される。この状
態から、電圧を印加すると、(B)に示すように、混合
層23中のネマティック液晶の液晶分子24は、セル1
0に垂直な方向に一様に配列される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外部からの刺激
の有無または程度に応じて、光を反射し、または透過さ
せる調光素子、およびその調光素子の製造方法、および
その調光素子を用いた反射型カラー表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ノートパソコンやPDA(Person
al Digital Assistant)などの携
帯用情報機器の需要の増大に伴って、低消費電力で、薄
型軽量であることはもとより、表示品質の高いフラット
パネルディスプレイ、特にカラー表示が可能なフラット
パネルディスプレイの必要性が高まっており、それを実
現するものとして、反射型カラー表示装置が盛んに研究
されている。
【0003】その中でも、最近、干渉反射方式による体
積ホログラム調光素子が注目されている。干渉反射方式
では、原理上、所望波長において100%に近い反射率
が得られので、高明度の表示が得られると考えられる。
この体積ホログラム調光素子およびその製造方法とし
て、特開平4−355424号では、以下に示すものが
提案されている。
【0004】すなわち、特開平4−355424号の方
法では、図6(A)に示すように、それぞれ内面に透明
電極72,74を形成した一対の透明基板71,73を
所定の間隔で対向させたセル70に、光重合性化合物と
正の誘電率異方性を有するネマティック液晶との混合物
80を注入し、セル70の両面からセル70に同位相の
可干渉光を照射して、両者の干渉により、混合物80中
の光重合性化合物を重合する。
【0005】このとき、図6(B)に示すように、重合
された化合物は、ホログラム書き込み用の可干渉光の波
長と入射角によって決定される周期でポリマー層83を
形成し、ネマティック液晶は、ポリマー層83以外の領
域に析出して、液晶層85を形成する。したがって、透
明電極72,74間に電圧が印加されない状態で、調光
層81中に屈折率の周期的な変化を生じさせることがで
き、特定波長の反射を生じさせることができる。
【0006】そして、液晶の常光に対する屈折率noと
ポリマーの屈折率npとを等しくすると、透明電極7
2,74間に電圧を印加した状態では、ネマティック液
晶が電界方向に配向されることによって、調光層81中
の屈折率の周期的な変化が消滅し、入射光はすべてセル
70を透過するようになる。したがって、透明電極7
2,74間に印加される電圧に応じて、反射率ないし反
射光量を制御することができる。
【0007】この方式では、原理的に、ホログラム書き
込み用の可干渉光の波長によって反射波長を選択するこ
とができる。したがって、例えば、それぞれ反射波長が
赤、緑、青の波長領域となる3枚の調光素子を作製して
重ね合わせることによって、フルカラー表示が可能とな
る。
【0008】同じく、体積ホログラム調光素子およびそ
の製造方法として、特開平5−181403号では、以
下に示すものが提案されている。
【0009】すなわち、特開平5−181403号の方
法では、図7(A)に示すように、それぞれ内面に透明
電極72,74を形成した一対の透明基板71,73を
所定の間隔で対向させたセル70に、光重合性液晶性モ
ノマーと非液晶性モノマーと正の誘電率異方性を有する
ネマティック液晶との混合物90を注入し、液晶分子を
セル70に平行な方向に配向させた状態で、セル70の
両面からセル70に同位相の可干渉光を照射して、両者
の干渉により、図7(B)に示すように、液晶分子がセ
ル70に平行な方向に配列された液晶ポリマー層93を
周期的に形成し、その液晶ポリマー層93の層間に、同
様に液晶分子がセル70に平行な方向に配列された液晶
層95を形成する。
【0010】したがって、この方式では、透明電極7
2,74間に電圧が印加されない状態では、調光層91
中に屈折率の周期的な変化を生じず、入射光はすべてセ
ル70を透過する。そして、透明電極72,74間に電
圧を印加すると、図7(C)に示すように、液晶層95
