JP3113601B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP3113601B2
JP3113601B2 JP09039557A JP3955797A JP3113601B2 JP 3113601 B2 JP3113601 B2 JP 3113601B2 JP 09039557 A JP09039557 A JP 09039557A JP 3955797 A JP3955797 A JP 3955797A JP 3113601 B2 JP3113601 B2 JP 3113601B2
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和雄 斉藤
利造 小林
定基 小寺
直樹 末次
謙次 ▲あい▼田
昭彦 雑古
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気掃除機の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気掃除機は、掃除機本体の上面
に凹所を形成し、該凹所内にハンドルを起倒自在に収納
するよう構成されている。しかしながら、凹所内に収納
された状態のハンドルを起立させるために、掃除機本体
上面にハンドル操作用の凹部が必要となり、掃除機本体
上面の凹凸が多くなり、外観が悪くなる欠点があった。
【0003】そこで、掃除機本体の上面から側面にわた
って段部を形成し、該段部にハンドルを起倒自在に支持
することが考えられるが、ハンドルを回動させるため
に、ハンドルの回動軸側端部は円弧状に形成する必要が
あり、外観上違和感が生じるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、外観を向上し得る電気掃除機を提
供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、集塵室及び電
動送風機を収納する電動送風機収納室を形成した掃除機
本体と、該掃除機本体上面及び側面にわたって形成され
た段部と、該段部に配設され、掃除機本体に回動軸にて
回動自在に支持されるハンドルとを備え、前記ハンドル
は、ハンドルを倒した状態で掃除機本体の上面から側面
にわたる外観形状に沿う形状に形成すると共に、前記段
部に、ハンドルの回動軸側端部を回動可能とする溝を形
成したことを特徴とする。
【0006】上記構成において、ハンドルの起立状態に
おいて、ハンドルの回動軸側端部を、溝内に位置させる
構成とすることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて以下に詳述する。
【0008】1は上下ケース2、3、後述する集塵蓋2
1、ケースカバー31、収納室蓋23及びコードリールケー
ス49から構成される掃除機本体で、前記上下ケース2、
3にて形成される空間内を、隔壁4にて前後に区画し、
前方に図示しない集塵袋を着脱自在に収納する集塵室5
を、後方に電動送風機6を収納する電動送風機収納室7
を形成している。
【0009】8は前記隔壁4の中央部に形成された連通
口で、該連通口8によって集塵室5と電動送風機収納室
7とを連通している。前記連通口8は、電動送風機6の
吸気口9に対して下方側に形成され、電動送風機6の吸
気口9の上部を隔壁4にて閉塞している。
【0010】10は前記隔壁4に着脱自在に装着されて集
塵室5内に配設されるフィルターカバーで、フィルター
11を装着している。前記フィルターカバー10は、前記隔
壁4の連通口8に対向して開口12を形成し、上部を閉塞
している。そして、電動送風機6の吸気口9の上部を隔
壁4及びフィルターカバー10にて閉塞することにより、
電動送風機6の吸気口9から斜め前上方に漏れる騒音を
遮断し、騒音を低減するようになっている。
【0011】13は前記隔壁4の後面に電動送風機6に向
かって電動送風機6の吸気口9と略同心円状に形成され
た円筒形リブで、端部を前記電動送風機6の吸気口9に
近接し、電動送風機6から集塵室5に向かって発生する
騒音が、周方向に拡散するのを防止し、騒音をより低減
するようになっている。
【0012】14は前記下ケース2前部に形成され、前記
集塵室5に連通する吸込口で、図示しない可撓性ホース
が着脱自在に接続されるようになっている。前記吸込口
14は、隔壁4の連通口8より下方に位置し、吸込口14、
連通口8及び電動送風機6の吸気口9が略直線上に位置
するように配設し、吸込口14から吸い込まれた空気が効
率よく電動送風機6の吸気口9に吸引されるようになっ
ている。
