JPH10201912A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH10201912A
JPH10201912A JP9008471A JP847197A JPH10201912A JP H10201912 A JPH10201912 A JP H10201912A JP 9008471 A JP9008471 A JP 9008471A JP 847197 A JP847197 A JP 847197A JP H10201912 A JPH10201912 A JP H10201912A
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ball
winning
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variable
game
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JP9008471A
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English (en)
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Satoru Yuzawa
哲 湯澤
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Universal Entertainment Corp
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Aruze Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 可変表示が停止した時の図柄の組み合わせが
「当たり」になる確率を比較的高い一定の確率に設定し
て図柄変動に対する遊技者の期待に応えると共に、全体
の入賞率は一定に保持されるようにして遊技店側にとっ
て適切な出玉率(利益率)が確保される弾球遊技機を提
供する。 【解決手段】 制御手段60は、所定の条件に基づいて
値が加算されるカウンタのカウント値が所定値以上であ
れば、可変表示部49を作動させる時間を相対的に短
く、且つ可変入賞装置53を遊技者にとって有利な状態
に変換する時間を相対的に長くする。上記カウント値が
所定値未満であれば、可変表示部49を作動させる時間
を相対的に長く、且つ可変入賞装置53を遊技者にとっ
て有利な状態に変換する時間を相対的に短くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技中所定の遊技
条件が成立した場合に、予め設定した入賞確率に従って
入賞判定を行う弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような入賞判定を行う弾球
遊技機として、図7に示す型式のパチンコ遊技機1が知
られている(例えば、特開平2−286183号)。こ
れは、遊技盤面2上に、後述の球発射装置から発射され
た遊技球(パチンコ球)を遊技盤面2の上部に導くガイ
ドレールや一般的な入賞口及びアウト口11を有するほ
か、遊技球が通過できる通過領域を構成している左右1
対のゲート3L,3Rと、各ゲートの下方位置に配置さ
れた1対の可変表示器4L,4Rから成る第1の可変表
示部(例えば「普通図柄表示器」と称される)と、これ
の下方位置に配置された可変入賞装置5から成る変動型
始動口と、左,中央,右の3つの表示窓を有する可変表
示装置6から成る第2の可変表示部(例えば「特別図柄
表示器」と称される)と、変動型始動口(可変入賞装置
5)の下方位置に配置されたアタッカと呼ばれる扉開閉
式の変動入賞装置7とを備えて構成されている。なお、
変動型始動口は、これに遊技球が入ることにより、後述
のように変動入賞装置7の扉を開くための入賞判定を行
うように定められた特定の入賞口である。遊技盤面に
は、変動型始動口のほかに一般の可変入賞装置も設けら
れる。
【0003】遊技盤面2のすぐ下側には、遊技球が送り
込まれる上皿8が設けられており、これに排出された遊
技球は1個ずつ、遊技盤の裏面側に設置された球送り装
置(図示省略)を介して後述の球発射装置に供給され
る。上皿8の下方には、下皿9及び遊技者が球発射操作
を行うための発射ハンドル10が設けられている。
【0004】この弾球遊技機においては、遊技者が発射
ハンドル10を操作することにより、球発射装置(図示
省略)から遊技盤面2上に向けて遊技球(パチンコ球)
が発射される毎に、予め設定された第1の入賞確率に従
って第1の入賞判定(「当たり」か否か。以下「当たり
判定」という。)を行い、その判定結果が「当たり」と
なった回数をカウントする。一方、遊技盤面2上に発射
された遊技球がゲート3L又は3Rを通過すると、前記
カウント値すなわち第1の当たり判定の結果が「当た
り」となった回数が所定値以上の場合には高確率、前記
カウント値が所定値未満のときは低確率で、第2の当た
り判定を行い、その判定結果が「当たり」のとき、変動
型始動口を遊技球が入賞しやすい状態に変換駆動する。
そして、この変動型始動口に遊技球が入賞すると、予め
