JPH10198126A - 荷電装置 - Google Patents
荷電装置Info
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- JPH10198126A JPH10198126A JP8359190A JP35919096A JPH10198126A JP H10198126 A JPH10198126 A JP H10198126A JP 8359190 A JP8359190 A JP 8359190A JP 35919096 A JP35919096 A JP 35919096A JP H10198126 A JPH10198126 A JP H10198126A
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- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/02—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
- G03G15/0208—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus
- G03G15/0216—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus by bringing a charging member into contact with the member to be charged, e.g. roller, brush chargers
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- G03G2221/001—Plural sequential cleaning devices
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 被荷電体1に接触せしめられる荷電部材12
を有する荷電装置11であり、荷電部材12は、被荷電
体1への接触開始部位Xを有するとともに該接触開始部
位より下流側に荷電部Yを有し、接触開始部位Xに対す
る滞留部Zに滞留する異物を回収のために荷電部材12
と被荷電体1との間に該異物を通過させる異物通過装置
13を備えている。 【解決手段】 被荷電体1に接触せしめられる荷電部材
12を有する荷電装置11であり、荷電部材12は、被
荷電体1への接触開始部位Xを有するとともに該接触開
始部位より下流側に荷電部Yを有し、接触開始部位Xに
対する異物滞留部Zに滞留する異物を回収するために荷
電部材12と被荷電体1との間に該異物を通過させる異
物通過装置13を備えている。
を有する荷電装置11であり、荷電部材12は、被荷電
体1への接触開始部位Xを有するとともに該接触開始部
位より下流側に荷電部Yを有し、接触開始部位Xに対す
る滞留部Zに滞留する異物を回収のために荷電部材12
と被荷電体1との間に該異物を通過させる異物通過装置
13を備えている。 【解決手段】 被荷電体1に接触せしめられる荷電部材
12を有する荷電装置11であり、荷電部材12は、被
荷電体1への接触開始部位Xを有するとともに該接触開
始部位より下流側に荷電部Yを有し、接触開始部位Xに
対する異物滞留部Zに滞留する異物を回収するために荷
電部材12と被荷電体1との間に該異物を通過させる異
物通過装置13を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写紙などにトナ
ー像等の顕像を形成する複写機、プリンター、ファクシ
ミリ機等の画像形成装置や、トナー像等の顕像を直接表
示する表示装置などに用いる荷電装置に関する。
ー像等の顕像を形成する複写機、プリンター、ファクシ
ミリ機等の画像形成装置や、トナー像等の顕像を直接表
示する表示装置などに用いる荷電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の荷電装置の分野では、例えば特開
昭57−48766号公報に示されるように、電子写真
方式の複写機において像担持体上に形成されたトナー像
が転写材に転写された後、次の画像形成プロセスに備え
て該像担持体上の残留電荷を除去するポリウレタンブレ
ードによる除電技術が提案されている。また、特開昭4
9−72499号公報に示されるように、衣料、カーペ
ット、壁張り材料、或いは工業方面の静電除去装置の電
極等、多方面に使用できる、基布にカーボンブラック−
高分子樹脂組成物を処理した除電シート技術が提案され
ている。また、特開平4−51265号公報に示される
ように、画像形成装置において弾性部材で懸架した導電
性部材を像担持体に押し当てて該像担持体を帯電させる
技術が提案されている。また、特開平4−51266号
公報に示されるように、画像形成装置において像担持体
をフィルム状の帯電部材で帯電させる技術が提案されて
いる。
昭57−48766号公報に示されるように、電子写真
方式の複写機において像担持体上に形成されたトナー像
が転写材に転写された後、次の画像形成プロセスに備え
て該像担持体上の残留電荷を除去するポリウレタンブレ
ードによる除電技術が提案されている。また、特開昭4
9−72499号公報に示されるように、衣料、カーペ
ット、壁張り材料、或いは工業方面の静電除去装置の電
極等、多方面に使用できる、基布にカーボンブラック−
高分子樹脂組成物を処理した除電シート技術が提案され
ている。また、特開平4−51265号公報に示される
ように、画像形成装置において弾性部材で懸架した導電
性部材を像担持体に押し当てて該像担持体を帯電させる
技術が提案されている。また、特開平4−51266号
公報に示されるように、画像形成装置において像担持体
をフィルム状の帯電部材で帯電させる技術が提案されて
いる。
【0003】これらは通常のコロナ荷電装置とは異な
り、様々な材料及び形態をとってはいるが、いわゆる接
触荷電装置といわれるものである。
り、様々な材料及び形態をとってはいるが、いわゆる接
触荷電装置といわれるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
の接触荷電装置では、被荷電体とこれに接触する荷電部
材の相互接触部分のうち、被荷電体の荷電部材に対する
相対的移動方向において上流側の接触開始部位が放電部
分となるため、例えば電子写真方式の画像形成装置では
被荷電体である像担持体の表面移動にともなって該接触
開始部位に転写残トナーその他の異物が来ると、荷電機
能が阻害され、荷電ムラが生じやすくなるという問題が
ある。さらにかかる異物が滞留してくると、それが溢れ
て荷電装置や像担持体を汚染するという問題もある。こ
のよう問題は画像形成装置に限らず、接触式荷電装置を
採用する分野では、同様に発生する問題である。
の接触荷電装置では、被荷電体とこれに接触する荷電部
材の相互接触部分のうち、被荷電体の荷電部材に対する
相対的移動方向において上流側の接触開始部位が放電部
分となるため、例えば電子写真方式の画像形成装置では
被荷電体である像担持体の表面移動にともなって該接触
開始部位に転写残トナーその他の異物が来ると、荷電機
能が阻害され、荷電ムラが生じやすくなるという問題が
ある。さらにかかる異物が滞留してくると、それが溢れ
て荷電装置や像担持体を汚染するという問題もある。こ
のよう問題は画像形成装置に限らず、接触式荷電装置を
採用する分野では、同様に発生する問題である。
【0005】そこで本発明は、荷電部材を被荷電体に接
触させて該被荷電体を荷電する荷電装置であって、該荷
電部材と被荷電体との相互接触部分のうち被荷電体の荷
電部材に対する相対的移動方向において上流側の接触開
始部位に異物が到来しても、該被荷電体を、従来より荷
電むらが抑制された状態で良好に荷電することができ、
また、該異物を回収するにあたり、それを荷電部材と被
荷電体との間に通過させることができる荷電装置を提供
することを課題とする。
触させて該被荷電体を荷電する荷電装置であって、該荷
電部材と被荷電体との相互接触部分のうち被荷電体の荷
電部材に対する相対的移動方向において上流側の接触開
始部位に異物が到来しても、該被荷電体を、従来より荷
電むらが抑制された状態で良好に荷電することができ、
また、該異物を回収するにあたり、それを荷電部材と被
荷電体との間に通過させることができる荷電装置を提供
することを課題とする。
【0006】また、本発明はかかる荷電装置を備え、そ
れだけ良好に画像形成を行える画像形成装置を提供する
ことを課題とする。
れだけ良好に画像形成を行える画像形成装置を提供する
ことを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、少なくとも一部が被荷電体に接触せしめられ
る荷電部材を有する荷電装置であり、前記荷電部材は、
前記被荷電体の該荷電部材に対する相対的移動方向にお
いて上流側の部分に該被荷電体に対する接触開始部位を
有するとともに該接触開始部位より下流側に荷電部を有
し、前記被荷電体の該荷電部材に対する相対的移動に伴
い前記接触開始部位に滞留する異物を回収するために該
荷電部材と被荷電体との間に該異物を通過させる異物通
過手段を備えていることを特徴とする荷電装置を提供す
る。
本発明は、少なくとも一部が被荷電体に接触せしめられ
る荷電部材を有する荷電装置であり、前記荷電部材は、
前記被荷電体の該荷電部材に対する相対的移動方向にお
いて上流側の部分に該被荷電体に対する接触開始部位を
有するとともに該接触開始部位より下流側に荷電部を有
し、前記被荷電体の該荷電部材に対する相対的移動に伴
い前記接触開始部位に滞留する異物を回収するために該
荷電部材と被荷電体との間に該異物を通過させる異物通
過手段を備えていることを特徴とする荷電装置を提供す
る。
【0008】また、本発明は前記課題を解決するため、
かかる荷電装置を像担持体の帯電装置として採用し、前
記異物通過手段の動作を制御する制御手段を備えている
画像形成装置を提供する。本発明の荷電装置によると、
荷電部材の被荷電体との接触開始部位に到来する異物の
滞留部が形成され、ここで異物がせき止められる一方、
荷電部材は該接触開始部位より下流側に荷電部を有して
おり、該荷電部において被荷電体に放電して荷電するの
で、異物に邪魔されることなく荷電することができ、こ
れにより被荷電体を従来より荷電むら無く、安定的に良
好に荷電できる。また、たとえ異物の一部が荷電部材を
すり抜けて荷電部のある位置に到来しても、該異物は被
荷電体の荷電部材に対する相対的移動によりその位置を
速やかに通過してしまうので、該異物の影響を実質上受
けることなく、均一な荷電が可能となる。
かかる荷電装置を像担持体の帯電装置として採用し、前
記異物通過手段の動作を制御する制御手段を備えている
画像形成装置を提供する。本発明の荷電装置によると、
荷電部材の被荷電体との接触開始部位に到来する異物の
滞留部が形成され、ここで異物がせき止められる一方、
荷電部材は該接触開始部位より下流側に荷電部を有して
おり、該荷電部において被荷電体に放電して荷電するの
