JPH10198536A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH10198536A
JPH10198536A JP9004974A JP497497A JPH10198536A JP H10198536 A JPH10198536 A JP H10198536A JP 9004974 A JP9004974 A JP 9004974A JP 497497 A JP497497 A JP 497497A JP H10198536 A JPH10198536 A JP H10198536A
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JP
Japan
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data
image
unit
compression
image data
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Application number
JP9004974A
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English (en)
Inventor
Yuta Yamaguchi
雄太 山口
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膨大なメモリ量を必要とすることなく、入力
されたイメージデータIDが重複部分を含む場合でも、
画像データを出力するための画像処理が可能であり、又
画像処理を行うためのメモリを効率よく利用することが
可能な画像処理装置を提供する。 【解決手段】 メモリ残量検出部309によってメモリ
318の残量を管理し、メモリ318の残量がない場合
には、コード画像データの1ページの各領域ごとにイメ
ージデータの重複を重複イメージ検出部310によって
判定し、重複するイメージデータIDが含まれる領域の
み一旦圧縮された圧縮コードデータを伸長し、重複処理
を行なって第2の圧縮手段313によって再圧縮するこ
とによりデータ量を削減して課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等のホストコンピュータから出力されるページ記
述言語で記述されたコード画像データを、なるべく少な
いメモリでビットマップデータに変換する画像処理を行
い、レーザービームプリンター等の画像出力装置にビッ
トマップデータを出力する画像処理装置に関し、特にイ
メージデータの重なりに注目しながらイメージの圧縮を
行って、少ないメモリ量で1面分のビットマップデータ
に展開し、展開され圧縮されたビットマップイメージ
と、テキスト、グラフィックとを合成し、バンド単位で
画像出力装置に画像データを送信する画像処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、上記パーソナルコンピュータ等の
ホストコンピュータでは、種々の画像データが作成処理
されるようになってきており、文字情報を構成するテキ
ストデータは勿論のこと、写真等のグラフィックデータ
や個別に作成したイメージデータを1つの画面内に含む
場合も多くなっている。また、複数のイメージデータを
1つの画面内に含む場合には、イメージデータ同士が互
いに重複することも多く生じる。
【0003】ところで、上記ホストコンピュータで作成
処理された画像データを出力するレーザービームプリン
ター等の画像出力装置においては、入力する画像データ
の中にイメージデータが複数存在する場合、それぞれの
イメージデータの重なりの有無を判別する判別手段を設
けて、イメージデータの重なりが存在する場合には、重
なり部分を取り除いてから画像データを圧縮してメモリ
回路に一時記憶し、文字等のテキストデータ等と合成し
て画像の出力を行うように構成されている。
【0004】その際、重複するイメージデータの重なり
を取り除く方法としては、図11又は図12に示すように、
イメージを合成するものがある。図11に示す方法では、
重複しているイメージを全て覆う外接矩形領域を新たに
1つのイメージとして取り出し、矩形領域全体を圧縮す
るものである。また、図12に示す方法の場合には、主走