中の液晶分子96が電界方向に配向されることによっ
て、調光層91中に屈折率の周期的な変化を生じ、特定
波長の反射を生じるようになる。
【0011】この方式でも、原理的に、ホログラム書き
込み用の可干渉光の波長によって反射波長を選択するこ
とができ、したがってフルカラー表示が可能な反射型カ
ラー表示装置を得ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
特開平4−355424号に示された調光素子では、図
6(C)に示すように、液晶層85が液晶86のみで構
成されずに、液晶86がポリマー84中にドロップレッ
ト状に分散した状態となるとともに、その液晶ドロップ
レット86の配向方向がランダムになる。
【0013】そのため、液晶層85の実効的な屈折率
が、これに含まれるポリマー84の屈折率による平均
化、および液晶ドロップレット86のランダムな配向に
よる平均化によって、大きく低下してしまって、透明電
極72,74間に電圧が印加されない状態での、調光層
81中の周期的な屈折率の変化が小さくなる。そのた
め、反射スペクトル幅が狭くなって、表示素子として用
いた場合、明度および彩度が低く、階調表現も十分なも
のとならない。
【0014】後者の特開平5−181403号は、この
問題の解決を図ろうとするもので、この特開平5−18
1403号に示された調光素子では、液晶層95中の液
晶分子96は、透明電極72,74間に電圧が印加され
ない状態では、調光層91に平行な方向に一様に配向さ
れるが、透明電極72,74間に電圧を印加すると、図
7(C)に示したように、調光層91に垂直な方向に一
様に配向される。
【0015】したがって、透明電極72,74間に電圧
を印加した状態では、液晶ポリマー層93中の液晶分子
94の配列方向、すなわち図7(C)の左右方向の直線
偏光に対しては、液晶の常光に対する屈折率noと異常
光に対する屈折率neとの差Δnが、液晶ポリマー層9
3と液晶層95との間の屈折率の差となって、調光層9
1中の周期的な屈折率の変化が、図6に示した特開平4
−355424号の場合より大きくなり、反射スペクト
ル幅が広くなる。
【0016】しかしながら、この特開平5−18140
3号に示された調光素子では、調光層91中に屈折率の
周期的な変化を生じるのは、液晶ポリマー層93中の液
晶分子94の配列方向、すなわち図7(C)の左右方向
の直線偏光に対してのみであって、それに垂直な方向、
すなわち図7(C)の紙面に垂直な方向の直線偏光に対
しては、調光層91中に屈折率の周期的な変化を生じな
い。
【0017】そのため、反射スペクトル幅は広くなるも
のの、反射率は原理的に50%にしかならず、表示素子
として用いた場合、やはり、明度および彩度が低く、階
調表現も十分なものとならない。
【0018】このように、従来の調光素子は、反射スペ
クトル幅および反射率の点で一長一短があり、表示素子
として用いた場合、明度、彩度および階調表現が、なお
十分ではない。
【0019】そこで、この発明は、反射スペクトル幅が
広くなるとともに、反射率が高くなって、表示素子とし
て用いた場合、十分な明度、彩度および階調表現が得ら
れる調光素子、およびその製造方法を提供するものであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】調光素子としての発明で
ある請求項1の発明では、調光素子として、第1光学媒
質層および第2光学媒質層が交互に積層され、前記第1
光学媒質層は、外部からの刺激の有無または程度に応じ
て、少なくとも、一軸性光学媒質の光学主軸が、当該調
光素子に垂直な方向を軸として螺旋状に配列される状態
と、当該調光素子に垂直な方向に一様に配列される状態
とを、とりうるものとされ、前記第2光学媒質層は、外
部からの刺激のいかんにかかわらず、屈折率が一定また
はほぼ一定とされた、ものとする。
【0021】この場合、第1光学媒質層の一軸性光学媒
質が形成する螺旋構造の螺旋ピッチを、その螺旋構造に
よる選択反射の波長が400nm以下となるピッチとす
ることが望ましい。
【0022】また、第1光学媒質層は、コレステリック
液晶、またはカイラル剤とネマティック液晶との混合
