JP3586064B2 - 婦人体温計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、婦女子が基礎体温を測定し、測定された体温値のトレンドから妊娠
や避妊あるいは健康の管理などを行うための婦人体温計に関する。
【0002】
【従来の技術】
婦女子の基礎体温は周期的に高温相と低温相の2相性を持っており、妊娠や避妊を管理する上で重要な情報となっている。一般的には、婦人体温計で測定した基礎体温を毎日記録してトレンドグラフを作成した上で、基礎体温法やオギノ式といった計算式に基づいて可妊期と避妊期とを見分け、妊娠や避妊、健康管理等を行うことになる。これらの作業を簡便化するために、現在では、特公平2−63014号に開示されているような、基礎体温を自動的に記録して表示する婦人体温計がある。また、特公平1−14524号に開示されているように、基礎体温の記録時間に制限を設けて、より厳密に基礎体温を測定できるものも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の婦人体温計では、基礎体温の記録や表示が自動に行え、基礎体温の記録時間に制限を設けてより厳密な基礎体温を測定することができるものの、記録時間の制限から少しでも外れた時間に測定された体温は記録されない。このため、後で測定値の確認が全くとれないという欠点があった。
【0004】
また、制限された記録時間内に測定された値であれば最後に測定された体温が測定値として記録されるため、例えば体温を何度も計りなおした場合など、最も基礎体温として用いるのに相応しい測定値が必ずしも相応しくない測定値により上書きされてしまう場合がある。その結果トレンドグラフの精度も下がってしまうことになる。
【0005】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、測定し損ねた日や正しく測定できなかった場合などに、別の体温計で測定された測定値など、妥当な値を日付を指定して再入力させ、再入力された値を指定日の測定値として登録することができ、それにより、より予定日の予測精度やトレンドグラフの精度を高めた婦人体温計を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の婦人体温計はつぎのような構成からなる。
すなわち、体温を測定する体温測定部と、
体温の測定に付随する各種情報を入力する入力部と、
前記体温測定部による測定値を記憶する記憶部と、
前記記憶部により記憶されている測定値や、前記測定値及び各種情報から算出される排卵予定日,生理予定日,出産予定日等の予定日を表示するとともに、前記入力手段により各種情報が入力されている場合にはどの各種情報が入力されているかを示し各種情報あるいは予定日が表示されている場合にはどの情報あるいは予定日が表示されているかを示す表示バーを、前記各種情報と予定日とで相異なる色で表示されたそれぞれの項目名に対応付けて表示する表示部とを備える。
【0008】
また、好ましくは、前記表示部は、前記各種情報が入力されている場合には各情報に対応する表示バーを点滅表示し、前記各種情報が表示されている場合には静止表示する。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明を適用した婦人用電子体温計を図面を参照して説明する。
<装置の構成>
図3は本実施の形態の婦人体温計本体の外観図であり、図3(a)は体温計本体の蓋31を120度程度開いた上面図、(b)は蓋を閉じた状態の側面図である。この体温計本体は、口中に挿入して体温を検知するための測温部32aを備えたプローブ32と、測定日時や測定された体温、基礎体温のトレンド等などの測定値に関する情報や、電池切れなど装置の制御に関する情報を表示する表示パネル33と、後述する表示モードや優先時間のほか、体温測定に付随する各種情報を入力するためのキーパネル34とを備えている。また、図示しないが、パーソナルコンピュータなどをホストとして接続するためのコネクタ等も備える。また、この体温計は定時測定を促進するために目覚まし機能を有しており、別途設定された時刻になると目覚し音を鳴らして利用者に体温測定を促す。
【0010】