【0013】15は前記下ケース3前部側方に配設される
バンパーで、後述する集塵蓋21の閉塞時集塵蓋21に当接
して集塵室21開口縁をシールするシール部16を一体形成
している。17は前記バンパー15に形成された透孔で、下
ケース3に一体形成されたリブ18が貫通するようになっ
ており、該リブ18に、吸込口14に配設した図示しない端
子と図示しない制御基板とを接続するリード線19の保持
部20を形成している。前記バンパー15の上部は上ケース
2により覆われ、上ケース2と下ケース3との間でバン
パー15を挟持し、バンパー15を確実に固定してバンパー
15が剥離するのを防止すると共に、上ケース2によりリ
ード線19やリブ18等を覆い、リード線19等が外部に露出
するのを防止している。
【0014】21は前記集塵室5上方開口を開閉自在に閉
塞する集塵蓋である。22は前記集塵蓋21に形成されたア
タッチメント収納室で、図示しない隙間用吸込具等のア
タッチメントが収納され、収納室蓋23により開閉自在に
閉塞されるようになっており、集塵蓋21にアタッチメン
ト収納室22を形成すると共に収納室蓋23を設けることに
より、集塵室21から使用者に向かって漏れる騒音をより
確実に遮断し、使用者が受ける不快感を低減するように
なっている。
【0015】前記電動送風機収納室7は、下ケース3に
立設された立壁24及び上ケース2から垂下形成された垂
下壁25とを当接させることにより区画形成されている。
26は前記下ケース3の立壁24の外側に立壁24と間隔を存
して形成された外壁で、外壁26は上ケース2の垂下壁25
の基部と略同一高さまで延設されており、上下ケース
2、3を組み合わせた状態で、電動送風機収納室7の側
部が空間部を有する二重壁構造となるように構成されて
いる。前記電動送風機収納室7上面には、フェルト等か
らなる吸音材27が貼着されていると共に、前記垂下壁25
の電動送風機収納室7外側にもフェルト等からなる吸音
材28が貼着されている。
【0016】29は前記外壁26に形成された車輪保持部
で、車輪保持部29に車輪30を回転自在に支持するように
なっている。前記車輪30は、電動送風機6の側部をほぼ
覆う程度の径に形成されている。
【0017】31は前記上ケース2の電動送風機収納室7
上部に、前記上ケース2と間隔を存して配設されるケー
スカバーで、ケースカバー31を配設することにより電動
送風機収納室7の上方を二重壁構造としている。前記ケ
ースカバー31内面には、フェルト等からなる吸音材32を
貼着している。
【0018】33は前記電動送風機6の前面に配設された
整流板で、前記電動送風機6を支持する緩衝体34と電動
送風機6との間で挟持され、整流板33の中央部に電動送
風機6の吸気口9に連通する開口筒部35を形成し、電動
送風機6への空気がスムーズに電動送風機の吸気口に吸
い込まれるように案内している。
【0019】36は前記電動送風機6の後部を覆う合成樹
脂製のモータケースで、前面開口端を前記緩衝体34の後
方端部に取り付けることにより、電動送風機6を緩衝体
34とモータケース36とで覆うようになっている。37は前
記電動送風機6の後部に取り付けられる弾性材で、前記
モータケース36の後端部を保持すると共に、後述する仕
切板42に支持されて電動送風機6を固定するようになっ
ている。
【0020】38は前記モータケース36側面の一部、本実
施の形態では電動送風機収納室7底面の一側に対向して
形成された開口で、前記電動送風機6の排気を電動送風
機収納室7の一側に向かって排出するようになってお
り、前記開口38から排出された排気は、モータケース36
外周と電動送風機収納室7内面との間を旋回し、後述す
る開口部46を介してコードリールケース49に流入するよ
うになっている。39は前記モータケース36の開口38に対
向して配設されたフェルト等からなる吸音材で、前記開
口38から排出された排気を、モータケース36外周と電動
送風機収納室7内面との間に形成される排気流路を旋回
するように案内する形状に形成されている。
【0021】前記モータケース36外周と電動送風機収納
室7側壁、即ち、上ケース2の垂下壁25及び下ケース3
の立壁24との間隔は、モータケース36外周と電動送風機
収納室7上壁との間隔よりも広く形成されており、モー
タケース36外周と電動送風機収納室7内面との間に形成
される排気流路の断面積を変化させることにより排気を
収束、拡散させて騒音を低減するようになっている。
【0022】40は前記モータケース36上部に突出形成さ
れた係合部で、前記上ケース2から垂下形成された係止
部41に近接しており、落下等の衝撃が加わった際、係合