物、または当該調光素子に垂直な方向を軸として螺旋状
に形成されたポリマーと、これに沿って配向するネマテ
ィック液晶との混合体によって形成することができる。
【0023】また、第2光学媒質層は、無機もしくは有
機の透明薄膜層、または当該調光素子に垂直な方向に一
様に配列された液晶を含む層、もしくは当該調光素子に
垂直な方向に直線状に形成されたポリマーと、これに沿
って配向するネマティック液晶との混合体によって形成
することができる。
【0024】調光素子製造方法の発明である請求項5の
発明では、内面に透明電極を形成した透明基板と、内面
に電極を形成した基板とを、所定の間隔で対向させたセ
ルに、光重合性液晶化合物と、コレステリック液晶、ま
たはカイラル剤を混入した正の誘電率異方性を有するネ
マティック液晶との混合物を注入し、その後、前記セル
に垂直な方向に外場を印加しつつ、前記セルの両面から
前記セルに同位相の可干渉光を照射する。
【0025】同様に調光素子製造方法の発明である請求
項6の発明では、内面に透明電極を形成した透明基板
と、内面に電極を形成した基板とを、所定の間隔で対向
させたセルに、光重合性カイラル化合物と正の誘電率異
方性を有するネマティック液晶との混合物を注入し、そ
の後、前記セルに垂直な方向に外場を印加しつつ、前記
セルの両面から前記セルに同位相の可干渉光を照射し、
その後、外場を印加しないで前記セルに紫外光を照射す
る。
【0026】
【作用】上記のように構成した請求項1の発明の調光素
子においては、外部からの刺激の有無または程度が第1
の状態にあるときには、第1光学媒質層は、一軸性光学
媒質の光学主軸が、当該調光素子に垂直な方向を軸とし
て螺旋状に配列された状態となる。したがって、当該調
光素子に平行な面内のあらゆる方向の偏光に対して、第
1光学媒質層と第2光学媒質層との間の屈折率の差、す
なわち調光層中の周期的な屈折率の変化を大きくするこ
とができ、広い反射スペクトル幅と高い反射率を得るこ
とができる。
【0027】また、外部からの刺激の有無または程度が
第2の状態にあるときには、第1光学媒質層は、一軸性
光学媒質の光学主軸が、当該調光素子に垂直な方向に一
様に配列された状態となる。したがって、第1光学媒質
層と第2光学媒質層との間の屈折率の差、すなわち調光
層中の周期的な屈折率の変化を小さくすることができ
る。したがって、外部からの刺激の有無または程度に応
じて、反射率ないし反射光量を制御することができる。
【0028】そして、上記のように第1の状態では広い
反射スペクトル幅と高い反射率が得られるので、当該調
光素子を表示素子として用いた場合、十分な明度、彩度
および階調表現が得られ、視認性に優れた反射型カラー
表示装置を実現することができる。
【0029】この場合、第1の状態では、調光層中の屈
折率の周期的な変化による特定波長の反射とともに、第
1光学媒質層の一軸性光学媒質が形成する螺旋構造によ
って、その螺旋ピッチに応じた波長の選択反射を生じ得
る。そして、その選択反射の波長が可視光領域内である
ときには、その選択反射の反射光と調光層中の屈折率の
周期的な変化による反射光との間で混色を生じる。
【0030】しかし、上記のように、第1光学媒質層の
一軸性光学媒質が形成する螺旋構造の螺旋ピッチを、そ
の螺旋構造による選択反射の波長が400nm以下とな
るピッチとするときには、選択反射の波長が可視光領域
外となることから、上記のような混色を生じない。
【0031】請求項5の発明の調光素子製造方法におい
ては、セルに垂直な方向に外場を印加しつつ、セルの両
面からセルに同位相の可干渉光を照射することによっ
て、セルに平行に形成される干渉縞に沿って光重合性液
晶化合物が重合されて、液晶分子がセルに垂直な方向に
一様に配列された液晶ポリマー層が周期的に形成され、
その液晶ポリマー層の層間に、コレステリック液晶また
はネマティック液晶の液晶分子がセルに垂直な方向を軸
として螺旋状に配列された、コレステリック液晶層また
はカイラル剤とネマティック液晶との混合層が形成され
る。
【0032】したがって、第1光学媒質層がコレステリ
ック液晶層またはカイラル剤とネマティック液晶との混
合層であり、第2光学媒質層が液晶ポリマー層である、
