JPH10267146A - サックバックバルブ - Google Patents

サックバックバルブ

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JPH10267146A
JPH10267146A JP9068758A JP6875897A JPH10267146A JP H10267146 A JPH10267146 A JP H10267146A JP 9068758 A JP9068758 A JP 9068758A JP 6875897 A JP6875897 A JP 6875897A JP H10267146 A JPH10267146 A JP H10267146A
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thin film
suck
back valve
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博介 山田
Hitoshi Yamamoto
斉 山本
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K23/00Valves for preventing drip from nozzles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】サックバックバルブによって吸引される流体の
量が変化することを防止し、ダイヤフラムの応答性が向
上すると共にその変位量、変位速度を正確に制御するこ
とが可能なサックバックバルブを提供する。 【解決手段】流体通路62の内部に向かって変位可能に
設けられたダイヤフラム72は、第1の薄膜体74と、
該第1の薄膜体74に重ね合わされた第2の薄膜体80
から構成され、第1の薄膜体74は、通路116を介し
て室114に接続された負圧発生源240の付勢作用下
に第2の薄膜体80に画成された小孔84を介して該第
2の薄膜体80に吸着され、前記第1の薄膜体74は第
2の薄膜体80によってその形状が保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤフラムの変
位作用下に流体通路を流通する流体を吸引することによ
り、例えば、流体の供給口の液だれを防止し、流体の吸
引量を安定化させることが可能なサックバックバルブに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、半導体ウェハ等の製
造工程において、サックバックバルブが使用されてい
る。このサックバックバルブは、半導体ウェハに対する
コーティング液の供給を開閉弁を付勢して停止した際、
供給口から微量のコーティング液が半導体ウェハに向か
って滴下する、いわゆる、液だれを防止する機能を有す
る。
【0003】ここで、従来技術に係るサックバックバル
ブを図5に示す。この種のサックバックバルブは、例え
ば、実公平8−10399号公報に開示されている。こ
のサックバックバルブ10は、流体導入ポート12と流
体導出ポート14とを連通させる流体通路16が形成さ
れた弁本体18と、前記弁本体18の上部に連結される
ボンネット20とを有する。前記流体通路16には、例
えば、フッ素樹脂の如き材料で形成されたダイヤフラム
26が変位可能に設けられる。前記ダイヤフラム26に
よって閉蓋された室17には前記ダイヤフラム26が変
位したときに前記室17内の空気を給排気させるための
通路19が連通している。前記ダイヤフラム26の中央
部には厚肉部22が形成され、該厚肉部22の周囲には
薄肉部24が形成される。
【0004】前記厚肉部22の上部には突部27が形成
され、該突部27はピストン30の下端部に画成された
凹部29に係合し、前記ダイヤフラム26は該ピストン
30に接続される。該ピストン30には、前記弁本体1
8の内壁面を摺動すると共にシール機能を営むVパッキ
ン32が装着されている。また、前記弁本体18内に
は、前記ピストン30を上方に向かって常時押圧するス
プリング34が設けられている。前記ボンネット20に
は圧縮空気供給ポート28が形成され、該圧縮空気供給
ポート28は図示しない流量制御弁等を介して圧縮空気
供給源(図示せず)に接続される。なお、参照符号36
は、前記ピストン30に当接して該ピストン30の変位
量を調節することにより、ダイヤフラム26によって吸
引されるコーティング液の流量を調整する調節ねじを示
す。
【0005】このサックバックバルブ10の動作を概略
説明すると、流体導入ポート12から流体導出ポート1
4に向かってコーティング液が供給されている通常の状
態では、流量制御弁等を制御して圧縮空気供給源から圧
縮空気供給ポート28に圧縮空気を供給している。この
ため、圧縮空気の圧力によってピストン30が下方に変
