JPH10197356A - 婦人体温計 - Google Patents

婦人体温計

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JPH10197356A
JPH10197356A JP9000773A JP77397A JPH10197356A JP H10197356 A JPH10197356 A JP H10197356A JP 9000773 A JP9000773 A JP 9000773A JP 77397 A JP77397 A JP 77397A JP H10197356 A JPH10197356 A JP H10197356A
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Yoshiaki Yaguchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最も理想的な時刻の体温測定値を記憶する婦人
体温計を提供する。 【解決手段】体温測定部1により体温が測定されると、
測定時刻が記憶更新部3に、測定時刻が優先時刻設定部
2に通知される。優先時刻設定部2では、測定時刻に応
じた優先度を決定し、優先度比較部4に通知する。優先
度比較部4では、記憶部5に記憶されたその日の測定値
の優先度と、優先時刻設定部2から通知された優先度と
を比較し、後者が高ければ記憶更新部3に測定値の更新
許可を与える。記憶更新部3では、測定値と更新許可及
び優先度とを受けると、記憶部5に記憶された測定値及
び優先度を更新する。表示制御部6は、記憶部5に記憶
された測定値のうち、モード1であれば所定優先度以上
の測定値を、モード2であればすべての測定値を表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、婦女子が基礎体温
を測定し、測定された体温値のトレンドから妊娠や避妊
あるいは健康管理などを行うための婦人体温計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】婦女子の基礎体温は周期的に高温相と低
温相の2相性を持っており、妊娠や避妊を行う上で重要
な情報となっている。一般的には、婦人体温計で測定し
た基礎体温を毎日記録してトレンドグラフを作成した上
で、基礎体温法やオギノ式といった計算式に基づいて可
妊期と避妊期とを見分け、妊娠や避妊、健康管理等を行
うことになる。これらの作業を簡便化するために、現在
では、特公平2−63014号に開示されているよう
な、基礎体温を自動的に記録して表示する婦人体温計が
ある。また、特公平1−14524号に開示されている
ように、基礎体温の記録時間に制限を設けて、より厳密
に基礎体温を測定できるものも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の婦人体温計では、基礎体温の記録や表示が
自動に行え、基礎体温の記録時間に制限を設けてより厳
密な基礎体温を測定することができるものの、記録時間
の制限から少しでも外れた時間に測定された体温は記録
されない。このため、後で測定値の確認が全くとれない
という欠点があった。
【0004】また、制限された記録時間内に測定された
値であれば最後に測定された体温が測定値として記録さ
れるため、例えば体温を何度も計りなおした場合など、
最も基礎体温として用いるのに相応しい測定値が必ずし
も相応しくない測定値により上書きされてしまう場合が
ある。その結果トレンドグラフの精度も下がってしまう
ことになる。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、測定値の記録自体には特に時間の制限を設けず、測
定時刻に応じた優先度を測定値に持たせて1日のうち最
も優先度の高い測定値を記録しておき、所定値以上の優
先度を持つ測定値を基礎体温とみなすことにより測定値
の精度を高めるとともに、基礎体温とみなすことのでき
ない測定値をも記録することで、その測定値を後で確認
できる婦人体温計を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の婦人体温計はつぎのような構成からなる。体
温を測定する体温測定部と、前記体温測定部により体温
が測定された際に、測定時刻に対応した優先度を設定す
る優先度設定部と、前記体温測定部による測定値と、そ
の測定時刻に対応して設定された優先度とを記憶する記
憶部と、所定期間内に測定された測定値のうち、最も優
