JPH0634220Y2 - ミッドシップエンジン搭載バス - Google Patents
ミッドシップエンジン搭載バスInfo
- Publication number
- JPH0634220Y2 JPH0634220Y2 JP1987162415U JP16241587U JPH0634220Y2 JP H0634220 Y2 JPH0634220 Y2 JP H0634220Y2 JP 1987162415 U JP1987162415 U JP 1987162415U JP 16241587 U JP16241587 U JP 16241587U JP H0634220 Y2 JPH0634220 Y2 JP H0634220Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- box body
- bus
- attached
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、前輪用のフロントアクスルと後輪用のリヤア
クスルの間にエンジンを搭載したミッドシップエンジン
搭載バスに関する。
クスルの間にエンジンを搭載したミッドシップエンジン
搭載バスに関する。
従来技術 バス等の車両においては、必要に応じてエンジンを車体
外に取り出し、その補修作業を行っている。この場合、
冒頭に記載した形式のバスにおいては、車体の側部を通
してエンジンを着脱する必要がある。
外に取り出し、その補修作業を行っている。この場合、
冒頭に記載した形式のバスにおいては、車体の側部を通
してエンジンを着脱する必要がある。
一方、一般のバスにはその車体の側部にラゲージルーム
を設け、ここに乗客の荷物等を収容しているが、ミッド
シップエンジン搭載バスでは、上述のようにエンジンの
補修時、該エンジンを車体の側部から取り出す必要があ
るため、従来は車体の側部にラゲージルームを設けるこ
とができなかった。ラゲージルームを構成するボックス
体が邪魔となって、エンジンを着脱できなくなるからで
ある。このためラゲージルームを車体の側部以外の個所
に設けなければならず、車体の設計自由度が著しく狭め
られていた。
を設け、ここに乗客の荷物等を収容しているが、ミッド
シップエンジン搭載バスでは、上述のようにエンジンの
補修時、該エンジンを車体の側部から取り出す必要があ
るため、従来は車体の側部にラゲージルームを設けるこ
とができなかった。ラゲージルームを構成するボックス
体が邪魔となって、エンジンを着脱できなくなるからで
ある。このためラゲージルームを車体の側部以外の個所
に設けなければならず、車体の設計自由度が著しく狭め
られていた。
目的 本考案の目的は、上記従来の欠点を簡単な構成によって
除去した冒頭に記載した形式のバスを提供することにあ
る。
除去した冒頭に記載した形式のバスを提供することにあ
る。
構成 本考案は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形
式のバスにおいて、エンジンを収容するエンジンルーム
の側方空間にボックス体を着脱自在に取り付けてラゲー
ジルームを構成し、前記ボックス体のエンジンルーム側
の側板にエンジン点検用の窓孔を形成し、開窓孔用の開
閉蓋を前記側板に設け、該開閉蓋と前記側板の両者のエ
ンジンルーム側の側面にインシュレータを取り付けたバ
スを提供する。
式のバスにおいて、エンジンを収容するエンジンルーム
の側方空間にボックス体を着脱自在に取り付けてラゲー
ジルームを構成し、前記ボックス体のエンジンルーム側
の側板にエンジン点検用の窓孔を形成し、開窓孔用の開
閉蓋を前記側板に設け、該開閉蓋と前記側板の両者のエ
ンジンルーム側の側面にインシュレータを取り付けたバ
スを提供する。
作用 エンジンの着脱時には、ボックス体を取り外し、ここに
できた空間を通してエンジンを着脱し、エンジンの点検
時には、ボックス体を取付けたまま開閉蓋を開いて所定
の作業を遂行する。
できた空間を通してエンジンを着脱し、エンジンの点検
時には、ボックス体を取付けたまま開閉蓋を開いて所定
の作業を遂行する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。
第1図はミッドシップエンジン搭載バスの一例を示す側
面図であり、前輪1用のフロントアクスル(図示せず)
と後輪2用のリヤアクスル(同じく図示せず)の間にエ
ンジン3が搭載されている。また車体4の側部には、第
2図にも示すようにリッド5が開閉自在に枢着され、そ
の内部にボックス体6が固定されていて、このボックス
体6によってラゲージルーム7が構成されている。
面図であり、前輪1用のフロントアクスル(図示せず)
と後輪2用のリヤアクスル(同じく図示せず)の間にエ