で、異物に邪魔されることなく荷電することができ、こ
れにより被荷電体を従来より荷電むら無く、安定的に良
好に荷電できる。また、たとえ異物の一部が荷電部材を
すり抜けて荷電部のある位置に到来しても、該異物は被
荷電体の荷電部材に対する相対的移動によりその位置を
速やかに通過してしまうので、該異物の影響を実質上受
けることなく、均一な荷電が可能となる。
【0009】また、本発明の荷電装置によると、前記異
物滞留部に異物が溜まってくると、該滞留異物回収のた
めに異物通過手段を作動させて該滞留異物を荷電部材と
被荷電体との間に通過させてしまうことができ、これに
より該滞留部に異物が溜まりすぎて溢れ、そのために荷
電部材や被荷電体が汚染されるということが無くなる。
物滞留部に異物が溜まってくると、該滞留異物回収のた
めに異物通過手段を作動させて該滞留異物を荷電部材と
被荷電体との間に通過させてしまうことができ、これに
より該滞留部に異物が溜まりすぎて溢れ、そのために荷
電部材や被荷電体が汚染されるということが無くなる。
【0010】また、本発明に係る画像形成装置では、こ
のような荷電装置を像担持体の帯電装置として採用する
とともに異物通過手段の動作を制御する制御手段を備え
ているので、該像担持体を荷電むらが抑制された状態で
均一に帯電させることができるとともに、荷電部材に滞
留する異物を制御手段の指示のもとに適当な条件やタイ
ミングで回収可能に通過させてしまうことかでき、それ
だけノイズの少ないない均一な画像を得ることができ
る。
のような荷電装置を像担持体の帯電装置として採用する
とともに異物通過手段の動作を制御する制御手段を備え
ているので、該像担持体を荷電むらが抑制された状態で
均一に帯電させることができるとともに、荷電部材に滞
留する異物を制御手段の指示のもとに適当な条件やタイ
ミングで回収可能に通過させてしまうことかでき、それ
だけノイズの少ないない均一な画像を得ることができ
る。
【0011】本発明の荷電装置は、前記荷電部材の被荷
電体との接触開始部位より下流側に荷電部を有するため
に、例えば、前記被荷電体に荷電するにあたり、前記荷
電部材の被荷電体への接触開始部位における該荷電部材
と被荷電体との電位差が放電開始電圧以下になるように
構成することができる。また、前記荷電部材は、放電用
電極を有するとともに被荷電体との接触開始部位を含む
部分において該放電用電極と該被荷電体との間に介在せ
しめられる絶縁部材を有するものとできる。
電体との接触開始部位より下流側に荷電部を有するため
に、例えば、前記被荷電体に荷電するにあたり、前記荷
電部材の被荷電体への接触開始部位における該荷電部材
と被荷電体との電位差が放電開始電圧以下になるように
構成することができる。また、前記荷電部材は、放電用
電極を有するとともに被荷電体との接触開始部位を含む
部分において該放電用電極と該被荷電体との間に介在せ
しめられる絶縁部材を有するものとできる。
【0012】また、前記荷電部材は、放電用の可撓性電
極を有しているとともに該可撓性電極と被荷電体との間
に介在せしめられる中間部材を有し、該可撓性電極から
の放電により被荷電体を荷電するものとしてもよい。こ
の場合、中間部材はその全体を絶縁性部材とすることが
でき、また、可撓性電極の少なくとも放電部、或いは放
電部及びその近傍部分を、被荷電体の荷電部材に対する
相対的移動方向に並行な複数本の放電電極部であって、
該移動方向を横切る方向に配列された電極部で形成して
もよい。かかる電極は記録電極としても利用できる。
極を有しているとともに該可撓性電極と被荷電体との間
に介在せしめられる中間部材を有し、該可撓性電極から
の放電により被荷電体を荷電するものとしてもよい。こ
の場合、中間部材はその全体を絶縁性部材とすることが
でき、また、可撓性電極の少なくとも放電部、或いは放
電部及びその近傍部分を、被荷電体の荷電部材に対する
相対的移動方向に並行な複数本の放電電極部であって、
該移動方向を横切る方向に配列された電極部で形成して
もよい。かかる電極は記録電極としても利用できる。
【0013】さらに、荷電にあたり荷電部における放電
用の電極と被荷電体との距離を一定化して放電を安定化
させるために、さらには、被荷電体への荷電部材の静電
吸着を可能にして異物を確実にせき止められるようにす
るために、前記荷電部材は、前記中間部材のうち、少な
くとも、該荷電部材の前記荷電部に対応する部分の一部
にエレクトレット層又は半導電層を有するものとしても
よい。
用の電極と被荷電体との距離を一定化して放電を安定化
させるために、さらには、被荷電体への荷電部材の静電
吸着を可能にして異物を確実にせき止められるようにす
るために、前記荷電部材は、前記中間部材のうち、少な
くとも、該荷電部材の前記荷電部に対応する部分の一部
にエレクトレット層又は半導電層を有するものとしても
よい。
【0014】この場合、半導電層を採用するときには、
被荷電体の荷電にあたり、かかる静電吸着のために、半
導電層に電圧を印加する手段を設けることができる。そ
して、この荷電装置が、例えば画像形成装置の像担持体
の帯電装置として採用されるときには、作像時に、該半
導電層に静電吸着のための電圧を印加することができ
る。
被荷電体の荷電にあたり、かかる静電吸着のために、半
導電層に電圧を印加する手段を設けることができる。そ
して、この荷電装置が、例えば画像形成装置の像担持体
の帯電装置として採用されるときには、作像時に、該半
導電層に静電吸着のための電圧を印加することができ
る。
【0015】前記異物通過手段については、異物を通過
させるにあたり前記荷電部材を前記被荷電体から遠ざか
る方向に付勢する付勢装置とすることができる。この場
合、該付勢装置は、異物を通過させるにあたって荷電部
材の被荷電体側の面に対し相対的に接触しつつ移動可能
な接触部材やスクレーパを含むものとしたり、荷電部材
を被荷電体から遠ざけるように回動駆動する装置等に構
成できる。
させるにあたり前記荷電部材を前記被荷電体から遠ざか
る方向に付勢する付勢装置とすることができる。この場
合、該付勢装置は、異物を通過させるにあたって荷電部
材の被荷電体側の面に対し相対的に接触しつつ移動可能
な接触部材やスクレーパを含むものとしたり、荷電部材
を被荷電体から遠ざけるように回動駆動する装置等に構
成できる。
【0016】また、前記異物通過手段は、前記中間部材
が半導電層を含んでいる場合、該半導電層と、それに電
圧を印加する手段とを含んでいるものとしてもよい。こ
の場合、該電圧印加手段として、異物を通過させるにあ
たり、該半導電層に被荷電体電位と略等電位の電圧を印
加するものや、異物を通過させるにあたり、該半導電層
に交番電圧を印加するものを採用できる。
が半導電層を含んでいる場合、該半導電層と、それに電
圧を印加する手段とを含んでいるものとしてもよい。こ
の場合、該電圧印加手段として、異物を通過させるにあ
たり、該半導電層に被荷電体電位と略等電位の電圧を印
加するものや、異物を通過させるにあたり、該半導電層
に交番電圧を印加するものを採用できる。
【0017】また、本発明にかかる画像形成装置は、以
上述べた各種荷電装置や荷電部材を採用した画像形成装
置とすることができる。画像形成装置において異物通過
手段を動作させるにあたっては、非作像時であるほうが
画像の乱れがなく都合がよい。また、例えば作像と作像
の間であればトナー等の滞留物も少なくなる。しかし、
作像と作像の間に異物通過手段を作動させる場合には、
作像と作像の間にある程度の時間をもうける必要があ
り、画像形成速度が低下する恐れが出てくる。そのた
め、連続画像形成時には、作像と作像の間に異物通過手
段を作動させるのではなく、被荷電体の、作像動作の後
回転等の後動作時或いは前回転等の前動作時に行うのが
さらによい。その場合、あまり連続作像の枚数が多くな
ってしまうと、トナー等が滞留部からあふれる可能性が
ある。そのため、所定枚数以上の連続作像時には作像を
中断し、異物通過手段を作動させるようにするとさらに
よい。また、転写残留トナー量は作像の白黒比が高いと
増加するし、或いは環境等に応じて転写効率や現像効果
が変化するために残留トナー量も変化するため、これら
に応じて所定枚数を可変するとさらによい。
上述べた各種荷電装置や荷電部材を採用した画像形成装
置とすることができる。画像形成装置において異物通過
手段を動作させるにあたっては、非作像時であるほうが
画像の乱れがなく都合がよい。また、例えば作像と作像
の間であればトナー等の滞留物も少なくなる。しかし、
作像と作像の間に異物通過手段を作動させる場合には、
作像と作像の間にある程度の時間をもうける必要があ
り、画像形成速度が低下する恐れが出てくる。そのた
め、連続画像形成時には、作像と作像の間に異物通過手
段を作動させるのではなく、被荷電体の、作像動作の後
回転等の後動作時或いは前回転等の前動作時に行うのが
さらによい。その場合、あまり連続作像の枚数が多くな
ってしまうと、トナー等が滞留部からあふれる可能性が
ある。そのため、所定枚数以上の連続作像時には作像を
中断し、異物通過手段を作動させるようにするとさらに
よい。また、転写残留トナー量は作像の白黒比が高いと
増加するし、或いは環境等に応じて転写効率や現像効果
が変化するために残留トナー量も変化するため、これら
に応じて所定枚数を可変するとさらによい。
【0018】これらを考慮して、画像形成装置における
異物通過手段の動作を制御する制御手段の例を次のとお
り挙げることができる。 作像時に、前記滞留異物を通過させるように異物通
過手段を作動させるもの、 作像枚数が所定枚数に達すると、作像を停止させ、
前記滞留異物を通過させるように前記異物通過手段を作
動させるもの、 作像画像の白黒比に応じて前記における所定枚数
を変更するもの、 周囲環境条件(温度及び(又は)湿度等)に応じて
前記における所定枚数を変更するもの、 これらを2以上組み合わせた制御ができるもの等を
例示できる。
異物通過手段の動作を制御する制御手段の例を次のとお
り挙げることができる。 作像時に、前記滞留異物を通過させるように異物通
過手段を作動させるもの、 作像枚数が所定枚数に達すると、作像を停止させ、
前記滞留異物を通過させるように前記異物通過手段を作
動させるもの、 作像画像の白黒比に応じて前記における所定枚数
を変更するもの、 周囲環境条件(温度及び(又は)湿度等)に応じて
前記における所定枚数を変更するもの、 これらを2以上組み合わせた制御ができるもの等を
例示できる。
【0019】また、前記像担持体上に形成される顕像を
記録材又は中間転写体に転写する転写部から前記荷電装
置に至るまでの間には、転写後残留トナーを像担持体か
ら清掃するクリーナを設けてもよいが、省略してもよ
い。かかるクリーナを省略する場合、本発明に係る荷電
装置において、そこを通過せしめられた転写残トナー等
の異物は、例えば現像装置において現像バイアスを制御
することで現像装置に回収できる。また、クリーナを設
けている場合も、荷電装置を通過せしめられた転写残ト
ナー等の異物は、例えば現像部における現像バイアス及
び転写部における転写電圧を制御することでクリーナへ
到達させることができ、ここで回収できる。
