JPH10196824A - サックバックバルブ - Google Patents

サックバックバルブ

Info

Publication number
JPH10196824A
JPH10196824A JP9002415A JP241597A JPH10196824A JP H10196824 A JPH10196824 A JP H10196824A JP 9002415 A JP9002415 A JP 9002415A JP 241597 A JP241597 A JP 241597A JP H10196824 A JPH10196824 A JP H10196824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
diaphragm valve
fluid
piston
suck
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9002415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3789582B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Fukano
喜弘 深野
Tetsuo Maruyama
哲郎 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SMC Corp
Original Assignee
SMC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SMC Corp filed Critical SMC Corp
Priority to JP00241597A priority Critical patent/JP3789582B2/ja
Priority to US08/992,905 priority patent/US5979792A/en
Priority to EP97122768A priority patent/EP0853206B1/en
Priority to DE69702589T priority patent/DE69702589T2/de
Publication of JPH10196824A publication Critical patent/JPH10196824A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3789582B2 publication Critical patent/JP3789582B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K23/00Valves for preventing drip from nozzles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C11/00Component parts, details or accessories not specifically provided for in groups B05C1/00 - B05C9/00
    • B05C11/10Storage, supply or control of liquid or other fluent material; Recovery of excess liquid or other fluent material

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】サックバックバルブを構成する可撓性部材の耐
久性を向上させるとともに、応答速度を一定とし、しか
も、流量設定位置が変化することを防止することにあ
る。 【解決手段】一端部に第1ポート34が形成され他端部
に第2ポート36が形成された流体通路38と圧力流体
を導入するエアー供給ポート84とを有する弁ボデイ
と、前記弁ボデイの内部に変位自在に設けられ、前記エ
アー供給ポート84から導入される圧力流体の作用下に
変位する変位機構32と、前記変位機構32に連結さ
れ、該変位機構32と一体的に変位する第1ダイヤフラ
ム弁46と、前記流体通路38に臨設され、前記第1ダ
イヤフラム弁46が着座または離間する着座部58とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤフラム弁の
開閉作用下に流体通路を流通する所定量の流体を吸い込
むことにより、例えば、流体の供給口の液だれを防止す
ることが可能なサックバックバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、半導体ウェハ等の製
造工程においてサックバックバルブ(suck back valve
)が使用されている。このサックバックバルブは、半
導体ウェハに対するコーティング液の供給を停止した
際、供給口から微量のコーティング液が半導体ウェハに
向かって滴下する、所謂、液だれを防止する機能を有す
る。
