JPH10197412A - 車両自動運転装置の制御方法およびエンジン自動運転装置の制御方法 - Google Patents

車両自動運転装置の制御方法およびエンジン自動運転装置の制御方法

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JPH10197412A
JPH10197412A JP9017594A JP1759497A JPH10197412A JP H10197412 A JPH10197412 A JP H10197412A JP 9017594 A JP9017594 A JP 9017594A JP 1759497 A JP1759497 A JP 1759497A JP H10197412 A JPH10197412 A JP H10197412A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した速度追従性やエンジン回転数追従性
が得られるようにした車両自動運転装置の制御方法を提
供すること。 【解決手段】 指令車速Vtab とシャシダイナモメータ
1における車両の実際の速度Vact との偏差Verr を車
速制御系2に入力し、スロットルサーボ系3の開度をフ
ィードバック制御する車両自動運転装置において、前記
指令車速Vtabが一定でかつ前記偏差Verr が所定の値
以下になったとき、車速制御系2におけるP項4および
I項5のそれぞれの制御定数P,Iを小さくするように
して、車速制御を行うようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両自動運転装
置の制御方法およびエンジン自動運転装置の制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の動的な走行性能試験の
ため、シャシダイナモメータによって実車走行シミュレ
ート運転が行われており、近時、この実車走行シミュレ
ート運転に、油圧や空気圧あるいはDCモータなどによ
って複数のアクチュエータを個々に駆動し、このアクチ
ュエータによってアクセルペダル、ブレーキペダル、ク
ラッチペダルなどの踏み込み操作や、シフトレバーの切
り換えを行えるようにした車両自動運転装置が用いられ
るようになってきている。
【0003】ところで、上記実車走行シミュレート運転
においては、予め設定された走行パターンで車両を走行
させる必要があり、例えばスロットルサーボ系(または
ブレーキサーボ系)を制御するのに、従来においては、
図8に示すように、指令車速Vtab とシャシダイナモメ
ータ1における車両の実際の速度(以下、実車速とい
う)Vact との差(車速偏差)Verr を制御系2に入力
し、スロットルサーボ系3の開度をフィードバック制御
するようにしていた。なお、図8において、4はP項
(掛算器)、5はI項(積分器)、6はエンジン、7は
動力伝達系としてのパワートレイン、8,9は突き合わ
せ点である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来におい
ては、P項4における比例定数PおよびI項5における
積分定数Iを常に一定に保つようにしているが、追従性
能を上げるためにこれらの定数P,Iを大きく設定する
と、定速走行時においてアクセルペダルが振動し、この
振動を抑制するために制御定数P,Iを小さく設定する
と、加減速時に車速の追従性能が悪くなるといったこと
があった。
【0005】このような問題は、シャシダイナモメータ
1を用いてエンジンの回転性能を試験する場合にも同様
に生じているとともに、エンジンダイナモメータを用い
てエンジンの回転性能を試験するエンジン自動運転装置
においても同様に生じているところである。
【0006】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その第1目的は、安定した速度追従性やエン
ジン回転数追従性が得られるようにした車両自動運転装
置の制御方法を提供することであり、第2目的は、安定
したダイナモ回転数追従性やエンジン回転数追従性が得
られるようにしたエンジン自動運転装置の制御方法を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1目的を達成する
ため、請求項1に記載した第1発明では、指令車速とシ
ャシダイナモメータにおける車両の実際の速度との偏差
を車速制御系に入力し、スロットルサーボ系の開度をフ
ィードバック制御する車両自動運転装置において、前記
指令車速が一定でかつ前記偏差が所定の値以下になった
とき、車速制御系におけるP項およびI項のそれぞれの
制御定数を小さくするようにしている。
【0008】この第1発明によれば、定速走行時におい
て、P,I制御系における定数P,Iの値が小さく設定
されるので、アクセルペダルの動きが小さくなり、安定
性が向上する。そして、加減速時には、定数P,Iの値
を従来より大きく設定することができるため、トータル
的に速度追従性も良好となる。
