JP3011245B2 - リード線引き出し構造 - Google Patents

リード線引き出し構造

Info

Publication number
JP3011245B2
JP3011245B2 JP3235673A JP23567391A JP3011245B2 JP 3011245 B2 JP3011245 B2 JP 3011245B2 JP 3235673 A JP3235673 A JP 3235673A JP 23567391 A JP23567391 A JP 23567391A JP 3011245 B2 JP3011245 B2 JP 3011245B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead wire
lead
motor
motor case
pressing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3235673A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0556600A (ja
Inventor
晃二 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP3235673A priority Critical patent/JP3011245B2/ja
Publication of JPH0556600A publication Critical patent/JPH0556600A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3011245B2 publication Critical patent/JP3011245B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型モーター等の電気
機器のリード線引き出し構造に関する。
【0002】
【従来の技術】小型モーター等の電気機器においては、
電源および制御回路に接続するためのリード線を該電気
機器から引き出す構造が使用されている。従来のモータ
ーのリード線引き出し構造としては、コイルにリード線
を直接半田付けした後、該リード線をテープによってコ
イルまたは機器本体の表面に固定する構造、あるいはモ
ーター端子に固着された回路基板を介してリード線を半
田付けする構造などが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のリード
線を直接半田付けした後にテープでよってコイルまたは
機器本体の表面に固定する構造では、半田接続したリー
ド線をテープでしっかりと押さえ付ける必要があり、そ
のためのテープ巻回作業に手間を要し、コストアップに
なるという課題があった。また、前述の回路基板を介し
てリード線を半田付けする構造では、半田付けした部分
の導体が露出するため、外部導体等との接触により不具
合が発生したり、リード線が引っ張られた時に接続部が
損傷し易いという課題があった。
【0004】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、モーター側の形状
構造をそのまま利用し、プラスチックにより成形された
一つの部材をモーターケース側面に形成された切り欠き
部に装着するだけで、保護カバーによるリード線接続部
の保護機能と弾力性を有する突起によるリード線の挟持
機能及び挟持力調整機能とを実現することができ、簡単
かつ安価な構造で信頼性を向上させることができるリー
ド線引き出し構造を提供することである。
【0005】本発明、上記目的を達成するため、モータ
ーケース側面の切り欠き部から露出したモーター端子に
リード線が半田接続されるリード線引き出し構造におい
て、前記モーターケース側面の切り欠き部に、前記リー
ド線接続部を覆う保護カバーとしての押さえ部材がパッ
チン爪の係合部により着脱可能に備えられ、該押さえ部
材は前記リード線を押さえるための弾力性を付与するス
リットを形成した突起を有するとともにリード線を外部
に引き出すための開口を有してプラスチックにより一体
成形され、前記リード線を前記押さえ部材の開口に挿通
した後、該押さえ部材を前記モーターケース側面の切り
欠き部に装着することにより、該押さえ部材の突起と前
記モーターケース側面との間で前記リード線接続部近傍
の前記リード線を挟持することを特徴とする。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例によるリード線引き
出し構造を有する小型モーターの縦断面図である。図1
において、一端開放のドラム形状をしたモーターケース
10の開放端面には取り付け板12がカシメ13等の固
着手段によって固定されており、該取り付け板12によ
ってモーターケース10の開放端面を密閉するための端
板が形成されている。前記モーターケース10の中心部
に形成された開口11にはベアリング15が圧入または
接着等で位置決め固定されており、前記取り付け板12
のモーター軸心部に形成された開口14にはもう一つの
ベアリング16が圧入または接着等で位置決め固定され
ている。これらのベアリング15、16によってモータ
ー軸17が軸支されている。
【0007】モーター軸17のモーターケース10内の
位置には、ローター18が圧入固定されており、該ロー
ター18の外周部には、円周方向所定ピッチでN、S極
に着磁されたローターマグネット19が固定されてい
る。モーターケース10および取り付け板12で形成さ
れたモーター内部には、前記ローターマグネット19と
所定のギャップをもって対面する2個のステーターユニ
ット50、60が軸方向に並べて配置されている。各ス
テーターユニット50、60は、極歯を有する内外のヨ
ーク間に励磁コイル20、21を収納した構造を有し、
モーターの励磁相を構成するものであり、したがって、
図示の小型モーターは、2つの励磁相を備えたステッピ
ングモーターを構成している。
【0008】図示の例では、第1相の外ヨーク22はモ
ーターケース10の端面の一部を切り起こすなどによっ
て該モーターケース10と一体的に形成されており、第
1相の内ヨーク23および第2相の内ヨーク24は背中
合わせに接合されており、第2相の外ヨーク25は取り
付け板12の一部を切り起こすなどによって該取り付け
板12と一体的に形成されている。なお、前記第1相の
外ヨーク22および前記第2相の外ヨーク25は、それ
ぞれ、独立した別部材で作り、これを前記モーターケー
ス10および前記取り付け板12に溶接等で固定するこ
ともできる。こうして、第1の内外ヨーク22、23の
内部に、ボビン26に巻回された第1の励磁コイル20
を装着することにより、第1相のステーターユニット5
0が構成され、また、第2の内外ヨーク24、25の内
部に、ボビン27に巻回された第2の励磁コイル21を
装着することにより、第2相のステーターユニット60
が構成されている。
【0009】各ヨーク22、23、24、25のそれぞ
れには、前記ローターマグネット19と所定のギャップ
をもって対面するように、円周方向所定ピッチで形成さ
れた複数の極歯が設けられている。前記ボビン26、2
7は、例えば、プラスチック等の絶縁材で形成され、そ
の一部26A、27Aはモーターケース10の側面切欠
き部31から露出しており、この露出部分には、各励磁
コイル20、21に接続されるモーター端子28、29
(合計4本または6本)が外部へ突出するように固定さ
れている。前記モーター軸17の出力側突出部には、プ
ーリ等の回転力取り出し手段30が固定されている。
【0010】モーターケース10の円周方向略同一側
(切欠き部31側)に突出する前記各モーター端子2
8、29は、所定の剛性を有する導電性の棒状または板
状の金属で形成されている。そこで、各モーター端子2
8、29の先端部には、不図示の制御回路(電源を含
む)に接続するためのリード線(通常複数本)32が半
田付け等によって固着されている。そこで、前記切欠き
部31には、前記リード線32を押さえるための突起3
3を有する押さえ部材34が着脱可能に取り付けられて
いる。なお、この押さえ部材34は、リード線32とモ
