JPH10202846A - スクリーン印刷におけるクリーニング方法及びその装置 - Google Patents
スクリーン印刷におけるクリーニング方法及びその装置Info
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- JPH10202846A JPH10202846A JP911797A JP911797A JPH10202846A JP H10202846 A JPH10202846 A JP H10202846A JP 911797 A JP911797 A JP 911797A JP 911797 A JP911797 A JP 911797A JP H10202846 A JPH10202846 A JP H10202846A
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- JP
- Japan
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- screen plate
- housing
- back surface
- blades
- screen
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-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/10—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
- H05K3/12—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns
- H05K3/1216—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by screen printing or stencil printing
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- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スクリーン版の裏面を初めとして必要により
表面までも清明にクリーニングするための方法とその装
置を提供する。 【解決手段】 剛性薄板からなる一対のブレード４，４
ａを条溝状の天部開口５を形成する天板６，６に互いに
傾斜しそれらの上端部が最も近接する状態で離間し相対
向して突設した筺体２と、該筺体２の天板６，６に固定
して前記ブレード４，４ａを振動させる超音波振動子
７，７と、前記ブレード４，４ａの一方の上端部がスク
リーン版１の裏面に摺接可能に筺体２を左右へ傾動させ
る軸支部３及び傾動装置１２とから構成した。
表面までも清明にクリーニングするための方法とその装
置を提供する。 【解決手段】 剛性薄板からなる一対のブレード４，４
ａを条溝状の天部開口５を形成する天板６，６に互いに
傾斜しそれらの上端部が最も近接する状態で離間し相対
向して突設した筺体２と、該筺体２の天板６，６に固定
して前記ブレード４，４ａを振動させる超音波振動子
７，７と、前記ブレード４，４ａの一方の上端部がスク
リーン版１の裏面に摺接可能に筺体２を左右へ傾動させ
る軸支部３及び傾動装置１２とから構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明はスクリーン印刷に
おけるクリーニング装置に関するもので、特に印刷終了
後のスクリーン版に付着した印刷材料その他の物（以下
残渣という）を掻き取ってその後の印刷の精度を向上さ
せるためにクリーニング（清拭）をする装置に関する。
おけるクリーニング装置に関するもので、特に印刷終了
後のスクリーン版に付着した印刷材料その他の物（以下
残渣という）を掻き取ってその後の印刷の精度を向上さ
せるためにクリーニング（清拭）をする装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】電子回路基板等のスクリーン印刷におい
ては、ステンレススチール等の薄板にパターン孔を形成
してなるメタル又はメッシュのスクリーン版を被印刷物
（基板）の上に載置し、特殊インキ等の印刷材料を収納
したスキージ装置でスクリーン版上面を移動させると、
２枚の剛性薄板からなるスキージブレード間から印刷材