【0009】また、第1発明において、実加速度と指令
加速度とを比較し、前者が後者より大きいときはI項の
出力を小さくし、また、前者が後者より小さいときはI
項の出力を大きくするようにしてもよく、このようにし
た場合、オーバーシュートまたはアンダーシュートを小
さくすることができる。
【0010】そして、上記第1目的を達成するため、請
求項3に記載した第2発明では、指令エンジン回転数と
シャシダイナモメータにおけるエンジンの実際の回転数
との偏差をエンジン回転数制御系に入力し、スロットル
サーボ系の開度をフィードバック制御する車両自動運転
装置において、前記指令エンジン回転数が一定でかつ前
記偏差が所定の値以下になったとき、エンジン回転数制
御系におけるP項およびI項のそれぞれの制御定数を小
さくするようにしている。
【0011】この第2発明において、実エンジン回転数
変化率と指令エンジン回転数変化率とを比較し、前者が
後者より大きいときはI項の出力を小さくし、また、前
者が後者より小さいときはI項の出力を大きくするよう
にしてもよい。
【0012】一方、上記第2目的を達成するため、請求
項5に記載した第3発明では、指令ダイナモ回転数とエ
ンジンダイナモメータにおける実際のダイナモ回転数と
の偏差をダイナモ回転数制御系に入力し、スロットルサ
ーボ系の開度をフィードバック制御するエンジン自動運
転装置において、前記指令ダイナモ回転数が一定でかつ
前記偏差が所定の値以下になったとき、ダイナモ回転数
制御系におけるP項およびI項のそれぞれの制御定数を
小さくするようにしている。
【0013】この第3発明において、実ダイナモ回転数
変化率と指令ダイナモ回転数変化率とを比較し、前者が
後者より大きいときはI項の出力を小さくし、また、前
者が後者より小さいときはI項の出力を大きくするよう
にしてもよい。
【0014】そして、上記第2目的を達成するため、請
求項7に記載した第4発明では、指令エンジン回転数と
エンジンダイナモメータにおける実際のエンジン回転数
との偏差をエンジン回転数制御系に入力し、スロットル
サーボ系の開度をフィードバック制御するエンジン自動
運転装置において、前記指令エンジン回転数が一定でか
つ前記偏差が所定の値以下になったとき、エンジン回転
数制御系におけるP項およびI項のそれぞれの制御定数
を小さくするようにしている。
【0015】この第4発明において、実エンジン回転数
変化率と指令エンジン回転数変化率とを比較し、前者が
後者より大きいときはI項の出力を小さくし、また、前
者が後者より小さいときはI項の出力を大きくするよう
にしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の詳細について図
を参照しながら説明する。そして、以下の図において、
図8における符号と同一の符号は同一物を示している。
【0017】まず、図1および図2は、第1実施例を示
し、特に第1発明に係る車両自動運転装置の制御方法を
説明するための図である。この発明の制御方法が上述し
た従来のそれと大きく異なる点は、従来の構成に、P項
およびI項操作判断部10を付加し、このP項およびI
項操作判断部10に指令車速Vtab と実車速Vact とを
入力し、 指令車速Vtab がほぼ一定、より具体的には、指令車
速Vtab の加速度が零または零に近い値になったこと、
および、 実車速Vact が指令車速Vtab が十分に近づいてそ
れらの差(速度偏差)Verr が所定の値以下になったこ
と、の両方の条件が満たされたとき、車速制御系2にお
けるP項4およびI項5のそれぞれの制御定数P,Iを
小さくするようにしたことである。これを、図2をも参
照しながら詳細に説明する。
【0018】今、指令車速Vtab が、図2において実線
で示すように変化し、このときの実車速Vact が破線で
示すようであったとする。指令車速Vtab が定速度(加
速度±0.0〜9.9km/h/s以下)になった後、
実車速Vact が指令車速Vtab と交叉(同じを含む)し
たとき(符号tc で示す)、制御定数P,Iを次のよう
に変更する。
【0019】すなわち、変更後の定数Pを、Pcruise
すると、 Pcruise=Poriginal×K1 ……(1) とする。ここで、Poriginalは変更前の定数Pを、ま
た、K1 はPoriginalに乗ずる可変定数で、0〜100
%の範囲で任意に設定可能である。そして、変更後の定
数Iを、Icruiseとすると、 Icruise=Ioriginal×K2 ……(2) とする。ここで、Ioriginalは変更前の定数Iを、ま
た、K2 はIoriginalに乗ずる可変定数で、0〜100
%の範囲で任意に設定可能である。
【0020】そして、この車速制御方法においては、加
減速時には、定数P,Iを大きく設定する。このように
することにより、良好な車速追従性を確保することがで
きる。また、定速走行時においては、前記(1),
(2)式にしたがって定数P,Iを小さくなるように設
定することにより、アクセルペダルの動きを小さくで
