JPH10196882A - 管体の断熱材保護筒及び管体の断熱材保護具 - Google Patents
管体の断熱材保護筒及び管体の断熱材保護具Info
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- JPH10196882A JPH10196882A JP8357835A JP35783596A JPH10196882A JP H10196882 A JPH10196882 A JP H10196882A JP 8357835 A JP8357835 A JP 8357835A JP 35783596 A JP35783596 A JP 35783596A JP H10196882 A JPH10196882 A JP H10196882A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造が容易であって取り付けが迅速かつ簡易
に行える管体の断熱材保護筒を提供すること。 【解決手段】 不燃性及び耐熱性並びに可撓性を有する
シートであって、管体を取り巻く断熱材３の周りに巻き
付けられ、該シートの重合部分の上からドリルネジ４が
上記断熱材の内部に達するように設けられて、上記断熱
材の周りに固定されていることを特徴とし、断熱材３の
端部がはみ出る態様で固定され、はみ出た部分の端部が
隙間なく接合されて接続されることを特徴とする。又、
側端部分に仮止め用の両面テープ１ａが設けられている
ことを特徴とする。
に行える管体の断熱材保護筒を提供すること。 【解決手段】 不燃性及び耐熱性並びに可撓性を有する
シートであって、管体を取り巻く断熱材３の周りに巻き
付けられ、該シートの重合部分の上からドリルネジ４が
上記断熱材の内部に達するように設けられて、上記断熱
材の周りに固定されていることを特徴とし、断熱材３の
端部がはみ出る態様で固定され、はみ出た部分の端部が
隙間なく接合されて接続されることを特徴とする。又、
側端部分に仮止め用の両面テープ１ａが設けられている
ことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、管体（直管）の断
熱材保護筒及び管体エルボ部（屈曲部）の断熱材保護具
に関しており、さらに詳しくは、空調配管、給湯管等の
外側に巻き付けた断熱材を保護するための管体の断熱材
保護筒及び管体の断熱材保護具に関している。
熱材保護筒及び管体エルボ部（屈曲部）の断熱材保護具
に関しており、さらに詳しくは、空調配管、給湯管等の
外側に巻き付けた断熱材を保護するための管体の断熱材
保護筒及び管体の断熱材保護具に関している。
【０００２】
【従来の技術】空調配管、給湯管等は、断熱のため、ガ
ラスウール、ロックウール、炭素繊維等の断熱材が巻き
付けられる。しかし、断熱材自体は脆い物質であり、断
熱材の保持、保形のためにこれを保護する必要がある。
ラスウール、ロックウール、炭素繊維等の断熱材が巻き
付けられる。しかし、断熱材自体は脆い物質であり、断
熱材の保持、保形のためにこれを保護する必要がある。
【０００３】従来、断熱材を保護する方法として、プラ
スチックテープ、アルミテープ等を断熱材の表面に巻き
付ける方法が実施されていた。しかしながら、テープを
整った形状に巻き付けるには熟練した技術が必要であ
り、時間もかかるものであった。
スチックテープ、アルミテープ等を断熱材の表面に巻き
付ける方法が実施されていた。しかしながら、テープを
整った形状に巻き付けるには熟練した技術が必要であ
り、時間もかかるものであった。
【０００４】かかる問題点を解決すべく、「金属表面層
と断熱材層とからなる断熱マットと、管体に巻き込み可
能な可撓性プラスチックシートとからなり、前記断熱マ
ットの断熱材層側の面と前記可撓性プラスチックシート
の一方の面とが接着一体とされて板状体が形成され、且
つこの板状体は、この板状体の対向している一つの縁を
