JPH10201158A - 回転電機のステータ - Google Patents
回転電機のステータInfo
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- JPH10201158A JPH10201158A JP433897A JP433897A JPH10201158A JP H10201158 A JPH10201158 A JP H10201158A JP 433897 A JP433897 A JP 433897A JP 433897 A JP433897 A JP 433897A JP H10201158 A JPH10201158 A JP H10201158A
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Abstract
半田の流出を極力防止すること。 【解決手段】 ステータコアにはコイルが巻装されてお
り、コイルの端末線はピン端子14Aに巻付けられてい
る。そして、ステータコアには樹脂製の端子台16が装
着されており、ピン端子14Aは、導体板17Aの端子
挿入孔17G内に挿入され、端子接続部17Fに半田付
けされている。この構成の場合、端子接続部17Fに樹
脂部18が設けられており、ピン端子14Aを半田付け
するにあたって、樹脂部18で半田の固化が促進される
ようになっている。
Description
との間を端子台を介して接続する構成の回転電機のステ
ータに関する。
成を図13および図14に基づいて説明する。まず、図
14において、ステータコア1にはボビン2が装着され
ており、ボビン2にはコイル3が巻装されている。ま
た、ボビン2の保持部2aには、図13に示すように、
ピン端子4が差込まれており、ピン端子4にはコイル3
の端末線が巻付けられている。そして、コイル3の端末
線は、予備的な半田付けを行うことに伴い絶縁被膜が破
壊され、ピン端子4に電気的および機械的に結合されて
いる。
に、樹脂製の端子台5が装着されており、この端子台5
には、図13に示すように、導体板6が埋設されてい
る。この導体板6は、端子台5の上面に露出する端子接
続部6aを有するものであり、端子接続部6aには端子
挿入孔6bが形成されている。そして、ピン端子4は端
子挿入孔6b内に挿入され、端子接続部6aに半田付け
されている。
端子4にコイル3の端末線を巻付けた後、ボビン2にコ
イル3を巻装している。このため、コイル3からピン端
子4に引張力が作用し、ピン端子4が傾斜することがあ
るので、ピン端子4の部品精度や取付位置精度等を考慮
した上で、端子挿入孔6bの内径寸法をピン端子4の外
径寸法の約3倍に設定することに伴い、ピン端子4の端
子挿入孔6bに対する挿入作業性を確保していた。
子4の外面と端子挿入孔6bの内面との間に大きな隙間
が生じるので、ピン端子4を端子接続部6aに半田を融
かして固定する場合、両者の隙間から半田が流出する虞
れがあった。このため、ピン端子4と端子接続部6aと
の間を電気的に結合できなかったり、コイル3上に半田
が垂れて絶縁被膜が破壊されたり、半田の使用量が増加
する虞れがあった。
あり、その目的は、端子挿入孔とピン端子との間から半
田が流出することを極力防止できる回転電機のステータ
を提供することである。
のステータは、コイルが巻装されたステータコアと、こ
のステータコア側に設けられ前記コイルの端末線が巻付
けられたピン端子と、前記ステータコアに装着され外部
回路のコネクタが嵌合されるコネクタ部を有する樹脂製
の端子台と、この端子台に埋設され端子台から露出する
端子接続部および前記コネクタ部内に位置する外部接続
部を有する導体板と、この導体板の端子接続部に形成さ
れ前記ピン端子が挿入された端子挿入孔とを備え、前記
ピン端子が前記端子接続部に半田付けされ、前記ピン端
子の接続時に半田の固化を促進する樹脂部が前記端子接
続部に設けられているところに特徴を有する。
部が端子接続部に設けられている。このため、ピン端子
を端子挿入孔に挿入した後、端子接続部に半田付けする
にあたって、樹脂部で半田の固化が促進されるので、ピ
ン端子の挿入性が損なわれない大きさに端子挿入孔を保
持したままでも、半田の流出を極力防止できる。
ン端子を囲む筒部が端子台に形成され、前記筒部の内面
に位置し且つ前記ピン端子を前記筒部の内部から端子挿
入孔に案内する傾斜面を樹脂部が備えているところに特
徴を有する。上記手段によれば、筒部の内面に傾斜面が
形成されている。このため、何らかの要因でピン端子が