記録材又は中間転写体に転写する転写部から前記荷電装
置に至るまでの間には、転写後残留トナーを像担持体か
ら清掃するクリーナを設けてもよいが、省略してもよ
い。かかるクリーナを省略する場合、本発明に係る荷電
装置において、そこを通過せしめられた転写残トナー等
の異物は、例えば現像装置において現像バイアスを制御
することで現像装置に回収できる。また、クリーナを設
けている場合も、荷電装置を通過せしめられた転写残ト
ナー等の異物は、例えば現像部における現像バイアス及
び転写部における転写電圧を制御することでクリーナへ
到達させることができ、ここで回収できる。
【0020】本発明の荷電装置における荷電部材のさら
に幾つかの態様を述べると、 ・被荷電体への接触開始部位より上流側部分を下流側部
分より厚く形成した荷電部材、 ・被荷電体への接触開始部位より上流側部分を下流側部
分より高硬度に形成した荷電部材、これら荷電部材は、
被荷電体への当接力を高めることができ、これにより荷
電 部材の被荷電体への接触開始部位が定まるとともに
放電電極と被荷電体との距 離も一定化し、これらによ
り接触開始部位で異物をより確実にせき止めること か
できるとともに安定した均一な荷電が可能となる。 ・異物がすり抜けにくい良好な異物滞留部を形成するた
めに、被荷電体への接触開始部位での被荷電体への接触
角度が20度以上90度未満、望ましくは30度以上8
5度未満、さらに望ましくは45度以上85度未満であ
る荷電部材、 ・異物がすり抜けにくい良好な異物滞留部を形成するた
めに、被荷電体との接触部での接触圧が0.3g/mm
以上6g/mm未満、望ましくは0.5g/mm以上4
g/mm未満、さらに望ましくは1g/mm以上3g/
mm未満である荷電部材。
に幾つかの態様を述べると、 ・被荷電体への接触開始部位より上流側部分を下流側部
分より厚く形成した荷電部材、 ・被荷電体への接触開始部位より上流側部分を下流側部
分より高硬度に形成した荷電部材、これら荷電部材は、
被荷電体への当接力を高めることができ、これにより荷
電 部材の被荷電体への接触開始部位が定まるとともに
放電電極と被荷電体との距 離も一定化し、これらによ
り接触開始部位で異物をより確実にせき止めること か
できるとともに安定した均一な荷電が可能となる。 ・異物がすり抜けにくい良好な異物滞留部を形成するた
めに、被荷電体への接触開始部位での被荷電体への接触
角度が20度以上90度未満、望ましくは30度以上8
5度未満、さらに望ましくは45度以上85度未満であ
る荷電部材、 ・異物がすり抜けにくい良好な異物滞留部を形成するた
めに、被荷電体との接触部での接触圧が0.3g/mm
以上6g/mm未満、望ましくは0.5g/mm以上4
g/mm未満、さらに望ましくは1g/mm以上3g/
mm未満である荷電部材。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明に係る荷電装置の1
例を帯電装置として用いた電子写真方式の画像形成装置
の概略構成を示している。荷電装置11は、一端部が軸
111を中心に回動できる保持アーム112に支持され
た荷電部材12を備えている。荷電部材12はアーム1
12に取り付けられたブレード121及びその下面に取
り付けられた電極122からなっている。
を参照して説明する。図1は本発明に係る荷電装置の1
例を帯電装置として用いた電子写真方式の画像形成装置
の概略構成を示している。荷電装置11は、一端部が軸
111を中心に回動できる保持アーム112に支持され
た荷電部材12を備えている。荷電部材12はアーム1
12に取り付けられたブレード121及びその下面に取
り付けられた電極122からなっている。
【0022】図2はこれらの一部の斜視図である。図2
に示すように、電極122の放電担当部分122aは鋸
歯状になっており、先端の鋭角部で放電しやすいように
なっている。なお、鋸歯状以外にも、櫛歯形状等も採用
できる。保持アーム112には、これにリークしないよ
うに絶縁部材113を介してコネクタ電極1221が設
けられており、このコネクタ電極1221が電極122
に接触しており、図1に示す電源PWからのリードコネ
クタ114がこのコネクタ電極に接続される。
に示すように、電極122の放電担当部分122aは鋸
歯状になっており、先端の鋭角部で放電しやすいように
なっている。なお、鋸歯状以外にも、櫛歯形状等も採用
できる。保持アーム112には、これにリークしないよ
うに絶縁部材113を介してコネクタ電極1221が設
けられており、このコネクタ電極1221が電極122
に接触しており、図1に示す電源PWからのリードコネ
クタ114がこのコネクタ電極に接続される。
【0023】この荷電装置11は、ここでの被荷電体で
ある電子写真方式の画像形成装置における静電潜像担持
体1を帯電させるために採用されており、静電潜像担持
体1はここではドラム形の負帯電性の感光体である。感
光体1は図示を省略した駆動手段により図中反時計方向
αに回転駆動される。感光体1の周囲には、荷電装置1
1の他、該荷電装置から反時計方向回りに、画像露光装
置1E、現像装置D、転写装置T及び残留電荷を消去す
るイレーサILが順次配置されている。この画像形成装
置では、転写装置Tと荷電装置11との間には、転写残
トナーを感光体から清掃するクリーナは設けられていな
い。
ある電子写真方式の画像形成装置における静電潜像担持
体1を帯電させるために採用されており、静電潜像担持
体1はここではドラム形の負帯電性の感光体である。感
光体1は図示を省略した駆動手段により図中反時計方向
αに回転駆動される。感光体1の周囲には、荷電装置1
1の他、該荷電装置から反時計方向回りに、画像露光装
置1E、現像装置D、転写装置T及び残留電荷を消去す
るイレーサILが順次配置されている。この画像形成装
置では、転写装置Tと荷電装置11との間には、転写残
トナーを感光体から清掃するクリーナは設けられていな
い。
【0024】荷電装置11の荷電部材12は、感光体表
面移動方向αにおいてブレード121の上流側の下側角
端が感光体1への接触開始部位Xとなっており、それよ
り下流側の電極122を含む部分が荷電部Yとなってい
る。該接触開始部位Xの近傍領域が、感光体表面移動に
伴って該接触開始部位Xに到来する転写残トナー等の異
物の滞留部Zとなる。
面移動方向αにおいてブレード121の上流側の下側角
端が感光体1への接触開始部位Xとなっており、それよ
り下流側の電極122を含む部分が荷電部Yとなってい
る。該接触開始部位Xの近傍領域が、感光体表面移動に
伴って該接触開始部位Xに到来する転写残トナー等の異
物の滞留部Zとなる。
【0025】荷電部材12を支持する保持アーム112
には、これを下方から押し上げるように作用するバネ1
31が配置されているとともに、該バネ力に逆らって荷
電部材12を感光体1へ接触させる偏心カム132が配
置されている。図1に示す状態ではカム132が荷電部
材12を下方へ押してそのブレード121を感光体1へ
圧接している。カム132はモータを含むカム駆動装置
133により回転駆動可能で、図1に示す状態からこの
駆動装置133にてカム132を回動させることで、保
持アーム112がバネ131に押され、荷電部材12が
感光体1から離反する。このように離反した状態で、前
記滞留部Zに滞留していた異物は荷電部材12と感光体
1との間を通過することができる。
には、これを下方から押し上げるように作用するバネ1
31が配置されているとともに、該バネ力に逆らって荷
電部材12を感光体1へ接触させる偏心カム132が配
置されている。図1に示す状態ではカム132が荷電部
材12を下方へ押してそのブレード121を感光体1へ
圧接している。カム132はモータを含むカム駆動装置
133により回転駆動可能で、図1に示す状態からこの
駆動装置133にてカム132を回動させることで、保
持アーム112がバネ131に押され、荷電部材12が
感光体1から離反する。このように離反した状態で、前
記滞留部Zに滞留していた異物は荷電部材12と感光体
1との間を通過することができる。
【0026】前記の保持アーム112、バネ131、カ
ム132及びカム駆動装置133は、荷電部材付勢型の
異物通過装置13を構成している。なお、このような異
物通過装置13の他、保持アーム112をソレノイドそ
の他で駆動するようにしたものも考えられる。荷電部材
12の電極122は放電用の電極であり、これには電源
PWから帯電用電圧を印加できる。
ム132及びカム駆動装置133は、荷電部材付勢型の
異物通過装置13を構成している。なお、このような異
物通過装置13の他、保持アーム112をソレノイドそ
の他で駆動するようにしたものも考えられる。荷電部材
12の電極122は放電用の電極であり、これには電源
PWから帯電用電圧を印加できる。
【0027】前記の現像装置Dは現像ローラDrを含ん
でおり、この現像ローラDrには、作像時にはスイッチ
SW3を介して電源PW3を接続して現像バイアス電圧
を印加でき、異物回収時にはスイッチSW4を介して電
源PW4を接続できるようになっている。電源PW3の
電圧V3は電源PW4の電圧V4より高圧である。ま
た、転写装置Tは転写ローラTrを含んでおり、該転写
ローラには、作像時にはスイッチSW1を介して電源P
W1を接続して転写電圧を印加でき、異物回収時にはス
イッチSW2を介して電源PW2を接続して転写時とは
逆極性の電圧を印加できるようになっている。
でおり、この現像ローラDrには、作像時にはスイッチ
SW3を介して電源PW3を接続して現像バイアス電圧
を印加でき、異物回収時にはスイッチSW4を介して電
源PW4を接続できるようになっている。電源PW3の
電圧V3は電源PW4の電圧V4より高圧である。ま
た、転写装置Tは転写ローラTrを含んでおり、該転写
ローラには、作像時にはスイッチSW1を介して電源P
W1を接続して転写電圧を印加でき、異物回収時にはス
イッチSW2を介して電源PW2を接続して転写時とは
逆極性の電圧を印加できるようになっている。
【0028】図3にこの画像形成装置の制御回路の概略
を示す。すなわち、この画像形成装置には、装置全体の
動作を制御する、中央演算処理装置(CPU)等を含む
制御部CONTがあり、帯電用電源PWによる荷電部材
12への電圧印加、スイッチSW1、SW2、SW3、
SW4の開閉は該制御部からの指示により行われる。ま
た、荷電装置11におけるカム駆動装置133もこの制
御部からの指示により後述する条件やタイミングで動作
する。その他の部分も制御部からの指示により所定の動
作をする。
を示す。すなわち、この画像形成装置には、装置全体の
動作を制御する、中央演算処理装置(CPU)等を含む
制御部CONTがあり、帯電用電源PWによる荷電部材
12への電圧印加、スイッチSW1、SW2、SW3、
SW4の開閉は該制御部からの指示により行われる。ま
た、荷電装置11におけるカム駆動装置133もこの制
御部からの指示により後述する条件やタイミングで動作
する。その他の部分も制御部からの指示により所定の動
作をする。
【0029】また、この画像形成装置は、後述するよう
に異物回収判断材料として、形成する画像の白黒比をみ
るために、制御部CONTには図示を省略した白黒比デ
