JPH10196143A - ステップ昇降装置 - Google Patents

ステップ昇降装置

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JPH10196143A
JPH10196143A JP72697A JP72697A JPH10196143A JP H10196143 A JPH10196143 A JP H10196143A JP 72697 A JP72697 A JP 72697A JP 72697 A JP72697 A JP 72697A JP H10196143 A JPH10196143 A JP H10196143A
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drive
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晃之 木村
Gouji Shimamori
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動観覧席に適用するステップ昇降装置であっ
て、少ない部品数で構成し、同時にステップを最上昇位
置において確実にロックし位置保持するステップ昇降装
置を得る。 【解決手段】座席3の起倒用の駆動軸4に、回動アーム
91を一体的に設け、Xリンク機構の駆動側リンクメン
バ82の下端部に、昇降動作用リンク92を介して連結
することにより、駆動側リンクメンバ82の下端部を、
駆動軸4の回動に応じて前後に進退動作させるととも
に、ステップ7の最上昇位置において、回動アーム91
の回動端91aを、回動アーム91の回動中心91bと
駆動側リンクメンバ82の下端部の枢着点Y22とを結
ぶ直線上もしくはこれを若干こえる位置になるように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動観覧席におい
て各段床間を移動するための通路に配設され、各段床間
の高低差を緩和するステップ昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】観覧席等においては、各段床間の移動用
に通路が設けられているが、各段床間の高低差が大きい
場合には、移動に困難が伴う。したがって、各段床間の
高低差を緩和すべく、段床と段床との中間に補助的なス
テップを設けたものが少なくない。しかして、近年開発
されている展開および収納可能に構成された移動観覧席
においては、その収納上あるいは外観上等の都合から、
ステップを各段床の通路と略面一となる位置まで下降さ
せる機能を必要とする場合があり、そのための種々のス
テップ昇降装置が開発されている。例えば、各段床上に
起倒可能に配設された座席を一斉に起倒させる駆動軸を
備えた移動観覧席に適用されるもので、この駆動軸の回
転を利用し、座席の起立にしたがってステップを上昇さ
せ、座席の傾倒にしたがってステップを下降させるもの
が知られている。このようなステップ昇降装置は、駆動
軸に直角に配されたXリンク機構によりステップを支持
させるとともに、駆動軸の回動をねじ送り機構によりナ
ット部材の進退動作に変換し、その進退動作によりXリ
ンク機構を拡縮させて、ステップを昇降させるようにし
たものである。具体的には、駆動軸の回動を、かさ歯車
等を含むギヤ列によって、Xリンク機構に平行に設置さ
れたねじ部材の回転に変換する。そしてこのねじ部材に
取り付けられたナット部材に前記リンクメンバの一端を
連結して、これを進退移動させ、Xリンク機構を拡縮さ
せるといった機構を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ギヤ列やねじ送り機構等を利用すると、部品数が多くな
り、ステップ昇降装置自体が大きくなるとともに、組立
も難しくなるという問題点を有していた。また、部品配
置の都合上、Xリンク機構の下方にギヤ列を配置しなけ
ればならない等の理由からステップを低位置まで下降さ
せるのが難しく、設計の自由度が低いという問題点があ
った。さらに言えば、このステップ前面に誘導灯を設置
するなどして、そのケーブルをこのステップ昇降装置の
内部に配線する場合、その内部に空間的な余裕が少ない
ため、配線が難しいうえ、ケーブルがギヤ等に接触し易