【0003】ここで、従来技術に係るサックバックバル
ブを図5に示す(例えば、実公平8−10399号公報
参照)。
【0004】このサックバックバルブ1は、流体導入ポ
ート2と流体導出ポート3とを連通させる流体通路4が
形成された弁本体5と、前記弁本体5の上部に連結され
るボンネット6とを有する。前記流体通路4の中央部に
は、厚肉部および薄肉部から構成されたダイヤフラム弁
7が設けられ、前記ダイヤフラム弁7の厚肉部および薄
肉部の全面が流体通路に臨むように形成されている。前
記ボンネット6には、図示しない圧力流体供給源に接続
され、切換弁の切換作用下に圧力流体が供給される圧力
流体供給ポート8が形成される。
【0005】前記ダイヤフラム弁7にはピストン9が嵌
合され、前記ピストン9には、弁本体5の内壁面を摺動
するとともにシール機能を営むvパッキン10が装着さ
れている。また、弁本体5内には、ピストン9を上方に
向かって常時押圧するスプリング11が設けられてい
る。なお、参照数字12は、ピストン9に当接して該ピ
ストン9の変位量を調整することにより、ダイヤフラム
弁7によって吸引される流体の流量を調整するニードル
を示す。
【0006】このサックバックバルブ1の概略動作を説
明すると、流体導入ポート2から流体導出ポート3に向
かって流体が供給されている通常の状態では、圧力流体
供給ポート8から供給された圧力流体の作用下にピスト
ン9およびダイヤフラム弁7が下方向に沿って一体的に
変位し、ピストン9に連結されたダイヤフラム弁7が、
図5中、二点鎖線で示すように流体通路4中に突出して
いる。
【0007】そこで、流体通路4中の流体の流通を停止
した場合、圧力流体供給ポート8からの圧力流体の供給
を停止させることにより、スプリング11の弾発力の作
用下にピストン9およびダイヤフラム弁7が一体的に上
昇し、前記ダイヤフラム弁7の負圧作用下に流体通路4
中に残存する所定量の流体が吸引され、流体の供給口に
おける液だれが防止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来技術に係るサックバックバルブ1では、ダイヤフラ
ム弁7の厚肉部および薄肉部の全面が流体の受圧面とな
ることから、長期間の使用によって前記ダイヤフラム弁
7が変形し、あるいは亀裂等が発生することにより作動
不良を起こすおそれがある。この結果、ダイヤフラム弁
7の耐久性が劣化するという不都合がある。
【0009】また、従来技術に係るサックバックバルブ
1では、ピストン9が変位する際、弁本体5の内壁面を
摺動変位するvパッキン10の摺動抵抗によって、流体
の供給状態から停止状態または流体の停止状態から供給
状態へと状態が切り換わるときの応答速度にばらつきが
生じるという不都合がある。
【0010】さらに、ボンネット6のねじ穴に螺入され
たニードル12が緩み、ピストン9の変位を規制する流
量設定位置が経時変化するという不都合がある。
【0011】本発明は、前記の不都合を克服するために
なされたものであり、サックバックバルブを構成する可
撓性部材(ダイヤフラム弁)の耐久性を向上させるとと
もに、応答速度を一定とし、しかも、流量設定位置が変
化することを防止することが可能なサックバックバルブ
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、一端部に第1ポートが形成され他端部
に第2ポートが形成された流体通路と圧力流体を導入す
る圧力流体導入ポートとを有する弁ボデイと、前記弁ボ
デイの内部に変位自在に設けられ、前記圧力流体導入ポ
ートから導入される圧力流体の作用下に変位する変位機
構と、前記変位機構に連結され、該変位機構と一体的に
変位する可撓性部材と、前記弁ボデイの流体通路に臨設
され、前記可撓性部材が着座または離間する着座部と、
を備え、前記変位機構の変位作用下に可撓性部材が着座
部から離間して所定の間隙が形成されることにより、前
記間隙内に負圧作用によって流体通路内の所定量の流体
が吸引されることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、弁ボデイの流体通路に臨
設して可撓性部材が着座または離間する着座部を設ける
ことにより、流体通路に臨む可撓性部材の底面のみが前
記流体通路を流通する流体の受圧面となる。この結果、
流体の受圧面を減少させることにより、可撓性部材の耐
久性を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係るサックバックバルブ
について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照し
ながら以下詳細に説明する。
【0015】図1〜図3において、参照数字20は、本
発明の実施の形態に係るサックバックバルブを示す。
【0016】このサックバックバルブ20は、所定間隔
離間して一組のチューブ22a、22bが着脱自在に接
続される継手部24と、前記継手部24を囲繞して一体
的に設けられた弁本体26と、ねじ部材を介して前記弁
