JP4702273B2 - 空気調和装置の断熱配管構造 - Google Patents

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本発明は、空気調和装置の断熱配管構造に関する。
従来より、例えば、特許文献1に示されるように、空気調和装置内の冷媒管の断熱のために、長手方向にスリットを有する円筒状の断熱筒が冷媒管に装着されることがある。
特開平7−248094号公報
ところで、空気調和装置内においては、冷媒管のほかに、圧縮機やファン等の電動機器や弁類に接続されるリード線や各種センサ類の信号線等(以下、電気線とする)が配置されている。そして、冷媒管の中には、例えば、圧縮機の吐出管等のような電気線の耐熱温度に近い高温の冷媒が流れる冷媒管(以下、高温冷媒管とする)が存在するため、電気線は、その耐熱温度に対して十分に余裕のある冷媒管にクランプ結束等により装着することで、高温冷媒管との接触を避けるようにしているが、やむを得ない場合には、高温冷媒管に断熱筒を装着し、この断熱筒に電気線を装着することで、電気線と高温冷媒管との直接接触を避けるとともに、他の高温冷媒管との接触を避けるようにしている。
しかし、断熱筒は、冷媒管の外周を取り巻くように取り付けた後に、スリット近傍に設けられた接着シート部を用いて冷媒管に装着されるものであるため、断熱筒が、冷媒管に装着された後において、冷媒管に対して回転したり、冷媒管の長手方向に移動する可能性がある。そうすると、高温冷媒管に装着された断熱筒に電気線を装着する断熱配管構造を採用する場合には、断熱筒が冷媒管に対して回転したり、冷媒管の長手方向に移動することによって、電気線の配置が変わってしまい、電気線と高温冷媒管との接触が生じるおそれがある。
特に、空気調和装置を構成する室外ユニットや室内ユニットでは、コンパクト化が要求されているため、ユニット内における冷媒管の収容スペースを小さくする必要があるが、このように、ユニット内における冷媒管の収容スペースが小さくなると、冷媒管同士の隙間(すなわち、電気線を配置できるスペース)が小さくなるため、電気線と高温冷媒管との接触が生じるおそれが多くなり、また、断熱筒を冷媒管に装着する際の組立性も低下するおそれがある。
本発明の課題は、断熱筒を冷媒管に装着する際の組立性に優れるとともに、電気線と高温の冷媒が流れる冷媒管との接触を避けることが可能な空気調和装置の断熱配管構造を提供することにある。
第1の発明にかかる空気調和装置の断熱配管構造は、空気調和装置を構成するユニット内に配置されており高温の冷媒が流れる冷媒管に設けられる空気調和装置の断熱配管構造である。冷媒管は、直管部と直管部の長手方向一端に連続する曲管部とを有しており、冷媒管に対して、長手方向にスリットを有するとともにスリット近傍に周方向の一端を延長するように形成された接着シート部を有する直管形状の断熱筒を、その長手方向一端が直管部の長手方向一端から曲管部側に、直管部の外径の0.3倍から1.2倍の長さだけ突出した状態でシート部を周方向の他側の外面に貼り付けることによって装着し、冷媒管に装着された断熱筒に電気線を装着したことを特徴とする。
この空気調和装置の断熱配管構造では、曲管部のR形状と断熱筒の可撓性とを利用して、断熱筒の長手方向一端が冷媒管の直管部の長手方向一端に連続する曲管部によって係止されることになるため、断熱筒の直管形状を維持しつつ、断熱筒が冷媒管に対して回転することのないようにできる。これにより、断熱筒を冷媒管に装着する際の組立性に優れるとともに、電気線と高温の冷媒が流れる冷媒管との接触を避けることが可能な断熱配管構造を得ることができる。
第2の発明にかかる空気調和装置の断熱配管構造は、空気調和装置を構成するユニット内に配置されており高温の冷媒が流れる冷媒管に設けられる空気調和装置の断熱配管構造である。冷媒管は、直管部と直管部の長手方向両端に連続する第1及び第2曲管部とを有しており、冷媒管に対して、長手方向にスリットを有するとともにスリット近傍に周方向の一端を延長するように形成された接着シート部を有する直管形状の断熱筒を、その長手方向一端が直管部の長手方向一端から第1曲管部側に、直管部の外径の0.3倍から1.2倍の長さだけ突出した状態で、かつ、その長手方向他端が直管部の長手方向他端から第2曲管部側に、直管部の外径の0.3倍から1.2倍の長さだけ突出した状態でシート部を周方向の他側の外面に貼り付けることによって装着し、冷媒管に装着された断熱筒の外面に電気線を装着したことを特徴とする。
この空気調和装置の断熱配管構造では、曲管部のR形状と断熱筒の可撓性とを利用して、断熱筒の長手方向両端が、冷媒管の直管部の長手方向両端に連続する2つの曲管部によって係止されることになるため、断熱筒の直管形状を維持しつつ、断熱筒が冷媒管に対して回転したり、断熱筒が冷媒管の長手方向に移動したりすることのないようにできる。これにより、断熱筒を冷媒管に装着する際の組立性に優れるとともに、電気線と高温の冷媒が流れる冷媒管との接触を避けることが可能な断熱配管構造を得ることができる。