位し、ピストン30に連結されたダイヤフラム26が、
図5中、二点鎖線で示すように流体通路16内に突出し
ている。
【0006】そこで、流体通路16内のコーティング液
の流通を停止した場合、流量制御弁等を制御して圧縮空
気供給源から圧縮空気供給ポート28への圧縮空気の供
給を停止させることにより、スプリング34の弾発力の
作用下にピストン30およびダイヤフラム26が一体的
に上昇し、調節ねじ36の先端に当接してその変位が規
制されると共に、前記ダイヤフラム26の負圧作用下に
流体通路16内に残存する所定量のコーティング液が吸
引され、流体導出ポート14に接続されたコーティング
液の供給口における液だれが防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のサックバックバルブ10では、ダイヤフラム26
が長期間使用されると流体通路16中のコーティング液
を繰り返し吸引することによってダイヤフラム26が変
形して初期状態の形状を保持することができず、サック
バックバルブ10によって吸引されるコーティング液の
量が変化してしまうと共に、ダイヤフラム26の寿命が
短くなるという問題がある。また、前述のようにダイヤ
フラム26が初期状態の形状に保持されなくなると該ダ
イヤフラム26に液溜まり部位が発生しやすくなり、こ
の液溜まり部位に付着したコーティング液が劣化し、流
体通路を流れるコーティング液にこの劣化したコーティ
ング液が混入して該コーティング液が汚染されるという
欠点があった。
【0008】さらに、ピストン30とダイヤフラム26
の厚肉部22との間はねじ締結され、このねじが緩むこ
とにより前記ピストン30とダイヤフラム26との連結
部位にクリアランスが発生することがあり、このクリア
ランスのためにダイヤフラム26の変位量に誤差が生
じ、このサックバックバルブ10によって吸引される流
体の量に誤差が生じてしまうという問題が指摘されてい
る。
【0009】本発明は前記の課題を解決すべくなされた
ものであって、サックバックバルブによって吸引される
流体の量が変化することを防止し、ダイヤフラムの応答
性が向上すると共にその変位量、変位速度を正確に制御
することが可能なサックバックバルブを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、第1のポートおよび第2のポートが形
成され、前記第1のポートと第2のポートとを連通させ
る流体通路を有する弁ボデイと、前記弁ボデイに画成さ
れた室内に変位可能に設けられたダイヤフラムと、前記
ダイヤフラムを変位させるアクチュエータと、を備え、
前記アクチュエータの駆動作用下に前記ダイヤフラムが
変位することにより、前記流体通路を流通する流体が吸
引され、一方、負圧発生源の付勢作用下に前記弁ボデイ
に設けられた通路を介して前記室に導入される負圧によ
って、前記ダイヤグラムが変位方向と同方向に吸引され
ることを特徴とする。
【0011】本発明によれば、アクチュエータによって
ダイヤフラムが変位すると、該ダイヤフラムには前記負
圧発生源の付勢作用下に吸引力が付与され、前記吸引力
の作用下にダイヤフラムの薄肉部が流体通路と反対側に
湾曲した形状に保持される。従って、前記ダイヤフラム
の薄肉部が流体通路側に湾曲することを阻止し、該ダイ
ヤフラムを所定の形状に保持することができる、この結
果、ダイヤフラムによって流体通路内を流通する流体を
安定して吸引することが可能となる。 この場合、前記
ダイヤフラムが、第1の薄膜体と、前記第1の薄膜体に
重ね合わされ、複数の孔部を有する第2の薄膜体と、か
らなり、前記負圧発生源が付勢されると前記第2の薄膜
体に画成された孔部を介して前記第1の薄膜体が前記第
2の薄膜体側に吸着されると、第1の薄膜体は第2の薄
膜体に密着してその形状が保持され、このサックバック
バルブによって吸引される流体の量が変化することが防
止され、好適である。
【0012】また、この場合、前記ダイヤフラムには該
ダイヤフラムの厚肉部の外周面を囲繞する筒状部材が設
けられ、一方、前記筒状部材の中空部には円錐部を有す
るねじ部材が内嵌され、前記厚肉部に形成された断面V
字状の凹部に前記円錐部を挿入し、該厚肉部が半径外方
向に拡径することにより、前記ダイヤフラムの厚肉部が
前記筒状部材の一端部に保持されると、前記ダイヤフラ
ムと前記円錐部との間にクリアランスが発生することが
なく、サックバックバルブに吸引される流体の量の誤差
が減少し、好ましい。
【0013】さらに、この場合、前記アクチュエータが
電動アクチュエータであると、前記ダイヤフラムの変位
量および変位速度を正確に制御することができ、一層好
適である。
【0014】さらにまた、この場合、前記弁ボデイには
前記第1のポートと前記第2のポートとを連通または遮
断させる開閉弁が設けられると、前記サックバックバル
ブと前記開閉弁とを接続する配管が不要となり、このサ