本体26の上部に気密に連結されるカバー部材28と、
前記弁本体26の内壁面に沿って摺動変位するピストン
30を有する変位機構32とを含む。なお、前記継手部
24、弁本体26およびカバー部材28は、弁ボデイと
して機能するものである。
【0017】継手部24は、一端部に第1ポート34が
他端部に第2ポート36が形成されるとともに、前記第
1ポート34と第2ポート36とを連通させる流体通路
38が設けられた円筒状の継手ボデイ40と、前記第1
ポート34および第2ポート36にそれぞれ係合し、且
つチューブ22a(22b)の開口部に挿入される接続
部材42と、前記継手ボデイ40の端部に刻設されたね
じ溝に螺入することによりチューブ22a(22b)が
接続される部位の気密性を保持するロックナット44と
を有する。
【0018】継手部24と弁本体26との間には、第1
ダイヤフラム弁(可撓性部材)46が設けられ、前記第
1ダイヤフラム弁46は、継手部24と弁本体26との
連結部位に形成された凹部48によって挟持される。
【0019】前記第1ダイヤフラム弁46は、円形状の
中心部に形成された厚肉部50と、前記厚肉部50の外
周に形成された薄肉部52と、前記厚肉部50の上部に
突出し爪部54を介してピストン30に連結される突起
部56とから構成される。前記厚肉部50は下部側に向
かって縮径するテーパ状に形成される。
【0020】継手部24の中央部には、前記第1ダイヤ
フラム弁46の厚肉部50が着座する着座部58が形成
され、前記着座部58は、流体通路38に連通し且つ前
記厚肉部50の形状に対応する孔部からなり、流体通路
38側に向かって徐々に縮径するテーパ状に形成され
る。前記第1ダイヤフラム弁46の薄肉部52の上面部
には、例えば、ゴム材料から形成されたリング状の弾性
部材60が係合する。
【0021】弁本体26の内部には変位機構32が設け
られ、前記変位機構32は、凹部62を介してカバー部
材28と弁本体26との間に挟持された第2ダイヤフラ
ム弁64と、前記第2ダイヤフラム弁64の変位作用下
に弁本体26の内壁面に沿って上下方向に摺動変位する
ピストン30と、前記第2ダイヤフラム弁64とピスト
ン30との間に介装されるリング状のダンパ部材66
と、前記ピストン30のフランジに係着され、弾発力の
作用下に、常時、ピストン30を上方向に押圧するばね
部材68とを有する。
【0022】第2ダイヤフラム弁64は、中心部に形成
された厚肉部70と、前記厚肉部70の外周部に形成さ
れた薄肉部72とから構成され、薄肉部72の底面に形
成された環状凹部内に前記ダンパ部材66が装着され
る。前記ピストン30の下端部には、ラッパ状に拡径す
る保持部材74が固定され、前記保持部材74は、弾性
部材60の上面に係合して第1ダイヤフラム弁46の薄
肉部52に対し弾性部材60を保持する機能を営む。
【0023】また、弁本体26の内部には、断面逆U字
状に屈曲する屈曲部76と第1ダイヤフラム弁46とに
よって第1室78が形成され、この第1室78は、通路
を介して排気ポート80と連通するように形成されてい
る。この場合、第1ダイヤフラム弁46が変位すること
により、排気ポート80を通じて大気中に第1室78内
の空気が排気される。
【0024】弁本体26とカバー部材28との間には、
前記第2ダイヤフラム弁64とカバー部材28とによっ
て閉塞された第2室82が設けられ、前記第2室82は
エアー供給ポート(圧力流体導入ポート)84に連通す
るように形成される。
【0025】カバー部材28の中心部にはねじ穴が形成
され、前記ねじ穴には、外周面にねじ部86が刻設さ
れ、一端部に摘み88が設けられたニードル90が螺入
される。前記ニードル90は、ロックナット92によっ
て所定のねじ込み位置に係止されるとともに、ねじ込み
量を増減変更してニードル90の他端部と第2ダイヤフ
ラム弁64とが当接する位置を調整することにより、後
述するように第1ダイヤフラム弁46によって吸引され
る流量を調整することができる。
【0026】前記ニードル90のねじ部86には、該ニ
ードル90の軸線と略直交する方向に樹脂製材料の係止
部材94が嵌入され、前記係止部材94の端部は、ねじ
部86に露呈するように形成される。なお、ねじ部86
に露呈する係止部材94の端部は、図4Aに示されるよ
うに予めねじ山が刻設されておらず、カバー部材28の
ねじ穴に沿ってニードル90をねじ込むことにより係止
部材94の端部にねじ溝が形成される(図4B参照)。
この結果、カバー部材28のねじ穴に螺入されたニード
ル90は、ロックナット92と係止部材94との共働に
よる係止作用によって緩み止めがなされ、ピストン30
の変位を規制する流量設定位置が経時変化することを回
避することができる。
【0027】本実施の形態に係るサックバックバルブ2
0は、基本的には以上のように構成されるものであり、
次にその動作並びに作用効果について説明する。
【0028】まず、サックバックバルブ20の第1ポー
ト34に連通するチューブ22aには、コーティング液
96が貯留されたコーティング液供給源98と、前記コ