第3の発明にかかる空気調和装置の断熱配管構造は、第1又は第2の発明にかかる空気調和装置の断熱配管構造において、断熱筒は、直管部が水平に配置された状態において冷媒管と断熱筒との間に溜まる水を抜くための水抜き孔が形成されている。
この空気調和装置の断熱配管構造では、冷媒管の直管部が水平に配置される場合であっても、断熱筒が冷媒管に対して回転することがないため、水抜き孔の位置が安定し、水抜きの効果が妨げられないようになっている。
第4の発明にかかる空気調和装置の断熱配管構造は、第1又は第2の発明にかかる空気調和装置の断熱配管構造において、直管部は、水平方向に対して傾斜して配置されている。
この空気調和装置の断熱配管構造では、断熱筒に水抜き孔が不要になり、断熱筒の構造が簡単になる。
第5の発明にかかる空気調和装置の断熱配管構造は、第1〜第4の発明のいずれかにかかる空気調和装置の断熱配管構造において、断熱筒は、冷媒管の外径に適合する内径を有している。
この空気調和装置の断熱配管構造では、冷媒管と断熱筒との間の隙間が小さくなり、これにより、断熱筒の長手方向端の曲管部への係止が確実になされるため、断熱筒を冷媒管に対して回転しないようにする効果や断熱筒を冷媒管の長手方向に移動しないようにする効果を確実に得ることができる。
第6の発明にかかる空気調和装置の断熱配管構造は、第1〜第5の発明のいずれかにかかる空気調和装置の断熱配管構造において、曲管部の直管部側の端部の管中心線と反直管部側の端部の管中心線とは、45度以上、135度以下の角度をなしている。
例えば、曲管部のR形状が、曲管部の直管部側の端部の管中心線と反直管部の端部の管中心線とが45度よりも小さい角度をなす場合には、断熱筒の長手方向端を冷媒管の直管部の長手方向端から曲管部側に突出させることが実質的に困難になり、断熱筒の長手方向端の曲管部への係止が不十分になるおそれがある。また、曲管部のR形状が、曲管部の直管部側の端部の管中心線と反直管部側の端部の管中心線とが135度よりも大きい角度をなす場合には、断熱筒の長手方向端を冷媒管の直管部の長手方向端から曲管部側に突出させたとしても、断熱筒の長手方向端の曲管部への係止が不十分になるおそれがある。そこで、この空気調和装置の断熱配管構造では、曲管部のR形状が、曲管部の直管部側の端部の管中心線と反直管部側の端部の管中心線とが45度以上、135度以下の角度をなすようにすることで、断熱筒の長手方向端の曲管部への係止が確実になされるようにして、断熱筒を冷媒管に対して回転しないようにする効果や断熱筒を冷媒管の長手方向に移動しないようにする効果が確実に得られるようにしている。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、断熱筒の直管形状を維持しつつ、断熱筒が冷媒管に対して回転することのないようにでき、これにより、断熱筒を冷媒管に装着する際の組立性に優れるとともに、電気線と高温の冷媒が流れる冷媒管との接触を避けることが可能な断熱配管構造を得ることができる。
第2の発明では、断熱筒の直管形状を維持しつつ、断熱筒が冷媒管に対して回転したり、断熱筒が冷媒管の長手方向に移動したりすることのないようにでき、これにより、断熱筒を冷媒管に装着する際の組立性に優れるとともに、電気線と高温の冷媒が流れる冷媒管との接触を避けることが可能な断熱配管構造を得ることができる。
第3の発明では、冷媒管の直管部が水平に配置される場合であっても、断熱筒が冷媒管に対して回転することがないため、水抜き孔の位置が安定し、水抜きの効果が妨げられない。
第4の発明では、断熱筒に水抜き孔が不要になり、断熱筒の構造が簡単になる。
第5の発明では、冷媒管と断熱筒との間の隙間が小さくなり、これにより、断熱筒の長手方向端の曲管部への係止が確実になされるため、断熱筒を冷媒管に対して回転しないようにする効果や断熱筒を冷媒管の長手方向に移動しないようにする効果を確実に得ることができる。
第6の発明では、曲管部のR形状が、曲管部の直管部側の端部の管中心線と反直管部の端部の管中心線とが45度以上、135度以下の角度をなすようにすることで、断熱筒の長手方向端の曲管部への係止が確実になされるようにして、断熱筒を冷媒管に対して回転しないようにする効果や断熱筒を冷媒管の長手方向に移動しないようにする効果を確実に得ることができる。
以下、図面に基づいて、本発明にかかる断熱配管構造が採用された空気調和装置の実施形態について説明する。
(1)空気調和装置の冷媒回路の構成及び動作