より詳しく説明すると、表示パネル33は、日付や測定された体温、あるいは測定され、記憶された体温のトレンドグラフを表示する他に、排卵予定,生理予定,出産予定といった、基礎体温の測定結果に基づいた推定日付を表示するための予定表示バー33aと、測定された基礎体温あるいはその日付けに付随する各種情報として入力される、生理,発熱,薬飲,おりもの,生理痛,性交の各メモ項目の入力時のプロンプトあるいは設定されていることを表示するためのメモ表示バー33bとが設けられている。なお、図3ではすべての表示バー33a,33bが表示されている様子を示しているが、これらはすべて同時に表示されるわけではなく、対応する項目の表示時や入力時に各表示バーが表示される。
【0011】
また、入力部としてのキーパネル34には、電源キー,メモキー,機能キー,確定キー,体温表示・移動キー(+キー及び−キー),アラームキー,取り消しキーの各種キーが備えられている。また、前述の各表示バーに対応して、各表示バーが何を意味するかを示す項目名が記載されている。これら項目名は、予定表示バー33aとメモ表示バー33bとで色分けされており、一目で区別できるように記されている。これにより、利用者は表示バーとそれに対応する項目名とを対比し、表示内容の意味をただちに知ることができる。なお、蓋31の裏面にはこれら各メモ項目の入力のしかたと、各予定表示のさせ方の説明とが、メモ表示バー33bと予定表示バー33aの項目名と同じ色で記載されている。さらに、この色分けはキーについても適用されており、予定日を表示させる機能キーは表示バー33aの項目名の色と同色であり、メモを入力するメモキーは、表示バー33bの項目名と同色である。
【0012】
図1は図3の体温計による体温測定を制御するための体温計(婦人体温計)全体の構成を示すブロック図である。
【0013】
まず、使用者はこの体温計の使用に先立って優先時刻設定部2により優先時刻を設定しておく。この設定はキーパネル34あるいは接続されたホストから行うことができる。優先時刻はあとで記録に用いるための情報であるとともに、目覚し音を鳴動させる時刻でもある。この優先時刻が指定されると体温測定時刻に対応した優先度の分布が決定する。
【0014】
図2は測定時刻と優先度との対応関係を示す図である。優先時刻taを中心として、その2時間前の時刻t2の優先度Paが最も高く、それから時間の経過に従って単調減少的に優先度が減少して優先時刻taの2時間後の時刻t3で優先度Pbとなる。優先時刻taの前後2時間を外れた時間帯では、優先度はすべてPcなる最も低い値をとる。すなわち、時刻t2に測定された体温は優先度としてPaを有し、時刻t3に測定された体温は優先度としてPbを有することになる。この図2の優先度分布は、優先時刻及び測定時刻をパラメータとした数式やテーブルとして優先時刻設定部2に記憶されている。
【0015】
さて、使用者がプローブ32の先端の測温部32aを口中に挿入して体温の測定を開始すると、体温測定部(体温測定手段)1は、測温部32aから入力された温度に基づいて所定の手順に従って体温の測定を開始し、測定を開始したことを優先時刻設定部(優先時刻設定手段)2に通知する。そして測定が終了すると得られた測定値を記憶更新部(記憶更新手段)3に通知する。このために、体温測定部1は、測温部32aにより検出される温度データを所定時間おきにサンプリングしている。本体温計では、サンプルデータが30℃を越えてかつ温度上昇率が0.25℃/4秒以上になれば、その時点を起点として体温の測定を開始し、この起点の時刻を測定時刻として優先時刻設定部2に通知する。
【0016】
測定を開始すると所定サンプリング周期(例えば2秒)ごとにプローブ32により検知される温度をサンプリングし、そのサンプルデータをもとに所定の方法で体温を測定する。ここでは測定にピークホールド方式を用いる。ピークホールド方式では、温度を定期的にサンプリングしてそれらサンプリングされた温度のうち最高値を保持する。サンプルデータの上昇率が所定の値、例えば0.019℃/16秒以下になった時点で測定を終了し、温度測定部1は、その時点で得られた最高値を測定値として記憶更新部3に通知する。また、測定に用いるサンプルデータはプローブからの計測値をそのまま用いず、ある時点におけるサンプルデータとして、そのデータそのものとその前後合わせて3つのサンプルデータの算術加算平均を求め、それをその時点のサンプルデータとして用いる。こうすることでサンプリングごとのばらつきを抑えてより正確に測定を行うことができる。
【0017】
測定開始の通知を受けた優先時刻設定部2では、通知を受けた時刻を時計から読み取り、それを測定時刻として図2の優先度分布パターンから優先度を設定する。設定された優先度は新優先度として優先度比較部(優先度比較手段)4に通知される。
【0018】