ータ出力部から白黒比データが入力されるようになって
いる。また、この画像形成装置は、後述するように異物
回収判断材料として、作像枚数及び周囲湿度もみるため
に、通紙センサSS及び湿度センサHSを含んでおり、
これらセンサ出力は制御部CONTに入力される。図1
にはこれらセンサの図示を省略しているが、通紙センサ
SSについては作像枚数検出が可能な位置に、湿度セン
サHSについては湿度検出可能な位置に設けられる。
に異物回収判断材料として、形成する画像の白黒比をみ
るために、制御部CONTには図示を省略した白黒比デ
ータ出力部から白黒比データが入力されるようになって
いる。また、この画像形成装置は、後述するように異物
回収判断材料として、作像枚数及び周囲湿度もみるため
に、通紙センサSS及び湿度センサHSを含んでおり、
これらセンサ出力は制御部CONTに入力される。図1
にはこれらセンサの図示を省略しているが、通紙センサ
SSについては作像枚数検出が可能な位置に、湿度セン
サHSについては湿度検出可能な位置に設けられる。
【0030】以上説明した画像形成装置によると、荷電
装置11は帯電装置として作用し、図1に示すように荷
電部材12のブレード121を感光体1に接触させた状
態で電源PWから電極122に電圧を印加することで、
感光体1の表面を全面的に均一に帯電させることができ
る。荷電装置11により帯電した領域には原稿光像を照
射する露光装置IEにより原稿光像に応じた静電潜像が
形成され、この潜像は現像装置Dのトナーにより顕像化
される(ここでは負帯電性トナーによる反転現像)。こ
の現像にあたっては、スイッチSW3が閉成され、電源
PW3から現像バイアス電圧V3が現像ローラDrに印
加される。この顕像(トナー像)は転写ローラTrによ
り、送られてくる記録材S上に転写される。この転写に
あたっては、スイッチSW1が閉成され、転写ローラT
rに転写電圧V1が印加される。記録材S上に転写され
た転写像は図示を省略した定着装置において加熱加圧下
に記録材S上に定着される。
装置11は帯電装置として作用し、図1に示すように荷
電部材12のブレード121を感光体1に接触させた状
態で電源PWから電極122に電圧を印加することで、
感光体1の表面を全面的に均一に帯電させることができ
る。荷電装置11により帯電した領域には原稿光像を照
射する露光装置IEにより原稿光像に応じた静電潜像が
形成され、この潜像は現像装置Dのトナーにより顕像化
される(ここでは負帯電性トナーによる反転現像)。こ
の現像にあたっては、スイッチSW3が閉成され、電源
PW3から現像バイアス電圧V3が現像ローラDrに印
加される。この顕像(トナー像)は転写ローラTrによ
り、送られてくる記録材S上に転写される。この転写に
あたっては、スイッチSW1が閉成され、転写ローラT
rに転写電圧V1が印加される。記録材S上に転写され
た転写像は図示を省略した定着装置において加熱加圧下
に記録材S上に定着される。
【0031】トナー像転写後、感光体1上に残留するト
ナーは、荷電装置11の荷電部材12の感光体との接触
部位Xに到来し、ここでせき止められる。また、感光体
1上の残留電荷はイレーサILにより消去され、次の画
像形成プロセスに備えられる。また、荷電装置11によ
ると、荷電部材12の感光体1との接触開始部位Xに到
来する転写残トナー等の異物の滞留部Zが形成され、こ
こで異物がせき止められる一方、荷電部材12は該接触
開始部位Xより下流側に電極122を含む荷電部Yを有
しており、該荷電部において感光体1に放電して該感光
体を帯電させるので、異物に邪魔されることなく帯電さ
せることができ、これにより感光体1を従来より帯電む
ら無く、安定的に良好に帯電させることができる。ま
た、たとえ異物の一部が荷電部材12をすり抜けて荷電
部Yのある位置に到来しても、該異物は感光体1の表面
移動によりその位置を速やかに通過してしまうので、該
異物の影響を実質上受けることなく、均一な帯電が可能
となる。
ナーは、荷電装置11の荷電部材12の感光体との接触
部位Xに到来し、ここでせき止められる。また、感光体
1上の残留電荷はイレーサILにより消去され、次の画
像形成プロセスに備えられる。また、荷電装置11によ
ると、荷電部材12の感光体1との接触開始部位Xに到
来する転写残トナー等の異物の滞留部Zが形成され、こ
こで異物がせき止められる一方、荷電部材12は該接触
開始部位Xより下流側に電極122を含む荷電部Yを有
しており、該荷電部において感光体1に放電して該感光
体を帯電させるので、異物に邪魔されることなく帯電さ
せることができ、これにより感光体1を従来より帯電む
ら無く、安定的に良好に帯電させることができる。ま
た、たとえ異物の一部が荷電部材12をすり抜けて荷電
部Yのある位置に到来しても、該異物は感光体1の表面
移動によりその位置を速やかに通過してしまうので、該
異物の影響を実質上受けることなく、均一な帯電が可能
となる。
【0032】また、異物滞留部Zに異物が溜まってくる
と、作像を停止して該滞留異物回収のために異物通過装
置13を作動させ、荷電部材12を感光体1から離反さ
せることで該滞留異物を荷電部材12と感光体1との間
に通過させてしまうことができ、これにより滞留部Zに
異物が溜まりすぎて溢れ、そのために荷電部材12や感
光体1が汚染されるということが無くなる。
と、作像を停止して該滞留異物回収のために異物通過装
置13を作動させ、荷電部材12を感光体1から離反さ
せることで該滞留異物を荷電部材12と感光体1との間
に通過させてしまうことができ、これにより滞留部Zに
異物が溜まりすぎて溢れ、そのために荷電部材12や感
光体1が汚染されるということが無くなる。
【0033】これらにより、感光体1を帯電むらが抑制
された状態で均一に帯電させることができるとともに、
それだけノイズの少ないない均一な画像を得ることがで
きる。前記のように異物を通過させるときは、現像装置
Dにおいて電源PW3に代えて、スイッチSW4を閉成
することで電源PW4から現像ローラDrに低電圧を印
加し、これにより該現像ローラDrに到来する転写残ト
ナー等の異物を現像装置Dに回収する。また、転写装置
Tにおいても、電源PW1に代えて、スイッチSW2を
閉成することで電源PW2から転写ローラTrに逆極性
の電圧を印加し、これにより転写ローラTrへの異物付
着を防止する。
された状態で均一に帯電させることができるとともに、
それだけノイズの少ないない均一な画像を得ることがで
きる。前記のように異物を通過させるときは、現像装置
Dにおいて電源PW3に代えて、スイッチSW4を閉成
することで電源PW4から現像ローラDrに低電圧を印
加し、これにより該現像ローラDrに到来する転写残ト
ナー等の異物を現像装置Dに回収する。また、転写装置
Tにおいても、電源PW1に代えて、スイッチSW2を
閉成することで電源PW2から転写ローラTrに逆極性
の電圧を印加し、これにより転写ローラTrへの異物付
着を防止する。
【0034】次に、異物通過装置13を作動させ、荷電
部材12を感光体1から離反させることで該滞留異物を
荷電部材12と感光体1との間に通過させてしまう条件
やタイミングについて、制御部CONTの動作を示す図
4のフローチャートを参照して説明する。図4(A)は
制御部動作のメインルーチンを示しており、図4(B)
は異物通過処理ルーチンを示している。
部材12を感光体1から離反させることで該滞留異物を
荷電部材12と感光体1との間に通過させてしまう条件
やタイミングについて、制御部CONTの動作を示す図
4のフローチャートを参照して説明する。図4(A)は
制御部動作のメインルーチンを示しており、図4(B)
は異物通過処理ルーチンを示している。
【0035】メインルーチンでは、先ず初期設定を行い
(ステップS1)、内部タイマーをスタートさせ(ステ
ップS2)、作像処理(ステップS3)、異物通過処理
(ステップS4)、その他の処理(ステップS5)を順
次実行し、内部タイマーの終了を待ってステップ2へリ
ターンする(ステップS6)。異物通過処理(ステップ
S4)では、先ず、画像の白黒比が予め定めた値bwよ
り大きいか否かを判断し(ステップS41)、大きい
と、異物を通過させる条件である所定作像枚数をSN1
にセットし(ステップS42)、小さいと、周囲湿度が
予め定めた湿度hdより大きいか否かを判断し(ステッ
プS43)、大きいと、異物を通過させる条件である所
定作像枚数をSN1にセットし(ステップS42)、小
さいと該作像枚数をSN2(>SN1)にセットする
(ステップS44)。異物を通過させる条件である所定
作像枚数を設定したあとは、作像枚数SNがその所定枚
数に達すると、作像を停止して荷電装置11における前
記のカム駆動装置133を作動させて異物通過処理を行
った後、メインルーチンへリターンする(ステップS4
5、S46)。未だ所定枚数に達していないときは、作
像中であればメインルーチンへリターンするが、非作像
時であればステップ46を経てメインルーチンへリター
ンする(ステップS47)。
(ステップS1)、内部タイマーをスタートさせ(ステ
ップS2)、作像処理(ステップS3)、異物通過処理
(ステップS4)、その他の処理(ステップS5)を順
次実行し、内部タイマーの終了を待ってステップ2へリ
ターンする(ステップS6)。異物通過処理(ステップ
S4)では、先ず、画像の白黒比が予め定めた値bwよ
り大きいか否かを判断し(ステップS41)、大きい
と、異物を通過させる条件である所定作像枚数をSN1
にセットし(ステップS42)、小さいと、周囲湿度が
予め定めた湿度hdより大きいか否かを判断し(ステッ
プS43)、大きいと、異物を通過させる条件である所
定作像枚数をSN1にセットし(ステップS42)、小
さいと該作像枚数をSN2(>SN1)にセットする
(ステップS44)。異物を通過させる条件である所定
作像枚数を設定したあとは、作像枚数SNがその所定枚
数に達すると、作像を停止して荷電装置11における前
記のカム駆動装置133を作動させて異物通過処理を行
った後、メインルーチンへリターンする(ステップS4
5、S46)。未だ所定枚数に達していないときは、作
像中であればメインルーチンへリターンするが、非作像
時であればステップ46を経てメインルーチンへリター
ンする(ステップS47)。
【0036】なお、図1にはクリーナレスの画像形成装
置を示したが、転写装置Tから荷電装置11へ至る間に
感光体1表面の転写残トナーを清掃するクリーナを設け
てもよい。この場合、異物通過装置13を作動させるこ
とで荷電装置部分を通過する転写残トナー等は、現像装
置D及び転写装置Tをも通過させてそのクリーナに到達
させるようにする。そのために、現像装置においては、
現像ローラDrに作像時と同様に現像バイアスを印加し
ておく一方、転写ローラTrには電圧印加をオフする
か、又はトナーと同極性の電圧を印加する。図示の例で
は、電源PW2から電圧を印加すればよい。
置を示したが、転写装置Tから荷電装置11へ至る間に
感光体1表面の転写残トナーを清掃するクリーナを設け
てもよい。この場合、異物通過装置13を作動させるこ
とで荷電装置部分を通過する転写残トナー等は、現像装