図1は、本発明の一実施形態にかかる断熱配管構造が採用された空気調和装置1の概略構成図である。空気調和装置1は、いわゆるセパレート型の空気調和装置であり、主として、室外ユニット2と、室内ユニット4と、室外ユニット2と室内ユニット4とを接続する第1冷媒連絡管6及び第2冷媒連絡管7とを備えており、蒸気圧縮式の冷媒回路10を構成している。
−室内ユニットの冷媒回路の構成−
室内ユニット4は、室内等に設置されており、冷媒回路10の一部を構成する室内側冷媒回路10aを備えている。この室内側冷媒回路10aは、主として、室内熱交換器41を有している。
室内熱交換器41は、冷媒の加熱器又は冷却器として機能する熱交換器である。室内熱交換器41は、その一端が冷媒管42を介して第1冷媒連絡管6に接続され、その他端が冷媒管43を介して第2冷媒連絡管7に接続されている。
−室外ユニットの冷媒回路の構成−
室外ユニット2は、室外等に設置されており、冷媒回路10の一部を構成する室外側冷媒回路10bを備えている。この室外側冷媒回路10bは、主として、圧縮機21と、四路切換弁22と、室外熱交換器23と、膨張弁24と、第1閉鎖弁25と、第2閉鎖弁26とを有している。圧縮機21の吸入側と四路切換弁22とは、冷媒管27によって接続されている。圧縮機21の吐出側と四路切換弁22とは、冷媒管28によって接続されている。四路切換弁22と室外熱交換器23の一端とは、冷媒管29によって接続されている。室外熱交換器23と第1閉鎖弁25とは、冷媒管30によって接続されている。そして、膨張弁24は、冷媒管30に設けられている。そして、第1閉鎖弁25は、第1冷媒連絡管6に接続されている。四路切換弁22と第2閉鎖弁26とは、冷媒管31によって接続されている。そして、第2閉鎖弁26は、第2冷媒連絡管7に接続されている。
圧縮機21は、冷媒管27から低圧の冷媒を吸入し、圧縮して高圧の冷媒とした後に、冷媒管28に吐出する機能を有する容積式圧縮機である。
四路切換弁22は、冷房運転と暖房運転との切換時に、冷媒の流れの方向を切り換えるための弁であり、冷房運転時には冷媒管28と冷媒管29とを接続するとともに冷媒管27と冷媒管31とを接続し、暖房運転時には冷媒管28と冷媒管31とを接続するとともに冷媒管27と冷媒管29とを接続することが可能である。
室外熱交換器23は、冷媒の冷却器又は加熱器として機能する熱交換器である。室外熱交換器23は、その一端が冷媒管29を介して四路切換弁22に接続されており、その他端が冷媒管30を介して膨張弁24に接続されている。
膨張弁24は、冷媒を減圧するための機構であり、本実施形態において、電動膨張弁からなる。
−冷媒連絡管−
冷媒連絡管6、7は、空気調和装置1を設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管である。
以上のように、室内側冷媒回路10aと、室外側冷媒回路10bと、冷媒連絡管6、7とが接続されて、冷媒回路10が構成されている。
−冷媒回路の動作−
次に、本実施形態の空気調和装置1の冷媒回路10の動作について、図1を用いて説明する。
まず、冷房運転時の動作について説明する。冷房運転時は、四路切換弁22が図1の実線で示される状態、すなわち、圧縮機21の吐出側が室外熱交換器23に接続され、かつ、圧縮機21の吸入側が第2閉鎖弁26に接続された状態となっている。また、膨張弁24は、開度調節されるようになっており、閉鎖弁25、26は、開状態にされている。
この冷媒回路10の状態において、圧縮機21等を起動すると、低圧の冷媒は、冷媒管27を通じて圧縮機21に吸入されて、圧縮されて高圧の冷媒となる。その後、高圧の冷媒は、冷媒管28、四路切換弁22及び冷媒管29を経由して、冷媒の冷却器として機能する室外熱交換器23に送られて、室外空気と熱交換を行って冷却される。そして、室外熱交換器23において冷却された高圧の冷媒は、冷媒管30の膨張弁24によって減圧されて低圧の気液二相状態の冷媒となり、第1閉鎖弁25及び第1冷媒連絡管6を経由して、室内ユニット4に送られる。この室内ユニット4に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、冷媒管42を通じて室内熱交換器41に送られて、冷媒の加熱器として機能する室内熱交換器41において室内空気と熱交換を行って加熱されることによって蒸発して低圧の冷媒となる。そして、この室内熱交換器41において加熱された低圧の冷媒は、冷媒管43及び第2冷媒連絡管7を経由して室外ユニット2に送られ、第2閉鎖弁26、冷媒管31、四路切換弁22及び冷媒管27を経由して、再び、圧縮機21に吸入される。このようにして、冷房運転が行われる。
次に、暖房運転時の動作について説明する。暖房運転時は、四路切換弁22が図1の破線で示される状態、すなわち、圧縮機21の吐出側が第2閉鎖弁26に接続され、かつ、圧縮機21の吸入側が室外熱交換器23に接続された状態となっている。また、膨張弁24は、開度調節されるようになっており、閉鎖弁25、26は、開状態にされている。
