JP4039731B2 - ペーストのスクリーン印刷におけるスクリーン版クリーニング方法 - Google Patents

ペーストのスクリーン印刷におけるスクリーン版クリーニング方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクリーン版の下面所定位置プリント基板等の被印刷板を配置し、該スクリーン版の上面でスキージを摺動させることにより粘性印刷材料としての半田ペースト、導電性接着剤等のペーストを前記被印刷板に印刷するスクリーン印刷におけるスクリーン版のクリーニング方法に係り、殊に、スクリーン版上面のクリーニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のスクリーン印刷におけるスクリーン版上面のクリーニング方法としては、例えば、紙や布等のシート類を使用してスクリーン版上面に附着したペーストの残渣を拭き取って除去するいわゆる拭き取り方式や、スクリーン版の上面側に進退可能に設けたスクリーン版クリーニング装置の本体を該スクリーン版上面に沿って前進させることにより、該装置本体に水平軸線周りに回動可能に取り付けられていると共に、その横断方向に延在するクリーニング・ブレードで該スクリーン版上面に附着したペーストの残渣を掻き取ってクリーニングする方法が等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
スクリーン版上面をクリーニング・ブレードでクリーニングする上記公知の方法は、前記した他の公知の方法である拭き取り方式と異なり、消耗品である紙や布等のシート類の消費に伴うランニング・コストの増大を免れ得る点やシート類の配置、排出等の付加的作業を必要とせず、簡便かつ容易に実施できる点等でコスト的に有利であるが、次の如き問題点があった。
【0004】
すなわち、先ず第一に、スクリーン版上面のクリーニングによってクリーニング・ブレードの上面に堆積附着したペーストの残渣は回転ローラー等に附着させて除去していたため、十分に除去することができなかった。クリーニング・ブレードの上面に堆積附着したペーストの残渣を十分に除去せずにその上面に残留したままの状態において該ブレードを次回以降のクリーニングに使用すると、該残留残渣がクリーニング中スクリーン版上面の中央部領域にこぼれ落ちてスクリーン版の孔の目詰まりを生じさせたり、スクリーン版の側部にこぼれ落ちたりして、かえってスクリーン版を汚してしまうといった不都合な事態を発生させ易い。このような事態が発生した場合、従来はスクリーン印刷機の運転を一時停止して該ブレードの上面の残留残渣を人手をかけてきれいに清掃除去してやらなければならなかったため、印刷作業能率を阻害していた。第二に、印刷に使用されるペーストが半田ペースト、すなわち、半田合金の粉末粒子とその結合媒体としての高粘度液状フラックスとを練り合わせてクリーム状にしたペーストである場合には、該ペーストは、特に、空気に触れると、揮発成分の揮発や酸化等によって固まり易く、品質劣化を招来し易いといった特性を有するため、クリーニング・ブレードやこれと協動とする回転ローラー等のクリーニング部材に附着した半田残渣は全面的に空気にさらされて容易に品質が劣化して了い易く、このため、従来は該ブレード等から除去した半田残渣は、印刷不良の状態を惹起することを避けるため、回収して再利用することなく、いわゆる捨て半田として廃棄するのが普通であったので、この点では、残渣を紙等で拭き取って廃棄して了う上記拭き取り方式の場合と同様、印刷材料の浪費につながり、不経済であった。
【0005】
本発明は、上述した如き従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであって、スクリーン版の上面のクリーニングを紙や布等のシート類を要することなく、簡便かつ容易に実施できることは勿論のこと、クリーニング・ブレードによってスクリーン版上面から掻き取られて該ブレードに堆積附着したペーストの残渣を効率よくしかも全面的に除去してやることができると共に、クリーニング・ブレードそれ自体のクリーニングである該ペースト残渣の除去と該ペースト残渣の回収とを一動作で行うことができ、かつ回収された該ペースト残渣をスクリーン印刷のために容易に再利用することができるようにしたペーストのスクリーン印刷におけるスクリーン版クリーニング方法を提供することをその主たる目的とするものである。
