JP3017610U - 車両用昇降装置におけるプラットホームの手摺自動起伏装置 - Google Patents
車両用昇降装置におけるプラットホームの手摺自動起伏装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この考案は車両用昇降装置におけるプラット
ホームの自動起伏手摺装置の提供。 【構成】 油圧拡縮具の作動でゲートフレームに対して
起伏するプラットホームの車両用昇降装置において、ゲ
ートフレームの上部に手摺杆軸支承枠を取付け、これに
手摺杆を、その基端を支軸により上方に回転して起伏自
在に軸支すると共にプラットホームの基端を取付けてい
る連結軸からゲートフレームにおける手摺軸支支承枠よ
り上方位置の手摺杆に連動用係合部を配備し、プラット
ホームが展開方向へ回転するとき、前記連動用係合部に
連接する押出しプレートと、手摺杆を起立方向に支える
繰出し兼格納プレートを夫々プラットホームの両側端面
に、前記起立高位置を基準として連動用係合部の下縁
と、繰出し兼格納プレートの上縁を上下に、かつ前後に
齟齬して設ける。
ホームの自動起伏手摺装置の提供。 【構成】 油圧拡縮具の作動でゲートフレームに対して
起伏するプラットホームの車両用昇降装置において、ゲ
ートフレームの上部に手摺杆軸支承枠を取付け、これに
手摺杆を、その基端を支軸により上方に回転して起伏自
在に軸支すると共にプラットホームの基端を取付けてい
る連結軸からゲートフレームにおける手摺軸支支承枠よ
り上方位置の手摺杆に連動用係合部を配備し、プラット
ホームが展開方向へ回転するとき、前記連動用係合部に
連接する押出しプレートと、手摺杆を起立方向に支える
繰出し兼格納プレートを夫々プラットホームの両側端面
に、前記起立高位置を基準として連動用係合部の下縁
と、繰出し兼格納プレートの上縁を上下に、かつ前後に
齟齬して設ける。
Description
【0001】
この考案は車両用昇降装置におけるプラットホームの自動起伏手摺装置に関す る。
【0002】
従来、車両用昇降装置において、プラットホームには、主として車椅子での乗 降に利用されるが、前後に車止めのフラッパーが配置されるだけであった。
【0003】
従来の技術で説明したように、従来の車両用昇降装置においては、プラットホ ームに、車止めが前後に配置されるだけであったから、昇降作動における動揺に 対して支えがなく、乗車に不安があった。
【0004】 この考案は、かかる不安を解消するために、プラットホーム上から掴んで支え となる手摺を自動的に起伏して配置するようにすることにある。
【0005】
車両の車室の床面に所要の間隔で左右に配置された昇降リンクの先端に軸着連 結されるゲートフレームに対してプラットホームを支軸により連結すると共に、 一端がゲートフレームに軸着連結される油圧拡縮具の他端を、そのプラットホー ムの両側面の中間に軸支し、油圧拡縮具の作動でゲートフレームに対して起伏す るプラットホームの車両用昇降装置において、ゲートフレームの上部背面に手摺 杆軸支承枠を取付け、これに手摺杆を、その基端を支軸により上方に回転して起 伏自在に軸支すると共にプラットホームの基端を取付けている連結軸からゲート フレームにおける手摺軸支支承枠より上方の所要起立高位置の手摺杆の内側外周 に、連動用係合部を配備し、プラットホームが展開方向へ回転するとき、前記連 動用係合部に連接する押出しプレートと、手摺杆を起立方向に支える繰出し兼格 納プレートを夫々プラットホームの両側端面に、前記起立高位置を基準として連 動用係合部の下縁と、繰出し兼格納プレートの上縁を上下に、かつ前後に齟齬し て設けることを特徴とする車両用昇降装置におけるプラットホームの手摺自動起 伏装置にある。
【0006】 連動用係合部は、ビスを手摺杆の内側外周に夫々螺合して配備してもよいもの である。
【0007】 手摺杆軸支承枠は、コ字型に形成し、支軸より後方に調整ねじを螺合し、頭部 を手摺杆軸支承枠の内底に配し、手摺杆の水平角を調整できるように設けてもよ いものである。
【0008】
この考案は、前述のように構成されるものであるから、プラットホームの両側 に付設される手摺杆はプラットホームの折畳み起立作動にしたがって連動起立し 、次に、プラットホームが展開作動するときには、反対の押出しプレートが手摺 杆の連動用係合部に連接して確実に押出回転し、手摺杆が傾斜して自重で降下す るときには、手摺杆の基端軸支点からの半径と、プラットホームの基端連結軸支 点からの半径とで相違する半径円によって手摺杆の連動用係合部は押出しプレー トから下方に離隔し、プラットホームの作動を妨げることがなく、手摺杆を繰出 し兼格納プレートに支えて追従回転し、手摺杆を水平に倒すと手摺杆軸支承枠に より、水平位置にセットされる。よって、プラットホームに乗って車内に乗り込 む時、又は車外に降りる時、手摺杆に掴まることができる。