設定された第3の入賞確率に従って第3の当たり判定を
行い、その判定結果が「当たり」のとき、変動入賞装置
7を遊技球が入賞できる状態に変換駆動する。
【0005】以上の動作のため、この種の弾球遊技機に
は、球発射装置から発射された遊技球を検出する発射球
センサと、所定の通過領域(ゲート)を通過する遊技球
を検出する通過球センサと、変動型始動口に入賞した遊
技球を検出する始動入賞球センサとが設けられると共
に、発射球センサからの検出信号に基づいて前記第1の
当たり判定を行う手段、その判定結果が当たりの回数を
カウントするカウンタ手段、通過球センサからの検出信
号に応じて前記第2の当たり判定を行う手段、及び始動
入賞球センサからの検出信号に応じて前記第3の当たり
判定を行う手段として、遊技機の動作全体を制御する制
御装置を構成するマイクロコンピュータ(或いはCP
U)が用いられる。
【0006】上記の構成により、この弾球遊技機1の制
御装置は、発射球センサからの検出信号に応じて乱数サ
ンプリングを実行し、そのサンプリング値に基づいて第
1の当たり判定を行う(入賞確率は、例えば 7/120に設
定)。そして、判定結果が「当たり」の場合、カウンタ
の値をインクリメントする。
【0007】一方、1対のゲート3L,3Rのいずれか
を遊技球が通過した時、制御装置は、通過球センサから
の検出信号に応じて、第1の可変表示部(1対の可変表
示器4L,4R)を作動させて可変表示(図柄変動)を
開始する。
【0008】また、通過球センサからの検出信号に応じ
て、制御装置は乱数サンプリングを実行し、そのサンプ
リング値に基づいて第2の当たり判定を、前記カウンタ
の値が所定値(例えば 256)以上に達している場合は高
い入賞確率(例えば 250/256)で実施し、カウンタ値が
所定値未満の場合は低い入賞確率(例えば 25/256 )で
実施する。この第2の判定結果が「当たり」の場合、変
動型始動口が開状態に駆動される。すなわち、変動型始
動口は、通常は遊技球が入らないか或いは入り難い閉状
態になっているが、第1の可変表示部の可変表示が停止
した時の表示態様が予め定められた入賞態様(当たり)
になった場合には、制御装置は、変動型始動口を開状態
に変換駆動する。
【0009】そして、この変動型始動口に遊技球が入賞
した時、制御装置は、始動入賞球センサからの検出信号
に応じて、前記カウンタの値をデクリメントすると共
に、乱数サンプリングに基づく第3の当たり判定を行
う。また、第2の可変表示部(可変表示装置6)に可変
表示を開始させる。この可変表示は、上記第3の当たり
判定の結果に応じた表示態様で停止するように制御され
る。特に、第3の当たり判定結果が入賞態様(当たり)
となった場合には、制御装置は、第2の可変表示部を所
定の入賞態様で停止させた後、変動入賞装置(アタッカ
7)を開状態に駆動する。この結果、遊技球が変動入賞
装置に入賞可能となり、遊技者は多くの賞球を獲得でき
る状態になる。
【0010】一方、上記のように3つの当たり判定を行
うものではないが、一般的に当たり判定を行う弾球遊技
機においては、出玉率(又は利益率)は当たり判定にお
ける入賞確率に依存しているので、遊技店側で機械の稼
働状況に応じて出玉率を変化させるために、乱数サンプ
リングによる当たり判定に必要な入賞確率を、複数段階
の入賞確率(例えば、1/200 ,1/210 ,…)の中から任
意に選択して設定するようにしている。このため、特開
平5−290680号公報に開示されているように、遊
技機の制御装置に予め格納された数種類の入賞テーブル
の中から当たり判定に用いる入賞テーブルを適宜選択可
能にするスイッチが設けられ、このスイッチ操作により
入賞確率を設定することが知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような当たり判定を行う弾球遊技機においては、各当た
り判定における入賞確率をどのように設定するかが問題
となる。特に、この種の弾球遊技機の出玉率は、第3の
当たり判定において「当たり」が発生するまでは、殆ど
第1及び第2の当たり判定で当たり(特定の図柄の組み
合わせ)が出て変動型始動口を含む可変入賞装置が開駆
動されるかどうかによって決まってしまう。このため、
遊技者にとっては、第1の当たり判定における入賞確率
が低く設定される場合には、可変入賞装置を開状態に駆
動するための「当たり」が出にくく、遊技の意欲を著し
く損なう結果となる。また、第2の当たり判定では、可
変表示が停止した時の表示態様が「当たり」となる確率
が高確率と低確率のいずれかに設定されているが、その
どちらの確率に設定されても、可変表示に見た目の違い
はない。すなわち、遊技者には、図柄変動から高確率と
低確率のどちらに設定されているかはわからず、特に低
確率の場合、当たりが出にくいので、可変表示が停止し
た時の表示態様が「当たり」になるという期待も失われ
る。
【0012】また、前述のように3つの当たり判定を行
う弾球遊技機においては、3つの当たり判定全部に従来
の入賞確率設定方式、すなわち各当たり判定毎に設定用
スイッチを設けて入賞確率を選択的に設定する方式を採
用すると、各判定毎に入賞確率を個々に設定しなければ
ならず、煩雑であることに加えて無駄な設定も生じるの
で、実際的でない。