ックバックバルブを使用したシステムを小型化すること
ができ、一層好ましい。
【0015】また、さらに、前記開閉弁が、前記第1の
ポートと第2のポートとを連通または遮断させる開閉弁
用ダイヤフラムと、前記開閉弁用ダイヤフラムを変位さ
せる開閉弁用アクチュエータと、を備え、負圧発生源の
付勢作用下に前記弁ボデイに設けられた通路を介して前
記開閉弁用ダイヤフラムが設けられた室内に負圧を導入
し、前記負圧作用によって、前記開閉弁用ダイヤフラム
が変位方向と同方向に吸引されると、前記開閉弁用ダイ
ヤフラムが前記流体通路内を流通する流体の圧力に拘わ
らず、所定の形状に保持され、好適である。
【0016】この場合、前記開閉弁用ダイヤフラムが、
第1の薄膜体と、前記第1の薄膜体の一方の側に重ね合
わされた第2の薄膜体と、を有し、前記第1の薄膜体は
前記負圧発生源の付勢作用下に前記第2の薄膜体に画成
された孔部を介して該第2の薄膜体に吸着されると、第
1の薄膜体は第2の薄膜体に吸着されてその形状が保持
され、好適である。
【0017】また、この場合、前記開閉弁用ダイヤフラ
ムには該開閉弁用ダイヤフラムの厚肉部の外周面を囲繞
する筒状部材が設けられ、一方、前記筒状部材の中空部
には円錐部を有するねじ部材が内嵌され、前記厚肉部に
形成された断面V字状の凹部に前記円錐部を挿入し、該
厚肉部が半径外方向に拡径することにより、前記開閉弁
用ダイヤフラムの厚肉部が前記筒状部材の一端部に保持
されると、前記開閉弁用ダイヤフラムと前記円錐部との
間にクリアランスが発生することがなく、開閉弁用ダイ
ヤフラムの変位量の誤差が減少し、好ましい。
【0018】さらに、この場合、前記開閉弁用アクチュ
エータが電動アクチュエータであると、前記開閉弁用ダ
イヤフラムの変位量および変位速度を正確に制御するこ
とができ、一層好適である。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に係るサックバックバルブ
について、好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照
しながら以下詳細に説明する。
【0020】図1において、参照符号40は、本実施の
形態に係るサックバックバルブを示す。このサックバッ
クバルブ40は長尺に形成された弁ボデイ42を備え、
該弁ボデイ42の一端部には第1のポート48が形成さ
れ、他端側には第2のポート50が形成される。それぞ
れのポート48、50にはチューブ52a、52bの先
端部が係合する接続部材54a、54bが設けられ、該
接続部材54a、54bの外周に形成された段部56
a、56bに前記チューブ52a、52bの端部が係合
して該チューブ52a、52bが位置決めされる。前記
弁ボデイ42の端部には雄ねじ58a、58bが螺刻さ
れ、該雄ねじ58a、58bにロックナット60a、6
0bが螺入されることにより、前記チューブ52a、5
2bは前記接続部材54a、54bに押圧保持される。
【0021】前記弁ボデイ42の内部には一方のチュー
ブ52aに連通する流体通路62と、他方のチューブ5
2bに連通する流体通路64とが画成され、該流体通路
62、64は、前記弁ボデイ42の内部で、図1中、上
方に屈曲して該弁ボデイ42の外部に画成された凹部6
6に連通する。一方の流体通路62の略中央は前記弁ボ
デイ42に画成された孔部68に連通し、該孔部68を
形成する壁部には、図2A、図2Bに示すように、段部
70が形成される。該段部70にはダイヤフラム72を
構成する第1の薄膜体74の縁部が係合し、該第1の薄
膜体74の中央には厚肉部76が形成される。該第1の
薄膜体74は、例えば、フッ素樹脂の如き樹脂製材料か
ら形成される。前記第1の薄膜体74の上面部には、前
記ダイヤフラム72を構成する第2の薄膜体80が設け
られ、該第2の薄膜体80は、例えば、基布入りのゴム
製材料から形成される。前記第1の薄膜体74と前記第
2の薄膜体80とは別体からなり、重ね合わされて構成
される。該第2の薄膜体80の中央には孔部82が画成
されると共に、その周囲には複数の小孔84が画成され
ている。前記孔部82には前記厚肉部76が挿通する。
【0022】前記ダイヤフラム72の上部には前記厚肉
部76に係合する筒状部材98のフランジ部108が設
けられ、該フランジ部108の下面には湾曲面110が
形成される。このため、前記第2の薄膜体80は該第2
の薄膜体80が前記フランジ部108に当接したときに
その形状が前記湾曲面110に沿って保持される。前記
筒状部材98の内周には突部104が形成され、該突部
104は前記厚肉部76の外周に周回して画成された溝
部106に係合する。前記筒状部材98の内周は段部1
00を介して上方に縮径して雌ねじが螺刻され、この雌
ねじには棒状の変位部材86の下部に形成された雄ねじ
92が螺入される。該変位部材86の下端部は前記厚肉
