JPH10281892A - 婦人体温計 - Google Patents

婦人体温計

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JPH10281892A
JPH10281892A JP9094161A JP9416197A JPH10281892A JP H10281892 A JPH10281892 A JP H10281892A JP 9094161 A JP9094161 A JP 9094161A JP 9416197 A JP9416197 A JP 9416197A JP H10281892 A JPH10281892 A JP H10281892A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示の視認や入力を容易にする。 【解決手段】各予定日に対する表示バー33aと、各メ
モ項目に対する表示バー33bとが表示パネル33に備
えられている。各予定日を表示する際には、その予定日
とともに、それが何の日付であるかを示す表示バーが表
示される。また、各メモ項目の入力時には、入力してい
る項目が何であるかを示すために、選択されている項目
の表示バーが点滅表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、婦女子が基礎体温
を測定し、測定された体温値のトレンドから妊娠や避妊
あるいは健康の管理などを行うための婦人体温計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】婦女子の基礎体温は周期的に高温相と低
温相の2相性を持っており、妊娠や避妊を管理する上で
重要な情報となっている。一般的には、婦人体温計で測
定した基礎体温を毎日記録してトレンドグラフを作成し
た上で、基礎体温法やオギノ式といった計算式に基づい
て可妊期と避妊期とを見分け、妊娠や避妊、健康管理等
を行うことになる。これらの作業を簡便化するために、
現在では、特公平2−63014号に開示されているよ
うな、基礎体温を自動的に記録して表示する婦人体温計
がある。また、特公平1−14524号に開示されてい
るように、基礎体温の記録時間に制限を設けて、より厳
密に基礎体温を測定できるものも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の婦人体温計では、基礎体温の記録や表示が
自動に行え、基礎体温の記録時間に制限を設けてより厳
密な基礎体温を測定することができるものの、記録時間
の制限から少しでも外れた時間に測定された体温は記録
されない。このため、後で測定値の確認が全くとれない
という欠点があった。
【0004】また、制限された記録時間内に測定された
値であれば最後に測定された体温が測定値として記録さ
れるため、例えば体温を何度も計りなおした場合など、
最も基礎体温として用いるのに相応しい測定値が必ずし
も相応しくない測定値により上書きされてしまう場合が
ある。その結果トレンドグラフの精度も下がってしまう
ことになる。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、測定し損ねた日や正しく測定できなかった場合など
に、別の体温計で測定された測定値など、妥当な値を日
付を指定して再入力させ、再入力された値を指定日の測
定値として登録することができ、それにより、より予定
日の予測精度やトレンドグラフの精度を高めた婦人体温
計を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の婦人体温計はつぎのような構成からなる。す
なわち、体温を測定する体温測定部と、体温の測定に付
随する各種情報を入力する入力部と、前記体温測定部に
よる測定値を記憶する記憶部と、前記記憶部により記憶
されている測定値や、前記測定値及び各種情報から算出
される排卵予定日,生理予定日,出産予定日等の予定日
を表示するとともに、前記入力手段によりどの各種情報
が入力されているか、またはどの情報あるいは予定日が
表示されているかを示す表示バーを表示する表示部とを
備える。
【0007】また、好ましくは、前記表示バーは、前記
各種情報及び予定日のそれぞれに対応して設けられてい
る。