【0013】従って、本発明の目的は、遊技盤面上の所
定の通過領域を遊技球が通過した時に可変表示部を作動
させて図柄の可変表示を行い、その可変表示が停止した
時の図柄の組み合わせが当たりの場合、可変入賞装置を
遊技者にとって有利な状態に変換する型式の弾球遊技機
において、可変表示が停止した時の図柄の組み合わせが
「当たり」になる確率を比較的高い一定の確率に設定し
て図柄変動に対する遊技者の期待に応えると共に、全体
の入賞率は一定に保持されるようにして遊技店側にとっ
て適切な出玉率(利益率)が確保される弾球遊技機を提
供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技盤面上に
向けて遊技球を発射する球発射手段と、該球発射手段か
ら発射された遊技球が遊技盤面上の所定位置に設けられ
た球通過領域を通過したとき検出信号を発生する通過球
検出手段と、遊技盤面上に設置され、複数の図柄を可変
表示する可変表示手段と、遊技盤面上に設置され、遊技
者にとって有利な状態と不利な状態とに変換可能な可変
入賞装置と、通過球検出手段からの検出信号に応じて可
変表示手段を作動させて図柄の可変表示を行い、その可
変表示が停止した時の図柄の組み合わせが当たりのと
き、可変入賞装置を遊技者にとって有利な状態に変換す
る制御手段とを具備する弾球遊技機であって、制御手段
は、所定の条件に基づいて値が加算されるカウンタのカ
ウント値が所定値以上であれば、可変表示手段を作動さ
せる時間を相対的に短く、可変入賞装置を遊技者にとっ
て有利な状態に変換する時間を相対的に長く、上記カウ
ント値が所定値未満であれば、可変表示手段を作動させ
る時間を相対的に長く、可変入賞装置を遊技者にとって
有利な状態に変換する時間を相対的に短くすることを特
徴とする。
【0015】本発明の具体的態様の1つでは、制御手段
は、球発射手段から遊技球が発射されたとき、予め設定
された入賞確率に従って当たり判定を行い、その判定結
果が当たりのとき上記カウンタの値を加算する。この場
合、入賞確率は複数段階の確率の中から任意に設定可能
である。
【0016】本発明の別の具体的態様では、球発射手段
から発射された発射球と遊技盤面に設けられたアウト口
から排出されたアウト球とのいずれか一方又は両方を検
出する遊技球検出手段と、遊技盤面に設けられた入賞口
又は可変入賞装置に入った遊技球を入賞球として検出す
る入賞球検出手段と、前記遊技球検出手段又は入賞球検
出手段で検出された発射球、アウト球又は入賞球をカウ
ントする計数手段とが使用され、制御手段は、計数手段
によりカウントされた発射球、アウト球又は入賞球の個
数、或いはそれらの個数のうち少なくとも2つの和又は
差が所定数に達したとき、上記カウンタの値を加算する
ことを特徴とする。
【0017】本発明の更に別の具体的態様では、遊技盤
面上に、遊技球が入賞可能な状態と入賞できない状態と
に変換駆動される変動入賞装置と、複数の図柄を可変表
示する第2の可変表示手段とが設置されると共に、可変
入賞装置が複数設けられ、これら可変入賞装置の少なく
とも1つを、遊技球の入賞により第2の可変表示手段を
作動させるように定めた始動口とし、制御手段は、始動
口への遊技球の入賞に応じて第2の可変表示手段を作動
させて図柄の可変表示を行い、その可変表示が停止した
時の図柄の組み合わせが当たりのとき、変動入賞装置を
遊技球が入賞可能な状態に変換することを特徴とする。
【0018】
【作用及び効果】球発射手段から遊技盤面上に向けて発
射された遊技球が遊技盤面上の球通過領域を通過する
と、制御手段は、通過球検出手段からの検出信号に応じ
て可変表示手段を作動させて図柄の可変表示を行い、そ
の可変表示が停止した時の図柄の組み合わせが当たりの
とき、可変入賞装置を遊技者にとって有利な状態に変換
する。このとき、制御手段は、所定の条件に基づいて値
が加算されるカウンタのカウント値が所定値以上であれ
ば、可変表示手段を作動させる時間を相対的に短く、且
つ可変入賞装置を遊技者にとって有利な状態に変換する
時間を相対的に長くする。一方、上記カウント値が所定
値未満であれば、可変表示手段を作動させる時間を相対
的に長く、且つ可変入賞装置を遊技者にとって有利な状
態に変換する時間を相対的に短くする。
【0019】この結果、可変表示手段を作動させる時間
が短い場合は、時間が長い場合よりも一定時間での可変
表示の回数が多くなる(例えば、1回の可変表示の時間
が30秒であれば、可変表示は1分間で2回しか行われ
ないが、1回の可変表示の時間が5秒であれば、可変表
示は1分間で12回行われる)ので、それだけ可変表示
が停止した時の表示態様が「当たり」になる頻度が高く
なる。また、可変入賞装置は、遊技者にとって有利な状
態(例えば「電動式チューリップ」の翼片が開いた状
態)に変換する時間の長短に対応して、遊技球が入賞す
る頻度すなわち入賞球の数が増減する。
【0020】上記のように、本発明では、可変表示手段
を作動させる(図柄変動)時間と可変入賞装置を遊技者
にとって有利な状態に変換する時間とを互いに関連さ
せ、カウンタの値が所定値以上になったとき、両方の時
間を遊技者に有利になるように変化させるので、可変表
示が停止した時の図柄の組み合わせが当たりになる確率