くなるなどの問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、駆動軸の回動を回動アームと昇降動
作用リンクとからなる簡単な動作変換機構によりXリン
ク機構の拡縮動作に変換させるようにしたもので、部品
数を減らすとともに、ステップの位置保持を確実に行な
うべく図ったものである。
【0005】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明は、複数の段床
と、各段床上に起倒可能に配設された座席と、これら座
席を起倒させる駆動軸と、各段床上の相互に対応する部
位に設けられた昇降用の通路部とを備えた移動観覧席に
設けられ、前記各通路部の終端に設けたステップを、前
記駆動軸の回転力を利用して各段床の通路部と次段床の
通路部との間で昇降動作させ得るようにしたステップ昇
降装置であって、前記ステップをその下面両側において
それぞれ支持する一対のXリンク機構と、この一対のX
リンク機構に対応してそれぞれ設けた一対の動作変換機
構とを具備してなるものである。しかして、前記Xリン
ク機構を、下端部を段床側に進退動作可能に枢支させた
駆動側リンクメンバと、この駆動側リンクメンバの下端
部を駆動軸に接離方向へ進退動作させた場合に該駆動側
リンクメンバと協働して前記ステップを昇降させる従動
側リンクメンバとを備えてなるものにするとともに、前
記動作変換機構を、前記駆動軸の回動に伴って座席傾倒
位置から座席起立位置まで回動する回動アームと、一端
をこの回動アームの回動端に枢着するとともに他端を前
記駆動側リンクメンバの下端に枢着した昇降動作用リン
クとを備えてなるものにし、座席起立位置で前記ステッ
プを最上昇位置に保持し、座席傾倒位置で前記ステップ
を最下降位置に保持するように構成するとともに、この
座席起立位置において、前記回動端を、前記回動アーム
の回動中心と前記駆動側リンクメンバ下端部の枢着点と
を結ぶ側方視直線上もしくはこれを若干こえて反座席傾
倒位置側になるように設定したものである。
【0006】ステップ昇降装置内に配線を行なう際、こ
の配線を他の部品に接触させないようにし、同時にこの
ステップ昇降装置内の余剰空間を有効に活用するために
は、対をなす前記Xリンク機構および動作変換機構の間
の空間を配線用空間として構成したものが望ましい。ま
た、最下降位置でのステップ高さをより低くするには、
前記駆動側リンクメンバの下端を、駆動軸に対し略同じ
高さで水平に進退するように配設しているものが好適で
ある。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。本実施例によるステップ昇降装置1は、例えば、
図1および図2に示すような、移動観覧席6に設けられ
るものである。この移動観覧席6は、複数の段床2と、
各段床2上に起倒可能に配設された座席3と、これら座
席3を起倒させる駆動軸4と、各段床2上の相互に対応
する部位に設けられた昇降用の通路部5とを備え、各段
床2が積み重なった状態である収納位置(図示しない)
と、各段床2が雛壇状となる展開位置とに収納、展開が
可能なものである。なお、図1および図2は展開位置を
示している。詳述すると、段床2は、その前半部分に床
板21を有し、後半部分に座席ユニット22を備えてい
る。座席ユニット22は、ユニットフレーム23に支柱
24を起倒可能に保持させておき、その支柱24に座席
3を支持させてなる通常のもので、図1に示すように支
柱24を起立させた際には座席3が使用可能となり、図
2に示すように支柱24を前方に回動させた場合には座
席3が偏平に折り畳まれつつ床面2a上に倒れこむよう
になっている。各支柱24の起倒動作はユニットフレー
ム23内に挿通させた駆動軸4の正逆回動動作によって
一斉に行なえるように構成している。具体的には、各支
柱24の基端部に図示しないギヤを設けておき、このギ
ヤに噛みあわせるべく、駆動軸4側にもギヤを設け、駆
動軸4の回動を支柱24の起倒動作に変換している。し
たがって、駆動軸4の回転方向と支柱24の回転方向と
は逆になる。この駆動軸4は段床2の一端から他端に亘
って挿通させてあり、段床2の一端に設けた図示しない
モータ等の駆動源により、例えば90°の角度範囲内で
正逆回動動作を行なうようにしている。通路部5は各段
床2の所定箇所に設けたもので、段床2の前端に固設し
