JPH1019929A - コンタクター及びその製造方法 - Google Patents
コンタクター及びその製造方法Info
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- JPH1019929A JPH1019929A JP17372296A JP17372296A JPH1019929A JP H1019929 A JPH1019929 A JP H1019929A JP 17372296 A JP17372296 A JP 17372296A JP 17372296 A JP17372296 A JP 17372296A JP H1019929 A JPH1019929 A JP H1019929A
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Abstract
ー等に用いて、オーバードライブ量が大きくとれて、繰
り返しの座屈変形に十分に耐える、先端部の高さ及び平
面位置の精度が良好な接触探子を有するコンタクターと
それを製造する方法を提供する。 【解決手段】 針状単結晶を接触探子とするコンタクタ
ーであって、前記針状単結晶の座屈変形時の破壊強度が
3.5〜21GPaであることを特徴とするコンタクタ
ーである。また、針状単結晶体の表面に導電膜を施し接
触探子とするコンタクターの製造方法であって、前記導
電膜を施す前処理として、界面活性剤を含有するフッ化
アンモニウムとフッ酸との混合水溶液、その後硝酸とフ
ッ酸との混合水溶液で処理することを特徴とするコンタ
クターの製造方法である。
Description
電気特性測定用コンタクター、微小真空デバイスや電子
銃、或いは走査型トンネル顕微鏡や原子力間顕微鏡をは
じめとする走査型プローブ顕微鏡のプローブ等に適用可
能な、座屈する力を加えられた時に接触探子が大きく変
形するので大きなオーバードライブ量が得られ、また高
さ及び平面位置精度が良好な針状単結晶を接触探子とす
るコンタクターとその製造方法に関する。
的に、その製造過程の中で電気的特性評価が何度も行わ
れている。例えば、LSIの場合、ウエハ内に回路素子
を形成した段階で各チップを構成する回路素子の動作を
テストするべく電気的特性評価が行われ、更に、この
後、ウエハから切りとられたチップをパッケージに収容
した後、或いはTABテープに実装した状態下で、再度
動作テストをするために電気的特性評価が行われる。こ
れらの電気的特性評価では、通常タングステン等の金属
を接触探子とするプローブカードや、アウターリードが
挿入されたソケットを用いられることが多く、特に、T
ABテープに実装した状態下での電気的特性評価には、
プローブカードが用いられている。
については、近年のLSIの高密度化に伴い、電気的特
性評価に要する端(パッド)部の数の増加し、単位面積
当たりの数がより多いものが要求されている。従来のタ
ングステン等の金属を接触探子とするコンタクターで
は、接触探子部の太さが約50μmと太く、上述の要求
を満足できなくなっている。この問題の解決のために、
基板上にVLS成長法にて針状単結晶体を形成し、アス
ペクト比が1〜500の針状単結晶体の少なくとも側面
を導電膜で被覆したコンタクターの製造方法が提案され
ている(特開平7−33598号公報参照)。この方法
により、接触探子先端部が±5μmの平面位置精度と±
1μmの高さ精度とを有するコンタクターが得られる。
ら、接触探子の押しつけ量となるオーバードライブ量を
大きくする目的で、導電性針状単結晶加工体の寸法や導
電膜の膜厚を規定することが提案されている(特願平7
−113105号明細書参照)。しかし、この方法によ
る場合、得られるコンタクターは、導電膜形成の前処理
等の製造工程において、接触探子となる針状単結晶がダ
メージを受け、座屈変形時の破壊強度が低下してしま
い、この結果実使用において数万〜数十万回におよぶプ
ロービングに際して接触探子自体が破壊してしまうとい
う問題がある。
数個同時に検査対象物に接触させる必要があるが、それ
らの平面精度や高さ精度が幾分かのばらつきを有するが
ために、ある程度以上大きなオーバードライブ量を確保