を従来の低確率よりも高い一定値(例えば1/2程度)
に設定して「当たり」が出る機会を増大させ、遊技者の
期待に応えると共に、図柄変動も一定の確率で「当た
り」になることを遊技者に認識させることができる。一
方、カウンタの値が所定値に達するまでは、可変表示手
段の作動時間を長くし、且つ可変入賞装置が遊技者にと
って有利な状態になっている時間を短くすることによ
り、可変入賞装置への入賞を抑制するので、全体として
の入賞率は従来のものと殆ど変わらず、遊技店側にとっ
て適切な出玉率(利益率)を維持することができる。
【0021】本発明において上記カウンタの値を加算す
る条件としては、例えば、球発射手段からの遊技球の発
射に応じて行われる当たり判定の結果が当たりになるこ
と、及び、計数手段によりカウントされた発射球、アウ
ト球又は入賞球の個数或いはそれらの個数のうち少なく
とも2つの和(例えば入賞球とアウト球の個数の和)又
は差が所定数に達することが挙げられる。これらの条件
は、弾球遊技機の型式又は遊技方式に応じて適宜選択さ
れる。
【0022】本発明の具体的態様では、可変入賞装置の
少なくとも1つが、遊技球の入賞により第2の可変表示
手段を作動させる変動型始動口として用いられる。この
変動型始動口は、第1の可変表示手段による可変表示が
停止した時の図柄の組み合わせが当たりのとき、遊技球
が入賞しやすい状態に変換駆動される。この始動口に遊
技球が入賞すると、第2の可変表示手段が図柄の可変表
示を行い、その可変表示が停止した時の図柄の組み合わ
せが当たりのとき、変動入賞装置が遊技球の入賞可能な
状態に変換される。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の弾球遊技機にお
ける電気回路部のブロック図である。なお、この弾球遊
技機の外観は、図7に示す従来の弾球遊技機1と基本的
に同じであり、その背面側の構成は、図2に示すとおり
である。以下、本発明の弾球遊技機の外観上の構成につ
いては、図7及び図2を参照して説明する。
【0024】初めに、図1に示すように、本発明の弾球
遊技機は、遊技盤面2(図7)上に設けられた所定の通
過領域(図7のゲート3L,3R)を通過する遊技球を
検出する通過球センサ22と、遊技盤面2上に設けられ
た一般的な入賞口、特定の入賞口或いは可変入賞装置の
ような入賞領域に入賞した遊技球を入賞球として検出す
る入賞球センサ23と、特定の入賞口としての変動型始
動口(図7の可変入賞装置5)に入賞した遊技球を検出
するスタート球センサ24と、図示しない球発射装置か
ら発射された遊技球を検出する発射球センサ26と、発
射されたが遊技盤面上に到達しないで戻ってきた遊技球
を検出する戻り球センサ28と、遊技盤面2上に設けら
れたアウト口11から排出された遊技球をアウト球とし
て検出するアウト球センサ29と、乱数値を発生させる
乱数発生器30と、これによって発生した乱数値をサン
プリングするサンプリング回路32と、後述のように当
たり判定のための入賞確率を設定する設定操作部34と
を備える。なお、入賞球センサ23及びアウト球センサ
29で検出された入賞球及びアウト球の個数は、後述の
ように判定カウンタ76(図3)の値を加算(インクリ
メント)する条件を定める因子として用いられる。
【0025】弾球遊技機の作動は、マイクロコンピュー
タ(以下、マイコンという)36によって制御される。
マイコン36は、中央処理装置(CPU)38と、上記
センサ及び後述の駆動回路等との間のインタフェースと
なる入出力ポート(I/Oポート)40,42と、リー
ド・オンリ・メモリ(ROM)44と、ランダム・アク
セス・メモリ(RAM)45とを有している。
【0026】上記通過球センサ22、入賞球センサ2
3、スタート球センサ24、発射球センサ26、戻り球
センサ28及びアウト球センサ29からの各検知信号
と、設定操作部34からの操作信号は、I/Oポート4
0を介してCPU38に入力される。CPU38は、各
検知信号及び操作信号に応じて、I/Oポート42を介
して設定表示部駆動回路46、第1可変表示部駆動回路
48、第2可変表示部駆動回路50、可変入賞装置駆動
回路52、及び変動入賞装置駆動回路54にそれぞれ所
定の信号を送る。これらの駆動回路からの信号により、
設定表示部47、第1可変表示部49(図7の可変表示
器4L,4R)、第2可変表示部51(図7の可変表示
装置6)、可変入賞装置53(図7の変動型始動口5を
含む)、及び扉開閉式の変動入賞装置55(図7のアタ
ッカ7)がそれぞれ駆動される。
【0027】上記回路部において、後述のように構成さ
れた設定操作部34を操作すると、操作信号が出力され
る。マイコン36は、この操作信号に応じて設定表示部
駆動回路46から設定表示部47へ表示信号を出力させ
る。設定表示部47は、この表示信号に従って、どの入
賞確率の設定段階かを表示する。
【0028】遊技時には、発射球センサ26が発射球を
検知し、検知信号を出力すると、マイコン36は、この
検知信号に応じて、第1の当たり判定を行う。そして、
「当たり」と判定したとき、後述の判定カウンタ76の
値を加算(インクリメント)する。
【0029】或いは、発射球、アウト球又は入賞球の個
数或いはそれらの個数のうち少なくとも2つの和又は差