ーティング液96の供給量を制御するオン/オフ弁10
0とを接続し、一方、第2ポート36に連通するチュー
ブ22bには、半導体ウェハ102に向かってコーティ
ング液96を滴下する管体104が設けられたコーティ
ング液滴下装置106を接続する。また、カバー部材2
8のエアー供給ポート84には、圧縮空気供給源108
を接続しておく。
【0029】このような準備作業を経た後、圧縮空気供
給源108を付勢し、エアー供給ポート84を介して第
2室82内に圧縮空気を導入する(図2の矢印参照)。
第2室82に導入された圧縮空気の押圧力がばね部材6
8の弾発力に打ち勝つことにより、第2ダイヤフラム弁
64、ダンパ部材66およびピストン30が一体的に下
方側に変位し、第2ダイヤフラム弁64がニードル90
の一端部から離間する。前記第2ダイヤフラム弁64が
下方側に変位することにより、ピストン30および第1
ダイヤフラム弁46の厚肉部50が一体的に下方側に変
位する。この結果、図2に示されるように、第1ダイヤ
フラム弁46の厚肉部50が着座部58に着座した状態
となり、前記厚肉部50と着座部58との間にコーティ
ング液96が浸入することが阻止される。
【0030】第1ダイヤフラム弁46が着座部58に着
座した状態において、コーティング液供給源98および
オン/オフ弁100を付勢して流体通路38に沿ってコ
ーティング液96を流通させ、コーティング液滴下装置
106を介して前記コーティング液96を半導体ウェハ
102に滴下する。この結果、半導体ウェハ102に
は、所望の膜厚を有するコーティング被膜(図示せず)
が形成される。
【0031】コーティング液滴下装置106を介して所
定量のコーティング液96が半導体ウェハ102に塗布
された後、オン/オフ弁100を滅勢してコーティング
液96の流通を停止させる。従って、コーティング液滴
下装置106の管体104から半導体ウェハ102に対
するコーティング液96の滴下状態が停止される。この
場合、コーティング液滴下装置106の管体104内に
は、半導体ウェハ102に滴下される直前のコーティン
グ液96が残存しているため、液だれが生ずるおそれが
ある。
【0032】そこで、図示しない切換弁の作用下にエア
ー供給ポート84に対する圧縮空気の供給を停止するこ
とにより、ばね部材68の弾発力の作用下にピストン3
0、ダンパ部材66および第2ダイヤフラム弁64が一
体的に上昇する。従って、ピストン30の下端部に連結
された第1ダイヤフラム弁46の厚肉部50が上方に変
位し、前記厚肉部50が着座部58から離間することに
より間隙が形成される。その際、前記第1ダイヤフラム
弁46が変位することにより負圧作用が発生し、流体通
路38内の所定量のコーティング液96が厚肉部50と
着座部58との間に形成された間隙内に矢印方向に沿っ
て吸引される(図3参照)。この結果、コーティング液
滴下装置106の管体104内に残存する所定量のコー
ティング液96がサックバックバルブ20側(矢印方
向)に向かって戻されることにより、半導体ウェハ10
2に対する液だれを防止することができる。
【0033】なお、再び、オン/オフ弁100を付勢す
るとともに、エアー供給ポート84から圧力流体を導入
することにより第1ダイヤフラム弁46が下降して図2
に示す状態となり、半導体ウェハ102に対するコーテ
ィング液96の滴下が開始される。前記第1ダイヤフラ
ム弁46が下降して着座部58に着座する際、弾性部材
60の弾性作用によって第1ダイヤフラム弁46が下方
側に押圧されることにより、厚肉部50と着座部58と
の間の間隙に浸入したコーティング液96を流体通路3
8側に押し出すことができる。この結果、着座部58に
対する第1ダイヤフラム弁46の着座または離間を円滑
且つ迅速に行うことができる。
【0034】本実施の形態では、コーティング液96が
流体通路38に沿って流通する際、第1ダイヤフラム弁
46の厚肉部50が着座部58に着座した状態にあり、
流体通路38には、厚肉部50の底面のみが露呈するよ
うに構成されている(図2参照)。
【0035】従って、ダイヤフラム弁7の厚肉部および
薄肉部の全面が流体の受圧面となる従来技術と比較し
て、本実施の形態では、第1ダイヤフラム弁46の厚肉
部50の底面のみが受圧面となって受圧面積を減少させ
ることができ、長期間の使用によって前記第1ダイヤフ
ラム弁46が変形し、あるいは亀裂等が発生することを
阻止することができる。この結果、第1ダイヤフラム弁
46の耐久性を向上させることができる。
【0036】また、本実施の形態では、エアー供給ポー
ト84から導入される圧縮空気の作用下に変位する第2
ダイヤフラム弁64を設け、前記第2ダイヤフラム弁6
4の変位作用下にピストン30を上昇または下降させる
構成を採用している。従って、本実施の形態では、従来
技術のように摺動抵抗を有するvパッキン10を設ける
必要がないため、コーティング液96の供給状態と停止
状態とが相互に切り換わるときの応答速度にばらつきが
生じることを回避することができる。
【0037】さらに、本実施の形態では、カバー部材2