【0008】また、好ましくは、前記表示部は、前記各
種情報が入力されている場合には各情報に対応する表示
バーを点滅表示し、前記各種情報が表示されている場合
には静止表示する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を適用した婦人用電子体温
計を図面を参照して説明する。 <装置の構成>図3は本実施の形態の婦人体温計本体の
外観図であり、図3(a)は体温計本体の蓋31を12
0度程度開いた上面図、(b)は蓋を閉じた状態の側面
図である。この体温計本体は、口中に挿入して体温を検
知するための測温部32aを備えたプローブ32と、測
定日時や測定された体温、基礎体温のトレンド等などの
測定値に関する情報や、電池切れなど装置の制御に関す
る情報を表示する表示パネル33と、後述する表示モー
ドや優先時間のほか、体温測定に付随する各種情報を入
力するためのキーパネル34とを備えている。また、図
示しないが、パーソナルコンピュータなどをホストとし
て接続するためのコネクタ等も備える。また、この体温
計は定時測定を促進するために目覚まし機能を有してお
り、別途設定された時刻になると目覚し音を鳴らして利
用者に体温測定を促す。
【0010】より詳しく説明すると、表示パネル33
は、日付や測定された体温、あるいは測定され、記憶さ
れた体温のトレンドグラフを表示する他に、排卵予定,
生理予定,出産予定といった、基礎体温の測定結果に基
づいた推定日付を表示するための予定表示バー33a
と、測定された基礎体温あるいはその日付けに付随する
各種情報として入力される、生理,発熱,薬飲,おりも
の,生理痛,性交の各メモ項目の入力時のプロンプトあ
るいは設定されていることを表示するためのメモ表示バ
ー33bとが設けられている。なお、図3ではすべての
表示バー33a,33bが表示されている様子を示して
いるが、これらはすべて同時に表示されるわけではな
く、対応する項目の表示時や入力時に各表示バーが表示
される。
【0011】また、入力部としてのキーパネル34に
は、電源キー,メモキー,機能キー,確定キー,体温表
示・移動キー(+キー及び−キー),アラームキー,取
り消しキーの各種キーが備えられている。また、前述の
各表示バーに対応して、各表示バーが何を意味するかを
示す項目名が記載されている。これら項目名は、予定表
示バー33aとメモ表示バー33bとで色分けされてお
り、一目で区別できるように記されている。これによ
り、利用者は表示バーとそれに対応する項目名とを対比
し、表示内容の意味をただちに知ることができる。な
お、蓋31の裏面にはこれら各メモ項目の入力のしかた
と、各予定表示のさせ方の説明とが、メモ表示バー33
bと予定表示バー33aの項目名と同じ色で記載されて
いる。さらに、この色分けはキーについても適用されて
おり、予定日を表示させる機能キーは表示バー33aの
項目名の色と同色であり、メモを入力するメモキーは、
表示バー33bの項目名と同色である。
【0012】図1は図3の体温計による体温測定を制御
するための体温計(婦人体温計)全体の構成を示すブロ
ック図である。
【0013】まず、使用者はこの体温計の使用に先立っ
て優先時刻設定部2により優先時刻を設定しておく。こ
の設定はキーパネル34あるいは接続されたホストから
行うことができる。優先時刻はあとで記録に用いるため
の情報であるとともに、目覚し音を鳴動させる時刻でも
ある。この優先時刻が指定されると体温測定時刻に対応
した優先度の分布が決定する。
【0014】図2は測定時刻と優先度との対応関係を示
す図である。優先時刻taを中心として、その2時間前
の時刻t2の優先度Paが最も高く、それから時間の経
過に従って単調減少的に優先度が減少して優先時刻ta
の2時間後の時刻t3で優先度Pbとなる。優先時刻t
aの前後2時間を外れた時間帯では、優先度はすべてP
cなる最も低い値をとる。すなわち、時刻t2に測定さ
れた体温は優先度としてPaを有し、時刻t3に測定さ
れた体温は優先度としてPbを有することになる。この
図2の優先度分布は、優先時刻及び測定時刻をパラメー
タとした数式やテーブルとして優先時刻設定部2に記憶
されている。
【0015】さて、使用者がプローブ32の先端の測温
部32aを口中に挿入して体温の測定を開始すると、体
温測定部(体温測定手段)1は、測温部32aから入力