が所定数に達したとき、上記カウンタの値を加算するよ
うにしてもよい。その場合、マイコン36は、発射球セ
ンサ26からの検知信号に応じて発射球の個数をカウン
トする一方、入賞球センサ23及びアウト球センサ29
からの各検知信号に応じてそれぞれ入賞球、アウト球の
個数をカウントする。そして、発射球、アウト球又は入
賞球の個数、或いはそれらの個数のうち、例えば入賞球
とアウト球の個数の和が所定数に達したとき、カウンタ
76の値を加算する。
【0030】通過球センサ22が、通過領域(ゲート3
L,3R)を通過する遊技球を検知し、検知信号を出力
すると、マイコン36は、この検知信号に応じて、第1
可変表示部駆動回路48から第1可変表示部49へ表示
信号を出力させる。第1可変表示部49は、この表示信
号に従って表示動作を行う。
【0031】スタート球センサ24が、可変入賞装置の
うちの変動型始動口に入賞した遊技球を検知し、検知信
号を出力すると、マイコン36は、この検知信号に応じ
て、第2可変表示部駆動回路50から第2可変表示部5
1へ表示信号を出力させる。第2可変表示部51は、こ
の表示信号に従って表示動作を行う。
【0032】また、通過球センサ22が上記のように通
過球を検知したとき、マイコン36は、第2の当たり判
定を行う。そして、「当たり」と判定したとき、可変入
賞装置駆動回路52から可変入賞装置53へ駆動信号を
出力させ、可変入賞装置53を遊技者にとって有利な遊
技球が入賞しやすい状態に変換する。
【0033】更に、スタート球センサ24が上記のよう
に検知したとき、マイコン36は、第3の当たり判定を
行う。そして、「当たり」と判定されたとき、変動入賞
装置駆動回路54から扉開閉式の変動入賞装置55へ駆
動信号を出力させ、変動入賞装置55の扉を開いて遊技
球が入賞可能な状態に変換する。
【0034】上記のマイコン36による当たり判定は、
乱数発生器30及びサンプリング回路32での乱数サン
プリング処理に基づいて実行される。なお、図1の回路
構成では、乱数発生器30及びサンプリング回路32が
マイコン36とは別の外部回路として設けられている
が、乱数発生及びサンプリングもマイコン36で実行す
るようにして、乱数発生器30及びサンプリング回路3
2を省略してもよい。
【0035】上記のように構成された電気回路部を有す
る弾球遊技機の作動については、後で詳細に説明する。
【0036】次に、図2に示すように、弾球遊技機の背
面中央部には、開口を有するカバー56が設けられ、こ
の開口を通して図示しない回路基板に配置された設定表
示部47を観ることができる。この設定表示部47に
は、後述のように設定された入賞確率の段階が表示され
る。
【0037】弾球遊技機の背面右側下部には、上記設定
操作部34を構成する、キー34Aが差し込まれる鍵穴
34Bと、スイッチ34Cとが配置されている。キー3
4Aは、摘み部分から凹凸状に順次くびれた円柱形状
で、鍵穴34Bの径は、キー34Aの凸部の外径よりわ
ずかに大きく形成されている。このため、鍵穴34B
は、殆どガタのない状態でキー34Aを受け入れること
ができる。操作時には、操作者がキー34Aを鍵穴34
Bに差し込み、スイッチ34Cをオンにした後、設定表
示部47の表示数を参照しながらキー34Aを回すこと
により、入賞確率を任意に設定できるようになってい
る。
【0038】次に、本発明の弾球遊技機の作動を説明す
るため、図1に示した電気回路部の構成を機能的に表わ
すと、図3のようになる。ここでは、図1のマイコン3
6と乱数発生器30及びサンプリング回路32とで、本
発明における制御手段60を構成している。この制御手
段60は、機能的には次のように構成されている。
【0039】まず、制御手段60は、前述した設定操作
部34からの操作信号に応じて乱数のサンプリング領域
を切換え設定する乱数サンプリング領域設定部62と、
入賞球センサ23からの検知信号により入賞球の数をカ
ウントする入賞球カウンタ63と、アウト球センサ29
からの検知信号によりアウト球の数をカウントするアウ
ト球カウンタ69と、発射球センサ26からの検知信号
により発射球の数をカウントする発射球カウンタ64
と、戻り球センサ28からの検知信号により戻り球の数
をカウントする戻り球カウンタ66とを備えており、こ
れらカウンタの数値は、下記のように当たり判定時の演
算等に用いられる。また、発射球カウンタ64の値に応
じて乱数を発生させる第1乱数発生部68と、通過球セ
ンサ22からの検知信号に応じて乱数を発生させる第2
乱数発生部70と、スタート球センサ(「始動口セン
サ」とも称する)24からの検知信号に応じて乱数を発
生させる第3乱数発生部72とを備えている。
【0040】更に、上記乱数サンプリング領域設定部6
2、第1乱数発生部68及び戻り球カウンタ66の値に
基づいて第1の当たり判定を行い、「当たり」と判定し
たとき判定カウンタ76の値をインクリメントさせる第
1判定部74と、判定カウンタ76及び第2乱数発生部
70の値に基づいて第2の当たり判定を行い、「当た
り」と判定したとき判定カウンタ76の値をデクリメン
トさせる第2判定部78と、第3乱数発生部72の乱数
値に基づいて第3の当たり判定を行う第3判定部80
と、第2判定部78及び第3判定部80からの判定信号
に従って制御信号を出力する制御信号出力部82とを備