部76の上部に画成された断面略V字状の凹部88に嵌
入する円錐部90が形成され、該円錐部90の縦断面形
状は前記凹部88の縦断面形状に対応し、且つ該凹部8
8の縦断面形状よりもわずかに拡大して形成されてい
る。このため、前記雄ねじ92が前記筒状部材98に螺
入して前記円錐部90が前記筒状部材98に対して相対
的に矢印A方向に変位すると、該円錐部90が前記凹部
88に進入し、前記凹部88を形成する壁部は半径方向
外方に拡径しようとする。ところが、前記厚肉部76の
外周は前記筒状部材98の内壁に係合しているため、前
記厚肉部76は前記円錐部90と前記筒状部材98によ
って狭持される。従って、ねじ締結方法が採用された従
来技術と異なり、ダイヤフラム72の接続部位にクリア
ランスが発生することがない。 前記変位部材86には
前記雄ねじ92の上部にフランジ部94が形成され、ま
た、前記変位部材86の上端部には球面部96が形成さ
れる。
【0023】前記弁ボデイ42には該ボデイ42を囲繞
して保持部材112が設けられ、該保持部材112と前
記弁ボデイ42の段部70によって前記ダイヤフラム7
2の縁部が狭持される。前記保持部材112には前記ダ
イヤフラム72によって閉塞された室114が形成さ
れ、前記室114には通路116が互いに連通するよう
に画成される。前記室114の上面部には前記筒状部材
98が挿通する孔部118が画成され、該孔部118を
形成する壁部にはブシュ120が設けられる。前記保持
部材112の上面には前記筒状部材98を囲繞するコイ
ルスプリング122の一端部が着座し、該コイルスプリ
ング122の他端部は前記変位部材86のフランジ部9
4に着座する。このため、前記変位部材86は前記コイ
ルスプリング122によって矢印B方向に付勢される。
【0024】前記保持部材112の上部にはボデイ12
4が固着される。該ボデイ124の下部には前記孔部1
18に連通する凹部126が画成され、該凹部126の
開口部にはOリング128が設けられる。前記ボデイ1
24には前記凹部126に連通する孔部130が画成さ
れ、該孔部130には前記変位部材86が挿通される。
前記ボデイ124の上部には凹部132が画成され、該
凹部132は前記孔部130に連通する。前記凹部13
2には、図1に示すように、電動アクチュエータである
第1のリニアボイスコイル型引込装置134aが設けら
れる。該第1のリニアボイスコイル型引込装置134a
はハウジング136aを有し、該ハウジング136aの
室138a内には長尺なステム140aが矢印Aまたは
B方向に変位自在に設けられる。該ステム140aの下
端部は前記変位部材86の球面部96に当接する。前記
室138a内の上部中央には固定鉄心142aが設けら
れ、該固定鉄心142aは前記ハウジング136aの長
手方向に沿って所定長だけ延在するように形成されてい
る。
【0025】また、前記室138a内には前記固定鉄心
142aから所定間隔離間し、支持部材144aを介し
て前記ハウジング136aの内壁面に固着された固定極
磁石146aが設けられる。この場合、固定極磁石14
6aと固定鉄心142aとの間で略水平方向の磁界が形
成される。さらに、前記固定鉄心142aと固定極磁石
146aとの間には電磁コイル148aが巻回された変
位部材(ボビン)150aが介装され、該変位部材15
0aは連結ピン(図示せず)を介して前記ステム140
aと一体的に変位自在に設けられる。また、固定鉄心1
42aと変位部材150aとの間には所定のクリアラン
スが形成されている。なお、参照符号152aは、前記
電磁コイル148aに電流を流すためのリード線を示
す。
【0026】前記ハウジング136aの内壁面は、前記
支持部材144aを介してガイド部材154aが設けら
れ、該ガイド部材154aは前記ステム140aの凹部
156aと係合することにより、前記ステム140aを
直線状に案内すると共に、該ステム140aの変位量を
規制する機能を営む。
【0027】前記ガイド部材154aと反対側のハウジ
ング136aの内壁部には支持部材158aを介してエ
ンコーダ160aが固着される。該エンコーダ160a
はハウジング136a側に固定された図示しないフォト
センサと、ガラス基板に一定の間隔でスケール値が形成
されステム140a側に固着された図示しないガラスス
ケールとを有する。この場合、ステム140aの変位量
がガラススケールを介して図示しないフォトセンサによ
って検出され、前記フォトセンサから導出される検出信
号はリード線162aを介して図示しない制御手段にフ
ィードバックされる。従って、前記制御手段では、前記
フォトセンサの検出信号に基づいて前記ステム140a
の変位量を高精度に制御することができる。
【0028】前記弁ボデイ42の前記流体通路62、6
4の開口部には開閉弁164が臨む。該開閉弁164
は、図3A、図3Bに示すように、前記凹部66の壁部
に形成された段部166に係合する開閉弁用ダイヤフラ