位置ずれしている場合でも、ピン端子の外周部に筒部を
挿入し、端子台をステータコア側へ押込むと、ピン端子
が傾斜面により案内され、端子挿入孔内に簡単に挿入さ
れる。
子接続部のうちコイルからピン端子に作用する引張力の
方向に対向する部分に位置し且つピン端子を端子挿入孔
に案内する傾斜面を樹脂部が備えているところに特徴を
有する。上記手段によれば、端子接続部のうちコイルか
らピン端子に作用する引張力の方向に対向する部分に傾
斜面が形成されている。このため、コイルからの引張力
によりピン端子が傾斜している場合でも、ピン端子が傾
斜面により案内され、端子挿入孔内に簡単に挿入され
る。
イル端末線のピン端子に対する巻付部がピン端子が保持
された保持部と導体板との間に配置され、前記巻付部の
先端が端子挿入孔に近接しているところに特徴を有す
る。上記手段によれば、コイル端末線のピン端子に対す
る巻付部の先端が端子挿入孔に近接している。このた
め、端子挿入孔の内面とピン端子の外面との間が巻付部
の先端により覆われた形態になるので、半田の流出防止
に対する確度が高くなる。
子挿入孔の実質的な内径寸法が樹脂部により狭められ、
樹脂部のうちピン端子に対向する部分の形状がピン端子
の外面形状に近似しているところに特徴を有する。上記
手段によれば、端子挿入孔の実質的な内径寸法が樹脂部
により狭められ、端子挿入孔の内面とピン端子の外面と
の間隔が小さくなっているので、半田の流出防止に対す
る確度が高くなる。しかも、樹脂部のうちピン端子に対
向する部分の形状がピン端子の外面形状に近似してい
る。このため、樹脂部とピン端子との間に局部的に大き
な隙間が形成されることが防止されるので、半田の流出
防止に対する確度が一層高くなる。
子接続部が端子台の表裏両面に露出しているところに特
徴を有する。上記手段によれば、端子接続部が端子台の
表裏両面に露出している。このため、端子台に導体板を
インサート成形するにあたって、導体板の端子接続部を
表裏両面から金型で挟持できるので、導体板の端子台に
対する埋設位置が安定する。これによって、端子接続部
に樹脂が漏れることがなくなり、ばりが生じることが防
止される。
ないし図10に基づいて説明する。尚、本実施例は、本
発明をコンデンサ誘導モータのステータに適用したもの
である。まず、図8において、ステータコア11は、4
本のティースを有するティース鉄心11aと、ティース
鉄心11aの外側部に圧入された環状のヨーク鉄心11
bとから構成されたものであり、ティース鉄心11aの
内周部にはロータ(図示せず)が挿入される。
は合成樹脂製のボビン12a〜12dが嵌合されてい
る。これら各ボビン12a〜12dは、胴部の両端部に
鍔部12eを一体形成してなるものであり、ボビン12
aおよび12bの胴部には主コイル13Aおよび13B
が巻装され、ボビン12cおよび12dの胴部には補助
コイル13Cおよび13Dが巻装されている。
保持部12f,12fが一体形成されている。そして、
ボビン12aの一方の保持部12fにはピン端子14A
が差込まれており、主コイル13Aは、一方の端末線を
ピン端子14Aに巻付けた後、ボビン12aに巻装され
ている。また、ボビン12dには、内側に位置してピン
端子15Aが取付けられており、主コイル13Aの他方
の端末線はピン端子15Aに巻付けられている。
ン端子14Bが差込まれており、主コイル13Bは、一
方の端末線をピン端子14Bに巻付けた後、ボビン12
bに巻装されている。また、主コイル13Bの他方の端
末線はピン端子15Aに巻付けられている。
ン端子14Cが取付けられており、補助コイル13C
は、一方の端末線をピン端子14Cに巻付けた後、ボビ
ン12Cに巻装されている。また、ボビン12bには、
内側に位置してピン端子15Bが取付けられており、補
助コイル13Cの他方の端末線はピン端子15Bに巻付
けられている。また、補助コイル13Dは、一方の端末
線をピン端子14Aに巻付けた後、ボビン12dに巻装
されたものであり、補助コイル13Dの他方の端末線は
ピン端子15Bに巻付けられている。
を示すものであり、主コイル13Aおよび13Bは、ピ
ン端子15Aを介して直列接続されている。また、補助
コイル13Cおよび13Dは、ピン端子15Bを介して
直列接続され、しかも、ピン端子14Aを介して主コイ
ル13Aおよび13Bに並列接続されている。尚、ピン
端子14A〜14Cは四角柱状をなすものであり、図1
の符号13Eは、コイル13A〜13Dのピン端子14
A〜14Cに対する巻付部を示している。
14A〜14Cに巻付ける作業,コイル13A〜13D
