JPH10199365A - 可動接点及びこれを用いたパネルスイッチ - Google Patents

可動接点及びこれを用いたパネルスイッチ

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JPH10199365A
JPH10199365A JP103597A JP103597A JPH10199365A JP H10199365 A JPH10199365 A JP H10199365A JP 103597 A JP103597 A JP 103597A JP 103597 A JP103597 A JP 103597A JP H10199365 A JPH10199365 A JP H10199365A
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JP
Japan
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movable contact
contact
fixed contact
wiring board
movable
Prior art date
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Pending
Application number
JP103597A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Mitsuoka
秀樹 光岡
Yoshiro Sano
義郎 佐野
Tetsutaro Nasu
哲太郎 那須
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種電子機器の操作パネル等に使用される可
動接点及びこれを用いたパネルスイッチに関し、可動接
点のメッキ処理をなくし、安価で特性の安定したものを
提供することを目的とする。 【解決手段】 可動接点11の外周端面の内面側にエッ
ジ11Aを設けることにより、可動接点11のメッキ処
理をなくし、安価で特性の安定した可動接点及びこれを
用いたパネルスイッチを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器の操
作パネル等に使用される可動接点及びこれを用いたパネ
ルスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の可動接点及びこれを用いたパネル
スイッチについて、図5〜図8を用いて説明する。
【0003】図5は従来の可動接点の断面図、図6
(a)は従来の可動接点をプレス加工する工程を説明す
る断面図、図6(b)は弾性金属薄板の加工状態を示す
斜視図であり、同図において、1は弾性金属薄板製のド
ーム状の可動接点であり、この可動接点1を配線基板に
装着してパネルスイッチとした際、軽い接触圧力におい
ても配線基板の外側固定接点及び中央固定接点との安定
した接触を得るために、接触面となるドーム内面側1A
には銀或いは金等のメッキ処理が施されている。
【0004】この可動接点1は、図6(b)のように所
定の幅に切断され上面2Aに銀或いは金等のメッキ処理
が施された弾性金属薄板のフープ材料2が、先ず外周加
工用ポンチ3によって複数の繋ぎ桟2Bを残して外周が
切断され、次にドーム形状加工用ポンチ4によって中央
部にドーム形状が形成された後、最後に外周切断用ポン
チ5によって複数の繋ぎ桟2Bを切断して加工されるた
め、銀或いは金等のメッキ層1Aがドーム内面側とな
り、外周端面の外面側にはエッジ1Bが形成されてい
る。
【0005】また、図7は従来の可動接点を用いたパネ
ルスイッチの断面図であり、同図において、6は印刷ま
たはエッチングにより外側固定接点7と中央固定接点8
を設けた配線基板、9は下面に接着剤10を塗布した絶
縁フィルム製のシートであり、可動接点1がシート9に
上面を覆われて、外周下端が外側固定接点7に載り中央
頂点部が中央固定接点8と対向するように、配線基板6
に装着され、パネルスイッチが構成されている。
【0006】上記構成において、シート9を介して可動
接点1の上面中央を押圧すると、図8のように可動接点
1が反転動作を行い、中央部下面が中央固定接点8に接
することによって、配線基板6の外側固定接点7と中央
固定接点8の電気的接続が行われ、押圧力を除去する
と、可動接点1の弾性復帰力により可動接点1の中央部
下面が中央固定接点8から離れて図7のOFF状態に復
帰する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の可動接点及びこれを用いたパネルスイッチにおいて
は、外側固定接点7及び中央固定接点8との安定した接
触を得るために、可動接点1のドーム内面側1Aに銀或
いは金等の高価なメッキ処理を施すことが必要であり、
可動接点として使用しないスクラップの部分にまでメッ
キが付いているために、可動接点及びパネルスイッチと
しての製品コストが高くなるという課題があった。
【0008】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、可動接点のメッキ処理をなくし、安価で特
性の安定した可動接点及びこれを用いたパネルスイッチ