された温度に基づいて所定の手順に従って体温の測定を
開始し、測定を開始したことを優先時刻設定部(優先時
刻設定手段)2に通知する。そして測定が終了すると得
られた測定値を記憶更新部(記憶更新手段)3に通知す
る。このために、体温測定部1は、測温部32aにより
検出される温度データを所定時間おきにサンプリングし
ている。本体温計では、サンプルデータが30℃を越え
てかつ温度上昇率が0.25℃/4秒以上になれば、そ
の時点を起点として体温の測定を開始し、この起点の時
刻を測定時刻として優先時刻設定部2に通知する。
【0016】測定を開始すると所定サンプリング周期
(例えば2秒)ごとにプローブ32により検知される温
度をサンプリングし、そのサンプルデータをもとに所定
の方法で体温を測定する。ここでは測定にピークホール
ド方式を用いる。ピークホールド方式では、温度を定期
的にサンプリングしてそれらサンプリングされた温度の
うち最高値を保持する。サンプルデータの上昇率が所定
の値、例えば0.019℃/16秒以下になった時点で
測定を終了し、温度測定部1は、その時点で得られた最
高値を測定値として記憶更新部3に通知する。また、測
定に用いるサンプルデータはプローブからの計測値をそ
のまま用いず、ある時点におけるサンプルデータとし
て、そのデータそのものとその前後合わせて3つのサン
プルデータの算術加算平均を求め、それをその時点のサ
ンプルデータとして用いる。こうすることでサンプリン
グごとのばらつきを抑えてより正確に測定を行うことが
できる。
【0017】測定開始の通知を受けた優先時刻設定部2
では、通知を受けた時刻を時計から読み取り、それを測
定時刻として図2の優先度分布パターンから優先度を設
定する。設定された優先度は新優先度として優先度比較
部(優先度比較手段)4に通知される。
【0018】記憶部(記憶手段)5は、測定された体温
とその優先度とを対にして、1日あたり1測定値を所定
日数分、例えば240日分記憶している。優先度比較部
4は、優先度設定部2aから新優先度を受け取ると、そ
れと同日に記録された測定値の優先度(旧優先度)を記
憶部5から読み出し、新優先度と比較する。新優先度の
方が大きいか、あるいはその日初めての測定でその日の
測定値がまだ記憶されていない場合には、新優先度とと
もに更新許可を記憶更新部3に対して通知する。旧優先
度が大きければ、記憶更新部3に対して更新不許可を通
知するか、あるいは何もしない。
【0019】記憶更新部3では、体温測定部1から測定
値を受け取ると、その時点で更新許可を通知されていれ
ば、受け取った測定値とその優先度(新優先度)を対に
して記憶部5に記憶された同日の最新の測定値を更新す
る。
【0020】こうして一回の測定及び記憶を終えると、
表示制御部6により記憶部5から測定値が読み出され、
表示部7に表示される。その際、スイッチ6bを切り替
えて、表示モードをモード1あるいはモード2のいずれ
かに切り替える。スイッチ6bは、入力部44としての
キーパネル34により切り替えることができる。モード
1が選択されている場合、記憶部5から読み込まれた測
定値及びそれらの優先度は、表示選択部6aに入力され
る。表示選択部6aは、測定値の優先度を固定された表
示優先度と比較し、表示優先度よりも高い優先度を有す
る測定値を有効な基礎体温として表示する。表示優先度
よりも低い優先度を有する測定値は、基礎体温としては
無効であるとして表示されない。一方、モード2が選択
されてると、優先度にかかわらずすべての測定値を表示
する。 <測定値の再入力>基礎体温の通常の測定及び表示は上
述の手順で行われる。しかしながら、必ずしも毎日測定
できるとは限らないし、また発熱などで正確な基礎体温
を測定できない日も有り得る。そこで発明に係る婦人体
温計は、仮の基礎体温の記憶および再入力を行なうこと
ができるように構成されている。
【0021】基礎体温が測定されなかった場合、仮の基
礎体温36.5℃が自動的に記憶される。その後、体温
表示・移動キーにより、基礎体温として妥当な値を変更
入力することができる。また、仮の基礎体温だけでな
く、一旦測定された値についても、その後、体温表示・
移動キーにより、基礎体温として妥当な値を変更入力す
ることができる。
【0022】このように過去に遡って測定値の再入力を
