JP4819449B2 - 婦人用電子体温計、婦人用電子体温計の制御方法並びに制御プログラム - Google Patents

婦人用電子体温計、婦人用電子体温計の制御方法並びに制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、使い勝手のよい婦人用電子体温計、特に高速での体温予測機能を備えた婦人用電子体温計に関するものである。
女性の基礎体温は周期的に高温相と低温相の2相性を持っており、婦人体温計はその基礎体温を測定するために使用される。婦人体温計により基礎体温を毎日記録してトレンドグラフを作成することで、高温相と低温相の周期を測定者は知ることができる。また、単に体温を測定するにとどまらず、測定した体温を記録してトレンドグラフ自体を作成する機能や、次回生理日等を測定した体温の記録から推定する推定機能を有する電子体温計が開示されている(特許文献1)。また、予測当日が高温相にあたる日であれば、最後の排卵日を基準として予測することにより、次回生理日の予測精度をより向上させる技術が開示されている(特許文献2)。
特開昭61−159934号公報 特開2000−88661号公報
しかしながら、高温相と低温相といっても実際は微小な温度差に過ぎず、正しく2つの相を判定するためには基礎体温を高精度(例えば100分の1度)に測定する必要がある。そのため、基礎体温の測定には通常実測式の体温計が用いられており、基礎体温の測定終了までには長い時間が必要であり、測定者への負担が大きいものとなっていた。一方、一般的に測定時間の短い予測式の体温計、特に、検温素子およびその周辺部の熱容量が小さい体温計においては実測値にばたつきが生じ易くなり高精度の測定が困難である。また、予測エラーの発生頻度が高くなるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、より短時間の測定時間で精度の高い予測が可能な婦人用電子体温計を実現し測定者への負担を軽減することを目的としている。
上述の1以上の問題点を解決するため本発明の婦人用電子体温計は以下の構成を有する。すなわち、婦人用電子体温計において、生理事項データを入力する入力手段と、検温素子により検出した温度の実測値から予測式に従い平衡温の予測値を導出する予測値導出手段と、前記検温素子による測定開始の後における実測値の低下を検出する検出手段と、前記検出手段により実測値の低下が検出された場合、前記検温素子により検出した実測値の時系列のうち前記予測値導出手段が前記予測値の導出に使用する範囲の開始タイミングを制御する制御手段と、前記予測値と入力された前記生理事項データとを併せて日付ごとに記憶する記憶手段と、記憶された前記予測値と前記生理事項データとを基に次回生理日を予測する予測手段と、を有し、前記制御手段は、前記低下が前記測定開始から第1の所定時間以内に検出され、前記低下を検出したときの実測値が所定温度以下であり、前記低下の検出から第2の所定時間以内に実測値の上昇が検出され、前記上昇を検出したときの実測値と前記低下を検出したときの実測値との差が所定値以内である場合に、前記開始タイミングの制御を行う。
本発明によれば、使い勝手がよく、測定時のエラー発生頻度を抑えつつ、より短時間の測定時間で精度の高い予測が可能な婦人用電子体温計を実現出来、測定者への負担を軽減することが出来る。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(第1実施形態)
<概要>
本実施形態では、婦人用電子体温計の温度センサの部分の熱容量を小さくすることにより熱応答を向上させ、予測に用いられる実測値取得の計測時間の短縮を実現する。実測値取得の際、異常変化を検出し予測に利用する時系列データの起点(開始タイミング)を制御することにより、熱応答向上に伴う実測値のばたつきによる予測エラーの発生頻度を低減している。
<前提技術>
電子体温計においては実測式のほか予測式電子体温計がある。これは、実測値が所定値以上、かつ温度上昇率が所定値以上になった時を予測演算の起点とし、予測値の変動が所定値以内になった時を予測成立点とする。予測式は一般に、予測値をY、実測値をT、上乗量をUとすると、Y=T+Uで与えられる。
この場合の上乗量Uとしては種々の計算方法が知られており、例えばtを予測起点からの経過時間とすると、U=a ×dT/dt+b 、あるいはU=(a ×t+b )×dT+(c ×t+d )などがある。
ここで、パラメータa,b,a,b,c,dは、上乗量Uの精度を被検者や検温素子の違いによらず一定に保つために選択された定数である。
<婦人用電子体温計の構成>
図1は、第1実施形態に係る婦人用電子体温計の外観を示す図であり、(a)は正面図(b)は側面図である。図2は、第1実施形態に係る婦人用電子体温計の内部ブロック図である。
図1において、30は、表示部で、数字・文字・図形(キャラクター,アイコン等)が表示可能な、例えば、ドットマトリックス液晶により構成され、日時や測定された体温、体温のトレンド等などの測定値に関する情報や、電池切れなど装置の制御に関する情報を表示する。2は、耐衝撃性,耐薬品性を備えた合成樹脂で形成された本体ケースで、後述する演算制御部20等の電子回路、ブザー31、電池(電源部)40等が収納されている。3は、ステンレス製の金属キャップで、サーミスタ13(図2参照)等を含む口中に挿入して体温を測定するための温度計測部を接着剤で固定して収納している。本体ケース2と金属キャップ3は接着剤を介して、本体ケース2から延設された延設部2bに液密に接合・固定されている。こうして、金属キャップ3は、サーミスタ13は、体温(温度)を伝熱するとともにサーミスタ13を外部の衝撃等から保護している。なお、延設部2bの基部には、先端が丸みを帯びた複数の微小突起2aが設けられ、滑り止め防止機能を備えている。また、延設部2bは、60mm程度の長さで、本体ケース2から約15度屈曲した形状となっている。これらの構造のため、口中で安定して咥えやすくなっている。
また、本体ケース2上には、後述する各種機能モードの選択/決定のための機能ボタン4、各種設定を完了し初期画面に戻るための完了ボタン5、バックライトON/OFFのためのバックライトボタン6、メニュー選択,グラフ移動などに利用される左移動ボタン7および右移動ボタン8、電源ON/OFFのための電源ボタン9が設けられている。
さらに、図示しないが、パーソナルコンピュータ(PC)などをホストとして接続するための外部通信部(コネクタ等を含む)も備える。また、この婦人用電子体温計は定時測定を促すために目覚まし機能を有しており、別途設定された時刻になると目覚し音を鳴らして利用者に体温測定を促す。