しないと、複数の接触探子を同時に検査対象物に接触さ
せるのが困難になる。接触探子が弱く、小さなオーバー
ドライブ量でも破損してしまう場合、接触探子のプロー
バーへの取り付け精度やプローバーの動作精度としても
非常に高い精度が要求され、半導体回路の電気的特性の
測定がより一層煩雑で、困難なものとなる。
向のオーバードライブを印加することで接触探子が座屈
変形して破壊したとき、その最大変位部時における最大
主応力と同一値であり、数1式により求められる。
×L-1.5 (Pa) ここで、E :接触探子のヤング率(Pa) d :接触探子の直径(μm) L :接触探子の長さ(μm) ODmax:破壊時のオーバードライブ量(μm)
(L3/d2)
か接触探子の直径を小さくすることでオーバードライブ
量を大きくとることができ、例えば、特願平7−113
105号公報で開示されるとおり、接触探子の長さL
(μm)及び直径d(μm)について10≦L≦300
0、0.1≦d≦600、しかも0.5×104 ≦d-2
.4×L2.8という範囲に接触探子の寸法を特定すること
により、電気測定用コンタクターに適した十分なオーバ
ードライブ量を得ることができることが提案がされてい
る。
スのデザイン(ピッチなど)から接触探子の直径は限定
されるし、接触探子表面に金属からなる導電膜を形成す
ると、座屈変形を伴うプロービングの際に金属膜が塑性
変形するので、その変形を維持しようとする耐力が接触
探子の反力(もどろうとする力)を上回るときには接触
探子先端部の位置ずれが発生する。前記反力は接触探子
長さが小さく、接触探子直径が大きいほど大きくなり、
オーバードライブ量増加に対してトレードオフの関係に
なる。また金属からなる導電膜をめっき法により形成す
る場合や、プロービング時のコンタクター同士の接触に
よる短絡を防止するために絶縁物質を接触探子表面に塗
布する際、接触探子長が大きく、接触探子直径が小さく
なるほど、ピンブリッジ(コンタクター先端部で隣り合
うコンタクターが接合される現象)が発生しやすくな
る。上記したとおり、接触探子の寸法は実質的に限定さ
れてしまうので、オーバードライブ量を大きくするため
にはコンタクターそのものの強度σmaxを高くする必要
がある。
用いる場合、導電膜が接触探子とそれと接続するように
基板上にパターニングされた配線上にも形成される。接
触探子とそれと接続する基板回路部のみに一括で導電膜
を形成する場合、SOI基板等の絶縁膜を有する基板を
用いることが前提になる。その形成方法に関しては、特
開平07−94558号公報等に開示されている。即
ち、図1で示すように絶縁膜1上にエッチング等により
形成されたシリコン層2とVLS成長により形成された
針状シリコン単結晶3上に、導電膜4を選択性を有する
無電解めっき法によりNiPなどを形成する。その後、
配線抵抗を小さくするために電気めっきにより金などを
形成する。通常シリコン上にNiPを無電解めっきする
場合、酸化膜除去のために希フッ酸による前処理を施
し、その後密着性を向上するために表面を粗らすべく、
フッ酸/硝酸混合水溶液などにより数秒処理し、塩化錫
や塩化パラジウムなどを含む活性化液により表面を活性
化処理する。
いてはほとんど結晶欠陥がなく、機械的強度が強く、弾
性変形範囲が広い針状単結晶がダメージを受け、本来の
強度が低下してしまい、その結果コンタクターとして用
いると小さなオーバードライブ量で針状単結晶が破壊し
てしまうという問題がある。
する公知技術として、微細構造を有するシリコン基板上
の酸化膜のウエットエッチングを均一に行う方法として
バッファードフッ酸に界面活性剤を添加したエッチャン
トを用いる方法が提案されている(特公昭62−195
09、特開昭61−207586、特開平7−2117
07)。また電気通信学会技報SMD93−2で、バッ
ファードフッ酸中でのシリコンウエハ表面のマイクロラ
フネスの発生を数十ppmオーダの界面活性剤の添加に
より防止できることを開示している。
回路の電気特性測定用コンタクター等に用いて、オーバ
ードライブ量が大きくとれ、しかも繰り返しの座屈変形
に耐える、しかも高さ及び平面位置精度が良好な針状結