行なう場合には、利用者は再入力部(再入力手段)9か
ら、再入力を行なう日付を指定し、その日付のデータと
して例えば従前のアナログ体温計で測定されている測定
値を入力する。再入力できる所定の条件としては、つぎ
のようなものがある。 指定日が所定期間以内、例えば過去1ヶ月以内である
こと 体温の未測定期間が所定期間以上連続する場合、例え
ば9日間以上続いた場合、その期間は再入力できない 指定日が所定期間以降、例えば最初の測定日以降であ
ること これら所定の条件を満たした指定日について、再入力が
できる。再入力された値は、優先時刻に測定された測定
値と同様に扱われる。また、再入力は上記条件に沿うも
のであれば繰り返し行なうことができ、最後に入力され
た値で前の値を上書きする。
【0023】記憶部5に記憶されたデータおよび体温の
測定とともに使用者により入力される種々のデータを利
用して、次回生理日予測、次回排卵日予測、出産日予測
等の算出処理を行うが、これらの処理を行う際にも、記
憶部5に記憶された測定値の優先度を参照する。すなわ
ち、体温の測定値を参照する場合、優先度が所定のしき
い値よりも大きい測定値を有効な基礎体温とし、そうで
ない測定値は無効な測定値として上記計算には用いな
い。再入力された測定値は、このしきい値よりも高い優
先度を持つ値として扱われる。なお、有効・無効の判定
基準となるしきい値は、表示優先度と同一の値でも良
い。
【0024】以上のようにして、測定された体温を優先
度に応じて記録し、表示する。 <処理の手順>上記の構成は、本実施形態の体温計を機
能別のブロックにより構成したものであるが、汎用的な
プロセッサを用いた構成とすることもできる。その場合
にはプロセッサによりプログラムを実行することで図1
の構成を実現できる。
【0025】図4はプロセッサとしてCPU41を用い
た体温計(婦人体温計)全体の構成を示している。図4
において、時計8は実時間を刻む時計である。表示部7
は液晶パネルなどで、測定された体温や、測定値のトレ
ンド、種々の予測値などを表示する。体温測定部1は、
プローブ32により計測された温度から前述した方法で
平衡温を予測するようにすることができる。入力部44
はキーパネル34を含み、優先時刻や各種の制御情報な
どを入力する。RAM42は、1日1回の測定値及びそ
の優先度,各メモ項目の設定値を240日分記憶する測
定値・優先度記憶部421、設定された優先時刻を記憶
する優先時刻記憶部422、表示モードを記憶するモー
ド記憶部423を含むほか、作業領域として使用され
る。なお記憶部421〜423のために不揮発メモリを
用いれば、電池によるバックアップをする必要がなくな
る。ROM43は、図2に示した優先度パターン431
や固定された表示許可優先度433などのデータの他、
CPU41により実行されるプログラム432を格納す
る。またこの体温計は、ホストインターフェース45を
介して不図示のホスト装置と接続される。
【0026】図5は、上述した測定や再入力をはじめと
する、本婦人体温計による各種機能を遂行するための機
能モードの遷移を示す状態遷移図である。既に概略を説
明した項目も、説明していない項目も含めて、各モード
を説明する。 測定モード 電源を投入したときや、取り消しキーによりリセットさ
れたときは測定モードに入る。この測定モードでは、初
期状態で時計8により示される現在日の測定値を表示す
るが、入力部44としてのキーパネル34を構成する体
温表示・移動キーの+キーあるいは−キーの操作によ
り、表示される日付は1日ずつ進められ、あるいは1日
ずつ戻される。このようにして日付が指定されると、そ
の日の測定値とともに、その日のデータとして設定され
たメモ項目に対応するメモ表示バー33bが表示され
る。また、この測定モードでは測温部32aからの測定
値を監視しており、測定開始条件がみたされれば体温測
定を開始する。 再入力モード 測定モードにおいて体温表示・移動キーの+キーと−キ
ーが同時に押されると、表示されていた日の測定値を入
力しなおす再入力モードに遷移する。再入力モードでは
その日の測定値を表示する。測定されていない日につい
ては、デフォルト値として36.5℃を表示する。この
状態から、体温表示・移動キーの+キーあるいは−キー
により0.01℃刻みに表示されている測定値を変更