ンジン3が搭載されている。また車体4の側部には、第
2図にも示すようにリッド5が開閉自在に枢着され、そ
の内部にボックス体6が固定されていて、このボックス
体6によってラゲージルーム7が構成されている。
ボックス体6は、バスの骨格構造体に多数のボルト9に
よって固定され、これらのボルトを緩めることにより、
ボックス体6を取り外すことができる。即ち、第3図に
示す如くリッド5を開き、ダンパステー10によってリッ
ド5を開状態に保ち、ボルト9を取り外すことにより、
ボックス体6を車体外に離脱することができる。このよ
うにすると、エンジン3を収容するエンジンルーム11
と、その側方の空間、即ちボックス体6が取り付けられ
ていた空間とが連通するので、ここを通してエンジン3
を取り出すことができる。エンジンの補修を行った後、
エンジンを再び上記空間を通してエンジンルーム11内に
収容し、ボックス体6を第2図のように取り付ける。
よって固定され、これらのボルトを緩めることにより、
ボックス体6を取り外すことができる。即ち、第3図に
示す如くリッド5を開き、ダンパステー10によってリッ
ド5を開状態に保ち、ボルト9を取り外すことにより、
ボックス体6を車体外に離脱することができる。このよ
うにすると、エンジン3を収容するエンジンルーム11
と、その側方の空間、即ちボックス体6が取り付けられ
ていた空間とが連通するので、ここを通してエンジン3
を取り出すことができる。エンジンの補修を行った後、
エンジンを再び上記空間を通してエンジンルーム11内に
収容し、ボックス体6を第2図のように取り付ける。
上述のようにエンジン3を収容するエンジンルーム11の
側方空間にボックス体6を着脱自在に取り付けてラゲー
ジルーム7を構成したため、エンジン3の補修時にボッ
クス体6を取り外すことによって、エンジン3をエンジ
ンルーム11から取り出すことができる。よって車体の側
部にラゲージルームを設けても、これがエンジン3の着
脱時に邪魔となることはない。
側方空間にボックス体6を着脱自在に取り付けてラゲー
ジルーム7を構成したため、エンジン3の補修時にボッ
クス体6を取り外すことによって、エンジン3をエンジ
ンルーム11から取り出すことができる。よって車体の側
部にラゲージルームを設けても、これがエンジン3の着
脱時に邪魔となることはない。
またボックス体6のエンジンルーム11側の側板15,16
(第3図)には、エンジン点検用の窓孔49(第7図参
照)が形成され、該窓孔49用の開閉蓋12,13が、側板15,
16に、矢印A方向(第3図)に開閉自在に設けられてい
る。エンジン3を取り外す程の大掛かりな補修作業では
ない通常のエンジン点検時には、ボックス体6を車体側
に取付けたまま、側板15,16に枢着された上記開閉蓋12,
13を開いてエンジン点検作業を行うことができる。20,2
1は各開閉蓋12,13に付設されたロックのつまみで、開閉
蓋12,13を閉じてこれらのつまみ20,21を回すことにより
開閉蓋12,13をロックすることができる。
(第3図)には、エンジン点検用の窓孔49(第7図参
照)が形成され、該窓孔49用の開閉蓋12,13が、側板15,
16に、矢印A方向(第3図)に開閉自在に設けられてい
る。エンジン3を取り外す程の大掛かりな補修作業では
ない通常のエンジン点検時には、ボックス体6を車体側
に取付けたまま、側板15,16に枢着された上記開閉蓋12,
13を開いてエンジン点検作業を行うことができる。20,2
1は各開閉蓋12,13に付設されたロックのつまみで、開閉
蓋12,13を閉じてこれらのつまみ20,21を回すことにより
開閉蓋12,13をロックすることができる。
ところでボックス体6は、これを一体構造とし、箱状の
形態を保ったまま、これを着脱できるようにしてもよい
が、このようにすると、ボックス体6は車体側部の狭い
空間に取り付けられるものであるため、その着脱作業が
行い難くなる恐れがある。
形態を保ったまま、これを着脱できるようにしてもよい
が、このようにすると、ボックス体6は車体側部の狭い
空間に取り付けられるものであるため、その着脱作業が
行い難くなる恐れがある。
そこで本例では、ボックス体6が底板14と、前述の第1
及び第2側板15,16とから構成され、さらにこれらの部
材にはシール部材やインシュレータが付設されている。
以下に、これらの関連構成とボックス体6を固定するた
めの構成につき説明する。
及び第2側板15,16とから構成され、さらにこれらの部
材にはシール部材やインシュレータが付設されている。
以下に、これらの関連構成とボックス体6を固定するた
めの構成につき説明する。
第4図は、組付けられた状態のボックス体6と、車体の
外板やリッド5を取り除いた状態のバスの骨格構造を示
す説明図である。この図において、17,18は車体の前後
