JPH1020057A - クライオスタットの蓋部構造体 - Google Patents

クライオスタットの蓋部構造体

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JPH1020057A
JPH1020057A JP8179211A JP17921196A JPH1020057A JP H1020057 A JPH1020057 A JP H1020057A JP 8179211 A JP8179211 A JP 8179211A JP 17921196 A JP17921196 A JP 17921196A JP H1020057 A JPH1020057 A JP H1020057A
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JP
Japan
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lid
bottom plate
rib
cryostat
concrete block
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JP8179211A
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Inventor
Takashi Sasaki
崇 佐々木
Atsuya Fujita
淳哉 藤田
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Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/10Nuclear fusion reactors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 核融合設備のクライオスタットの蓋部構造体
は、その構成部材を個々に取り外すことができず、この
ため、蓋部構造体の取り外しに際しては大型クレーンを
必要とするが、大型クレーンは建屋の制約等から設置で
きない場合が生じるという課題があった。 【解決手段】 胴部構造体2の上端開口に着脱可能に取
り付けられる蓋底板11と、この蓋底板11上の着脱可
能に取り付けられる複数の蓋補強用リブ13と、蓋底板
11上で蓋補強用リブ13間に嵌脱可能に嵌め込まれる
中性子遮蔽用のコンクリートブロック14Aとによって
蓋部構造体10を構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、核融合炉や核融
合装置などのクライオスタットの蓋部構造体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のクライオスタットを示す縦
断面図であり、図において、1は核融合炉や核融合装置
などの核融合設備のクライオスタット、2はこのクライ
オスタット1の円筒状をなした胴部構造体、3はこの胴
部構造体2の内側ライナー、4は前記胴部構造体2の外
側ライナー、5は前記内側ライナー3、外側ライナー4
間に間断的に配置された胴部補強用リブ、6は前記内側
ライナー3、外側ライナー4間に流し込み充填された中
性子遮蔽用のコンクリート、7は胴部構造体2の上端に
設けられた水平の胴側フランジであり、この胴側フラン
ジ7は内側ライナー3、外側ライナー4間の上端開口を
閉塞して外側ライナー4の径方向外方に突出している。
【0003】従って、胴部構造体2は、円筒状の内側ラ
イナー3、外側ライナー4と胴部補強用リブ5とコンク
リート6と胴側フランジ7とから構成されており、その
胴部構造体2は床8に固定されて大型機器等を内蔵して
いる。
【0004】10は胴部構造体2の上端開口部を覆う蓋
部構造体、11はこの蓋部構造体10の内側ライナーで
ある内側蓋板(蓋底板)、12は前記蓋部構造体10の
外側ライナーである外側蓋板(蓋天板)であり、これら
の内側蓋板11、外側蓋板12はそれぞれ皿型曲面状に
形成されている。
【0005】13は内側蓋板11、外側蓋板12間に設
けられた複数の蓋補強用リブであり、これらの蓋補強用
リブ13は内側蓋板11、外側蓋板12に溶接で一体結
合されている。14は前記内側蓋板11、外側蓋板12
間に流し込み充填された中性子遮断用のコンクリート、
15は蓋部構造体10の下端に設けられた水平の蓋側フ
ランジであり、この蓋側フランジ15は内側蓋板11、
外側蓋板12間の下端開口を閉塞して外側蓋板12の径
方向外方に突出している。
【0006】次に蓋部構造体10の現地組立について説
明する。まず、蓋補強用リブ13をリブ組立用の治具で
組み立て、次いで、その蓋補強用リブ13の組立構体に