し、所望の値に変更し終えたなら、入力部44としての
キーパネル34を構成する確定キーによりその値を測定
値として設定する。それと共に測定モードに戻る。 現在時刻設定モード 測定モードにおいて、入力部44としてのキーパネル3
4を構成するアラームキーと機能キーが同時に押される
と、現在時刻設定モードに遷移する。このモードに入る
と、現在日時を表示し、最初に設定する項目として現在
の年を点滅表示する。点滅している状態の項目について
体温表示・移動キーの+キーあるいは−キーにより値を
1ずつ変更し、所望の値で確定キーが押されると、次の
項目の設定に移行する。設定されるのは、年,月,日,
時,分の順に5項目で、最後の分について確定される
と、すなわち5回目の確定キーが押されると、測定モー
ドに戻る。 優先時刻設定モード 測定モードにおいて、入力部44としてのキーパネル3
4を構成するアラームキーとメモキーが同時に押される
と、優先時刻設定モードに遷移する。このモードに入る
と、現在設定されている優先時刻を表示し、最初に設定
される項目として何時かを示す値を点滅表示する。点滅
している項目について体温表示・移動キーの+キーある
いは−キーにより値を1ずつ変更する。所望の値で確定
キーが押されると、次の項目に移行する。設定されるの
は、時,分の順に2項目で、最後の分について確定され
ると、すなわち2回目の確定キーが押されると、測定モ
ードに戻る。 メモモード 測定モードにおいて、入力部44としてのキーパネル3
4を構成するメモキーが押されると、メモモードに遷移
する。このモードに入ると、測定モードで設定された日
付について6項目のメモが入力できる。メモキーが押さ
れるごとに設定する項目が順次移行する。その際、現在
設定対象となっている項目に対応するメモ表示バー33
bを点滅表示する。操作者はその点滅表示を見て、設定
される項目を知ることができる。各項目において確定キ
ーが押されると、そのメモ項目が設定されたことを記憶
し、その項目に対応するメモ表示バー33bを表示して
測定モードに戻る。また、どの項目も確定されず、6回
目のメモキーが押された場合にも測定モードに戻る。
【0027】このようにして設定されたメモ項目は、測
定モードにおいて指定された日付ごとに読み出され、設
定されている項目に対応するメモ表示バー33bが表示
される。 推定日表示モード 測定モードにおいて、入力部44としてのキーパネル3
4を構成する機能キーが押されると、推定日表示モード
に遷移する。このモードに入ると、記憶された体温測定
値から、まず次回排卵日を推定してそれを表示する。こ
のモードで表示される項目は全部で3項目あり、機能キ
ーが押されるごと表示される項目が次回生理日,出産予
定日と移行し、3回目の機能キーで測定モードに戻る。
各予定日を表示する際には、 音量設定モード 測定モードにおいて、入力部44としてのキーパネル3
4を構成するアラームキーが押されると、音量設定モー
ドに遷移する。このモードでは、体温表示・移動キーの
+キーあるいは−キーによりブザーの音量を所望の大き
さに設定できる。
【0028】本実施形態の婦人体温計のモードは以上の
7モードである。なお、各モードにおいて取り消しキー
が押されると測定モードに戻る。また、測定モード以外
の各モードにおいては、キー入力がないまま経過する時
間を測定しており、所定時間経過すると取り消しキーが
押された場合と同じ状態に戻る。測定モードにおいて同
様に所定時間が経過すると、自動的に電源が落とされ
る。また、測定モードから各モードに遷移するためのキ
ー入力は、誤入力を防止するために、所定時間押し続け
られた場合に入力されたものとみなされる。 <再入力モードにおける処理>図6〜図9は、図4のR
OM43に格納されるプログラムの手順のうち、測定モ
ードにおける表示およびメモモードにおけるメモの設定
および推定日モードにおける推定日の表示に係る手順を
示す流れ図である。これはまた、図1の構成におけるデ
ータ処理の手順ということもできる。
【0029】図6は、測定モードにおける測定値表示処
理の手順及び各ステップにおける表示内容を示すフロー
チャートである。入力部44から体温表示・移動キーの
+キーあるいは−キーにより測定日が指定されると、指
定された日の測定値及び設定されたメモ項目が表示され
る。1日ごとのデータには、測定された基礎体温(数値