先度の高い測定値をその優先度とともに前記記憶部に記
憶させる記憶更新部と、前記記憶部により記憶されてい
る測定値を、該測定値に対応する優先度に基づいて表示
する表示部とを備える。
【0007】また好ましくは、第1または第2の表示モ
ードを設定するモード設定手段を更に備え、前記表示部
は、第1の表示モードにおいては、前記記憶部に記憶さ
れている測定値のうち、対応する優先度が所定優先度以
上の測定値を表示し、第2の表示モードにおいては、前
記記憶部に記憶されている測定値をすべて表示する。
【0008】また、好ましくは、優先時刻を設定する優
先時刻設定手段を更に備え、前記優先度設定手段は、前
記優先時刻設定手段により設定された時刻を含む所定時
間内の優先度を、前記所定優先度以上でかつ時間の経過
に対して単調減少となるように設定し、その他の時刻の
優先度を前記所定優先度よりも小さい値に設定する。
【0009】また好ましくは、前記記憶部に記憶された
測定値に基づいて各種予想値を算出する算出部を更に備
え、前記算出部は、前記所定優先度以上の優先度を有す
る測定値に基づいて前記予想値を算出する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を適用した婦人用電子体温
計を図面を参照して説明する。 <装置の構成>図3は本実施の形態の婦人体温計本体の
外観図であり、図3(a)は体温計本体の蓋31を12
0度程度開いた上面図、(b)は蓋を閉じた状態の側面
図である。この体温計本体は、口中に挿入して体温を検
知するための測温部32aを備えたプローブ32と、測
定日時や測定された体温、基礎体温のトレンド等などの
測定値に関する情報や、電池切れなど装置の制御に関す
る情報を表示する表示パネル33と、後述する表示モー
ドや優先時間のほか、体温測定に付随する各種情報を入
力するためのキーパネル34とを備えている。また、図
示しないが、パーソナルコンピュータなどをホストとし
て接続するためのコネクタ等も備える。また、この体温
計は定時測定を促進するために目覚まし機能を有してお
り、別途設定された時刻になると目覚し音を鳴らして利
用者に体温測定を促す。
【0011】図1は図3の体温計による体温測定を制御
するための体温計(婦人体温計)全体の構成を示すブロ
ック図である。
【0012】まず、使用者はこの体温計の使用に先立っ
て優先時刻設定部2により優先時刻を設定しておく。こ
の設定はキーパネル34あるいは接続されたホストから
行うことができる。優先時刻はあとで記録に用いるため
の情報であると同時に、目覚し音を鳴動させる時刻でも
ある。この優先時刻が指定されると体温測定時刻に対応
した優先度の分布が決定する。
【0013】図2は測定時刻と優先度との対応関係を示
す図である。優先時刻taを中心として、その2時間前
の時刻t2の優先度Paが最も高く、それから時間の経
過に従って単調減少的に優先度が減少して優先時刻ta
の2時間後の時刻t3で優先度Pbとなる。優先時刻t
aの前後2時間を外れた時間帯では、優先度はすべてP
cなる最も低い値をとる。すなわち、時刻t2に測定さ
れた体温は優先度としてPaを有し、時刻t3に測定さ
れた体温は優先度としてPbを有することになる。この
図2の優先度分布は、優先時刻及び測定時刻をパラメー
タとした数式やテーブルとして優先時刻設定部2に記憶
されている。
【0014】さて、使用者がプローブ32の先端の測温
部32aを口中に挿入して体温の測定を開始すると、体
温測定部(体温測定手段)1は、測温部32aから入力
された温度に基づいて所定の手順に従って体温の測定を
開始し、測定を開始したことを優先時刻設定部(優先時
刻設定手段)2に通知する。そして測定が終了すると得
られた測定値を記憶更新部(記憶更新手段)3に通知す
る。このために、体温測定部1は、測温部32aにより
検出される温度データを所定時間おきにサンプリングし
ている。本体温計では、サンプルデータが30℃を越え
てかつ温度上昇率が0.25℃/4秒以上になれば、そ
の時点を起点として体温の測定を開始し、この起点の時
刻を測定時刻として優先時刻設定部2に通知する。測定
を開始すると所定サンプリング周期(例えば2秒)ごと
にプローブ32により検知される温度をサンプリング
し、そのサンプルデータをもとに所定の方法で体温を測
定する。ここでは測定にピークホールド方式を用いる。
ピークホールド方式では、温度を定期的にサンプリング
してそれらサンプリングされた温度のうち最高値を保持
する。サンプルデータの上昇率が所定の値、例えば0.