8のねじ穴に沿って螺入することによりねじ溝が刻設さ
れる係止部材94をニードル90に設け、ロックナット
92と係止部材94との共働による係止作用下にニード
ル90の緩み止めがなされる。この結果、ニードル90
のねじ込み位置を確実に係止することにより、ピストン
30の変位を規制する流量設定位置が経時変化すること
を回避することができる。
【0038】さらにまた、本実施の形態では、第2ダイ
ヤフラム弁64とピストン30との間にダンパ部材66
を設けることにより、該ピストン30に付与される衝撃
を緩和し第1ダイヤフラム弁46に衝撃が伝達されるこ
とを阻止する。この結果、第1ダイヤフラム弁46の寿
命を飛躍的に向上させることができる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0040】すなわち、本発明では、可撓性部材が着座
する着座部を弁ボデイの内部に設けることにより、従来
技術と比較して流体通路の流体の受圧面積を減少させる
ことができ、長期間の使用によって前記可撓性部材が変
形すること、あるいは亀裂等が発生することを阻止する
ことができる。この結果、可撓性部材のの耐久性を向上
させることができる。
【0041】また、本発明では、圧力流体導入ポートか
ら導入される圧力流体の作用下に変位する第2ダイヤフ
ラム弁を設け、前記第2ダイヤフラム弁の変位作用下に
ピストンを上昇または下降させる構成を採用している。
従って、本発明では、従来技術のように摺動抵抗を有す
る部材(vパッキン)を設ける必要がないため、応答速
度にばらつきが生じることを回避することができる。
【0042】さらに、本発明では、弁ボデイのねじ穴に
沿って螺入することによりねじ溝が刻設される係止部材
をニードルに設けることにより、ニードルの緩み止めが
なされる。この結果、前記ニードルのねじ込み位置を確
実に係止することにより、ピストンの変位を規制する流
量設定位置が経時変化することを回避することができ
る。
【0043】さらにまた、本発明では、第1ダイヤフラ
ム弁の上面に係合する弾性部材を設け、前記弾性部材の
弾性作用によって第1ダイヤフラム弁を下方側に押圧す
ることにより、厚肉部と着座部との間の間隙に吸入され
た流体を流体通路側に円滑に押し出すことができる。
【0044】またさらに、本発明では、第2ダイヤフラ
ム弁とピストンとの間にダンパ部材を設けることによ
り、該ピストンに付与される負荷を吸収し第1ダイヤフ
ラム弁に前記負荷が伝達されることを阻止する。この結
果、第1ダイヤフラム弁の寿命を飛躍的に向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るサックバックバルブ
の斜視図である。
【図2】図1に示すII−II線に沿った縦断面図であ
る。
【図3】図2に示す状態から第1ダイヤフラム弁が変位
した状態を示す動作説明図である。
【図4】ニードルに設けられた係止部材の説明図であ
り、図4Aは、ニードルをねじ溝に沿って螺入する前の
状態を示し、図4Bは、前記ニードルを螺入することに
より、係止部材にねじ溝が刻設された状態を示す。
【図5】従来技術に係るサックバックバルブの縦断面図
である。
【符号の説明】
20…サックバックバルブ 22a、22b…チ
ューブ 24…継手部 26…弁本体 28…カバー部材 30…ピストン 32…変位機構 34、36…ポート 38…流体通路 40…継手ボデイ 46、64…ダイヤフラム弁 48、62…凹部 50、70…厚肉部 52、72…薄肉部 58…着座部 60…弾性部材 66…ダンパ部材 68…ばね部材 78、82…室 80…排気ポート 84…エアー供給ポート 86…ねじ部 90…ニードル 92…ロックナット 94…係止部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部に第1ポートが形成され他端部に第
    2ポートが形成された流体通路と圧力流体を導入する圧
    力流体導入ポートとを有する弁ボデイと、 前記弁ボデイの内部に変位自在に設けられ、前記圧力流
    体導入ポートから導入される圧力流体の作用下に変位す
    る変位機構と、 前記変位機構に連結され、該変位機構と一体的に変位す
    る可撓性部材と、 前記弁ボデイの流体通路に臨設され、前記可撓性部材が
    着座または離間する着座部と、 を備え、前記変位機構の変位作用下に可撓性部材が着座
    部から離間して所定の間隙が形成されることにより、前
    記間隙内に負圧作用によって流体通路内の所定量の流体
    が吸引されることを特徴とするサックバックバルブ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のサックバックバルブにおい
    て、可撓性部材は、厚肉部と薄肉部とを有する第1ダイ
    ヤフラム弁からなり、前記第1ダイヤフラム弁の厚肉部
    が着座部に着座した際、流体通路に臨む厚肉部の底面の
    みが前記流体通路を流通する流体の受圧面となることを