ム168を備え、該開閉弁用ダイヤフラム168は、前
記ダイヤフラム72と同様に、第1の薄膜体170と第
2の薄膜体172とが重ね合わされて構成され、該第2
の薄膜体172には複数の小孔174が画成されてい
る。
【0029】前記第1の薄膜体170の中央部には厚肉
部176が形成され、このため、前記第1の薄膜体17
0が撓曲することにより前記厚肉部176が矢印A方向
に変位すると、該厚肉部176は前記流体通路62の開
口部に形成された着座部180に着座して前記流体通路
64を閉蓋し、一方、前記厚肉部176が矢印B方向に
変位すると、前記流体通路62と前記流体通路64とが
連通する。前記厚肉部176の上部には断面略V字状の
凹部182が画成され、また、前記厚肉部176の外壁
には周回する溝部184が画成される。
【0030】前記弁ボデイ42には該弁ボデイ42を囲
繞して保持部材186が設けられ、該保持部材186と
前記弁ボデイ42の段部166によって前記第1の薄膜
体170、第2の薄膜体172の縁部が狭持される。前
記保持部材186には前記開閉弁用ダイヤフラム168
によって閉塞された室187が形成される。前記保持部
材186には前記室187に連通する通路188が画成
され、該通路188は前記保持部材186の外部に連通
する。前記保持部材186には前記凹部66に嵌入する
突部190が形成され、該突部190の中央には孔部1
92が画成される。該孔部192には前記開閉弁用ダイ
ヤフラム168の厚肉部176が嵌入すると共に、当該
孔部192を形成する壁部にはブシュ194が設けられ
る。
【0031】前記保持部材186の上部にはボデイ19
6が固着される。該ボデイ196には前記孔部192に
連通する凹部198が画成され、該凹部198の開口部
にはOリング200が設けられる。前記ボデイ196の
上部には前記凹部198に孔部202を介して連通する
凹部204が画成される。前記凹部204には、図1に
示すように、開閉弁用電動アクチュエータである第2の
リニアボイスコイル型引込装置134bが設けられる。
該第2のリニアボイスコイル型引込装置134bは前記
第1のリニアボイスコイル型引込装置134aと同様の
構成であるため、図1中、同一の参照数字に符号bを付
して、その詳細な説明を省略する。
【0032】前記第2のリニアボイスコイル型引込装置
134bのステム140bの下部には棒状の変位部材2
06が固着され、該変位部材206は前記孔部202お
よび前記凹部198に挿通される。前記変位部材206
の外周には、図3Aに示すように、フランジ部208が
形成され、該フランジ部208の上面にはコイルスプリ
ング210の一端部が着座し、該コイルスプリング21
0の他端部は前記凹部198を形成する上面部に着座す
る。従って、前記変位部材206は前記コイルスプリン
グ210によって矢印A方向に常時付勢される。前記変
位部材206の先端部には、前記ダイヤフラム72の厚
肉部72に係合する変位部材86と同様に、円錐部21
2が形成され、該円錐部212は前記厚肉部176の凹
部182に進入し、前記円錐部212と変位部材206
に形成された雄ねじ214に螺入される筒状部材216
とによって前記厚肉部176が狭持される。
【0033】本実施の形態に係るサックバックバルブ4
0は、基本的には以上のように構成されるものであり、
次にその動作について説明する。
【0034】先ず、図1に示すように、サックバックバ
ルブ40の第1のポート48に連通するチューブ52a
には半導体ウェハ230に向かってコーティング液を滴
下する管体234が設けられたコーティング液滴下装置
236が接続され、一方、第2のポート50に連通する
チューブ52bには半導体ウェハ230に向かって滴下
されるコーティング液が貯留されたコーティング液供給
源232が接続される。また、通路116、188には
負圧発生源240がそれぞれ接続され、該負圧発生源2
40は常時付勢された状態にある。さらに、第1のリニ
アボイスコイル型引込装置134a、第2のリニアボイ
スコイル型引込装置134bには制御装置242が接続
される。
【0035】そこで、制御装置242によって開閉弁1
64の第1のリニアボイスコイル型引込装置134aを
付勢して電磁コイル148aに電流を流すと、該電磁コ
イル148aに電磁力が発生する。固定極磁石146a
と固定鉄心142aによって形成された磁界と前記電磁
力との相互作用により、いわゆるフレミングの左手の法
則に従って前記電磁コイル148aが巻回された変位部
材150aおよびステム140aが矢印A方向に一体的
に変位する。この電磁力は、電磁コイル148aに流さ
れる電流の大きさを適切に調節することによって所望の
大きさおよび持続時間に調節することが可能であり、ま
た、前記電磁コイル148aに流される電流の極性を逆
転させることにより、その力の向きを矢印A方向または