たフロントパネル25の上縁と略面一な歩行面5aを有
する。
【0008】このようにしてなる移動観覧席6におい
て、本実施例によるステップ昇降装置1は通路部5の終
端に配置したもので、図3から図5に示すようにステッ
プ7と、前記ステップ7をその下面両側においてそれぞ
れ支持する一対のXリンク機構8と、この一対のXリン
ク機構8に対応してそれぞれ設けた一対の動作変換機構
9とを備えてなる。そして、ステップ7を図1に示すよ
うに段床2の歩行面5aと次段床2の歩行面5aとの中
間高さとなる最上昇位置と、図2に示すように段床2の
歩行面5aと略面一となる最下降位置との間で昇降させ
る機能を有する。
【0009】具体的に各部を図3から図5を参照して説
明すると、Xリンク機構8は、通常知られているように
2本のリンクメンバ81、82同士を、それらの中央部
において枢着したもので、前後方向に駆動軸4と直角に
配置している。なお、これ以降は、これら2本のリンク
メンバのうち下端部が前方に位置するものを従動側リン
クメンバ81、他のものを駆動側リンクメンバ82とし
ている。このXリンク機構8は、床面2a上にボルト等
によってXリンク機構8と平行に固設した断面L字型の
下支持部材83と、ステップ7下面にボルト等によって
Xリンク機構8と平行に固設したL字型の上支持部材8
4とによって、その上端部および下端部をそれぞれ枢支
させている。具体的に説明すると、下支持部材83は、
その立設部の前部に図示しない枢支孔を設け、立設部の
後部に、前後方向に水平な長孔85を設けたものであ
る。そして、従動側リンクメンバ81の下端部に設けた
枢着点Y11からピン87を突設させ、このピン87を
前記枢支孔に挿入して、枢着点Y11において従動側リ
ンクメンバ81の下端部を枢支させている。また、駆動
側リンクメンバ82の下端部に設けた枢着点Y22から
もピン87を突設させ、長孔85に遊嵌し案内させるこ
とにより、駆動側リンクメンバ82の下端部を、枢着点
Y22において前後方向に進退可能に枢支させている。
上支持部材84も、下支持部材83と同様の位置に枢支
孔と長孔86を設けたものである。そして、前述と同様
の構成によって、駆動側リンクメンバ82を、その上端
部に設けた枢着点Y21において枢支孔に枢支させてい
るとともに、従動側リンクメンバ81を、その上端部に
設けた枢着点Y12においてこの長孔86に案内させ前
後方向に進退可能に枢支させている。しかして、下支持
部材83の枢支孔および長孔85を、駆動軸4と同じ高
さで水平になるように配設するとともに、上支持部材8
4の枢支孔および長孔86を同じ高さに配設するように
している。なお、本実施例においては図5に示すよう
に、第1、駆動側リンクメンバ81、82を、上下支持
部材84、83より内方にそれぞれ配置している。
【0010】動作変換機構9は、回動アーム91と昇降
動作用リンク92とを備えてなる。この回動アーム91
は図5に示すように駆動軸4からラジアル方向に延出さ
せたもので、駆動軸4と一体的に設けるようにし、駆動
軸4の回動に伴って回動するようにしている。しかし
て、図3に示す座席3の起立状態、すなわちステップ7
が最上昇位置となる状態において、この回動アーム91
が前方へ水平に傾倒した位置となるように設定してい
る。また、図4に示す座席3の傾倒状態、すなわちステ
ップ7が最下降位置となる状態において、回動アーム9
1が略鉛直に起立した位置となるように設定している。
なお、この座席起立状態での回動アーム91の位置を座
席起立位置と呼び、座席傾倒状態での回動アーム91の
位置を座席傾倒位置と呼ぶ。昇降動作用リンク92は、
その一端をこの回動アーム91の回動端91aに枢着さ
せ、他端を駆動側リンクメンバ82の下端部の枢着点Y
22に枢着させたものである。
【0011】このように構成した本実施例の作用を説明
する。図4に示すように座席3が傾倒状態においては、
回動アーム91は座席傾倒位置にあり、略鉛直に起立状
態となっている。つまり回動端91aは最後方に位置す
ることになり、枢着点Y22も、最後方に位置すること
になる。したがって、Xリンク機構8は最も縮んだ状態
となるため、ステップ7は最下降位置に位置することに
なる。この状態から、駆動軸4をA方向に回動させて、
座席3を起立させようとすると、それに応じて回動端9
1aもA方向へ回動する。すなわちこの回動端91aは
