JPH10201677A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH10201677A
JPH10201677A JP1773597A JP1773597A JPH10201677A JP H10201677 A JPH10201677 A JP H10201677A JP 1773597 A JP1773597 A JP 1773597A JP 1773597 A JP1773597 A JP 1773597A JP H10201677 A JPH10201677 A JP H10201677A
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JP
Japan
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electric blower
wall
chamber
noise
storage chamber
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JP1773597A
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Kazuo Saito
和雄 斉藤
Toshizo Kobayashi
利造 小林
Akihiro Morita
明宏 森田
Toshiyuki Fujiyoshi
俊行 藤吉
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動送風機の騒音をより低減できる電気掃除
機を提供する。 【解決手段】 掃除機本体1前方に集塵室5、後方に電
動送風機収納室7を形成し、掃除機本体1前部の吸気口
8から吸い込んだ空気を集塵室5及び電動送風機収納室
7を介して掃除機本体1後方から排出するようにした電
気掃除機において、前記集塵室5を二重壁構造として、
その内壁3a,9a面に消音孔10を形成するととも
に、前記内壁3a,9aと外壁3b,9bの間の空間に
吸音材11を介在させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気掃除機に係わ
り、特にその静音化技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気掃除機は、掃除機本体前方に
集塵室、後方に電動送風機を収納する電動送風機収納室
を形成し、掃除機本体前部の吸気口から吸い込んだ空気
を集塵室及び電動送風機収納室を介して掃除機本体後方
から排出するようになっているが、近年吸込力のハイパ
ワー化が要望されるに従って電動送風機の駆動音や風切
音等による騒音が増大し、使用者に不快感を与えてい
た。
【0003】そこで、電気掃除機の騒音を低減させるた
め、例えば実開昭57−27244号公報(A47L
9/00)に示される如く、電動送風機の排気流路を渦
巻き状に形成し、排気流路を長くして騒音を低減させる
よう構成したものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電気掃除機においては、単に電動送風機収納
室内での電動送風機の排気流路を長くしているだけであ
り、掃除機騒音の低減効果が十分ではなかった。また、
電動送風機前面の吸引孔から風上(集塵室)に向かって
発生する音(特にキーンという電動送風機固有の高周波
音)は、集塵室の内壁を介して意外に大きな騒音を発生
する。この対策として、集塵室の内壁に吸音材(発砲ウ
レタンやフェルトや繊維材など)を貼り付けることも考
えられるが、吸音材のみでは上述したような高周波音を
効果的に吸音できない点と、集塵室は集塵袋(紙パッ
ク)の交換時に使用者の目に触れるところであり、露出
した吸音材の風合いが塵芥と見間違う点で、このような
対策はとられてないのが現状である。
【0005】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、電動送風機の騒音をよ
り低減できる電気掃除機を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明は、掃除機本体前方に集塵室、後方に電動
送風機収納室を形成し、掃除機本体前部の吸気口から吸
い込んだ空気を集塵室及び電動送風機収納室を介して掃
除機本体後方から排出するようにした電気掃除機におい
て、前記集塵室を二重壁構造として、その内壁面に消音
孔を形成するとともに、前記内壁と外壁の間の空間に吸
音材を介在させたことを特徴とするものである。
【0007】また、本願発明は、掃除機本体前方に集塵
室、後方に電動送風機収納室を形成し、掃除機本体前部
の吸気口から吸い込んだ空気を集塵室及び電動送風機収
納室とその排気流路を介して掃除機本体後方から排出す
るようにした電気掃除機において、前記電動送風機収納
室を二重壁構造として、その内壁面に消音孔を形成する
とともに、前記内壁と外壁との間の空間に吸音材を介在