019℃/16秒以下になった時点で測定を終了し、温
度測定部1は、その時点で得られた最高値を測定値とし
て記憶更新部3に通知する。また、測定に用いるサンプ
ルデータはプローブからの計測値をそのまま用いず、あ
る時点におけるサンプルデータとして、そのデータその
ものとその前後合わせて3つのサンプルデータの算術加
算平均を求め、それをその時点のサンプルデータとして
用いる。こうすることでサンプリングごとのばらつきを
抑えてより正確に測定を行うことができる。
【0015】測定開始の通知を受けた優先時刻設定部2
では、通知を受けた時刻を時計から読み取り、それを測
定時刻として図2の優先度分布パターンから優先度を設
定する。設定された優先度は新優先度として優先度比較
部(優先度比較手段)4に通知される。
【0016】記憶部(記憶手段)5は、測定された体温
とその優先度とを対にして、1日あたり1測定値を所定
日数分、例えば240日分記憶している。優先度比較部
4は、優先度設定部2aから新優先度を受け取ると、そ
れと同日に記録された測定値の優先度(旧優先度)を記
憶部5から読み出し、新優先度と比較する。新優先度の
方が大きいか、あるいはその日初めての測定でその日の
測定値がまだ記憶されていない場合には、新優先度とと
もに更新許可を記憶更新部3に対して通知する。旧優先
度が大きければ、記憶更新部3に対して更新不許可を通
知するか、あるいは何もしない。
【0017】記憶更新部3では、体温測定部1から測定
値を受け取ると、その時点で更新許可を通知されていれ
ば、受け取った測定値とその優先度(新優先度)を対に
して記憶部5に記憶された同日の最新の測定値を更新す
る。
【0018】こうして一回の測定及び記憶を終えると、
表示制御部6により記憶部5から測定値が読み出され、
表示部7に表示される。その際、スイッチ6bを切り替
えて、表示モードをモード1あるいはモード2のいずれ
かに切り替える。スイッチ6bは、キーパネル34によ
り切り替えることができる。モード1が選択されている
場合、記憶部5から読み込まれた測定値及びそれらの優
先度は、表示選択部6aに入力される。表示選択部6a
は、測定値の優先度を固定された表示優先度と比較し、
表示優先度よりも高い優先度を有する測定値を有効な基
礎体温として表示する。表示優先度よりも低い優先度を
有する測定値は、基礎体温としては無効であるとして表
示されない。一方、モード2が選択されてると、優先度
にかかわらずすべての測定値を表示する。
【0019】図8は測定された体温が液晶表示パネル3
3に表示される様子を示す図である。図8(a)はモー
ド2の場合で、優先度が表示優先度よりも低い測定値8
1も無条件に表示している。これと同じデータをモード
1で表示させると、図8(b)のように表示される。こ
の場合測定値81は表示されない。キーパネル34のう
ちの1つのスイッチで、トレンド表示部33aに液晶表
示により測定値が表示されたセグメントのうちの1つの
測定値82にカーソル33dを合わせると、測定年月日
表示部33bに測定年月日が、体温値表示部33cに体
温測定値が数値で表示される。
【0020】また、記憶部5に記憶されたデータおよび
体温の測定とともに使用者により入力される種々のデー
タを利用して、次回生理日予測、次回排卵日予測、出産
日予測等の算出処理を行うが、これらの処理を行う際に
も、記憶部5に記憶された測定値の優先度を参照する。
すなわち、体温の測定値を参照する場合、優先度が所定
のしきい値よりも大きい測定値を有効な基礎体温とし、
そうでない測定値は無効な測定値として上記計算には用
いない。有効・無効の判定基準となるしきい値は、表示
優先度と同一の値でも良い。
【0021】以上のようにして、測定された体温を優先
度に応じて記録し、表示する。 <処理の手順>上記の構成は、本実施形態の体温計を機
能別のブロックにより構成したものであるが、汎用的な
プロセッサを用いた構成とすることもできる。その場合
にはプロセッサによりプログラムを実行することで図1
の構成を実現できる。
【0022】図4はプロセッサとしてCPU41を用い
た体温計(婦人体温計)全体の構成を示している。図4
において、時計8は実時間を刻む時計である。表示部7
は液晶パネルなどで、測定された体温や、測定値のトレ
ンド、種々の予測値などを表示する。体温測定部1は、
プローブ32により計測された温度から前述した方法で
平衡温を予測する。入力部44はキーパネル34を含
み、優先時刻や各種の制御情報などを入力する。RAM
42は、1日1回の測定値及びその優先度を240日分
記憶する測定値・優先度記憶部421、設定された優先
時刻を記憶する優先時刻記憶部422、表示モードを記
憶するモード記憶部423を含むほか、作業領域として
使用される。なお記憶部421〜423のためにフラッ
シュメモリを用いれば、電池によるバックアップをする
必要がなくなる。ROM43は、図2に示した優先度パ
ターン431や固定された表示許可優先度433などの
データの他、CPU41により実行されるプログラム4
32を格納する。またこの体温計は、ホストインターフ
ェース45を介して不図示のホスト装置と接続される。