内側蓋板11、外側蓋板12を溶接接合した後、内側蓋
板11、外側蓋板12間の前記蓋補強用リブ13間にコ
ンクリート14を流し込み充填し、最後に内側蓋板1
1、外側蓋板12間の開口端に蓋側フランジ15を機械
加工することによって、蓋部構造体10が現地で組み立
てられる。
【0007】このようにして組み立てられた蓋部構造体
10を胴部構造体2上に被せ、それらの蓋側フランジ1
5と胴側フランジ7とを気密状態にボルト等で締結する
ことによって、クライオスタット1が組み立てられる。
【0008】そのクライオスタット1の組み立て又は内
部大型機器の取替えに際しては、胴部構造体2上の蓋部
構造体10を大型クレーンで吊り下げて取り外してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のクライオスタッ
トの蓋部構造体は以上のように構成されているので、内
側蓋板11、外側蓋板12と蓋補強用リブ13およびコ
ンクリート14のそれぞれを個々に取り外すことができ
ず、蓋部構造体10の全体重量が大きく嵩むため、胴部
構造体2の内部大型機器の取替えに際しては大型クレー
ンで前記蓋部構造体10を吊り下げて取り外さなければ
ならず、その取り外し作業がコスト高になるという課題
があった。このように蓋部構造体10の取り外しに使用
するクレーンが大型であると、建屋の制約等から大型ク
レーンを設置できない場合も生じるという課題もあっ
た。
【0010】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、蓋部構造体の構成部材である蓋底
板上から蓋補強用リブとコンクリートを個々に取り外す
ことができ、その取り外し後に蓋底板を小型のクレーン
で吊り下げて取り外すことができるクライオスタットの
蓋部構造体を得ることを目的とする。
【0011】また、この発明は、コンクリートを細分化
状態にブロック化して当該コンクリートブロックの取り
付け取り外しが容易に行えるようにしたクライオスタッ
トの蓋部構造体を得ることを目的とする。
【0012】さらに、この発明は、蓋底板上の蓋補強用
リブを部分的に取り外すことができるクライオスタット
の蓋部構造体を得ることを目的とする。
【0013】さらに、この発明は、蓋底板上のコンクリ
ートブロックを一層容易に取り外すことができるクライ
オスタットの蓋部構造体を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るクライオスタットの蓋部構造体は、筒状の胴部構造体
の上端開口部に着脱可能に取り付けられる真空シール用
の蓋底板と、この蓋底板上に着脱可能に取り付けられる
複数の蓋補強用リブと、前記蓋底板上で前記蓋補強用リ
ブ間に嵌脱可能に嵌め込まれる中性子遮蔽用のコンクリ
ートブロックとから成るものである。
【0015】請求項2記載の発明に係るクライオスタッ
トの蓋部構造体において、蓋補強用リブは蓋底板上に格
子状に配置されて上端が開口した複数の区画室を仕切り
形成し、該区画室のそれぞれに上方からコンクリートブ
ロックが嵌脱可能に嵌め込まれるようになっているもの
である。
【0016】請求項3記載の発明に係るクライオスタッ
トの蓋部構造体において、蓋補強用リブは蓋底板上に所
定の間隔で着脱可能に平行配置され、それらの蓋補強用
リブ間にコンクリートブロックが嵌脱可能に嵌め込まれ
るようになっているものである。
【0017】請求項4記載の発明に係るクライオスタッ
トの蓋部構造体において、蓋補強用リブは、蓋底板上に
一体結合された固定リブと、蓋底板上に着脱可能に取り
付けられる可動リブとから成っているものである。
【0018】請求項5記載の発明に係るクライオスタッ
トの蓋部構造体において、蓋補強用リブ間に嵌め込まれ
たコンクリートブロックを蓋補強用リブよりも高く上方
に突出させた構成としたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるク
ライオスタットを示す部分的断面図、図2は図1中の蓋
部構造体を一部分離して示す部分的な斜視図であり、図
7と同一または相当部分には同一符号を付して重複説明
を省略する。図1,2において、11は蓋部構造体10
における真空シール用の蓋底板であり、この蓋底板11
は曲面状に形成され、その周縁部に蓋側フランジ15を
有し、該蓋側フランジ15にはボルト取付孔15aが設
けられている。
【0020】13は蓋底板11上に配置された蓋補強用
リブであり、この蓋補強用リブ13は、蓋底板11上に
溶接等で一体結合された固定リブ13Aと、蓋底板11
上に着脱可能に取り付けられる可動リブ13Bとからな
り、それらの固定リブ13Aと可動リブ13Bとを格子