方向に延びるシャシフレームであり、下側のシャシフレ
ーム18は途中で分断され、その各端部に連結板22,23を
介して中間フレーム24が固定されている。また上側のシ
ャシフレーム17と中間フレーム24には上下に延びる支持
部材32がボルト締めにより固定されている。前述のよう
にエンジン3を取り出すときは、ボックス体6を取り外
した後、支持部材32用のボルトを外して該部材をフレー
ム17,24から離脱すると共に、連結板22,23を固定してい
るボルトを外して中間フレーム24を下側のシャシフレー
ム18から離脱する。このようにすれば、シャシフレーム
17,18に邪魔されることなく容易にエンジン3を着脱す
ることができる。
外板やリッド5を取り除いた状態のバスの骨格構造を示
す説明図である。この図において、17,18は車体の前後
方向に延びるシャシフレームであり、下側のシャシフレ
ーム18は途中で分断され、その各端部に連結板22,23を
介して中間フレーム24が固定されている。また上側のシ
ャシフレーム17と中間フレーム24には上下に延びる支持
部材32がボルト締めにより固定されている。前述のよう
にエンジン3を取り出すときは、ボックス体6を取り外
した後、支持部材32用のボルトを外して該部材をフレー
ム17,24から離脱すると共に、連結板22,23を固定してい
るボルトを外して中間フレーム24を下側のシャシフレー
ム18から離脱する。このようにすれば、シャシフレーム
17,18に邪魔されることなく容易にエンジン3を着脱す
ることができる。
また26,27は車体の骨格を構成する支柱であり、これら
の支柱26,27には車体の横方向に延びる梁28,29;30,31が
固着され、上側の梁28,30はシャシフレーム17に固定連
結されている。これらの梁と、シャシフレーム17には、
ボックス体6の各部材を固定するためのレール状の支持
ブラケット33,34,35が固着され、これらのブラケットに
はボルトを挿通する取付孔がそれぞれ形成されている。
また支柱26,27と支持部材32にも、ボルト用の取付孔が
形成された支持ブラケット37,38,39が固着されている。
の支柱26,27には車体の横方向に延びる梁28,29;30,31が
固着され、上側の梁28,30はシャシフレーム17に固定連
結されている。これらの梁と、シャシフレーム17には、
ボックス体6の各部材を固定するためのレール状の支持
ブラケット33,34,35が固着され、これらのブラケットに
はボルトを挿通する取付孔がそれぞれ形成されている。
また支柱26,27と支持部材32にも、ボルト用の取付孔が
形成された支持ブラケット37,38,39が固着されている。
一方、第4図及び次第5図に示すようにボックス体6を
構成する底板14の下面周辺と、第1及び第2側板15,16
の背面周辺には、ゴム等の弾性材から成る細長片状のシ
ール部材40,41,42が取り付けられている。底板14、側板
15,16並びに各シール部材にもボルト挿通用の取付孔が
形成されている。
構成する底板14の下面周辺と、第1及び第2側板15,16
の背面周辺には、ゴム等の弾性材から成る細長片状のシ
ール部材40,41,42が取り付けられている。底板14、側板
15,16並びに各シール部材にもボルト挿通用の取付孔が
形成されている。
また第1及び第2側板15,16には前述の開閉蓋12,13がヒ
ンジ43,44を介して枢着されているが、各側板15,16のエ
ンジンルーム側の壁面(背面)には、これらの開閉蓋1
2,13が位置する部分を除いて、枠状に形成されたインシ
ュレータ45,46が取り付けられている。各インシュレー
タ45,46は各シール部材41,42と干渉しないようにシール
部材の内側に取り付けられている(第6図参照)。第7
図にも示す如く、各開閉蓋12,13のエンジンルーム側の
壁面(背面)にもインシュレータ47,48が取り付けられ
ている。このように開閉蓋12,13と側面15,16の両者のエ
ンジンルーム側の壁面に、インシュレータ45,46,47,48
が取付けられているのである。
ンジ43,44を介して枢着されているが、各側板15,16のエ
ンジンルーム側の壁面(背面)には、これらの開閉蓋1
2,13が位置する部分を除いて、枠状に形成されたインシ
ュレータ45,46が取り付けられている。各インシュレー
タ45,46は各シール部材41,42と干渉しないようにシール
部材の内側に取り付けられている(第6図参照)。第7
図にも示す如く、各開閉蓋12,13のエンジンルーム側の
壁面(背面)にもインシュレータ47,48が取り付けられ
ている。このように開閉蓋12,13と側面15,16の両者のエ
ンジンルーム側の壁面に、インシュレータ45,46,47,48
が取付けられているのである。
また各開閉蓋12,13によって開放又は閉鎖される、各側