表示部30について、より詳しく説明すると、表示部30は、日付や測定された体温、あるいは測定された体温のトレンドグラフを表示する他に、次回排卵日,次回生理日,出産予定日といった、基礎体温の測定結果に基づいて推定される日付を表示する。また、基礎体温の測定に付随して入力される、生理メモ,発熱メモ等の各メモ項目も表示部30を用いて表示される。なお、図1では表示の一例を示しており、対応する項目の表示や入力に応じて様々な画面が表示される。
図2において、本婦人用電子体温計は、温度を計測しそれをデジタル値として出力する温度計測部10と、計測された温度から予測温度を演算すると共に本電子体温計を制御する演算制御部20と測定結果を表示する、バックライト用のLED30cを備えた表示部30と、使用者からの操作を受け付ける入力部32から構成される。
温度計測部10は、並列に接続された感温部に設置されたサーミスタ13及びコンデンサ14と、測温用CR発振回路11とから成り、サーミスタ13の温度に対応するカウンタ16のカウント量の変化に従い、温度をデジタル量として出力する。なお、本温度計測部10の構成は一例であって、これに限定するものではない。
演算制御部20は、1日1回の計測温度を測定値及び入力部32により入力された各種設定値を所定日数(例えば240日分)記憶するとともに、月経周期(生理初日から次の生理初日の前日まで)ごとの中間データ等を一時記憶するRAM23、体温測定に必要なパラメータや予測式などのプログラムを格納したROM22、表示部30を制御するための表示制御部30d、測温用CR発振回路11の発振信号をカウントするカウンタ16、ROM22のプログラムに従い予測を含む各種の演算を行なう演算処理部21、時刻を管理するタイマ24、および、カウンタ16,演算処理部21,表示制御部30dを制御する制御回路50とからなる。測定データなどの一時記憶領域として不揮発性の書き換え可能メモリを用いれば、電池によるバックアップをする必要がなくなる。
なお、入力部32は前述した、機能ボタン4、完了ボタン5、バックライトボタン6、左移動ボタン7、右移動ボタン8、電源ボタン9などを含み、利用者からの各種操作を受け付ける。
さらに、本実施形態に特徴的な部分として、サーミスタ13およびその周辺部の熱容量は従来の予測型電子体温計に比較し非常に小さくなっており、熱応答特性が良くなるよう構成されていることが挙げられる。ここで、周辺部の熱容量としては、サーミスタ13を覆い体の測定部位に接する金属キャップ3や、金属キャップ3とサーミスタ13との接着材などの熱容量が含まれ、0.1J/℃程度である。
<婦人用電子体温計の動作モード>
図3(a)は、第1実施形態に係る婦人用電子体温計の動作モードの遷移を示す図である。それぞれの動作モードは演算処理部21がROM22に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、図3(b)は、メニュー選択画面を示している。
表示部30の下部に表示されている絵文字(アイコン)30bは、左から順に、生理日、生理痛、性交、飲薬、発熱、おりものの各種設定項目に対応している。左移動ボタン7および右移動ボタン8の操作により選択される。なお、現在選択されている絵文字は∩で囲まれて表示がなされる。図3(b)では機能ボタン4により、”メモ”に対応する絵文字が選択されている状態を示している。
表示部30の上部に表示されている絵文字(アイコン)30aは、左から順に、メモ、次回生理日、次回排卵日、目覚まし時刻設定、ブザー音量設定、時刻設定の各種選択項目である。機能ボタン4を押した後、左移動ボタン7および右移動ボタン8により、選択された項目は、当該項目が点滅する。確定する場合には、再度機能ボタン4を押す。以下、婦人用電子体温計の各動作モードについて説明を行う。
(i)測定モード:
電源ボタン9の押下やアラーム設定時刻の到来により、婦人用電子体温計の電源がオンの状態になると測定モードに入る。測定モードでは、初期状態で現在日時や最近の測定値を表示する。また、左移動ボタン7および右移動ボタン8の操作により、指定された日の測定値とともに、指定された日に対応するメモ項目が表示される。また、この測定モードでは温度計測部10による測定値を監視しており、測定開始条件がみたされれば体温測定を開始する。測定モードにおける体温測定の動作詳細については後述する。なお、測定モードにおいて機能ボタン4が押下されると、前述したメニュー選択画面が表示される。
(ii)メモモード:
婦人用電子体温計の電源がオンの状態で、体温測定が終了し、その体温が表示部30に表示された状態で、機能ボタン4が押下されると、表示部30の上部に表示されている絵文字(アイコン)30aは、各種選択項目のうち、「メモ」を点滅させる。再度、機能ボタン4が押下されるとメモモードに遷移し、絵文字(アイコン)30bのうち、「生理日」が∩で囲まれて表示される。左移動ボタン7および右移動ボタン8により、メモ入力したい項目を選択する。選択された項目は、∩で囲まれて表示される。次に、完了ボタン5を所定秒押すことで、メモ入力が完了する。入力されたメモ項目は日付に対応付けられてRAM23に記憶され、その後、測定モードに遷移する。
(iii)予測日表示モード:
メニュー選択画面において”予測日表示”の絵文字が選択された状態で機能ボタン4が押下されると予測日表示モードに遷移する。予測日表示モードでは、後述するデータ処理モードで導出されRAM23に記憶された予測データが表示される。予測データとしては、例えば、次回生理日、次回排卵日、出産予定日等がある。予測日表示モードにおける表示中に完了ボタン5が押下されると、測定モードに遷移する。
(iv)データ処理モード:
データ処理モードは、測定モードにおいて測定した体温の時系列データに対しデータ処理を実行するモードである。電源ボタン9により電源がオフにされたとき、あるいは、アラーム設定時刻から所定時間(たとえば5時間)経過した際に遷移するモードである。なお、データ処理は1日に1回のみ行われるだけであり、1日に2回以上データ処理モードに移った場合には、2回目以降では実際のデータ処理は行われず、直ちに処理終了となって後述する停止モードに移行する。データ処理モードにおけるデータ処理の詳細については後述する。
(v)停止モード:
データ処理モードにおけるデータ処理終了後、あるいは、測定モードにおいてボタン未入力状態が所定時間継続した場合には停止モードに遷移する。なお、婦人用電子体温計は、停止モードの状態であっても、回路全体の電源が断たれるわけではなく、アラームや、データ処理モードにおける機能遂行のために、タイマ24や演算処理部21等の部分には微弱ながら電力が供給される。
本実施形態の婦人用電子体温計の動作モードには以上の5つのモードがある。なお、(ii)(iii)の各モードにおいては、完了ボタン5が押下されると測定モードに戻る。また、(ii)(iii)の各モードにおいては、各種ボタンの入力がないまま所定時間が経過すると完了ボタン5が押下された場合と同様、測定モードに戻る。さらに、測定モードにおいては、各種ボタンの入力がないまま所定時間が経過すると停止モードに遷移する。なお、測定モードから各モードに遷移するためのボタン入力の際は、誤入力防止のため、ボタン長押しなどによる入力となるよう構成することが好適である。