状配置とすることにより、蓋底板11上で複数の区画室
13Cを仕切り形成した構成となっている。
【0021】13aは可動リブ13Bの下部に一体的に
設けられた下部取付片、13bは可動リブ13Bの両側
端部に一体的に設けられた端部取付片、11bは蓋底板
11上に突設されたスタットボルトである。
【0022】ここで、蓋底板11のスタットボルト11
bに対して可動リブ13Bの下部取付片13aに設けら
れた孔部を嵌め込んだ後、前記スタットボルト11bに
ナット(図示せず)を螺合して緊締すると共に、前記可
動リブ13Bの端部取付片13bを固定リブ13Aにボ
ルト・ナットで締着固定することにより、前記可動リブ
13Bは着脱可能に取り付けられている。
【0023】14Aは前記区画室13Cのそれぞれに嵌
脱可能に嵌め込まれる中性子遮蔽用のコンクリートブロ
ックであり、このコンクリートブロック14Aは、前記
区画室13C内への嵌め込み時に該区画室13Cを仕切
っている固定リブ13Aおよび可動リブ13Bの上端よ
りも上方に高く突出する頭部14Bを有している。21
は蓋底板11上における前記区画室13C内の底部に必
要に応じて敷設されるγ線遮蔽材である。
【0024】次に蓋部構造体10の現地組立について説
明する。蓋底板11上に蓋補強用の複数の固定リブ13
Aを平行配置状態に溶接して一体結合する。次いで、蓋
底板11上の固定リブ13A間および蓋側フランジ15
と固定リブ13Aとの間に可動リブ13Bを上述の取付
け手段で着脱可能に取り付ける。その後、蓋底板11上
の各区画室13C内にコンクリートブロック14Aを個
別的に嵌め込むことにより、蓋部構造体10が現地で組
み立てられる。
【0025】このように現地で組み立てられた蓋部構造
体10は胴部構造体2上に載置され、それらの蓋側フラ
ンジ15と胴側フランジ7とをボルト・ナットで着脱可
能に締着固定することにより真空のクライオスタット1
が組み立てられる。なお、胴側フランジ7と蓋側フラン
ジ15との間にはOリングやリップシール等のシール機
構が設けられる。
【0026】ここで、クライオスタット1は通常運転時
に外部が大気圧で且つ内部が真空状態であるため、1気
圧の外圧に対する強度が必要であるが、クライオスタッ
ト1の内部機器を交換する場合、該クライオスタット1
の内部は真空圧が開放されて大気圧となるため、真空圧
に対する強度は不要であり、蓋底板11の自重に対する
強度のみを確保するリブがあればよい。従って、蓋補強
用リブ13は、上述のように、蓋底板11に一体結合さ
れた固定リブ13Aと取り外し可能な可動リブ13Bと
に区別することができる。
【0027】そこで、クライオスタット1内の大型機器
を交換するに際して蓋部構造体10を取り外す場合、ま
ず、蓋底板11上の各区画室13C内からコンクリート
ブロック14Aを取り外した後、蓋底板11に対する可
動リブ13Bの締着を解除して当該可動リブ13Bを取
り外す。
【0028】このようにして、コンクリートブロック1
4Aおよび可動リブ13Bの全てが取り外された蓋底板
11は重量が軽くなるため、建屋等の制約を受けない小
型のクレーンで前記蓋底板11を吊り下げて容易に取り
外すことができる。
【0029】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2によるクライオスタットの蓋部構造体を示す平面
図、図4は図3のA−A線に沿った拡大断面図、図5は
図3の一部拡大平面図である。図において、10は平型
の蓋部構造体、11はその蓋部構造体10における真空
シール用の蓋底板であり、この蓋底板11は円形状の平
板から成り、その周縁部には平面円環形状の立上りフラ
ンジ11aが設けられている。
【0030】13は蓋底板11上に配置された複数の蓋
補強用リブであり、これらの蓋補強用リブ13はそれぞ
れが真直梁部材から成って適当な平行間隔の配置状態で
蓋底板11および立上りフランジ11aに溶接等の手段
で一体結合された固定リブ13Aと、蓋底板11上にお
ける固定リブ13Aの相互間および立上りフランジ11
aと固定リブ13Aとの間に着脱可能に取り付けられる
可動リブ13Bとから成っている。なお、この可動リブ
13Bは、上記実施の形態1の場合と同様の手段で蓋底
板11および固定リブ13Aに着脱される構成となって
いる。
【0031】16は胴部構造体2の上端部と蓋部構造体
10との接続部に設けられたキー機構であり、このキー
機構16は、蓋底板11の撓みで胴部構造体2と蓋部構
造体10との接続部に生じるモーメントを逃がし、且
つ、蓋部構造体10の水平方向の変位を拘束する構造と
なっている。
【0032】即ち、キー機構16は円筒状の胴部構造体
2の上端部と平型構造の蓋部構造体10の周縁側とを接