を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の可動接点及びこれを用いたパネルスイッチ
は、可動接点の外周端面の内面側にエッジを設けた構成
とするものである。
【0010】この本発明により、可動接点のメッキ処理
をなくし、安価で特性の安定した可動接点及びこれを用
いたパネルスイッチを得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、外周端面の内面側をエッジ状とした弾性金属薄板製
のドーム状の可動接点としたもので、可動接点を配線基
板に装着してパネルスイッチとした際、可動接点の外周
端面と配線基板の外側固定接点との接触がこのエッジに
よって行われ、接触部の単位面積当りの接触圧力が高く
なり外側固定接点上の皮膜等を破ることができるため、
可動接点のドーム内面側に銀或いは金等のメッキ処理を
行わなくとも、可動接点と外側固定接点との安定した接
触が得られるという作用を有する。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、中央頂点部に孔を設けると共に、この孔
の内面側をエッジ状としたもので、可動接点を配線基板
に装着してパネルスイッチとした際、可動接点と配線基
板の中央固定接点との接触がこの孔のエッジによって行
われ接触部の単位面積当りの接触圧力が高くなるため、
可動接点と中央固定接点との安定した接触が得られると
いう作用を有する。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、外周部に複数個の切欠きを設け
たもので、可動接点の外周下端と配線基板の外側固定接
点との接触がこの切欠き端部のエッジによって行われ、
接触部の単位面積当りの接触圧力がより高まるため、可
動接点と外側固定接点とのより確実な接触が得られると
いう作用を有する。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、弾性金属薄板の材
質を、無垢のステンレス鋼、リン青銅、洋白またはベリ
リウム銅としたもので、これらの弾性金属薄板を使用す
れば可動接点への銀或いは金等のメッキ処理を行わなく
とも安定した接触が得られるため製品コストを安価にで
きると共に、操作性や電気的特性に優れた可動接点を得
ることができるという作用を有する。
【0015】請求項5に記載の発明は、外側固定接点及
び中央固定接点を設けた配線基板上の外側固定接点上に
外周下端が載り、中央固定接点と中央頂点部が対向する
ように、請求項1〜4のいずれか一つに記載の可動接点
を配置したパネルスイッチとしたもので、可動接点のメ
ッキ処理が不要となり、安価で特性の安定したパネルス
イッチを得ることができるという作用を有する。
【0016】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図4を用いて説明する。なお、従来の技術の項で説明
した構成と同一構成の部分には同一符号を付して詳細な
説明を省略する。
【0017】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態による可動接点の断面図、図2は同可動接点を
プレス加工する工程を説明する断面図であり、同図にお
いて、11は弾性金属薄板製のドーム状可動接点であ
り、図2に示すように、所定の幅に切断された弾性金属
薄板のフープ材料12が、先ず外周加工用ポンチ3によ
って複数の繋ぎ桟を残して外周が切断されることは従来
の技術と同様であるが、次に従来の技術の場合とは逆方
向からドーム形状加工用ポンチ14によって中央部にド
ーム形状が形成された後、最後に外周切断用ポンチ15
により複数の繋ぎ桟を切断して加工されることによっ
て、外周端面の内面側にはエッジ11Aが形成されてい
る。
【0018】また、この可動接点11を用いて図7で説
明したパネルスイッチを構成すると、シート9に上面を
覆われて配線基板6に装着された可動接点11は、外周
端面の内面側エッジ11Aによって配線基板6の外側固
定接点7と接触接続されるものである。
【0019】なお、上記構成において、シート9を介し
て可動接点11の上面中央を押圧すると、可動接点11
が反転動作を行い、中央部下面が中央固定接点8に接す
ることによって、配線基板6の外側固定接点7と中央固
定接点8の電気的接続が行われることは、従来の技術と
同様である。
【0020】このように本実施の形態によれば、可動接
点11と配線基板6の外側固定接点7との接続が、可動
接点11の外周端面の内面側エッジ11Aによって行わ
れ、接触部の単位面積当りの接触圧力が高くなり外側固
定接点7上の皮膜等を破ることができるため、可動接点
11のドーム内面側に銀或いは金等のメッキ処理を行わ
なくとも、可動接点11と外側固定接点7との安定した
接触を得ることができる。
【0021】(実施の形態2)図3は本発明の第2の実
施の形態による可動接点の断面図であり、同図におい
て、可動接点16には中央頂点部に孔16Aが設けら
れ、この孔16Aの内面側と外周端面の内面側にはエッ
ジ16Bと16Cが設けられている。
【0022】この可動接点16を用いて図7のパネルス
イッチを構成すると、配線基板6の外側固定接点7との
接続が可動接点16の外周下端のエッジ16Cによって