査方向(図中の水平方向)のラインで見た場合に、重な
りを含む部分と含まない部分を分離して、複数のイメー
ジ領域に分割し直し、重複部分のメモリの無駄をなくす
ことを可能にしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、イメージデータに重複部分があるか
否かの判定を行うため、又、重複部分がないイメージデ
ータに関しては、圧縮処理を行わずにラスターデータを
そのまま保持するために、1ページ分の画像データを記
憶することが可能なページバッファを用いる必要があ
り、必要となるメモリ量が膨大となるため、コストが大
幅にアップするという問題点があった。また、重複する
イメージデータを合成してその後に圧縮をかける場合に
は、圧縮する対象のイメージサイズが一定でないため
に、メモリの効率的な利用ができないという問題点もあ
った。
【0006】そこで、本発明は、上記従来技術の問題点
を解決するためになされたもので、膨大なメモリ量を必
要とすることなく、入力されたイメージデータが重複部
分を含む場合でも、画像データを出力するための画像処
理が可能であり、又画像処理を行うためのメモリを効率
よく利用することが可能な画像処理装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明にあっては、イメージデータ
を圧縮する画像処理装置において、前記イメージデータ
を圧縮して圧縮データを生成する第1の圧縮手段と、前
記圧縮データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段の記
憶容量の残量を検出し、当該残量を予め定めれた所定値
と比較する残量判定手段と、1枚のイメージを複数個に
分割した各領域毎に、前記イメージデータの重複の有無
を判定する重複判定手段と、前記残量判定手段によって
前記残量が前記所定値を下回ったと判定された場合、前
記重複判定手段によって重複が有ると判定された領域に
ついて、前記記憶手段から前記圧縮データを読み出して
伸長する伸長手段と、前記伸長手段によって伸長された
前記イメージデータに対して、重複するイメージを解消
する処理を施す重複処理手段と、前記重複処理手段によ
って処理された前記イメージデータを再度圧縮して、前
記記憶手段に記憶する第2の圧縮手段とを有することを
特徴とする。
【0008】また、前記第2の圧縮手段によって圧縮さ
れた圧縮データを前記記憶手段に記憶した際に、前記残
量判定手段によって前記残量が前記所定値を下回ったと
判定された場合、前記伸長手段は、前記記憶手段から前
記圧縮データを読み出して伸長し、前記第2の圧縮手段
は、前記伸長手段によって伸長されイメージデータを従
前より高い圧縮率で再圧縮して圧縮データを生成し、当
該圧縮データを前記記憶手段に記憶するしてもよい。ま
た、前記第1の圧縮手段は、1枚のイメージを複数個に
分割した前記各領域の境界を跨がないように、前記各領
域を複数個のブロックに分割し、当該ブロック毎に圧縮
処理を施してもよい。さらに、前記第1の圧縮手段およ
び前記第2の圧縮手段を兼用してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
1.実施形態の構成 以下に添付の図面を参照して本発明に係わる一実施形態
の構成を説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係
わる画像処理装置のシステム構成を示すブロック図であ
る。図1において、301は図示しないパーソナルコン
ピュータ等のホストコンピュータから出力されるコード
データであって、ページ記述言語(PDL)によって表
される。また、302はコードデータ301が入力され
るコードデータ入力部であって、外部機器とのインター
フェースとして機能する。303はコードデータ入力部
302より入力されたコードデータ301を一時記憶す
る入力データ用バッファである。後段の処理時間が間に
合わない場合には、この入力データ用バッファ303に
コードデータ301が一時保管されるようになってい
る。また、304はコードデータ解釈部であって、これ
によって、入力データ用バッファ303に一時記憶され
たコードデータ301の内容が解釈され、テキストデー
タTD、グラフィックデータGD、あるいはイメージデ
ータIDといったデータ種別等が判別される。なお、代