この冷媒回路10の状態において、圧縮機21等を起動すると、低圧の冷媒は、冷媒管27を通じて圧縮機21に吸入されて、圧縮されて高圧の冷媒となる。その後、この高圧の冷媒は、冷媒管28、四路切換弁22、冷媒管31、第2閉鎖弁26及び第2冷媒連絡管7を経由して、室内ユニット4に送られる。そして、室内ユニット4に送られた高圧の冷媒は、冷媒管43を通じて室内熱交換器41に送られて、冷媒の冷却器として機能する室内熱交換器41において、室内空気と熱交換を行って冷却された後、冷媒管42及び第1冷媒連絡管6を経由して室外ユニット2に送られる。この室外ユニット2に送られた高圧の冷媒は、第1閉鎖弁25を通過した後、冷媒管30の膨張弁24によって減圧されて低圧の気液二相状態の冷媒となり、冷媒の加熱器として機能する室外熱交換器23に流入する。そして、室外熱交換器23に流入した低圧の気液二相状態の冷媒は、室外空気と熱交換を行って加熱されることによって蒸発して低圧の冷媒となり、冷媒管29、四路切換弁22及び冷媒管27を経由して、再び、圧縮機21に吸入される。このようにして、暖房運転が行われる。
このように、本実施形態の空気調和装置1の冷媒回路10では、冷房運転時には、圧縮機21、冷媒管28、四路切換弁22、冷媒管29及び室外熱交換器23に、圧縮機21から吐出された高温の冷媒が流れるようになっており、暖房運転時には、圧縮機21、冷媒管28、四路切換弁22、冷媒管31、第2閉鎖弁26、第2冷媒連絡管7、冷媒管43及び室内熱交換器41に、圧縮機21から吐出された高温の冷媒が流れるようになっている。
(2)室外ユニットの構造
次に、図2及び図3を用いて、上記の室外側冷媒回路10bを備えた室外ユニット2の構造について説明する。ここで、図2は、室外ユニット2の外観斜視図であり、図3は、図2の室外ユニット2の分解斜視図である。
本実施形態において、室外ユニット2は、略直方体箱状のユニットケーシング51の内部が鉛直に延びる仕切板59により送風機室S1と機械室S2とに分割された構造(いわゆる、トランク型構造)を有するものであり、ユニットの背面及び側面の一部から室外空気を内部へと吸い込んだ後に、ユニットの正面から空気を排出するように構成されている。室外ユニット2は、主として、ユニットケーシング51と、圧縮機21と四路切換弁22と室外熱交換器23と膨張弁24と閉鎖弁25、26とこれらを接続する冷媒管27〜31とを含む冷媒回路構成部品と、室外ファン32と、電装品ユニット33とを備えている。
−ユニットケーシング−
ユニットケーシング51は、略直方体状に形成されており、主として、圧縮機21と、四路切換弁22と、室外熱交換器23と、膨張弁24と、閉鎖弁25、26と、これらを接続する冷媒管27〜31と、室外ファン32と、電装品ユニット33とを収容している。そして、ユニットケーシング51は、本実施形態において、底板52と、左前板53と、上部左前板54と、右前板55と、右側板56と、上部右側板57と、天板58とを有している。左前板53には、正面側に円状に形成された吹出口53aが上下方向に並んで2つ設けられている。また、左前板53及び上部左前板54の左側面には、側面吸入口53bが設けられている。さらに、左前板53及び上部左前板54の背面側端と、右側板56及び上部右側板57の背面側端との間には、背面吸入口56aが形成されている。
仕切板59は、平面視において円弧状に形成されており、鉛直に延びる板金製の部材である。そして、仕切板59は、ユニットケーシング51の内部空間を左側の送風機室S1と右側の機械室S2とに区画している。
管板60は、室外熱交換器23の右側の端面に対応するように設けられた板状部材である。
−室外ファン−
室外ファン32は、複数の翼を有するプロペラファンであり、送風機室S1において、室外熱交換器23の前面側の支持部材61に吹出口53aに面するように上下方向に並んで2台配置されている。
−冷媒回路構成部品−
室外熱交換器23は、送風機室S1において、ユニットケーシング51の左側面から背面に沿うように配置された略L字形状の熱交換器パネルである。本実施形態において、室外熱交換器23は、第1熱交換部23aと第2熱交換部23bとを有している。
そして、圧縮機21、四路切換弁22、膨張弁24(図3には、明示せず)、閉鎖弁25、26、及び、冷媒管27〜31(図3には、明示せず)等の他の冷媒回路構成部品は、機械室S2に配置されている。
−電装品ユニット−
電装品ユニット33は、主として、運転制御を行うためのマイコン等を含む制御P板やインバータ基板、端子台のような各種電装品を備えており、本実施形態において、機械室S2の上部に配置されている。