矢印B方向に変えることが可能である。
【0036】このようにしてステム140aを矢印A方
向に変位させると、変位部材86がコイルスプリング1
22の弾発力に抗して変位し、ダイヤフラム72の厚肉
部76が流体通路62に臨むように変位する。また、制
御装置242によって第2のリニアボイスコイル型引込
装置134bを付勢し、開閉弁用ダイヤフラム168の
厚肉部176を着座部180から離間させ、流体通路6
2と64とを連通させる。
【0037】さらに、負圧発生源240は常時付勢され
ており、これによって発生した負圧は第2の薄膜体80
の小孔84を介して第1の薄膜体74に作用し、このた
め、第1の薄膜体74は第2の薄膜体80に吸着されて
該第2の薄膜体80に支持され、該第1の薄膜体74は
流体通路62と反対側に湾曲した形状に保持される(図
2B参照)。
【0038】以上のような準備段階を経て、コーティン
グ液供給源232を付勢すると、コーティング液が一方
のチューブ52bから流体通路64、62を通ってコー
ティング液滴下装置236に供給され、管体234から
半導体ウェハ230に滴下される。この結果、半導体ウ
ェハ230には所望の膜厚を有する被膜(図示せず)が
形成される。このとき、流体通路62内のコーティング
液はダイヤフラム72を矢印B方向に押圧するが、該ダ
イヤフラム72は第2の薄膜体80によって支持されて
いるため、ダイヤフラム72の厚肉部76が矢印B方向
に変位する懸念がない。
【0039】所定量のコーティング液が半導体ウェハ2
30に塗布された後、制御装置242によって開閉弁1
64の第2のリニアボイスコイル型引込装置134bを
付勢し、ステム140bを矢印A方向に変位させと、図
3Aに示すように、開閉弁用ダイヤフラム168の厚肉
部176が着座部180に当接し、流体通路62と64
との連通が遮断される。従って、コーティング液滴下装
置236の管体234から半導体ウェハ230に対する
コーティング液の滴下が停止される。
【0040】この場合、管体234内には半導体ウェハ
230に滴下される直前のコーティング液が残存してい
るため、液だれが生ずるおそれがある。そこで、制御装
置242によって第1のリニアボイスコイル型引込装置
134aを付勢し、ステム140aを矢印B方向に変位
させると、変位部材86はコイルスプリング122の弾
発力によって矢印B方向に変位する。このため、ダイヤ
フラム72の厚肉部76が矢印B方向に変位して流体通
路62に発生した負圧作用によって、この流体通路62
内の所定量のコーティング液が吸引される。この結果、
コーティング液滴下装置236の管体234内のコーテ
ィング液が矢印D方向に戻されることにより、半導体ウ
ェハ230に対する液だれを防止することができる(図
1参照)。
【0041】このとき、リニアボイスコイル型引込装置
134a、134bは電気制御であるため、ステム14
0a、140bの変位を容易且つ正確に制御することが
できる。このため、図4に実線で示すように、ダイヤフ
ラム72、168を滑らかに変位させることができ、圧
縮空気の圧力によってダイヤフラムの変位速度を制御す
る従来技術のように、ダイヤフラムが変位したときに、
図4に点線で示すように、オーバーシュートEが発生す
ることがない。従って、例えば、開閉弁164では前記
オーバーシュートに起因する気泡の発生が抑制され、半
導体ウェハ230に供給されるコーティング液の品質劣
化が防止される。
【0042】また、制御装置242は第1のリニアボイ
スコイル型引込装置134aのエンコーダ160aから
入力されるステム140aの変位量の信号に基づいて該
ステム140aの変位を制御するため、ダイヤフラム7
2の変位を高精度に制御することができ、従って、この
サックバックバルブ40によって吸引されるコーティン
グ液の量を高精度に制御することができる。
【0043】さらに、ダイヤフラム72を矢印B方向に
変位させたとき、これによって流体通路62内に発生し
た負圧によって第1の薄膜体74が下方に向かって湾曲
した形状に変形する懸念がある。しかしながら、負圧発
生源240の付勢作用下に第1の薄膜体74に均一な吸
着力が矢印B方向に付与され、第2の薄膜体80に密着
して支持されているため、第1の薄膜体74は上方側に
湾曲した形状に保持される(図2B参照)。
【0044】半導体ウェハ230に再びコーティング液
を供給する場合には、再び制御装置242を付勢して第
2のリニアボイスコイル型引込装置134bのステム1
40bを開閉弁用ダイヤフラム168の厚肉部176と
一体的に矢印B方向に変位させ、流体通路62と64と
を連通させる。このため、コーティング液は、前述と同
様にしてコーティング液滴下装置236に供給され、管
体234から半導体ウェハ230に滴下される。このと
き、制御装置242によって第1のリニアボイスコイル
型引込装置134aステム140a矢印A方向に変位さ