させたことを特徴とするものである。さらに、前記吸音
材の外側に遮音金属板を配設したことを特徴とするもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0009】図1は、第1の実施形態による電気掃除機
を側面側から見た要部断面図、図2は同じく前方側から
見た集塵室の要部断面図、図3は同じく上ケースを取り
外した状態の上面図である。
【0010】各図において、掃除機本体1は、上下ケー
ス2,3、後述する集塵蓋9、及び後述するコードリー
ルケース30から構成され、前記上下ケース2,3と集
塵蓋9にて形成される空間を、隔壁4にて前後に区画
し、前方に図示しない集塵袋(紙パック)を着脱自在に
装着する集塵室5、後方に電動送風機6を収納する電動
送風機収納室7を形成している。
【0011】前記掃除機本体1前方には、前記集塵室5
に連通する吸気口8が形成され、この吸気口8には、外
側から図示しない可撓性ホースが着脱自在に接続され、
内側には図示しない集塵袋(紙パック)が着脱自在に装
着されるようになっている。また、前記集塵室5の上部
側には、その上方開口を開閉自在に覆う集塵蓋9が設け
られるとともに、開口周縁部にはパッキン5aが装着さ
れており、集塵蓋9を閉めることにより集塵室開口を密
閉できるようになっている。
【0012】前記集塵室5は二重壁構造になっている。
すなわち、下ケース3の集塵室5をを覆う部分と集塵蓋
9は、それぞれ内壁3a,9aと外壁3b,9bとから
成っている。各内壁3a,9aにはほぼ全面にわたって
小孔から成る多数の消音孔10が形成されている。そし
て、各内壁3a,9aと各外壁3b,9b間の空間には
吸音材11が充填されている。この吸音材11として
は、発砲ウレタンやフェルトや繊維材などを用いること
ができる。
【0013】上記のように集塵室5を二重壁構造とし
て、その内壁面に多数の消音孔10を形成することによ
り、消音孔10の大きさ(面積S)と各消音孔10を口
とする瓶状の空隙の容積Vで決まる共鳴周波数の音を消
音する共鳴型消音器が構成される。従って、電動送風機
6が発する固有の高周波音(4〜5Khz)に共鳴して
消音するには、各消音孔10の大きさとそれらの間隔を
使用する電動送風機6に合わせて適宜に設定するように
すればよい。さらに、上記高周波音以外の騒音は、吸音
材11により吸収され、減衰させられる。すなわち、消
音孔10から二重壁内に侵入した高周波音を含む騒音
は、各消音孔10毎に形成される共鳴型消音器と吸音材
11とによる協働作用により効果的に減衰され、掃除機
本体1外部への透過音が激減する。
【0014】一方、本実施形態における電動送風機収納
室7は、前記下ケース3に立設された立壁12及び上ケ
ース2から垂下形成された垂下壁(図示せず)とを当接
させることにより形成されている。また、前記下ケース
3の立壁12の外側には、立壁12と間隔を有して外壁
13が形成され、この外壁13は前記上ケース2の垂下
壁の基部と略同一高さまで立設されており、上下ケース
2,3を組み合わせた状態で、前記電動送風機収納室7
の側部が空間部を有する二重壁構造となっている。さら
に、この両側部の外側には、大径の車輪14,14がそ
れぞれ回転自在に取り付けられており、この車輪14
は、電動送風機6の側部をほぼ覆う程度の径に形成され
ている。
【0015】また、前記上ケース2の電動送風機収納室
7上部には、前記上ケース2と間隔を有してケースカバ
ー15が設けられており、このケースカバー15を設け
ることにより、前記電動送風機収納室7の上方を二重壁
構造としている。
【0016】一方、前記隔壁4には吸引孔4aが形成さ
れており、その前面側にはフィルタ16とフィルタカバ
ー16aが取り付けられ、後面側には円形リブ17が形
成されている。この円形リブ17は、電動送風機6の吸
気開口に近接しており、騒音が隔壁4と電動送風機6と
の間から周方向に拡散するのを防止して、騒音の洩れの
低減効果を向上させている。
【0017】また、電動送風機6の前面には整流板18
が配設されており、この整流板18は電動送風機6を支
持するモータークッンョン19と電動送風機6との間で
挟持され、その中央部に電動送風機6の吸気口に連通し
て開口筒部20を形成することにより、電動送風機6に
吸い込まれる空気を整流して、渦流や乱流による騒音の
発生を抑制するようにしている。
【0018】一方、電動送風機6の後部側はモーターケ
ース21で覆われており、このモーターケース21の前
面開口端を前記モータークッション19の後方端部に取
り付けることにより、前記電動送風機6をモータークッ
ション18とモーターケース21とで覆うようになって
いる。また、電動送風機6の後端面側には弾性材22が
取り付けられており、前記モーターケース21の後端部
を保持するとともに、この弾性材22を後述する仕切板
23に保持させることにより、電動送風機6を電動送風
機収納室7内に固定している。
【0019】前記モーターケース21と電動送風機収納