<体温測定方法:群分けと予測式>
図4は、温度計測部による実測値変化を例示的に示した図である。
図に示されるように、時間と共に実測値は平衡温度に近づいていくが、被測定者の体質や温度計測と体表面との接触状態などの測定条件に依存して変化速度が異なる。そこで、実測値の経時変化特性に従い場合分け(群分け)を行う。
以下では、サーミスタ13により検出された実測値の特徴から群分けについて説明する。ただし、本実施形態においては、前述したように検温素子の熱応答特性が良く、実測値の経時変化特性のばらつきが生じやすい。そこで、従来の群分け(たとえば7群)に比較しより多くの群分け(ここでは13群)を行って向上した熱応答特性に対応できる例を示すこととする。
図5は、実測値の経時変化特性に従う群分けの例を示した図である。
図5は15〜20秒間の温度上昇値(図5の縦軸)と20秒における温度(図5の横軸)とを用いて、全体を13の群に分割した例であり、図上の各点は計測標本における分布を示している。なお、第1群は最も熱応答の早い群であり、最初の温度は高いがすぐに上昇がおさまる部分である。逆に、第8群は最も熱応答の遅い群で、最初の温度は低いが温度上昇が遅くまで続く部分である。尚、ここでは、第9群および第10群は、通常の実測値変化から大きく外れているため、例えば予測不可としてエラー終了するよう構成してもよいし、予測を行わず実測値の表示を行うよう構成してもよい。また、第11群および第12群は、20秒時に体温が36.5度以上となっている群である。
上記のような群分けを行った場合、たとえば、実測値が30℃以上、かつ温度上昇率が0.03℃/0.5秒以上になった時を起点(t=0)として、予測値Yは、実測値Tおよび経過時間tを用いて以下の式で近似できる。
U=(a×t+b)×dT+(c×t+d)
Y=T+Uここで、a〜d:定数,dT:過去5秒間の温度上昇である。
20秒以後は、群分けで説明した通りそれぞれの群に応じたa〜dの係数を用いて予測演算を行う。一例として、20〜25秒の間における各群の係数a〜dの値の一例を以下に示す。なお、これらの係数a〜dは多数の計測標本から求められたものであり、あらかじめROM22に記憶されているパラメータ22bの一部である。
1群 a=0.554: b=−6.5185: c=−0.1545: d=2.8915
2群 a=1.1098: b=−15.446: c=−0.244: d=4.5294
3群 a=0.7187: b=−6.9876: c=−0.0571: d=1.0682
4群 a=0.8092: b=−7.8356: c=−0.0448: d=0.8609
5群 a=0.8555: b=−9.2469: c=−0.0697: d=1.5205
6群 a=0.4548: b=−2.1512: c=0.0083: d=0.2872
7群 a=0.378: b=−1.3724: c=0.0027: d=0.8912
<測定モードの動作フロー>
図6は、第1実施形態の婦人用電子体温計における測定モードの動作フローチャートである。以下の動作は、婦人用電子体温計が測定モードの状態にある際、使用者が金属キャップ3周辺部を口中に挿入し、演算制御部20が温度計測部10から取得した温度変化などをトリガに開始される。なお、以下の各ステップは、演算処理部21がROM22に記憶されたプログラムを実行することにより実現されるものである。
ステップS601では、電子体温計の初期化が行われ、サーミスタ13による温度値の検出が開始される。たとえば、0.5秒おきにセンサを用いて温度値が検出される。
ステップS602では、例えば、前回実測値(つまり0.5秒前の実測値)からの上昇が所定の値(例えば1度)以上となる温度値を測定した時点を、予測式の基準点(t=0)と設定し、RAM23に特定タイミングと実測値のデータ(時系列データ)として記憶を開始する。つまり、急激な温度上昇を検出することにより、測定者により所定の測定部位に装着されたと見なすのである。
ステップS603では、計測中に測定温度低下が観測されたか否かを判断する。所定の低下が見られる場合は、ステップS611に進み、所定の温度低下が見られない場合はステップS604に進む。
ステップS604では、ステップS602で記憶されたデータを用いて、前述した予測式を用いて逐次予測値を導出(例えば0.5秒おき)する。ただし、従来と異なり、図4に示される複数の群のそれぞれに対応した予測式を基に予測演算を並列して行う。なお、全ての群について並列に(ここでは1〜8、11,12の10種類)演算を行ってもよいし、いくつかの実測値を元におおよその群を設定し周辺のいくつかの群についてのみ演算を行ってもよい。
ステップS605では、基準点(t=0)から所定時間(例えば25秒)だけ経過した後、ステップS604で導出した複数の群に対応するそれぞれの予測値の変化に基づいて群分け判定を行う。この群決定動作の詳細については後述する。
ステップS606では、ステップS605によって決定された群以外の演算を停止し、判定された群における予測演算を引き続き所定の時間導出する。
ステップS607では、基準点(t=0)から所定時間(例えば30秒)だけ経過した時点で、ステップS606の結果導出された一定区間(例えば、t=25〜30秒)における予測値があらかじめ設定された予測成立条件を満たすかどうかをチェックする。例えば、所定の範囲(例えば0.1度)に収まっているか否かについてのチェックである。予測成立条件を満たした場合はステップS608に進み、予測成立条件を満たさない場合は、ステップS613に進む。
ステップS608では、予測成立を告げるブザー31を鳴らし、ステップS609に進む。
ステップS609では、導出された予測値を表示部30に表示する。
ステップS610では、検温結果をタイマから取得した時刻と共にRAMに記憶する。
ステップS611では、測定されたデータの補正処理を行う。補正処理が正常に行われた場合はステップS602に戻る。一方、補正処理が正常に終了しない場合は、ステップS612に進む。
ステップS612では、エラーを告げるブザー31を鳴動し検温を終了する。このとき、ブザー音はステップS608とは異なるものであることが望ましい。
ステップS613では、例えばタイマなどで測定開始から所定の時間(例えば45秒)経過した時は、強制的に予測を成立させ、ステップS607に進む。つまり、その時点で導出されている予測値をそのまま最終予測値と見なす。
以上のステップを経て、測定モードにおける検温動作を終了し、測定された体温値が表示部30に測定時刻と共に表示され、体温値はRAM23に記憶される。
<測定データの処理>