せると、ダイヤフラム72の厚肉部76が変位部材86
と一体的に矢印A方向に変位し、コーティング液を流体
通路62に押し出す。このため、コーティング液の滴下
を停止したときに管体234から矢印D方向に戻された
コーティング液が矢印C方向に供給され、管体234か
らコーティング液が半導体ウェハ230に迅速に滴下さ
れる。
【0045】本実施の形態では、一層構造のダイヤフラ
ムによって構成された従来技術と比較して、第1の薄膜
体74と第2の薄膜体80とを重ね合わせた二層構造と
し、第1の薄膜体74を負圧発生源240の付勢作用下
に第2の薄膜体80に吸着されてその形状が上方に湾曲
した形状に保持されるため、流体通路62を流通するコ
ーティング液の圧力によって第1の薄膜体74が変形す
ることがなく、高い耐圧性を得ることができる。
【0046】この場合、樹脂製薄膜体とゴム製薄膜体と
を接着剤等によって一体的に張り付けてダイヤフラムを
形成すると、樹脂製薄膜体とゴム製薄膜体との間に形成
される接着面によって該樹脂製薄膜体とゴム製薄膜体と
の相対的変位が規制され、受圧面の円滑な可撓性を阻害
するという問題がある。
【0047】これに対して、本実施の形態では、樹脂製
の第1の薄膜体74とゴム製の第2の薄膜体80とを重
ね合わせた構造を採用することにより、該第1の薄膜体
74と第2の薄膜体80とがそれぞれ別個独立に変位
し、円滑な可撓性を有することから応答速度の向上を図
ることができる。
【0048】さらに、本実施の形態では、電動アクチュ
エータはリニアボイスコイル型引込装置であったが、こ
れに限らず、例えば、リニアDCモータ、リニアパルス
モータでもよく、あるいは、回転DCモータまたは回転
ステッピングモータの回転軸にボールねじが設けられ、
該ボールねじの回転運動を変位部材によって直線運動に
変換する電動リニアアクチュエータでもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明に係るサックバックバルブによれ
ば、以下のような効果ならびに利点が得られる。
【0050】本実施の形態では、室に導入された負圧に
よってダイヤフラムが吸引され、該ダイヤフラムの変位
方向と同方向、すなわち流体通路と反対側に湾曲した形
状に保持される。このため、アクチュエータの付勢作用
下にダイヤフラムが変位して流体通路内に負圧が発生し
たときに、該ダイヤフラムが流体通路側に湾曲すること
がなく、このサックバックバルブによって吸引される流
体の量が変化する懸念が払拭される。
【0051】また、一層構造のダイヤフラムによって構
成された従来技術と比較して、第1の薄膜体と第2の薄
膜体とを重ね合わせた二層構造とし、第1の薄膜体を負
圧発生源の付勢作用下に第2の薄膜体に吸着されて上方
に湾曲した形状に保持されるため、流体通路を流通する
流体の圧力によって第1の薄膜体が変形することがな
く、このサックバックバルブによって吸引される流体の
量が変化することが防止され、また、ダイヤフラムに液
溜まりが発生する懸念もないため、流体通路を流通する
流体が劣化したり汚染されることもない。
【0052】さらに、第1の薄膜体の厚肉部は、アクチ
ュエータによって変位可能に構成された円錐部と筒状部
材の内壁とによって挟持されるため、ダイヤフラムと円
錐部との間にクリアランスが発生することがなく、該ダ
イヤフラムによって吸引される流体の量を一定に保持す
ることができる。
【0053】さらにまた、ダイヤフラムを変位させるた
めに電動アクチュエータを使用し、電気制御により吸引
用のダイヤフラムを駆動するため、圧縮空気等の圧力流
体を使用する従来技術と比較して、ダイヤフラムの応答
時間が短縮され、流体の供給を停止してから流体を吸引
するまでの動作を迅速に行うことができる。
【0054】以上、本発明について好適な実施の形態を
挙げて詳細に説明したが、本発明はこの実施の形態に限
定されるものではなく、コーティング液に限らず他の流
体でも良い等、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の変更が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るサックバックバルブ
を示す概略一部断面図である。
【図2】図1のサックバックバルブの使用方法を示し、
図2Aは、開閉弁部の一部拡大縦断面図であり、図2B
は、図2Aのダイヤフラムの詳細を示す一部拡大断面図
である。
【図3】図1のサックバックバルブの使用方法を示し、
図3Aは、ダイヤフラムが変位した状態の一部拡大縦断
面図であり、図3Bは、図3Aのダイヤフラムの詳細を
示す一部拡大縦断面図である。
【図4】本実施の形態にかかるサックバックバルブの時
間に対するダイヤフラムの変位量を示すグラフである。
【図5】従来技術にかかるサックバックバルブを示す概
略縦断面図である。
【符号の説明】