以上のような構造を有する室外ユニット2においては、ユニットケーシング51(ここでは、機械室S1)の狭い収容スペース内に、圧縮機21等の大型の機器とともに、四路切換弁22、膨張弁24や閉鎖弁25、26等の弁類、及び、冷媒管27〜31等の配管類が、互いに接近した状態で配置されている。
そして、圧縮機21や室外ファン32等の電動機器や弁類(例えば、弁22、24等)のリード線や各種センサ類の信号線(以下、電気線とする)が各機器類や弁類と電装品ユニット33の制御P板等との間を接続するために、配線されている。これらの電気線は、主として、圧縮機21から吐出された後の電気線の耐熱温度に近い高温の冷媒が流れる冷媒管28、29、31(以下、高温冷媒管28、29、31とする)との接触を避けるために、電気線の耐熱温度に対して十分に余裕のある冷媒管(例えば、高温の冷媒が流れることのない冷媒管27、30等)にクランプ結束等により装着されている。
しかし、室外ユニット2内においては、高温冷媒管28、29、31を含む冷媒回路構成部品が密集して配置されているため、すべての電気線と高温冷媒管28、29、31との接触を避けることは難しい。
そこで、この空気調和装置1の室外ユニット2においては、高温冷媒管28、29、31に断熱筒を装着し、この断熱筒に電気線を装着することで、電気線と高温冷媒管との直接接触を避けるとともに、他の高温冷媒管との接触を避けることができる断熱配管構造を採用している。
(3)空気調和装置の断熱配管構造
以下、空気調和装置1の断熱配管構造について、図4〜図6を用いて説明する。ここで、図4は、図3の室外ユニット2の四路切換弁22付近の配管構造(四路切換弁22に接続された冷媒管27、28、29、31の一部のみ)をユニット右側から見た図であり、図5は、図4の拡大図であって、断熱筒71が装着された高温冷媒管29(電気線81及び支持部材82は図示せず)を示す図であり、図6は、断熱筒71の斜視図である。
本実施形態の室外ユニット2の四路切換弁22には、圧縮機21の吸入側に接続される冷媒管27と、圧縮機21の吐出側に接続される高温冷媒管28と、室外熱交換器23の一端に接続される高温冷媒管29と、第2閉鎖弁26に接続される高温冷媒管31とが接続されている。そして、本実施形態においては、高温冷媒管29に断熱筒71を装着し、この断熱筒71に電気線81を装着することで、電気線81と高温冷媒管29との直接接触を避けるとともに、他の高温冷媒管28、31との接触を避けるようにしている。
高温冷媒管29は、第1直管部29aと、第1曲管部29bと、第2直管部29cと、第2曲管部29dと、第3直管部29eとを有している。第1直管部29aは、四路切換弁22から下方に延びる直管部分である。第1曲管部29bは、その一端が第1直管部29aの下端部に連続しており、その他端が水平方向を向くように曲がった曲管部分である。第2直管部29cは、その一端が第1曲管部29bの他端(すなわち、反第1直管部29a側の水平方向を向く端部)に連続しており、水平方向に延びる直管部分である。第2曲管部29dは、その一端が第2直管部29bの他端(すなわち、反第1曲管部29b側の端部)に連続しており、その他端が上方向を向くように曲がった曲管部分である。第3直管部29eは、その一端が第2曲管部29dの他端(すなわち、反第2直管部29c側の上方向を向く端部)に連続しており、上方向に延びる直管部分である。ここで、第1曲管部29bの一端(すなわち、反第2直管部29c側の端部、図5の破線A1参照)における管中心線を管中心線A2とし、第1曲管部29bの他端(すなわち、第2直管部29c側の端部、図5の破線B1参照)及び第2曲管部29dの一端(すなわち、第2直管部29c側の端部、図5の破線C1参照)における管中心線を管中心線B1とし、第2曲管部29dの他端(すなわち、反第2直管部29c側の端部、図5の破線E1参照)における管中心線を管中心線E2とすると、本実施形態において、管中心線B2と管中心線A2とがなす角度αは90度となっており、管中心線B2と管中心線E2とがなす角度βは90度となっている。また、第2直管部29cの長手方向の長さを直管部長さL1とし、第2直管部29cの外径を直管部外径D1とする。