前方へ動き、この動きが昇降動作用リンク92を介して
駆動側リンクメンバ82の下端部の枢着点Y22に伝え
られる。そして駆動側リンクメンバ82の下端部は長孔
85によって案内され、前方に水平に動く。この後は、
従来知られているXリンク機構8の作用によってステッ
プ7が図3に示す最上昇位置まで上昇する。
【0012】そしてステップ7の最上昇位置において
は、図3に示すように回動アーム91と昇降動作用リン
ク92とを側方から見て一直線上に直列するように設定
している。すなわち、回動端91aが、回動アーム91
の回動中心91bと駆動側リンクメンバ82下端部の枢
着点Y22とを結ぶ側方視直線上に位置することにな
る。
【0013】次に、再び座席3を傾倒させるべく、駆動
軸4をB方向へ回動させると、前述と逆の動作で、ステ
ップ7は図4に示す最下降位置に下降することになる。
つまり、座席3の起倒、すなわち駆動軸4の回動に伴っ
て、ステップ7は、最上昇位置と最下方位置との間で昇
降動作することになる。このような本実施例によれば、
次のような効果が得られる。すなわち、Xリンク機構8
の他に、これを作動させる動作変換機構9が、主に回動
アーム91と昇降動作用リンク92の2点だけという非
常に少ない部品数で構成でき、ステップ昇降装置1自体
を小さくできるうえに組立も簡易化できる。特に、駆動
側リンクメンバ82の下端部の枢着点Y22を、駆動軸
4に対し同じ高さで水平に進退するように配設している
ため、動作変換機構9が、Xリンク機構8と駆動軸4と
の間にコンパクトに収まり、最下降位置においてステッ
プ7の高さを、Xリンク機構8のみを装着するのに最低
限必要な高さにできる。
【0014】また、ステップ7の最上昇位置において、
回動端91aが、回動アーム91の回動中心と駆動側リ
ンクメンバ82下端部の枢着点Y22とを結ぶ直線上に
位置するように設定しているため、この状態においての
ステップ7の位置保持が確実に行われる。すなわち、ス
テップ7に作用する荷重による力が回動アーム91の回
動中心91bに向かって作用するため、駆動軸4に回転
トルクが発生しない。したがって、ステップ7に作用す
る荷重によって逆に駆動軸4が回されることがなく、ス
テップ7は荷重によって下降することがなくなる。
【0015】さらに、対をなす前記Xリンク機構8およ
び動作変換機構9の間に、大きな余剰空間を生じるた
め、この空間を他の目的で有効に活用できる。例えば、
図示しないが、この空間に配線ダクトを配設するなどし
て、この空間を配線用空間10として利用することなど
が考えられる。このような場合、配線が他の部品に接触
し難いなどの付随効果も奏する。
【0016】なお、本発明は以上示した実施例のみに限
定されるものではない。例えば、ステップの最上昇位置
において、回動端が、側方から見て、回動アームの回動
中心と駆動側リンクメンバ下端部の枢着点とを結ぶ直線
上に正確に位置していなくてもよい。具体的には、これ
を若干こえて反座席傾倒位置側になるようにしてもよ
い。このようにしても、ステップに作用する荷重による
力が回動アームに対し、下降する回転方向と逆に作用す
るため、ステップが荷重で下降することはないからであ
る。また、Xリンク機構は、2本のリンクメンバで構成
されるものに限らない。例えば、マジックハンドのよう
に、この2本のリンクメンバを積み重ねたものに本発明
を適用しても同様の効果を奏するものである。更に言え
ば、回動アームの回転方向は逆であってもよい。この場
合は回動アームが駆動軸の下方を回動することになる
が、座席の起倒動作に連動する駆動軸の回動方向が本実
施例と逆の場合にも、このようにすれば対応できる。
【0017】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明によるステップ昇降装置は、以上
に詳述したように、Xリンク機構を、駆動軸の回動を利
用して拡縮させる動作変換機構が、主に回動アームと昇
降用リンクとの2点という非常に少ない部品数で構成で
きるので、装置自体を小さくできるとともに組立も簡易
化できる。同時に、座席起立位置において、前記回動端
を、前記回動アームの回動中心と駆動側リンクメンバ下
端部の枢着点とを結ぶ側方視直線上もしくはこれを若干
こえて反座席傾倒位置側になるように構成しているた