請求項1の発明の一実施形態としての調光素子が得られ
る。
【0033】請求項6の発明の調光素子製造方法におい
ては、セルに垂直な方向に外場を印加しつつ、セルの両
面からセルに同位相の可干渉光を照射することによっ
て、セルに平行に形成される干渉縞に沿って光重合性カ
イラル化合物が重合されて、カイラル化合物がセルに垂
直な方向に直線状にネットワークを形成し、そのネット
ワークに沿ってネマティック液晶の液晶分子が配向され
る直線状ネットワーク層が周期的に形成される。
【0034】さらに、外場を印加しないでセルに紫外光
を照射することによって、光重合性カイラル化合物の未
重合部が重合されて、上記の直線状ネットワーク層の層
間に、カイラル化合物がセルに垂直な方向を軸として螺
旋状にネットワークを形成し、そのネットワークに沿っ
てネマティック液晶の液晶分子が配向される螺旋状ネッ
トワーク層が形成される。
【0035】したがって、第1光学媒質層が螺旋状ネッ
トワーク層であり、第2光学媒質層が直線状ネットワー
ク層である、請求項1の発明の一実施形態としての調光
素子が得られる。
【0036】
【発明の実施の形態】 〔実施例1…図1および図2〕この発明の調光素子の第
1の例を、その製造方法の一例とともに示す。その製造
方法の一例は、請求項5の発明の一例である。
【0037】まず、図1(A)に示すように、それぞれ
一面にITO膜などの透明電極12,14をスパッタ法
などによって30〜300nm程度の厚みに形成し、所
望形状に加工した、ガラスなどからなる2枚の透明基板
11,13を、それぞれ透明電極12,14が内側とな
るように5〜10μm程度の間隔に保持した状態で貼り
合わせて、セル10を作製する。
【0038】次に、セル10に、正の誘電率異方性を有
するネマティック液晶、カイラル剤、光重合性液晶化合
物および光反応開始剤の混合物20を注入する。ほか
に、増感色素や非液晶性アクリレートなどを混入しても
よい。ただし、混合物20が液晶性を損なわないよう
に、それぞれの混合量を調整する必要がある。
【0039】次に、図1(B)に示すように、透明電極
12,14間に50Vの電圧を印加した状態で、セル1
0の両面からセル10に同位相の可干渉光101,10
2を照射する。例えば、アルゴンレーザからの波長51
4.5nmのレーザ光のビーム径をビームエキスパンダ
で拡大し、その拡大後のレーザ光をビームスプリッタで
2本のレーザ光に分光し、その一方のレーザ光を反射ミ
ラーで反射させて、可干渉光101としてセル10に入
射させるとともに、他方のレーザ光を反射ミラーで反射
させて、可干渉光102としてセル10に入射させる。
【0040】これによって、混合物20中にセル10と
平行に干渉縞が形成され、その干渉縞に沿って混合物2
0中の光重合性液晶化合物が重合されて、透明電極1
2,14間に、液晶分子22がセル10に垂直な方向に
一様に配列された液晶ポリマー層21が周期的に形成さ
れ、その液晶ポリマー層21の層間に、カイラル剤とネ
マティック液晶との混合物が析出されて、混合層23が
形成される。
【0041】そして、透明電極12,14間に電圧が印
加された状態では、図1(B)に示すように、混合層2
3は、ネマティック液晶の液晶分子24がセル10に垂
直な方向に一様に配列された状態となるが、透明電極1
2,14間への電圧の印加を停止すると、図1(C)に
示すように、混合層23は、ネマティック液晶の液晶分
子24がセル10に垂直な方向を軸として螺旋状に配列
された状態となる。
【0042】したがって、透明電極12,14間に電圧
が印加されない状態では、図2(A)にも示すように、
液晶ポリマー層21では、液晶分子22がセル10に垂
直な方向に一様に配列され、混合層23では、ネマティ
ック液晶の液晶分子24がセル10に垂直な方向を軸と
して螺旋状に配列された状態となる。
【0043】したがって、このとき、調光層41中に屈
折率の周期的な変化を生じて、調光層41は特定波長の
光を反射するとともに、セル10に平行な面内におけ
る、いずれの方向の偏光に対しても、液晶ポリマー層2
1と混合層23との間の屈折率の差を、液晶の常光に対
する屈折率noと異常光に対する屈折率neとの差Δn