晶を接触探子とするコンタクターとその製造方法を提供
することを目的とする。
発明は、針状単結晶からなるコンタクターであって、前
記針状単結晶の座屈変形時の破壊強度が3.5〜21G
Paであることを特徴とするコンタクターである。
を施して接触探子とするコンタクターの製造方法であっ
て、前記導電膜を施す前処理として、界面活性剤を含有
するフッ化アンモニウムとフッ酸との混合水溶液、つづ
いて硝酸とフッ酸との混合水溶液で処理することを特徴
とするコンタクターの製造方法である。
は、以下説明するVLS成長機構やBrenner法に
より形成できるSi、W、B、Cu、SiC、TiC、
Fe、Ag、Ni、Mn、Co、C、Al2O3、Be
O、WO、AlNなどが用いることができるが、このう
ちW、Si、SiC、TiCなどが高強度が得られると
いう理由で好ましく、とりわけSiが既存の半導体プロ
セスに適用しやすいという理由で好ましい。
の破壊強度が3.5GPa以上21GPa以下である。
コンタクターで電気特性測定を行う場合、30〜50μ
m程度のオーバードライブが一般的に印加され、しかも
20万回以上の耐久性(コンタクターの破壊がない)が
実用上要求される。本発明者らは、接触探子の座屈変形
時の破壊強度とオーバードライブ量に関して実験的に検
討した結果、接触探子の寸法は上述したとおり限定され
るものであり、一般的に接触探子の長さ1600μmで
直径20μmであるが、この場合、接触探子即ち針状単
結晶の座屈変形時の破壊強度が3.5GPa以上あれば
20万回のプロービングに耐えることを見いだし、本発
明に至ったものである。
述したとおり、強いほどよいわけであるが、針状単結晶
の物性値(降伏強度)からおのずと上限が限定される。
上述したとおり、前記針状単結晶としてSi、W、B、
Cu、SiC、TiC、Fe、Ag、Ni、Mn、C
o、C、Al2O3、BeO、WO、AlNなどが用いる
ことができるが、このうちSiCは最も降伏強度の高い
材料で21GPaにも達する。尚、針状単結晶として最
も好適なSiは、7.0GPaの降伏強度を有する。
u、Ag、Pd、Pt、Rh、Irなどを用いることが
できる。また、これらの導電膜の製造方法に関しては、
下地となる針状結晶は通常絶縁体もしくは半導体である
ため、蒸着・スパッタ法及び無電解めっきなどの方法で
被覆するが、接触探子として用いられる際に接触探子と
なる針状結晶体が座屈変形するので、前記導電膜の形成
方法としては、密着強度が得られる無電解めっきにより
形成することが好ましい。
結晶を用いたコンタクターについて更に詳しく説明す
る。本発明の針状結晶体は、例えば、Vapor−Li
quid−Solid(以下VLSという)成長法にて
形成される。この方法は(R.S.Wagnerand
W.C.Ellis:Appl.Phys.Lett
ers,4(1964)89)に開示されているもので
ある。図1は針状結晶の形成方法を説明する図である。
また、図2に示すように、表面が(111)面であるシ
リコン単結晶基板5の所定の位置に金粒子6を載置す
る。次に、これをSiCl4、SiHCl3、SiH4な
どのシリコンを含むガスの雰囲気の中でSi−Au合金
の共晶温度以上に加熱する。共晶温度以上になると金粒
子が載置された部分にSi−Au合金の液滴ができる。
シリコン系ガスの水素還元や、熱分解によりシリコンが
合金液滴中に取り込まれ、過飽和になったシリコンがシ
リコン単結晶基板5上に<111>方向に頂部にSi−
Au合金液滴7を有しつつ針状単結晶体3が成長する。
法としてフォトリソグラフィー、めっき、蒸着、エッチ
ングなどを単独若しくは組み合わせて用いることで、シ
リコン基板上に金を島状にパターン化することができ
る。そして、これをVLS成長させることで、基板上の
所望の位置に針状単結晶体を形成することが可能であ
り、また電気特性測定用プローブピン等に使用すること
もできる。
体は、必然的に先端合金部を有するが、半導体集積回路
の電気特性測定用プローブピン等に用いる場合には、接
触探子の先端の高さを揃えるために前記針状単結晶の先
端部を研磨し、合金部を除去する。
ように基板上にパターニングされた配線上に形成され
る。図1で配線層2とVLS成長により形成された針状