記憶部(記憶手段)5は、測定された体温とその優先度とを対にして、1日あたり1測定値を所定日数分、例えば240日分記憶している。優先度比較部4は、優先度設定部2aから新優先度を受け取ると、それと同日に記録された測定値の優先度(旧優先度)を記憶部5から読み出し、新優先度と比較する。新優先度の方が大きいか、あるいはその日初めての測定でその日の測定値がまだ記憶されていない場合には、新優先度とともに更新許可を記憶更新部3に対して通知する。旧優先度が大きければ、記憶更新部3に対して更新不許可を通知するか、あるいは何もしない。
【0019】
記憶更新部3では、体温測定部1から測定値を受け取ると、その時点で更新許可を通知されていれば、受け取った測定値とその優先度(新優先度)を対にして記憶部5に記憶された同日の最新の測定値を更新する。
【0020】
こうして一回の測定及び記憶を終えると、表示制御部6により記憶部5から測定値が読み出され、表示部7に表示される。その際、スイッチ6bを切り替えて、表示モードをモード1あるいはモード2のいずれかに切り替える。スイッチ6bは、入力部44としてのキーパネル34により切り替えることができる。モード1が選択されている場合、記憶部5から読み込まれた測定値及びそれらの優先度は、表示選択部6aに入力される。表示選択部6aは、測定値の優先度を固定された表示優先度と比較し、表示優先度よりも高い優先度を有する測定値を有効な基礎体温として表示する。表示優先度よりも低い優先度を有する測定値は、基礎体温としては無効であるとして表示されない。一方、モード2が選択されてると、優先度にかかわらずすべての測定値を表示する。
<測定値の再入力>
基礎体温の通常の測定及び表示は上述の手順で行われる。しかしながら、必ずしも毎日測定できるとは限らないし、また発熱などで正確な基礎体温を測定できない日も有り得る。そこで発明に係る婦人体温計は、仮の基礎体温の記憶および再入力を行なうことができるように構成されている。
【0021】
基礎体温が測定されなかった場合、仮の基礎体温36.5℃が自動的に記憶される。その後、体温表示・移動キーにより、基礎体温として妥当な値を変更入力することができる。また、仮の基礎体温だけでなく、一旦測定された値についても、その後、体温表示・移動キーにより、基礎体温として妥当な値を変更入力することができる。
【0022】
このように過去に遡って測定値の再入力を行なう場合には、利用者は再入力部(再入力手段)9から、再入力を行なう日付を指定し、その日付のデータとして例えば従前のアナログ体温計で測定されている測定値を入力する。再入力できる所定の条件としては、つぎのようなものがある。
▲1▼指定日が所定期間以内、例えば過去1ヶ月以内であること
▲2▼体温の未測定期間が所定期間以上連続する場合、例えば9日間以上続いた場合、その期間は再入力できない
▲3▼指定日が所定期間以降、例えば最初の測定日以降であること
これら所定の条件を満たした指定日について、再入力ができる。再入力された値は、優先時刻に測定された測定値と同様に扱われる。また、再入力は上記条件に沿うものであれば繰り返し行なうことができ、最後に入力された値で前の値を上書きする。
【0023】
記憶部5に記憶されたデータおよび体温の測定とともに使用者により入力される種々のデータを利用して、次回生理日予測、次回排卵日予測、出産日予測等の算出処理を行うが、これらの処理を行う際にも、記憶部5に記憶された測定値の優先度を参照する。すなわち、体温の測定値を参照する場合、優先度が所定のしきい値よりも大きい測定値を有効な基礎体温とし、そうでない測定値は無効な測定値として上記計算には用いない。再入力された測定値は、このしきい値よりも高い優先度を持つ値として扱われる。なお、有効・無効の判定基準となるしきい値は、表示優先度と同一の値でも良い。
【0024】
以上のようにして、測定された体温を優先度に応じて記録し、表示する。
<処理の手順>
上記の構成は、本実施形態の体温計を機能別のブロックにより構成したものであるが、汎用的なプロセッサを用いた構成とすることもできる。その場合にはプロセッサによりプログラムを実行することで図1の構成を実現できる。
【0025】