表的なグラフィックデータGDとしては、ポストスクリ
プト言語等のベクトルデータがある。また、イメージデ
ータIDとしては、例えば、ビットマップデータが該当
する。
【0010】次に、305は中間コードデータ生成部で
あって、テキストデータTD及びグラフィックデータG
Dを中間コードデータTDに変換する。306は中間コ
ードデータTDを記憶する中間コードデータ用のメモ
リ、307は中間コードデータTDに基づいてラスター
データを生成するラスターデータ生成部を、それぞれ示
すものである。
【0011】また、308は中間コードデータ生成部3
05を介して分離されたイメージデータIDを圧縮する
イメージ圧縮部である。圧縮の方式としては各種のもの
があるが、この例においてはブロック符号化を用いるも
のとする。318はイメージデータ用のメモリであっ
て、イメージ圧縮部308で圧縮されたイメージデータ
IDを記憶する圧縮コード領域の他、圧縮コードをどの
領域に記憶したかを管理する管理テーブルTBが格納さ
れる管理領域がある。また、309はメモリ残量検出部
であって、管理テーブルTBを参照してイメージデータ
用メモリ309の残量を検出する。
【0012】また、310はイメージデータIDの重複
部分を検出する重複イメージ検出部、311はイメージ
データIDを伸長するイメージ伸長部、312はイメー
ジデータIDの重複部を処理する重複処理部、313は
イメージデータIDを再圧縮するイメージ圧縮部、31
7は圧縮されたイメージを再度圧縮する圧縮イメージ再
圧縮部、314はイメージデータ用メモリ309に記憶
されたイメージデータIDを伸長するイメージ伸長部、
315はラスターデータ生成部で生成されたラスターデ
ータとイメージ伸長部314で伸長されたイメージデー
タIDを合成するラスターデータ合成部、316はラス
ターデータ合成部から出力されるラスターデータに基づ
いて画像の出力を行うレーザービームプリンター等の画
像出力装置を、それぞれ示すものである。なお、上述し
た各構成部分は図示せぬCPUとバスを介して接続され
ており、CPUによって制御されるようになっている。
【0013】2.実施形態の動作 次に、図1に示された構成のシステムの動作について、
各処理に分けて説明する。 2−1:入力処理 図2は、画像処理装置の入力処理動作を示すフローチャ
ートである。図において、まず、画像処理装置のコード
データ入力部302は、外部機器と通信を行い、ページ
記述言語(PDL)で記載されたコードデータ301が
入力されると、入力処理を行う。CPUは、コードデー
タ301の入力があるか否かをコードデータ入力部30
2からの検出信号に基づいて判別する(ステップ1)。
ここで、コードデータ301の入力が完了している場合
には、後述する出力データ生成処理へ移行する。一方、
コードデータ301の入力がある場合には、CPUは入
力されるコードデータ301を順次コードデータ入力部
302から入力データ用バッファ303を介してコード
データ解釈部304に転送するよう制御する。入力コー
ドデータ301には、直線や円等のグラフィック、文字
等のテキスト、写真等のイメージなどの各種の描画命令
が含まれているため、コードデータ解析部304では、
コードデータ301の命令を解釈して(ステップ2)、
描画命令のデータか否かを判別する(ステップ3)。こ
こで、ポストスクリプト等の制御データ(例えば、ペー
ジ数の指示)の場合には、描画データではないため、ス
テップ1に戻る。一方、コードデータ解釈部304は、
描画命令のデータであると判断した場合は、コードデー
タ301を解釈して(ステップ4)、イメージデータI
Dか否かを判別する(ステップ5)。そして、コードデ
ータ解釈部304は、その結果を中間コードデータ生成
部305に出力する。
【0014】中間コードデータ生成部305では、テキ
スト及びグラフィックのデータに対しては、バンド処理
がしやすいような構造をもった中間コードデータTDを
生成する(ステップ6)。ここで、入力されたコードデ
ータ301がテキストもしくはグラフィックデータGD
であると判別された場合には、コードデータ301を画
像出力装置316に出力する際に、変換が容易になるよ
うな構造をもった中間コードデータTDに変換する。例
えば、画像出力装置316への出力形式として、1ペー
ジ分のデータを複数のバンド(領域)に分割して各バン