えている。
【0041】なお、判定カウンタ76の値をインクリメ
ントする条件として、入賞球及び/又はアウト球の個数
を用いる場合は、入賞球カウンタ63及び/又はアウト
球カウンタ69でカウントした値が第1判定部74に入
力される。
【0042】この制御手段60から出力された制御信号
は、図1の各駆動回路46〜54を1つに纏めた駆動部
84に送られ、ここから前述の第1可変表示部49、可
変入賞装置53、第2可変表示部51、変動入賞装置5
5及び設定表示部47をそれぞれ駆動する信号が出力さ
れる。
【0043】次に図4及び図5を参照して、本発明の弾
球遊技機の作動を説明するが、その作動は、図3の制御
手段60によって制御される。
【0044】初めに、制御手段60は、戻り球があるか
否か、すなわち戻り球カウンタ66の計数値が「1」以
上か否かを判別する(ステップ1)。この戻り球は、前
述の戻り球センサ28により検出され、マイコンのプロ
グラムで設定された戻り球カウンタ66により計数され
る。戻り球カウンタ66の計数値が「1」以上のとき
は、そのカウンタ値を「1」デクリメントし(ステップ
2)、後述のステップ8に進む。戻り球カウンタ66の
計数値が「0」のときは、発射球の有無を判定する(ス
テップ3)。発射球の検出は、前述の発射球センサ26
により行われる。発射球があれば、プログラム上のカウ
ンタである発射球カウンタ64をインクリメントし(ス
テップ4)、その後、第1の乱数サンプリング(ステッ
プ5)に基づいて第1の当たり判定を実行する(ステッ
プ6)。
【0045】この当たり判定は、乱数発生器30で発生
した所定範囲の乱数値をサンプリングして行われる。サ
ンプリングする領域は、マイコンのプログラム上、乱数
サンプリング領域設定部62において1つの範囲に設定
され、或いは設定操作部34を操作することにより複数
の範囲のいずれかに設定され、それに応じて、当たりの
確率が、1つの値(例えば 7/120)或いは複数の値(例
えば 7/105, 7/110,7/115, 7/120, 7/125, 7/130)の
いずれかに設定される。乱数のサンプリング領域は、例
えばマスク処理等のプログラム上の処理により、どのよ
うな範囲にも変更可能である。
【0046】入賞確率の複数の値からの選択設定は、前
述のようにキー34Aを鍵穴34Bに差し込み、設定操
作部34のスイッチ34Cをオン操作した後、設定表示
部47の表示数を参照しながらキー34Aを回動させる
ことによって達成される。
【0047】上記第1の当たり判定結果が「当たり」の
ときは、判定カウンタ76を「1」インクリメントし
(ステップ7)、「当たり」でないときは、ステップ8
に進む。判定カウンタ76は、計数値が初期値(例えば
240)からスタートして、インクリメント(ステップ
7)又はデクリメント(図5のステップ20)される。
その計数値は、ステップ8及びステップ15(図5)で
の判定による可変表示部の作動時間及び可変入賞装置の
変換時間の増減(図6)に用いられる。すなわち、判定
カウンタ76の計数値が所定の値(例えば256)以上
であるか否かを判定し(ステップ8)、“YES”であ
れば、図6(A)に示すように、第1可変表示部49の
作動時間(「普通図柄表示器」の図柄変動時間)を相対
的に短くする(ステップ9)。一方、“NO”であれ
ば、図6(B)に示すように、第1可変表示部49の作
動時間を相対的に長くする(ステップ10)。また、後
述のように、判定カウンタ76の計数値が所定値以上で
あるか否か(ステップ15)により、可変入賞装置53
が遊技者にとって有利な状態に変換される時間(いわゆ
る「チューリップ」の開放時間)を増減する(ステップ
16及び17)。
【0048】次に、ゲート3L,3Rを通過した遊技球
が通過球センサ22により検出されると(ステップ1
1)、第1可変表示部49を駆動して可変表示を開始さ
せる(ステップ12)と共に、第2の乱数サンプリング
を実行する(ステップ13)。通過球が検出されなけれ
ば、後述のステップ19(図5)に進む。
【0049】第2の乱数サンプリングは、所定の数値領
域(例えば0〜255)からサンプリングされ、抽出し
た乱数値が「当たり」となる確率は、一定値(例えば 1
28/256)とする。このサンプリング乱数値が「当たり」
に該当するか否かを判定し(ステップ14)、「当た
り」でないときは、後述のステップ19に進む。「当た
り」のときは、次に判定カウンタ76の計数値が所定値
(例えば256)以上か否かを判定する(ステップ1
5)。そして、“YES”であれば、図6(A)に示す
ように、前記第1可変表示部49の相対的に短い作動時
間(「普通図柄表示器」の図柄変動時間)終了から所定
時間(t)経過後に、変動型始動口を含む可変入賞装置
53を遊技者にとって有利な状態に変換する時間を相対
的に長くする(ステップ16)。その相対的に長い時間
は、例えば5秒間とする。一方、“NO”であれば、図
6(B)に示すように、前記第1可変表示部49の相対
的に長い作動時間(終了から所定時間(t)経過後に、
可変入賞装置53を遊技者にとって有利な状態に変換す
る時間を相対的に短くする(ステップ17)。その相対
的に短い時間は、例えば 0.2秒間とする。こうして長短