【0023】図5〜図7は、図4のROM43に格納さ
れるプログラムの手順を示す流れ図である。これはま
た、図1の構成におけるデータ処理の手順ということも
できる。
【0024】図5は優先時刻を設定する手順である。入
力部44から優先時刻が入力されると、その値を優先時
刻記憶部422に記憶する(ステップS51)。
【0025】図6は、測定された体温を記録する手順で
ある。体温測定部1により体温の測定が開始されると、
時計8からの時刻と体温測定部1からの体温値を獲得
し、あらかじめ設定されている優先時刻422と優先度
分布パターン431から、測定時刻における優先度を求
める(ステップS61)。次に測定値・優先度記憶部4
11に測定当日において既に測定値が記憶されているか
否か判定する(ステップS62)。まだ同日の測定値が
記録されていないなら、ステップS65に進み、測定さ
れた体温を優先度とともに記憶する。
【0026】既に測定値が記憶されている場合、その記
憶された旧優先度とステップS61で獲得した新優先度
とを比較し(ステップS63)、新優先度の方が高けれ
ば、体温測定部1による測定の終了を待ってその値を読
出し(ステップS64)、その日の測定値として新優先
度とともに測定値・優先度記憶部411に記憶する(ス
テップS65)。新優先度が低ければ、測定値・優先度
記憶部421に記憶しない。
【0027】図7は、記憶された測定値のトレンドを表
示する手順である。通常は、図7は図6の手順の終了後
に直ちに開始される。
【0028】まず、表示するレンジの最初の日の測定値
及びその優先度をRAM42から読み出す(ステップS
71)。次にモードの値を判定し(ステップS72)、
モード1であればステップS71で読出した優先度が表
示許可優先度433以上であるか否か判定する(ステッ
プS73)。表示許可優先度以上であれば、読出した測
定値を有効な基礎体温として図8のように表示する(ス
テップS74)。表示許可優先度に満たなければその測
定値は表示せず無視する。一方、表示モードがモード2
である場合には、無条件にステップS74に進んで測定
値を表示する。
【0029】1日分の測定値の処理が終えたなら、その
翌日の測定値があるか判定し(ステップS75)、あれ
ば表示パネル33の表示レンジ内か判定する(ステップ
S76)。ともに条件を満たしていれば、翌日の測定値
及びその優先度を読出し、ループ処理を繰返す。いずれ
かの条件が満たされなければ、その時点で処理は終了
し、表示が確定する。なお、表示パネル33では、図8
(d)に示すように、基準体温と比較した値を4つのセ
グメントのいずれかに表示する。即ち、基準体温と比べ
て、 基準体温より+0.2℃以上の場合 基準体温と同じ場合 基準体温より−0.2℃まで低い場合 基準体温より−0.2℃以下の場合 の4つの場合に分けて表示する。
【0030】なお、表示レンジ外の測定値は、キーパネ
ル上に配置された移動キーによりレンジを移動すること
で表示できる。
【0031】以上説明したように、本実施の形態におけ
る電子婦人体温計は、体温の測定時刻に応じた優先度を
測定値に持たせて1日のうち最も優先度の高い測定値を
記録する。記録された測定値を用いる際には、所定値以
上の優先度を持つ測定値を有効な基礎体温とみなすこと
により測定値の精度を高めることができる。また、優先
度と合わせて測定値を記録するので、基礎体温とみなす
ことのできない測定値をも記録しておくことができ、そ
の測定値を後で表示させ、確認することができる。 [他の実施の形態]上述の構成では、優先度が表示許可
優先度に満たない場合には無条件で測定値を表示してい
るが、表示許可優先度に満たない、すなわち基礎体温と
しては無効な値であることを示すインジケータとともに
表示する構成もある。この場合には、表示制御部6は、
表示許可優先度に満たない優先度の測定値は、図8
(c)のように、無効な測定値81上に適当なシンボル
(本例では「*」)を表示する。
【0032】また、ホストインターフェース45により
パーソナルコンピュータト接続することもできる。図9
は本実施の形態の体温計本体とパーソナルコンピュータ
とを接続した構成を示す図である。図9(a)の構成に
より、パーソナルコンピュータは、体温計本体から測定
値をリアルタイムに読み出したり、記憶部5に格納され
ている測定値及び優先度を読み出して、それらデータの
解析を行うことができる。また、パーソナルコンピュー
タから、体温計本体に設定すべき優先時刻や体温測定部
1が測定時に用いる校正データなどを体温計に書き込む
ことができる。そのほか、表示許可優先度や優先度パタ
ーンといったROM43に格納されているデータをRA
Mやフラッシュメモリといった書換え可能なデバイスに
記憶するならば、それらの値をホストから書き換えるこ
ともできる。図9(b)は、パーソナルコンピュータを
介して2つの体温計を接続した様子を示している。この
ように接続することで、2つの体温計に格納された測定
値などの、一方から他方への複写や、比較をパーソナル
コンピュータで迅速に行うことができる。
【0033】また、上述の実施の形態では、優先度の分
布パターンとして図2のようなパターンを用いたが、他