ドごとに順に画像を出力するバンディング方式が用いら
れる。この場合には、中間コードデータTDの形式をバ
ンド単位に分割し、これを保持しておく構造を持つよう
にすればよい。テキスト、グラフィックデータGDに関
しては、全てのコードデータ301を前記構造をもった
中間コードデータTDに変換して画像出力装置316に
出力する。このため、ラスターデータに変換するまでメ
モリ306に保持しておく。なお、図2のステップ5に
示すように入力されたコードデータ301がイメージデ
ータIDであると判別されると、コードデータ301
は、CPUの制御の下図1に示すイメージ圧縮部308
に転送される。
【0015】2−2:イメージデータの通常処理 次に、イメージデータIDの通常処理について説明す
る。まず、イメージ圧縮部308にイメージデータID
が転送されると、図3(a)に示すように、1ページの
領域320を複数のバンド1〜5(図示例では、1〜
5)に分割し、更に1つのイメージデータ321を複数
の小ブロック3221 〜3228 (図示例では、1〜
8)に分割する。この際、小ブロックがバンドの境界K
を跨がないように小ブロックの大きさが設定される。す
なわち、1つのバンドの縦方向の画素が、N×M画素
(N,Mは自然数)からなる場合、小ブロックの縦方向
の画素は、N個またはM個に設定される。この例におい
て、1つのバンドの縦方向の画素が150画素あるとす
れば、小ブロック3221 〜3228の縦方向の画素は
75画素となる。このように小ブロックの大きさを設定
したのは、バンド単位で処理を行うことを考慮したため
である。
【0016】また、小ブロックを生成する際には、補充
処理が行われる。図3(b)は小ブロック3221に関
する補充処理を示す図である。図において、領域B1の
部分は、イメージデータIDが存在して何らかの輝度が
指示されているが、領域B2の部分にはイメージデータ
IDが存在しないとする。補充処理では、領域B2の部
分に空白又は白を指示する疑似データを当てはめる。こ
れにより、イメージデータIDが複雑な輪郭をしていて
いても、小ブロックに分割して、ブロック符号化を施す
ことが可能となる。
【0017】さらに、イメージ圧縮部308の動作を図
4,図6に示すフローチャートを参照しつつ具体的に説
明する。入力したコードデータ301がイメージデータ
IDであると判断された場合には、図4のステップ7に
示すように、イメージ圧縮部308の圧縮用のワークエ
リアに圧縮コードデータをアロケートする(ステップ
7)。この後、CPUは、管理テーブルTBが生成可能
か否かを判断する(ステップ9)。この際、メモリ残量
検出部309は、メモリ318に格納されている管理テ
ーブルTBを参照して、メモリ308の使用量を取得
し、予め分かっている記憶容量から使用量を差し引き、
メモリ308の残量を算出する。CPUは算出された残
量と生成しようとする管理テーブルTBの容量とを比較
して、前者が後者を上回る場合には、管理テーブルTB
の生成が可能であると判断し、一方、前者が後者を下回
る場合には、管理テーブルTBの生成が不可能であると
判断する。
【0018】この場合、圧縮されるイメージ1つに対し
て1つの管理テーブルTBを割り当てるようにする。例
えば、図5に示すように、複数のイメージA、B、Cが
重複していている場合には、各イメージ毎に1つの管理
テーブルTBを割り当てるようにする。ここで、イメー
ジA→イメージB→イメージCの順に処理を行い、イメ
ージA,Bについては圧縮コードデータをメモリ308
に格納することができたが、イメージCを処理する際に
メモリ308の残量が少なく新たな管理テーブルTBの
生成が行えない場合は、後述するように、イメージの重
複処理を行う。
【0019】一方、管理テーブルTBが生成可能である
と判断された場合には、ステップ11に進んで、バンド
の境界に合わせて読み込むデータのオフセットをずらし
(ステップ10)、次のラインを読み込む(ステップ1
1)。その後、小ブロックの高さ(N)分のイメージデ
ータIDを読み込んだか否かを判別し(ステップ1
2)、小ブロックの高さ(N)分のイメージデータID
を読み込んでいない場合には、全てのイメージデータI
Dを読み込んだか否かを判別し(ステップ13)、ステ
ップ11に戻って次のラインを読み込む。