き、その操作の安定性が向上する。
【0021】図3は、第2実施例で、上記第1発明の変
形例を示すものである。この実施例においては、制御系
2を、P項4、I項5、D項(微分器)11によって構
成している。このように構成した第2実施例において
も、上記第1実施例と同様に定数P,I,Dを変更すれ
ば、同様の効果が得られる。
【0022】ところで、上述のようにして定数Iを小さ
くすると、それまでに積分された値を放出するのに時間
がかかり、オーバーシュートやアンダーシュートが大き
くなることがある。そこで、このような不都合を解消す
るための構成を、第3実施例として説明する。
【0023】図4は、第3実施例で、上記第1発明の別
の変形例を示すものである。この実施例においては、図
1に示した構成に、さらに、I項出力操作部12を付加
している。そして、上述したように、P項およびI項操
作判断部10によって上記操作を行うとき、つまり、定
速走行時において定数P,Iを小さくなるように設定操
作を行うとき、I項5の出力値IOUT を、次のように変
更するのである。
【0024】 Iout =Iout −αerr ×K3 ……(3) とする。ここで、K3 は可変定数であり、0〜1000
%の範囲で任意に設定可能である。また、αerr は実車
速Vact の加速度と指令車速Vtab の加速度との差、つ
まり、αact −αtab である。
【0025】そして、上記定数Iを小さくするとき、実
加速度αact と指令加速度αtab とを比較し、αact
αtab ならば、I項5の出力を小さくし、αact <α
tab ならば、I項5の出力を大きくすることにより、オ
ーバーシュートやアンダーシュートを小さく抑制するこ
とができ、車速追従性がより向上する。
【0026】なお、この実施例においても、制御系2
を、図3に示すように、P項4、I項5、D項(微分
器)11によって構成してもよい。
【0027】上述の第1〜第3実施例は、指令車速V
tab とシャシダイナモメータ1における車両6の実車速
act との偏差Verr を車速制御系2に入力し、スロッ
トルサーボ系の開度3をフィードバック制御する車両自
動運転装置の制御方法であったが、シャシダイナモメー
タ1は、車両の実車走行シミュレート運転による走行試
験のみならず、エンジンの性能試験にも用いることがで
きる。したがって、この発明は、指令エンジン回転数と
エンジンダイナモメータにおけるエンジンの実際の回転
数との偏差をエンジン回転数制御系に入力し、スロット
ルサーボ系の開度をフィードバック制御する車両自動運
転装置の制御方法にも適用することができる。以下、こ
れを第2発明として説明する。
【0028】図5は、第4実施例(第2発明)を示し、
この図5において、13はエンジン回転数制御系で、P
項4およびI項5よりなる。なお、他の構成は、上記図
1に示したものと同様であるので、その説明は省略す
る。
【0029】そして、この実施例においては、指令エン
ジン回転数Ntab とエンジン6の実際の回転数(実エン
ジン回転数)Nact とをP項およびI項操作判断部10
に入力し、 指令エンジン回転数Ntab がほぼ一定、より具体的
には、指令エンジン回転数Ntab の変化率が零または零
に近い値になったこと、および、 実エンジン回転数Nact が指令エンジン回転数N
tab に十分に近づいてそれらの差(回転数偏差)Nerr
が所定の値以下になったこと、の両方の条件が満たされ
たとき、エンジン回転数制御系13におけるP項4およ
びI項5のそれぞれの制御定数P,Iを小さくするよう
にしている。
【0030】この実施例の動作は、前記図1に示した実
施例の動作と同様であるので、その詳細な説明は省略す
る。
【0031】そして、この第2発明においても、前記図
3に示すようにD項を設けたり、また、図4に示すよう
に、I項出力操作部11を設けてもよい。特に、図4に
示すように、I項出力操作部11を設けて場合、実エン
ジン回転数Nact の変化率と指令エンジン回転数Ntab
の変化率とを比較し、前者が後者より大きいときはI項
の出力を小さくし、また、前者が後者より小さいときは
I項の出力を大きくするのである。
【0032】上述の第1〜第4実施例は、いずれも車両
自動運転装置の制御方法であったが、この発明は、これ
に限られるものではなく、指令ダイナモ回転数(または
指令エンジン回転数)とエンジンダイナモメータにおけ
る実際のダイナモ回転数(実際のエンジン回転数)との
偏差をダイナモ回転数制御系に入力し、スロットルサー
ボ系の開度をフィードバック制御するエンジン自動運転
装置の制御方法にも適用することができる。以下、これ
を第3発明および第4発明として説明する。
【0033】図6は、第5実施例を示し、特に、第3発
明に係るエンジン自動運転装置の制御方法を説明するた
めの図で、この図6において、14はエンジンダイナモ
メータ、15はダイナモ回転数制御系で、P項4および
I項5よりなる。また、16はP項およびI項操作判断
部である。
【0034】そして、この実施例においては、指令ダイ