以下では、サーミスタ13を用いた温度の測定中に実測値(温度)の低下が発生した際の処理(ステップS611に相当)について説明する。
図7は、測定中の体動などを原因として実測値にばたつきが発生している場合の図である。実測値が右下がりになっている部分は体動などにより、センサが測定部(体表面部分)から離れるなどして生じる変動(以降、初期リプルと呼ぶ)を示している。
特に、本実施形態のようにサーミスタ13及びその周辺部は熱容量が小さい場合、図7に示される初期リプルが発生しやすい。実測値に初期リプルが生じているデータをそのまま予測演算に使用すると予測精度の著しい悪化を引き起こすことになる。さらに、測定時間が短い(測定点が少ない)場合においては、t=0の実測点に対する依存性が相対的に比較的大きくなるため、予測精度の悪化を低減する何らかのデータ処理を行うことが重要となる。
ここでは例として、サーミスタ13において検出される測定開始後の、実測値低下などの異常を検知し、予測演算に用いる測定開始点(t=0の点)を調整することにより予測精度の悪化を低減する方法について述べる。つまり、調整された開始点(t=0の点)より前に取得されたデータは使用しないような前処理を行う。
例えば、体動による実測値の変動は測定開始の初期に多く、その温度変化が一時的なものに限られていることが経験的に知られている。そのため、ここでは実測値の低下を検出(ステップS603)する。そして再び実測値が上昇を始めたタイミングにおいて、以下の4つの条件を全て満たす場合に実測値の変動は体動によるものとみなし、t=0のタイミングを変更する。なお、0秒ポイント調整のための条件は、ここに示したものに限らず、図4に示されるような通常の温度変化と一時的に異なる変化を検出可能なものであればよい。
・測定開始点から温度値立下り検出点までの時間(Δt1)が設定値(例えば7秒)以内であること。
・センサにより検出した温度値(T)が設定値(例えば34.5度)以下であること。
・温度値立下りの検出点から温度値立ち上がりの検出点までの時間(Δt2)が設定値(例えば8秒)以内であること。
・温度低下(ΔT)が設定値(例えば1度)以内であること。
t=0のタイミングを調整した際の予測値導出は、調整後のt=0を測定の開始点とする時系列データを用いて導出する。つまり、調整後のt=0のタイミングより以前に取得されたデータは予測値の導出に使用しないようにするのである。
一方、上記の条件を満たさず、図4に示されるような通常の温度変化と大きく異なる場合、例えば実測値が低下しつづける場合などは測定を継続したとしても、十分な精度が得られないと見なせるので、前述したようにステップS612に進んでエラー終了し、再測定を測定者に促すことが望ましい。
<データ処理の内容>
図8は、月経周期と体温との関係を示す図である。符号D1〜D8はそれぞれ生理周期における生理初日を表し、符号a〜eはそれぞれの生理初日を起点とする月経周期を表している。また、各月経周期には、排卵日から始まる高温相期間A〜Gと、生理初日から始まる低温相期間H〜Nとが含まれる。なお、図8において、排卵日を符号◎で示している。これらの関係を利用して、婦人用電子体温計はデータ処理モードにおいて、測定モードによりRAMに記憶された体温の時系列データから、次回生理日および次回排卵日を高精度に予測するのである。また、測定結果から測定者が妊娠中であると判定されれば併せて出産予定日を予測する。
つまり、まず、体温の時系列データなどから生理初日を判定する。次に、生理初日が更新されたこと、つまり1生理周期以上測定を行ったと判定されたことをトリガとして、更新前の生理初日から更新された生理初日の前日までの日数から最新の月経周期を求める。そして、過去の月経周期のデータを用いて、月経周期平均日数、高温相期間平均日数、低温相期間平均日数および後述する基準体温を導出する。さらに、測定が行われた当日が高温相であったか低温相であったかを判定して排卵日および平均体温を導出する。最後に、これらのデータを用いて、次回生理日、次回排卵日および出産予定日を予測するのである。
以下、次回生理日、次回排卵日および出産予定日の予測方法、および、これらに付随するデータの導出方法について詳細に説明する。なお、以下では、図8を参照して説明を行うが、その際、月経周期aの途中から測定が開始され、符号D1が最初に確認される生理初日であるものとする。なお、これらの処理は、前述の通りデータ処理モードで実行される。つまり、電源スイッチのオフ時、または目覚ましアラーム設定時間経過5時間後にデータ処理モードに移行した際に1日1回行われる。なお、目覚まし時間の初期値は、例えば、午前6時に設定されており、測定者は起床後速やかに体温測定を行うものとする。
(1)生理初日
生理メモ入力が所定日数以上、例えば3日以上連続した場合、生理メモ入力の初日を生理初日と判定する。所定日数未満、例えば3日未満の場合は生理誤認として判定を取り消す。生理メモが入力されておらず体温変化から低温相が開始されたと判断された場合には、低温相の開始日を生理初日とする。ただし、高温相が開始される前に生理メモが入力された場合には、生理初日を生理メモが入力された日に訂正する。
(2)月経周期平均日数
月経周期平均日数は、最近の所定回数(例えば6回)分の月経周期から最長周期と最短周期を除いた所定回(例えば4回)の月経周期を平均して得られる。平均される所定回(ここでは4回)分の月経周期の内、所定回(例えば3回)分以上有効月経周期があり、月経周期平均日数の導出に用いられる月経周期内の最長周期と最短周期が、”最長周期 < 最短周期 × 2”の関係を満たしている場合、導出される月経周期平均日数は有効であるとする。なお、有効月経周期とは所定の範囲の日数(例えば21日以上42日以下)を満たす月経周期のことをいう。
測定開始以来所定回数(例えば6回)分のデータが得られていない場合には、暫定処置として所定回数(例えば3回)分以上の有効月経周期があればその平均を月経周期平均日数とする。例えば、図8の期間eにおいては、”平均月経周期=(b+c+d)/3”とする。ただし、ここで、b、c、dは有効月経周期である。また、期間gにおいては、最長周期を除く所定回(例えば3回)分以上の有効月経周期の平均を月経周期平均日数とする。
そのため、期間a、b、c、dにおいては有効な月経周期平均日数は導出されない。また、最近の所定回数(例えば6回)の月経周期の中に有効月経周期が所定回数(例えば3回)以上ない場合や、月経周期平均日数の導出に用いた月経周期において”最長周期 <最短周期 × 2”が満足されない場合にも有効な月経周期平均日数は導出されない。
なお、月経周期平均日数は生理初日の確定後に導出され、次回生理初日の確定まで保持される。例えば、図8の期間gにいる場合、月経周期平均日数は生理初日D6の確定後に導出され、次の生理初日D7の確定時まで保持される。
(3)高温相平均日数
