JPH10196546A - 液圧ユニット - Google Patents

液圧ユニット

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Publication number
JPH10196546A
JPH10196546A JP9003344A JP334497A JPH10196546A JP H10196546 A JPH10196546 A JP H10196546A JP 9003344 A JP9003344 A JP 9003344A JP 334497 A JP334497 A JP 334497A JP H10196546 A JPH10196546 A JP H10196546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
pumps
output
fluid
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP9003344A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Yoshida
稔 吉田
Hiroaki Murakami
宏明 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP9003344A priority Critical patent/JPH10196546A/ja
Publication of JPH10196546A publication Critical patent/JPH10196546A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の圧力補償型可変ポンプを並列に接続した
定圧源液圧ユニットにおいて、前記各ポンプの干渉を軽
減する機能を付与する。 【解決手段】複数の圧力補償型可変ポンプ1を並列に接
続し、主流体経路2を介して一定圧の流体を出力するに
あたり、主流体経路2を流れる流体の一部をバイパスし
て出力流量を減少させるバイパス経路3を、切換弁4に
よって各ポンプ1から吐出される流体の総流量の増大に
伴って閉じていくようにしたので、必要とする出力流量
が少ない時でも、これらポンプ1の実際の総吐出流量が
前記出力流量より多くなるような干渉の生じ難い状況下
で運転することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の圧力補償型
可変ポンプを並列に接続した定圧源液圧ユニットに関
し、特に前記各ポンプの干渉を軽減する機能を有した液
圧ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】複数の圧力補償型可変ポンプを並列に接
続した定圧源液圧ユニットは、1つのポンプによっては
必要流量を供給できない場合や、いずれかのポンプが故
障しても残った正常のポンプで流体を供給できるように
してシステムの信頼性を向上させる必要がある場合等に
適用される。従来、この種の液圧ユニットは、各ポンプ
を並列に接続し単純に出力させたものであり、その出力
圧が設定圧となるようにこれらの差圧を利用し機械的に
フィードバックして、各圧力補償型可変ポンプ容量を変
化させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、このような
機械的なフィードバックでは、必要とする出力流量が少
ない場合、このフィードバックによる変化流量の出力流
量に対する割合が大きくなり、これに応じて吐出圧の変
化、すなわちフィードバックゲインも大きくなる。その
結果、各ポンプのわずかな条件の違いによる各ポンプの
吐出圧の違いが顕著になり、各ポンプ間を流体が流れた
り、出力圧力および流量が不安定になったり、あるい
は、これらを原因として騒音が発生したりするという、
いわゆる干渉を生じることがあった。特に、可変ポンプ
に斜板式のものを用いると、吐出流量の少ない時の方が
多い時より、斜板の同一角度変化による吐出流量の変化
量が大きくなるため、この干渉がより生じ易くなる。
【0004】従来、このような干渉を軽減するため、各
ポンプの設定圧を少しずつ変えて対処していた。例え
ば、出力流量が1台のポンプの吐出流量で足りる間は、
最も高い設定圧のポンプのみが動作し、他のポンプはそ
れぞれの設定圧より出力圧が高いため圧力補償のフィー
ドバックにより吐出量が減少して自動的に0となる。そ
して、出力流量が最初のポンプの吐出流量では足りなく
なると、出力圧が下がるため、2番目に高い設定圧のポ
ンプが流体を吐出し始める。しかして、このときの出力
圧はこの2番目のポンプの設定圧に変化する。このよう
に、出力流量の増大に伴って設定圧の高いポンプから順
に動作することになるので、複数のポンプの吐出流量の
同時変化がなくなり、干渉を軽減できた。しかし、この
場合は、出力流量の増大に伴って液圧ユニットの出力圧
が下がるという問題があった。