室7側壁、すなわち上下ケース2,3の立壁12及び垂
下壁との間隔は、前記モーターケース21と電動送風機
収納室7上壁との間隔よりも広く形成されており、電動
送風機6の排気流路の断面積が変化するようになってい
る。
【0020】23は前記電動送風機収納室7の後壁を構
成する仕切板で、この仕切板23により電動送風機収納
室7後方に排気室24を形成するとともに、当該仕切板
23にて前記電動送風機6から後方に向かって透過する
騒音を遮断し、騒音を低下させるとともに、この仕切板
23で、前記電動送風機6の後部に配設された弾性材2
2を支持している。
【0021】前記モーターケース21の下部側側面には
開口25が形成されており、電動送風機6の排気を電動
送風機収納室7の一側に向かって排出し、モーターケー
ス21の周囲を旋回させるようになっている。
【0022】一方、下ケース3の電動送風機収納室7底
面他側には開口部27が形成されており、前記モーター
ケース21の開口25から吐出され、モーターケース2
1と電動送風機収納室7内壁との間を旋回した電動送風
機6の排気が、当該開口部27を介して後述するコード
リールケース30に排出するようになっている。
【0023】前記下ケース3の電動送風機収納室7下方
には凹所28が形成されており、この凹所28に、コー
ドリール29を垂直軸回りに収納したコードリールケー
ス30を配設している。このコードリールケース30
は、上下部材31,32からなっており、前記コードリ
ール29を上下部材31,32にて覆い、コードリール
ケース30を構成した状態で掃除機本体1の凹所28に
取り付けることができ、作業性を向上できるようになっ
ている。また、前記コードリールケース30を掃除機本
体1の凹所28に配設した状態で、前記電動送風機収納
室7の下方が三重壁構造になっている。
【0024】前記コードリール29の上側壁には複数の
孔33が形成されている。また、前記コードリールケー
ス30の上部材31には連通孔34が形成されており、
前記モーターケース21の開口25から吐出され、モー
ターケース21と電動送風機収納室7との間を旋回した
排気が、前記電動送風機収納室7底面の開口部27及び
上記連通孔34を介してコードリールケース30内に案
内されるようになっている。この時、モーターケース2
1と電動送風機収納室7との間隔の断面積よりも連通孔
34の面積を小さく形成することにより、電動送風機6
の排気が連通孔34において収束され、コードリールケ
ース30内で拡散されるため騒音が低減されるようにな
っている。
【0025】また、前記コードリールケース30の上部
材31の排気室24側にはスリット35が形成されてお
り、このスリット35を介してコードリールケース30
内と排気室24とが連通しており、排気がコードリール
ケース30内から排気室24に向かう際にスリット35
において収束された後、排気室24において拡散される
ため、騒音が低減されるようになっている。
【0026】前記掃除機本体1の排気室24後部には排
気口36が形成されており、この排気口36の掃除機本
体1内側にフィルタ37を配設している。
【0027】なお、前記排気室24の一側部には制御基
板38が配設されており、この制御基板38には、トラ
イアックなどの電子部品を冷却するための放熱板39が
取り付けられており、この放熱板39は排気室24の中
央部まで延設されている。
【0028】さて、以上の構成において、電動送風機6
を駆動させると、図示しない可撓性ホースを介して吸気
口8から吸い込まれた空気が、図示しない集塵袋が装着
された集塵室5を通過して電動送風機6に吸い込まれ、
モーターケース21の開口25から吐出される。
【0029】モーターケース21の開口25から吐出さ
れた排気は、モーターケース21と電動送風機収納室7
との間を旋回して電動送風機収納室7底面の開口部27
及び連通孔34を介して、コードが引き出されて空にな
ったコードリールケース30内に導かれる。
【0030】コードリールケース30内に案内された排
気は、空になったコードリール29のコード収納部を両
方向に回り込むようにしてコードリール全体を冷却しな
がらコードリールケース3Oのスリット35から排気室
24に導かれ、掃除機本体1後面の排気口36から排出
される。
【0031】上記構成によると、電動送風機6前面の吸
引孔4aから風上(集塵室5)に向かって発生する高周
波音を含む騒音は、二重壁構造となった集塵室5の内壁
3a,9aに形成された多数の吸音孔10から二重壁内
に侵入するが、各消音孔10毎に形成される共鳴型消音
器と吸音材11とによる協働作用により、高周波音とそ
の他の騒音が効果的に減衰されて、掃除機本体1外部へ
の透過騒音が激減する。ここで、上記吸音材11は内壁
3a,9aにより覆われていて集塵室5内には露出して
いないため、集塵袋(紙パック)の交換時に使用者の目
に触れることはなく、露出した吸音材の風合いにより塵
芥と見間違うような不具合も生じない。