【0006】
また、本発明の他の目的は、被印刷板としてのプリント基板に対する半田ペーストのスクリーン印刷におけるスクリーン版のクリーニングに実施して好適なスクリーン版クリーニング方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るペーストのスクリーン印刷におけるスクリーン版クリーニング方法は、スクリーン版の上面側に進退可能に設けたスクリーン版クリーニング装置の本体を該スクリーン版上面に沿って前進させることにより、該装置本体にその前後方向に直角な水平軸線周りに回動可能に取り付けられていると共に、その横断方向に延在するクリーニング・ブレードで該スクリーン版上面に附着したペーストの残渣を掻き取って該ブレードの上面に堆積附着させる策1の工程と、この第1工程の終了後、該ブレードの先端縁が前記装置本体に関して後方かつ実質的に水平方向を指向する回動角位置まで該ブレードを回動させてその上下両面を反転させる第2の工程と、その反転によって下向きとなった該ブレードの面に附着しているペースト残渣を、水平かつ前後方向に往復移動可能に設けられたキャリジに着脱自在に装着した横長の回収用容器内に、該回収用容器と一体に前進後退せしめられ、かつ該ブレード下面に下方から摺接するナイフエッジ状に形成した先端部を備えた横長の摺動板で摺り落として回収する第3の工程とからなり、回収されたペースト残渣をスクリーン印刷のためにそのまま又はフラックスを付加して再利用し得るようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明に係るスクリーン版クリーニング方法は、上記方法において、前記摺動板が前記回収用容器の前壁の内側にその上端部が該容器の上面を超えて上方に突出する態様で立設されていて、前記第3工程において、該回収用容器を後退させることにより、その後退に伴って該摺動板を前記クリーニング・プレード下面に下方から接触させた状態で後退させ、これにより該ブレード下面に附着しているペースト残渣を該摺動板で摺り落とすことをことを特徴とするものである。
【0009】
さらにまた、本発明に係るスクリーン版クリーニング方法は、上記いずれかの方法において、前記装置本体に前記クリーニング・ブレードを押圧するための押圧手段が設けられていて、前期第3工程において、該押圧手段を介して該ブレードの上方からその下面を前記摺動板の上端縁に押し付けた状態において該ブレード下面に付着しているペースト残渣を前記摺動板で摺り落とすことを特徴とするものである。
【0010】
そしてまた、本発明に係るスクリーン版クリーニング方法は、上記いずれかの方法において、前記ペーストが半田合金の粉末粒子と高粘度液状フラックスとを練り合わせてクリーム状にした半田ペーストであることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明につき、本発明方法を実施するための装置及びその作動態様を図示した添付図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
図1及び2は、被印刷板としてのプリント基板に対する半田ペーストのスクリーン印刷におけるスクリーン版クリーニング方法の実施に特に好適なスクリーン版クリーニング装置の一例を示すものであり、その装置本体は、スクリーン印刷機(図示してない)にセットされるスクリーン版2の上面に沿って前後方向に往復移動できるようガイドレール3に装着され、駆動機構(図示してない)によって往復移動せしめられるようになっている。4及び5は該装置本体1の側壁で、枠部材を介して互いに平行に配設されている。
【0013】
前記装置本体1には、その両側壁4、5間に、剛性金属薄板からなるクリーニング・ブレード6が該装置本体の移動方向と直交する水平軸線周りに回動可能に延設されている。図示の例にあっては、該クリーニング・ブレード6は、前記両側壁4、5間に該装置本体の移動方向と直交する水平軸線周りに回動可能に支承されていて、伝動装置を含む駆動機構(図示してない)を介して所定の回動角範囲に亘って回転駆動される回動軸7にその軸線に沿って突設されており、該回動軸7の回動に伴ってこれと一体に回動せしめられるようになっている。そして、該クリーニング・ブレード6は、その先端縁6Aをスクリーン版2の上面に接触させた状態で装置本体1を前進させると、これに伴って、該スクリーン版の上面を摺動しながら。スクリーン版上面に附着して残留する半田ペーストの残渣Rを掻き取って該スクリーン版上面をクリーニングすることができるように形成されている。このようにしてクリーニング・ブレード6によって掻き取られた半田ペーストの残渣Rは、図1に示すように、該ブレード6の上面に堆積し、附着するが、半田ペーストは硬度の粘性を有するため、附着したペースト残渣R′、該ブレード5を図2で示すように反転させても重力で自然に落下することはない。