【0005】本発明はかかる問題点を一挙に解決すべく
為されたものであって、必要とする出力流量が少ない時
に、圧力補償のフィードバックゲインを下げる、すなわ
ち各ポンプからの吐出流量をバイパスしこれらポンプの
吐出流量を増大させることにより、干渉を軽減し、なお
かつ常に一定の出力圧で流体を供給できる液圧ユニット
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、複
数の圧力補償型可変ポンプを並列に接続し、主流体経路
を介して一定圧の流体を出力するようにした液圧ユニッ
トであって、前記主流体経路を流れる流体の一部をバイ
パスして出力流量を減少させるバイパス経路と、前記各
ポンプから吐出される流体の総流量の増大に伴ってこの
バイパス経路を閉じていく切換弁とを設けたものであ
る。
【0007】このようなものであれば、必要とされる出
力流量が微量であっても、実際に各ポンプから吐出され
る総流量の一部はバイパスされて、前記出力流量より大
きいものとなり、各ポンプの少流量吐出時に顕著となる
各ポンプ間の干渉による問題を軽減できる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1、図2を参照
して説明する。図1に本実施例の概略液圧回路図を示す
ように、本実施例による液圧ユニットは、2台の斜板式
の圧力補償型可変ポンプ1を並列に接続し、主流体経路
2を介して一定圧の流体を出力するようにしたものであ
り、前記主流体経路2を流れる流体の一部をバイパスし
て出力流量を減少させるバイパス経路3と、前記各ポン
プ1から吐出される流体の総流量の増大に伴ってこのバ
イパス経路3を閉じていく切換弁4とを設けたものであ
る。
【0009】具体的に説明すると、この切換弁4は、図
1中2点鎖線内に示したものであって、その構造を図2
を参照して説明すると、このものは、円筒状のケーシン
グ41と、ケーシング内周面41bに摺動可能に挿入し
た円筒状の切換部材45と、この切換部材45を一方へ
付勢するコイルばね46とを備えてなる。ケーシング4
1は、各端面を閉塞する蓋材47をそれぞれ一体的に設
けたものである。各蓋材47にはその中央にそれぞれ入
力ポート42および出力ポート43を設け、ケーシング
41の内部に貫通させている。また、ケーシング外周面
41aとケーシング内周面41bとに両端を開口させた
バイパスポート44を設けている。
【0010】切換部材45は、出力ポート43側の蓋材
47とこの切換部材45の出力ポート43側の端面45
aとの間に配設したコイルばね46の伸長力によって入
力ポート42側に付勢されているものである。また、こ
の切換部材45の外周面45bには溝45cを切設して
おりその切設位置は、切換部材45が入力ポート42側
に最も移動した図2に示す少流量位置において、バイパ
スポート44のケーシング内周面41bでの開口部44
aを溝45cに完全に開口させ、そこから一定距離出力
ポート43側に移動した図3に示す多流量位置との間に
おいて、開口部44aを切換部材外周面45bによって
閉塞させる部位に設定している。また、この溝45cの
底面には切換部材内周面45eに貫通する貫通孔45f
を設けている。さらに、この貫通孔45fよりも出力ポ
ート43側の切換部材内周面45eには絞り48を突設
している。したがって、切換部材45が少流量位置にお
いては、バイパスポート44は入力ポート42と連通
し、多流量位置においてはバイパスポート44は、その
一端を閉塞されることになる。
【0011】そして、図1に示すように、この切換弁4
の入力ポート42を主流体経路2に接続し、各ポンプ1
から吐出される流体を入力ポート42に流入させ(以下
この流体を入力流体Aという)、出力ポート43から出
力される流体を本実施例による液圧ユニットの出力とし
ている(以下この流体を出力流体Bという)。なお、、
バイパスポート44は、バイパス経路3を介してタンク
5に連通している。また、図示していないが、各ポンプ
1の圧力補償は、出力流体Bの液圧と設定圧との差によ
り機械的にフィードバックし各ポンプ1の容量を変化さ
せて行っている。
【0012】上述した際、入力流体Aは切換部材45の
絞り48によりその圧力を変化させて出力ポート43か
ら出力流体Bとして出力される。この時、絞り48を通
過する流体の流量に応じてこの絞り48の前後、すなわ
ち入力流体Aと出力流体Bに圧力差を生じ、この圧力差
に比例した力とコイルばね46による力とが釣り合う位
置まで切換部材45が出力ポート43側へ動かされる。
【0013】したがって、図2に示す入力流体Aの流量
が少ない時には、絞り48を通過する流体の流量も少な
く圧力差が生じないため、切換部材45は少流量位置か
らほとんど移動せず、開口部44aは略全開し、入力流
体Aの多くがバイパス流体Cとなってバイパス経路3に
流れ、出力流体Bの流量は少なくなる。しかして、出力
流体Bの流量の増加に応じて、徐々に絞り48を通過す
る流体の流量が増えると、切換部材45が出力ポート4
3側へ移動するため、開口部44aが徐々に閉塞され入