に近いものとすることができ、調光層41中の屈折率の
周期的な変化を大きくすることができる。したがって、
反射スペクトル幅が広くなるとともに、反射率が高くな
る。
【0044】この状態から、透明電極12,14間に電
圧を印加すると、図2(B)に示すように、混合層23
中のネマティック液晶の液晶分子24は、螺旋状に配列
されていた状態から、セル10に垂直な方向に一様に配
列された状態に変化する。したがって、このとき、常光
に対する液晶ポリマー層21と混合層23の屈折率が等
しくなるように当初の混合物20の組成を選択すること
によって、調光層41中の屈折率の周期的な変化が消滅
し、入射光はすべてセル10を透過するようになる。
【0045】したがって、この例の調光素子は、透明電
極12,14間に電圧が印加されるか否かに応じて、特
定波長の光を透過させ、または反射するものとなるとと
もに、上記のように広い反射スペクトル幅と高い反射率
が得られるものとなる。
【0046】なお、この場合、透明電極12,14間に
電圧が印加されない状態では、調光層41中の屈折率の
周期的な変化による特定波長の反射とともに、混合層2
3中のネマティック液晶24が形成する螺旋構造によっ
て、その螺旋ピッチに応じた波長の選択反射を生じ、そ
の選択反射の波長が可視光領域内であるときには、その
選択反射の反射光と調光層41中の屈折率の周期的な変
化による反射光との間で混色を生じる。
【0047】そのため、混合層23中のネマティック液
晶24が形成する螺旋構造の螺旋ピッチは、その螺旋構
造による選択反射の波長が可視光領域外となる、すなわ
ち400nm以下または700nm以上となるピッチと
する。ただし、上記のように、いずれの方向の偏光に対
しても調光層41中の屈折率の周期的な変化を大きくす
るためには、螺旋構造の螺旋ピッチは小さい方が望まし
い。したがって、螺旋構造の螺旋ピッチは、その螺旋構
造による選択反射の波長が400nm以下となるピッチ
とするのが望ましい。
【0048】正の誘電率異方性を有するネマティック液
晶としてメルク社製E7を、カイラル剤としてBDH社
製CB15を、光重合性液晶化合物として液晶性アクリ
レートを、光反応開始剤としてチバガイギー社製CGI
−784を、それぞれ用いて、E7とCB15を99:
1の、E7と液晶性アクリレートを95:5の、液晶性
アクリレートとCGI−784を98:2の、それぞれ
重量比で、これら四者を混合したものを、混合物20と
してセル10に注入し、上記のように透明電極12,1
4間に50Vの電圧を印加しつつ、可干渉光101,1
02として波長514.5nmのレーザ光をセル10に
照射し、その後、得られた調光素子の分光測定を行った
ところ、540nm付近で反射率のピークを示し、スペ
クトル半値幅は60nmであった。
【0049】この例の調光素子においては、可干渉光1
01,102の波長を選択することによって、反射波長
領域を設定することができ、後述するように反射型カラ
ー表示装置を構成することができる。
【0050】なお、カイラル剤および正の誘電率異方性
を有するネマティック液晶の代わりに、コレステリック
液晶を用いることもできる。また、一方の基板およびこ
れに形成する電極は、ホログラム書き込み用の可干渉光
を透過するものであれば、必ずしも透明でなくてもよ
い。また、外場として電界の代わりに磁界などを印加し
てもよく、その場合でも同様の調光素子を得ることがで
きる。
【0051】〔実施例2…図3および図4〕この発明の
調光素子の第2の例を、その製造方法の一例とともに示
す。その製造方法の一例は、請求項6の発明の一例であ
る。
【0052】まず、実施例1と同様に、図3(A)に示
すように、それぞれ一面にITO膜などの透明電極1
2,14をスパッタ法などによって30〜300nm程
度の厚みに形成し、所望形状に加工した、ガラスなどか
らなる2枚の透明基板11,13を、それぞれ透明電極
12,14が内側となるように5〜10μm程度の間隔
に保持した状態で貼り合わせて、セル10を作製する。
【0053】次に、セル10に、正の誘電率異方性を有
するネマティック液晶、カイラルアクリレートモノマー
および光反応開始剤の混合物30を注入する。ほかに、