【0009】 反対に、プラットホームを格納するときは、プラットホームの格納回転によっ てプラットホームの繰出し兼格納プレートが手摺杆に衝突して手摺杆を押上げ確 実に格納するものである。
【0010】
【実施例】 以下、この考案を実施の一例である図面により説明すると、車両用昇降装置1 は、車両2の車室の乗降口3の内側の床面4に所要の間隔で対面する支承板5a 、5bを左右に配置し、この各支承板5a、5bに支承される支軸6a、6bに 昇降リンク7a、7bの基端を軸支し、各昇降リンク7a、7bの先端をゲート フレーム8の上端に支軸9a、9bにより軸着連結し、その支軸9aに油圧シリ ンダー10の接続端10aを、支軸6bに油圧シリンダー10に嵌挿したピスト ンロッド11の接続端11aを連結して差渡し、接続端10aと接続端11aを 拡縮して昇降リンク7a、7bを回動し、ゲートフレーム8の下端に連結するプ ラットホーム12を車両2の車室の乗降口3と路面13とを昇降する。
【0011】 ゲートフレーム8の下端にプラットホーム12の基端を連結軸14により所要 角回転自在に軸支すると共に、その連結軸14の下方に離隔して軸受孔を配置す る軸受腕板15を取付け、その軸受腕板15の軸受孔に嵌合する支軸16とプラ ットホーム12の両外側面の中間に突設した支軸17とに、油圧シリンダー18 とピストンロッド19との接続端を連結し、その油圧作用で接続端を拡張し、プ ラットホーム12をゲートフレーム8に対して、略90度回転して、図2に示す 状態に起立して折畳むと共に、その状態に保持し、また油圧シリンダー18への 油圧回路を解放して、プラットホーム12を水平状態に展開可能に設けている。
【0012】 ゲートフレーム8の上部背面に手摺杆軸支承枠20を取付け、これに手摺杆2 1を、その基端を支軸22により上方に回転自在に軸支する。
【0013】 プラットホーム12の基端の取付けいる連結軸14からゲートフレーム8にお ける手摺軸支支承枠20より上方の起立高R1に、連動用係合部24を、例えば ビスを手摺杆22の内側外周に夫々螺合して配備し、プラットホーム12が展開 方向へ回転するとき、前記連動用係合部24に連接する押出しプレート25と手 摺杆22を起立方向に支える繰出し兼格納プレート26をプラットホーム12の 両側端面に、前記起立高R1の位置を基準として連動用係合部24の下縁と繰出 し兼格納プレート26の上縁を上下に、かつ前後に齟齬して設ける。
【0014】 前記手摺杆軸支承枠21は、コ字型に形成し、支軸23より後方に調整ねじ2 7を螺合し、頭部を手摺杆軸支承枠21の内底21aに配し、手摺杆22の水平 角を調整できるように設けている。
【0015】 ゲートフレーム8の上部に置けるプラットホーム12の起立対応面に当たる当 座28を設け、ゴム当29を配置している。
【0016】 ここでこの考案装置の手摺押出し兼格納機構の原理を説明すると、図6に示す ように、同心円でない大小二つの円が図6に示すように2点M、Nで交わる場合 、両円の中心点を結んだ直線OQは、どの様な位置にあっても角MONと角MQ Nの2等分線となる。 従って、 円弧MP=円弧NP 円弧MR=円弧NR 直線PR=直線OP−直線OQ 又は 直線QR=直線OP−直線PR となる。 そして他の機構条件により両円の直径と中心位置を決めるが、手摺を動かすた めの重要要素は、直線PR と 点Nである。(N点は手摺の重心位置を考慮し て決めるため)
【0017】
この考案装置は、以上のようになるから、プラットホームに乗って車内に乗り 込む時、又は車外に降りる時、手摺杆に掴まり安全を確保することができる。 またプラットホームの両側に付設される手摺杆は、プラットホームの折畳み起 立と水平展開作動にしたがって自動的に起伏し、しかも両者が一緒に動くから側 にいる人にも安全である。
【0018】 このこの考案装置は、簡単な部品なので安価に提供できる効果がある。特に、 この考案装置では、プラットホームを展開するとき、プラットホームの押出しプ レートが手摺杆に設けられた部分的な連動用係合部に連接し、手摺杆の重力作用 でプラットホームに追従するまで押出すので、手摺展開が確実である。そのうえ その押出し作用がいらなくなると、手摺杆の部分的な連動用係合部はプラットホ ームの押出しプレートから離隔し、格納作用を円滑に行え、手摺杆の展開と格納 とを自動化するものである。
【図1】この考案の車両用昇降装置のプラットホームを
車外に迫出してこの発明装置の手摺杆が配置される状態
を示す側面図である。
車外に迫出してこの発明装置の手摺杆が配置される状態
を示す側面図である。
【図2】同じく車両用昇降装置のプラットホームを格納
し、手摺杆を所定位置に折畳んだ折畳み収容状態および
そのプラットホームを展開したとき、または格納すると
き手摺杆を自動的に展開または格納する状態の説明側面
図である。
し、手摺杆を所定位置に折畳んだ折畳み収容状態および
そのプラットホームを展開したとき、または格納すると
き手摺杆を自動的に展開または格納する状態の説明側面
図である。
【図3】同じくその要部の一部拡大側面図である。