力流体Aの流量のうちバイパス流体Cの流量が減少す
る。最終的には、切換部材45が図3に示す多流量位置
まで移動すると、開口部44aは完全に閉塞され、入力
流体Aの全てが出力流体Bとして出力されることにな
る。
【0014】このように本実施例は簡単な構成の純機械
的な切換弁の作用によって、必要とされる出力流量が微
量の場合は、各ポンプ1から吐出される総流量の一部を
バイパスし、出力流量より各ポンプ1から吐出される実
際の総流量を多くするので、各ポンプ1の少流量吐出時
に顕著となる各ポンプ1間の干渉による問題を軽減でき
る。また、必要とされる出力流量が一定以上になれば、
バイパス経路3を閉止して、全ポンプ1の吐出流量を出
力流量とし、流量ロスを生じないようにできる。
【0015】なお、本発明は以上示した実施例のみに限
定されるものではない。例えば、圧力補償型可変ポンプ
は3台以上であってもよいし、斜板式のものに限定した
ものではない。また、バイパスポートも図示した形状の
ものに限らず、開口部を複数のオリフィスを設けた形状
にして切換部材の移動に伴いその開口面積を段階的に増
減させたものや、あるいは開口部にノッチ等を設け、切
換部材の移動に伴う開口面積の増減を緩やかにしたもの
などが考えられる。
【0016】その他、各部の構成、形状は図示例に限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変形が可能である。
【0017】
【発明の効果】したがって、以上に詳述した本発明によ
れば、主流体経路を流れる流体の一部をバイパスして出
力流量を減少させるバイパス経路と、各ポンプから吐出
される流体の総流量の増大に伴ってこのバイパス経路を
閉じていく切換弁とを設けて、、要求される出力流量が
少ない場合でも、各ポンプからの吐出流量をバイパスし
これら各ポンプの吐出流量を増大するようにしたため、
各ポンプの少流量吐出時に顕著となる干渉による問題を
軽減でき、なおかつ常に一定の出力圧で流体を供給でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す液圧回路の概略回路
図。
【図2】同実施例の切換弁を示す概略縦端面図。
【図3】同実施例の切換弁の作動状態を示す概略縦端面
図。
【符号の説明】
1・・・圧力補償型可変ポンプ 2・・・主流体経路 3・・・バイパス経路 4・・・切換弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の圧力補償型可変ポンプを並列に接続
    し、主流体経路を介して一定圧の流体を出力するように
    した液圧ユニットであって、前記主流体経路を流れる流
    体の一部をバイパスして出力流量を減少させるバイパス
    経路と、前記各ポンプから吐出される流体の総流量の増
    大に伴ってこのバイパス経路を閉じていく切換弁とを設
    けたことを特徴とする液圧ユニット。
JP9003344A 1997-01-10 1997-01-10 液圧ユニット Pending JPH10196546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9003344A JPH10196546A (ja) 1997-01-10 1997-01-10 液圧ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9003344A JPH10196546A (ja) 1997-01-10 1997-01-10 液圧ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10196546A true JPH10196546A (ja) 1998-07-31

Family

ID=11554749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9003344A Pending JPH10196546A (ja) 1997-01-10 1997-01-10 液圧ユニット

Country Status (1)

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JP (1) JPH10196546A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102201584A (zh) * 2010-03-22 2011-09-28 通用汽车环球科技运作有限责任公司 用于阀控制的冷却剂旁通路径的诊断原理

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102201584A (zh) * 2010-03-22 2011-09-28 通用汽车环球科技运作有限责任公司 用于阀控制的冷却剂旁通路径的诊断原理

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