狭持するようにして備えられ、且つ前記係合手段に対し
て係脱自在に係合する他方の係合手段とを有しているこ
とを特徴とする管体の断熱材保形具」が提案された（実
公平７―５４７１６号）。しかし、かかる断熱材保形具
は金属表面層を積層する必要がある等製造が面倒であ
り、又、断熱材とは別々に取り扱われるものであった。
と断熱材層とからなる断熱マットと、管体に巻き込み可
能な可撓性プラスチックシートとからなり、前記断熱マ
ットの断熱材層側の面と前記可撓性プラスチックシート
の一方の面とが接着一体とされて板状体が形成され、且
つこの板状体は、この板状体の対向している一つの縁を
狭持するようにして備えられ、且つ前記係合手段に対し
て係脱自在に係合する他方の係合手段とを有しているこ
とを特徴とする管体の断熱材保形具」が提案された（実
公平７―５４７１６号）。しかし、かかる断熱材保形具
は金属表面層を積層する必要がある等製造が面倒であ
り、又、断熱材とは別々に取り扱われるものであった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、製造が容易であって取り付けが迅速かつ簡
易に行え、管体に取り付ける前の断熱材も保護すること
が可能な管体の断熱材保護筒及び管体の断熱材保護具を
提供することである。
する課題は、製造が容易であって取り付けが迅速かつ簡
易に行え、管体に取り付ける前の断熱材も保護すること
が可能な管体の断熱材保護筒及び管体の断熱材保護具を
提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明において上記課題
を解決するための手段は、不燃性及び耐熱性並びに可撓
性を有する筒状のシートを、管体を取り巻く断熱材の周
りに巻き付け、該シートの重合部分の上からドリルネジ
を上記断熱材の内部に達するように設け、上記断熱材の
周りに固定することを特徴とする。又、側端部分に仮止
め用の両面テープが設けられていることを特徴とする。
を解決するための手段は、不燃性及び耐熱性並びに可撓
性を有する筒状のシートを、管体を取り巻く断熱材の周
りに巻き付け、該シートの重合部分の上からドリルネジ
を上記断熱材の内部に達するように設け、上記断熱材の
周りに固定することを特徴とする。又、側端部分に仮止
め用の両面テープが設けられていることを特徴とする。
【０００７】あるいは、不燃性及び耐熱性並びに可撓性
を有する部材で曲管体を取り巻く断熱材に沿う形状に構
成すると共に曲がりの内側に切り離し部を設けたもので
あって、該切り離し部を開口させて断熱材と嵌合させる
ことを特徴とする。
を有する部材で曲管体を取り巻く断熱材に沿う形状に構
成すると共に曲がりの内側に切り離し部を設けたもので
あって、該切り離し部を開口させて断熱材と嵌合させる
ことを特徴とする。
【０００８】さらに、別の断熱材保護筒あるいは別の断
熱材保護具との接続部を、テープを巻いて固定すること
を特徴とする。
熱材保護具との接続部を、テープを巻いて固定すること
を特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１及び図２は、本発明の管体
（直管）の断熱材保護筒を示す図で、１は管体の断熱材
保護筒であり、２は直管形状の管体であり、３は断熱材
であり、５はドリルネジである。
（直管）の断熱材保護筒を示す図で、１は管体の断熱材
保護筒であり、２は直管形状の管体であり、３は断熱材
であり、５はドリルネジである。
【００１０】本発明の断熱材保護筒１は、施工前におい
ては図１Ａ及び図２Ａに示すような筒状のシート１ａで
あり、不燃性及び耐熱性並びに可撓性を有する部材、例
えば難燃性の塩化ビニルシートで構成される。
ては図１Ａ及び図２Ａに示すような筒状のシート１ａで
あり、不燃性及び耐熱性並びに可撓性を有する部材、例
えば難燃性の塩化ビニルシートで構成される。
【００１１】図１は、管体２の周囲に断熱材３が設けら
れた後に断熱材保護筒１を使用する場合を示している。
断熱材保護筒１となる筒状のシート１ａは、側端部分に
第１の両面テープ１ｂが貼着されると共に、内面に適当
な間隔で第２の両面テープ４が貼着され、すでに取り付
けが終了している断熱材保護筒１１と隣接するように、
直線状の直管形状の管体２の周囲を取り巻いて設けられ
ている断熱材３をさらに取り巻くように巻き付けられ
（図１Ｂ）、第２の両面テープ４の粘着力によって仮止
めされる。一方、筒状のシート１ａの側端部分に設けら
れた両面テープ１ｂによっても、筒状のシート１ａは筒
状に形成されて仮止めされる。
れた後に断熱材保護筒１を使用する場合を示している。
断熱材保護筒１となる筒状のシート１ａは、側端部分に
第１の両面テープ１ｂが貼着されると共に、内面に適当
な間隔で第２の両面テープ４が貼着され、すでに取り付
けが終了している断熱材保護筒１１と隣接するように、
直線状の直管形状の管体２の周囲を取り巻いて設けられ
ている断熱材３をさらに取り巻くように巻き付けられ
（図１Ｂ）、第２の両面テープ４の粘着力によって仮止
めされる。一方、筒状のシート１ａの側端部分に設けら
れた両面テープ１ｂによっても、筒状のシート１ａは筒
状に形成されて仮止めされる。
【００１２】筒状のシート１ａが筒状に仮止めされた
後、シート１ａの重合部分の上から、通常の工具でドリ
ルネジ５を断熱材３の内部に達するようにして当該重合
部分を接合する。ドリルネジ５によって、シート１ａは
断熱材保護筒１として筒状に固定され、同時に断熱材３
に対しても固定される。断熱材保護筒１と既に取り付け
られていた断熱材保護筒１１との接続部には、断熱材保
護筒１、１１と同じ材質のテープ６を巻き付ける。これ
により、断熱材保護筒の接続部における断熱材を保護し
ている（図１Ｃ）。尚、第２の両面テープ４は、断熱材
３の側に貼着しておいても良いし、あるいは必ずしも設
けなくともよい。又、第２の両面テープ４は施工時に貼
着してもよい。
後、シート１ａの重合部分の上から、通常の工具でドリ
ルネジ５を断熱材３の内部に達するようにして当該重合
部分を接合する。ドリルネジ５によって、シート１ａは
断熱材保護筒１として筒状に固定され、同時に断熱材３
に対しても固定される。断熱材保護筒１と既に取り付け
られていた断熱材保護筒１１との接続部には、断熱材保
護筒１、１１と同じ材質のテープ６を巻き付ける。これ
により、断熱材保護筒の接続部における断熱材を保護し
ている（図１Ｃ）。尚、第２の両面テープ４は、断熱材
３の側に貼着しておいても良いし、あるいは必ずしも設
けなくともよい。又、第２の両面テープ４は施工時に貼
着してもよい。
【００１３】図２は、管体２の周囲に断熱材３と断熱材
保護筒１とを同時に取り付ける場合を示している。断熱
材３は縦切断面イによって２つに分離可能な円筒状であ
り、断熱材保護筒１となるシート１ａが予め巻き付けら
れている（図２Ｂ）。この時も、シート１ａの内面には
適当な間隔で第２の両面テープ４が貼着され、該両面テ
ープ４の粘着力によって仮止めされると共に、筒状のシ
ート１ａの側端部分に設けられた第１の両面テープ１ｂ
によっても仮止めされている。シート１ａの大きさは、
幅方向が断熱材３を一周してさらに重なり部分ができる
長さとし、又、長さ方向が断熱材３の両端部を少しはみ
出す長さとしている。この状態で施工場所まで運搬すれ
ば、その間も断熱材が保護される。
保護筒１とを同時に取り付ける場合を示している。断熱
材３は縦切断面イによって２つに分離可能な円筒状であ
り、断熱材保護筒１となるシート１ａが予め巻き付けら
れている（図２Ｂ）。この時も、シート１ａの内面には
適当な間隔で第２の両面テープ４が貼着され、該両面テ
ープ４の粘着力によって仮止めされると共に、筒状のシ
ート１ａの側端部分に設けられた第１の両面テープ１ｂ
によっても仮止めされている。シート１ａの大きさは、
幅方向が断熱材３を一周してさらに重なり部分ができる
長さとし、又、長さ方向が断熱材３の両端部を少しはみ
出す長さとしている。この状態で施工場所まで運搬すれ
ば、その間も断熱材が保護される。
【００１４】管体２への取り付けは、一旦シート１ａを
断熱材３から外し、断熱材３を縦切断面イで２つに分離
して管体２を挟む。再びシート１ａを断熱材３の周囲に
巻き付けて断熱材３の両端部がはみ出る位置に調整し、
第２の両面テープ４及び第１の両面テープ１ｂの粘着力
によって仮止めして、シート１ａの重合部分の上から通
常の工具でドリルネジ５を断熱材３の内部に達するよう
に設ける。これにより、ドリルネジ５によってシート１
ａが断熱材保護筒１として筒形状に固定されると同時に
断熱材３に対しても固定され、断熱材３を介して管体２
にも固定される（図２Ｃ）。
断熱材３から外し、断熱材３を縦切断面イで２つに分離
して管体２を挟む。再びシート１ａを断熱材３の周囲に
巻き付けて断熱材３の両端部がはみ出る位置に調整し、
第２の両面テープ４及び第１の両面テープ１ｂの粘着力
によって仮止めして、シート１ａの重合部分の上から通
常の工具でドリルネジ５を断熱材３の内部に達するよう
に設ける。これにより、ドリルネジ５によってシート１
ａが断熱材保護筒１として筒形状に固定されると同時に
断熱材３に対しても固定され、断熱材３を介して管体２
にも固定される（図２Ｃ）。
【００１５】図３は、図２Ｂに示した断熱材保護筒１付
きの断熱材３を、敷設された管体２に取り付けていく工
程を示したものである。管体２には、既に断熱材保護筒
１１付きの断熱材１３が取付けられている（図３Ａ）。
これに連続させるための断熱材保護筒１及び断熱材３
（図２Ｂ）を用意し、はみ出ている断熱材１３と断熱材
３が接しかつ断熱材保護筒１からも断熱材３がはみ出る
態様で断熱材３及び断熱材保護筒１を管体に取り付ける
（図３Ｂ）。次に、当該接続部に断熱材保護筒１、１１
と同じ材質のテープ６を巻き付けて固定する（図３
Ｃ）。断熱材３と断熱材１３との接合面は隙間なく接合
されるので、断熱材の接続による断熱効果の低下が防止
される。
きの断熱材３を、敷設された管体２に取り付けていく工
程を示したものである。管体２には、既に断熱材保護筒
１１付きの断熱材１３が取付けられている（図３Ａ）。
これに連続させるための断熱材保護筒１及び断熱材３
（図２Ｂ）を用意し、はみ出ている断熱材１３と断熱材
３が接しかつ断熱材保護筒１からも断熱材３がはみ出る
態様で断熱材３及び断熱材保護筒１を管体に取り付ける
（図３Ｂ）。次に、当該接続部に断熱材保護筒１、１１
と同じ材質のテープ６を巻き付けて固定する（図３
Ｃ）。断熱材３と断熱材１３との接合面は隙間なく接合
されるので、断熱材の接続による断熱効果の低下が防止
される。
【００１６】図４及び図５は、本発明の管体エルボ部
（屈曲部）の断熱材保護具を示す図で、２１は本発明の
エルボ部の断熱材保護具であり、２２は曲管体であり、
２３は断熱材であり、２４は第３の両面テープである。
（屈曲部）の断熱材保護具を示す図で、２１は本発明の
エルボ部の断熱材保護具であり、２２は曲管体であり、
２３は断熱材であり、２４は第３の両面テープである。
【００１７】本発明の断熱材保護具２１は、施工前にお
いては図４Ａ及び図５Ａに示すように、曲管体２２を取
り巻く断熱材２３に沿う形状に構成されており、曲がり
の内側に軸線に沿って切り離し部ロが設けられている。
断熱材保護具２１は、不燃性及び耐熱性並びに可撓性を
有する部材、例えば難燃性の塩化ビニルシートで構成さ
れる。
いては図４Ａ及び図５Ａに示すように、曲管体２２を取
り巻く断熱材２３に沿う形状に構成されており、曲がり
の内側に軸線に沿って切り離し部ロが設けられている。
断熱材保護具２１は、不燃性及び耐熱性並びに可撓性を
有する部材、例えば難燃性の塩化ビニルシートで構成さ
れる。
【００１８】断熱材保護具２１は、図４Ｂに示すよう
に、断熱材保護具２１に設けられた切り離し部ロが開口
することにより、曲管体２２の周囲に設けられている断
熱材２３に嵌合する。この時、断熱材保護具２１の内側
面あるいは断熱材２３の断熱材保護具２１に嵌合する部
分の表面に第３の両面テープ２４を貼付しておくと、断
熱材２３と断熱材保護具２１が確実に固定される。この
状態が図４Ｃに示されている。
に、断熱材保護具２１に設けられた切り離し部ロが開口
することにより、曲管体２２の周囲に設けられている断
熱材２３に嵌合する。この時、断熱材保護具２１の内側
面あるいは断熱材２３の断熱材保護具２１に嵌合する部
分の表面に第３の両面テープ２４を貼付しておくと、断
熱材２３と断熱材保護具２１が確実に固定される。この
状態が図４Ｃに示されている。
【００１９】本発明の断熱材保護具２１は、図５に示す
ように、未だ管体を取り巻いていない状態の断熱材２３
に対しても取り付けておくことができる。すなわち、断
熱材保護具２１を曲管体２２に沿う筒状の断熱材２３に
嵌合しておくことができる。この場合、断熱材２３は両
端部を断熱材保護具２１から少しはみ出す長さとしてお
り、断熱材保護具２１の切り離し部ロと位置を合わせて
同様の切り離し部ハが設けられている。
ように、未だ管体を取り巻いていない状態の断熱材２３
に対しても取り付けておくことができる。すなわち、断
熱材保護具２１を曲管体２２に沿う筒状の断熱材２３に
嵌合しておくことができる。この場合、断熱材２３は両
端部を断熱材保護具２１から少しはみ出す長さとしてお
り、断熱材保護具２１の切り離し部ロと位置を合わせて
同様の切り離し部ハが設けられている。
【００２０】図６は、図５に示した断熱材保護具２１付
きの断熱材２３を曲管体２２に取り付けた後、曲管体２
２に連続する直管体２に断熱材３及び断熱材保護筒１を
取り付ける工程を示したものである。まず、断熱材保護
具２１と断熱材２３の切り離し部ロ、ハを同時に開口さ
せて断熱材保護具２１付きの断熱材２３を曲管体２２に
嵌合する（図６Ａ）。次に、図２Ｂに示す保護筒１付き
の断熱材３を曲管体２２と連続する管体２に取り付け
る。それぞれの断熱材２３、３は、いずれも端部が断熱
材保護具２１あるいは断熱材保護筒１からはみ出る態様
で断熱材保護具２１あるいは断熱材保護筒１に固定され
ており、互いに接する位置に調整される（図６Ｂ）。次
いで、当該接続部に断熱材保護筒１と同じ材質のテープ
６を巻き付けて固定する（図６Ｃ）。断熱材２３と断熱
材３との接合面に隙間が生じることがなく、断熱材の接
続による断熱効果の低下が防止される。
きの断熱材２３を曲管体２２に取り付けた後、曲管体２
２に連続する直管体２に断熱材３及び断熱材保護筒１を
取り付ける工程を示したものである。まず、断熱材保護
具２１と断熱材２３の切り離し部ロ、ハを同時に開口さ
せて断熱材保護具２１付きの断熱材２３を曲管体２２に
嵌合する（図６Ａ）。次に、図２Ｂに示す保護筒１付き
の断熱材３を曲管体２２と連続する管体２に取り付け
る。それぞれの断熱材２３、３は、いずれも端部が断熱
材保護具２１あるいは断熱材保護筒１からはみ出る態様
で断熱材保護具２１あるいは断熱材保護筒１に固定され
ており、互いに接する位置に調整される（図６Ｂ）。次
いで、当該接続部に断熱材保護筒１と同じ材質のテープ
６を巻き付けて固定する（図６Ｃ）。断熱材２３と断熱
材３との接合面に隙間が生じることがなく、断熱材の接
続による断熱効果の低下が防止される。
【００２１】尚、本実施例では行っていないが、断熱材
保護具２１の切り離し部ロを施工後にテープで接合する
と、切り離し部ロの部分の断熱効果の低下を一層防止で
きる。
保護具２１の切り離し部ロを施工後にテープで接合する
と、切り離し部ロの部分の断熱効果の低下を一層防止で
きる。
【００２２】さらに、断熱材保護筒１及び断熱材保護具
２１は、表面に金属層を有さないため錆びることがな
く、又、希望に応じた彩色を施すことも容易であり、特
に建物内部に設ける配管に適している。
２１は、表面に金属層を有さないため錆びることがな
く、又、希望に応じた彩色を施すことも容易であり、特
に建物内部に設ける配管に適している。
【００２３】
【発明の効果】本発明の管体の断熱材保護筒は、不燃性
及び耐熱性並びに可撓性を有する筒状のシートによって
構成されるものであるから、製造が容易であり、又、断
熱材への取付けも、ドリルネジを用いることによって迅
速に行うことができる。一方、本発明の管体エルボ部の
断熱材保護具は、曲管体を取り巻く断熱材に沿う形状に
構成されると共に曲がりの内側に切り離し部が設けられ
るものであるから、曲管体に沿う断熱材への取付けも、
切り離し部を開口させて嵌合させることによって迅速に
行うことができる。
及び耐熱性並びに可撓性を有する筒状のシートによって
構成されるものであるから、製造が容易であり、又、断
熱材への取付けも、ドリルネジを用いることによって迅
速に行うことができる。一方、本発明の管体エルボ部の
断熱材保護具は、曲管体を取り巻く断熱材に沿う形状に
構成されると共に曲がりの内側に切り離し部が設けられ
るものであるから、曲管体に沿う断熱材への取付けも、
切り離し部を開口させて嵌合させることによって迅速に
行うことができる。
【００２４】又、本発明は、未だ管体に取り付けていな
い状態の断熱材に対しても予め仮止めしておくことがで
きるため、施工前から断熱材を保護することができ、
又、取り扱いの便が良い。さらに、断熱材の端部がはみ
出る態様としているので、接続時に断熱材を隙間なく接
続することが確認でき、このため断熱材の接合面に隙間
が生じることがなく、断熱材の接続による断熱効果の低
下が防止される。
い状態の断熱材に対しても予め仮止めしておくことがで
きるため、施工前から断熱材を保護することができ、
又、取り扱いの便が良い。さらに、断熱材の端部がはみ
出る態様としているので、接続時に断熱材を隙間なく接
続することが確認でき、このため断熱材の接合面に隙間
が生じることがなく、断熱材の接続による断熱効果の低
下が防止される。
【００２５】この他、断熱材保護筒及び断熱材保護具は
いずれも錆びることがなく、又、着色が容易なので、特
に建物内部の配管に最適なものである。
いずれも錆びることがなく、又、着色が容易なので、特
に建物内部の配管に最適なものである。
【図１】管体（直管）の断熱材保護筒の実施例を示す図
で、（Ａ）は施工前を示し、（Ｂ）は断熱材に仮止めし
た状態を示し、（Ｃ）は施工終了状態を示す各斜視図。
で、（Ａ）は施工前を示し、（Ｂ）は断熱材に仮止めし
た状態を示し、（Ｃ）は施工終了状態を示す各斜視図。
【図２】保護筒の他の実施例を示す図で、（Ａ）は施工
前を示し、（Ｂ）は断熱材に仮止めした状態を示し、
（Ｃ）は施工終了状態を示す各斜視図。
前を示し、（Ｂ）は断熱材に仮止めした状態を示し、
（Ｃ）は施工終了状態を示す各斜視図。
【図３】断熱材及び保護筒を接続する工程を示す図で、
（Ａ）は接続前を示し、（Ｂ）は接続する断熱材及び保
護筒を管体に取り付けた状態を示し、（Ｃ）は接続部を
テープで接合した状態を示す各正面図。
（Ａ）は接続前を示し、（Ｂ）は接続する断熱材及び保
護筒を管体に取り付けた状態を示し、（Ｃ）は接続部を
テープで接合した状態を示す各正面図。
【図４】管体（エルボ部）の断熱材保護具の実施例を示
す図で、（Ａ）は施工前を示し、（Ｂ）は断熱材に嵌合
する状態を示し、（Ｃ）は施工終了状態を示す各斜視
図。
す図で、（Ａ）は施工前を示し、（Ｂ）は断熱材に嵌合
する状態を示し、（Ｃ）は施工終了状態を示す各斜視
図。
【図５】保護具の他の実施例を示す図で、（Ａ）は施工
前を示し、（Ｂ）は断熱材に嵌合する状態を示し、
（Ｃ）は施工終了状態を示す各斜視図。
前を示し、（Ｂ）は断熱材に嵌合する状態を示し、
（Ｃ）は施工終了状態を示す各斜視図。
【図６】断熱材及び保護具を接続する工程を示す図で、
（Ａ）は接続前を示し、（Ｂ）は接続する断熱材及び保
護具を管体に取り付けた状態を示し、（Ｃ）は接続部を
テープで接合した状態を示す各正面図。
（Ａ）は接続前を示し、（Ｂ）は接続する断熱材及び保
護具を管体に取り付けた状態を示し、（Ｃ）は接続部を
テープで接合した状態を示す各正面図。
１ 断熱材保護筒 １ａ シート １ｂ 第１の両面テープ ２ 管体 ３ 断熱材 ４ 第２の両面テープ ５ ドリルネジ ６ テープ １１ 断熱材保護筒 １３ 断熱材 ２１ 断熱材保護具 ２２ 曲管体 ２３ 断熱材 ２４ 第３の両面テープ イ 縦切断面（断熱材） ロ 切り離し部（断熱材保護具） ハ 切り離し部（断熱材）
Claims (7)
- 【請求項１】 不燃性及び耐熱性並びに可撓性を有する
筒状のシートであって、管体（２）を取り巻く断熱材
（３）の周りに巻き付けられ、該シートの重合部分の上
からドリルネジ（５）が上記断熱材（３）の内部に達す
るように設けられて、上記断熱材（３）の周りに固定さ
れることを特徴とする管体の断熱材保護筒。 - 【請求項２】 側端部分に、仮止め用の両面テープ（１
ｂ）が設けられていることを特徴とする請求項１に記載
の管体の断熱材保護筒。 - 【請求項３】 断熱材（３）の端部がはみ出る態様で巻
き付けられていることを特徴とする請求項１又は２に記
載の管体の断熱材保護筒。 - 【請求項４】 不燃性及び耐熱性並びに可撓性を有する
部材で曲管体（２２）を取り巻く断熱材（２３）に沿う
形状に構成されると共に曲がりの内側に切り離し部
（ロ）が設けられたものであって、該切り離し部（ロ）
が開口して断熱材（２３）と嵌合することを特徴とする
管体の断熱材保護具。 - 【請求項５】 断熱材（２３）の端部がはみ出る態様で
嵌合していることを特徴とする請求項４に記載の管体の
断熱材保護具。 - 【請求項６】 断熱材保護具あるいは別の断熱材保護筒
との接続部が、テープ（６）を巻かれて固定されている
ことを特徴とする請求項１から３のいずれかに記載の管
体の断熱材保護筒。 - 【請求項７】 別の断熱材保護具あるいは断熱材保護筒
との接続部が、テープ（６）を巻かれて固定されている
ことを特徴とする請求項４又は５のいずれかに記載の管
体の断熱材保護具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8357835A JPH10196882A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 管体の断熱材保護筒及び管体の断熱材保護具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8357835A JPH10196882A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 管体の断熱材保護筒及び管体の断熱材保護具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10196882A true JPH10196882A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=18456177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8357835A Pending JPH10196882A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 管体の断熱材保護筒及び管体の断熱材保護具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10196882A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-12-27 JP JP8357835A patent/JPH10196882A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030729 |