ナモ回転数Dtab とエンジンダイナモメータ14の実際
の回転数(実ダイナモ回転数)Dact とをP項およびI
項操作判断部16に入力し、 指令ダイナモ回転数Dtab がほぼ一定、より具体的
には、指令ダイナモ回転数Dtab の変化率が零または零
に近い値になったこと、および、 実ダイナモ回転数Dact が指令ダイナモ回転数D
tab に十分に近づいてそれらの差(回転数偏差)Derr
が所定の値以下になったこと、の両方の条件が満たされ
たとき、ダイナモ回転数制御系15におけるP項4およ
びI項5のそれぞれの制御定数P,Iを小さくするよう
にしている。他の構成については、前記図1における構
成と変わるところはない。
【0035】この実施例の動作は、前記図1に示した実
施例の動作と同様であるので、その詳細な説明は省略す
る。
【0036】そして、この第3発明においても、前記図
3に示すようにD項を設けたり、また、図4に示すよう
に、I項出力操作部11を設けてもよい。特に、図4に
示すように、I項出力操作部11を設けて場合、実ダイ
ナモ回転数Dact の変化率と指令ダイナモ回転数Dtab
の変化率とを比較し、前者が後者より大きいときはI項
の出力を小さくし、また、前者が後者より小さいときは
I項の出力を大きくするのである。
【0037】そして、図7は、第6実施例を示し、特
に、第4発明に係るエンジン自動運転装置の制御方法を
説明するための図で、この図7に示される構成は、図6
に示された構成とほぼ同じで、P項およびI項操作判断
部16に、指令エンジン回転数Ntab とエンジン6の実
際の回転数(実エンジン回転数)Nact とを入力するよ
うにした点が異なるだけである。
【0038】そして、この実施例においては、指令エン
ジン回転数Ntab とエンジン6の実際の回転数(実エン
ジン回転数)Nact とをP項およびI項操作判断部16
に入力し、 指令エンジン回転数Ntab がほぼ一定、より具体的
には、指令エンジン回転数Ntab の変化率が零または零
に近い値になったこと、および、 実エンジン回転数Nact が指令エンジン回転数N
tab に十分に近づいてそれらの差(回転数偏差)Nerr
が所定の値以下になったこと、の両方の条件が満たされ
たとき、エンジン回転数制御系13におけるP項4およ
びI項5のそれぞれの制御定数P,Iを小さくするよう
にしている。
【0039】この実施例の動作は、前記図1に示した実
施例の動作と同様であるので、その詳細な説明は省略す
る。
【0040】そして、この第4発明においても、前記図
3に示すようにD項を設けたり、また、図4に示すよう
に、I項出力操作部11を設けてもよい。特に、図4に
示すように、I項出力操作部11を設けて場合、実エン
ジン回転数Nact の変化率と指令エンジン回転数Ntab
の変化率とを比較し、前者が後者より大きいときはI項
の出力を小さくし、また、前者が後者より小さいときは
I項の出力を大きくするのである。
【0041】
【発明の効果】この発明は、以上のような形態で実施さ
れ、以下のような効果を奏する。
【0042】第1発明および第3発明によれば、定速走
行時において、P,I制御系における制御定数P,Iの
値が小さく設定されるので、アクセルペダルの動きが小
さくなり、安定性が向上する。
【0043】そして、第1発明において、実加速度と指
令加速度とを比較し、前者が後者より大きいときはI項
の出力を小さくし、前者が後者より小さいときはI項の
出力を大きくするようにしてもよく、このようにした場
合、オーバーシュートまたはアンダーシュートを小さく
することができ、車速追従性がより向上する。
【0044】また、第3発明において、実ダイナモ回転
数変化率と指令ダイナモ回転数変化率とを比較し、前者
が後者より大きいときはI項の出力を小さくし、前者が
後者より小さいときはI項の出力を大きくするようにし
てもよく、このようにした場合、オーバーシュートまた
はアンダーシュートを小さくすることができ、車速追従
性がより向上する。
【0045】第2発明および第4発明によれば、エンジ
ンまたはエンジンダイナモの一定回転時において、P,
I制御系における制御定数P,Iの値が小さく設定され
るので、アクセルペダルの動きが小さくなり、安定性が
向上する。
【0046】そして、第2発明において、実エンジン回
転数の変化率と指令エンジン回転数の変化率とを比較
し、前者が後者より大きいときはI項の出力を小さく
し、また、前者が後者より小さいときはI項の出力を大
きくするようにしてもよく、このようにした場合、オー
バーシュートまたはアンダーシュートを小さくすること
ができ、エンジン回転数の追従性がより向上する。
【0047】また、第4発明において、実ダイナモ回転
数変化率と指令ダイナモ回転数変化率とを比較し、前者
が後者より大きいときはI項の出力を小さくし、前者が
後者より小さいときはI項の出力を大きくするようにし
てもよく、このようにした場合、オーバーシュートまた
はアンダーシュートを小さくすることができ、ダイナモ