をボビン12a〜12dに巻装する作業は、自動巻線機
(図示せず)を用いて行われたものであり、コイル13
A〜13Dの端末線は、図1に示すように、所定のピン
端子14A〜14Cに半田付けされることに伴い、絶縁
被膜が破壊され、電気的および機械的に結合されてい
る。そして、図4に示すように、保持部12fから巻付
部13Eの上端(先端)に至る高さ寸法はH1 に設定さ
れ、コイル13A〜13Dからピン端子14A〜14C
には、図8に矢印A〜Cで示す方向に引張力が作用して
いる。
形してなるものであり、端子台16内には、図7に示す
銅製の導体板17A〜17Dが埋設されている。これら
導体板17A〜17Dは、複数の繋ぎ桟17Eを介して
連結された状態で端子台16にインサート成形されたも
のであり、端子台16の成形時には、端子台16から複
数の繋ぎ桟17Eが露出している。そして、導体板17
A〜17Dは、端子台16の成形後に各繋ぎ桟17Eを
切断することに伴い分離されている。
Fが形成されており、これら各端子接続部17Fには、
円形状をなす端子挿入孔17Gが形成されている。そし
て、端子台16には、図6に示すように、3つの露出孔
16aが形成されており、各端子接続部17Fは、図3
の(b)に示すように、露出孔16aを通して端子台1
6の上下両面に露出している。また、端子台16の下面
には、各端子接続部17F付近に位置して筒部16bが
一体形成されている。これら各筒部16bは角筒状をな
すものであり、図2に示すように、端子挿入孔17Gを
囲むように設けられている。
示すように、合成樹脂製の土手部16c,16cが形成
されている。これら各土手部16cは、図2に示すよう
に、端子挿入孔17G内に突出し、矢印A〜C方向に対
して直交する方向へ延びるものであり(図6参照)、図
3の(a)に示すように、各土手部16cの上面は端子
接続部17Fの上面と面一になっている。尚、各土手部
16cは、導体板17A〜17Dのインサート成形時に
一体形成されたものである。
は、図5に示すように、爪部12gが一体形成されてい
る。そして、端子台16の下面には、一対の脚部16d
および3個の突部(図示せず)が一体形成されており、
ピン端子14A〜14Cの外周部に筒部16bを挿入
し、端子台16をステータコア11側へ押込むと、各脚
部16dが爪部12gに係合し、各突部が爪部12g相
互間に押込まれ、端子台16がステータコア11に装着
される。これと共に、ピン端子14A〜14Cの先端部
が、図1に示すように、端子挿入孔17G内に挿入され
る。
接続部17Fに半田付けされており、コイル13A〜1
3Cは、図9に示すように、導体板17A〜17Cに電
気的に接続されている。また、各土手部16cのうちピ
ン端子14A〜14Cに対向する部分は、図2に示すよ
うに、ピン端子14A〜14Cの外面形状に等しい直状
をなしており、各端子挿入孔17Gには、内径寸法Rよ
り小さな寸法Dを有する幅狭部が形成されている。
示すように、一対の傾斜面16eおよび16fが一体形
成されている。これら傾斜面16eおよび16fは、土
手部16cおよび16cと共に半田の固化を促進する樹
脂部18を構成するものであり、一方の傾斜面16e
は、筒部16bの内面のうち(端子接続部17Fのう
ち)コイル13A〜13Dからピン端子14A〜14C
に作用する引張力の方向(矢印A〜Cで示す)に対向す
る部分に配置され、一方の土手部16cに繋がってい
る。また、他方の傾斜面16fは、一方の傾斜面16e
に対向配置され、他方の土手部16cに繋がっている。
は、図3の(b)に示すように、成形型19を矢印Dお
よび矢印E方向へ型開きするようにしている。従って、
各筒部16bの内面のうち傾斜面16eおよび16fが
形成されていない部分にも、型抜き用の傾斜面16h,
16hが形成されている。
ら土手部16cに至る寸法H2 は、図1に示すように、
保持部12fから巻付部13Eに至る寸法H1 より若干
大きく設定されている。そして、巻付部13Eの上端面
は、端子挿入孔17Gに近接し、ピン端子14A〜14
Cの外面と端子挿入孔17Gの内面との間を下方から覆
っている。
うに、外部接続部17Hが形成されている。また、端子
台16には、図6に示すように、コネクタ部16gが一
体形成されている。このコネクタ部16gは、一面が開
口する箱状をなすものであり、3つの外部接続部17H
はコネクタ部16g内に位置している。
すように、コンデンサ接続部17Jが形成されており、
これらコンデンサ接続部17Jは、図6に示すように、