部40が係止部41に当接することにより電動送風機6の移
動を阻止し、落下等の衝撃が加わった際に掃除機本体1
が破損するのを防止するようになっている。
【0023】42は前記電動送風機収納室7の後壁を構成
する仕切板で、該仕切板42により電動送風機収納室7後
方に排気室43を区画形成すると共に、仕切板42にて電動
送風機6から後方に向かって透過する騒音を遮断し、騒
音を低減させるようになっている。前記仕切板42は弾性
体37を支持し、衝撃等による電動送風機6の移動を防止
している。前記仕切板42の電動送風機収納室7側には、
フェルト等の吸音材44が貼着され、掃除機本体1後方に
漏れる電動送風機6の騒音をより低減するようになって
いる。
【0024】45は前記下ケース3の電動送風機収納室7
底面に形成された複数の通気孔で、モータケース36の開
口38から吐出される空気の一部を通気孔45を介して後述
するコードリールケース49に流入させることによりコー
ドリール48の冷却効率を向上させるようになっている。
【0025】46は前記下ケース3の電動送風機収納室7
底面他側に形成された開口部で、前記モータケース20の
開口22から吐出され、モータケース20外周と電動送風機
収納室7内面との間に形成される排気流路を旋回した電
動送風機6の排気(本実施の形態では図5に示すごとく
掃除機本体1後方から見て逆「の」字状に旋回する)
が、開口部46を介して後述するコードリールケース49に
排出されるようになっている。
【0026】47は前記下ケース3の電動送風機収納室7
下方に形成された凹所で、コードリール48を垂直軸回り
に収納したコードリールケース49が配設されている。前
記コードリールケース49は、上下部材50、51からなって
おり、前記コードリール48を上下部材50、51にて覆い、
コードリールケース49を構成した状態で掃除機本体1の
凹所47に装着するようになっている。
【0027】52は前記コードリールケース49の上部材51
に水平方向に揺動自在に配設されたブレーキアームで、
前記掃除機本体1に配設されたコードリールボタン53を
操作することによりブレーキアーム52が揺動操作されて
コードリール48のブレーキローラー54の係合が解除され
コードが巻き取られるようになっており、ブレーキアー
ム52はコードリール48を凹所47に配設した状態で、前記
下ケース3の開口部46の掃除機本体1後方に位置してい
る。55は前記上部材50に形成された突部で、ブレーキア
ーム52のブレーキローラー54支持部56に係合しており、
コードリールボタン53を操作した際に、ブレーキアーム
52に垂直方向に力が加わっても、ブレーキアーム52が垂
直方向に移動することなく、水平方向に移動するよう案
内している。
【0028】57は前記下ケース3の電動送風機収納室7
底部のブレーキアーム52を覆う位置に配設される非通気
性を有するカバー部材で、本実施の形態では消音材によ
り形成されており、前記モータケース36と電動送風機収
納室7との間に形成される排気流路を旋回した電動送風
機6の排気がカバー部材57に衝突することによりカバー
部材57によって消音されると共に、排気をカバー部材57
により開口部46側に案内し、コードリール48のブレーキ
アーム52に排気が直接衝突することなく開口部46に向か
って効率よく案内して集中的にコードリールケース49内
に流入させ、旋回した空気がブレーキアーム52に衝突す
ることにより空気が乱流となって騒音が発生するのを防
止している。
【0029】尚、本実施の形態では、ブレーキアーム52
を非通気性の消音材にて覆う構成としたが、ブレーキア
ーム52を覆う部分を下ケース3と一体形成してもよい。
この構成においては、下ケース3のブレーキアーム52を
覆う部分の電動送風機収納室7側に消音材を貼着するこ
とが望ましい。
【0030】前記コードリールケース49は、凹所47に配
設した状態で、コード引出口58が下ケース3の開口部46
と反対側に位置するようになっており、モーターケース
36と電動送風機収納室7との間を旋回する空気のコード
リールケース49側への出口である開口部46がコード引出
口58から最も遠い位置となるため、コードリールケース
49内に流入した空気がコード引出口58から掃除機本体1
外に流出しにくく、排気流路の短絡を防止して騒音の抑
制効率が低下することがない。
【0031】前記コードリール48の上側壁には、複数の
孔59が形成されており、下ケース3の開口部46及び孔59
を介して電動送風機6の排気をコードリール48内に案内
するようになっている。前記コードリールケース49を掃
除機本体1の凹所47に配設した状態では、モータケース