【0014】
前記した装置本体1の両側壁4、5間には、クリーニング・ブレード6を突設した前記回動軸7が支承されている部位よりも後方に、該ブレード6によって掻き取られたペースト残渣R′を回収するための回収用容器8が水平かつ前後方向に往復移動可能に設けられている。図示の例にあっては、この回収用容器7は、上面を開口させた細長い長方形の函体であり、装置本体1の両側壁4、5の各内側に設けた前後一対のブラケット9、9間に水平に固定した案内棒10に案内されて前後方向に往復摺動し得る左右一対のスライダ11に連結されていて、該スライダ11と一体に往復動し得るよう横断方向に延設された細長い長方形容器状のキャリジ12に着脱自在に嵌着されている。
【0015】
前記キャリジ12が連結されている前記左右一対のスライダ11は、装置本体1の両側壁4、5の前端部間に延在する枠部材13の各側壁4、5寄りの部位に基端部が固定されていると共に、ピストンロッド14Aの先端部がスライダ11の突起部11Aに連結されている左右一対のエアシリンダ14によって前後方向に所定のストロークSにわたって往復運動せしめられるようになっている。このようにして、スライダ11がエアシリンダ14によって往復運動せしめられると、これに伴ってキャリジ12、したがって又、これに嵌着された回収用容器8も該スライダ11と一体に前後方向に往復運動せしめられる。
【0016】
符号15は、後述するように、クリーニング・ブレード6でスクリーン版2の上面に附着して残留する半田ペーストの残渣Rを掻き取って該ブレード6上面に堆積附着させた後、該ブレード6の上下両面を反転させ、その反転によって下向きとなった該ブレードの面に附着しているペースト残渣R′を、該ブレード面に下方から摺接させて前記回収用容器8内に摺り落とすための摺動板である。この摺動板15は、図示の例にあっては、前記回収用容器8の前壁8Aの内側に、その上端部15Aが該容器8の上面を越えて上方に突出する態様で立設されており、その上端部15Aはすくい角を有するナイフエッジ状に形成すると共に、該回収用容器8の内方に若干傾斜させた構成としてある。したがって、該摺動板15は、該回収用容器8の前進後退に伴って、これと一体に前進後退せしめられるようになっている。
【0017】
前記した回収用容器8の前進開始位置であると共に後退端位置としての休止位置は、図示の例にあっては、図2において該容器が破線で示されている位置であり、他方、該容器8の前進端位置は、同図において該容器が実線で示されている位置であるが、その容器8の前進端位置は、前記したクリーニング・ブレード6をその先端縁6Aが装置本体1に関して後方かつ実質的に水平方向を指向する回動角位置まで回動させてその上下両面を反転させた場合に、該ブレード8の先端縁6Aが回収用容器8の内側空所の上方、好ましくは、該容器8の内側空所の後壁8B寄りの上方に位置するように設定される。また、前記した摺動板6は、そのナイフエッジ状先端部15Aの上端縁の高さ位置が、クリーニング・ブレード8を前記の如く反転させた場合に、該摺動板15の先端部15Aの上端縁が該ブレード8の下面に下方から摺接し得る高さとなるように形成されている。
【0018】
図3は、図1及び図2に示した装置の改変例を示すもので、この例においては、クリーニング・ブレード6を押圧するための押圧手段としての押圧板16を設け、上述した如くしてブレード6の上下両面を反転させた後、該押圧板16を介して該ブレード6の上方からその下面を前記摺動板15の先端部15Aの先端縁に押しつけた状態において該ブレード下面に附着している半田ペーストの残渣R′を該摺動板15で摺り落とすことができるようにしたものであり、この点が図1及び2に示した装置と異なる点であり、この点以外の構成部分は該装置のそれと同一であるので、その説明は省略する。
【0019】