端子台16の上面に露出している。そして、コンデンサ
接続部17Jには、ランニング用コンデンサ20の端子
20aが半田付けされており、図9に示すように、導体
板17Bと17Cとの間(主コイル13A,13Bと補
助コイル13C,13Dとの間)には、コンデンサ20
が介在されている。
すように、ヒューズ接続部17Kが形成されており、こ
れらヒューズ接続部17Kは、図6に示すように、端子
台16の上面に露出している。そして、ヒューズ接続部
17Kには、保護装置に相当する温度ヒューズ21の端
子21aが半田付けされており、図9に示すように、導
体板17Aと17Dとの間には温度ヒューズ21が介在
されている。
路のコネクタ(いずれも図示せず)が差込まれており、
外部回路から導体板17A〜17Dを通してコイル13
A〜13Dに電源が供給されると、回転磁界が発生し、
ロータが回転する。
る。ピン端子14A〜14Cにコイル13A〜13Dの
端末線を巻付け、ボビン12a〜12dにコイル13A
〜13Dを巻装したら、まず、ピン端子14A〜14C
の外周部に筒部16bを挿入し、端子台16をステータ
コア11側へ押込むことに伴い、ステータコア11に装
着する。次に、導体板17A〜17Cの端子接続部17
Fおよびピン端子14A〜14Cに半田鏝をあてがい、
ピン端子14A〜14Cを端子接続部17Fに半田付け
する。
樹脂部18を設けた。このため、ピン端子14A〜14
Cを端子挿入孔17G内に挿入した後、端子接続部17
Fに半田付けするにあたって、端子接続部17F付近を
半田鏝であたためても、樹脂部18は熱伝導率が端子接
続部17Fと比べて低いので、樹脂部18はあまり温度
が上昇しておらず、温度が低い。従って、熱伝導率が小
さい樹脂部18(特に樹脂部18のうちの土手部16
c)で半田の固化が促進されるので、ピン端子14A〜
14Cの挿入作業性が損なわれない大きさに端子挿入孔
17Gを保持したままでも、半田の流出を極力防止でき
る。従って、半田の使用量が低減される上、ピン端子1
4A〜14Cと端子接続部17Fとの間の接続不良が防
止される。しかも、コイル13A〜13D上に半田が垂
れることが防止されるので、総じて品質が向上する。
筒部16bの内面に傾斜面16eおよび16fを形成し
た。このため、何らかの要因でピン端子14A〜14C
が位置ずれしている場合でも、ピン端子14A〜14C
の外周部に筒部16bを挿入し、端子台16をステータ
コア11側へ押込むと、ピン端子14A〜14Cが傾斜
面16eおよび16fにより案内され、端子挿入孔17
G内に簡単に挿入されるので、端子台16のステータコ
ア11に対する装着作業性が向上する。
A〜13Dからピン端子14A〜14Cに作用する引張
力の方向に対向する部分に傾斜面16eを形成した。こ
のため、図10の(a)に示すように、コイル13A〜
13Dからの引張力によりピン端子14A〜14Cが傾
斜している場合でも、図10の(b)に示すように、ピ
ン端子14A〜14Cが傾斜面16eにより案内され、
端子挿入孔17G内に簡単に挿入されるので、この点か
らも端子台16の装着作業性が向上する。
手部16cに繋げた。このため、端子接続部17Fに土
手部16cを単独で付着させる場合に比べ(樹脂部=土
手部にする)、樹脂部18が昇温し難くなるので、半田
の固化が一層促進される。これと共に、土手部16cが
端子接続部17Fから剥離してしまうことが防止され
る。
4A〜14Cに対する巻付部13Eを保持部12fと導
体板17A〜17Dとの間に配置し、巻付部13Eの上
端を端子挿入孔17Gに近接させた。このため、ピン端
子14A〜14Cの外面と端子挿入孔17Gの内面との
間が下方から覆われた形態になるので、この点からも半
田の流出が極力防止される。
に突出させることに伴い、端子挿入孔17Gに幅狭部を
形成した。このため、ピン端子14A〜14Cの外面と
端子挿入孔17Gの内面との間隔が小さくなるので、こ
の点からも半田の流出が極力防止される。しかも、土手
部16cのうちピン端子14A〜14Cに対向する部分
の形状をピン端子14A〜14Cの外面形状に等しくし
た。このため、ピン端子14A〜14Cの外面と端子挿
入孔17Gの内面との間隔が均一化され、両者の間に局
部的に大きな隙間が形成されることが防止されるので、
この点からも半田の流出が極力防止される。
上下両面に露出させた。このため、端子台16に導体板
17A〜17Dをインサート成形するにあたって、各端
子接続部17Fを上下両面から成形金型19により挟持
できるので、導体板17A〜17Dの端子台16に対す