板15,16の窓孔49の周辺にはゴム等から成るシール部材5
0(第5図には示さず)が嵌着され、開閉蓋12,13を閉じ
たときのシール性が保証されるように構成されている。
板15,16の窓孔49の周辺にはゴム等から成るシール部材5
0(第5図には示さず)が嵌着され、開閉蓋12,13を閉じ
たときのシール性が保証されるように構成されている。
次に、上述したボックス体6の各部材を組付けながら箱
状の形態を構成する一例を説明する。
状の形態を構成する一例を説明する。
先ず、シール部材41,42とインシュレータ45,46をそれぞ
れ背面側に取り付けた状態の互いに分離した第1側板15
と第2側板16を、ラゲージルーム7の開口51(第3図)
からシャシフレーム17,18側に近づけ、これらの各端部
を第8図に示すように組付ける。即ち、第2側板16のシ
ール部材42の端部を一番奥側とし、その手前側に第1側
板15の縁部を配置し、次いでこの縁部の手前側にゴム等
の弾性材料から成るもう1つのシール部材52(第5図も
参照)を配置し、その手前側に第2側板16の縁部を当て
るのである。
れ背面側に取り付けた状態の互いに分離した第1側板15
と第2側板16を、ラゲージルーム7の開口51(第3図)
からシャシフレーム17,18側に近づけ、これらの各端部
を第8図に示すように組付ける。即ち、第2側板16のシ
ール部材42の端部を一番奥側とし、その手前側に第1側
板15の縁部を配置し、次いでこの縁部の手前側にゴム等
の弾性材料から成るもう1つのシール部材52(第5図も
参照)を配置し、その手前側に第2側板16の縁部を当て
るのである。
またこのように各側板15,16をセットしたとき、各側板1
5,16の下部フランジ55,56(第5図)は、前述の支持ブ
ラケット34,35,37,38,39の上に載置され、しかも各側板
15,16は各シール部材41,42を介して支持ブラケット33と
支柱26,27にそれぞれ当接する。
5,16の下部フランジ55,56(第5図)は、前述の支持ブ
ラケット34,35,37,38,39の上に載置され、しかも各側板
15,16は各シール部材41,42を介して支持ブラケット33と
支柱26,27にそれぞれ当接する。
次に底面にシール部材40を取り付けた状態の底板14を、
開口51から挿入し、これを第1及び第2側板15,16の下
部フランジ55,56の上に載せる。このときシール部材40
は下部フランジ55,56と底板14の底面との間に位置する
ことになる。
開口51から挿入し、これを第1及び第2側板15,16の下
部フランジ55,56の上に載せる。このときシール部材40
は下部フランジ55,56と底板14の底面との間に位置する
ことになる。
次いで各部材4,15,16、支持ブラケット、支柱26,27、並
びにこれらの間にはさまれたシール部材40,41,42の取付
孔にボルト9(第2図)を挿通してボックス体の構成部
材を車体側に固定し、しかも第8図に示す如く第2側板
16の手前側に固定板53を当てがい、この固定板53と、側
板15,16の縁部と、シール部材42,52との取付孔に複数の
ボルト54を挿通してこれらを車体側に固定する。固定板
53を用いたのは、互いに重なりあった側板15,16の縁部
に波打ちができることを防止するためである。
びにこれらの間にはさまれたシール部材40,41,42の取付
孔にボルト9(第2図)を挿通してボックス体の構成部
材を車体側に固定し、しかも第8図に示す如く第2側板
16の手前側に固定板53を当てがい、この固定板53と、側
板15,16の縁部と、シール部材42,52との取付孔に複数の
ボルト54を挿通してこれらを車体側に固定する。固定板
53を用いたのは、互いに重なりあった側板15,16の縁部
に波打ちができることを防止するためである。
上述の如くしてボックス体6を組付けてラゲージルーム
7を構成することができるが、このように組付けたと
き、ボックス体6の各構成部材14,15,16の間、或いは構
成部材と支持ブラケットの間にシール部材が介在してい
るため、ラゲージルーム7内にほこり、ちり或いは水等
が侵入する恐れはない。またインシユレータ45,46,47,4
8によって、エンジンルーム11内のエンジン3からの熱
や騒音がラゲージルーム7に直に伝わることを防止でき
る。
7を構成することができるが、このように組付けたと
き、ボックス体6の各構成部材14,15,16の間、或いは構
成部材と支持ブラケットの間にシール部材が介在してい
るため、ラゲージルーム7内にほこり、ちり或いは水等
が侵入する恐れはない。またインシユレータ45,46,47,4
8によって、エンジンルーム11内のエンジン3からの熱
や騒音がラゲージルーム7に直に伝わることを防止でき
る。
ボックス体6を大きく3つの部材14,15,16に分け、これ