続しているもので、蓋底板11の立上りフランジ11a
の外周面に放射状に突設されてその周方向に沿った一定
間隔毎に位置する複数のキー用フランジ17と、これら
のキー用フランジ17にそれぞれ設けられたキー係合部
18と、これらのキー係合部18にそれぞれ嵌込み係合
され、前記胴部構造体2の上端部にキー用ボルト20で
締着固定されたキー19とから成っている。
【0033】ここで、キー係合部18は、各キー用フラ
ンジ17に設けられた平面四角形状のキー係合孔から成
っている。そして、前記キー係合部18に嵌込み係合さ
れ且つ胴部構造体2の上端部に固定されたキー19をガ
イドとして前記各キー用フランジ17は蓋底板11の径
方向に移動可能となっている。
【0034】従って、キー機構16は、蓋底板11の撓
みによって胴部構造体2と蓋部構造体10との接続部に
モーメントが生じた際、上述のようにキー19をガイド
としてキー用フランジ17が蓋底板11の径方向に移動
することによって、前記モーメントを逃がし、且つ、蓋
部構造体10の円周方向に対するキー19とキー係合部
18との係合によって蓋部構造体10の水平方向への変
位を拘束する。
【0035】次に、蓋部構造体10の現地組立について
説明する。円形平板状の蓋底板11の周縁部に立上りフ
ランジ11aを溶接する。この場合、立上りフランジ1
1aの外周にはキー用フランジ17を溶接しておく。次
いで、蓋底板11上に蓋補強用の複数の固定リブ13A
を平行配置状態に溶接して一体結合する。次いで、蓋底
板11上の固定リブ13A間および蓋側フランジ15と
固定リブ13Aとの間に可動リブ13Bを実施の形態1
の場合と同様の取付け手段で着脱可能に取り付ける。そ
の後、蓋底板11上の各区画室13C内にコンクリート
ブロック14Aを個別的に嵌め込むことにより、蓋部構
造体10が現地で組み立てられる。
【0036】このようにして現地で組み立てられた蓋部
構造体10の周縁側を胴部構造体2の胴側フランジ7上
に載置した後、キー用フランジ17のキー係合部18に
キー19を嵌込み係合させ、該キー19をキー用ボルト
20で胴部構造体2の胴側フランジ7に締着固定するこ
とにより、真空のクライオスタット1が組み立てられ
る。なお、胴部構造体2の胴側フランジ7と蓋部構造体
10の周縁部との接続部にはOリングやリップシール等
のシール機構が設けられる。
【0037】蓋部構造体10の取り外しに際しては、コ
ンクリートブロック14Aおよび可動リブ13Bを実施
の形態1の場合と同様の要領で順次取り外し、次いで、
キー機構16のキー用ボルト20およびキー19を順次
取り外した後、蓋底板11を小型のクレーンで吊り下げ
て取り外せばよい。
【0038】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3による蓋部構造体を示す平面図である。上記実施の
形態1および上記実施の形態2では、蓋底板11上に固
定リブ13Aと可動リブ13Bとを格子状に配置した場
合について説明したが、この実施の形態3では、蓋底板
11上に真直梁部材から成る複数の蓋補強用リブ13を
それぞれ平行させて着脱可能に取り付け、それらの蓋補
強用リブ13間にコンクリートブロック14Cを嵌脱可
能に嵌め込んでものであり、同様の効果を奏する。
【0039】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、筒状の胴部構造体の上端開口部に着脱可能に取り
付けられる真空シール用の蓋底板と、この蓋底板上に着
脱可能に取り付けられる複数の蓋補強用リブと、前記蓋
底板上で前記蓋補強用リブ間に嵌脱可能に嵌め込まれる
中性子遮蔽用のコンクリートブロックとによってクライ
オスタットの蓋部構造体を構成したので、蓋部構造体の
取り外しに際しては、まずコンクリートブロックと蓋補
強用リブを個々に順次取り外すことができ、これによっ
て、蓋底板の重量が軽くなるため、該蓋底板を小型のク
レーンで吊り下げて容易に取り外すことが可能となり、
建屋等の制約を受ける大型のクレーンを使用する必要が
なくなり、コストダウンが図れる効果がある。また、コ
ンクリートブロックはクライオスタット組立現地以外の
場所で予め製作しておくことができるので、組立現地で
流し込んだコンクリートの硬化を待つ期間が不要となっ
てクライオスタット組立工期の短縮が図れる効果があ
る。
【0040】請求項2記載の発明によれば、蓋底板上に
複数の蓋補強用リブを格子状に配置することによって、
上端が開口した複数の区画室を仕切り形成し、該区画室
のそれぞれに上方からコンクリートブロックを嵌脱可能
に嵌め込むように構成したので、コンクリートブロック
を個々に更に小型化することができ、このため、そのコ
