JPH10199836A - 基板洗浄装置 - Google Patents

基板洗浄装置

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JPH10199836A
JPH10199836A JP247597A JP247597A JPH10199836A JP H10199836 A JPH10199836 A JP H10199836A JP 247597 A JP247597 A JP 247597A JP 247597 A JP247597 A JP 247597A JP H10199836 A JPH10199836 A JP H10199836A
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JP
Japan
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cleaning
substrate
cylinder
cleaning tool
outer cylinder
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JP247597A
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English (en)
Inventor
Takamasa Sakai
高正 坂井
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄具を回転させる機構を工夫することによ
り、パーティクルに起因する基板の汚染を防止する。 【解決手段】 基板に洗浄液を供給しつつ洗浄具を回転
させて基板を洗浄する基板洗浄装置において、基端部か
ら水平方向に延びた部分を屈曲形成し、先端部を下方に
向けてなる外筒17と、外筒17の内部に配設された内
筒19と、内筒19の内部に配設され洗浄液を供給する
供給配管31とを備えるとともに、外筒17の屈曲部位
をフレキシブルジョイント17cで構成するとともに、
外筒17を基端部側で筒軸P1周りに回転させる電動モ
ータ27を配設し、外筒17の先端部に洗浄具を連動連
結させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、フ
ォトマスク用のガラス基板、液晶表示装置用のガラス基
板、光ディスク用の基板など(以下、単に基板と称す
る)に対して純水などの洗浄液を供給して洗浄処理する
ための基板洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置として、例えば、図
6に示すようなものが挙げられる。この装置は、基板W
を水平姿勢で保持するスピンチャック100と、スピン
チャック100を鉛直軸周りで回転させるモータ101
と、洗浄液の飛散を防止するためにスピンチャック10
0の周囲を囲うように配設された飛散防止カップ102
と、基板Wの表面に洗浄液を供給するノズル103と、
基端部を中心にして揺動駆動される洗浄アーム104と
を備えている。洗浄アーム104はその先端部に、ナイ
ロンブラシなどの洗浄具105を軸受けなどを介して回
転自在に取り付けられており、洗浄具105はその上方
に配設されたモータ106によって鉛直軸周りで回転駆
動される。このように構成された装置では、モータ10
1によって基板Wを低速回転させつつ洗浄液をノズル1
3から供給し、次いで、モータ106を駆動して洗浄具
105を低速回転させた状態で、洗浄アーム104を下
降させて洗浄具105を基板Wの表面に近接あるいは当
接させて洗浄を行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の基板洗浄装置では、洗浄具105を回転自在
に支持している軸受けや、洗浄具105を回転させるモ
ータ106が基板Wの上方に位置しているので、これら
から摩損により発生するパーティクルが基板Wの上に落
下して、基板Wを汚染するという問題がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、洗浄具を回転させる機構を工夫するこ
とにより、パーティクルに起因する基板の汚染を防止す