【図4】同じくその要部の一部拡大背面図である。
【図5】前記図2のA−A線に沿う断面図である。
【図6】この考案装置の作動原理の説明図である。
1 車両用昇降装置 2 車両 3 乗降口 4 床面 5a 支承板 5b 支承板 6a 支軸 6b 支軸 7a 昇降リンク 7b 昇降リンク 8 ゲートフレーム 9a 支軸 9b 支軸 10 油圧シリンダー 10a 接続端 11 ピストンロッド 11a 接続端 12 プラットホーム 13 路面 14 連結軸 15 軸受腕板 16 支軸 17 支軸 18 油圧シリンダー 19 ピストンロッド 20 手摺杆軸支承枠 20a 内底 21 手摺杆 22 支軸 23 連動用係合部 24 押出しプレート 25 繰出し兼格納プレート 26 調整ねじ 27 当座 28 ゴム当
Claims (3)
- 【請求項1】 油圧拡縮具の作動でゲートフレームに対
して起伏するプラットホームの車両用昇降装置におい
て、ゲートフレームの上部に手摺杆軸支承枠を取付け、
これに手摺杆を、その基端を支軸により上方に回転して
起伏自在に軸支すると共にプラットホームの基端を取付
けている連結軸からゲートフレームにおける手摺軸支支
承枠より上方位置の手摺杆に連動用係合部を配備し、プ
ラットホームが展開方向へ回転するとき、前記連動用係
合部に連接する押出しプレートと、手摺杆を起立方向に
支える繰出し兼格納プレートを夫々プラットホームの両
側端面に、前記起立高位置を基準として連動用係合部の
下縁と、繰出し兼格納プレートの上縁を上下に、かつ前
後に齟齬して設けることを特徴とする車両用昇降装置に
おけるプラットホームの手摺自動起伏装置。 - 【請求項2】 連動用係合部は、ビスを手摺杆の内側外
周に夫々螺合して配備してなることを特徴とする請求項
1記載の車両用昇降装置におけるプラットホームの手摺
自動起伏装置。 - 【請求項3】 手摺杆軸支承枠は、コ字型に形成し、支
軸より後方に調整ねじを螺合し、頭部を手摺杆軸支承枠
の内底に配し、手摺杆の水平角を調整できるように設け
ていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
車両用昇降装置におけるプラットホームの手摺自動起伏
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995005185U JP3017610U (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 車両用昇降装置におけるプラットホームの手摺自動起伏装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995005185U JP3017610U (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 車両用昇降装置におけるプラットホームの手摺自動起伏装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3017610U true JP3017610U (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=43153087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995005185U Expired - Lifetime JP3017610U (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | 車両用昇降装置におけるプラットホームの手摺自動起伏装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3017610U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3374062B2 (ja) | 1997-11-18 | 2003-02-04 | 極東開発工業株式会社 | デッキ昇降装置 |
JP2010184555A (ja) * | 2009-02-11 | 2010-08-26 | Tadahiko Suzuki | 手摺り起伏機構付き昇降装置 |
-
1995
- 1995-05-01 JP JP1995005185U patent/JP3017610U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3374062B2 (ja) | 1997-11-18 | 2003-02-04 | 極東開発工業株式会社 | デッキ昇降装置 |
JP2010184555A (ja) * | 2009-02-11 | 2010-08-26 | Tadahiko Suzuki | 手摺り起伏機構付き昇降装置 |
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