料がスクリーン版上に進入し、スキージブレードの一方
がへらの作用をして印刷材料をパターン孔内に押し込
み、被印刷物の上面に載着するというものである。
ては、ステンレススチール等の薄板にパターン孔を形成
してなるメタル又はメッシュのスクリーン版を被印刷物
（基板）の上に載置し、特殊インキ等の印刷材料を収納
したスキージ装置でスクリーン版上面を移動させると、
２枚の剛性薄板からなるスキージブレード間から印刷材
料がスクリーン版上に進入し、スキージブレードの一方
がへらの作用をして印刷材料をパターン孔内に押し込
み、被印刷物の上面に載着するというものである。
【０００３】したがって、スクリーン版のパターン孔に
進入した印刷材料は、そのパターン孔内に残って目詰ま
りを生じさせたり、若しくは、パターン孔の回りでスク
リーン版の裏面に付着して残ることがあり、このような
スクリーン版をそのまま次回のスクリーン印刷に用いる
と、スクリーン印刷の精度が低下することは周知事項と
して広く知られている。
進入した印刷材料は、そのパターン孔内に残って目詰ま
りを生じさせたり、若しくは、パターン孔の回りでスク
リーン版の裏面に付着して残ることがあり、このような
スクリーン版をそのまま次回のスクリーン印刷に用いる
と、スクリーン印刷の精度が低下することは周知事項と
して広く知られている。
【０００４】そこで、このような不都合を解消するため
に、スクリーン印刷の都度、スクリーン版のクリーニン
グをすることが一般化している。スクリーン版のクリー
ニング方法としては、先ず第１に、印刷終了後のスクリ
ーンの主表下面としての裏面に液状溶剤を直接吹きかけ
て該裏面に回った不要な残渣を除去するものである。第
２は、ロール状の合成紙又は布帛の円周表面で前記裏面
を清掃して残渣を拭き取るものである。第３は、スキー
ジブレードにロール状の合成紙又は布帛を被覆し前記裏
面を清掃して残渣を拭き取るものである。第４に、クリ
ーニング方向の前後に各１枚計２枚のクリーニングブレ
ードを結合させてスクリーン版のパターン孔を目詰まり
させている残渣を、上記結合された２枚のブレード間に
圧搾空気を使って吹き落としたり、真空引きで吸い取っ
たりすることを併用するものである。
に、スクリーン印刷の都度、スクリーン版のクリーニン
グをすることが一般化している。スクリーン版のクリー
ニング方法としては、先ず第１に、印刷終了後のスクリ
ーンの主表下面としての裏面に液状溶剤を直接吹きかけ
て該裏面に回った不要な残渣を除去するものである。第
２は、ロール状の合成紙又は布帛の円周表面で前記裏面
を清掃して残渣を拭き取るものである。第３は、スキー
ジブレードにロール状の合成紙又は布帛を被覆し前記裏
面を清掃して残渣を拭き取るものである。第４に、クリ
ーニング方向の前後に各１枚計２枚のクリーニングブレ
ードを結合させてスクリーン版のパターン孔を目詰まり
させている残渣を、上記結合された２枚のブレード間に
圧搾空気を使って吹き落としたり、真空引きで吸い取っ
たりすることを併用するものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例はいずれも一長一短である。例えば、第１の例で
は、吹き付けられた溶剤に溶け込み前記裏面直下に落ち
込んだ不要残渣としての印刷材料の後処理が必要となり
面倒である。第２の例では、印刷材料中の溶剤や微量の
油類等は比較的除去されやすいのであるが、固形物とし
ての微小な半田等の粒が残りがちとなる。第３の例で
は、半田を含め高粘性、液状のものの除去をし得るもの
の連続印刷の過程で除去に問題がある。第４の例も以上
と同様である。より精彩な印刷パターンの印刷を実現す
るため清明なスクリーン版の裏面クリーニングの可否に
より、精彩パターンの印刷の実現の可否が掛かる重要な
印刷の課題となり、該スクリーン裏面清拭の確実清明な
クリーニングの必要性が増している。また、スクリーン
裏面の清拭・クリーニング後の残渣固形物の微小な堆積
が該スクリーン裏面下部の印刷物支持部（コンベアー
等）にあり、該堆積により印刷の際に該スクリーン裏面
下部と接触して、該スクリーン版の水平・平準を妨げ、
微細・高密度の安定した連続印刷を阻害する大きな要因
となっている。同様に、該スクリーンの上面のクリーニ
ングが、微細・高密度の安定した連続印刷に不可欠の要
素であり、特にパターンが０．３ｍｍ以下にては、上面
の残渣がショウト・クズレ及び不良版離れの要因にな
