JPH079610U - 感温筒固定構造 - Google Patents

感温筒固定構造

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JPH079610U
JPH079610U JP4430493U JP4430493U JPH079610U JP H079610 U JPH079610 U JP H079610U JP 4430493 U JP4430493 U JP 4430493U JP 4430493 U JP4430493 U JP 4430493U JP H079610 U JPH079610 U JP H079610U
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勝雄 浜田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感温筒の取付箇所を断熱処理する場合に部品
点数や作業工数の増加を抑えることができる感温筒の固
定構造を提供する。 【構成】 エバポレータの出口パイプ9と、この出口パ
イプ9の表面に設けられるインシュレータ11との間に
膨張弁4の感温筒12を付設する。感温筒12を断熱処
理するためにわざわざインシュレータを用意する必要が
なく、出口パイプ9を断熱処理するために設けられるイ
ンシュレータ11をそのまま感温筒12のインシュレー
タとしても利用する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、冷房サイクルの一部を構成する膨張弁の感温筒を、エバポレータ の出口パイプに取り付けるための固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、感温筒をエバポレータの出口パイプに取り付ける手段としては、例えば 、実開昭63−99177号公報や実開平1−158067号公報等に示される ものが知られている。
【0003】 このうち、実開昭63−99177号公報には、感温筒をエバポレータの出口 パイプに接触して設け、この状態が保持されるように感温筒と出口パイプとをシ ート状の断熱部材によって同時に覆うようにしたものが示されている。また、実 開平1−158067号公報には、感温筒をエバポレータの出口パイプにスペー サを介して設け、この状態を保持するように感温筒とエバポレータとをクランプ で挟持し、さらにその周囲を断熱材で覆うようにした取付け構造が開示されてい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記いずれの構成にあっても、感温筒の取付け部分を断熱処理 するために断熱材(インシュレータ)を新たに設ける必要があり、部品点数の増 加に加え、組付け工数が多くなる不都合があった。
【0005】 そこで、この考案においては、感温筒の取付箇所を断熱処理する場合に部品点 数や作業工数の増加を抑えることができる感温筒の固定構造を提供することを目 的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 しかして、この考案の要旨とするところは、エバポレータの出口パイプと、こ の出口パイプを断熱処理するために表面に設けられるインシュレータとの間に膨 張弁の感温筒を付設したことにある。
【0007】
【作用】
したがって、出口パイプに設けられているインシュレータがそのまま感温筒の インシュレータとしても利用されるので、感温筒を断熱処理するためにわざわざ 新たなインシュレータを用意する必要がなく、そのため、上記課題を達成するこ とができるものである。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面により説明する。
【0009】 図1において、エバポレータユニット1が示され、エバポレータユニット1は 、例えば2つの分割部材を合わせて形成されたユニットケース2にエバポレータ 3を収納して構成されている。
【0010】 エバポレータ3は、少なくともコンプレッサ、コンデンサ、膨張弁4をこの順 で配管結合することによりこれらと共に冷房サイクルを構成するもので、多数の チューブエレメント5を積層してその間にフィン6を介在させてなり、この実施 例においては、チューブエレメントの一端にタンク7が形成され、そのタンク7 が隣り合うチューブエレメントのタンクと適宜連通している。そして、所定のタ ンク位置に冷媒を流入、流出する出入口パイプ8,9が設けられている。
【0011】 流入側の入口パイプ8は、膨張弁4に接続されているもので、この膨張弁4は エバポレータ3と共にユニットケース2内に収納されており、コンデンサに通じ る管路がユニットケース2の側面から引き出されている。
【0012】 これに対して、流出側の出口パイプ9は、ユニットケース外にある図示しない コンプレッサに通じる管路と接続するためにユニットケース2から引き出されて おり、この引き出された出口パイプ9の接続ユニオン10からエバポレータ3側 に断熱材(インシュレータ)11が取り付けられている。
【0013】 このインシュレータ11は、ユニットケース2から外側に引き出された部分の みならず、ユニットケース2の中程にかけて設けられており、可撓性、弾力性の ある例えば筒状の発砲部材で構成されている。
【0014】 前記膨張弁4は、例えば内部均圧式のもので、出口パイプ9の表面に感温筒1 2をあてがうことによりエバポレータ3出口側の冷媒の過熱度を感知し、この過 熱度が一定に保たれるように冷媒流量を調節するようになっている。
【0015】 膨張弁4の感温筒12は、図2にも示されるように、出口パイプ9に沿って当 接されており、クリップ13により出口パイプ9に固定されている。このクリッ プ13は、断面C字状の板バネからなり、感温筒12と出口パイプ9とを挟むよ うに押し広げて取り付けられる。