図4はプロセッサとしてCPU41を用いた体温計(婦人体温計)全体の構成を示している。図4において、時計8は実時間を刻む時計である。表示部7は液晶パネルなどで、測定された体温や、測定値のトレンド、種々の予測値などを表示する。体温測定部1は、プローブ32により計測された温度から前述した方法で平衡温を予測するようにすることができる。入力部44はキーパネル34を含み、優先時刻や各種の制御情報などを入力する。RAM42は、1日1回の測定値及びその優先度,各メモ項目の設定値を240日分記憶する測定値・優先度記憶部421、設定された優先時刻を記憶する優先時刻記憶部422、表示モードを記憶するモード記憶部423を含むほか、作業領域として使用される。なお記憶部421〜423のために不揮発メモリを用いれば、電池によるバックアップをする必要がなくなる。ROM43は、図2に示した優先度パターン431や固定された表示許可優先度433などのデータの他、CPU41により実行されるプログラム432を格納する。またこの体温計は、ホストインターフェース45を介して不図示のホスト装置と接続される。
【0026】
図5は、上述した測定や再入力をはじめとする、本婦人体温計による各種機能を遂行するための機能モードの遷移を示す状態遷移図である。既に概略を説明した項目も、説明していない項目も含めて、各モードを説明する。
▲1▼測定モード
電源を投入したときや、取り消しキーによりリセットされたときは測定モードに入る。この測定モードでは、初期状態で時計8により示される現在日の測定値を表示するが、入力部44としてのキーパネル34を構成する体温表示・移動キーの+キーあるいは−キーの操作により、表示される日付は1日ずつ進められ、あるいは1日ずつ戻される。このようにして日付が指定されると、その日の測定値とともに、その日のデータとして設定されたメモ項目に対応するメモ表示バー33bが表示される。また、この測定モードでは測温部32aからの測定値を監視しており、測定開始条件がみたされれば体温測定を開始する。
▲2▼再入力モード
測定モードにおいて体温表示・移動キーの+キーと−キーが同時に押されると、表示されていた日の測定値を入力しなおす再入力モードに遷移する。再入力モードではその日の測定値を表示する。測定されていない日については、デフォルト値として36.5℃を表示する。この状態から、体温表示・移動キーの+キーあるいは−キーにより0.01℃刻みに表示されている測定値を変更し、所望の値に変更し終えたなら、入力部44としてのキーパネル34を構成する確定キーによりその値を測定値として設定する。それと共に測定モードに戻る。
▲3▼現在時刻設定モード
測定モードにおいて、入力部44としてのキーパネル34を構成するアラームキーと機能キーが同時に押されると、現在時刻設定モードに遷移する。このモードに入ると、現在日時を表示し、最初に設定する項目として現在の年を点滅表示する。点滅している状態の項目について体温表示・移動キーの+キーあるいは−キーにより値を1ずつ変更し、所望の値で確定キーが押されると、次の項目の設定に移行する。設定されるのは、年,月,日,時,分の順に5項目で、最後の分について確定されると、すなわち5回目の確定キーが押されると、測定モードに戻る。
▲4▼優先時刻設定モード
測定モードにおいて、入力部44としてのキーパネル34を構成するアラームキーとメモキーが同時に押されると、優先時刻設定モードに遷移する。このモードに入ると、現在設定されている優先時刻を表示し、最初に設定される項目として何時かを示す値を点滅表示する。点滅している項目について体温表示・移動キーの+キーあるいは−キーにより値を1ずつ変更する。所望の値で確定キーが押されると、次の項目に移行する。設定されるのは、時,分の順に2項目で、最後の分について確定されると、すなわち2回目の確定キーが押されると、測定モードに戻る。
▲5▼メモモード
測定モードにおいて、入力部44としてのキーパネル34を構成するメモキーが押されると、メモモードに遷移する。このモードに入ると、測定モードで設定された日付について6項目のメモが入力できる。メモキーが押されるごとに設定する項目が順次移行する。その際、現在設定対象となっている項目に対応するメモ表示バー33bを点滅表示する。操作者はその点滅表示を見て、設定される項目を知ることができる。各項目において確定キーが押されると、そのメモ項目が設定されたことを記憶し、その項目に対応するメモ表示バー33bを表示して測定モードに戻る。また、どの項目も確定されず、6回目のメモキーが押された場合にも測定モードに戻る。
【0027】
このようにして設定されたメモ項目は、測定モードにおいて指定された日付ごとに読み出され、設定されている項目に対応するメモ表示バー33bが表示される。
(6)推定日表示モード測定モードにおいて、入力部44としてのキーパネル34を構成する機能キーが押されると、推定日表示モードに遷移する。このモードに入ると、記憶された体温測定値から、まず次回排卵日を推定してそれを表示する。このモードで表示される項目は全部で3項目あり、機能キーが押されるごと表示される項目が次回生理日,出産予定日と移行し、3回目の機能キーで測定モードに戻る