のパターンを適用することもできる。図10〜図12
は、優先度分布パターンの例である。図10では、優先
度は時刻0時〜t2及び時刻t3〜24時で最低の優先
度であり、時刻t2でそれを上回る優先度となってそこ
から時間の経過に対して単調に上がってゆき、時刻t3
で最高の優先度になる。従って、優先時刻の前後2時間
の中では最後に測定された体温が有効な測定値として記
録される。
【0034】図11では、時刻tからt2にかけて及び
時刻t3からt4にかけて、最低の優先度から徐々に遷
移する優先度分布パターンがある。こうすることによ
り、表示許可優先度以上の優先度となる時刻に体温を測
定せず、表示許可優先度以下の優先度となる時刻に体温
を測定した場合であっても、基礎体温として有効となる
時間帯により近い時刻に測定された体温を記録として残
すことができる。
【0035】図12では、優先時刻taを最も優先度の
高い時刻とし、それをピークとして前後の時刻t2,t
3にかけて優先度が急峻に降下している。こうすること
で、時刻t2〜t3の間であれば、優先時刻taに最も
近い時刻に測定された体温を記録として残すことができ
る。
【0036】図10〜図12のパターン以外にも、様々
なパターンを適用することができる。このパターンを変
えるだけで、図7に示した手順により、記録としてどの
時刻の測定値を残すかを調整することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る婦人
体温計は、測定値の記録自体には特に時間の制限を設け
ず、測定時刻に応じた優先度を測定値に持たせて1日の
うち最も優先度の高い測定値を記録しておき、所定値以
上の優先度を持つ測定値を基礎体温とみなすことにより
測定値の精度を高めるとともに、基礎体温とみなすこと
のできない測定値をも記録することで、その測定値を後
で確認することができるという効果を奏する。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における体温計の機能ブロック図で
ある。
【図2】測定時刻と優先度との関係を示す図である。
【図3】本実施の形態の婦人体温計本体の外観図であ
る。
【図4】実施の形態における体温計のプロセッサを用い
たブロック図である。
【図5】優先時刻を設定する手順のフローチャートであ
る。
【図6】測定された体温を記録する手順のフローチャー
トである。
【図7】記憶された測定値のトレンドを表示する手順の
フローチャートである。
【図8】測定された体温の表示の様子を示す図である。
【図9】本実施の形態の体温計本体とパーソナルコンピ
ュータとを接続した構成を示す図である。
【図10】測定時刻と優先度との関係を示す図である。
【図11】測定時刻と優先度との関係を示す図である。
【図12】測定時刻と優先度との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 体温測定部 2 優先時刻設定部 3 記憶更新部 4 優先度比較部 5 記憶部 6 表示制御部 7 表示部 8 時計

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体温を測定する体温測定部と、 前記体温測定部により体温が測定された際に、測定時刻
    に対応した優先度を設定する優先度設定部と、 前記体温測定部による測定値と、その測定時刻に対応し
    て設定された優先度とを記憶する記憶部と、 所定期間内に測定された測定値のうち、最も優先度の高
    い測定値をその優先度とともに前記記憶部に記憶させる
    記憶更新部と、 前記記憶部により記憶されている測定値を、該測定値に
    対応する優先度に基づいて表示する表示部とを備えるこ
    とを特徴とする婦人体温計。
  2. 【請求項2】 第1または第2の表示モードを設定する
    モード設定手段を更に備え、前記表示部は、第1の表示
    モードにおいては、前記記憶部に記憶されている測定値
    のうち、対応する優先度が所定優先度以上の測定値を表
    示し、第2の表示モードにおいては、前記記憶部に記憶
    されている測定値をすべて表示することを特徴とする請
    求項1に記載の婦人体温計。
  3. 【請求項3】 優先時刻を設定する優先時刻設定手段を
    更に備え、前記優先度設定部は、前記優先時刻設定部に
    より設定された時刻を含む所定時間内の優先度を、前記
    所定優先度以上でかつ時間の経過に対して単調減少とな
    るように設定し、その他の時刻の優先度を前記所定優先
    度よりも小さい値に設定することを特徴とする請求項2
    に記載の婦人体温計。
  4. 【請求項4】 前記記憶部に記憶された測定値に基づい
    て各種予想値を算出する算出部を更に備え、前記算出部
    は、前記所定優先度以上の優先度を有する測定値に基づ
    いて前記予想値を算出することを特徴とする請求項2又
    は3に記載の婦人体温計。
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