【0016】 そして、出口パイプ9に固定された感温筒12は、前記インシュレータ11の エバポレータ3側の開口部から出口パイプ9との間に挿入されている。この挿入 量は、感温筒12のほぼ全体がインシュレータ11によって覆われる程度であれ ばよく、インシュレータ11のエバポレータ3側端部と出口パイプ9との間に隙 間が形成されても、感温等の感知能力に問題はないと考えられる。
【0017】 上記構成において、感温筒12をインシュレータ11と出口パイプ9との間に 介在させるには、インシュレンタ11を予め出口パイプ9に取り付け、後から感 温筒12を挿入するようにしてもよいが、図3に示されるように、感温筒12を 出口パイプ9の所定位置にクリップ13で保持しておき、インシュレータ11を 後付けするようにしてもよい。
【0018】 インシュレータ11を後付けする場合には、インシュレータ11に予めシリコ ンオイルを塗布し、このインシュレータ11を出口パイプ9の接続ユニオン10 にあてがい(a)、インシュレータ11内に空気を送って膨らませながらこのイ ンシュレータ11をパイプ表面を覆うようにずらしていき(b)、さらにそのま ま感温筒12をも覆うようにずらし(c)、インシュレータ11全体を接続ユニ オン10を通過させればよい。
【0019】 これにより、感温筒12を取り付けるために出口パイプ9用のインシュレータ 11とは別に感温筒12用のインシュレータを用意する必要がなくなり、また、 感温筒12の断熱処理と出口パイプ9の断熱処理とが同時におこなわれるもので ある。
【0020】 図4にこの考案に用いられるインシュレータ11の他の例が示され、この実施 例でインシュレータ11は、シート状のものを出口パイプ9および感温筒12を 覆うように折り曲げ、合わせられた部分を所定の手段にて接合した構成となって いる。
【0021】 また、図5に示す他の例では、図2の筒状のインシュレータ11にエバポレー タ3側の一端から所定長のスリット15が軸方向に入れられ、インシュレータ1 1を取り付ける際に、感温筒12への被覆が容易におこなえるようになっている 。この図5に示す構成においては、インシュレータ11の内側に感温筒12を出 口パイプ9に保持するクリップ13が設けられていない。このため、感温筒12 の脱落を防ぐために、また、スリット15の拡がりを防ぐためにインシュレータ 11の表面から感温筒12と出口パイプ9を挟むようにクリップ13を取る付け るようにしている。
【0022】 他の構成においては、図2の実施例と同様であるので、同一箇所に同一番号を 付して説明を省略する。これら感温筒12の固定構造においても、同様の作用効 果が得られる点において変わりはないものである。
【0023】 尚、上記実施例においては、内部均圧式の膨張弁4を用いた場合を示したが、 外部均圧式の膨張弁についても同様の固定構造が利用できることは言うまでもな い。
【0024】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案によれば、出口パイプに設けられるインシュレー タ内に感温筒を付設するようにしたので、感温筒用の断熱材(インシュレータ) を新たに設ける必要がなくなり、部品点数の増加や組付け工数の増加が抑えられ るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る感温筒固定構造が利用されてい
るエバポレータユニットを示す概略構成図である。
【図2】この考案に係る感温筒固定構造の例を示す要部
拡大図であり、(a)は出口パイプの軸方向と直交する
方向から見た図であり、(b)は(a)のA−A線から
見た図である。
【図3】この考案に係る感温筒固定構造を形成するため
の手法例を示す説明図である。
【図4】この考案に係る感温筒固定構造の他の例を示す
要部拡大図であり、(a)は出口パイプの軸方向と直交
する方向から見た図であり、(b)は(a)のB−B線
から見た図である。
【図5】この考案に係る感温筒固定構造の更に他の例を
示す要部拡大図であり、(a)は出口パイプの軸方向と
直交する方向から見た図であり、(b)は(a)のC−
C線から見た図である。
【符号の説明】
3 エバポレータ 4 膨張弁 9 出口パイプ 11 インシュレータ 12 感温筒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エバポレータの出口パイプと、この出口
    パイプを断熱処理するために表面に設けられるインシュ
    レータとの間に膨張弁の感温筒を付設したことを特徴と
    する感温筒固定構造。
JP1993044304U 1993-07-21 1993-07-21 感温筒固定構造 Expired - Lifetime JP2578586Y2 (ja)

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JPH079610U true JPH079610U (ja) 1995-02-10
JP2578586Y2 JP2578586Y2 (ja) 1998-08-13

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008145039A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Daikin Ind Ltd 空気調和装置の断熱配管構造

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JPH01158067U (ja) * 1988-04-23 1989-10-31
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