行われることは実施の形態1と同様であるが、可動接点
16の上面中央が押圧され反転動作を行った際の中央固
定接点8との接触は、可動接点16の中央部下面ではな
く孔16Aの外周内面側のエッジ16Bによって行われ
る。
【0023】このように本実施の形態によれば、可動接
点16を配線基板6に装着してパネルスイッチとした
際、配線基板6の中央固定接点8との接触が中央頂点部
の孔16Aのエッジ16Bによって行われ接触部の単位
面積当りの接触圧力が高くなるため、可動接点16と中
央固定接点8との安定した接触を得ることができる。
【0024】なお、上記実施の形態では、可動接点16
の中央頂点部の孔16Aを丸孔として説明したが、配線
基板6の固定接点の構成に応じて角孔或いは十字孔等と
することによって、可動接点16と配線基板6との接触
をさらに確実なものとすることができる。
【0025】(実施の形態3)図4は本発明の第3の実
施の形態による可動接点の斜視図であり、同図におい
て、可動接点17には中央頂点部の孔17Aと共に外周
部に複数個の切欠き17Bが設けられている。
【0026】この可動接点17を用いてパネルスイッチ
を構成し、可動接点17を押圧すると、可動接点17の
反転動作によって孔17Aの内面側に設けたエッジと、
配線基板6の中央固定接点8との接触が行われることは
実施の形態2と同様であるが、配線基板6の外側固定接
点7との接触は、可動接点17の切欠き17Bの内面側
に設けた複数のエッジ17Cによって行われる。
【0027】このように本実施の形態によれば、配線基
板6の外側固定接点7と可動接点17との接触が、可動
接点17の外周部に設けた複数個の切欠き17Bのエッ
ジ17Cによって行われ接触部の単位面積当りの接触圧
力がより高まるため、可動接点17と外側固定接点7と
のより確実な接触を得ることができる。
【0028】また、可動接点17の材質を、弾性及び導
電性のよいステンレス鋼、リン青銅、洋白またはベリリ
ウム銅とすることによって、可動接点17の銀或いは金
等のメッキ処理が不要となり、パネルスイッチとしての
製品コストを安価にできると共に、操作性や電気的特性
に優れたパネルスイッチを得ることができる。
【0029】なお、上記実施の形態では、可動接点の形
状をすべて円形として説明したが、楕円形や角形、或い
は多角形の可動接点であっても、同様の効果が得られる
ことは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、可動接点
のメッキ処理をなくし、安価で特性の安定した可動接点
及びこれを用いたパネルスイッチを得ることができると
いう有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による可動接点の断
面図
【図2】同可動接点をプレス加工する工程を説明する断
面図
【図3】本発明の第2の実施の形態による可動接点の断
面図
【図4】本発明の第3の実施の形態による可動接点の斜
視図
【図5】従来の可動接点の断面図
【図6】(a)従来の可動接点をプレス加工する工程を
説明する断面図(b)同斜視図
【図7】同可動接点を用いたパネルスイッチの断面図
【図8】同可動接点の反転動作時の断面図
【符号の説明】
3 外周加工用ポンチ 6 配線基板 7 外側固定接点 8 中央固定接点 9 シート 11,16,17 可動接点 11A,16B,16C,17C エッジ 12 フープ材料 14 ドーム形状加工用ポンチ 15 外周切断用ポンチ 16A,17A 孔 17B 切欠き

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周端面の内面側をエッジ状とした弾性
    金属薄板製のドーム状の可動接点。
  2. 【請求項2】 中央頂点部に孔を設けると共に、この孔
    の内面側をエッジ状とした請求項1記載の可動接点。
  3. 【請求項3】 外周部に複数個の切欠きを設けた請求項
    1または2記載の可動接点。
  4. 【請求項4】 弾性金属薄板の材質を、無垢のステンレ
    ス鋼、リン青銅、洋白またはベリリウム銅とした請求項
    1〜3のいずれか一つに記載の可動接点。
  5. 【請求項5】 外側固定接点及び中央固定接点を設けた
    配線基板上の外側固定接点上に外周下端が載り、中央固
    定接点と中央頂点部が対向するように、請求項1〜4の
    いずれか一つに記載の可動接点を配置したパネルスイッ
    チ。
JP103597A 1997-01-08 1997-01-08 可動接点及びこれを用いたパネルスイッチ Pending JPH10199365A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007280848A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Alps Electric Co Ltd スイッチ用反転板ばねの製造方法
JP2009004312A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Panasonic Electric Works Co Ltd ハイブリッドリレー

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