高温相平均日数は、最近の所定回数(例えば6回)分の高温相日数から最長日数と最短日数を除いた所定回(例えば4回)の高温相日数を平均して得られる。平均される所定回(ここでは4回)分の高温相日数の内、所定回(例えば3回)分以上有効高温相日数がある場合、導出される高温相平均日数は有効であるとする。なお、有効高温相日数とは所定の範囲の日数(例えば12日以上16日以下)を満たす高温相日数のことをいう。
測定開始以来所定回数(例えば6回)分のデータが得られていない場合には、暫定処置として所定回数(例えば3回)分以上の有効高温相日数があればその平均を高温相平均日数とする。例えば、図8の期間eにおいては、”高温相平均日数=(A+B+C)/3”とする。ただし、ここで、A、B、Cは有効高温相日数である。また、期間gにおいては、最長日数を除く所定回(例えば3回)分以上の有効高温相日数の平均を高温相平均日数とする。
そのため、期間a、b、c、dにおいては有効な高温相平均日数は導出されない。また、最近の所定回数(例えば6回)の高温相日数の中に有効高温相日数が所定回数(例えば3回)以上ない場合にも有効な高温相平均日数は導出されない。
なお、高温相平均日数は生理初日の確定後に導出され、次回生理初日の確定まで保持される。例えば、図8の期間gにいる場合、高温相平均日数は生理初日D6の確定後に導出され、次の生理初日D7の確定時まで保持される。
(4)低温相平均日数
低温相平均日数は、最近の所定回数(例えば6回)分の低温相日数から最長日数と最短日数を除いた所定回(例えば4回)の低温相日数を平均して得られる。平均される所定回(ここでは4回)分の低温相日数の内、所定回(例えば3回)分以上有効低温相日数がある場合、導出される低温相平均日数は有効であるとする。なお、有効低温相日数とは所定の範囲の日数(例えば5日以上30日以下)を満たす低温相日数のことをいう。
測定開始以来所定回数(例えば6回)分のデータが得られていない場合には、暫定処置として所定回数(例えば3回)分以上の有効低温相日数があればその平均を低温相平均日数とする。例えば、図8の期間eにおいては、”低温相平均日数=(H+I+J)/3”とする。ただし、ここで、H、I、Jは有効低温相日数である。また、期間gにおいては、最長日数を除く所定回(例えば3回)分以上の有効低温相日数の平均を低温相平均日数とする。
そのため、期間a、b、c、dにおいては有効な低温相平均日数は導出されない。また、最近の所定回数(例えば6回)の低温相日数の中に有効低温相日数が所定回数(例えば3回)以上ない場合にも有効な低温相平均日数は導出されない。
なお、低温相平均日数は生理初日の確定後に導出され、次回生理初日の確定まで保持される。例えば、図8の期間gにいる場合、低温相平均日数は生理初日D6の確定後に導出され、次の生理初日D7の確定時まで保持される。
(5)基準体温
基準体温は、過去の所定回数(例えば3回)分の月経周期における高温相平均体温と低温相平均体温を用いて、”基準体温=(所定回数(例えば3回)分の高温相平均体温+所定回数(例えば3回)分の低温相平均体温)/2”として導出される。なお、高温相平均体温と低温相平均体温の導出については後述する。
例えば、生理初日D4における基準体温は、”基準体温=((期間Aの平均体温+期間Bの平均体温+期間Cの平均体温)/3+(期間Hの平均体温+期間Iの平均体温+期間Jの平均体温)/3)/2”として導出される。なお、生理初日D2においては、”基準体温=(期間Aの平均体温+期間Hの平均体温)/2”として導出される。また、期間a〜bにおける基準体温は、例えば”基準体温=36.5℃”として予め与えられる。
なお、基準体温は生理初日の確定後に導出され、次回生理初日の確定まで保持される。例えば、図8の期間gにいる場合、基準体温は生理初日D6の確定後に導出され、次の生理初日D7の確定時まで保持される。
(6)相判定
相判定は、体温が高温相であるか低温相であるかを判定する。”体温≧基準体温”の場合高温相とし、”体温<基準体温”の場合低温相とする。
なお、低温相が所定日数(例えば3日)連続した場合は当日から所定日数(例えば2日)遡って低温相開始日とする。または、生理初日が確定した時点で、生理初日を低温相開始日とする。また、高温相が所定日数(例えば3日)連続した場合は当日から所定日数(例えば2日)遡って高温相開始日とする。ただし、所定日数(例えば3日)内に発熱メモ入力がある場合、または、体温が37.5℃以上の場合は、その測定結果は計算から除外する。
相判定は、最初に低温相が判定されてから所定日数(例えば1日)毎に判定が行われ、後述する補間データに対しても判定が行われる。
(7)排卵日判定
排卵日は低温相の最後の日であることから、”排卵日=高温相開始日−1”により導出される。排卵日は、高温相開始日が更新された後に判定が行われる。
(8)平均体温
高温相平均体温は、高温相開始日から所定日(例えば3日)後から低温相開始日の所定日(例えば3日)前の体温で平均体温を計算する。同様に、低温相平均体温は、低温相開始日から所定日(例えば3日)後から高温相開始日の所定日(例えば3日)前の体温で平均体温を計算する。
平均体温は、高温相平均体温と低温相平均体温のそれぞれを、初回の生理初日の確定以降に導出する。
(9)次回生理日の予測
次回生理日は、所定期間(例えば3〜7日間)として導出される。例えば、予測処理を行っている当日が低温相の場合、”次回生理日 = 最近の生理初日+月経周期平均日数−1.5σ/2〜最近の生理初日+月経周期平均日数+1.5σ/2”として導出される。ここで、σは、月経周期の日数の分布が正規分布に従うと見なした際の標準偏差である。なお、予測結果は日単位で、小数点第1位で四捨五入とする。一方、予測処理を行っている当日が高温相の場合、”次回生理日 = 最近の排卵日+高温相平均日数−1.5σ/2〜最近の排卵日+高温相平均日数+1.5σ/2”として導出される。ここで、σは、高温相の日数の分布が正規分布に従うと見なした際の標準偏差である。なお、予測結果は日単位で、小数点第1位で四捨五入とする。
このようにして導出された期間を表示する際には、表示する当日の条件に応じて次のように処理される。当日が導出された次回生理日の期間に含まれない場合は導出された期間をそのまま表示する。一方、当日が導出された次回生理日の期間に入っており、かつ、その期間の最後の日から所定日数(例えば3日)前以前の場合、表示される期間は”当日の日付〜導出された期間の最後の日”とする。すなわち、”当日〜最近の生理初日+月経周期平均日数+1.5σ/2”、あるいは、”当日〜最近の排卵日+高温相平均日数+1.5σ/2”となる。または、当日が導出された次回生理日の期間に入っており、かつ、その期間の最後の日から所定日数(例えば3日)前以後の場合、表示される期間は”当日の日付〜当日の日付+3”とする。