増感色素、カイラル剤、非液晶性アクリレートなどを混
入してもよい。ただし、混合物30が液晶性を損なわな
いように、それぞれの混合量を調整する必要がある。
【0054】また、カイラルアクリレートモノマーの混
合比は、これが重合された状態においてネマティック液
晶の配向を規制できる範囲内で、なるべく低い方が光学
特性上は好ましく、したがって2〜10%の範囲が好適
である。
【0055】次に、実施例1と同様に、図3(B)に示
すように、透明電極12,14間に50Vの電圧を印加
した状態で、セル10の両面からセル10に同位相の可
干渉光101,102を照射する。
【0056】これによって、混合物30中にセル10と
平行に干渉縞が形成され、その干渉縞に沿って混合物3
0中のカイラルアクリレートモノマーが重合されて、図
3(B)に示すように、カイラルアクリレートがセル1
0に垂直な方向に直線状にネットワーク31を形成し、
そのネットワーク31に沿ってネマティック液晶の液晶
分子32が配列されたネットワーク層33が周期的に形
成される。
【0057】さらに、この状態から、図3(C)に示す
ように、透明電極12,14間への電圧の印加を停止し
て、セル10全体に紫外光103を照射する。
【0058】これによって、カイラルアクリレートモノ
マーの未重合部が重合されて、図3(C)に示すよう
に、ネットワーク層33以外の領域に、カイラルアクリ
レートがセル10に垂直な方向を軸として螺旋状にネッ
トワーク35を形成し、そのネットワーク35に沿って
ネマティック液晶の液晶分子36が配列されたネットワ
ーク層37が形成される。
【0059】以上のようにして、透明電極12,14間
に電圧が印加されない状態では、図4(A)にも示すよ
うに、ネットワーク層33では、ネマティック液晶の液
晶分子32が、セル10に垂直な方向の直線状のカイラ
ルアクリレート・ネットワーク31に沿って、セル10
に垂直な方向に配列され、ネットワーク層37では、ネ
マティック液晶の液晶分子36が、セル10に垂直な方
向を軸とする螺旋状のカイラルアクリレート・ネットワ
ーク35に沿って、セル10に垂直な方向を軸として螺
旋状に配列された状態となる。
【0060】したがって、このとき、調光層41中に屈
折率の周期的な変化を生じて、調光層41は特定波長の
光を反射するとともに、セル10に平行な面内におけ
る、いずれの方向の偏光に対しても、ネットワーク層3
3とネットワーク層37との間の屈折率の差を、液晶の
常光に対する屈折率noと異常光に対する屈折率neと
の差Δnに近いものとすることができ、調光層41中の
屈折率の周期的な変化を大きくすることができる。した
がって、反射スペクトル幅が広くなるとともに、反射率
が高くなる。
【0061】この状態から、透明電極12,14間に電
圧を印加すると、図4(B)に示すように、ネットワー
ク層37中のネマティック液晶の液晶分子36は、カイ
ラルアクリレート・ネットワーク35(破線で示す)に
沿って螺旋状に配列されていた状態から、セル10に垂
直な方向に一様に配列された状態に変化する。したがっ
て、このとき、常光に対するネットワーク層33とネッ
トワーク層37の屈折率が等しくなるように当初の混合
物30の組成を選択することによって、調光層41中の
屈折率の周期的な変化が消滅し、入射光はすべてセル1
0を透過するようになる。
【0062】したがって、この例の調光素子は、透明電
極12,14間に電圧が印加されるか否かに応じて、特
定波長の光を透過させ、または反射するものとなるとと
もに、上記のように広い反射スペクトル幅と高い反射率
が得られるものとなる。
【0063】なお、この場合も、ネットワーク層37中
のネマティック液晶36が形成する螺旋構造の螺旋ピッ
チは、その螺旋構造による選択反射の波長が400nm
以下となるピッチとするのが望ましい。
【0064】光重合性カイラル化合物として上記のよう
にカイラルアクリレートモノマーを用い、正の誘電率異
方性を有するネマティック液晶としてメルク社製E7
を、光反応開始剤としてチバガイギー社製CGI−78
4を、それぞれ用いて、これら三者を混合したものを、
混合物30としてセル10に注入し、透明電極12,1
4間に50Vの電圧を印加しつつ、可干渉光101,1