前記した押圧板16は、図示の例では、装置本体1の両側壁4、5間に該装置本体の移動方向と直交する水平軸線周りに回動可能に軸設されている。すなわち、該押圧板16は、該両側壁4、5の後部寄りの部位に該装置本体1の移動方向と直交する水平軸線周りに回動可能に支承されていて、伝動装置を含む駆動機構(図示してない)を介して所定の回動角範囲に亘って回転駆動される回転軸17に、その軸線に沿い、かつ先端部16Aが装置本体1に関して前方を向いた態様で突設されており、該回動軸17の回動に伴ってこれと一体に回動せしめられるようになっている。押圧板16は、図示の例では、図3及び図4(A)に仮想線で示されているように、常態においては、その先端部16Aが前方斜め上方を指向しているが、クリーニング・ブレード8を前記の如くして反転させてその下面を前記摺動板15の先端部15Aの先端縁に接触させた状態において該押圧板16を図3及び図4(A)において仮想線で示した位置からその先端部16Aが装置本体1に関して前方かつ実質的に水平方向を指向するまで反時計方向へ回転させると、該先端部16Aがクリーニング・ブレード8の上面に重なり合うようにレード8の下面を前記摺動板先端部15Aの先端縁に押しつける作用を営むように構成されている。
【0020】
図示の例にあっては、前記押圧板16の先端部16Aにはその下面側に細長い板状の重錘16Bが横断方向に延設されており、この重錘16Bの重力作用により、クリーニング・ブレード8を前記の如き状態で押圧するように構成されているが、重錘16Bに代えて、回動軸17にねじりコイルばね(図示してない)等のばねを設け、該ばねで押圧板16を反時計方向に附勢し、これによって該押圧板に押圧作用を営ませるようにしてもよい。また、押圧板16は、その回動軸17を前記したスライダ11又はキャリジ12に枢支させることによって、回収用容器8と一体に往復移動できるようにしてもよい。
【0021】
本発明方法は、上記した装置により次に述べる如き順序で公知のシーケンス制御機構を介して実施される。すなわち、スクリーン印刷機のスキージによるスクリーン印刷工程の終了後、装置本体1を、図1に示すように、クリーニング・ブレード6の先端縁6Aをスクリーン版2の上面に接触させた状態で装置本体1を矢印Xの方向に移動させると、すなわち、前進させると、該ブレード6は、これに伴って、該スクリーン版2の上面に附着して残留するペーストの残渣Rを掻き取ってこれをその上面に附着堆積させる。次いで、図2に示すように、該ブレード6の先端縁6Aが装置本体1に関して後方かつ実質的に水平方向を指向する回動角位置まで該ブレード6を回動させてその上下両面を反転させるが、この反転操作に先立って、回収用容器8を図1で実線で示した位置、すなわち、その休止位置から図2で実線で示した位置、すなわち、その前進端位置まで前進させておく。そして、クリーニング・ブレード6を前記の如く反転させることによって下向きとなった該ブレード6の面に附着しているペースト残渣R′を、その直下である前記前進端位置に位置させた該回収用容器8内に、該ブレード下面に摺動板15の先端部15Aの先端縁を接触させた状態で該容器8をキャリジ12を介して後退させることによって該摺動板15で摺り落として収集し、回収した該容器8は図2で破線で示した位置、すなわち、原位置である休止位置に復帰し、そこで次回のクリーニングの実施のために待機する。
【0022】
図1及び2に示した装置の改変例としての図3に示したものにあっては、クリーニング・ブレード6の押圧手段としての押圧板16は、クリーニング・ブレード6が前記の如くして反転せしめられ、その下面が摺動板15の先端部15Aの先端縁に接触せしめられると、図3及び図4(A)において仮想線で示されている位置から反時計方向に回転されて、前述したように、その先端部16Aで該ブレード6をその上方から押圧してその下面を摺動板先端部15Aの先端縁に押しつける。この押圧板15の押圧作用は該ブレード6を該押圧板と摺動板15とで上下に挟持する機能を発揮するので、この状態において回収用容器8を後退させると、図4の(B)、(C)に示すように、該ブレード6の下面に附着しているペースト残渣R′はしごかれるようにして摺り落とされるので、より一層効率よくしかも全面的かつ確実に除去清掃してやることができる。この場合、容器8はその容量が相当大きいので残渣Rを大量に回収して容納することができると共に、それに容納された残渣はその表面を除いて空気に触れないので、それが半田ペーストである場合でも、酸化や固化を起こしにくく、したがって、容器8を取り外して回収された該ペースト残渣をそのまま又は必要に応じてフラックスを補給して練り合わせてやることによって、スクリーン印刷のために容易に再利用することが可能となる。なお、図3に示した例にあっては、本発明方法の第3工程終了後、図4に(E)に示すように、クリーニング・ブレード6に先立って、押圧板16が原位置に復帰せしめられる。