【0020】そして、小ブロックの高さ(N)分のイメ
ージデータIDを読み込んだ場合には、図6に示すステ
ップ16に進み、入力されたイメージデータIDを副走
査方向に沿って小ブロック(例えば、縦N画素×横N画
素のブロック)に分割し(図3参照)、最初のブロック
に注目する(ステップ17)。イメージ圧縮部308の
圧縮回路に送られたイメージデータIDは、最初のブロ
ックが圧縮される(ステップ18)。この際、圧縮コー
ドとそのサイズがわかる。次に、圧縮サイズに基づい
て、圧縮コード領域をメモリ318に確保して圧縮コー
ドをその場所に格納し、管理テーブルTBにその情報を
書き込む(ステップ19〜20)。もし圧縮コード領域
が確保できない場合には、後述するように、重複イメー
ジ処理部312において重複処理を行う。そして、圧縮
コードのサイズ分の記憶領域を確保することができた場
合には(ステップ21)、イメージ圧縮部308のワー
クエリアから圧縮コードをメモリ318にコピーすると
ともに(ステップ22)、圧縮コードデータの管理テー
ブルTBにコード情報をセットし(ステップ23)、次
の小ブロックへ移る(ステップ24)。
【0021】このようにして、分割した小ブロックの全
ての圧縮が完了した場合には、ステップ18の判定結果
はYESとなり、ステップ25に進んで、イメージデー
タIDの全ての圧縮が完了したか否かが判別される。完
了していない場合には、図4のステップ11に戻り、完
了している場合には、図10に移る。
【0022】一方、イメージ圧縮部308において、1
つのイメージデータIDに対して1つの管理テーブルT
Bを生成することができない場合、又は圧縮コードのサ
イズ分の記憶領域を確保することができなかった場合に
は、図7のステップ26に進んで重複処理が行われる。
【0023】2−3:イメージデータの重複処理 次に、イメージデータの重複処理について、図7を参照
しつつ説明する。重複処理にあっては、まず、1ページ
のコードデータの中に複数のイメージデータIDがある
か否かが判別される(ステップ26)。その際、複数の
イメージデータIDがない場合には、エラー処理を行い
(ステップ37)、動作を終了する。
【0024】また、1ページのコードデータの中に複数
のイメージデータIDがある場合には、重複イメージ検
出部310において、各バンド毎にイメージの重複の有
無をチェックし(ステップ27)、イメージの重複があ
るか否かを判別する(ステップ28)。重複するイメー
ジがないバンドに関しては、処理を行わず、次のバンド
に移る(ステップ33)。
【0025】重複イメージ検出部310において、図5
のバンド2とバンド3のように、イメージの重複がある
ことが検出された場合には、重複しているバンドに関し
て、イメージ伸長部311においてそのバンドに入って
いるイメージを全て伸長し、重複処理部312において
重複イメージの重ね合わせを行う。重複処理について、
図8を参照して説明する。図8は図5に示すバンド2に
関する重複処理を説明するための図である。処理前のバ
ンド2aにおいて、イメージAの上にイメージBが重ね
られ、さらにイメージCがそられの上に重ねられている
とする。この場合、重なり部分については、上書きされ
たものが優先される。すなわち、優先順位はイメージ
C、イメージB、イメージAの順となる。優先順位を反
映させることによって、処理後のバンド2bは図示する
ようなイメージとなる。
【0026】こうして、重複を取り除いた後に、バンド
全体のデータをイメージ圧縮部313において再度圧縮
を行う。なお、この場合の圧縮パラメータは、上述した
通常処理の場合と同じものを用いる。この際、イメージ
の一部が重複イメージの存在するバンドに入っているイ
メージ(図5では、イメージAがバンド1と2に属して
いるが、バンド1は、重複していない、またイメージC
はバンド2、3、4に属しているが、バンド4は、重複
していないバンド)については、重複しているバンドに
属している部分を開放して、重複していないバンドの圧
縮コードデータのみを残すようにする。すなわち、イメ
ージ伸長部311によって対象となっているバンドに含
まれる圧縮コードのみを、圧縮した順に伸長をして(ス
テップ29)、図8に示すように、バンド内にイメージ
を展開し、バンド2又はバンド3のようにバンド内にイ
メージの一部が入っているものは、バンドに入っている