る。
来例はいずれも一長一短である。例えば、第１の例で
は、吹き付けられた溶剤に溶け込み前記裏面直下に落ち
込んだ不要残渣としての印刷材料の後処理が必要となり
面倒である。第２の例では、印刷材料中の溶剤や微量の
油類等は比較的除去されやすいのであるが、固形物とし
ての微小な半田等の粒が残りがちとなる。第３の例で
は、半田を含め高粘性、液状のものの除去をし得るもの
の連続印刷の過程で除去に問題がある。第４の例も以上
と同様である。より精彩な印刷パターンの印刷を実現す
るため清明なスクリーン版の裏面クリーニングの可否に
より、精彩パターンの印刷の実現の可否が掛かる重要な
印刷の課題となり、該スクリーン裏面清拭の確実清明な
クリーニングの必要性が増している。また、スクリーン
裏面の清拭・クリーニング後の残渣固形物の微小な堆積
が該スクリーン裏面下部の印刷物支持部（コンベアー
等）にあり、該堆積により印刷の際に該スクリーン裏面
下部と接触して、該スクリーン版の水平・平準を妨げ、
微細・高密度の安定した連続印刷を阻害する大きな要因
となっている。同様に、該スクリーンの上面のクリーニ
ングが、微細・高密度の安定した連続印刷に不可欠の要
素であり、特にパターンが０．３ｍｍ以下にては、上面
の残渣がショウト・クズレ及び不良版離れの要因にな
る。
【０００６】そこで、この発明はスクリーン版の裏面を
初めとして必要により表面までも清明にクリーニングす
るための方法とその装置を提供する。
初めとして必要により表面までも清明にクリーニングす
るための方法とその装置を提供する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるスクリ
ーン版のクリーニング方法は、スクリーン版の裏面に横
断方向で上端部が摺接する一対の剛性薄板のブレード
を、互いに傾斜しそれらの上端部が最も近接する状態で
離間して、条溝状の天部開口に設けた筐体を揺動可能に
保持するとともに、前記ブレードの一方を印刷後のスク
リーン版の裏面に接触して振動させながらスクリーン版
又は筺体を移動することにより、スクリーン版の裏面の
残渣を前記一方のブレードで掻き取り、かつ、前記筺体
内に収納することを特徴とする。
ーン版のクリーニング方法は、スクリーン版の裏面に横
断方向で上端部が摺接する一対の剛性薄板のブレード
を、互いに傾斜しそれらの上端部が最も近接する状態で
離間して、条溝状の天部開口に設けた筐体を揺動可能に
保持するとともに、前記ブレードの一方を印刷後のスク
リーン版の裏面に接触して振動させながらスクリーン版
又は筺体を移動することにより、スクリーン版の裏面の
残渣を前記一方のブレードで掻き取り、かつ、前記筺体
内に収納することを特徴とする。
【０００８】この発明にかかるスクリーン版のクリーニ
ング装置は、剛性薄板からなる一対のブレードを条溝状
の天部開口に互いに傾斜しそれらの上端部が最も近接す
る状態で離間し相対向して突設した筺体と、該筺体に固
定して前記ブレードを振動させる振動子と、前記ブレー
ドの一方の上端部がスクリーン版の裏面に摺接可能に前
記筺体を揺動可能に支持する軸支部とからなることを特
徴とする。また、剛性薄板からなる一対のブレードを条
溝状の天部開口に互いに傾斜しそれらの上端部が最も近
接する状態で離間し相対向して突設した筺体と、前記ブ
レードの一方の上端部がスクリーン版の裏面に摺接可能
に前記筺体を揺動可能に支持する軸支部と、及び、前記
筺体を前記軸支部を中心として左右いずれかに傾動させ
る傾動装置とからなることを特徴とする。
ング装置は、剛性薄板からなる一対のブレードを条溝状
の天部開口に互いに傾斜しそれらの上端部が最も近接す
る状態で離間し相対向して突設した筺体と、該筺体に固
定して前記ブレードを振動させる振動子と、前記ブレー
ドの一方の上端部がスクリーン版の裏面に摺接可能に前
記筺体を揺動可能に支持する軸支部とからなることを特
徴とする。また、剛性薄板からなる一対のブレードを条
溝状の天部開口に互いに傾斜しそれらの上端部が最も近
接する状態で離間し相対向して突設した筺体と、前記ブ
レードの一方の上端部がスクリーン版の裏面に摺接可能
に前記筺体を揺動可能に支持する軸支部と、及び、前記
筺体を前記軸支部を中心として左右いずれかに傾動させ
る傾動装置とからなることを特徴とする。
【０００９】したがって、筺体又はスクリーン版が移動
すると、筺体が揺動し進行方向側へ傾斜してブレードの