02として波長514.5nmのレーザ光をセル10に
照射し、その後、透明電極12,14間に電圧を印加し
ないで紫外光103をセル10に照射した後、得られた
調光素子の分光測定を行ったところ、540nm付近で
反射率のピークを示し、スペクトル半値幅は90nmで
あった。
【0065】この例の調光素子は、実施例1の調光素子
に比べてポリマーの含有量が少ないことから、ネットワ
ーク層33および37の屈折率の差が、ほぼそのまま液
晶自身の常光と異常光に対する屈折率の差Δnに等しく
なる。したがって、実施例1の調光素子に比べて、上記
の90nmというように、より広い反射スペクトル幅が
得られ、より高明度の表示が得られる。また、2つの層
33,37は同一材料によって形成されるので、素子全
体としての均一性に優れ、2つの層33,37がより明
確に形成されるとともに、製造も容易となる。
【0066】この例の調光素子においても、可干渉光1
01,102の波長を選択することによって、反射波長
領域を設定することができ、後述するように反射型カラ
ー表示装置を構成することができる。
【0067】なお、光重合性カイラル化合物としては、
上記のカイラルアクリレートモノマーのような光重合性
カイラルモノマーの代わりに、光重合性カイラルオリゴ
マーを用いることもできる。また、一方の基板およびこ
れに形成する電極は、ホログラム書き込み用の可干渉光
を透過するものであれば、必ずしも透明でなくてもよ
い。また、外場として電界の代わりに磁界などを印加し
てもよく、その場合でも同様の調光素子を得ることがで
きる。
【0068】〔反射型カラー表示装置としての実施例…
図5〕図5は、この発明の反射型カラー表示装置の一例
を示し、それぞれ図1または図3に示した方法によって
製造した、図2または図4に示した3つの調光素子を、
それぞれ赤、緑、青の色光を反射する反射型表示素子と
して用いて、フルカラー表示が可能な反射型カラー表示
装置を構成した場合である。
【0069】すなわち、この例の反射型カラー表示装置
は、透明基板11R,13R間に調光層41Rを挟持し
た調光素子40R、透明基板11G,13G間に調光層
41Gを挟持した調光素子40G、および透明基板11
B,13B間に調光層41Bを挟持した調光素子40B
を、それぞれ図1または図3に示した方法によって製造
して積層し、調光素子40Bの裏面側に光吸収層50を
形成したものである。
【0070】調光層41R,41G,41Bは、それぞ
れ赤、緑、青の波長領域を反射波長領域とするもので、
それぞれの反射率を独立に制御できるように、それぞれ
に対して表示画素60ごとに透明電極12および14を
設ける。したがって、加法混色により任意の表示色が得
られる。
【0071】ただし、調光素子40Bの基板13Bまた
はこの基板13B上の電極を透明にしないで、基板13
Bまたはこの基板13B上の電極で光が吸収されるよう
にしてもよい。
【0072】なお、図示していないが、それぞれ赤、
緑、青の波長領域を反射波長領域とする3つの調光層
を、それぞれの面方向に並置したものを、一つの表示画
素として、その表示画素を複数、並置するようにしても
よい。
【0073】
【発明の効果】上述したように、この発明の調光素子に
よれば、反射スペクトル幅が広くなるとともに、反射率
が高くなって、表示素子として用いた場合、十分な明
度、彩度および階調表現が得られる。また、この発明の
調光素子製造方法によれば、そのような調光素子を容易
かつ確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の調光素子製造方法の第1の例を示す
断面図である。
【図2】図1の方法によって得られる調光素子を示す断
面図である。
【図3】この発明の調光素子製造方法の第2の例を示す
断面図である。
【図4】図3の方法によって得られる調光素子を示す断
面図である。
【図5】この発明の反射型カラー表示装置の一例を示す
断面図である。
【図6】従来の調光素子製造方法およびこれによって得
られる調光素子の一例を示す断面図である。
【図7】従来の調光素子製造方法およびこれによって得