シリコン単結晶3上に、導電膜4を選択性を有する無電
解めっき法によりNiPなどを形成する。その前処理と
して、シリコン上の酸化膜を除去するために界面活性剤
を含有したバッファードフッ酸(フッ酸とフッ化アンモ
ニウムの混合水溶液)で処理し、水洗後、更にフッ酸と
硝酸の混合水溶液で処理し、つづいて活性化処理として
塩化パラジウムを含む活性化液で処理する。この前処理
操作は、本発明者らが実験的にいろいろ検討した結果得
た知見であり、この前処理操作によってのみ、針状単結
晶を加工・形成して接触探子とする過程で、針状単結晶
従って接触探子の破壊強度を低下することなく、導電膜
を積層することができる。
性界面活性剤であれば、アニオン界面活性剤、カチオン
界面活性剤、ノニオン界面活性剤及び両性界面活性剤の
いずれでもよい。添加量はミセル臨界濃度以上添加すれ
ばよく、0.0001〜1wt%の範囲が好ましい。ま
た、バッファードフッ酸としては、フッ酸=6wt%、
フッ化アンモニウム=30wt%水溶液や、フッ酸=4
wt%、フッ化アンモニウム=20wt%水溶液が一般
的に用いられる。
更に詳しく説明する。 〔実施例1〕SOI基板を用い、絶縁膜上に蒸着、フォ
トリソグラフィー、ウエットエッチング、めっきにより
シリコン配線層とAuバンプを形成した。Auバンプは
60μmピッチで200個直線状に配置した。この基板
を反応管内に入れ、950℃に加熱し、四塩化ケイ素と
水素の混合ガスを流してAuバンプ位置に針状シリコン
単結晶体をVLS成長により形成した。得られた針状シ
リコン単結晶体の直径は20μm、長さは約2000μ
mであった。次に針状単結晶体の長さを揃えるため、軟
化点が70℃であるワックスで包埋し、湿式研磨を行
い、最終的に1600μmにした。この時点での200
本の針状単結晶体の長さ公差は±1μmであった。その
後、加熱したアセトン−トルエン混合液によりワックス
を溶解・除去した。
処理として、酸化膜除去工程としてバッファードフッ酸
(フッ酸:6wt%/フッ化アンモニウム:30wt
%)に界面活性剤として2−ヘキシルオキシエタノール
を150ppm添加したもので、室温下で撹拌しながら
30秒間処理した。その後の純水にて洗浄後、シリコン
エッチング工程としてフッ酸:硝酸=1:70の混合液
で、室温下で撹拌しながら10秒間処理した。
化パラジウムが含有した活性化液(アクチベーター:奥
野製薬工業製)で2.5分処理し、純水洗浄後、めっき
工程として下記組成で構成された無電解Niめっき浴を
用い、針状単結晶体5及びシリコン配線層2上のみにN
iPを0.1μm選択的に形成した。
1.6μm形成し、導電性針状単結晶を作製し接触探子
とした。配線部分にも同様に金めっきして、出入力端子
をTAB接続することにより、電気特性測定用コンタク
ターとした。
ついて、以下の要領で、導電膜めっき性、コンタクター
強度測定、耐久性テストの評価を行い、その結果を表1
に示した。
鏡及びSEMにより均一にめっきされているかどうかを
観察した。
る電気特性測定用コンタクターにおいて図3のようにコ
ンタクターに対し垂直方向に荷重を印加し、最初に接触
した(コンタクターに負荷がかからない)時点から、座
屈変形して破壊するまでの押し込み量を測定し、その値
をオーバードライブ量とした。オーバードライブ量はデ
ジタル変位計10(精度±1μm)を用いて測定した。
接触探子の破壊強度は、数1式で算出した。但し、針状
シリコン単結晶のヤング率を196GPaとした。
性測定用コンタクターを図4に示すような装置に固定し
て行った。本装置はコンタクターを下向きにして位置が
マイクロメータにより可変できる固定部にとりつけら
れ、上下に同一ストロークで駆動する部分にコンタクタ
ーとコンタクトするウエハが設置される。パソコン制御
により、コンタクト回数が設定でき、平行だし及びオー
バードライブ量はマイクロメータにより設定できる。本
実施例ではオーバードライブ量を40μm、コンタクト
回数を20万回として行った。
寸法の針状シリコン単結晶体を作製し、導電膜としてN
iPを無電解めっきする前処理として、酸化膜除去工程
としてバッファードフッ酸(フッ酸:4wt%/フッ化