一方が進行方向に対し迎角で傾斜することにより、スク
リーン版面の残渣を掻き取り筺体内に収納する。
すると、筺体が揺動し進行方向側へ傾斜してブレードの
一方が進行方向に対し迎角で傾斜することにより、スク
リーン版面の残渣を掻き取り筺体内に収納する。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図に
基づき説明する。図１に示すように、スクリーン版１の
下面に筺体２を軸支部３で揺動可能に支持し、筺体２の
上面には一対のブレード４，４が相対向し互いに傾斜し
てハ字形で条溝状の天部開口５を形成する天板６，６の
端部に固定されており、天板６，６には超音波振動子
７，７がそれぞれ固定されている。
基づき説明する。図１に示すように、スクリーン版１の
下面に筺体２を軸支部３で揺動可能に支持し、筺体２の
上面には一対のブレード４，４が相対向し互いに傾斜し
てハ字形で条溝状の天部開口５を形成する天板６，６の
端部に固定されており、天板６，６には超音波振動子
７，７がそれぞれ固定されている。
【００１１】ブレード４はスクリーン版１の横断方向
（幅すなわち図面の奥行き方向）へ延伸する金属又は合
成樹脂の剛性薄板からなり、上端部がスクリーン版１に
接触でき、下端部は天板６の相対向する傾斜端面に固定
支持されている。筺体２は同じくスクリーン版１の横断
方向へブレード４，４ａと平行に延伸し、端部側板２
ａ，２ａに軸支部３，３を有し、該軸支部３，３を中心
として前後方向へ揺動できる。軸支部３は適宜の支持台
等に軸支される。
（幅すなわち図面の奥行き方向）へ延伸する金属又は合
成樹脂の剛性薄板からなり、上端部がスクリーン版１に
接触でき、下端部は天板６の相対向する傾斜端面に固定
支持されている。筺体２は同じくスクリーン版１の横断
方向へブレード４，４ａと平行に延伸し、端部側板２
ａ，２ａに軸支部３，３を有し、該軸支部３，３を中心
として前後方向へ揺動できる。軸支部３は適宜の支持台
等に軸支される。
【００１２】天板６は筺体２の前後の側板上端部にねじ
等にて固定された剛性板で超音波振動子７の振動をブレ
ード４，４ａに伝達する役目を果す。超音波振動子７は
機械的な電動バイブレーターに代えてもよい（これらを
振動子と称す）が、それが起振されてブレード４，４ａ
を振動させることによってスクリーン版１の裏面の残渣
を振るい落として清拭する。筺体２には適宜の吸引管等
を接続して内部に収納する残渣を吸い込んで排出できる
構成とするもよく、また、適宜の排出口を設けて残渣を
下方へ落下させるようにしてもよい。
等にて固定された剛性板で超音波振動子７の振動をブレ
ード４，４ａに伝達する役目を果す。超音波振動子７は
機械的な電動バイブレーターに代えてもよい（これらを
振動子と称す）が、それが起振されてブレード４，４ａ
を振動させることによってスクリーン版１の裏面の残渣
を振るい落として清拭する。筺体２には適宜の吸引管等
を接続して内部に収納する残渣を吸い込んで排出できる
構成とするもよく、また、適宜の排出口を設けて残渣を
下方へ落下させるようにしてもよい。
【００１３】筺体２の底面には軸支部３を中心とする左
右の両端部側のいずれか一方にブラケット８が固定さ
れ、ブラケット８には軸９を介してピストンロッド１０
を回動可能に連結し、ピストンロッド１０をシリンダ１
１に進退可能に係合させ、シリンダ１１は適宜の支持部
に固定して傾動装置１２を設ける。ピストンロッド１０
がシリンダ１１から進退すると筺体２が軸支部３を中心
として矢示のように揺動することができる。
右の両端部側のいずれか一方にブラケット８が固定さ
れ、ブラケット８には軸９を介してピストンロッド１０
を回動可能に連結し、ピストンロッド１０をシリンダ１
１に進退可能に係合させ、シリンダ１１は適宜の支持部
に固定して傾動装置１２を設ける。ピストンロッド１０
がシリンダ１１から進退すると筺体２が軸支部３を中心
として矢示のように揺動することができる。
【００１４】したがって、ピストンロッド１０をシリン
ダ１１から突出させると、図２に示すようにブレード４
の上端部がスクリーン版１の裏面に接触する。また、ピ
ストンロッド１０をシリンダ１１に引き込めると図１に
示す状態を経てブレード４ａの上端部がスクリーン１の
裏面に接触することができる。なお、シリンダ１１はエ
ア供給源と接続して動作させるエアシリンダが良いが、