【0032】また、隔壁4の電動送風機6側に、電動送
風機6の吸気開口に近接する円筒リブ17を形成するこ
とにより、隔壁4と電動送風機6との間から周方向に騒
音が拡散されるのを防止するとともに、モーターケース
21により電動送風機6を覆うことにより電動送風機6
の騒音を抑制できる。
【0033】また、モーターケース21により電動送風
機6を覆うとともに、電動送風機収納室7の側方を上下
ケース2,3の垂下壁と立壁12、及び外壁13により
二重壁構造とし、電動送風機収納室7の上方を上ケース
2及びケースカバー15により二重壁構造とし、さらに
電動送風機収納室7下方を下ケース3とコードリールケ
ース30を構成する上下部材31,32により三重壁構
造としており、モーターケース21を含めて電動送風機
6の周囲をすべて三重若しくは四重の壁で構成すること
により、電動送風機6の透過騒音をより抑制できる。
【0034】さらに、モーターケース21の開口25か
ら吐出される排気を旋回させるとともに、この排気をモ
ーターケース21の開口25とは反対側前部に形成され
た開口部27からコードリールケース30内に案内させ
て、その後部側のスリット35より排気室24に排出す
ることにより、排気流路が従来よりも更に長くなるの
で、流路長による騒音の低減効果を向上することができ
る。
【0035】また、モーターケース21の開口25から
電動送風機収納室7内に排出される際に、電動送風機6
の排気が拡散されるとともに、電動送風機収納室7側壁
とモーターケース21との間から電動送風機収納室7上
壁との間に向かう際に流路の断面積が狭くなって排気が
収束され、再び電動送風機収納室7の他側壁とモーター
ケース21との間で拡散されながら電動送風機収納室7
内壁とモーターケース20との間を旋回する。そして、
電動送風機6の排気はさらに、下ケース3に形成された
開口部27及びコードリールケース30の連通孔34を
介してコードリールケース30内に案内される際に収束
し、コードリールケース30内で拡散された後、コード
リールケース30のスリット35を介して排気室24に
流入する際に収束され、さらに排気室24内で拡散され
て排気口36から排出されるようになっており、排気の
拡散と収束を交互に繰り返すことにより、電動送風機6
の排気による騒音を段階的に低減できる。
【0036】さらに、コードリールケース30内に電動
送風機6の排気を案内して冷却させた後、電動送風機収
納室7後方の排気室24に排出させることにより、狭い
空間から大きい空間へ排出して流速を落とすことがで
き、ここでも排気騒音を低減できる。
【0037】また、車輪14は、電動送風機6の側部を
ほぼ覆う程度の径に形成しているため、電動送風機6の
騒音の掃除機本体1側方への透過をより効果的に抑制
し、透過騒音をより低減できる。
【0038】図4は、本願発明の第2の実施形態に係る
電気掃除機を側面側から見た要部断面図、図5はその電
動送風機収納室の要部断面図である。各図において、前
記図1〜図3と同一符号は同一又は相当部分を示してい
る。
【0039】本実施形態は、電動送風機6から風上(集
塵室5)に向かって発生する高周波音が余り気にならな
いような電気掃除機に実施したもので、渦巻き状の排気
流路が形成された電動送風機収納室7を有する電気掃除
機に対して、前記実施形態で集塵室5に施した対策とほ
ぼ同様な騒音低減対策を電動送風機収納室7に施したも
のである。
【0040】すなわち、掃除機本体1の上下ケース2,
3と、電動送風機6のモーターケース21で形成される
渦巻き状の排気流路40の内壁面、本実施形態では上ケ
ース2のモーターケース21に対向する部位と下ケース
3の側壁側に消音孔10を形成するとともに、その外側
を吸音材11を介して遮音鉄板41で覆うようにしたも
のである。ここで、前記実施形態とは異なり、外壁側に
通常の樹脂材を用いずに鉄板41を用いたのは、電動送
風機収納室7は電動送風機6の駆動音が直接壁面に伝わ
り、透過騒音が大きくなりやすい点を考慮したもので、
鉄板41は一般的に樹脂材に比べて遮音効果が高く、薄
い肉厚でも十分であり、樹脂材での壁面構成に比べて、
効果的な遮音効果が得られるとともに、省スペース化や
軽量化のメリットもある。
【0041】本実施形態によれば、電動送風機収納室7
に関して上記構成以外は前記実施形態と同様であるの
で、前記実施形態と同様な作用効果が得られるととも
に、次ののような効果がある。すなわち、渦巻き状の排
気流路40を図5の点線で示すように排気が流れて、内
壁面の消音孔10によって流路中の排気の一部が吸音材
11に侵入するため、主排気を分散する静音効果がある
とともに、吸音材11を通って減衰された騒音は外側の
遮音鉄板41の壁面によりほぼ完全に遮音される。この
結果、従来よりも、排気が分散されるとともに、外部へ
の遮音を高めた静音効果を得ることができる。
【0042】なお、上記第2の実施形態においては、渦
巻き状の排気流路40を有するものに本発明を適用した