部分の圧縮コードのみを解放する(ステップ30)。そ
の際、バンドに含まれる圧縮コードを、圧縮した順に伸
長をしてバンド内にイメージを展開していく場合、イメ
ージの存在しない領域には、白(もしくは、空白デー
タ)を挿入してハンドを生成する。そして、できあがっ
たバンドをそのまま又は、小ブロックに分割して、イメ
ージ圧縮部313においてバンドデータを再度圧縮し
(ステップ31)、次のバンドの有無が判別され(ステ
ップ32)、次のバンドがある場合には、ステップ27
に戻る。また、次のバンドがない場合には、ステップ3
4に進み、メモリ318の残量をチェックする。
【0027】このように、全てのバンドの重複処理が完
了した後に、メモリ残量検出部309において、メモリ
318の残量を再度検出し(ステップ34)、残量が予
め定められた所定値より多いか否かが判定される(ステ
ップ35)。残量がまだ足りない場合には、判定結果は
NOとなり、後述する再圧縮処理を行う。
【0028】一方、ステップ28において、イメージの
重複がないと判別された場合には、次のバンドの有無が
判別される(ステップ33)。次のバンドがあれば、ス
テップ27に戻り、一方、次のバンドがない場合には、
ステップ34に移り、上述したようにメモリの残量をチ
ェックする(ステップ34)。メモリの残量があれば、
どの処理から呼ばれたかが判別され、図4のステップ8
又は図6のステップ20に戻る。
【0029】2−4:イメージデータの再圧縮処理 次に、イメージデータの再圧縮処理について図9に示す
フローチャートを用いて説明する。上述した重複処理に
おいて、イメージデータIDの圧縮を行うことができる
が、重複部分が少なかったり、イメージデータIDが高
精細度なイメージを対象とするものであると、圧縮コー
ドデータのデータ量がメモリ318の容量を上回ってし
まうことがある。このような場合には、上述したステッ
プ35の判定結果はNOとなり、再圧縮処理が行われ
る。この処理にあっては、図1に示すメモリ318から
圧縮コードデータが読み出され、重複イメージ検出部3
10→イメージ伸長部311→重複処理部312→イメ
ージ圧縮部313→メモリ318の順にデータ転送が行
われるが、重複イメージ検出部310と重複処理部31
2では処理が行われず、データをスルーで転送する。
【0030】イメージ圧縮部313の圧縮パラメータの
再設定を行い(ステップ38)、圧縮率を上げる。この
後、メモリ318から読み出された圧縮コードデータが
イメージ伸長部311に供給されると、イメージ伸長部
311は圧縮コードデータを再度伸長する(ステップ3
9)。伸長されたデータはイメージ圧縮部313で再圧
縮を行い(ステップ40)、次の圧縮イメージへ移行す
る(ステップ42)。この場合、イメージ圧縮部313
の圧縮率は、従前のものと比較して高く設定されている
ので、圧縮コードデータのデータ量が減少することとな
る。
【0031】次に、ステップ41に進んで、全ての圧縮
イメージを再圧縮したか否かが判別され(ステップ3
8)、全ての圧縮イメージの再圧縮がされていない場合
には、ステップ38に戻りステップ38からステップ4
1までの処理が繰り返される。やがて、全ての圧縮イメ
ージが再圧縮されると、どの処理から呼ばれたかが判別
され(ステップ42)、図4のステップ8又は図6のス
テップ20に戻る。
【0032】2−5:出力処理 次に出力処理について説明する。出力処理は全てのコー
ドデータ301が中間コードデータTD又は圧縮コード
データに変換された後に行われる。図10は出力処理の
動作を示すフローチャートである。まず、CPUは、出
力の対象となるデータがイメージかテキスト/グラフィ
ックかを判別する(ステップ44)。この場合、CPU
はメモリ306とメモリ308にアクセスして、それら
に格納されているデータに基づいて判別を行う。出力の
対象となるデータがイメージデータIDの場合には、バ
ンドに展開した圧縮コードか否かが判別され(ステップ
45)、バンドに展開した圧縮コードの場合には、イメ
ージ伸長部314において圧縮コードデータを伸長する
とともに(ステップ51)、伸長した圧縮コードデータ
を解放する(ステップ52)。具体的には、管理テーブ
ルTB内容を書き換えて、当該圧縮コードデータが格納
さていた記憶領域を書き込み可能な状態に設定する。こ
れにより、新たな圧縮コードデータをメモリ318に書