また、導出された期間が所定日数(例えば8日)以上にわたる場合、当日が高温相で排卵日からの日数が所定日数(例えば17日)以上の場合、月経周期平均日数または高温相平均日数が確定していない場合等の際は、精度の高い予測は出来ないため、例えば”−−月−−日〜−−月−−日”のように表示する。
次回生理日の予測処理は、所定回(例えば4回)の生理初日が確定し、月経周期平均日数および高温相平均日数の導出後になされる。そのため、図8の期間a〜dにおいては次回生理日は導出されない。
(10)次回排卵日の予測
次回排卵日は、所定期間(例えば3〜7日間)として導出される。例えば、予測処理を行っている当日が低温相の場合、”次回排卵日 = 最近の生理初日+低温相平均日数−1.5σ/2〜最近の生理初日+低温相平均日数+1.5σ/2”として導出される。ここで、σは、低温相の日数の分布が正規分布に従うと見なした際の標準偏差である。なお、予測結果は日単位で、小数点第1位で四捨五入とする。一方、予測処理を行っている当日が高温相の場合、”次回排卵日 = 最近の排卵日+月経周期平均日数−1.5σ/2〜最近の排卵日+月経周期平均日数+1.5σ/2”として導出される。ここで、σは、月経周期の日数の分布が正規分布に従うと見なした際の標準偏差である。なお、予測結果は日単位で、小数点第1位で四捨五入とする。
このようにして導出された期間を表示する際には、表示する当日の条件に応じて次のように処理される。当日が導出された次回排卵日の期間に含まれない場合は導出された期間をそのまま表示する。一方、当日が導出された次回排卵日の期間に入っており、かつ、その期間の最後の日から所定日数(例えば3日)前以前の場合、表示される期間は”当日の日付〜導出された期間の最後の日”とする。すなわち、”当日〜最近の生理初日+低温相平均日数+1.5σ/2”、あるいは、”当日〜最近の排卵日+月経周期平均日数+1.5σ/2”となる。または、当日が導出された次回排卵日の期間に入っており、かつ、その期間の最後の日から所定日数(例えば3日)前以後の場合、表示される期間は”当日の日付〜当日の日付+3”とする。
また、導出された期間が所定日数(例えば8日)以上にわたる場合、当日が高温相で排卵日からの日数が所定日数(例えば17日)以上の場合、月経周期平均日数または低温相平均日数が確定していない場合等の際は、精度の高い予測は出来ないため、例えば”−−月−−日〜−−月−−日”のように表示する。
次回排卵日の予測処理は、所定回(例えば4回)の生理初日が確定し、月経周期平均日数および低温相平均日数の導出後になされる。そのため、図8の期間a〜dにおいては次回排卵日は導出されない。
(11)出産予定日の予測
最後の排卵日からの日数が所定日数(例えば20日)をこえ、かつ、当日に測定された体温が高温相と判定された場合、妊娠中であると判定する。そして、”出産予定日=排卵日+265日”を用いて出産予定日の予測を行う。なお、妊娠中であると判定されていない場合等、出産予定日が導出されていない場合は”−−月−−日〜−−月−−日”のように表示する。
(12)欠落データの補間
基礎体温は原則として毎日測定されるべきものであるため、上述した各処理の説明においては、欠落無く毎日の測定データが存在することを前提とした。もし、測定し忘れなどにより測定データが欠落している場合には、測定データの欠落日前後の測定データを用いて補間を行う。ただし、本来はデータが欠落していたことを明示するために、補間されたデータは表示部には表示されず、例えば”−−.−−℃”と表示される。
例えば、測定体温データの欠落がm日にわたる場合、欠落開始の前日の体温をa、欠落終了の翌日の体温をbとして、”欠落開始n日目の体温=a+n(b−a)/(m+1)”のように線形近似を用いて補間される。ここで、測定データの欠落連続日数mは所定日数(例えば8日)まで許容する。その所定日数をこえる欠落があった場合、精度の高い予測は出来ないため、最近の生理日に遡り測定データを無効とする。また、RAMに記憶されている測定体温の測定データが、月経周期内の日数の所定比率以上(例えば50%以上)の場合のみ、その月経周期内のデータを有効とし、所定比率未満(例えば50%未満)の場合、その月経周期内のデータを無効とする。
<データ処理モードの動作フロー>
図9は、第1実施形態に係る婦人用電子体温計のデータ処理モードの動作フローチャートである。以下の各ステップは、前述したように、演算処理部21がROM22に記憶されたプログラムを実行することにより実現されるものである。以下、フローチャートを参照し、処理の手順について説明する。なお、図10〜図13は、図9のフローチャートにおける、一部のステップについて詳細化したものであるので、簡単に説明するにとどめる。
ステップS901では、本日最初のデータ処理モードの実行であるか否かを判定する。最初のデータ処理モードの実行と判定されればステップS902に進む。本日2回目以降のデータ処理モードの実行である場合、本日の既に1日1回のデータ処理がなされていると判断しフローを終了する。
ステップS902では、RAM23に記憶された測定データのデータ欠落有無を判定し、欠落日のデータの補間を行う。つまり、測定の開始日から本日までデータが連続して存在しているか否かを判定し、欠落が有ればデータを補間する。補間処理については”(12)欠落データの補間”で説明した通りである。
ステップS903では、生理初日を判定する。判定処理については”(1)生理初日”で説明した通りであるが、動作フローを図10に示す。すなわち、生理メモが所定日数(例えば3日)以上連続して入力された場合、その連続した3日間の初日の日付で生理初日を更新する(ステップS1003)。また、後述する相判定において低温相開始日が更新されると、その低温相開始日で生理初日を更新する(ステップS1008)。また、生理メモが所定日数(例えば3日)以上連続していない場合においても、高温相でない場合には生理初日を更新する(ステップS1006)。生理初日はこれら3つのいずれかをきっかけとして更新される。
ステップS904では、最近の生理初日が判定されてから初めてのデータ処理であるか否かを判定する。初めてのデータ処理である場合にはステップS905に進む。2回目以降のデータ処理であるい場合にはステップS909に進む。
ステップS905では、最近の月経周期のデータが有効であるか否かを判定する。有効である場合にはステップS906に進む。有効でない場合にはステップS909に進む。
ステップS906では、月経周期平均日数を導出する。導出処理については”(2)月経周期平均日数”で説明した通りである。
ステップS907では、高温相平均日数および低温相平均日数を導出する。導出処理については”(3)高温相平均日数”および”(4)低温相平均日数”で説明した通りである。
ステップS908では、基準体温を導出する。導出処理については”(5)基準体温”で説明した通りである。