らをそれぞれ組付けるので、簡単にボックス体6の組付
作業を行うことができる。また上述したところと逆の作
業を行うことにより、ボックス体6を分解しながらこれ
を取り外せるが、その際の作業も簡単に行うことができ
る。
らをそれぞれ組付けるので、簡単にボックス体6の組付
作業を行うことができる。また上述したところと逆の作
業を行うことにより、ボックス体6を分解しながらこれ
を取り外せるが、その際の作業も簡単に行うことができ
る。
バスの骨格構造は、その組立製造時の誤差等により、多
少の寸法上のばらつきが生じることはやむを得ないとこ
ろである。このような場合、ボックス体6を複数の部材
に分割してあると、その組付時に骨格構造のばらつきを
吸収することができる。例えば、第4図に示した梁28,2
9と他方の梁30,31の間の間隔が多少ばらついたとして
も、第8図に示した如く第1及び第2側板15,16を組付
けるとき、上記間隔のばらつきに対応させて両側板15,1
6を矢印C方向又はD方向に相対的にずらして組付けれ
ばよい。ボルト54を挿通する取付孔を水平方向に長くな
った長孔にしておけば、両側板15,16をずらしても支障
なくボルト54によってこれらを固定することができる。
少の寸法上のばらつきが生じることはやむを得ないとこ
ろである。このような場合、ボックス体6を複数の部材
に分割してあると、その組付時に骨格構造のばらつきを
吸収することができる。例えば、第4図に示した梁28,2
9と他方の梁30,31の間の間隔が多少ばらついたとして
も、第8図に示した如く第1及び第2側板15,16を組付
けるとき、上記間隔のばらつきに対応させて両側板15,1
6を矢印C方向又はD方向に相対的にずらして組付けれ
ばよい。ボルト54を挿通する取付孔を水平方向に長くな
った長孔にしておけば、両側板15,16をずらしても支障
なくボルト54によってこれらを固定することができる。
またボックス体6を複数の部材から構成すると次のよう
な利点も得られる。即ち、第9図(a)に示すように、
支柱26,27の間隔をWとしたとき、ボックス体6が予め
箱状に組付けられていると、その長さLが間隔Wよりも
長ければ、これを取り付けることはできない。ところ
が、ボックス体6を前述のようにばらした状態で組付け
るのであれば、Wの大きさに拘らず、第9図(b)に示
すように、ボックス体6を取り付けることができる。
な利点も得られる。即ち、第9図(a)に示すように、
支柱26,27の間隔をWとしたとき、ボックス体6が予め
箱状に組付けられていると、その長さLが間隔Wよりも
長ければ、これを取り付けることはできない。ところ
が、ボックス体6を前述のようにばらした状態で組付け
るのであれば、Wの大きさに拘らず、第9図(b)に示
すように、ボックス体6を取り付けることができる。
インシュレータ45,46,47,48としては、第10図に例示す
る如く断熱材60をアルミ箔61で覆い、端部をアルミテー
プ62で覆ったもの等を適宜用いることができる。
る如く断熱材60をアルミ箔61で覆い、端部をアルミテー
プ62で覆ったもの等を適宜用いることができる。
効果 本考案によれば、エンジンルームの側方空間にボックス
体を着脱自在に取り付けてラゲージルームを構成したの
で、ミッドシップエンジン搭載バスであっても、その車
体側部に支障なくラゲージルームを配置でき、スペース
の有効利用を図ることが可能である。しかも、ラゲージ
ルームを構成するボックス体のエンジンルーム側の側板
に窓孔が形成され、かつ該窓孔用の開閉蓋が側板に設け
られているので、通常のエンジン点検時には、開閉蓋を
開いて所定の作業を行うことができる。このように、ボ
ックス体が全く邪魔となることはない。さらに、開閉蓋
と側板の両者のエンジンルーム側の壁面にインシュレー
タが取り付けられているので、エンジンからの熱や騒音
がラゲージルームに直に伝わることを阻止できる。
体を着脱自在に取り付けてラゲージルームを構成したの
で、ミッドシップエンジン搭載バスであっても、その車
体側部に支障なくラゲージルームを配置でき、スペース
の有効利用を図ることが可能である。しかも、ラゲージ
ルームを構成するボックス体のエンジンルーム側の側板
に窓孔が形成され、かつ該窓孔用の開閉蓋が側板に設け
られているので、通常のエンジン点検時には、開閉蓋を
開いて所定の作業を行うことができる。このように、ボ
ックス体が全く邪魔となることはない。さらに、開閉蓋
と側板の両者のエンジンルーム側の壁面にインシュレー
タが取り付けられているので、エンジンからの熱や騒音
がラゲージルームに直に伝わることを阻止できる。
第1図はミッドシップエンジン搭載バスの側面図、第2
図はこのバスのリッドを開いたときの斜視図、第3図は
ボックス体を取り外したときの状況を示す斜視図、第4