ることができる基板洗浄装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の基板洗浄装置は、基板に洗浄液を
供給して基板を洗浄する基板洗浄装置において、基端部
から水平方向に延びた部分を屈曲形成し、先端部を下方
に向けている外筒と、前記外筒の内部に配設され、基端
部から水平方向に延びた部分を屈曲形成し、先端部を下
方に向けている内筒と、前記内筒の内部に配設され、洗
浄液を供給する供給配管とを備えるとともに、前記外筒
または前記内筒のいずれか一方の屈曲部位をフレキシブ
ルジョイントで構成するとともに、その筒を、基端部側
で筒軸周りに回転させる駆動手段を配設し、その筒の先
端部に洗浄具を連動連結させて、前記供給配管からの洗
浄液を前記洗浄具を通して基板に供給するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0006】また、請求項2に記載の基板洗浄装置は、
請求項1に記載の基板洗浄装置において、前記外筒の屈
曲部位をフレキシブルジョイントで構成していることを
特徴とするものである。
【0007】また、請求項3に記載の基板洗浄装置は、
請求項2に記載の基板洗浄装置において、前記供給配管
の屈曲部位をフレキシブルジョイントで構成するととも
に、前記供給配管を前記外筒に連動連結させたことを特
徴とするものである。
【0008】また、請求項4に記載の基板洗浄装置は、
請求項1ないし請求項3に記載の基板洗浄装置におい
て、前記洗浄具は多孔質弾性体を備えたことを特徴とす
るものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、外筒または内
筒のいずれか一方の屈曲部位をフレキシブルジョイント
で構成しているので、その筒を基端部側で駆動手段によ
り筒軸周りに回転させることによって、下方に向けられ
ている先端部も筒軸周りに回転させることができる。内
筒の内部に配設されている供給配管からの洗浄液は、筒
軸周りに回転される筒の先端部に連動連結されている洗
浄具を通して基板に供給される。摩損を生じる駆動手段
は筒の基端部側に配設されているので、そこから生じる
パーティクルが基板上に落下することを防止でき、基板
の上方に位置する洗浄具は軸受けを介することなく回転
する筒に連動連結されているので、パーティクルが発生
することを防止できる。
【0010】また、請求項2に記載の発明によれば、外
筒の屈曲部位をフレキシブルジョイントで構成している
ので、外筒を基端部側で駆動手段により筒軸周りに回転
させることにより下方に向けられている外筒の先端部も
筒軸周りに回転させることができる。供給配管からの洗
浄液は、外筒の先端部に連動連結されている洗浄具を通
して基板に供給される。摩損を生じる駆動手段は外筒の
基端部側に配設されているので、そこから生じるパーテ
ィクルが基板上に落下することを防止できる。また、基
板の上方に位置する洗浄具は軸受けを介することなく外
筒に連動連結されているので、パーティクルが生じるこ
とを防止できる。さらに、洗浄具に洗浄液を供給する供
給配管と洗浄具との摺動面は、外筒によって閉塞されて
いるので、この部分から生じるパーティクルが基板上に
落下することを防止できる。
【0011】また、請求項3に記載の発明によれば、内
筒の内部に配設されている供給配管の屈曲部位をもフレ
キシブルジョイントで構成するとともに供給配管も外筒
に連動連結させているので、供給配管を洗浄具とともに
回転させることができる。したがって、回転する洗浄具
に洗浄液を供給する経路において摺動部分が生じること
がなく、パーティクルの発生を防止することができる。
【0012】また、請求項4に記載の発明によれば、洗
浄具の多孔質弾性体により、基板面に付着したパーティ
クルを多数の微細な孔に取り込んで除去することができ
るので、基板に傷が生じることを防止できるとともに、
材質に弾性力があるため磨耗に強く洗浄具の耐久性を高
めることができる。したがって、長期間にわたって洗浄
具を使用することができる。このような多孔質弾性体と
しては、ポリウレタン,NBR(ニトリルブタジエンゴ
ム),EPDM(エチレンプロピレンゴム)などが挙げ
られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。 <第1実施例>図1は実施例に係る基板洗浄装置の概略
構成を示す図であり、図2はその洗浄アームを示す縦断
面図である。
【0014】図中、符号1は、真空吸引によって基板W
を水平姿勢で吸着保持するスピンチャックである。この
スピンチャック1は、回転軸2を介してモータ3によっ
て鉛直軸周りに回転駆動されるようになっているととも
に、洗浄液が飛散することを防止するための飛散防止カ
ップ5によって周囲を囲われている。飛散防止カップ5
の側方には、揺動自在かつ昇降自在に構成された洗浄ア
ーム11が配備されている。
【0015】なお、この装置では基板Wを真空吸引によ
って吸着保持するスピンチャック1を採用しているが、
これに代えて例えば、基板Wの周縁部および下面を当接
支持する支持部材により水平姿勢に保持するものを採用
してもよい。
【0016】洗浄アーム11は、図示しない揺動駆動手
段により鉛直軸周りに回転されるとともに、図示しない
昇降駆動手段により昇降される揺動軸13を下面に配設
された支持体15によって水平に支持されている。外筒
17は、筒軸P1が水平方向に沿うように配設された水
平外筒17aと、筒軸P2が鉛直方向に沿うように配設
された鉛直外筒17bと、水平外筒17aと鉛直外筒1
7bとの延長上であって、通常屈曲形成される部位に配
設されたフレキシブルジョイント17cとから構成され
ている。フレキシブルジョイント17cは、水平外筒1
7aと鉛直外筒17bとを連動連結するものである。外
筒17の内部には、筒軸P1に沿って配設された水平内
筒19aと、筒軸P2に沿って配設された鉛直内筒19
bと、これらを連結した屈曲内筒19cとから構成され
ている内筒19が配設されている。内筒19は、その基
端部側を、支持体15内に配設されたベース21に固着
されて水平に保持されている。水平内筒19aの支持体
15側と先端部側の外周面には、環状のベアリング23
が取り付けられており、水平外筒17aを水平方向の筒
軸P1周りで回転可能に支持している。また、鉛直内筒
19bの上側外周面には、同様に環状のベアリング23
が取り付けられ、鉛直外筒17bを鉛直方向の筒軸P2
周りで回転可能に支持している。
【0017】水平外筒17aの基端部側の外周面には、
その全周にわたって歯車25が取り付けられており、筒
軸P1に平行な軸芯P3周りに電動モータ27で回転駆
動される駆動歯車29と咬合している。電動モータ27
は内筒19が固着されているベース21に取り付けられ
ており、これを回転駆動すると駆動歯車29と歯車25
とを介して水平外筒17aが筒軸P1周りに回転するよ
うになっている。なお、歯車25と、電動モータ27
と、駆動歯車29とが本発明における駆動手段に相当す
るものである。また、咬合部から発生したパーティクル
が、支持体15の外部に出てクリーンルーム内に拡散し
ないようにそれを吸引排出する機構を設けることが好ま
しい。
【0018】内筒19の内部には、筒軸P1に沿って配
設された水平配管31aと、筒軸P2に沿って配設され
た鉛直配管31bと、水平配管31aと鉛直配管31b
との延長上であって、通常屈曲形成される部位に配設さ
れたフレキシブルジョイント31cとから構成された供
給配管31が配設されている。フレキシブルジョイント
31cは、水平配管31aと鉛直配管31bとを連動連
結するものである。水平配管31aの基端部は、純水な
どの洗浄液を供給する図示しない供給源に連通した管継
手33の開口33aに緩挿されているとともに、開口3
3aと水平配管31aの隙間から漏れ出る洗浄液が水平
配管31aの先端部側へ伝ってゆくことを防止するため
の液止め部材35が開口33aに近い部位に形成されて
いる。なお、開口33aより漏れ出た洗浄液を回収する
ように排液手段を支持体15内に設けておくことが好ま
しい。鉛直配管31bは、水平配管31aと同径の上部
31b1 と、この上部31b1 より大径であって、鉛直
内筒19bの内径よりやや小さな外径を有する胴部31
2 とを有する縦断面凸状に形成されている。なお、こ
の実施例では、鉛直配管31bを、上述した鉛直外筒1
7bとともに一体的に構成しているが、その胴部31b
2 と鉛直外筒17bとを先端部17b1 で連結して連動