    特徴とするサックバックバルブ。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のサックバックバル
    ブにおいて、変位機構は、圧力流体導入ポートから導入
    される圧力流体の作用下に変位する第2ダイヤフラム弁
    と、弁本体内に変位自在に設けられ前記第2ダイヤフラ
    ム弁と一体的に変位するピストンと、前記ピストンを所
    定方向に付勢するばね部材とを有することを特徴とする
    サックバックバルブ。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか1項に記載のサ
    ックバックバルブにおいて、弁ボデイの上面部には、可
    撓性部材の変位量を規制することにより前記可撓性部材
    によって吸引される流体の流量を調整するニードルが付
    設され、前記ニードルには、弁ボデイのねじ穴に沿って
    ねじ込むことにより新たにねじ溝が形成される係止部材
    が設けられることを特徴とするサックバックバルブ。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1項に記載のサ
    ックバックバルブにおいて、弁ボデイの内部に変位自在
    に設けられたピストンと該ピストンの一端部に連結され
    た第1ダイヤフラム弁との間には、弾性部材が介装され
    ることを特徴とするサックバックバルブ。
  6. 【請求項6】請求項3記載のサックバックバルブにおい
    て、第2ダイヤフラム弁とピストンとの間には、前記第
    2ダイヤフラム弁に付与される負荷を緩衝するダンパ部
    材が設けられることを特徴とするサックバックバルブ。
JP00241597A 1997-01-09 1997-01-09 サックバックバルブ Expired - Fee Related JP3789582B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00241597A JP3789582B2 (ja) 1997-01-09 1997-01-09 サックバックバルブ
US08/992,905 US5979792A (en) 1997-01-09 1997-12-18 Suck back valve having diaphragm with thick walled section
EP97122768A EP0853206B1 (en) 1997-01-09 1997-12-23 Suck back valve
DE69702589T DE69702589T2 (de) 1997-01-09 1997-12-23 Rücksaugventil

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00241597A JP3789582B2 (ja) 1997-01-09 1997-01-09 サックバックバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10196824A true JPH10196824A (ja) 1998-07-31
JP3789582B2 JP3789582B2 (ja) 2006-06-28

Family

ID=11528627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00241597A Expired - Fee Related JP3789582B2 (ja) 1997-01-09 1997-01-09 サックバックバルブ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5979792A (ja)
EP (1) EP0853206B1 (ja)
JP (1) JP3789582B2 (ja)
DE (1) DE69702589T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1320299C (zh) * 2003-07-07 2007-06-06 Smc株式会社 回吸阀

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3825342B2 (ja) * 2002-03-06 2006-09-27 Smc株式会社 サックバックバルブ
JP2006010037A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Smc Corp サックバックバルブ
JP2006010038A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Smc Corp サックバックバルブ