【0023】
かようにして、本発明によれば、スクリーン版の上面のクリーニングを紙や布等のシート類を要することなく、簡便かつ容易に実施できることは勿論のこと、クリーニング・ブレードによってスクリーン板上面から掻き取られて該ブレードに堆積附着したペーストの残渣を効率よくしかも全面的に除去してやることができると共に、クリーニング・ブレードそれ自体のクリーニングである該ペースト残渣の除去と該ペースト残渣の回収とを一動作で行うことができ、かつ回収された該ペースト残渣をスクリーン印刷のために容易に再利用することが可能となり、幾多の実益を発揮することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するための装置の一例にあって、クリーニング゛・ブレードでスクリーン版上面のペースト残渣を掻き取っている状態を示す側面模式図。
【図2】クリーニング・ブレードによって掻き取られたペースト残渣を摺動板で摺り落として回収用容器内に収集、回収する状態を示す図1の装置の側面模式図。
【図3】図1及び図2に示した装置の改変例であって、押圧手段の動作の態様を示す図2と同様の側面模式図。
【図4】図3に示した押圧手段を介してクリーニング・ブレードの上方からその下面を摺動板の先端縁に押しつけた状態において該ブレード下面に附着しているペースト残渣を該摺動板で回収用容器内に摺り落とす過程及びその直後の状態を順次的に示した説明図。
【符号の説明】
1 装置本体
2 スクリーン版
P プリント基板
6 クリーニング・ブレード
6A ブレードの先端縁
R ペーストの残渣
8 回収用容器
15 摺動板
15A 摺動板の先端縁
16 押圧手段

Claims (4)

  1. スクリーン版の上面側に進退可能に設けたスクリーン版クリーニング装置の本体を該スクリーン版上面に沿って前進させることにより、該装置本体にその前後方向に直角な水平軸線周りに回動可能に取り付けられていると共に、その横断方向に延在するクリーニング・ブレードで該スクリーン版上面に附着したペーストの残渣を掻き取って該ブレードの上面に堆積附着させる策1の工程と、この第1工程の終了後、該ブレードの先端縁が前記装置本体に関して後方かつ実質的に水平方向を指向する回動角位置まで該ブレードを回動させてその上下両面を反転させる第2の工程と、その反転によって下向きとなった該ブレードの面に附着しているペースト残渣を、水平かつ前後方向に往復移動可能に設けられたキャリジに着脱自在に装着した横長の回収用容器内に、該回収用容器と一体に前進後退せしめられ、かつ該ブレード下面に下方から摺接するナイフエッジ状に形成した先端部を備えた横長の摺動板で摺り落として回収する第3の工程とからなり、回収されたペースト残渣をスクリーン印刷のためにそのまま又はフラックスを付加して再利用し得るようにしたことを特徴とするペーストのスクリーン印刷におけるスクリーン版クリーニング方法。
  2. 前記摺動板が前記回収用容器の前壁の内側にその上端部が該容器の上面を超えて上方に突出する態様で立設されていて、前記第3工程において、該回収用容器を後退させることにより、その後退に伴って該摺動板を前記クリーニング・プレード下面に下方から接触させた状態で後退させ、これにより該ブレード下面に附着しているペースト残渣を該摺動板で摺り落とすことを特徴とする請求項1に記載のスクリーン版クリーニング方法。
  3. 前記装置本体に前記クリーニング・ブレードを押圧するための押圧手投が設けられていて、前記第3工程において、該押圧手段を介して該ブレードの上方からその下面を前記摺動板の上端縁に押しつけた状態において該ブレード下面に附着しているペースト残渣を前記摺動板で摺り落とすことを特徴とする請求項1又は2に記載のスクリーン版クリーニング方法。
  4. 前記ペーストが半田合金の粉末粒子と高粘度液状フラックスとを練り合わせてクリーム状にした半田ペーストであることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のスクリーン版クリーニング方法。
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