置D及び転写装置Tをも通過させてそのクリーナに到達
させるようにする。そのために、現像装置においては、
現像ローラDrに作像時と同様に現像バイアスを印加し
ておく一方、転写ローラTrには電圧印加をオフする
か、又はトナーと同極性の電圧を印加する。図示の例で
は、電源PW2から電圧を印加すればよい。
【0037】次に荷電装置11における荷電部材12の
材質等について説明する。荷電部材12のブレード12
1はここではポリウレタンからなっている。しかしこれ
に限定されるものではなく、通常クリーニングブレード
等に用いられている材料であれば使用可能であり、ポリ
ウレタンの他、4フッ化エチレン樹脂、ポリイミド、ポ
リエステル等の材料も使用できる。
材質等について説明する。荷電部材12のブレード12
1はここではポリウレタンからなっている。しかしこれ
に限定されるものではなく、通常クリーニングブレード
等に用いられている材料であれば使用可能であり、ポリ
ウレタンの他、4フッ化エチレン樹脂、ポリイミド、ポ
リエステル等の材料も使用できる。
【0038】また、ブレード121の厚さはここでは2
mmであるが、これに限定されるものではない。しか
し、あまり薄すぎると被荷電体の表面移動方向にひっく
りかえったり、トナー等の異物の阻止力が低下する。あ
まり厚すぎても荷電装置が大きくなる。従って、一般的
に言って、ブレード121のようなブレード部の厚さは
0.5mm〜10mm、さらには1mm〜4mm程度が
好ましい。
mmであるが、これに限定されるものではない。しか
し、あまり薄すぎると被荷電体の表面移動方向にひっく
りかえったり、トナー等の異物の阻止力が低下する。あ
まり厚すぎても荷電装置が大きくなる。従って、一般的
に言って、ブレード121のようなブレード部の厚さは
0.5mm〜10mm、さらには1mm〜4mm程度が
好ましい。
【0039】また、荷電部材の電極122は、クロム、
銅、白金、タングステン、アルミニウム、インジュム、
チタン等の金属や、ITO、カーボン等の導電性材料を
使い、フォトエッチングによりパターン化させてスパッ
タリング等の手段によりブレード上に形成することがで
きる。また、薄板状の電極をブレードに貼り付けてもよ
く、その他作成方法は様々採用できる。
銅、白金、タングステン、アルミニウム、インジュム、
チタン等の金属や、ITO、カーボン等の導電性材料を
使い、フォトエッチングによりパターン化させてスパッ
タリング等の手段によりブレード上に形成することがで
きる。また、薄板状の電極をブレードに貼り付けてもよ
く、その他作成方法は様々採用できる。
【0040】また、安定した連続放電を行うには、電極
を半導電性にすることもよい。また、ブレード上に形成
した電極により長期にわたって安定した放電を行うため
に、少なくと電極先端部の放電担当部分の表面を金属酸
化物系無機薄膜やダイヤモンド状炭素膜で被覆すること
もできる。以上説明したブレードの材質や厚み、電極の
材質等の点については、本発明に係る荷電装置の荷電部
材における同様の部分について言えることである。
を半導電性にすることもよい。また、ブレード上に形成
した電極により長期にわたって安定した放電を行うため
に、少なくと電極先端部の放電担当部分の表面を金属酸
化物系無機薄膜やダイヤモンド状炭素膜で被覆すること
もできる。以上説明したブレードの材質や厚み、電極の
材質等の点については、本発明に係る荷電装置の荷電部
材における同様の部分について言えることである。
【0041】図5は本発明に係る荷電装置の他の例を示
している。この荷電装置11′は図1に示す荷電装置1
1において、荷電部材12が感光体1から離反されると
き、ブレード121の端部を清掃装置で清掃するもので
ある。ここではその清掃装置としてブラシローラBRが
採用されており、該ブラシローラは感光体から離反して
きたブレード121に接触し、図示を省略したモータに
より回転駆動される。
している。この荷電装置11′は図1に示す荷電装置1
1において、荷電部材12が感光体1から離反されると
き、ブレード121の端部を清掃装置で清掃するもので
ある。ここではその清掃装置としてブラシローラBRが
採用されており、該ブラシローラは感光体から離反して
きたブレード121に接触し、図示を省略したモータに
より回転駆動される。
【0042】図6は本発明に係る荷電装置のさらに他の
例を示している。この荷電装置21における荷電部材2
2は、保持板220に取り付けられた絶縁性部材221
と半導電性部材222よりなる。この荷電部材22で
は、絶縁性部材221は被荷電体1に接触せしめられ、
絶縁性部材221の被荷電体1との接触開始部位Xによ
り、それより上流側に異物の滞留部Zが形成される。半
導電性部材222は該接触開始部位Xより下流側にあっ
て荷電部(放電部)Yとして作用する。半導電性部材2
22には荷電にあたり、電圧が印加される。それにより
該部材222から放電が起こり、被荷電体1を荷電する
ことができる。絶縁性部材221と被荷電体1との接触
開始部位Xや異物滞留部Zでは放電は起こらない。
例を示している。この荷電装置21における荷電部材2
2は、保持板220に取り付けられた絶縁性部材221
と半導電性部材222よりなる。この荷電部材22で
は、絶縁性部材221は被荷電体1に接触せしめられ、
絶縁性部材221の被荷電体1との接触開始部位Xによ
り、それより上流側に異物の滞留部Zが形成される。半
導電性部材222は該接触開始部位Xより下流側にあっ
て荷電部(放電部)Yとして作用する。半導電性部材2
22には荷電にあたり、電圧が印加される。それにより
該部材222から放電が起こり、被荷電体1を荷電する
ことができる。絶縁性部材221と被荷電体1との接触
開始部位Xや異物滞留部Zでは放電は起こらない。
【0043】また、この荷電部材22には、図1に示す
ようなバネとカムの組み合わせや、ソレノイドを利用し
た異物通過装置23が付設され、荷電部材22を被荷電
体1から離反させることができ、それにより異物滞留部
Zに滞留する異物を回収のために荷電部材22と被荷電
体1との間に通過させることができる。図7及び図8は
本発明に係る荷電装置のさらに他の例を示している。こ
れら図は、この荷電装置31を画像形成装置における像
担持体(被荷電体)10を荷電させるために採用した例
を示している。
ようなバネとカムの組み合わせや、ソレノイドを利用し
た異物通過装置23が付設され、荷電部材22を被荷電
体1から離反させることができ、それにより異物滞留部
Zに滞留する異物を回収のために荷電部材22と被荷電
体1との間に通過させることができる。図7及び図8は
本発明に係る荷電装置のさらに他の例を示している。こ
れら図は、この荷電装置31を画像形成装置における像
担持体(被荷電体)10を荷電させるために採用した例
を示している。
【0044】荷電装置31はシート状の可撓性のある荷
電部材32を備えており、これは画像形成装置における
像担持体(被荷電体)10の表面移動方向αを横切る方
向に幅を有しており、被荷電体表面移動方向αにおいて
上流側の端部32aが方向αに延びる保持部材34と3
5により上下から挟持され、片持ち支持されている。そ
して像担持体10の表面移動方向に沿うように配置され
ており、少なくとも、方向αにおいて下流側の端部32
bが像担持体10の表面に接触せしめられる。
電部材32を備えており、これは画像形成装置における
像担持体(被荷電体)10の表面移動方向αを横切る方
向に幅を有しており、被荷電体表面移動方向αにおいて
上流側の端部32aが方向αに延びる保持部材34と3
5により上下から挟持され、片持ち支持されている。そ
して像担持体10の表面移動方向に沿うように配置され
ており、少なくとも、方向αにおいて下流側の端部32
bが像担持体10の表面に接触せしめられる。
【0045】像担持体(被荷電体)10はここでは導電
性支持ドラムの上に誘電体層が塗布されているものであ
る。誘電体層は荷電装置31からの放電により、絶縁破
壊されずに十分な表面電荷が乗り、顕像工程まで表面電
荷を保持でき、さらに表面電荷を除電して繰り返し使用
できるものである。ここにはドラム状のものを示した
が、ベルト状やその他の形状でもよい。また、誘電体層
の代わりに光導電体層を用いると、全面光照射で除電が
でき、容易に繰り返し使用できる。
性支持ドラムの上に誘電体層が塗布されているものであ
る。誘電体層は荷電装置31からの放電により、絶縁破
壊されずに十分な表面電荷が乗り、顕像工程まで表面電
荷を保持でき、さらに表面電荷を除電して繰り返し使用
できるものである。ここにはドラム状のものを示した
が、ベルト状やその他の形状でもよい。また、誘電体層
の代わりに光導電体層を用いると、全面光照射で除電が
でき、容易に繰り返し使用できる。
【0046】ここに示す例では、荷電部材32はその下
流側の端部32bを含む部分が像担持体10に接触して
いる。そして、その接触部分のうち、像担持体表面移動
方向αにおける上流側の端が像担持体との接触開始部位
Xとなっており、それより上流側に異物の滞留部Zが形
成される。また、図8に示すように、この荷電装置31
にも、滞留部Zに溜まる異物を荷電部材32と像担持体
10との間に通過させる異物通過装置33が設けられて
いる。装置33は荷電部材32の像担持体側の下面に接
触しつつ荷電部材32の下側へ進入したり、そこから外
側へ後退したりできる接触部材331と、これをそのよ
うに往復駆動できる駆動部332とを含んでいる。接触
部材331が荷電部材32の下側へ進入することで、該
荷電部材32から異物が掻き取られるとともに、該荷電
部材が像担持体10から離され、それにより異物は荷電
部材32の下側を通過できる。
流側の端部32bを含む部分が像担持体10に接触して
いる。そして、その接触部分のうち、像担持体表面移動
方向αにおける上流側の端が像担持体との接触開始部位
Xとなっており、それより上流側に異物の滞留部Zが形
成される。また、図8に示すように、この荷電装置31
にも、滞留部Zに溜まる異物を荷電部材32と像担持体
10との間に通過させる異物通過装置33が設けられて
いる。装置33は荷電部材32の像担持体側の下面に接
触しつつ荷電部材32の下側へ進入したり、そこから外
側へ後退したりできる接触部材331と、これをそのよ
うに往復駆動できる駆動部332とを含んでいる。接触
部材331が荷電部材32の下側へ進入することで、該
荷電部材32から異物が掻き取られるとともに、該荷電
部材が像担持体10から離され、それにより異物は荷電
部材32の下側を通過できる。
【0047】図9に示すように、荷電部材32は、可撓
性絶縁部材321の上に複数本の放電用の可撓性電極3
22を設けたもので、可撓性絶縁部材321が被荷電体
である像担持体10と接触して前記の接触開始部位Xを
得るようになっている。可撓性電極322は、像担持体
表面移動方向αと並行に、且つ、該方向αを横切る方向
に複数本が配列されている。これら各電極322は信号
ケーブル30により放電駆動電源と接続されており、記
録電極として用いられる。
性絶縁部材321の上に複数本の放電用の可撓性電極3
22を設けたもので、可撓性絶縁部材321が被荷電体