場合について説明したが、前記第1の実施形態のよう
に、円筒状のモーターケース21の周りを旋回する流路
構成のものにも同様に適用可能である。従って、前記第
1の実施形態のものに上記第2の実施形態の静音化技術
を、又は逆に第2の実施形態のものに第1の実施形態の
静音化技術を適用すれば、集塵室5と電動送風機収納室
7のいずれにおいても高周波音を含んだ騒音を効果的に
低減可能な電気掃除機が実現できる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、集塵室
を二重壁構造として、その内壁面に消音孔を形成すると
ともに、前記内壁と外壁との間の空間に吸音材を介在さ
せたので、使用者が露出した吸音材の風合いにより塵芥
と見間違うような不具合を生じることなく、電動送風機
から風上の集塵室に向かって発生する高周波音を含む騒
音を、各消音孔毎に形成される共鳴型消音器と吸音材と
による協働作用によって効果的に減衰させることがで
き、集塵室からの透過騒音を大幅に低減することができ
る。
【0044】また、本願発明によれば、電動送風機収納
室を二重壁構造として、その内壁面に消音孔を形成する
とともに、内壁と外壁との間の空間に吸音材を介在させ
たので、電動送風機から発生する騒音を、各消音孔毎に
形成される共鳴型消音器と吸音材とによる協働作用によ
って効果的に減衰させることができ、電動送風機収納室
からの騒音を大幅に低減することができる。さらに、電
動送風機収納室の吸音材の外側に遮音金属板を配設した
ので、電動送風機からの高周波音を含む透過騒音の遮蔽
をさらに高めた静音効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施形態に係る電気掃除機を
側面側から見た要部断面図。
【図2】上記図1の集塵室の要部断面図。
【図3】上記図1の上ケースを取り外した状態の上面
図。
【図4】本願発明の第2の実施形態に係る電気掃除機を
側面側から見た要部断面図。
【図5】上記図4の電動送風機収納室の要部断面図。
【符号の説明】
1 掃除機本体 2 上ケース 3 下ケース 5 集塵室 6 電動送風機 7 電動送風機収納室 8 吸気口 9 集塵蓋 3a,9a 内壁 3b,9b 外壁 10 消音孔 11 吸音材 21 モーターケース 40 排気流路 41 遮音鉄板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤吉 俊行 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掃除機本体前方に集塵室、後方に電動送
    風機収納室を形成し、掃除機本体前部の吸気口から吸い
    込んだ空気を集塵室及び電動送風機収納室を介して掃除
    機本体後方から排出するようにした電気掃除機におい
    て、 前記集塵室を二重壁構造として、その内壁面に消音孔を
    形成するとともに、 前記内壁と外壁との間の空間に吸音材を介在させたこと
    を特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 掃除機本体前方に集塵室、後方に電動送
    風機収納室を形成し、掃除機本体前部の吸気口から吸い
    込んだ空気を集塵室及び電動送風機収納室とその排気流
    路を介して掃除機本体後方から排出するようにした電気
    掃除機において、 前記電動送風機収納室を二重壁構造として、その内壁面
    に消音孔を形成するとともに、 前記内壁と外壁との間の空間に吸音材を介在させたこと
    を特徴とする電気掃除機。
  3. 【請求項3】 前記吸音材の外側に遮音金属板を配設し
    たことを特徴とする請求項2記載の電気掃除機。
JP1773597A 1997-01-17 1997-01-17 電気掃除機 Pending JPH10201677A (ja)

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JP1773597A JPH10201677A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 電気掃除機

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100484845B1 (ko) * 2002-12-05 2005-04-22 엘지전자 주식회사 청소기
JP2014144255A (ja) * 2013-11-28 2014-08-14 Mitsubishi Electric Corp サイクロン分離装置及び電気掃除機

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KR100484845B1 (ko) * 2002-12-05 2005-04-22 엘지전자 주식회사 청소기
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