それに限定するものではない。また、傾動装置１２は他
の機械的な装置であってもよい。
ダ１１から突出させると、図２に示すようにブレード４
の上端部がスクリーン版１の裏面に接触する。また、ピ
ストンロッド１０をシリンダ１１に引き込めると図１に
示す状態を経てブレード４ａの上端部がスクリーン１の
裏面に接触することができる。なお、シリンダ１１はエ
ア供給源と接続して動作させるエアシリンダが良いが、
それに限定するものではない。また、傾動装置１２は他
の機械的な装置であってもよい。
【００１５】次に上記形態の作用を説明すると、スクリ
ーン版１の裏面の残渣を掻き取るときは、図２に示すよ
うに、傾動装置１２を操作して筺体２を図面の左方へ傾
斜させ、ブレード４の上端部をスクリーン版１の裏面に
接触させるとともに、ブレード４ａをスクリーン版１の
裏面から離れて隙間を持たせ、かつ、超音波振動子７を
起振させた後、スクリーン版１を矢示Ａ方向へ移動させ
ると、スクリーン版１のパターン孔１ａの裏面に付着し
た残渣１３が、図３に示すように、ブレード４に掻き取
られて天部開口５から筺体２内に収納される。
ーン版１の裏面の残渣を掻き取るときは、図２に示すよ
うに、傾動装置１２を操作して筺体２を図面の左方へ傾
斜させ、ブレード４の上端部をスクリーン版１の裏面に
接触させるとともに、ブレード４ａをスクリーン版１の
裏面から離れて隙間を持たせ、かつ、超音波振動子７を
起振させた後、スクリーン版１を矢示Ａ方向へ移動させ
ると、スクリーン版１のパターン孔１ａの裏面に付着し
た残渣１３が、図３に示すように、ブレード４に掻き取
られて天部開口５から筺体２内に収納される。
【００１６】なお、上記残渣掻き取り動作はスクリーン
版１を矢示Ａ方向へ移動させることにより行うのである
が、スクリーン版１を矢示Ｂ方向へ移動させる場合に
は、傾動装置を上記とは逆に動作させてブレード４ａの
上端部をスクリーン版１に接触させればよい。したがっ
て、スクリーン版１を往復移動させて矢示Ａ方向ではブ
レード４で、矢示Ｂ方向ではブレード４ａで、計２回の
掻き取りを行ってもよい。また、スクリーン版１の移動
によってその裏面の残渣１３を掻き取ることに限定する
ものではなく、スクリーン版１を固定し、筺体２と傾動
装置１２を移動可能に構成することにより、筺体２と傾
動装置を一体として矢示Ａ又はＢ方向へ移動させること
としてもよいのはいうまでもない。
版１を矢示Ａ方向へ移動させることにより行うのである
が、スクリーン版１を矢示Ｂ方向へ移動させる場合に
は、傾動装置を上記とは逆に動作させてブレード４ａの
上端部をスクリーン版１に接触させればよい。したがっ
て、スクリーン版１を往復移動させて矢示Ａ方向ではブ
レード４で、矢示Ｂ方向ではブレード４ａで、計２回の
掻き取りを行ってもよい。また、スクリーン版１の移動
によってその裏面の残渣１３を掻き取ることに限定する
ものではなく、スクリーン版１を固定し、筺体２と傾動
装置１２を移動可能に構成することにより、筺体２と傾
動装置を一体として矢示Ａ又はＢ方向へ移動させること
としてもよいのはいうまでもない。
【００１７】このような掻き取り動作において、図４に
示すように、ブレード４をスクリーン版１に強く押し付
けることにより、ブレード４自体が剛性薄板からなるの
で撓むことができ、ブレード４の残渣１３に対する迎角
度が小さくて残渣１３の掻き取り作業が効率的に行われ
る。
示すように、ブレード４をスクリーン版１に強く押し付
けることにより、ブレード４自体が剛性薄板からなるの
で撓むことができ、ブレード４の残渣１３に対する迎角
度が小さくて残渣１３の掻き取り作業が効率的に行われ
る。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、スクリ
ーン版の裏面にブレードの上端部が接触して振動し、か
つ、スクリーン版又はブレードを固定した筺体が移動す
ることにより、残渣を強制的に掻き取るようにしたの
で、スクリーン版の高い清拭が実行され、よって、スク
リーン印刷の精度の向上が図れ、また、連続印刷の画期
的な向上を図ることができる。
ーン版の裏面にブレードの上端部が接触して振動し、か
つ、スクリーン版又はブレードを固定した筺体が移動す
ることにより、残渣を強制的に掻き取るようにしたの
で、スクリーン版の高い清拭が実行され、よって、スク
リーン印刷の精度の向上が図れ、また、連続印刷の画期
的な向上を図ることができる。