断熱筒71は、高温冷媒管29の外周を取り巻くように装着された断熱部材であり、主として、断熱筒本体72と、カバーシート73とを有している。断熱筒本体72は、高温冷媒管29に装着される前の状態において、長手方向にスリット72aを有する直管形状の部材である。断熱筒本体72は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等の樹脂発泡成形材料からなり、可撓性を有している。ここで、断熱筒本体72の内径を断熱筒内径D2とする。カバーシート73は、断熱筒本体72の外周を覆う保護部材である。カバーシート73は、例えば、塩化ビニル等の軟質の樹脂部材からなる。カバーシート73は、断熱筒本体72のスリット72a近傍にカバーシート73の周方向の一端を延長するように形成された接着シート部73aを有している。接着シート部73aは、そのスリット72a側の面に接着剤が塗布されており、断熱筒71が高温冷媒管29の外周を取り巻くように取り付けられた後に、カバーシート73の周方向の他端側の外面に貼り付けることで、断熱筒71が高温冷媒管29に装着された後においても、高温冷媒管29から断熱筒71が外れないようにできる。尚、高温冷媒管29に装着される前の状態において、接着シート部73aの接着剤が塗布された面には、離形材73bが貼り付けられている。ここで、断熱筒71の長手方向の長さを断熱筒長さL2とする。
このような断熱筒71は、その断熱筒長さL2が高温冷媒管29の第2直管部29cの直管部長さL1よりも長くなるように形成されることによって、高温冷媒管29に対して、その長手方向一端が第2直管部29cの第1曲管部29b側の端部から第1曲管部29b側に突出した状態で装着され、その長手方向他端が第2直管部29cの第2曲管部29d側の端部から第2曲管部29d側に突出した状態で装着されている。これにより、断熱筒71の長手方向一端(すなわち、破線B1から第1曲管部29b側に突出した部分)が、第1曲管部29bのR形状と断熱筒71の可撓性とを利用して、第1曲管部29bに係止され、断熱筒71の長手方向他端(すなわち、破線C1から第2曲管部29d側に突出した部分)が、第2曲管部29dのR形状と断熱筒71の可撓性とを利用して、第2曲管部29dに係止されるため、断熱筒71の直管形状を維持しつつ、断熱筒71が高温冷媒管29に対して回転しないようになっている。しかも、断熱筒71は、第1曲管部29bと第2曲管部29dの2箇所で係止されているため、断熱筒71が高温冷媒管29(より具体的には、第2直管部29c)の長手方向に移動しないようになっている。
また、断熱筒71は、高温冷媒管29の外周を取り巻くように取り付けられた後に、接着シート部73aを断熱筒本体72のスリット72aの部分を密着させるようにカバーシート73の外面に貼り付けることで高温冷媒管29に装着するが、本実施形態においては、断熱筒71(より具体的には、断熱筒本体72)の断熱筒内径D2が、断熱筒71が高温冷媒管29に装着された状態で断熱筒71と高温冷媒管29との隙間が小さくなるような内径(すなわち、直管部外径D1に適合する内径)に設定されているため、断熱筒71の長手方向端の曲管部29b、29dへの係止が確実になされるため、断熱筒71を高温冷媒管29に対して回転しないようにする効果や断熱筒71を高温冷媒管29の長手方向に移動しないようにする効果が確実に得られるようになっている。
また、断熱筒71の長手方向一端の第1曲管部29b側への突出長さP1や断熱筒71の長手方向他端の第2曲管部29d側への突出長さP2は、曲管部29b、29dにおける係止効果を得つつ、断熱筒71の直管形状を維持することができるようにするために、第2直管部29cの直管部外径D1の0.3倍の長さから1.2倍の長さの範囲内にすることが望ましいことから、この点を考慮して断熱筒長さL2が設定されている。
そして、上述のように、断熱筒71が、高温冷媒管29に対して回転したり長手方向に移動したりすることのないように高温冷媒管29に装着されるため、高温冷媒管29に装着された断熱筒71の外面に電気線81をクランプ等の支持部材82を介して装着しても、電気線81の配置が変わってしまうことがなくなり、電気線81と他の高温冷媒管28、31との接触を避けることができるようになる。しかも、上述のように、断熱筒71が高温冷媒管29に装着された状態においても、断熱筒71の直管形状が維持されることから、例えば、第2直管部29cの直管部長さL1よりも断熱筒長さL2が短い断熱筒を第2直管部29cに装着する場合と同様に、断熱筒71を高温冷媒管29に装着することが容易になるため、断熱筒71を高温冷媒管29に装着する際の組立性も優れている。尚、第2直管部29cだけでなく、第2直管部29cに連続する曲管部29b、29dのR形状にも沿う形状を有する断熱筒を用いれば、本実施形態と同様に、断熱筒が高温冷媒管29に対して回転したり長手方向に移動したりすることのないようにできるが、このような断熱筒を高温冷媒管29に装着する作業は組立性の面で不利となり、また、断熱筒の種類が増加するというデメリットも生じることになる。
また、本実施形態のように、第2直管部29cが水平に配置される場合には、断熱筒71の下部に、高温冷媒管29と断熱筒71との間に溜まる水を抜くための水抜き孔71aが設けられることがあるが、このような場合においても、断熱筒71が高温冷媒管29に対して回転することがないため、水抜き孔71aの位置が安定し、水抜きの効果が妨げられないようになっている。