させるように構成してもよい。胴部31b2 の先端部1
7b1 には、後述する洗浄具41を取り付けるための雌
ネジ部39が形成されており、管継手33を介して供給
された洗浄液を洗浄具41に供給するようになってい
る。
【0019】水平内筒19aの内周面と水平配管31a
の外周面の間には、環状のベアリング37が取り付けら
れており、水平配管31aを水平方向の筒軸P1周りで
回転可能に支持している。また、鉛直配管31bの上部
31b1 外周面には、同様に環状のベアリング37が取
り付けられ、鉛直配管31bを鉛直方向の筒軸P2周り
で回転可能に支持している。電動モータ27を回転駆動
(例えば、1rpm程度の低速)すると、水平外筒17
aが筒軸P1周りに回転し、この回転力がフレキシブル
ジョイント17cを介して鉛直外筒17bに伝達し、鉛
直外筒17bを筒軸P2周りに回転する。鉛直外筒17
bが回転すると、鉛直外筒17bと一体的に構成されて
いる鉛直配管31bおよび洗浄具41も筒軸P2周りに
回転し、この回転力がフレキシブルジョイント31cを
介して水平配管31aに伝達し、水平配管31aを筒軸
P1周りに回転するようになっている。つまり、非回転
の内筒19によって外筒17および供給配管31が支持
され、その外周で外筒17が回転し、その内周で供給配
管31が回転するようになっている。この回転の際に
は、歯車25および駆動歯車29の咬合部と、ベアリン
グ23と、ベアリング37と、鉛直配管31bの胴部3
1b2 の外周面における摺動部において摩損が生じてパ
ーティクルが発生するが、咬合部は基板W上から側方に
離れた支持体15内に配設されていること、摺動部は外
筒17により閉塞されていることから発生したパーティ
クルが基板W上に落下することを防止できる。したがっ
て、パーティクルに起因する基板Wの汚染を防止するこ
とができる。
【0020】次に、図3の縦断面図を参照して外筒17
および供給配管31とともに回転する洗浄具41につい
て説明する。洗浄具41は、凸状の支持部41aと、支
持部41aの胴部41a1 の側面に嵌め込まれた環状の
枠41bと、枠41bの下部内周面に形成された凹部4
1b 1 と胴部41a1 の外周面で挟持されたシート状の
洗浄部材41cとから構成されている。支持部41aの
上部41a2 は、その外周面に、鉛直配管31bの雌ネ
ジ部39に螺合される雄ネジ部41a3 が形成され、そ
の内部に、鉛直配管31bに連通する流路41a4 が形
成されている。胴部41a1 は、その内部に、流路41
4 に連通した液室41dが形成されており、その底面
に、供給孔41d1 が形成されている。このように構成
された洗浄具41は、雄ネジ部41a3を鉛直配管31
bの雌ネジ部39に螺合させて取り付けられ、外筒17
および供給配管31とともに、いずれの部分とも摺動す
ることなく筒軸P2周りに回転する。
【0021】また、上記の洗浄部材41cとしては、多
孔質弾性体が好ましく、例えば、ポリウレタン,NBR
(ニトリルブタジエンゴム),EPDM(エチレンプロ
ピレンゴム)などが好ましい。
【0022】流路41a4 から流入した洗浄液は、液室
41dに入り供給孔41d1 を通して洗浄部材41cに
達する。洗浄部材41cは、多孔質弾性体であるので洗
浄液が浸透し、基板Wが位置する下面側に洗浄液を供給
する。この洗浄具41は、その洗浄部材31cが多孔質
弾性体で構成されているため、基板W面に付着している
汚れを多数の微細な孔に取り込んで除去することがで
き、基板Wに傷が生じることを防止できる。さらに、弾
性力があるため磨耗に強く洗浄具41の耐久性を高める
ことができ、長期間にわたって洗浄具41を使用できる
こと、上記のように構成しているので基板Wをスピンチ
ャック1に支持させていない状態で洗浄液を供給すれ
ば、洗浄部材41cの多数の孔に取り込んだ汚れを排出
することができて清浄に保つことが可能であるので、ラ
ンニングコストを抑制することができる。また、洗浄部
材41cを清浄に保つことができるので、順次に基板W
を洗浄処理する際の相互汚染を防止することができる。
また、外筒17および供給配管31を回転させる電動モ
ータ27により洗浄具41を回転させるので、洗浄具4
1を軸受けを介することなく回転させることができ、基