ステップS909では、相判定および排卵日判定を行う。判定処理については”(6)相判定”および”(7)排卵日判定”で説明した通りであるが、動作フローを図11に示す。すなわち、原則的には所定日数(例えば3日)連続して低体温あるいは高体温であれば、その初日をそれぞれ低温相あるいは高温相の開始日とする(ステップS1103,S1106)。ただし、所定日数(例えば3日)連続して低体温でなくとも、生理初日がその日に更新されていれば、更新された生理初日を低温相開始日とする(ステップS1108,S1109)。ただし、所定温度を越えている場合あるいは発熱メモが入力された場合には、その日の測定値は採用しない。また、高温相開始日の前日をその月経周期における排卵日とする(ステップS1107)。
ステップS910では、低温相開始日が更新され、かつ、生理初日が更新されていない、か否かを判定する。YESの場合は、生理初日を低温相開始日で更新する必要があるため、ステップS903に戻る。
NOの場合は、ステップS911に進む。
ステップS911では、平均体温を導出する。導出処理については”(8)平均体温”で説明した通りである。
ステップS912では、次回生理日を予測する。予測処理については”(9)次回生理日の予測”で説明した通りであるが、動作フローを図12(A)に示す。すなわち、現在高温相であれば最近の排卵日を基準にして高温相平均日数を加え、その日を中心としてばらつきを加味して予測する(ステップS1205)。また、現在低温相であれば最近の生理初日を基準にして月経周期平均日数を加え、その日を中心としてばらつきを加味して予測する(ステップS1203)。
ステップS913では、次回排卵日を予測する。予測処理については”(10)次回排卵日の予測”で説明した通りであるが、動作フローを図12(B)に示す。すなわち、現在高温相であれば最近の排卵日を基準にして月経周期平均日数を加え、その日を中心としてばらつきを加味して予測する(ステップS1214)。また、現在低温相であれば最近の生理初日を基準にして低温相平均日数を加え、その日を中心としてばらつきを加味して予測する(ステップS1216)。
ステップS914では、出産予定日を予測する。予測処理については”(11)出産予定日の予測”で説明した通りであるが、動作フローを図13に示す。すなわち、最近の排卵日から所定日数(例えば20日)以上経過して、しかも高温相である場合に、最近の排卵日から265日目を出産予定日として予測する(ステップS1303)。
なお、上述したステップS906〜S908は、1回の月経周期で1回行われる処理である。これに対して、ステップS909〜S914は毎日データ処理が実行されるごとに実行される。
測定された体温や、上述のようにして導出されたデータは全てRAM23に記憶され所定期間(例えば240日間)にわたって保存される。すなわち、例えば月経周期、高温相日数、低温相日数、平均体温等月経周期の1周期毎に導出される値であれば、おおよそ6〜10周期分程度が保存される。このため、高温相平均日数や低温相平均日数等、過去の多くの月経周期におけるデータに基づいて得られるデータを導出するためにも、十分なデータを保存しておくことができる。
以上説明したように、本実施形態の婦人用電子体温計により、短時間の測定時間で精度の高い体温を取得することが可能となる。その結果、次回生理日等の予測を精度良く行うことの可能な婦人用電子体温計を実現可能となる。また、毎回の体温測定において、よりエラー発生頻度の少ない測定が可能となり、時間を大幅に短縮可能となるため測定者への負担を軽減することが出来る。
(他の実施形態)
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、装置に直接或いは遠隔から供給し、その装置が供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。
第1実施形態に係る婦人用電子体温計の外観を示す図である。 第1実施形態に係る婦人用電子体温計の内部ブロック図である。 演算制御部による各種機能を遂行するための機能モードの遷移を示す状態遷移図である。 温度計測部による実測値変化を例示的に示した図である。 実測値の経時変化特性に従う群分けの例を示した図である。 第1実施形態の婦人用電子体温計に係る体温測定フローチャートである。 温度計測部による実測値変化(初期リプル有り)を示した図である。 月経周期と体温との関係を示す図である。 第1実施形態に係る婦人用電子体温計の全体動作フローチャートである。 生理初日判定の動作フローチャートである。 相判定・排卵日判定の動作フローチャートである。 次回生理日・次回排卵日予測の動作フローチャートである。 出産予定日予測の動作フローチャートである。

Claims (10)

  1. 生理事項データを入力する入力手段と、
    検温素子により検出した温度の実測値から予測式に従い平衡温の予測値を導出する予測値導出手段と、
    前記検温素子による測定開始の後における実測値の低下を検出する検出手段と、
    記検出手段により実測値の低下が検出された場合、前記検温素子により検出した実測値の時系列のうち前記予測値導出手段が前記予測値の導出に使用する範囲の開始タイミングを制御する制御手段と、
    前記予測値と入力された前記生理事項データとを併せて日付ごとに記憶する記憶手段と、
    記憶された前記予測値と前記生理事項データとを基に次回生理日を予測する予測手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記低下が前記測定開始から第1の所定時間以内に検出され、前記低下を検出したときの実測値が所定温度以下であり、前記低下の検出から第2の所定時間以内に実測値の上昇が検出され、前記上昇を検出したときの実測値と前記低下を検出したときの実測値との差が所定値以内である場合に、前記開始タイミングの制御を行うことを特徴とする婦人用電子体温計。
  2. 生理事項データを入力する入力手段と、
    検温素子により検出した温度の実測値から予測式に従い平衡温の予測値を導出する予測値導出手段と、
    前記検温素子による測定開始の後における実測値の低下を検出する検出手段と、
    記検出手段により実測値の低下が検出された場合、前記検温素子により検出した実測値の時系列のうち前記予測値導出手段が前記予測値の導出に使用する範囲の開始タイミングを制御する制御手段と、
    前記予測値と入力された前記生理事項データとを併せて日付ごとに記憶する記憶手段と、
    記憶された前記予測値と前記生理事項データとを基に次回排卵日を予測する予測手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記低下が前記測定開始から第1の所定時間以内に検出され、前記低下を検出したときの実測値が所定温度以下であり、前記低下の検出から第2の所定時間以内に実測値の上昇が検出され、前記上昇を検出したときの実測値と前記低下を検出したときの実測値との差が所定値以内である場合に、前記開始タイミングの制御を行うことを特徴とする婦人用電子体温計。
  3. 生理事項データを入力する入力手段と、
    検温素子により検出した温度の実測値から予測式に従い平衡温の予測値を導出する予測値導出手段と、
    前記検温素子による測定開始の後における実測値の低下を検出する検出手段と、
    記検出手段により実測値の低下が検出された場合、前記検温素子により検出した実測値の時系列のうち前記予測値導出手段が前記予測値の導出に使用する範囲の開始タイミングを制御する制御手段と、
    前記予測値と入力された前記生理事項データとを併せて日付ごとに記憶する記憶手段と、
    記憶された前記予測値と前記生理事項データとを基に出産予定日を予測する予測手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記低下が前記測定開始から第1の所定時間以内に検出され、前記低下を検出したときの実測値が所定温度以下であり、前記低下の検出から第2の所定時間以内に実測値の上昇が検出され、前記上昇を検出したときの実測値と前記低下を検出したときの実測値との差が所定値以内である場合に、前記開始タイミングの制御を行うことを特徴とする婦人用電子体温計。
  4. 生理事項データを入力する入力手段と、
    検温素子により検出した温度の実測値から予測式に従い平衡温の予測値を導出する予測値導出手段と、
    前記検温素子による測定開始の後における実測値の低下を検出する検出手段と、
    記検出手段により実測値の低下が検出された場合、前記検温素子により検出した実測値の時系列のうち前記予測値導出手段が前記予測値の導出に使用する範囲の開始タイミングを制御する制御手段と、
    前記予測値と入力された前記生理事項データとを併せて日付ごとに記憶する記憶手段と、
    記憶された前記予測値と前記生理事項データとを基に生理日初日を推定する推定手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記低下が前記測定開始から第1の所定時間以内に検出され、前記低下を検出したときの実測値が所定温度以下であり、前記低下の検出から第2の所定時間以内に実測値の上昇が検出され、前記上昇を検出したときの実測値と前記低下を検出したときの実測値との差が所定値以内である場合に、前記開始タイミングの制御を行うことを特徴とする婦人用電子体温計。
  5. 生理事項データを入力する入力手段と、
    検温素子により検出した温度の実測値から予測式に従い平衡温の予測値を導出する予測値導出手段と、
    前記検温素子による測定開始の後における実測値の低下を検出する検出手段と、
    記検出手段により実測値の低下が検出された場合、前記検温素子により検出した実測値の時系列のうち前記予測値導出手段が前記予測値の導出に使用する範囲の開始タイミングを制御する制御手段と、
    前記予測値と入力された前記生理事項データとを併せて日付ごとに記憶する記憶手段と、
    記憶された前記予測値と前記生理事項データとを基に排卵日を推定する推定手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記低下が前記測定開始から第1の所定時間以内に検出され、前記低下を検出したときの実測値が所定温度以下であり、前記低下の検出から第2の所定時間以内に実測値の上昇が検出され、前記上昇を検出したときの実測値と前記低下を検出したときの実測値との差が所定値以内である場合に、前記開始タイミングの制御を行うことを特徴とする婦人用電子体温計。
  6. 前記第1の所定時間は7秒であり、前記所定温度は34.5度であり、前記第2の所定時間は8秒であり、前記所定値は1度であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の婦人用電子体温計。
  7. 前記制御手段は、前記開始タイミングを前記上昇を検出したタイミングに変更することを特徴とする請求項1乃至6何れか1項に記載の婦人用電子体温計。
  8. 前記検温素子およびその周辺部は熱容量が小さいことを特徴とする請求項1乃至7何れか1項に記載の婦人用電子体温計。
  9. 検温素子により検出した温度の実測値の時系列から予測式に従い平衡温の予測値を導出する婦人用電子体温計の制御方法であって、
    生理事項データを入力する入力工程と、
    前記検温素子による測定開始の後における実測値の低下を検出する検出工程と、
    記検出工程により実測値の低下が検出された場合、前記検温素子により検出した実測値の時系列のうち前記予測値導出工程において前記予測値の導出に使用する範囲の開始タイミングを制御する制御工程と、
    前記開始タイミング以降の前記実測値の時系列から予測式に従い平衡温の予測値を導出する予測値導出工程と、
    前記予測値と入力された前記生理事項データとを併せて日付ごとに記憶する記憶工程と、
    記憶された前記予測値と前記生理事項データとを基に次回生理日を予測する予測工程と、
    を有し、
    前記制御工程では、前記低下が前記測定開始から第1の所定時間以内に検出され、前記低下を検出したときの実測値が所定温度以下であり、前記低下の検出から第2の所定時間以内に実測値の上昇が検出され、前記上昇を検出したときの実測値と前記低下を検出したときの実測値との差が所定値以内である場合に、前記開始タイミングの制御を行うことを特徴とする制御方法。
  10. 検温素子により検出した温度の実測値の時系列から予測式に従い平衡温の予測値を導出するコンピュータに、
    生理事項データを入力する入力工程と、
    前記検温素子による測定開始の後における実測値の低下を検出する検出工程と、
    前記検出工程により実測値の低下が検出された場合、前記検温素子により検出した実測値の時系列のうち前記予測値導出工程において前記予測値の導出に使用する範囲の開始タイミングを制御する制御工程と、
    前記開始タイミング以降の前記実測値の時系列から予測式に従い平衡温の予測値を導出する予測値導出工程と、
    前記予測値と入力された前記生理事項データとを併せて日付ごとに記憶する記憶工程と、
    記憶された前記予測値と前記生理事項データとを基に次回生理日を予測する予測工程と、
    を実行させ、
    前記制御工程では、前記低下が前記測定開始から第1の所定時間以内に検出され、前記低下を検出したときの実測値が所定温度以下であり、前記低下の検出から第2の所定時間以内に実測値の上昇が検出され、前記上昇を検出したときの実測値と前記低下を検出したときの実測値との差が所定値以内である場合に、前記開始タイミングの制御を行うことを特徴とする制御プログラム。
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