め、ステップに作用する荷重による力は、回転トルクと
して回動アームに伝達されないかもしくは、ステップの
下降する向きと逆方向の回転トルクとして伝達されるこ
とになる。したがって、ステップに作用する荷重によっ
て逆に駆動軸が回されることはなく、ステップが荷重に
よって下降することがない。すなわち、ステップが最上
昇位置において確実にロックされ、位置保持に優れたも
のとなる。
【0019】また、対をなす前記Xリンク機構および動
作変換機構の間の空間を配線用空間として構成したもの
であれば、ステップ昇降装置内に配線を行なう際、この
配線を他の部品に接触させず、かつこのステップ昇降装
置内の余剰空間を有効に活用できる。さらに前記駆動側
リンクメンバの下端を、駆動軸に対し略同じ高さで水平
に進退するように配設しているものであれば、動作変換
機構が、Xリンク機構と駆動軸との間にコンパクトに収
まり、最下降位置におけるステップ高さを、Xリンク機
構のみを装着するのに最低限必要な高さにできる。した
がって、設計の自由度も増すことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略図。
【図2】図1におけるステップが下降した時の概略図。
【図3】図1におけるステップ昇降装置の内部構造を示
す概略縦断面図。
【図4】図2におけるステップ昇降装置の内部構造を示
す概略縦断面図。
【図5】図3におけるステップ昇降装置の内部構造を示
す概略横断面図。
【符号の説明】
1・・・ステップ昇降装置 2・・・段床 3・・・座席 4・・・駆動軸 5・・・通路部 6・・・移動観覧席 7・・・ステップ 8・・・Xリンク機構 81・・・従動側リンクメンバ 82・・・駆動側リンクメンバ 9・・・動作変換機構 91・・・回動アーム 91a・・・回動アームの回動端 91b・・・回動アームの回動中心 92・・・昇降動作用リンク 10・・・配線用空間 Y22・・・枢着点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の段床と、各段床上に起倒可能に配設
    された座席と、これら座席を起倒させる駆動軸と、各段
    床上の相互に対応する部位に設けられた昇降用の通路部
    とを備えた移動観覧席に設けられ、前記各通路部の終端
    に設けたステップを、前記駆動軸の回転力を利用して各
    段床の通路部と次段床の通路部との間で昇降動作させ得
    るようにしたステップ昇降装置であって、 前記ステップをその下面両側においてそれぞれ支持する
    一対のXリンク機構と、この一対のXリンク機構に対応
    してそれぞれ設けた一対の動作変換機構とを具備してな
    り、 前記Xリンク機構を、下端部を段床側に進退動作可能に
    枢支させた駆動側リンクメンバと、この駆動側リンクメ
    ンバの下端部を駆動軸に接離方向へ進退動作させた場合
    に該駆動側リンクメンバと協働して前記ステップを昇降
    させる従動側リンクメンバとを備えてなるものにすると
    ともに、 前記動作変換機構を、前記駆動軸の回動に伴って座席傾
    倒位置から座席起立位置まで回動する回動アームと、一
    端をこの回動アームの回動端に枢着するとともに他端を
    前記駆動側リンクメンバの下端に枢着した昇降動作用リ
    ンクとを備えてなるものにし、 座席起立位置で前記ステップを最上昇位置に保持し、座
    席傾倒位置で前記ステップを最下降位置に保持するよう
    に構成するとともに、この座席起立位置において、前記
    回動端を、前記回動アームの回動中心と前記駆動側リン
    クメンバ下端部の枢着点とを結ぶ側方視直線上もしくは
    これを若干こえて反座席傾倒位置側になるように設定し
    たものであることを特徴とするステップ昇降装置。
  2. 【請求項2】対をなす前記Xリンク機構および動作変換
    機構の間の空間を配線用空間として構成したことを特徴
    とする請求項1記載のステップ昇降装置。
  3. 【請求項3】前記駆動側リンクメンバの下端部を、駆動
    軸に対し略同じ高さで水平に進退するように配設してい
    ることを特徴とする請求項1または2記載のステップ昇
    降装置。
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