き込むことができるようになる。
【0033】一方、バンドに展開した圧縮コードでない
場合には、イメージ伸長部314において対象のバンド
に入る圧縮イメージを伸長するとともに(ステップ4
7)、伸長した圧縮コードデータを解放する(ステップ
48)。
【0034】また、テキスト/グラフィックデータI
D,GDの場合には、中間コードデータTDをラスター
データ生成部307によってラスターデータに変換し
(ステップ53)、ラスターデータ合成部315内のバ
ンドバッファに書き込む(ステップ54)。
【0035】そして、ラスターデータ合成部において、
イメージデータIDとテキスト/グラフィックデータI
D,GDを合成し、1バンド分のデータが作成されか否
かが判別される(ステップ48)。1バンド分のデータ
が生成されていない場合にはステップ44に戻り、ステ
ップ44からステップ48まで処理が繰り返され、デー
タの生成が終了した時点でステップ49に進む。ステッ
プ49では、画像出力装置316にバンドデータを送信
する。この後、全ページ分のデータを出力し終えたか否
かが判別され(ステップ50)、全ページ分のデータを
出力し終えるまで、上記の動作を繰り返して、出力動作
を終了する。
【0036】以上説明したよう本実施形態によれば、入
力されたイメージデータは、重複の有無にかかわらず
に、まず一旦全てのイメージを小ブロックに分割してそ
のブロックごとに圧縮をかけていく。その結果、圧縮さ
れたデータのサイズが、規定値を下回る場合には、重複
イメージの判定及び重複イメージの重ね合わせを行うこ
とはしない。規定値を越えた場合には、ページを複数の
バンド領域に分割してそれぞれのバンド領域に重複する
イメージがあるかを判定する。重複するイメージがある
バンドに関しては、そのバンドに入るイメージを全て伸
長し、バンドをまるごと圧縮し直すことにより圧縮する
対象のイメージのサイズが一定になる。このため、圧縮
用にワーキング用のメモリを効率良くとることができ、
少ないメモリ量で、メモリ効率の良い圧縮ができる。
【0037】また、重なりのないバンド領域に含まれる
データに関しては、データをそのまま保持し、イメージ
の一部が重なりのあるバンド領域に入っている場合に
は、重なりのない部分を残し、重なりのあるバンド領域
は、メモリ領域を解放することにより、無駄な圧縮伸長
を行わない。このため、処理を短時間で終えることがで
きる。また、重なりのあるイメージ同士の圧縮を、バン
ドに展開してバンド単位で圧縮し直すことにより、画像
出力装置の出力形態とすることができ、出力時の処理の
効率も上げることができる。
【0038】3.変形例 本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、
例えば、以下に述べる各種の変形が可能である。 上述した実施形態において、イメージ圧縮部308と
イメージ圧縮部313は兼用しても良い。また、イメー
ジ伸長部311とイメージ伸長部314は兼用しても良
い。
【0039】また、上述した実施形態においては、ペ
ージ記述言語で表されたコードデータ301を入力とし
たが、本発明はイメージデータの圧縮処理に係わるもの
でのであるから、これに限定されるでなく、イメージデ
ータの圧縮を行う画像処理装置であればどのようなもの
にも適用することができる。
【0040】また、上述した実施形態において、再圧
縮処理を施す場合に、処理されたイメージデータの量に
応じて圧縮率を変更するようにしてもよい。これにより
過剰な圧縮を行って画質劣化を招いたり、再圧縮処理を
もう一度行うといった不都合を解消することができる。
この場合には、処理されたイメージデータの量と圧縮パ
ラメータの値(圧縮率)を圧縮テーブルに予め格納して
おき、これを参照して圧縮率を変更すればよい。また、
再圧縮処理を施す場合に、圧縮方式を変更するようにし
てもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上の構成及び作用よりなる
もので、膨大なメモリ量を必要とすることなく、入力さ
れたイメージデータが重複部分を含む場合でも、画像処
理を行うためのメモリを効率よく利用することが可能な
画像処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に係る画像処理装置の一実施