(7)音量設定モード測定モードにおいて、入力部44としてのキーパネル34を構成するアラームキーが押されると、音量設定モードに遷移する。このモードでは、体温表示・移動キーの+キーあるいは−キーによりブザーの音量を所望の大きさに設定できる。
【0028】
本実施形態の婦人体温計のモードは以上の7モードである。なお、各モードにおいて取り消しキーが押されると測定モードに戻る。また、測定モード以外の各モードにおいては、キー入力がないまま経過する時間を測定しており、所定時間経過すると取り消しキーが押された場合と同じ状態に戻る。測定モードにおいて同様に所定時間が経過すると、自動的に電源が落とされる。また、測定モードから各モードに遷移するためのキー入力は、誤入力を防止するために、所定時間押し続けられた場合に入力されたものとみなされる。
測定日、メモ及び推定日モードにおける表示処理>
図6〜図9は、図4のROM43に格納されるプログラムの手順のうち、測定モードにおける表示およびメモモードにおけるメモの設定および推定日モードにおける推定日の表示に係る手順を示す流れ図である。これはまた、図1の構成におけるデータ処理の手順ということもできる。
【0029】
図6は、測定モードにおける測定値表示処理の手順及び各ステップにおける表示内容を示すフローチャートである。入力部44から体温表示・移動キーの+キーあるいは−キーにより測定日が指定されると、指定された日の測定値及び設定されたメモ項目が表示される。1日ごとのデータには、測定された基礎体温(数値データ)とメモ項目(2値フラグ)とを含んでおり、それを読み出して表示する。メモ項目は、対応するフラグが設定されていれば表示、いなければ不表示である。なお、図5における各モードは、それを記憶するための変数をメモリに確保し、その値に応じてどのモードであるか設定・判断されるものとする。また、表示内容としては、日付とその日の測定値の他、高温期・低温期の判断の目安となる測定値の推移を示すトレンドグラフが、現在日から遡って12日分について4段階でドットで表示される。
【0030】
図6において、まず、測定モードの状態で、表示D60のように現在日の測定値が表示されているとする。この日は、測定された基礎体温が37.06℃で、特にメモされた項目はない。この状態で、体温表示・移動キーのうち、+キーあるいは−キーのいずれかが押されると、日付が1日ずつ移動し、指定日の測定データを読み出す(ステップS61)。読み出されたデータは、その日付とともに表示される(ステップS62)。表示D62は、表示D60に対して2日前の測定値を表示した例である。この日の測定値は37.05℃であり、メモ項目として発熱が設定されていることがわかる。
【0031】
図7(A)は、測定モードにおいてメモキーを押した際の手順である。メモキーが押されると、第1番目のメモ項目である「生理」を選択して、その表示バーを表示D71のように点滅表示する(ステップS71)。この後、メモモードに遷移し、キー入力を待つ。
【0032】
図7(B)は、メモモードにおいてメモキーが押された場合の処理手順である。メモキーが押されると、その時点で選択されているメモ項目が最後の項目であるか判定する。図3の例では、選択されているのが項目「性交」であるか判定し(ステップS72)、そうでないなら次の項目を選択してその項目に対応する表示バーを、表示D73のように点滅表示する(ステップS73)。例えば、メモモードに入った直後であれば、選択されているのは項目「生理」であるので、メモキーが押されることで、選択される項目は「発熱」に変わることになる。一方、ステップS72で最後の項目が選択されていると判定された場合には、メモモードを抜けて測定モードに戻る。
【0033】
図8(A)は、メモモードにおいて確定キーが押された場合の処理手順である。確定キーが押されると、指定されている日付について、選択されているメモ項目を設定する。具体的には、前述の通り、1日分のデータには、基礎体温(数値データ)と各メモ項目(2値のフラグ)が含まれており、確定キーによって、選択されているメモ項目に対応するフラグをセットすることになる。セットされると、測定モードに戻るが、その際には設定された項目は、表示D81のように対応する表示バーが表示されて設定されてことを示す。
【0034】