アンモニウム:20wt%)に界面活性剤として2−ヘ
キシルオキシエタノールを150ppm添加したもの
で、室温下で撹拌しながら40秒間処理した。シリコン
エッチング工程以降は実施例1と全く同一の方法によ
り、導電性針状単結晶体を作製し、コンタクターとし
た。この評価結果を表1に示した。
寸法の針状シリコン単結晶体を作製し、導電膜としてN
iPを無電解めっきする前処理として、酸化膜除去工程
としてバッファードフッ酸(フッ酸:6wt%/フッ化
アンモニウム:30wt%)に界面活性剤としてドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウムを150ppm添加し
たもので、室温下で撹拌しながら30秒間処理した。シ
リコンエッチング工程以降は実施例1と同一な方法によ
り、導電性針状単結晶体を作製し、コンタクターとし
た。このコンタクターについての評価結果を表1に示
す。
寸法の針状シリコン単結晶体を作製し、導電膜としてN
iPを無電解めっきする前処理として、酸化膜除去を行
わず、シリコンエッチング工程としてフッ酸:硝酸=
1:70の混合液で、室温下で撹拌しながら10秒処理
したが、極度に不均一なNiめっきしかできず、実質的
にNiめっきできなかった。
寸法の針状シリコン単結晶体を作製し、導電膜としてN
iPを無電解めっきする前処理として、酸化膜除去工程
として希フッ酸(フッ酸:10wt%)で室温下で撹拌
しながら60秒間処理した。シリコンエッチング工程以
降は実施例1と同一の方法により、導電性針状単結晶体
を作製し、コンタクターを得た。このコンタクターの評
価結果を表1に示す。
寸法の針状シリコン単結晶体を作製し、導電膜としてN
iPを無電解めっきする前処理として、酸化膜除去工程
として希フッ酸(フッ酸:10wt%)に界面活性剤と
して2−ヘキシルオキシエタノールを150ppm添加
したもので、室温下で撹拌しながら60秒処理した。シ
リコンエッチング工程以降は実施例1と同一の方法によ
り、導電性針状単結晶体を作製し、コンタクターとし
た。このコンタクターの評価結果を表1に示す。
寸法の針状シリコン単結晶体を作製し、導電膜としてN
iPを無電解めっきする前処理として、酸化膜除去工程
としてフッ酸(フッ酸:10wt%)に界面活性剤とし
て2−ヘキシルオキシエタノールを150ppm添加し
たもので、室温下で撹拌しながら60秒処理した。純水
洗浄後、シリコンエッチング工程としてフッ酸:硝酸=
1:70の混合液で、室温下で撹拌しながら5秒間処理
した。活性化工程以降は実施例1と同一の方法により、
導電性針状単結晶体を作製し、コンタクターとした。こ
のコンタクターについての評価結果を表1に示す。
タクターは座屈変形時の破壊強度が大きいので、耐久試
験後にピン折れもないし、Niめっき性も良好であり、
オーバードライブ量の大きい、高さ及び平面位置精度が
良好な半導体集積回路の電気特性測定用コンタクターと
して好適である。また、本発明のコンタクターの製造方
法によれば、前記のオーバードライブ量が大きく、また
高さ及び平面位置精度が良好で半導体集積回路の電気特
性測定用コンタクターとして好適なコンタクターが再現
性よく、容易に得ることができる。
式図。
る装置図。
Claims (2)
- 【請求項1】 針状単結晶を接触探子とするコンタクタ
ーであって、前記針状単結晶の座屈変形時の破壊強度が
3.5〜21GPaであることを特徴とするコンタクタ
ー。 - 【請求項2】 針状単結晶の表面に導電膜を施し接触探
子とするコンタクターの製造方法であって、前記導電膜
を施す前処理として、界面活性剤を含有するフッ化アン
モニウムとフッ酸との混合水溶液、その後硝酸とフッ酸
との混合水溶液で処理することを特徴とするコンタクタ
ーの製造方法。
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JP17372296A JP3599485B2 (ja) | 1996-07-03 | 1996-07-03 | コンタクター及びその製造方法 |
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