データ)とメモ項目(2値フラグ)とを含んでおり、そ
れを読み出して表示する。メモ項目は、対応するフラグ
が設定されていれば表示、いなければ不表示である。な
お、図5における各モードは、それを記憶するための変
数をメモリに確保し、その値に応じてどのモードである
か設定・判断されるものとする。また、表示内容として
は、日付とその日の測定値の他、高温期・低温期の判断
の目安となる測定値の推移を示すトレンドグラフが、現
在日から遡って12日分について4段階でドットで表示
される。
【0030】図6において、まず、測定モードの状態
で、表示D60のように現在日の測定値が表示されてい
るとする。この日は、測定された基礎体温が37.06
℃で、特にメモされた項目はない。この状態で、体温表
示・移動キーのうち、+キーあるいは−キーのいずれか
が押されると、日付が1日ずつ移動し、指定日の測定デ
ータを読み出す(ステップS61)。読み出されたデー
タは、その日付とともに表示される(ステップS6
2)。表示D62は、表示D60に対して2日前の測定
値を表示した例である。この日の測定値は37.05℃
であり、メモ項目として発熱が設定されていることがわ
かる。
【0031】図7(A)は、測定モードにおいてメモキ
ーを押した際の手順である。メモキーが押されると、第
1番目のメモ項目である「生理」を選択して、その表示
バーを表示D71のように点滅表示する(ステップS7
1)。この後、メモモードに遷移し、キー入力を待つ。
【0032】図7(B)は、メモモードにおいてメモキ
ーが押された場合の処理手順である。メモキーが押され
ると、その時点で選択されているメモ項目が最後の項目
であるか判定する。図3の例では、選択されているのが
項目「性交」であるか判定し(ステップS72)、そう
でないなら次の項目を選択してその項目に対応する表示
バーを、表示D73のように点滅表示する(ステップS
73)。例えば、メモモードに入った直後であれば、選
択されているのは項目「生理」であるので、メモキーが
押されることで、選択される項目は「発熱」に変わるこ
とになる。一方、ステップS72で最後の項目が選択さ
れていると判定された場合には、メモモードを抜けて測
定モードに戻る。
【0033】図8(A)は、メモモードにおいて確定キ
ーが押された場合の処理手順である。確定キーが押され
ると、指定されている日付について、選択されているメ
モ項目を設定する。具体的には、前述の通り、1日分の
データには、基礎体温(数値データ)と各メモ項目(2
値のフラグ)が含まれており、確定キーによって、選択
されているメモ項目に対応するフラグをセットすること
になる。セットされると、測定モードに戻るが、その際
には設定された項目は、表示D81のように対応する表
示バーが表示されて設定されてことを示す。
【0034】図8(B)は、メモモードにおいて取り消
しキーが押された場合の処理手順である。取り消しキー
が押されると、指定されている日付について、選択され
ているメモ項目の設定を解除する。具体的には、前述の
通り、1日分のデータには、基礎体温(数値データ)と
各メモ項目(2値のフラグ)が含まれており、取り消し
キーによって、選択されているメモ項目に対応するフラ
グをリセットすることになる。リセットされると測定モ
ードに戻るが、その際には設定が解除された項目は、表
示D82のように対応する表示バーが消されて設定が解
除されてことを示す。
【0035】このような手順で、指定した日について、
メモ項目を設定あるいは解除することができ、また、指
定日について、測定値とともにメモされた項目を表示す
ることができる。
【0036】図9は、予定日を表示するための手順を示
す図である。図9(A)は、測定モードにおいて機能キ
ーが押された場合の処理である。このときには、第1番
目の推定日を、記憶部5に記憶された過去の測定値から
所定の手順で予測して、それをしめすために、表示D9
1のように、日付とその日付の意味を示す推定日表示バ
ーと表示する(ステップS91)。この例では最初の予
定日は次回排卵日である。
【0037】推定日表示モードにおいて機能キーが押さ
れると、まず最後の推定日が選択されているかを判定す
る(ステップS92)。本例では、最後の推定日とは出
産予定日である。もしそうでなければ、選択されている