【図１】この発明の実施の形態を示す断面概要図
【図２】残渣掻き取りの作用説明図
【図３】ブレードの拡大作用説明図
【図４】ブレードの拡大作用説明図
【符号の説明】 １…スクリーン版 ２…筺体 ３…軸 ４…ブレード ５…天部開口 ６…天板 ７…（超音波）振動子 １２…傾動装置 １３…残渣
Claims (3)
- 【請求項１】 スクリーン版の裏面に横断方向で上端部
が摺接する一対の剛性薄板のブレードを、互いに傾斜し
それらの上端部が最も近接する状態で離間して、条溝状
の天部開口に設けた筐体を揺動可能に保持するととも
に、前記ブレードの一方を印刷後のスクリーン版の裏面
に接触して振動させながらスクリーン版又は筺体を移動
することにより、スクリーン版の裏面の残渣を前記一方
のブレードで掻き取り、かつ、前記筺体内に収納するこ
とを特徴とするスクリーン印刷におけるクリーニング方
法。 - 【請求項２】 剛性薄板からなる一対のブレードを条溝
状の天部開口に互いに傾斜しそれらの上端部が最も近接
する状態で離間し相対向して突設した筺体と、該筺体に
固定して前記ブレードを振動させる振動子と、前記ブレ
ードの一方の上端部がスクリーン版の裏面に摺接可能に
前記筺体を揺動可能に支持する軸支部とからなることを
特徴とするスクリーン印刷におけるクリーニング装置。 - 【請求項３】 剛性薄板からなる一対のブレードを条溝
状の天部開口に互いに傾斜しそれらの上端部が最も近接
する状態で離間し相対向して突設した筺体と、前記ブレ
ードの一方の上端部がスクリーン版の裏面に摺接可能に
前記筺体を揺動可能に支持する軸支部と、及び、前記筺
体を前記軸支部を中心として左右いずれかに傾動させる
傾動装置とからなることを特徴とするスクリーン印刷に
おけるクリーニング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9009117A JP2909039B2 (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | スクリーン印刷におけるクリーニング方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9009117A JP2909039B2 (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | スクリーン印刷におけるクリーニング方法及びその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10202846A true JPH10202846A (ja) | 1998-08-04 |
| JP2909039B2 JP2909039B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=11711699
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9009117A Expired - Fee Related JP2909039B2 (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | スクリーン印刷におけるクリーニング方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2909039B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105128526A (zh) * | 2015-09-10 | 2015-12-09 | 苏州恩欧西精密机械制造有限公司 | 锡膏印刷网板的清洗方法 |
-
1997
- 1997-01-22 JP JP9009117A patent/JP2909039B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105128526A (zh) * | 2015-09-10 | 2015-12-09 | 苏州恩欧西精密机械制造有限公司 | 锡膏印刷网板的清洗方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2909039B2 (ja) | 1999-06-23 |
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