である像担持体10と接触して前記の接触開始部位Xを
得るようになっている。可撓性電極322は、像担持体
表面移動方向αと並行に、且つ、該方向αを横切る方向
に複数本が配列されている。これら各電極322は信号
ケーブル30により放電駆動電源と接続されており、記
録電極として用いられる。
【0048】可撓性電極322から良好な放電を行うた
めには、少なくとも電極322の端部322aと接する
可撓性絶縁部材321の部分の厚さは5〜1000μm
程度がよく、可撓性絶縁部材の材質やヤング率等にもよ
るが、被荷電体の凹凸やうねりに十分応答するために
は、5〜200μm程度がさらによい。この部分の厚さ
によって、放電電圧が印加され放電する可撓性電極32
2の端部322aと被荷電体の距離が一定に保たれるの
である。よって、この部分の厚さは、放電に重大な影響
を及ぼさない程度に均一である必要がある。
めには、少なくとも電極322の端部322aと接する
可撓性絶縁部材321の部分の厚さは5〜1000μm
程度がよく、可撓性絶縁部材の材質やヤング率等にもよ
るが、被荷電体の凹凸やうねりに十分応答するために
は、5〜200μm程度がさらによい。この部分の厚さ
によって、放電電圧が印加され放電する可撓性電極32
2の端部322aと被荷電体の距離が一定に保たれるの
である。よって、この部分の厚さは、放電に重大な影響
を及ぼさない程度に均一である必要がある。
【0049】可撓性絶縁部材321の材料としては、4
フッ化エチレン樹脂、ウレタンゴム、ポリイミド、ポリ
エステル等の材料を使用できるが、この限りではない。
可撓性絶縁部材321の被荷電体と摺擦される部分は、
耐摩耗性の良い材料を用いるほうが好ましく、また、被
荷電体と摩擦係数の小さいもののほうが好ましい。
フッ化エチレン樹脂、ウレタンゴム、ポリイミド、ポリ
エステル等の材料を使用できるが、この限りではない。
可撓性絶縁部材321の被荷電体と摺擦される部分は、
耐摩耗性の良い材料を用いるほうが好ましく、また、被
荷電体と摩擦係数の小さいもののほうが好ましい。
【0050】また、可撓性電極322は例えばクロム、
銅、金、白金、タングステン、アルミニウム、インジュ
ム、チタン等の金属や、ITO、カーボン等の導電性材
料を使い、フォトエッチングによりパターン化させてス
パッタリング等の手段により可撓性絶絶縁部材上に形成
することができる。また、可撓性絶縁部材上に形成した
可撓性電極に長期にわたって安定して放電させるため
に、少なくと可撓性電極先端部の放電部分の表面を金属
酸化物系無機薄膜やダイヤモンド状炭素膜で被覆しても
よい。但し、絶縁部材及び電極ともに可撓性であるた
め、クラック等の入られない範囲での被覆が好ましい。
銅、金、白金、タングステン、アルミニウム、インジュ
ム、チタン等の金属や、ITO、カーボン等の導電性材
料を使い、フォトエッチングによりパターン化させてス
パッタリング等の手段により可撓性絶絶縁部材上に形成
することができる。また、可撓性絶縁部材上に形成した
可撓性電極に長期にわたって安定して放電させるため
に、少なくと可撓性電極先端部の放電部分の表面を金属
酸化物系無機薄膜やダイヤモンド状炭素膜で被覆しても
よい。但し、絶縁部材及び電極ともに可撓性であるた
め、クラック等の入られない範囲での被覆が好ましい。
【0051】また、高湿環境時にも安定に放電させると
ともに、隣り合う電極間同士のリークを防止するため
に、少なくとも可撓性電先端部を可撓性電極より高抵抗
な被覆材で被覆してもよい。また、高湿環境時にも安定
に放電させるとともに、隣り合う電極間同士のリークを
防止し、異常なドット放電を防止するために、少なくと
も可撓性電極先端部を101 〜108 程度の半導電性に
することも有効である。半導電性にする場合には、抵抗
値が高くなりすぎると、必要駆動電圧が高くなりすぎ、
また、半導電性部分の長さが電極で異なると放電差が出
ることもあり、好ましくない。
ともに、隣り合う電極間同士のリークを防止するため
に、少なくとも可撓性電先端部を可撓性電極より高抵抗
な被覆材で被覆してもよい。また、高湿環境時にも安定
に放電させるとともに、隣り合う電極間同士のリークを
防止し、異常なドット放電を防止するために、少なくと
も可撓性電極先端部を101 〜108 程度の半導電性に
することも有効である。半導電性にする場合には、抵抗
値が高くなりすぎると、必要駆動電圧が高くなりすぎ、
また、半導電性部分の長さが電極で異なると放電差が出
ることもあり、好ましくない。
【0052】転写残トナー等の異物が前記の滞留部Yに
滞留するためには、荷電部材32と被荷電体がある程度
強固に密着する必要がある。そのための第1の方法とし
ては、荷電部材32と被荷電体を摩擦帯電させて、静電
気的に吸着させる方法がある。第2の方法としては図1
0に示す荷電部材42を採用する方法である。この荷電
部材42では、可撓性絶縁部材321の反可撓性電極側
に半導電性部材323を設け、半導電性部材を被荷電体
に接触させ、これに印加した電圧によって吸着させる方
法である。
滞留するためには、荷電部材32と被荷電体がある程度
強固に密着する必要がある。そのための第1の方法とし
ては、荷電部材32と被荷電体を摩擦帯電させて、静電
気的に吸着させる方法がある。第2の方法としては図1
0に示す荷電部材42を採用する方法である。この荷電
部材42では、可撓性絶縁部材321の反可撓性電極側
に半導電性部材323を設け、半導電性部材を被荷電体
に接触させ、これに印加した電圧によって吸着させる方
法である。
【0053】半導電性部材は、図10に示すように、可
撓性絶縁部材321の片側全面に設けてもよいし、特に
距離の均一化が必要な可撓性電極322の放電担当端部
322a、又はその端部及びその近傍部分だけに設けて
もよい。かかる半導電性部材の材質としては、4フッ化
エチレン樹脂、ウレタンゴム、ポリイミド、ポリエステ
ル等の材料に導電性材料を混入したもの等を挙げること
かできるが、この限りではない。作成の方法としはて、
溶液の塗布、スパッタリング等の手段で作成することが
可能であるが、この限りではない。また、半導電性部材
は被荷電体と周擦される部分なので、耐摩耗性の良い材
料を用いるほうが好ましく、また、被荷電体と摩擦係数
の小さいもののほうが被荷電体に対するトルク等の面か
ら好ましい。また、被荷電体に清掃装置があっても、顕
像形成用のトナー等の残留物等が荷電装置に到達するこ
ともあり、それらが半導電性部材に融着することを防止
するために、顕像形成用のトナー等に対して、離型性の
良い材料が好ましい。
撓性絶縁部材321の片側全面に設けてもよいし、特に
距離の均一化が必要な可撓性電極322の放電担当端部
322a、又はその端部及びその近傍部分だけに設けて
もよい。かかる半導電性部材の材質としては、4フッ化
エチレン樹脂、ウレタンゴム、ポリイミド、ポリエステ
ル等の材料に導電性材料を混入したもの等を挙げること
かできるが、この限りではない。作成の方法としはて、
溶液の塗布、スパッタリング等の手段で作成することが
可能であるが、この限りではない。また、半導電性部材
は被荷電体と周擦される部分なので、耐摩耗性の良い材
料を用いるほうが好ましく、また、被荷電体と摩擦係数
の小さいもののほうが被荷電体に対するトルク等の面か
ら好ましい。また、被荷電体に清掃装置があっても、顕
像形成用のトナー等の残留物等が荷電装置に到達するこ
ともあり、それらが半導電性部材に融着することを防止
するために、顕像形成用のトナー等に対して、離型性の
良い材料が好ましい。
【0054】半導電性部材の抵抗値としては101 〜1
08 Ω・cm程度が適当である。このような半導電性部
材には駆動電源から電圧が印加される。図10は半導電
性部材323に作像時に電源PW5から電圧を印加する
例を示している。かかる半導電性部材に印加される電圧
値は、半導電性部材によって被荷電体を荷電しない程度
のレベルの電圧値が良好である。半導電性部材の抵抗値
や材料にもよるが、被荷電体の電位と半導電性部材に印
加される電圧値との差が550〔V〕程度以下であれ
ば、半導電性部材によって被荷電体は荷電されない。よ
って、被荷電体の電位が0〔V〕であれば、半導電性部
材に印加する電圧は−550〔V〕〜550〔V〕程度
が適当である。半導電性部材に電圧が印加されると、半
導電性部材が静電電力によって被荷電体に吸着する。こ
の効果によって、可撓性電極の放電端部及びその近傍部
と被荷電体との放電距離が均一に保たれる。また、この
静電吸着によって、荷電部材の被荷電体への接触開始部
位上流側の異物滞留部に転写残留トナーや記録紙の紙粉
等の異物がそれだけ確実にせき止められる。
08 Ω・cm程度が適当である。このような半導電性部
材には駆動電源から電圧が印加される。図10は半導電
性部材323に作像時に電源PW5から電圧を印加する
例を示している。かかる半導電性部材に印加される電圧
値は、半導電性部材によって被荷電体を荷電しない程度
のレベルの電圧値が良好である。半導電性部材の抵抗値
や材料にもよるが、被荷電体の電位と半導電性部材に印
加される電圧値との差が550〔V〕程度以下であれ
ば、半導電性部材によって被荷電体は荷電されない。よ
って、被荷電体の電位が0〔V〕であれば、半導電性部
材に印加する電圧は−550〔V〕〜550〔V〕程度
が適当である。半導電性部材に電圧が印加されると、半
導電性部材が静電電力によって被荷電体に吸着する。こ
の効果によって、可撓性電極の放電端部及びその近傍部
と被荷電体との放電距離が均一に保たれる。また、この
静電吸着によって、荷電部材の被荷電体への接触開始部
位上流側の異物滞留部に転写残留トナーや記録紙の紙粉
等の異物がそれだけ確実にせき止められる。
【0055】第3の方法としては荷電部材を図11や図
12に示すように構成する方法がある。すなわち図11
や図12に示す荷電部材52、62では、可撓性絶縁部
材321の像担持体(被荷電体)1に接触する部分32
11は厚さを例えば5〜1000μm程度として、保持
部材で支持する上流側の部分3212をそれよりも厚
く、数百μm〜数mmにしてあり、これにより、荷電部
材52、62の被荷電体への押圧力を高め、被荷電体へ
の接触開始部位における異物阻止力を高めるのである。
12に示すように構成する方法がある。すなわち図11
や図12に示す荷電部材52、62では、可撓性絶縁部
材321の像担持体(被荷電体)1に接触する部分32
11は厚さを例えば5〜1000μm程度として、保持
部材で支持する上流側の部分3212をそれよりも厚
く、数百μm〜数mmにしてあり、これにより、荷電部
材52、62の被荷電体への押圧力を高め、被荷電体へ
の接触開始部位における異物阻止力を高めるのである。
【0056】図13に示す例では、荷電部材32の可撓
性絶縁部材321に、荷電部材32を保持部材34、3
5で保持する部分に近い部分で弾性部材36を当てが
い、これを可撓性絶縁部材321とともに保持部材3
4、35で挟持している。これによっても、可撓性絶縁
部材321を押圧して、可撓性絶縁部材321と被荷電
体との接触圧を高めて同様の効果が得られる。
性絶縁部材321に、荷電部材32を保持部材34、3