板Wの上方に位置する洗浄具41付近にパーティクルが
発生することがない。
【0023】上述したように洗浄アーム11の外筒17
の基端部側を電動モータ27で筒軸P1周りに回転させ
ることにより、鉛直外筒17bを筒軸P2周りに回転さ
せることができ、洗浄具41をその軸周りに回転させる
ことができる。したがって、図1中に二点鎖線で示すよ
うに、図示しない昇降駆動手段により洗浄アーム11を
下降させ、洗浄具41から洗浄液を供給しつつ回転する
基板Wの表面に洗浄部材41cを近接あるいは当接させ
ることにより、基板Wの表面の汚れを除去することがで
きる。この際には、上述したように咬合部および摺動部
からのパーティクルが基板Wに落下しないこと、および
洗浄具41の取り付け部分からはパーティクルが発生し
ないことから、基板Wが汚染されることを防止すること
ができる。また、この装置では、洗浄液を供給する供給
配管31を洗浄アーム11と一体化しているので、従来
例のように洗浄液を基板Wに供給するためのノズル10
3(図6)を別体に設けた構成に比較して構成を簡易化
することができる。また、従来例では、ノズル103
(図6)から洗浄液が供給される位置を調整する必要が
あるが、上記のような構成では洗浄具41がある位置に
必ず洗浄液が供給されるので、そのような調整が不要と
なってメンテナンスを簡略化することが可能である。
【0024】なお、洗浄具としては、上記のものに代え
て図4に示す洗浄具51を採用してもよい。すなわち、
洗浄具51は、凸状の支持部51aと、支持部51aの
胴部51a 1 の側面に嵌め込まれた環状の枠51bと、
枠51bの下部内周面に形成された凹部51b1 と胴部
51a1 の外周面で挟持されたシート状の洗浄部材51
cと、枠51bの外周面に取り付けられた案内枠51d
とから構成されている。支持部51aの上部51a
2 は、上記洗浄具41と同様に雄ネジ部51a3 が形成
され、その内部に、流路51a4 が形成されている。胴
部51a1 は、その内部に、流路51a4 に連通した縦
断面台形状の液室51eが形成され、その側面に供給孔
51e1 が形成されている。洗浄部材51cとしては、
上記の洗浄部材41cと同様に多孔質弾性体であること
が好ましい。
【0025】このように構成された洗浄具51は、上記
洗浄具41と同様にして取り付けられ、外筒17および
供給配管31とともに筒軸P2周りに回転する。流路5
1a 4 から流入した洗浄液は、液室51eを経て供給孔
51e1 を通り、案内枠51dにより下方に案内されて
基板Wに供給される。この洗浄具51は、その洗浄部材
31cが多孔質弾性体で構成されているため、上記洗浄
具41と同様、洗浄時に基板Wに傷が生じることを防止
できる。さらに、弾性力があるため磨耗に強く洗浄具5
1の耐久性を高めることができ、長期間にわたって洗浄
具51を使用することができるので、ランニングコスト
を抑制することができる。
【0026】<第2実施例>次に、図5の縦断面図を参
照して、第2実施例に係る基板洗浄装置について説明す
る。なお、全体構成は、図1に示した第1実施例のもの
とほぼ同様であるので、図示および詳細な説明について
は省略する。上述した第1実施例では、その洗浄アーム
11の外筒17および供給配管31が回転して内筒19
は非回転であったが、本実施例で説明する洗浄アーム1
1は内筒だけが回転する点で相違している。
【0027】外筒62は、筒軸P1が水平方向に沿うよ
うに配設された水平外筒62aと、筒軸P2が鉛直方向
に沿うように配設された鉛直外筒62bと、これらを連
結した屈曲外筒62cとから構成されている。外筒62
の内部には、筒軸P1に沿って配設された水平内筒63
aと、筒軸P2に沿って配設された鉛直内筒63bと、
通常屈曲形成される部位に配設されたフレキシブルジョ
イント63cとから構成されている内筒63が配設され
ている。外筒62は、その基端部側を、支持体15内の
ベース21に固着されている。水平外筒62aの内周面
には、環状のベアリング23が取り付けられており、水
平内筒63aを水平方向の筒軸P1周りで回転可能に支
持している。また、鉛直外筒62bの上部内周面には、
同様に環状のベアリング23が取り付けられ、鉛直内筒
63bを鉛直方向の筒軸P2周りで回転可能に支持して