図8(B)は、メモモードにおいて取り消しキーが押された場合の処理手順である。取り消しキーが押されると、指定されている日付について、選択されているメモ項目の設定を解除する。具体的には、前述の通り、1日分のデータには、基礎体温(数値データ)と各メモ項目(2値のフラグ)が含まれており、取り消しキーによって、選択されているメモ項目に対応するフラグをリセットすることになる。リセットされると測定モードに戻るが、その際には設定が解除された項目は、表示D82のように対応する表示バーが消されて設定が解除されてことを示す。
【0035】
このような手順で、指定した日について、メモ項目を設定あるいは解除することができ、また、指定日について、測定値とともにメモされた項目を表示することができる。
【0036】
図9は、予定日を表示するための手順を示す図である。図9(A)は、測定モードにおいて機能キーが押された場合の処理である。このときには、第1番目の推定日を、記憶部5に記憶された過去の測定値から所定の手順で予測して、それをしめすために、表示D91のように、日付とその日付の意味を示す推定日表示バーと表示する(ステップS91)。この例では最初の予定日は次回排卵日である。
【0037】
推定日表示モードにおいて機能キーが押されると、まず最後の推定日が選択されているかを判定する(ステップS92)。本例では、最後の推定日とは出産予定日である。もしそうでなければ、選択されている推定日の次の推定日を、それに対応する表示バーと共に、表示D93のように推定日と表示された日付の意味を」示す表示バーとを表示する。本例では、最初の推定日が次回排卵日であると、次の推定日は次回生理日となる。
、本実施の形態における電子婦人体温計は、体温の測定時刻に応じた優先度を測定値に持たせて1日のうち最も優先度の高い測定値を記録する。記録された測定値を用いる際には、所定値以上の優先度を持つ測定値を有効な基礎体温とみなすことにより測定値の精度を高めることができる。また、優先度と合わせて測定値を記録するので、基礎体温とみなすことのできない測定値をも記録しておくことができ、その測定値を後で表示させ、確認することができる。
【0038】
さらに、メモ項目及び推定日について、入力しようとしているメモ項目が何であるかや、指定日に設定されたメモ項目が何であるかや、あるいは、過去の基礎体温データの蓄積から推定される推定日とその意味する内容とを、表示バーによって見易く、しかも簡潔に表示することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る婦人体温計は、どの項目が入力されているか、あるいは表示されているかを示す表示バーを、各種情報と推定日とが色分けされた各項目名と対応する位置に表示することで、各項目の確認,入力が極めて容易となる。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における体温計の機能ブロック図である。
【図2】測定時刻と優先度との関係を示す図である。
【図3】本実施の形態の婦人体温計本体の外観図である。
【図4】実施の形態における体温計のプロセッサを用いたブロック図である。
【図5】モードの遷移を表す状態遷移図である。
【図6】日付を指定して測定値及びメモ項目を表示させる手順のフローチャートである。
【図7】メモ項目を設定・削除する手順のフローチャートである。
【図8】メモ項目を設定・削除する手順のフローチャートである。
【図9】予定日を表示する手順のフローチャートである。
【符号の説明】
1 体温測定部
2 優先時刻設定部
3 記憶更新部
4 優先度比較部
5 記憶部
6 表示制御部
7 表示部
8 時計
9 再入力部
33a 予定日表示バー
33b メモ項目表示バー

Claims (2)

  1. 体温を測定する体温測定部と、
    体温の測定に付随する各種情報を入力する入力部と、
    前記体温測定部による測定値を記憶する記憶部と、
    前記記憶部により記憶されている測定値や、前記測定値及び各種情報から算出される排卵予定日,生理予定日,出産予定日等の予定日を表示するとともに、前記入力手段により各種情報が入力されている場合にはどの各種情報が入力されているかを示し各種情報あるいは予定日が表示されている場合にはどの情報あるいは予定日が表示されているかを示す表示バーを、前記各種情報と予定日とで相異なる色で表示されたそれぞれの項目名に対応付けて表示する表示部と
    を備えることを特徴とする婦人体温計。
  2. 前記表示部は、前記各種情報が入力されている場合には各情報に対応する表示バーを点滅表示し、前記各種情報が表示されている場合には静止表示することを特徴とする請求項1に記載の婦人体温計。
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