5で保持する部分に近い部分で弾性部材36を当てが
い、これを可撓性絶縁部材321とともに保持部材3
4、35で挟持している。これによっても、可撓性絶縁
部材321を押圧して、可撓性絶縁部材321と被荷電
体との接触圧を高めて同様の効果が得られる。
【0057】図14に示す例では、「く」の字状に屈曲
させた板状の押圧部材4の該屈曲部で荷電部材32の可
撓性絶縁部材321の下流側端部付近を押圧し、これに
より可撓性電極322と被荷電体との距離を一定に保つ
とともに、荷電部材32の被荷電体への圧接力を高め
て、トナー等の異物の阻止力を高めている。図15に示
す例では、荷電部材32の下流側端部付近を押圧部材5
で押圧して可撓性電極322と被荷電体との距離を一定
に保つようにし、図13に示す場合と同様の効果を得て
いる。押圧部材5は、押圧材501とこれを支持する支
持部材502とからなっている。押圧材501は発泡ウ
レタンや発泡シリコンゴム等のように、十分な押圧力を
付与できるとともに、被荷電体に対する十分な追従性を
有するものがよい。
させた板状の押圧部材4の該屈曲部で荷電部材32の可
撓性絶縁部材321の下流側端部付近を押圧し、これに
より可撓性電極322と被荷電体との距離を一定に保つ
とともに、荷電部材32の被荷電体への圧接力を高め
て、トナー等の異物の阻止力を高めている。図15に示
す例では、荷電部材32の下流側端部付近を押圧部材5
で押圧して可撓性電極322と被荷電体との距離を一定
に保つようにし、図13に示す場合と同様の効果を得て
いる。押圧部材5は、押圧材501とこれを支持する支
持部材502とからなっている。押圧材501は発泡ウ
レタンや発泡シリコンゴム等のように、十分な押圧力を
付与できるとともに、被荷電体に対する十分な追従性を
有するものがよい。
【0058】第4の方法としては図16に示すように、
帯電部材32の被荷電体10への接触開始部位Xより上
流側部分の硬度をそれより下流側部分に対し相対的に高
くすることで、十分な押圧力を得ることもできる。この
場合、普通には、絶縁性部材321の上流側部分の硬度
を高くすればよい。以上のような方法でトナー等の異物
が荷電部へすり抜けることを阻止できる。
帯電部材32の被荷電体10への接触開始部位Xより上
流側部分の硬度をそれより下流側部分に対し相対的に高
くすることで、十分な押圧力を得ることもできる。この
場合、普通には、絶縁性部材321の上流側部分の硬度
を高くすればよい。以上のような方法でトナー等の異物
が荷電部へすり抜けることを阻止できる。
【0059】なお、図16において、333は図8に示
す接触部材331と同様の働きをするスクレーパであ
り、334はその駆動部である。次に図17は本発明荷
電装置に適用できる荷電部材のさらに他の例を示すもの
で、この荷電部材72は、IC状の駆動電源721が可
撓性絶縁部材321上に直接取り付けられており、可撓
性制御電極322に直接、電圧を印加している。このよ
うな構成とすることにより、小型化も可能であり、信号
ケーブルの本数も低減可能である。
す接触部材331と同様の働きをするスクレーパであ
り、334はその駆動部である。次に図17は本発明荷
電装置に適用できる荷電部材のさらに他の例を示すもの
で、この荷電部材72は、IC状の駆動電源721が可
撓性絶縁部材321上に直接取り付けられており、可撓
性制御電極322に直接、電圧を印加している。このよ
うな構成とすることにより、小型化も可能であり、信号
ケーブルの本数も低減可能である。
【0060】図18は本発明荷電装置に適用できる荷電
部材のさらに他の例を示すもので、この荷電部材82
は、可撓性絶縁部材821と可撓性半導電性電極822
よりなり、この荷電部材82の被荷電体10への接触開
始部位Xは可撓性絶縁部材821の部分にある。従って
接触開始部位X及びそれより上流側では放電は起こら
ず、放電は接触開始部位より下流側の可撓性半導電性電
極822の端部で起こる。そして、接触開始部位Xの近
傍に異物の滞留部Zが形成される。この荷電部材82に
対しても、図8や図16に示すような接触部材やスクレ
ーパを含む異物通過装置を設けることができる。
部材のさらに他の例を示すもので、この荷電部材82
は、可撓性絶縁部材821と可撓性半導電性電極822
よりなり、この荷電部材82の被荷電体10への接触開
始部位Xは可撓性絶縁部材821の部分にある。従って
接触開始部位X及びそれより上流側では放電は起こら
ず、放電は接触開始部位より下流側の可撓性半導電性電
極822の端部で起こる。そして、接触開始部位Xの近
傍に異物の滞留部Zが形成される。この荷電部材82に
対しても、図8や図16に示すような接触部材やスクレ
ーパを含む異物通過装置を設けることができる。
【0061】図19は本発明に係る荷電装置のさらに他
の例の一部を示している。この荷電装置91における荷
電部材92は図10に示す荷電部材42に類似のもの
で、可撓性絶縁部材921の上に放電用の可撓性電極9
22を設け、さらに、該可撓性絶縁部材922の下流側
端部を含む一部に半導電層923を設けたもので、この
半導電層923の部分で被荷電体10に接触せしめら
れ、接触開始部位Xも形成される。半導電層923には
スイッチSW6を介して電源PW6から異物通過用の電
圧を印加することができる。すなわち、ここでは被荷電
体に接触せしめられる半導電層923とこれへの電圧印
加手段は異物通過装置を構成している。電源PW6から
は、荷電部材92と被荷電体10相互の吸着力が弱まる
ような電界、或いは、反発し合うような電界を形成する
電圧が印加され、この電圧が印加されると、滞留部Zに
滞留していた異物は荷電部材92と被荷電体10との間
をすり抜けていき、回収できる。電源PW6は、例え
ば、被荷電体10と略等電位の電圧を半導電層923に
印加するものであり、この場合、その略等電位の電圧の
印加により帯電部材92と被荷電体10の吸着力が弱ま
る。また、電源PW6は交流電圧を印加するものでもよ
く、その場合には交流電圧の印加により、荷電部材92
が振動し、トナー等の滞留物がすり抜けていく。
の例の一部を示している。この荷電装置91における荷
電部材92は図10に示す荷電部材42に類似のもの
で、可撓性絶縁部材921の上に放電用の可撓性電極9
22を設け、さらに、該可撓性絶縁部材922の下流側
端部を含む一部に半導電層923を設けたもので、この
半導電層923の部分で被荷電体10に接触せしめら
れ、接触開始部位Xも形成される。半導電層923には
スイッチSW6を介して電源PW6から異物通過用の電
圧を印加することができる。すなわち、ここでは被荷電
体に接触せしめられる半導電層923とこれへの電圧印
加手段は異物通過装置を構成している。電源PW6から
は、荷電部材92と被荷電体10相互の吸着力が弱まる
ような電界、或いは、反発し合うような電界を形成する
電圧が印加され、この電圧が印加されると、滞留部Zに
滞留していた異物は荷電部材92と被荷電体10との間
をすり抜けていき、回収できる。電源PW6は、例え
ば、被荷電体10と略等電位の電圧を半導電層923に
印加するものであり、この場合、その略等電位の電圧の
印加により帯電部材92と被荷電体10の吸着力が弱ま
る。また、電源PW6は交流電圧を印加するものでもよ
く、その場合には交流電圧の印加により、荷電部材92
が振動し、トナー等の滞留物がすり抜けていく。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
荷電部材を被荷電体に接触させて該被荷電体を荷電する
荷電装置であって、該荷電部材と被荷電体との相互接触
部分のうち被荷電体の荷電部材に対する相対的移動方向
において上流側の接触開始部位に異物が到来しても、該
被荷電体を、従来より荷電むらが抑制された状態で良好
に荷電することができ、また、該異物を回収するにあた
り、それを荷電部材と被荷電体との間に通過させること
ができる荷電装置を提供することができる。
荷電部材を被荷電体に接触させて該被荷電体を荷電する
荷電装置であって、該荷電部材と被荷電体との相互接触
部分のうち被荷電体の荷電部材に対する相対的移動方向
において上流側の接触開始部位に異物が到来しても、該
被荷電体を、従来より荷電むらが抑制された状態で良好
に荷電することができ、また、該異物を回収するにあた
り、それを荷電部材と被荷電体との間に通過させること
ができる荷電装置を提供することができる。
【0063】また、本発明はかかる荷電装置を備え、そ
れだけ良好に画像形成を行える画像形成装置を提供する
ことができる。
れだけ良好に画像形成を行える画像形成装置を提供する
ことができる。
【図1】本発明に係る荷電装置の1例を帯電装置として
用いた電子写真方式の画像形成装置の概略構成を示す図
である。
用いた電子写真方式の画像形成装置の概略構成を示す図
である。
【図2】図1に示す荷電装置の一部を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】図1に示す画像形成装置の制御回路の概略を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図4】図3に示す制御回路における制御部の動作を示
すフローチャートであり、図(A)は制御部動作のメイ
ンルーチンを示しており、図(B)は異物通過処理ルー
チンを示している。
すフローチャートであり、図(A)は制御部動作のメイ
ンルーチンを示しており、図(B)は異物通過処理ルー
チンを示している。
【図5】本発明に係る荷電装置の他の例の側面図であ
る。
る。
【図6】本発明に係る荷電装置のさらに他の例の側面図
である。
である。
【図7】本発明に係る荷電装置のさらに他の例を、それ
により荷電する被荷電体とともに示す斜視図である。
により荷電する被荷電体とともに示す斜視図である。
【図8】図7に示す荷電装置及び被荷電体の一部の側面
図である。
図である。
【図9】図7に示す荷電装置における荷電部材の一部の
斜視図である。
斜視図である。
【図10】図9に示す荷電部材に代えて使用できる荷電
部材の他の例の一部の斜視図である。
部材の他の例の一部の斜視図である。
【図11】本発明に係る荷電装置の荷電部材のさらに他
の例の側面図である。
の例の側面図である。
【図12】本発明に係る荷電装置の荷電部材のさらに他
の例の一部の斜視図である。
の例の一部の斜視図である。
【図13】本発明に係る荷電装置のさらに他の例の一部
の斜視図である。
の斜視図である。
【図14】本発明に係る荷電装置のさらに他の例の一部
の斜視図である。
の斜視図である。
【図15】本発明に係る荷電装置のさらに他の例の一部
の側面図である。
の側面図である。
【図16】本発明に係る荷電装置のさらに他の例の側面
図である。
図である。
【図17】本発明に係る荷電装置の荷電部材のさらに他
の例の一部の斜視図である。
の例の一部の斜視図である。
【図18】本発明に係る荷電装置のさらに他の例の一部
の側面図である。
の側面図である。
【図19】本発明に係る荷電装置のさらに他の例の側面
図である。
図である。