いる。
【0028】水平内筒63aの基端部側の外周面には、
歯車25が取り付けられており、電動モータ27で回転
駆動される駆動歯車29と咬合している。電動モータ2
7を回転駆動すると水平内筒63aが筒軸P1周りに回
転するようになっている。
【0029】内筒63の内部には、筒軸P1に沿って配
設された水平配管64aと、筒軸P2に沿って配設され
た鉛直配管64bと、これらを連結する屈曲配管64c
とから構成された供給配管64が配設されている。水平
配管64aの基端部は、洗浄液を供給する図示しない供
給源に連通している。鉛直配管64bは、その下方に向
けられた先端部64b1 が先絞り傾斜状に形成さてお
り、鉛直内筒63bの凹部63b1 に形成されたすり鉢
部63b2 と近接するように取り付けられている。この
部分からは洗浄液がわずかに漏れ出すが、鉛直内筒63
bの凹部63b1内に貯留するので悪影響は生じない。
水平配管64aの外周面と水平内筒63aの内周面の間
には、環状のベアリング37が取り付けられており、水
平内筒63aを水平方向の筒軸P1周りで回転可能に支
持している。
【0030】鉛直内筒63bは、その下方に向けられた
先端部63b3 に、上記の洗浄具41(51)を取り付
けるための雌ネジ部39が形成されているとともに、そ
の外周面が非回転の鉛直外筒62bの先端面に形成され
た開口62b1 と干渉して摺動することのないように切
り欠き部63b4 が形成されている。また、鉛直内筒6
3bの先端部63b3 は、回転する洗浄具41(51)
が鉛直外筒62bの先端面と摺動しないように、鉛直外
筒62bの開口62b1 から下方に突出するようにされ
ている。
【0031】電動モータ27を回転駆動すると、水平内
筒63aが筒軸P1周りに回転し、この回転力がフレキ
シブルジョイント63cを介して鉛直内筒63bに伝達
し、鉛直内筒63bを筒軸P2周りに回転する。鉛直内
筒63bが回転すると、その先端部63b3 に取り付け
られた洗浄具41(51)も筒軸P2周りに回転するよ
うになっている。つまり、非回転の外筒62および非回
転の供給配管64によって内筒63が回動自在に支持さ
れ、それらの間で内筒63が回転するようになってい
る。この回転の際には、歯車25および駆動歯車29の
咬合部と、ベアリング23とベアリング37における摺
動部とにおいて摩損が生じてパーティクルが発生する
が、咬合部は基板W上から側方に離れた支持体15内に
配設されていること、摺動部は外筒63によりほぼ閉塞
されていることから発生したパーティクルが基板W上に
落下することを防止できる。したがって、上述した第1
実施例と同様に、パーティクルに起因する基板Wの汚染
を防止することができる。
【0032】なお、上記の第2実施例では、内筒63だ
けが回転するように構成しているが、上記の第1実施例
と同様に、内筒63とともに供給配管64も回転するよ
うに構成してもよい。その場合には、供給配管64の屈
曲配管64cをフレキシブルジョイントで置き換え、さ
らに鉛直配管64bと鉛直内筒63bとを連動連結させ
ればよい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、摩損を生じる駆動手段を筒の
基端部側に配設しているので、そこから生じるパーティ
クルが基板上に落下することを防止でき、洗浄具を、軸
受けなどを介することなく回転する筒に連動連結させて
いるので、洗浄具付近からパーティクルが生じることを
防止できる。したがって、パーティクルに起因する基板
汚染を防止することができる。また、洗浄液を供給する
ノズルを一体化しているので、装置構成を簡易化するこ
とができる。
【0034】また、請求項2に記載の発明によれば、摩
損を生じる駆動手段を外筒の基端部側に配設しているの
で、そこから生じるパーティクルが基板上に落下するこ
とを防止でき、洗浄具を、軸受けなどを介することなく
回転する外筒に連動連結させているので、洗浄具付近か
らパーティクルが生じることを防止できる。したがっ
て、パーティクルに起因する基板汚染を防止することが
できる。さらに、供給配管と洗浄具との摺動面は、外筒
により閉塞されているので、この部分から生じるパーテ
ィクルが基板上に落下することを防止できる。また、洗