JP7202597B2 (ja) * 2018-07-31 2023-01-12 株式会社フジキン アクチュエータおよびこれを用いたバルブ装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3895748A (en) * 1974-04-03 1975-07-22 George R Klingenberg No drip suck back units for glue or other liquids either separately installed with or incorporated into no drip suck back liquid applying and control apparatus
US4394945A (en) * 1981-08-06 1983-07-26 Loctite Corporation Valve having suck-back feature
JPS59177929A (ja) * 1983-03-28 1984-10-08 Canon Inc サツクバツクポンプ
FR2626501B1 (fr) * 1988-01-29 1992-01-03 Graco France Sa Procede d'alimentation de moyens d'extrusion ou de pulverisation de produit pateux, dispositif d'alimentation et installation comportant le dispositif
JPH0262031A (ja) * 1988-08-27 1990-03-01 Nec Corp サックバック弁
JPH0810399Y2 (ja) * 1989-07-13 1996-03-29 株式会社コガネイ サックバックバルブ
JP2803859B2 (ja) * 1989-09-29 1998-09-24 株式会社日立製作所 流動体供給装置およびその制御方法
DE4236371C2 (de) * 1992-10-28 1995-08-17 Erno Raumfahrttechnik Gmbh Vorrichtung und Verfahren zum Einspritzen
JPH0810399A (ja) * 1994-07-04 1996-01-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 球発射装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1320299C (zh) * 2003-07-07 2007-06-06 Smc株式会社 回吸阀

Also Published As

Publication number Publication date
US5979792A (en) 1999-11-09
EP0853206B1 (en) 2000-07-19
DE69702589D1 (de) 2000-08-24
EP0853206A1 (en) 1998-07-15
DE69702589T2 (de) 2001-04-19
JP3789582B2 (ja) 2006-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3704223B2 (ja) 減圧弁
JP3952321B2 (ja) サックバックバルブ
JP4035728B2 (ja) サックバックバルブ
JP3940854B2 (ja) サックバックバルブ
JP2000193106A (ja) 流量コントロ―ルバルブ
JPH10267146A (ja) サックバックバルブ
JP3825342B2 (ja) サックバックバルブ
EP1762761B1 (en) Valve
US7296714B2 (en) Device for dispensing a heated liquid having a flexible hydraulic seal
CA2300482A1 (en) Diaphragm-type gas pressure regulator with drop-in valve subassembly
US20040004199A1 (en) Flow control device
JPH1137327A (ja) サックバックバルブ
JPH10196824A (ja) サックバックバルブ
JP4000491B2 (ja) サックバックバルブ
JP2006010038A (ja) サックバックバルブ
JP3940853B2 (ja) サックバックバルブ
JP4319322B2 (ja) 流量調整弁の組立方法と、その組立方法により組み立てられた流量調整弁
JP3787233B2 (ja) 圧力制御弁
JPH10252919A (ja) サックバックバルブ
JP3583851B2 (ja) クリーンガス用減圧弁
JPH10318423A (ja) サックバックバルブ
JP4365477B2 (ja) 流量調節弁
JP4393369B2 (ja) 圧力調整装置
JP2003097747A (ja) 背圧弁
JP2024069014A (ja) 流体制御機器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees