JPH10200712A - 掃引速度可変式画像スキャナおよびスキャン方法 - Google Patents

掃引速度可変式画像スキャナおよびスキャン方法

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JPH10200712A
JPH10200712A JP9359884A JP35988497A JPH10200712A JP H10200712 A JPH10200712 A JP H10200712A JP 9359884 A JP9359884 A JP 9359884A JP 35988497 A JP35988497 A JP 35988497A JP H10200712 A JPH10200712 A JP H10200712A
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JP9359884A
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Steven L Webb
スティーブン・エル・ウエブ
Dan S Johnson
ダン・エス・ジョンソン
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Hewlett Packard Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】信号対雑音比、画素あたりビット数、解像度、
および速度のさまざまな組み合わせの選択を可能にする
ことによって自由度を高めたイメージ・スキャン・シス
テムを提供すること。 【解決手段】オペレータは解像度とデータタイプ(2値
非ディザ、2値ディザ、あるいは画素あたりビット数を
含むカラー/グレースケール)を選択し、その後速度モ
ードが選択され、オペレータの選択したデータタイプに
対して適当な信号対雑音比が供給される。低速モードの
場合、スキャナはY方向に要求解像度の整数倍で走査
し、整数倍の隣接線の画素の平均を取る。低解像度のカ
ラーあるいはグレースケール走査に用いる通常速度モー
ドでは、X方向に隣接する画素が加算され線あたりの露
光時間が短縮される。2値走査の場合、露光時間を通常
の露光時間の3分の1に短縮することによって高速走査
が実行され、その結果信号対雑音比は許容可能なより低
いものとなるが走査時間もそれに応じて短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的には電子画像
スキャナおよび複写機に関し、特にそれぞれがオペレー
タの選択に応じて異なるレンジの信号対雑音比を有する
走査速度を得る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子画像スキャナおよび複写機は光学的
画像を記憶、伝送および印刷に適した電子的形態に変換
する。一般的に、解像度の向上、速度の増大、色品質の
改善、画像品質の改善およびコストの低減に対する要求
は高くなる一方であるが、これらの要求が明らかに矛盾
し、取捨選択が必要である場合も多い。本発明は速度、
解像度および画像品質(信号対雑音比)との間の取捨選
択に関する。以下の背景説明において解像度、速度およ
び画像品質に影響を与える要因の一部を取り上げる。
【0003】通常の画像スキャナあるいは複写機におい
ては、画像からの光が一度に1本の線を走査する光検出
器のリニアアレーに集束される。二次元画像はリニアセ
ンサーアレーとオリジナル画像とを相対移動させること
によって走査される。本明細書では、センサーアレーと
被走査画像との間の相対移動の速度を「掃引速度」と呼
ぶ。グレースケール走査の場合、光検出器のリニアアレ
ーは1つしかない。一般に、カラースキャナあるいは複
写機は少なくとも3つの比較的狭い可視光波長帯域たと
えば赤、緑および青の帯域の輝度を測定する。カラース
キャナは光路内にカラーフィルターを順次移動させるか
あるいは異なる色の光源を順次起動することによって1
列のセンサー要素に複数の波長帯域を順次供給する。よ
り高速になると、カラースキャナは複数のスキャナ要素
列に複数の波長帯域を同時に供給する場合もある。
【0004】図1には、フィルターを用いた画像スキャ
ナあるいは複写機の典型的な色走査アッセンブリーを示
す。光は不透明な文書100の表面で反射する。あるいは
光は透明な文書100を透過する。光学アッセンブリー102
が文書100上の3本の別々の線からの光をカラーフィル
ター104を介して3線光検出器アレー106上に集束する。
通常、この光路はミラー(図示せず)によって折り返さ
れる。文書100と光検出器アレー106との相対移動(矢印
108によって示すようなY方向の相殺移動)によって画
像全体が走査される。
【0005】図2にはビームスプリッタを用いた代替的
色走査アッセンブリーを示す。光学アッセンブリー202
が文書200上の1本の線からの光をビームスプリッタ204
を介して集束する。このビームスプリッタは光を3つの
比較的狭い波長帯域に分割し、それぞれの帯域は3線光
検出器アレー206上の異なるリニアアレー上に集束され
る。
【0006】図2に示す構成では、文書200上の任意の
1本の線について、すべての色の輝度が同時に測定され
る。図1に示す構成では、文書100上の任意の1本の線
について、1つの色の輝度が測定され、その後第2の色
の輝度が測定され、さらにその後第3の色の輝度が測定
される。したがって、図1に示す構成では、被走査画像
の線の輝度測定値をその線について最終的な測定が完了
するまでバッファするメモリが必要である。
【0007】光検出器アレー106および206は通常数千の
光検出要素を有する。それぞれの光検出要素がスキャナ
の光学アッセンブリー(102、202)と連動して文書(10
0、200)上の被走査画像の画素を画成する有効領域から
の光の輝度を測定する。走査解像度は被走査画像上で測
定したインチ(あるいはmm)あたりの画素数として表わ
されることが多い。光学系および個々の光検出要素によ
って規定される解像度は「固有」解像度と呼ばれる。補
間によって追加画素を挿入してより高い「有効」解像度
を得ることができる。選択された画素を省略する(デシ
メーションと呼ぶ)、あるいは2つ以上の隣接する画素
値を平均することによってより低い解像度を得ることが
できる。
【0008】多くの画像形成装置において、オペレータ
はある範囲内の任意の解像度(独立したX解像度および
Y解像度)での走査を指定することが可能である。通
常、X方向については(図1および図2参照)、補間、
デシメーションおよび平均化によって固有解像度以外の
任意の解像度が得られる。Y方向では、解像度は通常光
検出器を一定速度で露光し(線あたり露光時間が一
定)、画像が1露光時間内に光検出器に対して解像度分
の1の距離だけ移動するように相対移動速度(掃引速
度)を調整することによって決定される。Y解像度は掃
引速度の低減、線あたり露光時間の短縮、あるいはその
両方を行なうことによって増大させることができる。Y
解像度は掃引速度の増大、線あたり露光時間の増大、あ
るいはその両方を行なうことによって低下させることが
できる。しかし、このシステムでは所望の解像度を得る
ために画像を光検出器に対して最大速度で移動させ、線
を省略する(デシメーション)ことが必要になる場合が
ある。
【0009】光検出器アレーの検出要素として電荷結合
素子(CCD)が用いられることが多い。図3には1列
の典型的な従来のCCDアレーを示す。1列のCCD要
素300はその両側でアナログシフトレジスタ302および30
4に接続されている。これらのCCD要素に光があたる
と、電荷がCCD要素からアナログシフトレジスタ(30
2、304)に送られ、電荷マルチプレクサ306、増幅器(3
08、310)およびアナログ/デジタル変換器(A/D)(3
12)に「バケツリレー」式に順次移動する。列300内の
偶数番目のCCD要素からの電荷はシフトレジスタ302
に送られ、列300内の奇数番目のCCD要素からの電荷
はシフトレジスタ304に送られる。
【0010】任意の1つのCCD要素について信号対雑
音比を最大とするには、そのCCDの最高予想光輝度が
ほとんどそのCCDを飽和させるものでなければならな
い。線あたり走査時間は最大輝度で各CCD要素をほと
んど飽和させるのに要する露光時間によって決まる。1
本の線についての電荷の移動およびA/D変換は次の線の
露光に並行して発生する。通常、すべての電荷の移動お
よび変換に要する時間は露光時間より短い。画素の省略
(デシメーション)を行なう場合、隣接するCCD要素
からの電荷を加えることによって信号対雑音比にほとん
ど影響を与えずに走査速度を上げることが可能である。
たとえば、要求される解像度が固有解像度の半分である
場合、露光時間を半分にし、隣接するCCD要素対にC
CD電荷を加えることができる。図3において、コンデ
ンサ316はアナログシフトレジスタ302および304から一
連の電荷を受け取る。各電荷がコンデンサ316に放電さ
れた後次の電荷を受け取る前にスイッチ324を閉じるこ
とができる。あるいは、スイッチ314が開いたままにな
るように制御する場合、コンデンサ316には受け取った
2つあるいはそれ以上の電荷が蓄えられる。これについ
ては米国特許5,461,491号(Degi)により詳細に説明さ
れている。
【0011】上に、Y方向の解像度を低くするにはスキ
ャナの最大掃引速度を越える掃引速度が必要になること
を説明した。特に、Degiの説明するような電荷の追加を
行なう場合、X解像度を低くすると露光時間が短くな
り、その結果スキャナの最大掃引速度を越える掃引時間
が必要になり、指定されたY解像度を得る唯一の方法と
して線の省略が必要になる。線の省略を行なうより、露
光時間の増大の方が好ましい場合がある。この取捨選択
については米国特許5,489,772号(Webbその他)により
詳細に説明されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】画像のデジタル化にお
いて注目される他のパラメータとしてはデジタル化の後
の画素あたりビット数がある。グレースケール画像ある
いはカラー画像の輝度を16のレベル(4ビット/画素)
に精密にデジタル化する場合、得られた印刷画像あるい
は表示画像に輝度(輪郭)の段差その他のデジタル化に
よるアーティファクトが認められる場合がある。画像輝
度を256のレベル(8ビット/画素)に精密にデジタル
化する場合にも暗い領域や影の領域にやはりデジタル化
アーティファクトが認められる。人間の視覚系はおおむ
ね対数的な性質を有する。すなわち、人間の視覚系は暗
い領域や影の領域における輝度の変化には非常に敏感で
あるが、輝度の変化に対する感度は輝度の増大に伴なっ
て低下する。画像を1024のレベル(10ビット/画素)に
精密にデジタル化する場合、デジタル化によるアーティ
ファクトは基本的には人間の視覚系には不可視である。
画素あたりビット数を追加することによって画像処理に
おける2値演算の丸め誤差のマージンが大きくなる。
【0013】また、デジタル化アーティファクトは被走
査画像のタイプの関数であると見ることもできる。透明
フィルムあるいは連続階調のプリント写真はハーフトー
ン画像に比べて輝度のダイナミックレンジがはるかに大
きい場合がある。一般に、連続階調画像はハーフトーン
画像あるいは円グラフや棒グラフ等の部分カラーグラフ
ィックスに比べて画素あたりの必要ビット数が大きくな
る。画像の中には、たとえば、線画や印刷テキストのよ
うに本来2値的(白黒)であり、画素あたり2ビットし
か必要としないものもある。しかし、2値画像の場合に
も、しきい値処理を用いて純粋な2値データを生成する
前に1画素あたり複数のビットに対してエッジの鮮鋭化
や他の画像処理を実行することによって光学的文字認識
等の動作を改善することができる。したがって、3ビッ
ト/画素以上の2値画像の走査に有効である。
【0014】本明細書において注目する最後の画像パラ
メータは雑音である。一般に、画像スキャナによって得
られる画像は不可避的な雑音を有する。光検出器は光を
受けていないときにもある一定のバックグラウンド信号
レベル(フォッグレベルあるいは暗電流とも呼ばれる)
を有する。熱雑音、同期電子雑音、およびアナログ/デ
ジタル変換の精度の限界に起因する量子化バンディング
が発生することもある。また、感度(電圧変化/光の輝
度)には光検出器ごとにばらつきがある。一般に、画像
スキャナはバックグラウンド(暗)信号および感度のば
らつきの影響を低減するための校正処理を実行するが、
かかる校正によってばらつきが完全に除去されることは
稀である。
【0015】一般に、DegiおよびWebbその他の説明する
速度と解像度の取捨選択の目的は任意の指定された解像
度に対して可能な最大速度を常に得られるようにするこ
とにある。また、かかる取捨選択は信号対雑音比にも影
響を与える。しかし、画像品質(画素あたりビット数お
よび信号対雑音比)が速度より重要である場合もある。
また、画像品質より速度が重要である場合もある。信号
対雑音比、画素あたりビット数、解像度、および速度の
さまざまな組み合わせの選択を可能にすることによって
自由度を高めた走査システムが必要とされている。
【0016】
【課題を解決するための手段】具体的実施形態におい
て、走査システムのオペレータは解像度とデータタイプ
(2値非ディザ、2値ディザ、あるいは画素あたりビッ
ト数を含むカラー/グレースケール)を選択する。その
後速度モードが選択され、オペレータの選択したデータ
タイプに対して適当な信号対雑音比が供給される。速度
モードには低速モード、通常モードおよび高速モードが
ある。低速モードの場合、スキャナはY方向に要求解像
度の整数倍で走査し、整数倍の隣接線の画素の平均を取
る。N本の線の平均化を実行すると、総走査時間はN倍に
増大するが信号対雑音比は1/(SQR(N))、(SQRは、平方
根)で改善される。低解像度のカラーあるいはグレース
ケール走査に用いる通常速度モードでは、(Degiの場合
と同様に)X方向に隣接する画素が加算され線あたりの
露光時間が短縮される。2値走査の場合、露光時間を通
常の露光時間の3分の1に短縮することによって高速走
査が実行され、その結果信号対雑音比は許容可能なより
低いものとなるが走査時間もそれに応じて短縮される。
【0017】
【実施例】本発明の実施例において、走査システムのオ
ペレータは被走査画像を、2値非ディザ、2値ディザ、
8ビット/画素(ピクセル)および10ビット/画素以上
の4つのデータのカテゴリーに分類することができる。
線画やテキスト等の2値非ディザ画像は、1ビット/画
素あるいは4ビット/画素で走査することができる。2
値ディザ画像はグレーレベルを模擬するためのディザパ
ターンを用いるバイナリプリンタによって印刷された画
像である。画像のカテゴリーの選択に加えて、この走査
システムのオペレータはXおよびY方向の解像度を直接
的あるいは間接的に選択する。たとえば、オペレータは
オリジナルの画像が目標文書のある領域に適合するよう
なスケーリングを指定することができ、このスケーリン
グ処理にはそれに対応したXおよびY方向の走査解像度
が必要となる。あるいは、オペレータは発生するデジタ
ル画像のための必要メモリ量を低減するために固有解像
度より低い解像度を指定することもできる。
【0018】本実施例においては、走査システムは画像
の種類とY解像度に応じて低速モード、通常モードおよ
び高速モードと呼ばれる3つの速度モードの1つを自動
的に選択する。低速モードでは、主たる目的は信号対雑
音比を最大限にすることである。高速モードでは、主た
る目的は速度を最大限にすることである。
【0019】雑音は平均化によって低減することができ
る。画像は平均された各画素の複数の連続する値を用い
て複数回デジタル化することができる。あるいは、隣接
する画素値の平均をとることもでき、この場合解像度が
低下する。Nの画素値を平均すると、それが同じ画素の
N倍であるかNの異なる隣接画素値であるかにかかわりな
く、ランダム雑音は1/(SQR(N))に低減され
る。また、平均化は低域フィルターとみなすこともでき
る。画像は空間周波数情報を有する。たとえば、画像に
はパターンが含まれる場合がある。具体例としてはハー
フトーン印刷画像におけるドットパターンがある。空間
的パターンの周期的サンプリングを行なうと、空間サン
プリング周波数がサンプリングされる画像中の最高空間
周波数の2倍未満である場合、エイリアシングが生じる
ことがある。したがって、サンプリングに先だって画像
に低域フィルタリングを実行しなければならない場合が
ある。特に、デシメーションを行なうとX方向であるか
Y方向であるかにかかわりなくデジタル化される画像を
適切にフィルタリングしないとエイリアシングに起因す
るアーティファクトが生じることがある。低域フィルタ
リングの一形態としての平均化によってデシメーション
に起因するエイリアシングアーティファクトを低減する
ことができる。
【0020】上述したように、低速モードの主目的は信
号対雑音比を最大限とすることにある。したがって、Y
解像度が固有解像度の半分未満である場合画素の平均化
を用いて低速モードにおける雑音が低減される。低速モ
ードでは掃引速度を落として要求されたY解像度のN倍
のY解像度が生成される(Nは最小でも2)。N本の線
の平均が取られ、要求されたY解像度が得られる。本実
施例では、Nは2、4あるいは8とすることができる。
本実施例では、10ビット/画素以上のカラーあるいはグ
レースケール画像および固有解像度の半分より高いY解
像度が指定された有する8ビット/画素のカラーあるい
はグレースケール画像に対して低速モードが選択され
る。
【0021】上述したように、高速モードの主目的は速
度を最大限とすることにある。本実施例では、高速モー
ドは2値画像にのみ用いられる。本実施例では、2値
(非ディザ)画像を1ビット/画素あるいは4ビット/
画素で走査することができる。どちらの2値(非ディ
ザ)を選択しても、信号対雑音比条件は大幅に低減され
る。2値画像の信号対雑音比は8あるいは10ビット/画
素を必要とする画像の信号対雑音比の3分の1に低減す
ることができ、しかも許容可能な結果が得られる。ほと
んどの2値画像は黒い線かあるいは白っぽい背景上のテ
キストであるが、中にはざまざまな色を有する2値画像
も存在する。本実施例では、2値画像については1つの
色チャンネル、たとえば緑が用いられる。線あたりの露
光時間はCCD要素を最大予想輝度に対してほとんど飽
和させるのに要する露光時間の3分の1に短縮される。
したがって、信号対雑音比は低減されるが掃引速度は3
倍に上がり、完全に飽和したCCD要素に要する時間よ
り3倍速い走査速度が得られる。
【0022】通常速度モードは任意の指定された解像度
について速度を最大限にすることを目的とするが、速度
はY方向のデシメーションを不要とするのに必要なだけ
低減される。この取捨選択についてはWebbその他が説明
している。X方向のより低い解像度については、線あた
りの露光時間が短縮され、隣接する画素が平均されるが
信号対雑音比にはほとんど影響がない。本実施例では、
露光時間が短いとY方向のデシメーションが必要になる
場合、Yデシメーションを防止するために露光時間が増
大され、Y方向の平均化は行なわれない。代替実施例と
して、露光時間の増大の代わりに上述した低速モードに
用いたようなY方向の平均化を用いてY方向のデシメー
ションを不要とする。通常速度モードは2値ディザ画像
および固有解像度の半分未満のY方向解像度を有する8
ビット/画素のカラーあるいはグレースケール画像に用
いられる。
【0023】本実施例では、固有解像度は300画素/イ
ンチ(12画素/mm)である。Y方向解像度が150画素/
インチ(6画素/mm)以下の8ビット/画素のカラーあ
るいはグレースケール画像に対しては通常速度モードが
自動的に選択される。10ビット/画素以上の画像および
Y方向解像度が150画素/インチ(6画素/mm)より高
い8ビット/画素のカラーあるいはグレースケール画像
に対しては低速モードが自動的に選択される。
【0024】速度モードの自動選択を下の表に示す。 データタイプ 有効Y解像度 自動速度モード −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 2値(1又は4 ビット/ピクセル) 12−600 高速 2値・ディザ 12−600 通常 8ビット/ピクセル 12−150 通常 8ビット/ピクセル 151−600 低速 10ビット/ピク セル以上 12−600 低速
【0025】図4Aおよび図4Bにはこの方法の全体を
示す。図4Aにおいて、データタイプが2値非ディザで
ある場合(判断400)、高速が選択され、露光時間が3
分の1に短縮される(ボックス418)。データタイプが
2値ディザである場合(判断402)、あるいはデータタ
イプが8ビット/画素であり(判断404)、Y方向解像
度が固有解像度の半分未満である場合、通常速度モード
が選択される。通常モードでは、Webbその他が開示する
ように、最高3つまでの画素を併合することができる
が、これはY方向における対応する条件の結果Y掃引速
度が最大掃引速度未満となる場合にのみ行なわれる。図
4Aにおいて、X解像度が固有解像度の半分以上の場合
(判断410)、画素の併合は発生しない。X解像度が固
有解像度の半分未満であるが固有解像度の3分の1より
高い場合、X方向画素はY解像度が固有解像度の5分の
1より高い場合に、対ごとに併合される(ボックス42
2)。X解像度が固有解像度の3分の1未満である場合
(判断416)、X方向画素はY解像度に応じて(判断414
および416)、一度に2つずつ(ボックス422)あるいは
一度に3つずつ(ボックス424)併合される。データタ
イプが10ビット/画素以上(判断404)である場合、あ
るいはデータタイプが8ビット/画素以上でY解像度が
固有解像度の4分の1より高い場合(判断408)、図4
Bが用いられる。図4Bにおいて、Y解像度が固有解像
度の4分の1未満である場合(判断426)、掃引速度が
8倍に増大し、連続する8本の線ごとにその平均が求め
られ1本の画素データ線が形成される(ボックス43
2)。Y解像度が固有解像度の4分の1より高いが半分
より低い場合、掃引速度は4倍に増大し、連続する4本
の線ごとにその平均が求められ1本の画素データ線が形
成される(ボックス438)。解像度が固有解像度の半分
より高いが固有解像度より低い場合(判断430)、掃引
速度は2倍になり、連続する2本の線ごとにその平均が
求められ1本の画素データ線が形成される(ボックス43
6)。解像度が固有解像度より高いが半分より低い場
合、掃引速度は2倍になり補間が行なわれるが、線の平
均化は実行されない(ボックス438)。
【0026】XおよびY解像度が固有解像度(ボックス
420)に等しい8ビット/画素の走査の掃引速度をSとす
る。高速モード(ボックス418)は3Sであり、通常速度
モードはS、2Sあるいは3S(それぞれボックス432、434、
436、438)であり、低速モードはS/8、S/4、S/2ある
いはS(それぞれボックス432、434、436、438)であ
る。
【0027】本発明の以上の説明は図示および説明の目
的で行なったものである。以上の説明は本発明を網羅し
ようとするものではなく、また本発明をここに開示した
形態に厳密に限定しようとするものでもなく、上記の原
理に照らして他の改変が可能である。上記実施例は本発
明の原理とその実際の応用について最良の説明を加え、
それによって当業者が考える特定の用途に適したさまざ
まな実施例およびさまざまな変更態様で本発明を最もよ
く利用しうるように選択し説明したものである。特許請
求の範囲には従来技術によって限定されない限り本発明
の他の代替実施例が含まれるものと解釈すべきものであ
る。
【0028】以下に、発明の実施態様を示す。 (実施態様1)画像形成装置の掃引速度を変化させる装
置及び方法であって、前記画像形成装置は画素からの光
の輝度を表わす数値を供給し、前記装置及び方法は、第
1のデータタイプが選択されたとき通常掃引速度(42
0、422、424)を選択するステップ(400)、および第2
のデータタイプが選択されたとき前記通常掃引速度より
高い掃引速度(418)を選択するステップを有し、前記
高い掃引速度は前記通常掃引速度に比べて各画素につい
て信号対雑音比を低減することを特徴とする装置及び方
法。 (実施態様2)前記高い掃引速度は各画素の露光時間を
短縮することを特徴とする実施態様1に記載の装置及び
方法。 (実施態様3)第3のデータタイプが選択されたとき前
記通常掃引速度より低い掃引速度(432、434、436、43
8)を選択するステップを含み、前記低い掃引速度は前
記通常掃引速度に比べて各画素について信号対雑音比を
増大させることを特徴とする実施態様1記載の装置及び
方法。 (実施態様4)前記低い掃引速度では複数の数値線が平
均され1本の数値線が形成されることを特徴とする実施
態様3記載の装置及び方法。 (実施態様5)画像形成装置の掃引速度を変化させる装
置及び方法であって、前記画像形成装置は画素からの光
の輝度を表わす数値を供給し、前記装置及び方法は、第
1のデータタイプが選択されたとき通常掃引速度(42
0、422、424)を選択するステップ(400)、および第2
のデータタイプが選択されたとき前記通常掃引速度より
低い掃引速度(432、434、436、438)を選択するステッ
プを有し、前記低い掃引速度は前記通常掃引速度に比べ
て各画素について信号対雑音比を増大させることを特徴
とする装置及び方法。 (実施態様6)前記低い掃引速度では複数の数値線が平
均され1本の数値線が形成されることを特徴とする実施
態様5記載の装置及び方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルターを有する従来の線走査システムの斜
視ブロック図である。
【図2】ビームスプリッタを有する従来の線走査システ
ムの斜視ブロック図である。
【図3】従来のCCDアレーおよび関連する電子部品の
概略ブロック図である。
【図4A】本発明の方法のフローチャートである。
【図4B】図4Aのフローチャートの続きである。
【符号の説明】
100 文書、 102 光学アッセンブリー、 104 カラ
ーフィルター、 1063線光検出器アレー、 108 文書
100と光検出器アレー106との相対移動、 200文書、 2
02 光学アッセンブリー、 204 ビームスプリッタ、
206 3線光検出器アレー、 300 CCD要素、 30
2, 304 アナログシフトレジスタ、306 電荷マルチプ
レクサ、 308, 310 増幅器、 312 アナログ/デジ
タル変換器(A/D)、 314 スイッチ、 316 コンデ
ンサ、 324 スイッチ、400, 402, 404, 406, 40
8, 410, 412, 414, 416, 418, 420, 422,424,
426, 428, 430, 432, 434, 436, 438 本発明の
処理ステップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イメージングデバイスの掃引速度を変化さ
    せる方法であって、前記イメージングデバイスは画素か
    らの光のつよさを表わす数値を供給し、前記方法は、 第1のデータタイプが選択されたとき通常掃引速度を選
    択するステップ、および第2のデータタイプが選択され
    たとき前記通常掃引速度より高い掃引速度を選択するス
    テップを有し、前記高い掃引速度は前記通常掃引速度に
    比べて各画素について信号対雑音比を低減するものであ
    ることを特徴とする掃引速度可変式画像スキャン方法。
JP9359884A 1996-12-27 1997-12-26 掃引速度可変式画像スキャナおよびスキャン方法 Pending JPH10200712A (ja)

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