図は車体の外板を取り除いて示した第3図と同様な斜視
図、第5図はボックス体の分解斜視図、第6図は第4図
のVI−VI線断面図、第7図は開閉蓋とこれを支持する側
板の一部破断斜視図、第8図は第1及び第2側板の組付
き状態を説明する斜視図、第9図(a),(b)はボッ
クス体を予め一体構造としたときの不都合と、複数の部
材から構成したときの利点を示す説明図、第10図は第5
図のX−X線断面図である。 1……前輪、2……後輪 3……エンジン、6……ボックス体 7……ラゲージルーム、11……エンジンルーム 12,13……開閉蓋、15,16……側板 45,46,47,48……インシュレータ 49……窓孔
図はこのバスのリッドを開いたときの斜視図、第3図は
ボックス体を取り外したときの状況を示す斜視図、第4
図は車体の外板を取り除いて示した第3図と同様な斜視
図、第5図はボックス体の分解斜視図、第6図は第4図
のVI−VI線断面図、第7図は開閉蓋とこれを支持する側
板の一部破断斜視図、第8図は第1及び第2側板の組付
き状態を説明する斜視図、第9図(a),(b)はボッ
クス体を予め一体構造としたときの不都合と、複数の部
材から構成したときの利点を示す説明図、第10図は第5
図のX−X線断面図である。 1……前輪、2……後輪 3……エンジン、6……ボックス体 7……ラゲージルーム、11……エンジンルーム 12,13……開閉蓋、15,16……側板 45,46,47,48……インシュレータ 49……窓孔
Claims (1)
- 【請求項1】前輪用のフロントアクスルと後輪用のリヤ
アクスルの間にエンジンを搭載したミッドシップエンジ
ン搭載バスにおいて、エンジンを収容するエンジンルー
ムの側方空間にボックス体を着脱自在に取り付けてラゲ
ージルームを構成し、前記ボックス体のエンジンルーム
側の側板にエンジン点検用の窓孔を形成し、該窓孔用の
開閉蓋を前記側板に設け、該開閉蓋と前記側板の両者の
エンジンルーム側の壁面にインシュレータを取り付けた
ことを特徴とするバス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987162415U JPH0634220Y2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | ミッドシップエンジン搭載バス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987162415U JPH0634220Y2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | ミッドシップエンジン搭載バス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0168955U JPH0168955U (ja) | 1989-05-08 |
JPH0634220Y2 true JPH0634220Y2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=31446219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987162415U Expired - Lifetime JPH0634220Y2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | ミッドシップエンジン搭載バス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0634220Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2516681Y2 (ja) * | 1989-10-17 | 1996-11-06 | 富士重工業株式会社 | バスの車体構造 |
JP2516684Y2 (ja) * | 1989-10-17 | 1996-11-06 | 富士重工業株式会社 | バスの車体構造 |
JP2516683Y2 (ja) * | 1989-10-17 | 1996-11-06 | 富士重工業株式会社 | バスの車体構造 |
JP2516682Y2 (ja) * | 1989-10-17 | 1996-11-06 | 富士重工業株式会社 | バスの車体構造 |
-
1987
- 1987-10-26 JP JP1987162415U patent/JPH0634220Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0168955U (ja) | 1989-05-08 |
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