36、下ケース3及びコードリールケース49によって電動
送風機6の下方を三重壁構造としている。
【0032】60は前記コードリールケース49の上部材50
に形成された連通孔、61は前記コードリールケース49の
上部材50の集塵室5側壁面に形成された吸気スリット
で、前記モータケース36の開口38から吐出された電動送
風機6の排気の一部が、前記下ケース3の開口部46を介
して凹所47に流入し、さらに連通孔60及び吸気スリット
61を介してコードリールケース49内に流入する。
【0033】この時、モータケース36と電動送風機収納
室7との間の断面積よりも連通孔60及び吸気スリット61
の面積が小さくなっており、電動送風機6の排気が連通
孔60及び吸気スリット61において収束され、コードリー
ルケース49内で拡散されるため、騒音が低減される。
【0034】62は前記コードリールケース49の上部材50
の排気室43側に形成された排気スリットで、該排気スリ
ット62を介してコードリールケース49内と排気室43とを
連通しており、排気がコードリールケース49内から排気
室43に向かう際に排気が排気スリット62にて収束された
後、排気室43において拡散されるため、騒音が低減され
る。
【0035】63は前記排気室43底部の掃除機本体1背面
側に排気スリット62と対向して貼着されたフェルト等か
らなる吸音材で、排気スリット62から排出される排気を
吸音材63に衝突させることにより騒音を低減するように
なっている。64は前記仕切板42の排気室43側に貼着され
たフェルト等からなる吸音材である。
【0036】65は前記掃除機本体1の排気室43後部に略
全面にわたって形成された多数の排気口で、該排気口65
の掃除機本体1内側に蛇腹状に形成されたフィルター66
を配設している。67は前記排気室43背面側に貼着される
難通気性を有する被覆部材で、排気口65のフィルター66
の内面側一部、本実施の形態では前記下ケース3の開口
部46側をも覆うようになっており、前記コードリールケ
ース49から排気スリット62を介して排気室43に流入する
空気が、排気口65の開口部46側部分から集中的に掃除機
本体1外へ排出されるのを防止して、排気室43全体に排
気を分散させて減衰させた後排気口65から排出されるこ
とにより騒音の低減効率を向上するようになっている。
本実施の形態では、前記被覆部材67として粗毛フェルト
を用いている。
【0037】68は前記フィルター66の排気室43に配設さ
れる略透明な合成樹脂材料からなる遮音板で、多数の排
気用開口69を形成しており、排気用開口69間の桟部70を
前記排気口65に略対向させるようになっており、排気を
排気用開口69からフィルター66を介して排気口65から排
気すると共に、排気口65から漏れようとする騒音を遮音
板68の桟部70によって遮断するようになっている。
【0038】前記遮音板68の排気用開口69は、被覆部材
67にて覆われた部分まで延設され、被覆部材67を通過す
る排気を蛇腹状に形成されたフィルター66を介して排気
口65から排出するようになっており、排気効率を向上す
るようになっている。
【0039】71は前記上ケース2にケースカバー31を装
着した状態で掃除機本体1の上面から側面にわたって形
成される段部で、該段部71側面の集塵蓋21側には、ケー
スカバー31に長孔72を形成すると共に、上ケース2に長
孔72に対向して支持部73が形成されている。74は前記段
部71上面の集塵蓋21側に形成された円弧状溝で、後述す
るハンドル75の回動軸76側端部が回動するようになって
いる。
【0040】75は前記長孔72及び支持部73に回動軸76を
回動自在に軸支して段部71に配設されるハンドルで、ハ
ンドル75を倒した状態で、掃除機本体1の上面から側面
にわたる外観の一部を構成するようになっている。前記
ハンドル75は、起立動作時、回動軸76側端部が上ケース
2上面に形成された円弧状溝74内を回動するようになっ
ており、ハンドル75の起立時、回動軸76側端部が円弧状
溝74内に位置することによってハンドル75に回動軸76が
長孔72及び支持部73から外れる方向に力が加わっても、
ハンドル75が外れることがないようになっている。
【0041】而して、電動送風機6を駆動させると、吸
込口14から吸い込まれた空気は、集塵室5を通過して電
動送風機6に吸い込まれ、電動送風機6を冷却してモー
タケース36の開口38から吐出される。開口38から吐出さ
れた排気は、消音材39に衝突し、電動送風機収納室7内
面とモータケース36外面との間に形成される排気流路を