浄液を供給するノズルを一体化しているので、装置構成
を簡易化することができる。
【0035】また、請求項3に記載の発明によれば、供
給配管を洗浄具とともに回転させることができるので、
洗浄液を供給する経路において摺動部分が生じることが
なく、その経路におけるパーティクルの発生を防止でき
る。
【0036】また、請求項4に記載の発明によれば、基
板面に付着したパーティクルを多孔質弾性体の多数の微
細な孔に取り込んで除去することができるので、基板に
傷が生じることを防止できるとともに、磨耗に強く洗浄
具の耐久性を高めることができる。したがって、洗浄具
を長期間にわたって使用できるので、ランニングコスト
を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る基板洗浄装置の概略構成を示
す図である。
【図2】洗浄アームの縦断面図である。
【図3】洗浄具の縦断面図である。
【図4】洗浄具の変形例を示す縦断面図である。
【図5】第2実施例に係る基板洗浄装置の洗浄アームを
示す縦断面図である。
【図6】従来例に係る基板洗浄装置の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
W … 基板 11 … 洗浄アーム 17 … 外筒 17c … フレキシブルジョイント 19 … 内筒 31 … 供給配管 31c … フレキシブルジョイント 25 … 歯車(駆動手段) 27 … 電動モータ(駆動手段) 29 … 駆動歯車(駆動手段) 41,51 … 洗浄具 41c,51c … 洗浄部材(多孔質弾性体) 62 … 外筒 63 … 内筒 63c … フレキシブルジョイント 64 … 供給配管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に洗浄液を供給して基板を洗浄する
    基板洗浄装置において、 基端部から水平方向に延びた部分を屈曲形成し、先端部
    を下方に向けている外筒と、 前記外筒の内部に配設され、基端部から水平方向に延び
    た部分を屈曲形成し、先端部を下方に向けている内筒
    と、 前記内筒の内部に配設され、洗浄液を供給する供給配管
    とを備えるとともに、 前記外筒または前記内筒のいずれか一方の屈曲部位をフ
    レキシブルジョイントで構成するとともに、その筒を、
    基端部側で筒軸周りに回転させる駆動手段を配設し、そ
    の筒の先端部に洗浄具を連動連結させて、前記供給配管
    からの洗浄液を前記洗浄具を通して基板に供給するよう
    にしたことを特徴とする基板洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板洗浄装置におい
    て、前記外筒の屈曲部位をフレキシブルジョイントで構
    成していることを特徴とする基板洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の基板洗浄装置におい
    て、前記供給配管の屈曲部位をフレキシブルジョイント
    で構成するとともに、前記供給配管を前記外筒に連動連
    結させたことを特徴とする基板洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3に記載の基板洗
    浄装置において、前記洗浄具は多孔質弾性体を備えたこ
    とを特徴とする基板洗浄装置。
JP247597A 1997-01-10 1997-01-10 基板洗浄装置 Pending JPH10199836A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014525824A (ja) * 2011-06-28 2014-10-02 シルベント アーベェ スチール素材等の材料又は構造物を洗浄するための装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014525824A (ja) * 2011-06-28 2014-10-02 シルベント アーベェ スチール素材等の材料又は構造物を洗浄するための装置
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