回転数追従性がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例における制御方法を説明するための
図である。
【図3】第2実施例を示すブロック図である。
【図4】第3実施例を示すブロック図である。
【図5】第4実施例を示すブロック図である。
【図6】第5実施例を示すブロック図である。
【図7】第6実施例を示すブロック図である。
【図8】従来技術を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】 1…シャシダイナモメータ、2…速度速制御系、3…ス
ロットルサーボ系、4…P項、5…I項、10…P項お
よびI項操作判断部、12…I項出力操作部、13…エ
ンジン回転数制御系、14…エンジンダイナモメータ、
15…ダイナモ回転数制御系、16…P項およびI項操
作判断部、Vtab …指令車速、Vact …実車速、Verr
…速度偏差、Dtab …指令ダイナモ回転数、Dact …実
ダイナモ回転数、Derr …回転数偏差、Ntab …指令エ
ンジン回転数、Nact …実エンジン回転数、Nerr …回
転数偏差。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指令車速とシャシダイナモメータにおけ
    る車両の実際の速度との偏差を車速制御系に入力し、ス
    ロットルサーボ系の開度をフィードバック制御する車両
    自動運転装置において、前記指令車速が一定でかつ前記
    偏差が所定の値以下になったとき、車速制御系における
    P項およびI項のそれぞれの制御定数を小さくするよう
    にしたことを特徴とする車両自動運転装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 実加速度と指令加速度とを比較し、前者
    が後者より大きいときはI項の出力を小さくし、また、
    前者が後者より小さいときはI項の出力を大きくするよ
    うにしてなる請求項1に記載の車両自動運転装置の制御
    方法。
  3. 【請求項3】 指令エンジン回転数とシャシダイナモメ
    ータにおけるエンジンの実際の回転数との偏差をエンジ
    ン回転数制御系に入力し、スロットルサーボ系の開度を
    フィードバック制御する車両自動運転装置において、前
    記指令エンジン回転数が一定でかつ前記偏差が所定の値
    以下になったとき、エンジン回転数制御系におけるP項
    およびI項のそれぞれの制御定数を小さくするようにし
    たことを特徴とする車両自動運転装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 実エンジン回転数変化率と指令エンジン
    回転数変化率とを比較し、前者が後者より大きいときは
    I項の出力を小さくし、また、前者が後者より小さいと
    きはI項の出力を大きくするようにしてなる請求項3に
    記載の車両自動運転装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 指令ダイナモ回転数とエンジンダイナモ
    メータにおける実際のダイナモ回転数との偏差をダイナ
    モ回転数制御系に入力し、スロットルサーボ系の開度を
    フィードバック制御するエンジン自動運転装置におい
    て、前記指令ダイナモ回転数が一定でかつ前記偏差が所
    定の値以下になったとき、ダイナモ回転数制御系におけ
    るP項およびI項のそれぞれの制御定数を小さくするよ
    うにしたことを特徴とするエンジン自動運転装置の制御
    方法。
  6. 【請求項6】 実ダイナモ回転数変化率と指令ダイナモ
    回転数変化率とを比較し、前者が後者より大きいときは
    I項の出力を小さくし、また、前者が後者より小さいと
    きはI項の出力を大きくするようにしてなる請求項5に
    記載のエンジン自動運転装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 指令エンジン回転数とエンジンダイナモ
    メータにおける実際のエンジン回転数との偏差をエンジ
    ン回転数制御系に入力し、スロットルサーボ系の開度を
    フィードバック制御するエンジン自動運転装置におい
    て、前記指令エンジン回転数が一定でかつ前記偏差が所
    定の値以下になったとき、エンジン回転数制御系におけ
    るP項およびI項のそれぞれの制御定数を小さくするよ
    うにしたことを特徴とするエンジン自動運転装置の制御
    方法。
  8. 【請求項8】 実エンジン回転数変化率と指令エンジン
    回転数変化率とを比較し、前者が後者より大きいときは
    I項の出力を小さくし、また、前者が後者より小さいと
    きはI項の出力を大きくするようにしてなる請求項7に
    記載のエンジン自動運転装置の制御方法。
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