る埋設位置が安定する。これによって、インサート成形
時に端子接続部17Fの上面および下面に樹脂が漏れる
ことがなくなり、ばりが生じることが防止される。
6cを端子挿入孔17G内に突出させることに伴い、端
子挿入孔17Gの内径寸法を狭めたが、これに限定され
るものではなく、例えば本発明の第2実施例を示す図1
1のように、端子接続部17Fの下方において土手部1
6cを端子挿入孔17G側へ突出させることに伴い、端
子挿入孔17Gの内径寸法を実質的に小さくしても良
い。
は、土手部16cのうちピン端子14A〜14Cに対向
する部分を直状に形成したが、これに限定されるもので
はなく、要はピン端子14A〜14Cと土手部16cと
の間に局部的に大きな隙間が形成されないように、ピン
端子14A〜14Cの外面形状に近似させれば良い。
は、土手部16cにより端子挿入孔17Gの実質的な内
径寸法を狭めたが、これに限定されるものではなく、例
えば本発明の第3実施例を示す図12のように、端子挿
入孔17Gの周縁部に土手部16cを形成し、端子挿入
孔17Gの内面と土手部16cの内面とを略面一にして
も良い。
(円柱状のピン端子14A〜14Cを用い、ピン端子1
4A〜14Cと土手部16cとの間隔を略一定化するこ
とが好ましい)を半田付けするにあたって、特に土手部
16cの内周面で半田の固化が促進されるので、ピン端
子14A〜14Cの挿入作業性が損なわれない大きさに
端子挿入孔17Gを保持したままでも、半田の流出を極
力防止できる。
は、ステータコア11のティースにボビン12a〜12
dを装着し、ボビン12a〜12dにコイル13A〜1
3Dを巻装したが、これに限定されるものではなく、例
えばステータコア11に軸方向両側から絶縁カバーを被
せることに伴い各ティースを両絶縁カバーにより覆い、
両絶縁カバーにコイル13A〜13Dを巻装しても良
い。
は、本発明をコンデンサ誘導モータのステータに適用し
たが、これに限定されるものではなく、各種モータのス
テータに適用できる。
の回転電機のステータは次の効果を奏する。請求項1記
載の手段によれば、端子接続部に熱伝導率が小さな樹脂
部を設けた。このため、ピン端子を端子挿入孔に挿入し
た後、端子接続部に半田付けするにあたって、温度があ
まり上昇していない樹脂部で半田の固化が促進されるの
で、ピン端子の挿入作業性が損なわれない大きさに端子
挿入孔を保持したままでも、半田の流出を極力防止でき
る。従って、半田の使用量が低減される上、ピン端子と
端子接続部との間の接続不良が防止される。しかも、コ
イル上に半田が垂れることが防止されるので、総じて品
質が向上する。
に傾斜面を形成した。このため、何らかの要因でピン端
子が位置ずれしている場合でも、ピン端子の外周部に筒
部を挿入し、端子台をステータコア側へ押込むと、ピン
端子が傾斜面により案内され、端子挿入孔内に簡単に挿
入されるので、端子台のステータコアに対する装着作業
性が向上する。
のうちコイルからピン端子に作用する引張力の方向に対
向する部分に傾斜面を形成した。このため、コイルから
の引張力によりピン端子が傾斜している場合でも、ピン
端子が傾斜面により案内され、端子挿入孔内に簡単に挿
入されるので、端子台の装着作業性が向上する。
線のピン端子に対する巻付部の先端を端子挿入孔に近接
させた。このため、端子挿入孔の内面とピン端子の外面
との間が巻付部の先端により覆われた形態になるので、
半田の流出防止に対する確度が高くなる。
り端子挿入孔の内径寸法を狭めた。このため、ピン端子
の外面と端子挿入孔の内面との間隔が小さくなるので、
半田の流出防止に対する確度が高くなる。しかも、樹脂
部のうちピン端子に対向する部分の形状をピン端子の外
面形状に近似させた。このため、樹脂部とピン端子との
間隔が均一化されるので、半田の流出防止に対する確度
が一層高くなる。
を端子台の表裏両面に露出させた。このため、端子台に
導体板をインサート成形するにあたって、導体板の端子
接続部を表裏両面から成形金型によって挟持できるの
で、導体板の端子台に対する埋設位置が安定する。これ
によって、端子接続部に樹脂が漏れることがなくなり、
ばりが生じることが防止される。
接続部との接続状態を示す縦断面図)
子接続部部分を示す)
は図2のロ−ロ線に沿う断面図
す縦断面図
図,(b)はピン端子が傾斜面に案内される様子を示す
縦断面図
図
図
3Bは主コイル(コイル)、13Cおよび13Dは補助
コイル(コイル)、13Eは巻付部、14A〜14Cは
ピン端子、16は端子台、16bは筒部、16cは土手