ーター端子28、29との接続部(結合部)を覆う保護
カバーを兼ねている。
【0011】図2は前記押さえ部材34の中央部縦断面
図であり、図3は図2中の線3−3に沿った横断面図で
あり、図4は図2中の線4−4に沿った横断面図であ
り、図5は押さえ部材34によってリード線32を押さ
える状態を示す図2と同じ部分の縦断面図である。図1
〜図5において、押さえ部材34はプラスチック(絶縁
材)の一体成形品で作られており、モーター端子28、
29とリード線32との接続部を覆うようにして切欠き
31にパッチン止めにより着脱可能に固定されている。
すなわち、この押さえ部材34は、下面開放の箱型形状
をしており、リード線32接続部を覆う保護カバーを兼
ねている。
【0012】図1〜図5において、押さえ部材34の両
側には、弾性変位可能でモーターケース10の切欠き3
1の両側端縁に着脱可能にパッチン止めされる係止部3
5が形成されており、また、押さえ部材34の内部に
は、複数本のリード線32をモーター端子28、29か
ら所定距離(例えば、約3ミリ〜12ミリ程度)の位置
で押さえるためのリブ状の突起33が形成されている。
なお、図示の例では、前記係止部35を切欠き部31に
係合させるとともに、該係止部35の端面をボビン27
の露出部27Aの側面に当接させることにより位置決め
されている。さらに、押さえ部材34の上面の所定位置
(前記突起33のモーター端子28、29と反対側)に
は、リード線32を外部へ引き出すための開口36が形
成されている。
【0013】図1〜図5の構成によれば、リード線32
を押さえ部材34の開口36に挿通した後、該押さえ部
材34をモーターケース10の切欠き部31にパッチン
止めで位置決め固定することにより、各リード線32の
接続端近傍が突起33で押さえられる状態となるので、
該リード線32が引っ張られる場合でも、該リード線3
2のモーター端子28または29との接続部にダイレク
トに引っ張り力が作用することは無く、ストレスを大幅
に軽減することが可能となった。なお、前記突起33に
よる各リード線32を押さえる力は、突起33の高さと
該突起33自体の弾力性で加減することが可能であり、
図示の例では、該突起33の中央部に、弾力性を付与す
るためのスリット37が形成されている。
【0014】以上説明した実施例によれば、端子28、
29と各リード線32との接続部押さえ部材34で覆う
ことにより、リード線引き出し構造の導体部分の露出を
無くして信頼性および安全性を高めることができ、ま
た、各リード線32を突起33で押さえることにより、
該リード線32が引っ張られる時でも、該リード線32
と端子28または29との接続部に作用するストレスを
軽減または無くすことができ、リード線32の引っ張り
強度を高めることが可能となった。
【0015】図6は本発明によるリード線引き出し構造
の他の実施例を示す部分縦断面図であり、本実施例で
は、押さえ部材34の前面にリード線32引き出し用の
開口36が形成され、図1〜図5の実施例とはリード線
32の引き出し方向が異なっている。図6の実施例はリ
ード線引き出し方向の点のみで前述の実施例と相違して
おり、その他の部分では実質上同じ構成を有しており、
それぞれ対応する部分を同一符号で示し、それらの詳細
説明は省略する。図6の実施例によっても、前述の実施
例の場合と同様の作用効果が得られる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
によれば、モーターケース側面の切り欠き部から露出し
たモーター端子にリード線が半田接続されるリード線引
き出し構造において、前記モーターケース側面の切り欠
き部に、前記リード線接続部を覆う保護カバーとしての
押さえ部材がパッチン爪の係合部により着脱可能に備え
られ、該押さえ部材は前記リード線を押さえるための弾
力性を付与するスリットを形成した突起を有するととも
にリード線を外部に引き出すための開口を有してプラス
チックにより一体成形され、前記リード線を前記押さえ
部材の開口に挿通した後、該押さえ部材を前記モーター
ケース側面の切り欠き部に装着することにより、該押さ
え部材の突起と前記モーターケース側面との間で前記リ
ード線接続部近傍の前記リード線を挟持する構成とした
ので、モーター側の形状構造をそのまま利用し、プラス
チックにより成形された一つの部材をモーターケース側
面に形成された切り欠き部に装着するだけで、保護カバ
ーによるリード線接続部の保護機能と弾力性を有する突
起によるリード線の挟持機能及び挟持力調整機能とを実
現することができ、簡単かつ安価な構造で信頼性を向上
させることができるリード線引き出し構造が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるリード線引き出し構造
を有するモーターの縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例によるリード線引き出し構造
の押さえ部材を示す縦断面図である。
【図3】図2中の線3−3に沿った横断面図である。
【図4】図2中の線4−4に沿った横断面図である。
【図5】図2の押さえ部材を装着してリード線を押さえ
る状態を示す縦断面図である。
【図6】本発明の他の実施例によるリード線引き出し構
造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 モーターケース 12 端板(取り付け板) 15 ベアリング 16 ベアリング 17 モーター軸 18 ローター 19 ローターマグネット 20 励磁コイル 21 励磁コイル 26 ボビン 27 ボビン 28 モーター端子 29 モーター端子 31 切欠き部 32 リード線 33 突起 34 押さえ部材 35 係止部 36 開口 37 スリット 50 第1相のステータユニット 60 第2相のステータユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−186541(JP,A) 実開 昭60−177677(JP,U) 実開 昭60−99859(JP,U) 実開 平3−21954(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/22 H02K 3/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーターケース側面の切り欠き部から
    露出したモーター端子にリード線が半田接続されるリー
    ド線引き出し構造において、 前記モーターケース側面の切り欠き部に、前記リード線
    接続部を覆う保護カバーとしての押さえ部材がパッチン
    爪の係合部により着脱可能に備えられ、該押さえ部材は
    前記リード線を押さえるための弾力性を付与するスリッ
    トを形成した突起を有するとともにリード線を外部に引
    き出すための開口を有してプラスチックにより一体成形
    され、前記リード線を前記押さえ部材の開口に挿通した
    後、該押さえ部材を前記モーターケース側面の切り欠き
    部に装着することにより、該押さえ部材の突起と前記モ
    ーターケース側面との間で前記リード線接続部近傍の前
    記リード線を挟持することを特徴とするリード線引き出
    し構造。
JP3235673A 1991-08-23 1991-08-23 リード線引き出し構造 Expired - Lifetime JP3011245B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3235673A JP3011245B2 (ja) 1991-08-23 1991-08-23 リード線引き出し構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3235673A JP3011245B2 (ja) 1991-08-23 1991-08-23 リード線引き出し構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0556600A JPH0556600A (ja) 1993-03-05
JP3011245B2 true JP3011245B2 (ja) 2000-02-21