尚、上述においては高温冷媒管29に対して本発明の断熱配管構造を適用した場合を例に挙げて説明したが、これに限定されず、高温冷媒管28、31に本発明の断熱配管構造を適用してもよい。
(4)変形例1
上述の実施形態においては、第2直管部29cが水平に配置された高温冷媒管29に本発明の断熱配管構造を適用しているが、図7に示されるように、第2直管部29cを水平方向に対して傾斜配置した高温冷媒管29に本発明の断熱配管構造を適用してもよい。
この場合には、第2直管部29cの傾斜に沿って断熱筒71も傾斜した状態で配置されるため、高温冷媒管29と断熱筒71との間に存在する水は、断熱筒71の下端(ここでは、第1曲管部29b側の端部)から排出されるようになり、上述の実施形態において、断熱筒71に設けられていた水抜き孔71aが不要になる。これにより、断熱筒の種類をさらに減らすことができる。
尚、本変形例においては、第1直管部29aや第3直管部29eを鉛直方向に向くようにしたままで、第2直管部29cを傾斜配置しているため、管中心線B2と管中心線A2とがなす角度αや管中心線B2と管中心線E2とがなす角度βが90度以外の角度になっている。より具体的には、本変形例においては、第2直管部29cが第1直管部29a側から第3直管部29e側に向かうにつれて上方に傾斜しているため、角度αは90度よりも小さく、角度βは90度よりも大きくなっている。
ここで、まず、第1曲管部29bに着目すると、第1曲管部29bのR形状、すなわち、角度αが45度よりも小さい角度をなす形状である場合には、断熱筒71の長手方向一端(ここでは、第1曲管部29b側の端部)の第1曲管部29b側への突出長さP1が小さくなってしまい、断熱筒71の直管形状を維持したままで、断熱筒71の長手方向一端(ここでは、第1曲管部29b側の端部)を高温冷媒管29の第2直管部29cの長手方向端から第1曲管部29b側に突出させることが実質的に困難になってしまう。そうすると、断熱筒71の長手方向一端の第1曲管部29bへの係止が不十分になるおそれがある。また、第2曲管部29dに着目すると、第2曲管部29dのR形状、すなわち、角度βが135度よりも大きい角度をなす形状である場合には、断熱筒71の長手方向他端(ここでは、第2曲管部29d側の端部)の第2曲管部29d側への突出長さP2を大きくしても、断熱筒71の長手方向他端の第2曲管部29dへの係止が不十分になるおそれがある。
このため、空気調和装置1の断熱配管構造では、曲管部29b、29dのR形状を、すなわち、第1曲管部29bの第2直管部29c側の端部の管中心線B2と反第2直管部29cの端部の管中心線A2とがなす角度α、及び、第2曲管部29dの第2直管部29c側の端部の管中心線B2と反第2直管部29cの端部の管中心線E2とがなす角度βを、45度以上、135度以下にすることで、断熱筒71の長手方向端の曲管部29b、29dへの係止が確実になされるようにして、断熱筒71を高温冷媒管29に対して回転しないようにする効果や断熱筒71を高温冷媒管29の長手方向に移動しないようにする効果が確実に得られるようにすることが望ましい。
(5)変形例2
上述の実施形態及び変形例1においては、高温冷媒管29の第2直管部29cの長手方向両端に曲管部29b、29dが配置されており、しかも、第2直管部29cの直管部長さL1よりも長い断熱筒長さL2を有する断熱筒71を高温冷媒管29に装着することによって、第2直管部29cの長手方向両端を曲管部29b、29dに係止させているが、例えば、第2直管部29cの直管部長さL1よりも短い断熱筒長さL2を有する断熱筒71を、高温冷媒管29の第2直管部29cの長手方向一端から曲管部29b、29dのいずれか一方側に突出するように装着したり、第2直管部29cの長手方向一端に曲管部29b、29dのいずれか一方のみ(ここでは、第1曲管部29bのみとする)が配置された高温冷媒管29に対して、断熱筒71を第2直管部29cの長手方向一端から曲管部29b側に突出するように装着してもよい。
この場合には、高温冷媒管29(より具体的には、第2直管部29c)の長手方向への移動を防ぐ効果については、断熱筒71の長手方向両端を両曲管部29b、29d側に突出させる場合に比べてやや得られにくくなるが、高温冷媒管29(より具体的には、第2直管部29c)に対する回転を防ぐ効果を得ることが可能である。
(6)他の実施形態
以上、本発明の実施形態及びその変形例について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態及びその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(A)
上述の実施形態及びその変形例では、室外ユニット2内の高温の冷媒が流れる冷媒管28、29、31に対して、本発明にかかる断熱配管構造を適用した例を説明したが、これに限定されず、室内ユニット4内の高温の冷媒が流れる冷媒管43に対して、本発明にかかる断熱配管構造を適用してもよい。