1 静電潜像担持体(被荷電体) 11 荷電装置 111 軸 112 保持アーム 12 荷電部材 121 ブレード 122 電極 13 異物通過装置 131 バネ 132 カム 133 カム駆動装置 PW 電源 IE 画像露光装置 D 現像装置 Dr 現像ローラ T 転写装置 Tr 転写ローラ IL イレーサ SW1〜SW4 電源スイッチ PW1〜PW4 電源 SS 通紙センサ HS 湿度センサ X 荷電部材の被荷電体への接触開始部位 Y 荷電部材の荷電部 Z 異物滞留部 BR ブラシローラ 21 荷電装置 22 荷電部材 221 絶縁性部材 222 電極 23 異物通過装置 10 像担持体(被荷電体) 31 荷電装置 32 荷電部材 321 可撓性絶縁部材 322 可撓性電極 323 半導電性部材 33 異物通過装置 331 接触部材 332 接触部材駆動部 36 弾性部材 42、52、62 荷電部材 PW5 電源 4、5 押圧部材 333 スクレーパ 334 スクレーパ駆動部 72 荷電部材 82 荷電部材 821 半導電性層 822 電極 91 荷電装置 92 荷電部材 921 絶縁性部材 922 電極 923 半導電層 93 異物通過装置 PW6 電源 SW5 スイッチ
Claims (15)
- 【請求項1】少なくとも一部が被荷電体に接触せしめら
れる荷電部材を有する荷電装置であり、前記荷電部材
は、前記被荷電体の該荷電部材に対する相対的移動方向
において上流側の部分に該被荷電体に対する接触開始部
位を有するとともに該接触開始部位より下流側に荷電部
を有し、前記被荷電体の該荷電部材に対する相対的移動
に伴い前記接触開始部位に滞留する異物を回収のために
該荷電部材と被荷電体との間に該異物を通過させる異物
通過手段を備えていることを特徴とする荷電装置。 - 【請求項2】前記被荷電体に荷電するにあたり、前記荷
電部材の被荷電体への接触開始部位における該荷電部材
と被荷電体との電位差が放電開始電圧以下になる請求項
1記載の荷電装置。 - 【請求項3】前記荷電部材は放電用電極を有していると
ともに、前記被荷電体との接触開始部位を含む部分にお
いて該放電用電極と該被荷電体との間に介在せしめられ
る絶縁部材を有している請求項2記載の荷電装置。 - 【請求項4】前記荷電部材は放電用の可撓性電極を有し
ているとともに該可撓性電極と被荷電体との間に介在せ
しめられる中間部材を有しており、該可撓性電極からの
放電により被荷電体を荷電する請求項1記載の荷電装
置。 - 【請求項5】前記荷電部材は、前記中間部材のうち、少
なくとも、該荷電部材の前記荷電部に対応する部分の一
部にエレクトレット層又は半導電層を有している請求項
4記載の荷電装置。 - 【請求項6】前記異物通過手段は、異物を通過させるに
あたり前記荷電部材を前記被荷電体から遠ざかる方向に
付勢する付勢装置である請求項1から5のいずれかに記
載の荷電装置。 - 【請求項7】前記異物通過手段は、前記中間部材の半導
電層と、それに電圧を印加する手段とを含んでいる請求
項5記載の荷電装置。 - 【請求項8】前記電圧印加手段は、異物を通過させるに
あたり、前記半導電層に被荷電体電位と略等電位の電圧
を印加するものである請求項7記載の荷電装置。 - 【請求項9】前記電圧印加手段は、異物を通過させるに
あたり、前記半導電層に交番電圧を印加するものである
請求項7記載の荷電装置。 - 【請求項10】請求項1から9のいずれかに記載の荷電
装置を帯電装置として用い、その荷電部材で像担持体を
帯電させる画像形成装置であり、前記異物通過手段の動
作を制御する制御手段を備えている画像形成装置。 - 【請求項11】前記制御手段は、非作像時に、前記滞留
異物を通過させるように前記異物通過手段を作動させる
請求項10記載の画像形成装置。 - 【請求項12】前記制御手段は、作像枚数が所定枚数に
達すると、作像を停止させ、前記滞留異物を通過させる
ように前記異物通過手段を作動させる請求項10記載の
画像形成装置。 - 【請求項13】前記制御手段は、作像画像の白黒比に応
じて前記所定枚数を変更する請求項12記載の画像形成
装置。 - 【請求項14】前記制御手段は、周囲環境条件に応じて
前記所定枚数を変更する請求項12記載の画像形成装
置。 - 【請求項15】前記像担持体上に形成される顕像を記録
材又は中間転写体に転写する転写部から前記荷電装置に
至るまでの間に転写後残留トナーを像担持体から清掃す
るクリーナが設けられていない請求項10から14のい
ずれかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8359190A JPH10198126A (ja) | 1996-12-29 | 1996-12-29 | 荷電装置 |
US08/997,812 US5873013A (en) | 1996-12-29 | 1997-12-24 | Image forming apparatus provided with contact-type charger and controller for cleaning charger |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8359190A JPH10198126A (ja) | 1996-12-29 | 1996-12-29 | 荷電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10198126A true JPH10198126A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=18463216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8359190A Withdrawn JPH10198126A (ja) | 1996-12-29 | 1996-12-29 | 荷電装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5873013A (ja) |
JP (1) | JPH10198126A (ja) |
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---|---|---|---|---|
KR200257332Y1 (ko) | 1998-11-23 | 2002-04-22 | 윤종용 | 화상형성장치의클리닝블레이드 |
JP3361071B2 (ja) * | 1999-02-04 | 2003-01-07 | 富士通株式会社 | 帯電器の自動清掃方法および画像形成装置 |
JP3408214B2 (ja) | 1999-10-22 | 2003-05-19 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
US7272350B2 (en) * | 2005-05-12 | 2007-09-18 | Lexmark International, Inc. | Method for positioning transfer members within an image forming apparatus |
JP5677068B2 (ja) * | 2010-12-14 | 2015-02-25 | キヤノン株式会社 | 帯電部材および画像形成装置 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3904929A (en) * | 1972-11-10 | 1975-09-09 | Kohkoku Chemical Ind Co | Electro-discharging sheet, and an electro-discharging apparatus provided with an electro-discharging electrode composed of the said sheet, and a process for electro-discharging with the said apparatus |
JPS5748766A (en) * | 1980-09-08 | 1982-03-20 | Bando Chem Ind Ltd | Blade for removing static electricity |
JPH0451265A (ja) * | 1990-06-20 | 1992-02-19 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置 |
JPH0451266A (ja) * | 1990-06-20 | 1992-02-19 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置 |
JP3028617B2 (ja) * | 1991-02-06 | 2000-04-04 | ミノルタ株式会社 | 接触帯電装置 |
JPH05107882A (ja) * | 1991-10-16 | 1993-04-30 | Canon Inc | 接触帯電装置 |
JP3339877B2 (ja) * | 1992-05-15 | 2002-10-28 | ミノルタ株式会社 | 接触帯電装置 |
JPH06138749A (ja) * | 1992-10-30 | 1994-05-20 | Minolta Camera Co Ltd | 接触帯電装置 |
JPH06161210A (ja) * | 1992-11-20 | 1994-06-07 | Minolta Camera Co Ltd | 接触帯電装置 |
US5572293A (en) * | 1993-10-14 | 1996-11-05 | Ricoh Company, Ltd. | Method of and system for cleaning a charge inducing member |
JPH0869152A (ja) * | 1994-08-26 | 1996-03-12 | Minolta Co Ltd | 接触帯電装置 |
KR0163809B1 (ko) * | 1994-09-01 | 1999-03-20 | 켄지 히루마 | 화상형성장치 |
JP3379867B2 (ja) * | 1995-01-20 | 2003-02-24 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP3453910B2 (ja) * | 1995-03-02 | 2003-10-06 | 富士ゼロックス株式会社 | 帯電装置及び画像形成装置 |
-
1996
- 1996-12-29 JP JP8359190A patent/JPH10198126A/ja not_active Withdrawn
-
1997
- 1997-12-24 US US08/997,812 patent/US5873013A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5873013A (en) | 1999-02-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040302 |