られる調光素子の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 セル 11,13 透明基板 12,14 透明電極 20,30 混合物 21 液晶ポリマー層 23 混合層 22,24 液晶分子 31,35 ネットワーク 32,36 液晶分子 33,37 ネットワーク層 40R,40G,40B 調光素子 41,41R,41G,41B 調光層 101,102 可干渉光 103 紫外光

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1光学媒質層および第2光学媒質層が交
    互に積層され、 前記第1光学媒質層は、外部からの刺激の有無または程
    度に応じて、少なくとも、一軸性光学媒質の光学主軸
    が、当該調光素子に垂直な方向を軸として螺旋状に配列
    される状態と、当該調光素子に垂直な方向に一様に配列
    される状態とを、とりうるものとされ、 前記第2光学媒質層は、外部からの刺激のいかんにかか
    わらず、屈折率が一定またはほぼ一定とされた、 ことを特徴とする調光素子。
  2. 【請求項2】請求項1の調光素子において、 前記第1光学媒質層の一軸性光学媒質が形成する螺旋構
    造の螺旋ピッチが、その螺旋構造による選択反射の波長
    が400nm以下となるピッチであることを特徴とする
    調光素子。
  3. 【請求項3】請求項1の調光素子において、 前記第1光学媒質層が、コレステリック液晶、またはカ
    イラル剤とネマティック液晶との混合物、もしくは当該
    調光素子に垂直な方向を軸として螺旋状に形成されたポ
    リマーと、これに沿って配向するネマティック液晶との
    混合体からなることを特徴とする調光素子。
  4. 【請求項4】請求項1の調光素子において、 前記第2光学媒質層が、無機もしくは有機の透明薄膜
    層、または当該調光素子に垂直な方向に一様に配列され
    た液晶を含む層、もしくは当該調光素子に垂直な方向に
    直線状に形成されたポリマーと、これに沿って配向する
    ネマティック液晶との混合体からなることを特徴とする
    調光素子。
  5. 【請求項5】内面に透明電極を形成した透明基板と、内
    面に電極を形成した基板とを、所定の間隔で対向させた
    セルに、光重合性液晶化合物と、コレステリック液晶、
    またはカイラル剤を混入した正の誘電率異方性を有する
    ネマティック液晶との混合物を注入し、 その後、前記セルに垂直な方向に外場を印加しつつ、前
    記セルの両面から前記セルに同位相の可干渉光を照射す
    る、 ことを特徴とする調光素子製造方法。
  6. 【請求項6】内面に透明電極を形成した透明基板と、内
    面に電極を形成した基板とを、所定の間隔で対向させた
    セルに、光重合性カイラル化合物と正の誘電率異方性を
    有するネマティック液晶との混合物を注入し、 その後、前記セルに垂直な方向に外場を印加しつつ、前
    記セルの両面から前記セルに同位相の可干渉光を照射
    し、 その後、外場を印加しないで前記セルに紫外光を照射す
    る、 ことを特徴とする調光素子製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1の調光素子を反射型表示素子とし
    て用いた反射型カラー表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6190673B1 (en) 1996-12-20 2001-02-20 The Procter & Gamble Company Gel compositions containing gellants in the form of alkyl amides of tri-carboxylic acids
JP2009508154A (ja) * 2005-09-08 2009-02-26 ソントル・ナショナル・ドゥ・ラ・ルシェルシュ・サイエンティフィーク(シーエヌアールエス) より広範な光反射帯域を有する液晶材料を製造する方法

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