部、16eおよび16fは傾斜面、16gはコネクタ
部、17A〜17Dは導体板、17Fは端子接続部、1
7Gは端子挿入孔、17Hは外部接続部、18は樹脂部
を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 コイルが巻装されたステータコアと、 このステータコア側に設けられ、前記コイルの端末線が
巻付けられたピン端子と、 前記ステータコアに装着され、外部回路のコネクタが嵌
合されるコネクタ部を有する樹脂製の端子台と、 この端子台に埋設され、端子台から露出する端子接続部
および前記コネクタ部内に位置する外部接続部を有する
導体板と、 この導体板の端子接続部に形成され、前記ピン端子が挿
入された端子挿入孔とを備え、 前記ピン端子は、前記端子接続部に半田付けされ、 前記端子接続部には、前記ピン端子の接続時に半田の固
化を促進する樹脂部が設けられていることを特徴とする
回転電機のステータ。 - 【請求項2】 端子台には、ピン端子を囲む筒部が形成
され、 樹脂部は、前記筒部の内面に位置し且つ前記ピン端子を
前記筒部の内部から端子挿入孔に案内する傾斜面を備え
ていることを特徴とする請求項1記載の回転電機のステ
ータ。 - 【請求項3】 樹脂部は、端子接続部のうちコイルから
ピン端子に作用する引張力の方向に対向する部分に位置
し且つピン端子を端子挿入孔に案内する傾斜面を備えて
いることを特徴とする請求項1記載の回転電機のステー
タ。 - 【請求項4】 コイル端末線のピン端子に対する巻付部
は、ピン端子が保持された保持部と導体板との間に配置
され、 前記巻付部の先端は、端子挿入孔に近接していることを
特徴とする請求項1記載の回転電機のステータ。 - 【請求項5】 端子挿入孔は、実質的な内径寸法が樹脂
部により狭められ、 樹脂部のうちピン端子に対向する部分の形状は、ピン端
子の外面形状に近似していることを特徴とする請求項1
記載の回転電機のステータ。 - 【請求項6】 端子接続部は、端子台の表裏両面に露出
していることを特徴とする請求項1記載の回転電機のス
テータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP433897A JP3597660B2 (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 回転電機のステータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP433897A JP3597660B2 (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 回転電機のステータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10201158A true JPH10201158A (ja) | 1998-07-31 |
JP3597660B2 JP3597660B2 (ja) | 2004-12-08 |
Family
ID=11581666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP433897A Expired - Fee Related JP3597660B2 (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 回転電機のステータ |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3597660B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015083623A1 (ja) * | 2013-12-02 | 2015-06-11 | デンソートリム株式会社 | 磁石式発電機 |
-
1997
- 1997-01-14 JP JP433897A patent/JP3597660B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015083623A1 (ja) * | 2013-12-02 | 2015-06-11 | デンソートリム株式会社 | 磁石式発電機 |
JP2015130785A (ja) * | 2013-12-02 | 2015-07-16 | デンソートリム株式会社 | 磁石式発電機 |
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