旋回するように案内される。開口38から吐出された排気
を消音材39に衝突させているので、モータケース36の開
口38から漏れる電動送風機6の騒音を効率よく低減でき
る。また、電動送風機収納室7内面に消音材27を貼着し
ているので、電動送風機収納室7内面を滑らかにするこ
とができ、排気をスムーズに旋回させて騒音の発生を抑
制することができることができると共に、消音材27にて
消音することができ、騒音を低減することができる。
【0042】モータケース36から吐出された排気は、そ
の一部分が電動送風機収納室7底面の通気孔45及びコー
ドリールケース49の連通孔57を介してコードリールケー
ス49内に案内されると共に、大部分がモータケース36と
電動送風機収納室7との間を旋回して電動送風機収納室
7底面の開口部46を介して凹所47に流入し、コードリー
ルケース49の吸気スリット61及び連通孔60を介してコー
ドリールケース49内に導かれる。
【0043】モータケース36の開口38側の通気孔45から
コードリールケース49内に導かれた排気と、電動送風機
収納室7底面のモータケース36の開口38とは反対側に形
成された開口部46から導かれた排気によりコードリール
48全体がむらなく冷却され、その後、コードリールケー
ス49内に案内された排気は、コードリールケース49の排
気スリット62から吐出される。排気スリット62から吐出
した排気は、排気室43背面側に貼着した消音材63に衝突
して消音され、掃除機本体1背面の排気口65から排気さ
れる。
【0044】隔壁4の電動送風機6側の面に、電動送風
機6の吸気口9に近接する円筒形リブ13を形成すること
により、隔壁4と電動送風機6との間から周方向に騒音
が拡散するのを防止できる。また、電動送風機6の吸気
口9の上部を隔壁4及びフィルターカバー10にて閉塞す
ると共に、集塵蓋21にアタッチメント収納室22と収納室
蓋23を形成することにより、電動送風機6の吸気口9か
ら使用者に向かって斜め前上方に漏れる騒音を低減する
ことができ、使用者が感じる騒音を低減して不快感を低
減することができる。
【0045】さらに、モータケース36により電動送風機
6を覆うと共に、電動送風機6の側方を上下ケース2、
3の垂設壁24、立壁25及び外壁26により覆って二重壁構
造とし、電動送風機6の上方を上ケース2及びケースカ
バー31により二重壁構造とすると共に、電動送風機6下
方を下ケース3とコードリールケース49を構成する上下
部材50、51により三重壁構造としており、さらに上記二
重壁構造及び三重壁構造にモータケース36を含めて電動
送風機6の周囲をすべて三重もしくは四重の壁で構成す
ることにより電動送風機6の騒音をより抑制できる。
【0046】また、モータケース36の開口38から吐出さ
れる空気をモータケース36外周と電動送風機収納室7内
面との間に形成される排気流路を旋回させることにより
流路を長くして騒音を抑制し、且つ、排気流路の断面積
を変化させることにより騒音を抑制することができる。
【0047】さらに、この排気の一部を電動送風機収納
室7底面のモータケース36の開口38側に形成した通気孔
45からコードリールケース49内に案内させると共に、こ
の排気の大部分をモータケース36の開口38側と反対側に
形成された開口部46からコードリールケース49内に案内
して、コードリール48を効率よく冷却することができ
る。
【0048】モータケース36の開口38から電動送風機収
納室7内に排出される際に、電動送風機6の排気が拡散
されると共に、電動送風機収納室7側壁とモータケース
36との間から電動送風機収納室7上壁との間に向かう際
に流路の断面積が狭くなって排気が収束され、再び電動
送風機収納室7の他側壁とモータケース36との間で拡散
されながら電動送風機収納室7内壁とモータケース36と
の間を旋回する。
【0049】そして、電動送風機6の排気はさらに、下
ケース3に形成された開口部46及びコードリールケース
49の連通孔60を介してコードリールケース49内に導かれ
る際に収束し、コードリールケース49内で拡散された
後、コードリールケース49の排気スリット62を介して排
気室43に流入する際に収束され、さらに排気室43内で拡
散されて排気口65から排出されるようになっており、排
気の拡散と収束を交互に繰り返すことにより、電動送風
機6の排気による騒音を抑制できる。
【0050】また、コードリールケース49内に電動送風
機6の排気を案内してコードリール48を冷却した後、電
動送風機収納室7後方の排気室65に排出することによ
り、狭い空間から大きい空間に排出することで流速を低