Family

ID=16989510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3235673A Expired - Lifetime JP3011245B2 (ja) 1991-08-23 1991-08-23 リード線引き出し構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3011245B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2584987Y2 (ja) * 1992-02-28 1998-11-11 日本サーボ株式会社 小形電動機の巻線引出構造
JP6175708B2 (ja) * 2013-02-18 2017-08-09 日本電産テクノモータ株式会社 モータ
JP2018057099A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 日本電産サンキョー株式会社 モータ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0556600A (ja) 1993-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3052304B2 (ja) ステッピングモータ
JP3102665B2 (ja) 電動機
JP5354889B2 (ja) ブラシレスモータ
EP0543670A2 (en) A miniature electric motor
JP2008301634A (ja) モータ
JPH0588169U (ja) 小型モータ
US3304448A (en) Dynamoelectric machine terminal arrangement
JP3011245B2 (ja) リード線引き出し構造
JP2930432B2 (ja) 小型モーターのボビン構造
EP0855787A2 (en) Rotation detector
US6954012B2 (en) Permanent electric motor with a speed sensor
JPH0622484A (ja) モータの固定子
JPH10271795A (ja) ステッピングモータ
US6737950B2 (en) Winding structure of starter
JPH0548559U (ja) モータの巻線端末処理装置
JPH0556599A (ja) 小型モーターの電気接続構造
JP2964110B2 (ja) フラットモータのステータ構造
JPH0197159A (ja) ステッピングモータ
JP2590753Y2 (ja) 回転電機の接続装置
JP3539841B2 (ja) 軸受磨耗検知用ボビン状コイル
JPH0646202Y2 (ja) 小型モータの端子構造
JPH1014154A (ja) 電気機器のリード線の支持装置
JP3259268B2 (ja) ステッピングモータ
JP3597660B2 (ja) 回転電機のステータ
JPH0537652Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111210

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111210

Year of fee payment: 12