ンクリートブロックの取り外し作業を一層簡単に行うこ
とができる効果がある。
【0041】請求項3記載の発明によれば、蓋底板上に
複数の蓋補強用リブを着脱可能に所定の間隔で平行配置
し、それらの蓋補強用リブ間にコンクリートブロックを
嵌脱可能に嵌め込むように構成したので、請求項1記載
の発明と同様の効果がある。
【0042】請求項4記載の発明によれば、蓋底板上に
一体結合された固定リブと、蓋底板上に着脱可能に取り
付けられる可動リブとによって蓋補強用リブを構成した
ので、蓋底板上から蓋補強用リブを部分的に取り外すこ
とができ、このため、胴部構造体から一旦取り外された
蓋底板を前記胴部構造体に再度取り付ける際、その蓋底
板に対する蓋補強用リブの取付工数を軽減できる効果が
ある。
【0043】請求項5記載の発明によれば、蓋補強用リ
ブ間に嵌め込まれたコンクリートブロックを蓋補強用リ
ブよりも高く上方に突出させるように構成したので、コ
ンクリートブロックの取り外しを一層容易に行うことが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるクライオスタ
ットを示す部分的断面図である。
【図2】 図1中の蓋部構造体を一部分離して示す部分
的な斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態2によるクライオスタ
ットの蓋部構造体を示す平面図である。
【図4】 図3のA−Aに沿った拡大断面図である。
【図5】 図3の一部拡大平面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による蓋部構造体を
示す平面図である。
【図7】 従来のクライオスタットを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 クライオスタット、2 胴部構造体、10 蓋部構
造体、11 蓋底板、13 蓋補強用リブ、13A 固
定リブ、13B 可動リブ、13C 区画室、14A
コンクリートブロック。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の胴部構造体の上端開口部を覆うク
    ライオスタットの蓋部構造体において、前記胴部構造体
    の上端開口部に着脱可能に取り付けられる真空シール用
    の蓋底板と、この蓋底板上に着脱可能に取り付けられる
    複数の蓋補強用リブと、前記蓋底板上で前記蓋補強用リ
    ブ間に嵌脱可能に嵌め込まれる中性子遮蔽用のコンクリ
    ートブロックとから成ることを特徴とするクライオスタ
    ットの蓋部構造体。
  2. 【請求項2】 蓋補強用リブは蓋底板上に格子状に配置
    されて上端が開口した複数の区画室を仕切り形成し、該
    区画室のそれぞれに上方からコンクリートブロックが嵌
    脱可能に嵌め込まれるようになっていることを特徴とす
    る請求項1記載のクライオスタットの蓋部構造体。
  3. 【請求項3】 蓋補強用リブは蓋底板上に所定の間隔で
    着脱可能に平行配置され、それらの蓋補強用リブ間にコ
    ンクリートブロックが嵌脱可能に嵌め込まれるようにな
    っていることを特徴とする請求項1記載のクライオスタ
    ットの蓋部構造体。
  4. 【請求項4】 蓋補強用リブは、蓋底板上に一体結合さ
    れた固定リブと、蓋底板上に着脱可能に取り付けられる
    可動リブとから成っていることを特徴とする請求項1か
    ら請求項3のうちのいずれか1項記載のクライオスタッ
    トの蓋部構造体。
  5. 【請求項5】 蓋補強用リブ間に嵌め込まれたコンクリ
    ートブロックが前記蓋補強用リブよりも高く上方に突出
    していることを特徴とする請求項1から請求項4のうち
    のいずれか1項記載のクライオスタットの蓋部構造体。
JP8179211A 1996-07-09 1996-07-09 クライオスタットの蓋部構造体 Withdrawn JPH1020057A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105027222A (zh) * 2013-03-11 2015-11-04 黄耀辉 用于无中子和中子聚变的旋转高密度聚变反应器

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CN105027222A (zh) * 2013-03-11 2015-11-04 黄耀辉 用于无中子和中子聚变的旋转高密度聚变反应器

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