いずれかに設定した時間、可変入賞装置を変換駆動する
(ステップ18)。
【0050】なお、図6において所定時間(t)は、第
1可変表示部49の可変表示(普通図柄変動)が停止し
てから、その停止時の表示態様が何であるかを確認する
ために予め設定された時間であり、例えば 0.5秒間とす
る。
【0051】次に、始動口への入賞球が発生したか否か
を、スタート球センサ24からの検出信号によって判定
する(ステップ19)。そして、始動口への入賞球がな
ければ動作終了となるが、始動口への入賞球が発生する
と、判定カウンタ76の計数値を「1」デクリメントし
(ステップ20)、第2可変表示部51を駆動する(ス
テップ21)。そして、第3の乱数サンプリング(ステ
ップ22)に基づいて第3の当たり判定を実行する(ス
テップ23)。この第3の当たり判定も、乱数発生器3
0で発生した所定範囲の乱数値をサンプリングして行わ
れるが、サンプリングする領域は、第1の当たり判定と
同様に、マイコンのプログラム上、乱数サンプリング領
域設定部62において1つの範囲に設定され、或いは設
定操作部34を操作することにより複数の範囲のいずれ
かに設定され、それに応じて、当たりの確率が、1つの
値(例えば 1/300)或いは複数の値(例えば 1/290, 1
/300,1/310, 1/320, 1/330, 1/340)のいずれかに設定
される。この第3の当たり判定の入賞確率は、第1の当
たり判定の入賞確率と次のように対応して設定される。
【0052】例えば、第1の当たり判定における当たり
の確率が、プログラム上1つの値(7/120)に設定され
ている場合には、第3の当たり判定における当たりの確
率は、前述のキー操作により複数の値( 1/290, 1/300
,1/310, 1/320, 1/330, 1/340)から選択的に設定可
能である。逆に、第3の当たり判定における当たりの確
率が、プログラム上1つの値( 1/300)に設定される場
合には、第1の当たり判定における当たりの確率が、前
述のキー操作により複数の値( 7/105, 7/110 ,7/115,
7/120, 7/125, 7/130)から選択的に設定可能となる。
或いは、第1,第3の当たり判定における当たりの確率
を共に複数の値から選択的に設定可能としてもよく、そ
の場合には、両方の複数の値が個々に対応して、すなわ
ち一方の複数の値から1つを選択設定すると、他方の複
数の値から、当該一方の選択された値に予め対応付けら
れた値が自動的に選択設定されるようにする。
【0053】第1,第3の当たり判定における当たりの
確率を以上のように設定することにより、全体の入賞率
を従来と同じ程度に維持することができる。
【0054】なお、上記のように第1,第3の当たり判
定の確率の両方とも複数段階の確率の中から任意に設定
できるようにした場合には、店側で更に細かく自由に出
玉率(利益率)を設定できると共に、遊技者にとっても
出玉率が多種多様な機械で遊技をすることができ、興趣
が増す。
【0055】上記第3の判定結果が「当たり」の場合に
は、変動入賞装置(アタッカ)55を前述のように開駆
動する(ステップ24)。このアタッカへの入賞球が発
生すれば、弾球遊技機内の球払出し機構(図示省略)か
ら所定個数の遊技球が払い出される。なお、アタッカ
は、所定時間経過後又は所定個数の遊技球が入賞したと
きに閉じられる。
【0056】図3の実施例では、入賞確率の設定は、設
定操作部34の操作に応じて、入賞値と比較参照する乱
数のサンプリング領域をマイコンのプログラム上で切り
換えることによって実行するようにしたが、これに代え
て、サンプリングした乱数値をマイコンのROM44
(図1)に格納されている入賞テーブルと比較参照する
ことによって当たり判定を実行するようにし、この比較
参照するテーブルをROM44内の複数の入賞テーブル
の中から選択することにより入賞確率を変更してもよ
い。この場合、図3の乱数サンプリング領域設定部62
が、任意の確率を選択する確率テーブル選択部に置き換
えられる。この確率テーブル選択部では、設定操作部3
4からの操作信号に応じて、予め用意された複数の確率
テーブルのうちのいずれかを選択(設定)する。
【0057】更に、乱数サンプリングは、上記実施例の
ように乱数発生器やサンプリング回路を用いず、マイコ
ンのプログラム上の処理のみによって実行されるように
しても良い。
【0058】また、本発明は、上記実施例のように、始
動口への入賞により開始される可変表示の停止時の表示
態様が当たりになったとき開状態に変換される変動入賞
装置を備えた弾球遊技機に限らず、1つの可変表示手段
の可変表示が停止した時の表示態様に応じて可変入賞装
置の変換状態を定める型式の弾球遊技機に広く適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弾球遊技機の電気回路部の構成を示す
ブロック図。
【図2】本発明の弾球遊技機の背面図。
【図3】図1の電気回路部の構成を機能的に表わしたブ
ロック図。
【図4】本発明の弾球遊技機の作動を示すフローチャー
ト。
【図5】図4に続くフローチャート。
【図6】可変表示部の作動時間と可変入賞装置の変換駆
動時間との関係を示すタイムチャート。
【図7】弾球遊技機の外観図。
【符号の説明】