40…サックバックバルブ 42…弁ボデイ 62、64…流体通路 72、168…
ダイヤフラム 74、80、170、172…薄膜体 76、176…
厚肉部 90、212…円錐部 98、216…
筒状部材 134a、134b…リニアボイスコイル型引込装置 140a、140b…ステム

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のポートおよび第2のポートが形成さ
    れ、前記第1のポートと第2のポートとを連通させる流
    体通路を有する弁ボデイと、 前記弁ボデイに画成された室内に変位可能に設けられた
    ダイヤフラムと、 前記ダイヤフラムを変位させるアクチュエータと、 を備え、前記アクチュエータの駆動作用下に前記ダイヤ
    フラムが変位することにより、前記流体通路を流通する
    流体が吸引され、一方、負圧発生源の付勢作用下に前記
    弁ボデイに設けられた通路を介して前記室に導入される
    負圧によって、前記ダイヤグラムが変位方向と同方向に
    吸引されることを特徴とするサックバックバルブ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のサックバックバルブにおい
    て、前記ダイヤフラムは、 第1の薄膜体と、 前記第1の薄膜体に重ね合わされ、複数の孔部を有する
    第2の薄膜体と、 からなり、前記負圧発生源が付勢されると前記第2の薄
    膜体に画成された孔部を介して前記第1の薄膜体が前記
    第2の薄膜体側に吸着されることを特徴とするサックバ
    ックバルブ。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のサックバックバル
    ブにおいて、 前記ダイヤフラムには該ダイヤフラムの厚肉部の外周面
    を囲繞する筒状部材が設けられ、一方、前記筒状部材の
    中空部には円錐部を有するねじ部材が内嵌され、前記厚
    肉部に形成された断面V字状の凹部に前記円錐部を挿入
    し、該厚肉部が半径外方向に拡径することにより、前記
    ダイヤフラムの厚肉部が前記筒状部材の一端部に保持さ
    れることを特徴とするサックバックバルブ。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか1項に記載のサ
    ックバックバルブにおいて、 前記アクチュエータは電動アクチュエータであることを
    特徴とするサックバックバルブ。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1項に記載のサ
    ックバックバルブにおいて、 前記弁ボデイには前記第1のポートと前記第2のポート
    とを連通または遮断させる開閉弁が設けられることを特
    徴とするサックバックバルブ。
  6. 【請求項6】請求項5記載のサックバックバルブにおい
    て、前記開閉弁は、 前記第1のポートと第2のポートとを連通または遮断さ
    せる開閉弁用ダイヤフラムと、 前記開閉弁用ダイヤフラムを変位させる開閉弁用アクチ
    ュエータと、 を備え、負圧発生源の付勢作用下に前記弁ボデイに設け
    られた通路を介して前記開閉弁用ダイヤフラムが設けら
    れた室内に負圧を導入し、前記負圧作用によって、前記
    開閉弁用ダイヤフラムが変位方向と同方向に吸引される
    ことを特徴とするサックバックバルブ。
  7. 【請求項7】請求項5または6記載のサックバックバル
    ブにおいて、前記開閉弁用ダイヤフラムは、 第1の薄膜体と、 前記第1の薄膜体の一方の側に重ね合わされた第2の薄
    膜体と、 を有し、前記第1の薄膜体は前記負圧発生源の付勢作用
    下に前記第2の薄膜体に画成された孔部を介して該第2
    の薄膜体側に吸着されることを特徴とするサックバック
    バルブ。
  8. 【請求項8】請求項5乃至7のいずれか1項に記載のサ
    ックバックバルブにおいて、 前記開閉弁用ダイヤフラムには該開閉弁用ダイヤフラム
    の厚肉部の外周面を囲繞する筒状部材が設けられ、一
    方、前記筒状部材の中空部には円錐部を有するねじ部材
    が内嵌され、前記厚肉部に形成された断面V字状の凹部
    に前記円錐部を挿入し、該厚肉部が半径外方向に拡径す
    ることにより、前記開閉弁用ダイヤフラムの厚肉部が前
    記筒状部材の一端部に保持されることを特徴とするサッ
    クバックバルブ。
  9. 【請求項9】請求項5乃至8のいずれか1項に記載のサ
    ックバックバルブにおいて、 前記開閉弁用アクチュエータは電動アクチュエータであ
    ることを特徴とするサックバックバルブ。
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