(B)
上述の実施形態及びその変形例では、いわゆるトランク型の室外ユニット2に対して、本発明にかかる断熱配管構造を適用した例を説明したが、これに限定されず、例えば、いわゆる上吹き型の室外ユニット(すなわち、ユニット天面から上方に向けて空気を吹き出すように室外ファンが配置された室外ユニット)等のような他の型式の室外ユニットに対して、本発明にかかる断熱配管構造を適用してもよい。
(C)
上述の実施形態及びその変形例では、室外ユニット2に室内ユニット4が冷媒連絡管6、7を介して接続されたセパレート型の空気調和装置1に、本発明にかかる断熱配管構造を適用した例を説明したが、これに限定されず、種々の型式の空気調和装置に対して、本発明にかかる断熱配管構造を適用してもよい。
本発明を利用すれば、断熱筒を冷媒管に装着する際の組立性に優れるとともに、電気線と高温の冷媒が流れる冷媒管との接触を避けることが可能な空気調和装置の断熱配管構造を提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる断熱配管構造が採用された空気調和装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態にかかる断熱配管構造が採用された室外ユニットの外観斜視図である。 図2の空気調和装置の室外ユニットの分解斜視図である。 図3の室外ユニットの四路切換弁付近の配管構造(四路切換弁に接続された冷媒管の一部のみ)をユニット右側から見た図である。 図4の拡大図であって、断熱筒が装着された高温冷媒管(電気線及び支持部材は図示せず)を示す図である。 断熱筒の斜視図である。 本発明の変形例1にかかる断熱配管構造であって、図5に相当する図である。
28、29、31、43 高温冷媒管(冷媒管)
71 断熱筒
71a 水抜き孔
72a スリット
81 電気線

Claims (6)

  1. 空気調和装置を構成するユニット内に配置されており高温の冷媒が流れる冷媒管(28、29、31、43)に設けられる空気調和装置の断熱配管構造であって、
    前記冷媒管は、直管部と前記直管部の長手方向一端に連続する曲管部とを有しており、
    前記冷媒管に対して、長手方向にスリット(72a)を有するとともに前記スリット近傍に周方向の一端を延長するように形成された接着シート部(73a)を有する直管形状の断熱筒(71)を、その長手方向一端が前記直管部の長手方向一端から前記曲管部側に、前記直管部の外径(D1)の0.3倍から1.2倍の長さだけ突出した状態で前記シート部を周方向の他側の外面に貼り付けることによって装着し、前記冷媒管に装着された前記断熱筒の外面に電気線(81)を装着したことを特徴とする、空気調和装置の断熱配管構造。
  2. 空気調和装置を構成するユニット内に配置されており高温の冷媒が流れる冷媒管(28、29、31、43)に設けられる空気調和装置の断熱配管構造であって、
    前記冷媒管は、直管部と前記直管部の長手方向両端に連続する第1及び第2曲管部とを有しており、
    前記冷媒管に対して、長手方向にスリット(72a)を有するとともに前記スリット近傍に周方向の一端を延長するように形成された接着シート部(73a)を有する直管形状の断熱筒(71)を、その長手方向一端が前記直管部の長手方向一端から前記第1曲管部側に、前記直管部の外径(D1)の0.3倍から1.2倍の長さだけ突出した状態で、かつ、その長手方向他端が前記直管部の長手方向他端から前記第2曲管部側に、前記直管部の外径(D1)の0.3倍から1.2倍の長さだけ突出した状態で前記シート部を周方向の他側の外面に貼り付けることによって装着し、前記冷媒管に装着された前記断熱筒の外面に電気線(81)を装着したことを特徴とする、空気調和装置の断熱配管構造。
  3. 前記断熱筒(71)は、前記直管部が水平に配置された状態において前記冷媒管(28、29、31、43)と前記断熱筒との間に溜まる水を抜くための水抜き孔(71a)が形成されている、
    請求項1又は2に記載の空気調和装置の断熱配管構造。
  4. 前記直管部は、水平方向に対して傾斜して配置されている、請求項1又は2に記載の空気調和装置の断熱配管構造。
  5. 前記断熱筒(71)は、前記冷媒管の外径に適合する内径を有している、請求項1〜4のいずれかに記載の空気調和装置の断熱配管構造。
  6. 前記曲管部の直管部側の端部の管中心線と反直管部側の端部の管中心線とは、45度以上、135度以下の角度をなしている、請求項1〜5のいずれかに記載の空気調和装置の断熱配管構造。
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