22…通過球センサ、23…入賞球センサ、24…スタ
ート球センサ、26…発射球センサ、28…戻り球セン
サ、29…アウト球センサ、30…乱数発生器、32…
サンプリング回路、34…設定操作部、36…マイクロ
コンピュータ、47…設定表示部、49…第1可変表示
部、51…第2可変表示部、53…可変入賞装置、55
…変動入賞装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤面上に向けて遊技球を発射する球発
    射手段と、 該球発射手段から発射された遊技球が前記遊技盤面上の
    所定位置に設けられた球通過領域を通過したとき検出信
    号を発生する通過球検出手段と、 前記遊技盤面上に設置され、複数の図柄を可変表示する
    可変表示手段と、 前記遊技盤面上に設置され、遊技者にとって有利な状態
    と不利な状態とに変換可能な可変入賞装置と、 前記通過球検出手段からの検出信号に応じて前記可変表
    示手段を作動させて図柄の可変表示を行い、その可変表
    示が停止した時の図柄の組み合わせが当たりのとき、前
    記可変入賞装置を遊技者にとって有利な状態に変換する
    制御手段とを備え、 前記制御手段は、所定の条件に基づいて値が加算される
    カウンタのカウント値が所定値以上であれば、前記可変
    表示手段を作動させる時間を相対的に短く、且つ前記可
    変入賞装置を遊技者にとって有利な状態に変換する時間
    を相対的に長くし、前記カウント値が所定値未満であれ
    ば、前記可変表示手段を作動させる時間を相対的に長
    く、且つ前記可変入賞装置を遊技者にとって有利な状態
    に変換する時間を相対的に短くすることを特徴とする弾
    球遊技機。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記球発射手段から遊技
    球が発射されたとき、予め設定された入賞確率に従って
    入賞判定を行い、その判定結果が当たりのとき前記カウ
    ンタの値を加算することを特徴とする請求項1記載の弾
    球遊技機。
  3. 【請求項3】前記入賞確率が複数段階の確率の中から任
    意に設定可能であることを特徴とする請求項2記載の弾
    球遊技機。
  4. 【請求項4】前記遊技盤面上には、遊技球が入ることに
    より入賞となるように定められた入賞口と、入賞しなか
    った遊技球を排出するように定められたアウト口とが設
    けられ、 前記球発射手段から発射された発射球と前記アウト口か
    ら排出されたアウト球のいずれか一方又は両方を検出す
    る遊技球検出手段と、 前記発射球のうち前記入賞口又は前記可変入賞装置に入
    った遊技球を入賞球として検出する入賞球検出手段と、 前記遊技球検出手段又は前記入賞球検出手段で検出され
    た発射球、アウト球又は入賞球をカウントする計数手段
    とを備え、 前記制御手段は、前記計数手段によりカウントされた発
    射球、アウト球又は入賞球の個数、或いはそれらの個数
    のうち少なくとも2つの和又は差が所定数に達したと
    き、前記カウンタの値を加算することを特徴とする請求
    項1記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】前記遊技盤面上には、遊技球が入賞可能な
    状態と入賞できない状態とに変換駆動される変動入賞装
    置と、複数の図柄を可変表示する第2の可変表示手段と
    が設置されると共に、前記可変入賞装置が複数設けら
    れ、これら可変入賞装置の少なくとも1つを、遊技球の
    入賞により前記第2の可変表示手段を作動させるように
    定めた始動口とし、 前記制御手段は、前記始動口への遊技球の入賞に応じて
    前記第2の可変表示手段を作動させて図柄の可変表示を
    行い、その可変表示が停止した時の図柄の組み合わせが
    当たりのとき、前記変動入賞装置を遊技球が入賞可能な
    状態に変換することを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか記載の弾球遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008029377A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Samii Kk 雀球遊技機
JP2009056213A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Aruze Corp 遊技機
JP2010082378A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
AU2009202066B2 (en) * 2008-05-26 2012-05-24 Aristocrat Technologies Australia Pty Ltd Jackpot awards on a gaming machine

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