推定日の次の推定日を、それに対応する表示バーと共
に、表示D93のように推定日と表示された日付の意味
を」示す表示バーとを表示する。本例では、最初の推定
日が次回排卵日であると、次の推定日は次回生理日とな
る。、本実施の形態における電子婦人体温計は、体温の
測定時刻に応じた優先度を測定値に持たせて1日のうち
最も優先度の高い測定値を記録する。記録された測定値
を用いる際には、所定値以上の優先度を持つ測定値を有
効な基礎体温とみなすことにより測定値の精度を高める
ことができる。また、優先度と合わせて測定値を記録す
るので、基礎体温とみなすことのできない測定値をも記
録しておくことができ、その測定値を後で表示させ、確
認することができる。
【0038】さらに、メモ項目及び推定日について、入
力しようとしているメモ項目が何であるかや、指定日に
設定されたメモ項目が何であるかや、あるいは、過去の
基礎体温データの蓄積から推定される推定日とその意味
する内容とを、表示バーによって見易く、しかも簡潔に
表示することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る婦人
体温計は、どの項目が入力されているか、あるいは表示
されているかを示す表示バーを備えているために、各項
目の確認,視認,入力が容易となる。また、各表示バー
を各項目と対応する位置に設けておくことで、各項目の
確認,入力が極めて容易となる。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における体温計の機能ブロック図で
ある。
【図2】測定時刻と優先度との関係を示す図である。
【図3】本実施の形態の婦人体温計本体の外観図であ
る。
【図4】実施の形態における体温計のプロセッサを用い
たブロック図である。
【図5】モードの遷移を表す状態遷移図である。
【図6】日付を指定して測定値及びメモ項目を表示させ
る手順のフローチャートである。
【図7】メモ項目を設定・削除する手順のフローチャー
トである。
【図8】メモ項目を設定・削除する手順のフローチャー
トである。
【図9】予定日を表示する手順のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 体温測定部 2 優先時刻設定部 3 記憶更新部 4 優先度比較部 5 記憶部 6 表示制御部 7 表示部 8 時計 9 再入力部 33a 予定日表示バー 33b メモ項目表示バー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体温を測定する体温測定部と、 体温の測定に付随する各種情報を入力する入力部と、 前記体温測定部による測定値を記憶する記憶部と、 前記記憶部により記憶されている測定値や、前記測定値
    及び各種情報から算出される排卵予定日,生理予定日,
    出産予定日等の予定日を表示するとともに、前記入力手
    段によりどの各種情報が入力されているか、またはどの
    情報あるいは予定日が表示されているかを示す表示バー
    を表示する表示部とを備えることを特徴とする婦人体温
    計。
  2. 【請求項2】 前記表示バーは、前記各種情報及び予定
    日のそれぞれに対応して設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の婦人体温計。
  3. 【請求項3】 前記表示部は、前記各種情報が入力され
    ている場合には各情報に対応する表示バーを点滅表示
    し、前記各種情報が表示されている場合には静止表示す
    ることを特徴とする請求項1に記載の婦人体温計。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008151586A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Omron Healthcare Co Ltd 婦人体温計
JP2021137240A (ja) * 2020-03-04 2021-09-16 ユニ・チャーム株式会社 生理情報管理装置、生理情報管理プログラム、及び生理情報管理方法

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