下させることができ、騒音を低下することができる。
【0051】さらに、排気口65に遮音板68の桟部70を略
対向させているので、排気口65からの騒音の漏れを抑制
することができ、騒音を低減することができる。排気室
43からの排気は、排気用開口69からフィルター66を介し
て排気口65から排気され、遮音板68によって排気が阻害
されることはない。また、遮音板68は略透明な材料にて
構成されているため、掃除機本体1背面から見た際、遮
音板68が目立つことはなく、外観を低減することがな
い。
【0052】
【発明の効果】本発明の請求項1の構成によれば、掃除
機本体の外観を向上することができると共に、ハンドル
の回動状態におけるハンドルの掃除機本体からの脱落を
防止することができる等の効果を奏する。
【0053】本発明の請求項2の構成によれば、掃除機
本体の外観を向上することができると共に、ハンドルの
起立状態におけるハンドルの掃除機本体からの脱落を確
実に防止することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す電気掃除機の断面図
である。
【図2】同要部拡大断面図である。
【図3】同要部拡大断面図である。
【図4】同上ケースを取り外した状態の上面図である。
【図5】同図4におけるA−A断面矢視図である。
【図6】同図4におけるB−B断面矢視図である。
【図7】同下ケースの上面図である。
【図8】同コードリールケースの上部材の側面図であ
る。
【図9】同コードリールケースの上部材の上面図であ
る。
【図10】同ブレーキアームを装着した状態の上部材の
上面図である。
【図11】同下ケースの断面図である。
【図12】同フィルターカバーの平面図である。
【図13】同要部拡大断面図である。
【図14】同バンパーの上面図である。
【図15】同バンパーの側面図である。
【図16】同バンパーの断面図である。
【図17】同掃除機本体の背面図である。
【図18】同排気口部分を示す平面図である。
【図19】同遮音板の平面図である。
【図20】同ハンドルを倒した状態を示す要部拡大断面
図である。
【図21】同ハンドルを起こした状態を示す要部拡大断
面図である。
【図22】同掃除機本体の側面図である。
【図23】同掃除機本体の上面図である。
【図24】同ハンドルを起こした状態を示す掃除機本体
の側面図である。
【図25】同ハンドルを起こした状態を示す一部を破断
した掃除機本体の側面図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体 5 集塵室 6 電動送風機 7 電動送風機収納室 71 段部 74 円弧状溝 75 ハンドル 76 回動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小寺 定基 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 末次 直樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 ▲あい▼田 謙次 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 雑古 昭彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−322765(JP,A) 特開 平6−154131(JP,A) 実開 平6−36551(JP,U) 実開 平6−75347(JP,U) 実開 平5−95446(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/00 A47L 9/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集塵室及び電動送風機を収納する電動送
    風機収納室を形成した掃除機本体と、該掃除機本体上面
    及び側面にわたって形成された段部と、該段部に配設さ
    れ、掃除機本体に回動軸にて回動自在に支持されるハン
    ドルとを備え、前記ハンドルは、ハンドルを倒した状態
    で掃除機本体の上面から側面にわたる外観形状に沿う形
    状に形成すると共に、前記段部に、ハンドルの回動軸側
    端部を回動可能とする溝を形成したことを特徴とする電
    気掃除機。
  2. 【請求項2】 前記ハンドルの起立状態において、ハン
    ドルの回動軸側端部を、内に位置させたことを特徴と
    する請求項1記載の電気掃除機。
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