の形態を示すブロック図である。
【図2】 図2はこの発明に係る画像処理装置の一実施
の形態の動作を示すフローチャートである。
【図3】 図3は1ページ分の画像データを示す模式図
である。
【図4】 図4はこの発明に係る画像処理装置の一実施
の形態の動作を示すフローチャートである。
【図5】 図5は1ページ分の画像データを示す模式図
である。
【図6】 図6はこの発明に係る画像処理装置の一実施
の形態の動作を示すフローチャートである。
【図7】 図7はこの発明に係る画像処理装置の一実施
の形態の動作を示すフローチャートである。
【図8】 図8は1ページ分の画像データを示す模式図
である。
【図9】 図9はこの発明に係る画像処理装置の一実施
の形態の動作を示すフローチャートである。
【図10】 図10はこの発明に係る画像処理装置の一
実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図11】 図11は従来の画像処理装置において処理
される画像データを示す模式図である。
【図12】 図12は従来の画像処理装置において処理
される画像データを示す模式図である。
【符号の説明】
301 コードデータ(PDL) 302 コードデータ入力部 303 入力データ用バッファ 304 コードデータ解釈部 305 中間コードデータ生成部 306 メモリ 307 ラスターデータ生成部 308 イメージ圧縮部(第1の圧縮手段) 318 イメージデータ用のメモリ(記憶手段) 309 メモリ残量検出部(残量判定手段) 310 重複イメージ検出部(重複判定手段) 311 イメージ伸長部(伸長手段) 312 重複処理部(重複処理手段) 313 イメージ圧縮部(第2の圧縮手段) 314 イメージ伸長部 315 ラスターデータ合成部 316 画像出力装置 ID イメージデータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージデータを圧縮する画像処理装置
    において、 前記イメージデータを圧縮して圧縮データを生成する第
    1の圧縮手段と、 前記圧縮データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段の記憶容量の残量を検出し、当該残量を予
    め定めれた所定値と比較する残量判定手段と、 1枚のイメージを複数個に分割した各領域毎に、前記イ
    メージデータの重複の有無を判定する重複判定手段と、 前記残量判定手段によって前記残量が前記所定値を下回
    ったと判定された場合、前記重複判定手段によって重複
    が有ると判定された領域について、前記記憶手段から前
    記圧縮データを読み出して伸長する伸長手段と、 前記伸長手段によって伸長された前記イメージデータに
    対して、重複するイメージを解消する処理を施す重複処
    理手段と、 前記重複処理手段によって処理された前記イメージデー
    タを再度圧縮して、前記記憶手段に記憶する第2の圧縮
    手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の圧縮手段によって圧縮された
    圧縮データを前記記憶手段に記憶した際に、前記残量判
    定手段によって前記残量が前記所定値を下回ったと判定
    された場合、 前記伸長手段は、前記記憶手段から前記圧縮データを読
    み出して伸長し、 前記第2の圧縮手段は、前記伸長手段によって伸長され
    イメージデータを従前より高い圧縮率で再圧縮して圧縮
    データを生成し、当該圧縮データを前記記憶手段に記憶
    することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の圧縮手段は、1枚のイメージ
    を複数個に分割した前記各領域の境界を跨がないよう
    に、前記各領域を複数個のブロックに分割し、当該ブロ
    ック毎に圧縮処理を施すことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の圧縮手段および前記第2の圧
    縮手段を兼用することを特徴とする請求項1乃至3のう
    ちいずれか1項に記載の画像処理装置。
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